JP4756177B2 - 紙類細断自動車 - Google Patents

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Description

本発明は紙類、特に、保存期間の切れた経理書類や機密文書等で不用となった各種書類(以下「紙類」と記す。)を廃棄処分する際に細断するのに適するシュレッダー(紙類細断装置)を搭載した紙類細断自動車に関するものである。
従来、オフィス等において発生する前記のような紙類は、オフィス内に設置された小型の紙類細断装置によって細かく(例えば、数mm×数cm)細断されて廃棄されていた。小型の紙類細断装置はある程度普及が進んでいるが、オフィスによっては不用紙類の発生量は増大化しており、オフィス内の小型の紙類細断装置では細断しきれないことがある。そのため紙類細断依頼を受けたお客様(ユーザー)を訪問してその場で紙類を細断、廃棄できるようにした紙類細断装置を搭載したトラックが開発されている。
前記紙類細断装置を搭載したトラックは特許文献1〜特許文献4に示すように、トラック等の大型車の荷台に紙類細断装置を搭載したものであって、作業者等がシュレッダー装置搭載トラックの荷台の上の収容スペース内に紙類を運びこみ、そのスペース内で紙類細断装置の投入口に紙類を投入して紙類を細断できるようにしたものである。また、細断された紙類(処理物)は荷台の上で回収できるようにしてある。
特許第3195563号公報 特許第3188880号公報 特開2003−334466号公報 特開2005−254117号公報
従来の紙類細断トラックは以下のような課題があった。
(1)細断依頼した紙類が荷台の収容スペース内に持ち込まれ、細断済みの処理物も収容スペース内で袋等に封入されるため、ユーザーは依頼した紙類が確実に細断処理されたかどうかを確認することができず、機密漏洩や文書持ち出し等の不安が残る。
(2)荷台に処理物を収容する収容スペースが設けられているため、車両が大型化し、小回りがきかないため細い路地に進入することができず、ユーザーの建物(会社のビルや工場等)に近づくことができない。このため、ユーザーから廃棄処分の依頼を受けた紙類をユーザーの建物からトラックまで運搬しなればならず、運搬が面倒である。また、その間に紙類が紛失する虞があり機密保持が必ずしも万全であるとは限らない。
(3)細断する紙類を荷台上の紙類細断装置まで運ばなければならず、作業者の労力が重くなる。又、作業効率も悪い。
本発明は、作業者が自動車の荷台に上がることなく、また、細断する紙類を自動車の荷台に持ち上げることなく、路上に居たままで、ユーザーの目の前で細断作業することができ、紙類を紙類細断装置の投入口に投入するだけで確実に細断され、細断された紙類を排出口側で回収することができ、一人の作業者で投入―細断―回収作業を連続的に行うことができる紙類細断自動車である。
本願発明の紙類細断自動車は請求項1記載のように次の1〜6の構成を備えるものである。
1.運転席後部に天井及び周囲が囲まれた収容空間を備え且つ収容空間の後方に開閉可能な開口部を備えた自動車の前記収容空間内に紙類細断装置が搭載され、
2.紙類細断装置は紙類を投入可能な投入口と、投入口から投入された紙類を搬送する紙類搬送体と、紙類搬送体で搬送された紙類を細断する細断刃物と、細断された処理物を搬送する処理物搬送体と、処理物搬送体によって搬送された処理物を排出する排出口を備え、
3.前記紙類搬送体と処理物搬送体は紙類搬送体を上、処理物搬送体を下にして上下に配置され、
4.前記投入口及び排出口は共に前記収容空間の開口部に向けて配置され、
5.前記細断刃物は前記収容空間内の運転席側に設けられ、
6.前記紙類細断装置が筺体でカバーされた。
本願発明の紙類細断自動車は請求項2記載のように次の1〜3の構成を備えるものである。
1.紙類細断装置が収容空間内で運転席側と開口部側に往復スライド可能であり、
2.前方へのスライド時には紙類細断装置の投入口及び排出口側が前記収容空間の開口部側に引き出され、
3.後方へのスライド時には紙類細断装置が収容空間内に押し込まれて収容される。
本願発明の紙類細断自動車は請求項3記載のように、請求項1又は請求項2記載の紙類細断自動車において次の1、2の構成を備えるものである。
1.筺体は、紙類搬送体、細断刃物をカバーするケースと、処理物搬送体をカバーするダクトを備え、
2.前記ケースの下面で細断刃物の下方には細断された処理物が落下する開口部が開口され、前記ダクトの上面で細断刃物の下方には前記開口部と連通する落下口が開口された。
本願発明の紙類細断自動車は請求項4記載のように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の紙類細断自動車において、自動車の運転席と紙類細断装置の間に紙類細断装置の駆動源を備えたものである。
本件出願の請求項1記載の紙類細断自動車は次のような効果がある。
1.紙類細断装置が搭載された収容空間の天井及び周囲が囲まれているため、自動車を屋外に停車させて収容空間内で細断作業しても、機密文書が風で煽られて飛散し、逸失することが無く安全である。
2.紙類細断装置の投入口と排出口が共に収容空間後方の開口部に向けて配置されているので、作業者が路上に居たままで投入口に紙類を投入し、細断された処理物を排出口から回収することができるため、作業しやすく、作業者が一人でも作業できる。その間、ユーザーは一連の作業を作業者と共に路上で確認することができるため、紙類飛散、逸失等に対するユーザーの不安や危惧が解消され、安心である。
3.紙類搬送体と処理物搬送体が上下に配置されているため紙類細断装置を小型化でき、狭い収容空間内にも設置できる。
4.投入口が排出口の上に配置されているので、投入口に紙類を投入し易く、処理物が細断中に連続的に排出口に排出されるので、処理物排出処理のために一々細断作業を停止させる必要がなく、細断を連続的に効率良く行なうことができる。又、排出口に排出される処理物を回収袋内に自動的に回収すれば回収作業も容易になり、自動車の収容空間内に処理物が充満することもない。
5.紙類搬送体、細断刃物、処理物搬送体が筺体でカバーされているため、紙類細断装置の投入口に投入される紙類も、細断されて排出口に排出される処理物も搬送中に筺体の外に飛散して周囲に散乱することもない。
本願発明の請求項2記載の紙類細断自動車は上記各効果に加えて次のような効果もある。
1.紙類細断装置が収容空間内で運転席側と開口部側に往復スライド可能であり、後方へのスライド時には紙類細断装置の投入口及び排出口側を収容空間の開口部側に引き出すことができるため、作業者が路上に居たまま車外から投入口へ紙類を投入し、排出口から排出される処理物の回収を行なうことができるため、作業し易く、作業者が荷台に上り下りする必要がないため作業者の労力が軽減され、作業効率もより向上する。
2.紙類細断装置は後方へのスライド時には収容空間内に押し込まれるため、紙類細断装置不使用時や移動時には紙類細断装置を収容空間内に収容して開口部を閉じることができ、紙類細断装置が邪魔になることがなく、通常の自動車と同様に走行することができる。
本願発明の請求項3記載の紙類細断自動車は処理物搬送体の外周がダクトでカバーされており、細断刃物の下のダクト上面に処理物落下口が開口されているため上記各効果に加えて次のような効果もある。
1.ケースの開口部とダクトの落下口が連通するため、処理物が確実にダクト内の処理物搬送体に落下して搬送され、処理物搬送体で搬送中の処理物がダクトの外に飛散することがなく、処理物が排出口まで確実に搬送され、依頼者の安心が確保される。
2.ケースによって紙類搬送体及び細断刃物を、ダクトによって処理物搬送体を別個にカバーするので、紙類搬送体及び細断刃物と処理物搬送体とを、別々にメンテナンスすることができ、メンテナンス効率も良い。
本願発明の請求項4記載の紙類細断自動車は、自動車の運転席と紙類細断装置の間のスペースに紙類細断装置の駆動源を備えたので上記各効果に加えて次のような効果もある。
1.紙類細断装置もその駆動源も自動車の荷台に収まりコンパクトになり、小型の自動車にも搭載可能となり、自動車を細い路地に進入させてユーザーの建物の側に停車させることもできる。この場合は、ユーザーの建物から離れた場所に停車させた自動車まで紙類を運搬する必要がなく、運搬中の紙類の紛失や逸失がなくなり機密文書漏洩の心配もない。
(実施形態1)
本発明の紙類細断自動車の実施形態の一例を図1〜図8に基づいて説明する。図1、図2に示す紙類細断自動車は運転席1の後方に天井と周壁で囲まれた収容空間2があり、収容空間2の後方に開口部3があり、その開口部3が扉4で開閉可能な自動車5、例えば、ミニバン、ライトバン、ワゴン等(通称:ワンボックスカー)を利用した例であり、収容空間2内に紙類細断装置6を搭載し、運転席1と収容空間2の間に前記紙類細断装置6の駆動源7を搭載してある。駆動源7にはエンジンとかモータ等を使用することができる。駆動源7は、自動車5側部のドア51を開けて、外部から操作できるようにしてある。
前記紙類細断装置6は図4に示すように細断する紙類10を投入可能な投入口11と、投入口11から投入された紙類10を搬送する紙類搬送体12と、紙類搬送体12によって搬送された紙類10を細断する細断刃物13と、細断された紙類(以下「処理物」という。)14を搬送する処理物搬送体15と、処理物搬送体15によって搬送された処理物14を排出する排出口16を備えている。
図3、図4に示すように前記紙類搬送体12は前後二本の回転軸23に無端ベルト24を掛けたベルトコンベア、処理物搬送体15も前後二本の回転軸28に無端ベルト29を掛けたベルトコンベアであり、紙類搬送体12を水平に配置し、その下に処理物搬送体15を平行に配置してある。紙類搬送体12の無端ベルト24には紙類10がスリップすることなく細断刃物13へ搬送されるように表面の摩擦力の高いものを用いることが望ましい。また、処理物搬送体15の無端ベルト29には、ベルト上の処理物14を残らず排出できるように、表面の摩擦力の低いもの、例えばゴム材等の樹脂材を用いることが望ましい。紙類搬送体12も処理物搬送体15も正逆回転できるようにしてあり、紙類10や細断された処理物14が詰まったときに逆回転させて紙類10や処理物14を逆戻しして詰まりを解消できるようにしてある。
前記細断刃物13には既存のシュレッダーの細断刃物13と同様のものを使用することも、それとは違うものを使用することもできる。いずれにしても細断される処理物の形状は長方形、三角形、台形等々の任意形状に細断することができ、細断後の紙片のサイズは細断前の紙類に記載されている内容を読み取れない(理解できない)程度(例えば、既存のシュレッダーと同様に数mm×数cm)に小さく細断することができるものであることが必要である。
図3〜図5に示す細断刃物13は回転軸25の外周軸方向に多数枚の円盤状の刃26が一定間隔で形成された2本の回転刃物27を上下に配置して両者の刃26が噛み合うようにしてあり、双方又は一方の回転刃物27をモータMにより図3の矢印方向(共に内側)に回転させると両回転刃物27の間に送り込まれた紙類10が両回転刃物27の間に挟まれて自動的に細断されるようにしてある。
前記細断刃物13は紙類搬送体12の搬送方向先方に配置されて、紙類搬送体12で搬送されてくる紙類10が自動的に細断刃物13に送り込まれて切断されるようにしてある。紙類搬送体12は図4に示すようにケース17により上方及び四周がカバーされ、そのケース17に前記細断刃物13の回転軸25が回転自在に取り付けられている。ケース17内には、前記モータMも備えられている。ケース17の前方部には投入口11が開口されており、その投入口11から紙類10を投入すると紙類10が紙類搬送体12の上に載せられて、紙類搬送体12により自動的に細断刃物13側に搬送されるようにしてある。ケース17はアルミ製、ステンレス製、樹脂製といった所望材質製の筺体であり、下方には、細断刃物13で細断した処理物14をダクト18内へと落下させるための開口部30が開口されている。ケース17の内壁は紙類や処理物や紙粉等が付着しないように剥離性の良い材質、例えば、テフロン(登録商標)で表面処理してある。
前記ケース17の投入口11の周囲は、図6、図7に示すように、平らなテーブル状の作業台部31とされ、細断する紙類10を置いたりすることができるようにしてある。また、ケース17内には、図3に示すように、紙類搬送体12の上方には、紙類搬送体12上を搬送される紙類10が多数枚積み重なっている場合、それを平らに均すための均し板32が備えられている。更に、紙類搬送体12の下方には、紙類搬送体12や細断刃物13に付着した細断後の処理物14を掻き落とすスキージ33が備えられている。前記均し板32及びスキージ33も、紙類や処理物や紙粉等が付着しないように剥離性の良い材質、例えば、テフロン(登録商標)で表面処理してある。また、ケース17の開口部側には、図6、図7に示すように、紙類細断装置6を前後スライドさせる際に把持するためのハンドル35、及び、紙類搬送体12及び細断刃物13を操作するための操作盤36が備えられている。前記作業台部31の下側には、処理物搬送体15を操作するための操作盤37が備えられている。
前記処理物搬送体15は図5に示すようにダクト18内に収容されている。ダクト18の上面には処理物落下口38が開口され、この処理物落下口38の上面外周縁に長方形のリング状の受け材39が配置固定され、この受け材39の上に紙類搬送体12及び細断刃物13がケース17ごと設置固定して図4に示すように細断刃物13で細断された処理物14が処理物落下口38からダクト18内の処理物搬送体15上に落下するようにしてある。受け材39を弾性材とすることによりケース17の底面が受け材39と密接して受け材39とケース17の底面との間に隙間ができないようにして、細断刃物13で細断されてダクト18内の処理物搬送体15上に落下する処理物14が受け材39とケース17の底面との間から外に出ないようにしてある。
図5、図8に示すように、ダクト18の内側にはダクト18の側壁40と処理物搬送体15の隙間を閉塞する板状のフィン41が外側から内側に下り傾斜に取付けられて、フィン41上に落下した処理物14が処理物搬送体15上へ滑り落ちてダクト18の側壁40と処理物搬送体15の隙間に処理物14が入り込まないようにしてある。更に、ダクト18の手前側には排出口16が形成されており、処理物搬送体15で搬送されてくる処理物14がその排出口16から自動的に送り出されるようにしてある。前記ケース17の投入口11及びダクト18の排出口16は共に収容空間2の開口部3に向けて配置され、投入口11を上、排出口16を下にして上下に配置されている。
ダクト18もアルミ製、ステンレス製、樹脂製といった所望材質製であり、その内壁は紙類、処理物、紙粉等が付着しないように剥離製の良い材質、例えば、テフロン(登録商標)で表面処理してある。前記フィン41は、図8に示すように、上部をアルミ材41a、下部を樹脂材41bとして、樹脂材41b部分が処理物搬送体15と接触しても磨耗しにくくなるようにしてある。図8に示すように、アルミ材41aの下端の裏側に樹脂材41bをビス等によって固定している。樹脂材41bは、処理物搬送体15の無端ベルト29と同じ素材の樹脂製、例えばゴム材等とすることが、磨耗を減らす上では望ましい。また、アルミ材41a部も剥離性の良い材質、例えば、テフロン(登録商標)で表面処理して紙類、処理物、紙粉等が付着しないようにすることができる。
前記排出口16の外側にはフード42が取り付けられている。フード42には横向きの入口43と下向きの出口44があり、蝶ねじとか他の係止金具45でダクト18の排出口16の外側に回動自在に取り付けられて係止金具45を回転軸にして上下に首振りできるようにしてあり、係止金具45を緩めると自重で下向きになり、手で図6のように持ち上げることができ、係止金具45を大幅に緩めるとダクト18から取り外すこともできるようにしてある。フード42を手で持ち上げるとその下に回収容器50をセットし易くなり、セット後に手を放すと自重で下向きになって図1のように回収容器50の縁に支持されて出口が回収容器50の内側に自動的に納まり、ダクトの排出口16から排出される処理物14がフード42の出口44から出て出口44の下にセットしてある回収容器(袋をも含む)50に落下する。フード42の上面に窓46を設けて外部から中の様子、即ち、処理物14が排出口16から排出される様子を外部から視認できるようにしてあり、しかも窓46を斜め下向きにして図7のように外部から中の様子を見易くしてある。フード42の内面も剥離性の良い材質、例えば、テフロン(登録商標)で表面処理して紙類、処理物、紙粉等が付着しないようにすることができる。
前記のように紙類搬送体12及び細断刃物13をケース17ごとダクト18の上に設置固定した紙類細断装置6は、自動車5の収容空間2内を前後方向に移動できるようにしてある。そのために、自動車5の収容空間2内の床の上の幅方向両端寄り位置に2本のレール21を平行にして収容空間2の前後方向に敷設し、そのレール21の上に走行ロール22を備えた走行台車20をセットし、その走行台車20に紙類細断装置6を設置固定し、走行台車20をレール21に沿って移動させると紙類細断装置6が走行台車20と共に自動車5の収容空間2の前後方向に移動できるようにしてある。収容空間2の後方への移動時には前記投入口11及び排出口16が収容空間2の開口部3から車外に多少突出し、収容空間2の前方への移動時には投入口11及び排出口16が収容空間2内に収容されて紙類細断装置6全体が収容空間2内に収容され、自動車5の後の扉4を閉めることができるようになる。
(使用例)
図1〜図8に示す紙類細断自動車を用いて、紙類を細断するには次のようにする。
(1)自動車5後部の扉4を開き、ハンドル35を把持して紙類細断装置6を引き出して、投入口11及び排出口16を車外に突出させて固定する。また、自動車5側部のドア51を開き、駆動源7を作動させて紙類細断装置6を作動可能とする(図1参照。)。
(2)紙類細断装置6の操作盤36及び操作盤37を操作して紙類搬送体12、細断刃物13、処理物搬送体15を夫々作動させる。また、フード42の出口44側に回収容器50を備え付ける(図1参照。)。
(3)投入口11に細断する紙類10を投入する。
(4)投入口11から投入された紙類10は、紙類搬送体12上に載せられ、紙類搬送体12によって細断刃物13側へと搬送される(図4参照。)。その際、多数枚積み重なった紙類10は、均し板32によって平らに均されて細断刃物13へと搬送される。
(5)紙類搬送体12によって搬送された紙類10は、上下二本の細断刃物13間に送り込まれ、両細断刃物13によって挟まれて数mm×数cmの紙片(処理物14)へと細断される(図4参照。)。
(6)細断後の処理物14は、そのままケース17の開口部30及びダクト18の処理物落下口38を通過して処理物搬送体15上に落下する。また、細断刃物13や紙類搬送体12に残った処理物14も、スキージ33によって処理物搬送体15上へと掻き落とされる(図4参照。)。
(7)処理物搬送体15上に落下した処理物14は、処理物搬送体15によって排出口16方向へと搬送される(図4参照。)。このとき、フィン41上に落下した処理物14も、フィン41の傾斜によって処理物搬送体15上に滑り落とされ、処理物搬送体15によって搬送される。
(8)処理物搬送体15によって搬送された処理物14は、排出口16より収容容器50内へと排出され、フード42の出口44を通過して収容容器50内に蓄積される(図4、図8参照。)。
(9)収容容器50が処理物14で満たされたら、空の収容容器50と入れ替えれば、紙類細断装置6を停止させることなく連続して細断作業を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明の紙類細断自動車においては、図1、図2の破線部に示すような囲い60を備えることもできる。囲い60は、図1に示すように後面60aと両側面60b、60cの三面で形成され、自動車5後部の開口部3の後部及び両側部を覆い、紙類細断装置6の投入口11及び排出口16、収容容器50を風などから守ることができる高さ及び幅に形成されている。囲い60は、不透明の板材やシート材製とし、後面60aの一部に依頼者が外側から作業の様子を観察できる覗き窓(図示しない)を形成したものとすることが、依頼者の安心、機密漏洩防止の点などから望ましい。また囲い60は、図2に示すように、紙類細断装置6を収容した収容空間2の内壁と紙類細断装置6の間に、後面60aが上部に来るように横向きにして差し入れ、収容空間2内に収容することができるようにしてある。もっとも、後面60aと両側面60b、60cの三面を折りたたんで収容できるようにすることもできる。紙類細断装置6の使用時には収容空間2から引き出して、車外で図1に示すように後面60aと両側面60b、60cを立てて設置して紙類細断装置6の投入口11及び排出口16、収容容器50の周囲を覆い、作業者が囲い60内で作業を行えるようにする。また、囲い60内には作業者のみならず、依頼者も入ることができる。囲い60は、収容空間2内に収容できるものには限られず、自動車5と別体とすることもできる。
紙類細断装置6の前後スライドは、前記実施形態1記載のレール21と走行台車20の走行ロール22によるものには限られず、レール21を伸縮式とし、そのレール21に紙類細断装置6を固定して、レール21を伸縮させて装置全体を前後スライドさせるようにすることもできる。
紙類細断装置6は、前記実施形態1記載のように前方へスライドさせた際に投入口11及び排出口16を車外に突出させて備えているが、投入口11及び排出口16は、車外に突出させずに、収容空間2の開口部3に臨設させることもできる。
本発明の紙類細断自動車は、紙類の細断に限らず、CD−ROM、DVD−ROM、MO等の、樹脂製の情報記録媒体の細断に応用することもできる。
本発明の紙類細断自動車の実施形態の一例を示す斜視図。 図1に示す紙類細断自動車において紙類細断装置を収容した様子を示す側面説明図。 紙類細断装置の断面説明図。 紙類細断装置を作動させて紙類を細断する様子を示す断面説明図。 紙類細断装置の細断刃物及びダクトを示す分解斜視説明図。 紙類細断装置不作動時のケース及びダクトの様子を示す斜視説明図。 紙類細断装置作動時のケース及びダクトの様子を示す斜視説明図。 紙類細断装置の排出口から紙類を細断した処理物が排出される様子を示す斜視説明図。
符号の説明
1 運転席
2 収容空間
3 開口部
4 扉
5 自動車
6 紙類細断装置
7 駆動源
10 紙類
11 投入口
12 紙類搬送体
13 細断刃
14 処理物
15 処理物搬送体
16 排出口
17 ケース
18 ダクト
38 処理物落下口


Claims (4)

  1. 次の1〜6の構成を備えることを特徴とする紙類細断自動車。
    1.運転席後部に天井及び周囲が囲まれた収容空間を備え且つ収容空間の後方に開閉可能な開口部を備えた自動車の前記収容空間内に紙類細断装置が搭載され、
    2.紙類細断装置は紙類を投入可能な投入口と、投入口から投入された紙類を搬送する紙類搬送体と、紙類搬送体で搬送された紙類を細断する細断刃物と、細断された処理物を搬送する処理物搬送体と、処理物搬送体によって搬送された処理物を排出する排出口を備え、
    3.前記紙類搬送体と処理物搬送体は紙類搬送体を上、処理物搬送体を下にして上下に配置され、
    4.前記投入口及び排出口は共に前記収容空間の開口部に向けて配置され、
    5.前記細断刃物は前記収容空間内の運転席側に設けられ、
    6.前記紙類細断装置が筺体でカバーされた。
  2. 請求項1記載の紙類細断自動車において次の1〜3の構成を備えることを特徴とする紙類細断自動車。
    1.紙類細断装置が収容空間内で運転席側と開口部側に往復スライド可能であり、
    2.前方へのスライド時には紙類細断装置の投入口及び排出口側が前記収容空間の開口部側に引き出され、
    3.後方へのスライド時には紙類細断装置が収容空間内に押し込まれて収容される。
  3. 請求項1又は請求項2記載の紙類細断自動車において次の1、2の構成を備えることを特徴とする紙類細断自動車。
    1.筺体は、紙類搬送体、細断刃物をカバーするケースと、処理物搬送体をカバーするダクトを備え、
    2.前記ケースの下面で細断刃物の下方には細断された処理物が落下する開口部が開口され、前記ダクトの上面で細断刃物の下方には前記開口部と連通する落下口が開口された。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の紙類細断自動車において、自動車の運転席と紙類細断装置の間に紙類細断装置の駆動源を備えたことを特徴とする紙類細断自動車。

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