JP5195050B2 - 紙製缶容器用オーバーキャップ - Google Patents

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本発明は、液体包装用の筒状の紙製缶容器のオーバーキャップに関し、特に容器のトップ部の天板部に孔設された飲口部に、引っ張り剥離可能にピールオフフィルムを貼着して密封充填された紙製缶容器用オーバーキャツプに関する。
一般に飲料等の液体が充填される液体包装用の円筒状又は角筒状の紙製缶容器は、紙を基材とし、容器の内層及び外層をヒートシール性及び耐水性に優れたポリオレフィン系樹脂層とする容器成形用原紙を材料として成形、製缶される。
このような紙製缶容器は、例えば、図7(a)に示すように、容器の筒状胴部となる下端部(ボトム側部)と上端部(トップ側部)とに折り返し部1a、1bを連設した胴部原紙1を丸めて、その左右両端部11、12を、図7(b)に示すようにサイド貼り合わせ部13にて重ね合わ、ヒートシールにて貼り合わせ、円筒又は角筒状に成形して上端及び下端にそれぞれ開口部14を備えた筒状胴部10を形成する。
続いて、図7(c)に示すように、リッド(天板部及び底板部)成形工程にて、胴部10下部の開口部14から、底板貼着部15aを立設して連設した底板部となる底板原紙15を、その開口部14内周面に底板貼着部15a外周面を密接させて、該貼着部15aの立設高さの2倍の深さまで装填する。なお、天板部16には飲口部16bが孔設されている。
一方、胴部10上部の開口部14から、天板貼着部16aを立設して連設した天板部となる天板原紙16を、胴部10上部の開口部14から、その開口部14内周面に天板貼着部16a外周面を密接させて、該貼着部16aの立設高さの2倍の深さまで装填する。図7(d)は、その天板原紙15又は16の貼着部15a又は16aを、胴部10上部の開口部14から該貼着部15a又は16aの立設高さの2倍程度の深さまで装填した状態を示す部分側断面図である。
続いて、図7(d)〜(e)に示すように、胴部10下部と上部のそれぞれ開口部14
にある胴部原紙1の下端(ボトム側)(及び上端(トップ側))のそれぞれ折り返し部1a、1bを、胴部10の筒内方に折り返し、その折り返された原紙1の折り返し部1a、1bの内周面を、それぞれ底板貼着部15aと天板貼着部16aの内周面に重ね合わせ、胴部10下端(ボトム側)及び上端(トップ側)の内周面と折り返された原紙1の折り返し部1a、1b内周面とにて、底板貼着部15aと天板貼着部16aのそれぞれ両面をかしめ、ヒートシールにて貼り合わせることにより、筒状胴部10、底板部15、天板部16から構成される紙製の缶容器が製缶される。そして、天板部16の飲口部16bから液体内容物を缶容器内に充填し、図7(e)に示すように飲口部16bの上から引っ張り剥離性(ピールオフ性)のプルタブシート16fを天板部16表面に貼着して密封製缶される。特許文献1は紙製缶容器を成形するための成形装置の一例である。
このような紙製缶容器においては、図7(e)に示す缶容器の天板部16に貼着されているプルタブシート16fを引っ張り剥離して、開口した飲口部16bから、容器内のジュースなど飲料内容物を飲み、その途中で飲み残した場合には、その開口する飲口部16bから異物が進入しないように、一般的には予め用意されたプラスチック製などのオーバーキャップを用いて容器の天板部を施蓋する必要があった。特許文献2、特許文献3は、そのオーバーキャップの一例である。
しかしながら、図7(e)に示すように、前記缶容器の天板部16側の筒状胴部10上端(トップ部)には、その外周側に張り出すフランジ部など、施蓋した際にオーバーキャップを嵌合係止可能な機能がないため、缶容器のトップ部にオーバーキャップを固定することができず、単に被せるだけになってしまい、簡単に外れてしまうものであった。
以下に、本願に関連する先行技術文献を記載する。
特開2006−272820号公報 特開2004−182270号公報 特開2005−178812号公報
本発明の課題は、紙製缶容器トップ部又は飲み残しの紙製缶容器のトップ部を施蓋するための紙製缶容器用のオーバーキャップにおいて、紙製缶容器のトップ部に単に被せるだけでなく、その缶容器のトップ部(天板部)を被覆するように施蓋して嵌合固定でき、簡単に外れることがない紙製缶容器用のオーバーキャップを提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、胴部原紙1を丸めて、円筒又は角筒状に成形してなる筒状胴部10と、該筒状胴部10下端内周面及びその折り返し部1a内面にて底板部15の貼着部15aがヒートシールされて取り付けられた底板部15を備えるボトム部Dと、該筒状胴部10上端の内周面及びその折り返し部1b内面にて天板部16の貼着部16aがヒートシールされて取り付けられた天板部16を備えるトップ部Tとから構成される紙製缶容器Aのトップ部Tを施蓋するオーバーキャップBにおいて、紙製缶容器Aのトップ部Tの外周面に嵌合する筒状側部21と、該筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成され、該筒状側部21の内周面には、トップ部Tの外周面に向かって圧接し且つ該トップ部Tの外周面に沿って、リング状に連続又は断続して突出する突起部23を設け、前記天板部22の外周には、少なくともその内面側がトップ部Tの上端縁に沿って平行なリング状の平坦部24を設けた紙製缶容器用オーバーキャップであって、
前記天板部22と平坦部24との間に、トップ部T上端内周面の折り返し部1bに向かって圧接し且つ該折り返し部1bに沿って、リング状に連続又は断続して突出する内側突起部25を設けたことを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップである。
削除。
削除。
本発明の請求項に係る発明は、筒状胴部10と、該筒状胴部10下端内周面及びその折り返し部1a内面にて底板部15の貼着部15aがヒートシールされて取り付けられた底板部15を備えるボトム部Dと、該筒状胴部10上端の内周面及びその折り返し部1b内面にて天板部16の貼着部16aがヒートシールされて取り付けられた天板部16を備えるトップ部Tとから構成される紙製缶容器Aのトップ部Tを施蓋するオーバーキャップBにおいて、紙製缶容器Aのトップ部Tの内周面に嵌合する筒状側部21と、該筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成され、該筒状側部21は、天板部22側の上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとからなり、上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとの境界相当部分には、トップ部Tの内周上端面に沿って、リング状に連続又は断続して該下部筒状側部21b外周面より突出する突起部21cを設け、前記下部筒状側部21bの下端部にはリング状に連続又は断続して突起部27を設け、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部設けられた内側凹陥部28内に、前記下部筒状側部21b下端部の突起部27を嵌合可能としたことを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップである。
本発明の請求項に係る発明は、上記請求項に係る紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部の内側凹陥部28が、前記折り返し部1b下端部に沿って、該下端部を断続してスリット状に切り込むことにより、切り取りして形成された切取部であることを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップである。
本発明の請求項に係る発明は、上記請求項に係る紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部の内側凹陥部28が、前記折り返し部1b下端部に沿って、該下端部を断続して凹陥状にプレスすることにより形成された凹陥部であることを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップである。
本発明の請求項に係る発明は、上記請求項に係る紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部の内側凹陥部28が、前記折り返し部1b下端と天板部16上面との間に形成された間隙部であることを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップである。
削除。
発明の紙製缶容器用オーバーキャップBによれば、図2に示すように、前記天板部22の外周には、少なくとも、その天板部22内面側がトップ部Tの上端縁に沿って平行なリング状の平坦部24を設けたので、キャップBを紙製缶容器Aのトップ部Tに被覆し施蓋した際には、キャップBは、筒状側部21と天板部22との間の高さに形成された平坦部24が、トップ部Tの上端部に当接して、それにより施蓋時のキャップB本体の下方への必要以上の移動を停止できるものである。
また本発明の紙製缶容器用オーバーキャップBによれば、図2に示すように、前記天板部22と平坦部24との間に、トップ部T上端内周面の折り返し部1bに向かって圧接する内側突起部25を設けたので、キャップBを紙製缶容器Aのトップ部Tに被覆し施蓋した際には、キャップBの筒状側部21にある突起部23が、トップ部Tの外周面に圧接し
、さらに、前記天板部22と平坦部24との間の突起部25が、トップ部T上端内周面の折り返し部1bに向かって圧接する。そのため、紙製缶容器Aトップ部Tの上端部は、その内外周面から挟持されて、オーバーキャップBは、紙製缶容器のトップ部Tに良好に固定された状態で施蓋することが可能となる。
削除。
削除。
また本発明の紙製缶容器用オーバーキャップBによれば、図5に示すように、紙製缶容器Aのトップ部Tの内周面に嵌合する筒状側部21と、該筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成され、該筒状側部21は、天板部22側の上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとからなり、上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとの境界相当部分には、トップ部Tの内周上端面に沿って、リング状に連続又は断続して該下部筒状側部21b外周面より突出する突起部21cを設けたので、キャップBを紙製缶容器Aのトップ部Tに被覆し施蓋した際には、キャップBは、上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとの境界相当部分の高さに設けた突起部21cが、トップ部Tの内周上端部に当接して、それにより、施蓋時におけるキャップB本体の下方への必要以上の移動を停止できるものである。
また本発明の紙製缶容器用オーバーキャップBによれば、図5に示すように、キャップBの下部筒状側部21bの下端部に突起部27を設け、前記紙製缶容器Aのトップ部T内周下端部の折り返し部1b下端と、天板部16上面との間には、内側凹陥部28を設けたので、キャップBの筒状側部21を紙製缶容器Aのトップ部Tの内周面に嵌入して、キャップBをトップ部Tに被覆し施蓋した際には、キャップBは、下部筒状側部21b下端部の突起部27が、トップ部T内周下端部の前記凹陥部28内に入り込み嵌合して、そのため、オーバーキャップBは、紙製缶容器のトップ部Tに良好に固定された状態で施蓋することが可能となる。
本発明の紙製缶容器用オーバーキャップの実施及び参考の形態を、図面に基づいて以下に詳細に説明する。なお、本発明のオーバーキャップを施蓋用として使用する紙製缶容器は、従来の技術及び図7(a)〜(e)にて説明したように製缶され、液体内容物が充填密封されるものである。
図1は、本発明の第一の参考の形態を説明する側断面図であり、本発明の実施及び参考の形態のオーバーキャップBを施蓋用として使用する紙製缶容器Aは、円筒状あるいは角筒状(角丸四角筒状)の筒状胴部10と、該筒状胴部10下端内周面及びその折り返し部1a内面にて底板部15の貼着部15aがヒートシールされて取り付けられた底板部15を備えるボトム部D(図7(e)参照)と、該筒状胴部10上端の内周面及びその折り返し部1b内面にて天板部16の貼着部16aがヒートシールされて取り付けられた天板部16を備えるトップ部Tとから構成されている。
図1に示すように、本発明の第一の参考の形態におけるオーバーキャップBは、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの部位に施蓋されるものであるが、トップ部Tの天板部16には飲口部16bが孔設され、容器A内に液体内容物が充填された後は、飲口部16bは、引っ張り剥離性(ピールオフ性)のプルタブシート16fが天板部16表面に貼着されて密封されている状態か、あるいはプルタブシート16fが剥離されて飲口部16bが開口している状態である。
本発明の第一の参考の形態におけるオーバーキャップBは、紙製缶容器Aのトップ部Tの外周面に嵌合する筒状側部21と、その筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成され、前記筒状側部21の内周面には、トップ部Tの外周面に向かって圧接し、且つ該トップ部Tの外周面に沿って、リング状に連続又は断続して突出する突起部23(又はトップ部Tの外周面が向かって筒状側部21が凹む形状の突出する突起部23)が設けられている。前記天板部22の外周には、少なくともその内面側が、トップ部Tの上端縁に沿って平行なリング状の平坦部24が設けられている。
上記第一の参考の形態のオーバーキャップBは、そのキャップBを、その筒状側部21の筒内に紙製缶容器Aのトップ部Tを嵌入して装着し施蓋した際に、図1に示すように、トップ部Tの外周面に上記キャップBの突起部23が、トップ部Tの上端部外周面に向かって、連続又は断続してリング状に圧接して、紙製缶容器Aのトップ部Tに脱着可能に固定される。
また、上記第一の参考の形態のオーバーキャップBは、そのキャップBを、その筒状側部21の筒内に紙製缶容器Aのトップ部Tを嵌入して装着し施蓋した際に、図1に示すように、トップ部Tの上端面に上記キャップBの平坦部24(その内面)が当接して、それにより施蓋時のキャップB本体の下方への必要以上の移動が停止し、必要な深さにて施蓋される。
図2は、本発明の第の実施の形態におけるオーバーキャップBであり、図1に示す上記第一の参考の形態の紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記天板部22と平坦部24との間に、トップ部T上端内周面の内方に向かって突出し、且つその内周面の折り返し部1bに向かって圧接する内側突起部25が、該折り返し部1bに沿って、リング状に連続又は断続して設けられているものである。
上記第の実施の形態のオーバーキャップBは、そのキャップBを、その筒状側部21の筒内に紙製缶容器Aのトップ部Tを嵌入して装着し施蓋した際に、図2に示すように、キャップBの突起部23が、トップ部Tの上端部外周面に向かってリング状に圧接すると共に、該キャップBの内側突起部25が、トップ部T上端内周面に向かって圧接し、突起部23と突起部25とによってトップ部Tの上端部が挟持されて、紙製缶容器Aのトップ部Tに脱着可能に固定される。
図3は、本発明の第参考の形態のオーバーキャップBであり、図1に示す上記第一の参考の形態の紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、紙製缶容器Aは、筒状胴部10上端部外周面に沿って、前記筒状側部21の内周面に設けた突起部23が嵌合する外側嵌合凹部26が断続して(又は連続して)設けられている。
なお、筒状胴部10上端部外周面に沿う前記外側嵌合凹部26の形成においては、胴部原紙1(図7(a)参照)のトップ部T側における折り返し部1bの領域より下方の胴部原紙1に、該折り返し部1bの近傍に沿って断続してスリット状に穿設部を設けて製缶することにより、筒状胴部10上端部外周面に沿った前記外側嵌合凹部26が断続して形成される。
上記第参考の形態のオーバーキャップBは、そのキャップBを、その筒状側部21の筒内に紙製缶容器Aのトップ部Tを嵌入して装着し施蓋した際に、図3に示すように、キャップBの突起部23が、トップ部Tの上端部外周面に沿って設けた外側嵌合凹部26内に入り込んで嵌合されて、紙製缶容器Aのトップ部Tに脱着可能に固定される。
図4は、本発明の第参考の形態のオーバーキャップBであり、図2に示す上記第
の実施の形態の紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、紙製缶容器Aは、筒状胴部10上端部外周面に沿って、前記筒状側部21の内周面に設けた突起部23が嵌合する外側嵌合凹部26が、断続して(又は連続して)設けられている。
上記第参考の形態のオーバーキャップBは、そのキャップBを、その筒状側部21の筒内に紙製缶容器Aのトップ部Tを嵌入して装着し施蓋した際に、図4に示すように、キャップBの突起部23が、トップ部Tの上端部外周面に沿って設けた外側嵌合凹部26内に入り込んで嵌合されて、トップ部Tの上端部外周面に向かってリング状に圧接する。一方、キャップBの内側突起部25が、トップ部T上端内周面に向かって圧接して、トップ部Tの上端部の嵌合凹部26内に係合してトップ部Tの上端部の外周面(天板部16の貼着部16a外面)を圧接する突起部23と、トップ部Tの上端部内周面を圧接する突起部25とによって、トップ部Tの上端部が挟持されて、紙製缶容器Aのトップ部Tに脱着可能に固定される。
図5は、本発明の第の実施の形態のオーバーキャップBであり、このオーバーキャップBが施蓋される紙製缶容器Aは、筒状胴部10と、該筒状胴部10下端内周面及びその折り返し部1a内面にて底板部15の貼着部15aがヒートシールされて取り付けられた底板部15を備えるボトム部D(図7(e)参照)と、該筒状胴部10上端の内周面及びその折り返し部1b内面にて天板部16の貼着部16aがヒートシールされて取り付けられた天板部16を備えるトップ部Tとから構成され、該トップ部Tの前記折り返し部1b下端部と天板部16上面との間には、該折り返し部1b下端部と天板部16の貼着部16aとにより形成される段差による内側凹陥部28が設けられている。
本発明の第の実施の形態のオーバーキャップBは、図5に示すように、紙製缶容器Aのトップ部Tの内周面に嵌合する筒状側部21と、該筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成されていて、前記筒状側部21は、天板部22側の上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとから構成されている。
前記上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとの境界相当部分には、トップ部Tの内周上端面に沿って、リング状に連続又は断続して、該下部筒状側部21b外周面より突出する突起部21cが設けられ、前記下部筒状側部21bの下端部には、リング状に連続又は断続して突起部27が設けられている。
上記第の実施の形態のオーバーキャップBは、図5に示すように、そのキャップBをその筒状側部21を紙製缶容器Aのトップ部T上端部内周側(折り返し部1b内周側)に嵌入して装着し施蓋した際に、キャップBの下部筒状側部21b外周面より外側方向に突出する突起部21cが、トップ部Tの上端部に当接して、それにより施蓋時のキャップB本体の下方への必要以上の移動が停止し、必要な深さにて施蓋される。
また、上記第の実施の形態のオーバーキャップBは、図5に示すように、そのキャップBをその筒状側部21を紙製缶容器Aのトップ部T上端部内周側(折り返し部1b内周側)に嵌入して装着し施蓋した際に、トップ部T上端部内周に折り返し部1b下端部と天板部16の貼着部16aとにより形成される内側凹陥部28内に、前記筒状側部21の下部筒状側部21b下端部に設けた突起部27が嵌合して、紙製缶容器Aのトップ部Tに脱着可能に固定される。
なお本発明においては、上記第の実施の形態のオーバーキャップBにおける内側凹陥部28は、図5に示すように、紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部と、天板部16上面との間に、該折り返し部1b下端部と、天板部16の貼着部16aとにより形成される段差によるものの他に、胴部原紙1(図7(a)参照)のトップ部T側におけ
る折り返し部1bの領域内の胴部原紙1に、該折り返し部1b(長手方向)に沿って断続してスリット状に穿設部を設けて製缶することにより、筒状胴部10のトップ部Tの上端部内周面に沿った前記内側凹陥部28がトップ部Tの折り返し部1b下端部の領域内に断続して形成される。
図6(a)、(b)は、紙製缶容器Aのトップ部Tに装着され施蓋された本発明のオーバーキャップBの一実施例を示す外観斜視図であり、(a)は、上記第一の実施、第参考の形態におけるオーバーキャップB、(b)は、上記第の実施の形態におけるオーバーキャップBであり、オーバーキャップBの製造材料としては、本発明においては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック類、又はアルミニウム等の金属類、又は紙類等がある。
本発明のオーバーキャップB及び施蓋された紙製缶容器Aのトップ部Tの第一の参考の形態における側断面図。 本発明のオーバーキャップB及び施蓋された紙製缶容器Aのトップ部Tの第の実施の形態における側断面図。 本発明のオーバーキャップB及び施蓋された紙製缶容器Aのトップ部Tの第参考の形態における側断面図。 本発明のオーバーキャップB及び施蓋された紙製缶容器Aのトップ部Tの第参考の形態における側断面図。 本発明のオーバーキャップB及び施蓋された紙製缶容器Aのトップ部Tの第の実施の形態における側断面図。 本発明の実施又は参考の形態のオーバーキャップB及び施蓋された紙製缶容器Aの外観斜視図。 (a)〜(e)は、紙製缶容器Aの製缶工程を説明する工程説明図。
A…紙製缶容器
B…オーバーキャップ
B1 …開口部
D…ボトム部
T…トップ部
1…胴部原紙
1a、1b…折り返し部
10…筒状胴部
11、12…両端部
13…サイド貼り合わせ部
15…底板部
15a…底板部貼着部
16…天板部
16a…天板部貼着部
16b…飲口部
16f…ピールオフフィルム
21…側板部
21a…上部側板部
21b…下部側板部
21c…突起部
22…天板部
23…突起部
24…平坦部
25…内側突起部 26…外側凹陥部
27…突起部
28…内側凹陥部

Claims (5)

  1. 胴部原紙1を丸めて、円筒又は角筒状に成形してなる筒状胴部10と、該筒状胴部10下端内周面及びその折り返し部1a内面にて底板部15の貼着部15aがヒートシールされて取り付けられた底板部15を備えるボトム部Dと、該筒状胴部10上端の内周面及びその折り返し部1b内面にて天板部16の貼着部16aがヒートシールされて取り付けられた天板部16を備えるトップ部Tとから構成される紙製缶容器Aのトップ部Tを施蓋するオーバーキャップBにおいて、紙製缶容器Aのトップ部Tの外周面に嵌合する筒状側部21と、該筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成され、該筒状側部21の内周面には、トップ部Tの外周面に向かって圧接し且つ該トップ部Tの外周面に沿って、リング状に連続又は断続して突出する突起部23を設け、前記天板部22の外周には、少なくともその内面側がトップ部Tの上端縁に沿って平行なリング状の平坦部24を設けた紙製缶容器用オーバーキャップであって、
    前記天板部22と平坦部24との間に、トップ部T上端内周面の折り返し部1bに向かって圧接し且つ該折り返し部1bに沿って、リング状に連続又は断続して突出する内側突起部25を設けたことを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップ。
  2. 筒状胴部10と、該筒状胴部10下端内周面及びその折り返し部1a内面にて底板部15の貼着部15aがヒートシールされて取り付けられた底板部15を備えるボトム部Dと、該筒状胴部10上端の内周面及びその折り返し部1b内面にて天板部16の貼着部16aがヒートシールされて取り付けられた天板部16を備えるトップ部Tとから構成される紙製缶容器Aのトップ部Tを施蓋するオーバーキャップBにおいて、紙製缶容器Aのトップ部Tの内周面に嵌合する筒状側部21と、該筒状側部21の上部に設けた天板部22とから構成され、該筒状側部21は、天板部22側の上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとからなり、上部筒状側部21aと下部筒状側部21bとの境界相当部分には、トップ部Tの内周上端面に沿って、リング状に連続又は断続して該下部筒状側部21b外周面より突出する突起部21cを設け、前記下部筒状側部21bの下端部にはリング状に連続又は断続して突起部27を設け、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部に設けられた内側凹陥部28内に、前記下部筒状側部21b下端部の突起部27を嵌合可能としたことを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップ。
  3. 請求項記載の紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記紙製缶容器Aのトップ部
    Tの折り返し部1b下端部の内側凹陥部28が、前記折り返し部1b下端部に沿って、該下端部を断続してスリット状に切り込むことにより切り取りして形成された切取部であることを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップ。
  4. 請求項記載の紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部の内側凹陥部28が、前記折り返し部1b下端部に沿って、該下端部を断続して凹陥状にプレスすることにより形成された凹陥部であることを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップ。
  5. 請求項記載の紙製缶容器用オーバーキャップにおいて、前記紙製缶容器Aのトップ部Tの折り返し部1b下端部の内側凹陥部28が、前記折り返し部1b下端と天板部16上面との間に形成された間隙部であることを特徴とする紙製缶容器用オーバーキャップ。
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