JP4754988B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、スクロール圧縮機に関し、特に騒音防止を実現する構造に関する。
空気調和装置や冷凍装置等に具備されるスクロール圧縮機は、一般に固定スクロールと旋回スクロールとを渦巻き状の壁体どうしを組み合わせて配置し、固定スクロールに対し旋回スクロールを公転旋回運動させることで壁体間に形成される圧縮室の容積を漸次減少させて該圧縮室内の流体の圧縮を行うものである。
スクロールの巻数を増やすことなく圧縮比を向上すべく、いわゆる段付スクロール圧縮機が提案されている。段付スクロール圧縮機は、固定スクロール、旋回スクロールともに壁体の渦巻き状の上縁を中心側が低く外周端側が高い段付き形状とされ、さらにこの上縁の段付き形状に対応して、両スクロールともに端板の側面を中心側が高く外周端側が低い段付き形状とされる。
特公昭60−17956号公報 特開2002−5053号公報
ところで、上記説明の従来のスクロール圧縮機では、旋回スクロールと固定スクロールとの噛合いに起因して発生する騒音を低減するため、種々の技術的改善が図られてきているが、騒音を更に低減するためにより一層の技術的向上が望まれている。
上記事情に鑑み、本発明は、騒音を低減することができるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、それぞれの端板の一側面に渦巻き状の壁体を立設させた固定スクロールおよび旋回スクロールが、互いに噛み合うことにより冷媒を圧縮する複数の圧縮室を形成するスクロール圧縮機であって、前記固定スクロールと旋回スクロールの少なくともいずれか一方の端板の前記一側面には、その高さが前記壁体の渦に沿ってその中心部側で高く外端側で低くなる段差部が設けられ、前記段差部の境界でインボリュート曲線から円弧形の連結壁面に移行するとともに、前記固定スクロールと旋回スクロールのいずれか他方の壁体の上縁には、前記端板の段差部に対応し、複数の部位に分割されかつ該部位の高さが渦の中心部側で低く外端側で高くなる段付部が設けられ、前記一方のスクロールの壁体の側壁には、前記段差部の近傍に、前記壁体間の幅をその上流及び下流の壁体間の幅よりも広くする肉薄部が形成されていることを特徴とする。
このようないわゆる段付スクロールを製造する際には、鋳造されたスクロールを切削工具により切削加工して渦状の壁体(ラップ)及び端板を所定形状に加工する。
端板に形成される段差部は渦の内側で底が浅く、外側で底が深く形成され、その境界には半円筒形状の連結壁面を有する。壁体は渦状のインボリュート曲線に沿って形成され、壁体間に渦状の溝を形成すべく、外側から内側に沿って切削加工を施す。その際、段差部の境界にてインボリュート曲線から段差の連結壁面に移行する点で曲率が変化するため、切削抵抗が変化し、基材が所定の形状からはみ出し、いわゆるバリ状となって残る。このバリは、特に材質が鋳鉄の場合に生じやすく、圧縮機の駆動時に他方のスクロールの壁体と接触するために、騒音が発生することが本発明者らにより知見された。さらに、接触により性能低下、および接触の際の衝撃により強度低下を招くことがわかった。
本発明においては、前記バリが発生し得る領域の壁体間を広げる肉薄部を形成することにより、スクロールを噛み合わせて相対回転運動させた際のバリと壁体との接触を抑制する。
前記肉薄部は、前記渦巻きの中心を基準として前記段差部から前記渦巻きに沿って外側に50度の範囲に形成することができる。これにより、バリと壁体との接触を確実に抑制する。
上記のように、肉薄部を段差部近傍の壁体に形成してもよいし、段差部と噛み合う他方のスクロールに対し壁体の幅を細くする肉薄部を形成することにより、一方のスクロールに発生したバリと他方のスクロールの壁体との接触を防いでもよい。さらに、これら肉薄部と肉薄部とを組み合わせて形成してもよい。
本発明によれば、スクロールの段差部に形成されたバリと壁体との接触を防ぐことにより、スクロール圧縮機の騒音を低減することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る空気調和機を説明する概略図である。
空気調和機1は、図1に示すように、冷媒を圧縮するスクロール圧縮機3と、圧縮された冷媒の熱を放熱させるコンデンサ(放熱器)5と、放熱された冷媒の圧力を減圧させる第1膨張弁(高圧側減圧部)7と、減圧された冷媒を気液分離するレシーバ9と、液冷媒をさらに減圧する第2膨張弁(低圧側減圧部)11と、減圧された液冷媒に熱を吸収させるエバポレータ(吸熱器)13と、から概略構成されている。
図2は、図1のスクロール圧縮機の構成を説明する断面図である。
スクロール圧縮機3は、図2に示すように、密封容器であるハウジング21と、冷媒を圧縮する固定スクロール23および旋回スクロール25と、旋回スクロール25を回転駆動するモータ27と、から概略構成されている。
ハウジング21には、ハウジング21内を高圧室HRと低圧室LRとに分離するディスチャージカバー29と、エバポレータ13から冷媒を低圧室LRに導く吸入管31と、高圧室HRから冷媒をコンデンサ5に導く吐出管33と、固定スクロール23および旋回スクロール25を支持するフレーム35と、が設けられている。
旋回スクロール25とモータ27との間には、モータ27の回転力を旋回スクロールに伝える回転シャフト37が設けられている。
フレーム35と旋回スクロール25との間には、旋回スクロール25の自転を防止するオルダムリング39が設けられている。
図3は、図2の固定スクロール23および旋回スクロール25の構成を説明する斜視図である。
固定スクロール23は、図3(a)に示すように、端板23aの一側面に渦巻き状の壁体23bが立設された構成となっている。旋回スクロール25は、図3(b)に示すように、固定スクロール23と同様に端板25aの一側面に渦巻き状の壁体25bが立設された構成となっており、特に壁体25bは固定スクロール23側の壁体23bと実質的に同一形状をなしている。旋回スクロール25は固定スクロール23に対して相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180度だけ位相をずらした状態で、壁体23b,25b同士を噛み合わせて組み付けられている。
この場合、図2に示すように、旋回スクロール25は、モータ27で駆動される回転シャフト37の上端に設けられて旋回運動する偏心ピン37a及びオルダムリング39の作用により、固定スクロール23に対して公転旋回運動を行うようになっている。
一方、固定スクロール23は、ハウジング21に固定されており、端板23aの背面中央には圧縮された流体の吐出ポート32が設けられている。
固定スクロール23の端板23aには、壁体23bが立設された一側面に、壁体23bの渦方向に沿って中心部側で高く外端側で低くなるよう形成された段差部42を備えている。旋回スクロール25側の端板25aも固定スクロール23の端板23aと同様に、壁体25bが立設された一側面に、壁体25bの渦方向に沿って中心部側で高く外端側で低くなるよう形成された段差部43を備えている。
端板23aの底面は、段差部42が形成されていることにより、中心部側に設けられた底の浅い底面23fと外端側に設けられた底の深い底面23gとの2つの部位に分けられている。隣り合う底面23f,23g間には、段差部42を構成し、前記底面23f,23gを繋いで垂直に切り立つ連結壁面23hが存在している。
端板25aの底面も上述した端板23aと同様に、段差部43が形成されていることにより、中心部側に設けられた底の浅い底面25fと外端側に設けられた底の深い底面25gとの2つの部位に分けられている。隣り合う底面25f,25g間には、段差部43を構成し、前記底面25f,25gを繋いで垂直に切り立つ連結壁面25hが存在している。
また、固定スクロール23側の壁体23bは、旋回スクロール25の段差部43に対応し、その渦巻き状の上縁が2つの部位に分割され、かつ、渦の中心部側で低く外端側で高い段付部44となっている。旋回スクロール25側の壁体25bも壁体23bと同様に、固定スクロール23の段差部42に対応し、渦巻き状の上縁が2つの部位に分割され、かつ、渦の中心部側で低く外端側で高い段付部45となっている。
具体的には、壁体23bの上縁は、中心部寄りに設けられた低位の上縁23cと外終端寄りに設けられた高位の上縁23dとの2つの部位に分けられ、隣り合う上縁23c,23d間には、両者を繋いで旋回面に垂直な連結縁23eが形成されている。壁体25bの上縁も上述した壁体23bと同様に、中心部寄りに設けられた低位の上縁25cと外終端寄りに設けられた高位の上縁25dとの2つの部位に分けられ、隣り合う上縁25c,25d間には、両者を繋いで旋回面に垂直な連結縁25eが形成されている。
連結縁23eは、壁体23bを旋回スクロール25の方向から見ると壁体23bの内外両側面に滑らかに連続し壁体23bの肉厚に等しい直径を有する半円形をなしている。また、連結縁25eも連結縁23eと同様に、壁体25bの内外両側面に滑らかに連続し壁体25bの肉厚に等しい直径を有する半円形をなしている。
また、連結壁面23hは、端板23aを旋回軸方向から見ると旋回スクロールの旋回に伴って連結縁25eが描く包絡線に一致する円弧をなしている。また、連結壁面25hも連結壁面23hと同様に、連結縁23eが描く包絡線に一致する円弧をなしている。
固定スクロール23の壁体23bには、上縁23c,23dに連結縁23eの近傍で二つに分断されたチップシール24a,24bが設けられている。同様に、旋回スクロール25の壁体25bには、上縁25c,25dに連結縁25eの近傍で二つに分断されたチップシール26a,26bが設けられている。これらのチップシールは、旋回スクロール25と固定スクロール23との間において、上縁(歯先)と底面(歯底)との間に形成されるチップシール隙間をシールして圧縮したガス流体の漏れを最小限に抑えるものである。
すなわち、固定スクロール23に旋回スクロール25を組み付けると、低位の上縁25cに設けたチップシール26bが底の浅い底面23fに接触し、高位の上縁25dに設けたチップシール26aが底の深い底面23gに接触する。同時に、低位の上縁23cに設けたチップシール24aが底の浅い底面25fに接触し、高位の上縁23dに設けたチップシール24bが底の深い底面25gに接触する。
この結果、両スクロール23,25間には、互いに向かい合う端板23a,25aと壁体23b,25bとに区画された複数の圧縮室C(図2参照)が形成される。
なお、図3においては、固定スクロール23の段付形状を示すため、固定スクロール23の上下を逆にして図示されている。
次に、段差部42、43近傍の構成について詳細に説明する。なお、段差部42と段差部43とは同様の形状に構成されており、以下においては段差部42について説明し、段差部43の説明は省略する。
図4に段差部42を拡大して示した。壁体23bはインボリュート曲線50に沿って形成され、壁体23b間の距離hは後述する肉薄部51を除き略一定である。本実施形態では、前記段差部42から渦の外側に向かって所定の位置まで、壁体23b間の溝幅を従来の壁体側面位置52から僅かに広げる加工を行う。
詳細には、固定スクロール23の中心C0を基準として、壁体23bと連結壁面23hとの境界である変曲点A、Bから、50度外側の位置A’、B’までの範囲に対し、それぞれ壁体23bに肉薄部51、51を対向して形成する。肉薄部51は壁体23b表面と連結壁面23hとを滑らかにつなぐ曲面であり、各々従来の壁体側面位置52から数μm〜数十μmの範囲の間で溝を広げる方向に形成する。図に示した肉薄形状が壁体23bの高さ方向全体に渡って形成される。肉薄部51よりも渦に沿って上流及び下流の溝幅は上記hとなる。
肉薄部51の加工は、切削工具により、壁体23b及び連結壁面23hの形状に沿ってワンパスで加工可能である。肉薄部51の位置では従来の壁体側面位置52よりも深く切削を行う。
次に上述した空気調和機1の作用について説明する。
スクロール圧縮機3により圧縮され高圧となった冷媒は、図1に示すように、コンデンサ5に向かって吐出される。コンデンサ5に流入した冷媒はその熱を外部に放出して凝縮し、第1膨張弁7に向かって流出する。冷媒は第1膨張弁7により減圧され中間圧の冷媒となりレシーバ9に流入する。冷媒はレシーバ9において液冷媒とガス冷媒とに分離され、液冷媒は第2膨張弁11に向かって流出する。液冷媒は第2膨張弁11により減圧され低圧の冷媒となり、エバポレータ13に流入する。低圧の冷媒はエバポレータ13において外部の空気から熱を奪い、蒸発してガス冷媒となり、スクロール圧縮機3に流入し、再び圧縮される。
次に、スクロール圧縮機3の作用について説明する。
固定スクロール23と旋回スクロール25は、互いの壁体23b,25bを噛み合わせた状態で、相互に相対的に公転旋回運動を行うことにより、端板23a,25aと壁体23b,25bとに区画された複数の圧縮室C0を渦方向に沿って渦の中心へ向けて圧縮して吐出する。
その際、公転旋回運動の位相が180度の間、段付部44の連結縁23eと連結壁面25h、連結縁25eと連結壁面23hとが互いに接触し、圧縮室Cは段差部42、43の外側から内側へ移動し、段差部42、43より内側では底面が浅くなることにより、圧縮室Cの体積はより一層圧縮される。
段差部42、43の変曲点A、B近傍には、切削加工の際にバリが生じている場合がある。図6にスクロール圧縮機3において形成され得るバリを示した。切削加工によって壁体23b、25bを形成する際、壁体23b、25bの曲面から連結壁面23h、25hへ移行する変曲点A、B近傍に、約15μm〜20μmのバリ100が発生する。公転旋回運動の位相により段付部44,45が壁体23b、25bに近づくとき、設計上のインボリュート曲線50に基づいた壁体側面位置52と肉薄部51により画定された実際の壁体23b、25bとの間に隙間が形成されているため、上記のバリが壁体23b、25bと接触することが防止される。したがって、バリを介して固定スクロール23と旋回スクロール25とが接触することにより生ずる騒音を防止することができる。
以上のように、本実施形態のスクロール圧縮機3によれば、スクロールの段差部に形成されたバリと壁体との接触を防ぐことにより、スクロール圧縮機の騒音を低減することができるとともに、性能低下及び強度低下を抑制することができる。
また、肉薄部51はスクロールの渦に沿って外周近傍に設けられているため、圧縮室Cが密閉されないことによる性能低下は抑えられる。
また、肉薄部51は50度の範囲で形成されているため、バリの接触を効率的に防止できると共に、性能低下を最小限に抑えることができる。
なお、上記の例においては壁体23b、25bに肉薄部51を形成したが、肉薄部51に換えて、または肉薄部51を形成するとともに、図5に示したように、段差部42、43と対応する段付部44、45近傍の壁体23b、25bに対し、壁体23b、25bの幅を細くする肉薄部61を形成してもよい。本変形例では、連結縁25eと壁体25bの側面との境界である変曲点A、Bから、50度外側に位置する点A’、B’まで肉薄部61を形成する。この場合でも、肉薄部61によって隙間が形成されるため、段差部42、43に形成されたバリが壁体23b、25bと接触することが防止される。したがって、バリを介して固定スクロール23と旋回スクロール25とが接触することにより生ずる騒音を防止することができる。
本発明に係る空気調和装置を説明する概略図である。 図1のスクロール圧縮機の構成を説明する断面図である。 図2の固定スクロール及び旋回スクロールの構成を説明する斜視図である。 固定スクロールの段差部を拡大して示した平面図である。 変形例として示した肉薄部が形成された壁体平面図である。 バリの形成状態を示した平面図である。
符号の説明
3 スクロール圧縮機
23 固定スクロール
25 旋回スクロール
23a 端板
23b 壁体
23e 連結縁
23g 底面
23h 連結壁面
25a 端板
25b 壁体
25e 連結縁
25h 連結壁面
42 段差部
43 段差部
44 段付部
45 段付部
51 肉薄部
61 肉薄部

Claims (4)

  1. それぞれの端板の一側面に渦巻き状の壁体を立設させた固定スクロールおよび旋回スクロールが、互いに噛み合うことにより冷媒を圧縮する複数の圧縮室を形成するスクロール圧縮機であって、
    前記固定スクロールと旋回スクロールの少なくともいずれか一方の端板の前記一側面には、その高さが前記壁体の渦に沿ってその中心部側で高く外端側で低くなる段差部が設けられ、前記段差部の境界でインボリュート曲線から円弧形の連結壁面に移行するとともに、
    前記固定スクロールと旋回スクロールのいずれか他方の壁体の上縁には、前記端板の段差部に対応し、複数の部位に分割されかつ該部位の高さが渦の中心部側で低く外端側で高くなる段付部が設けられ、
    前記一方のスクロールの壁体の側壁には、前記段差部の近傍に、前記壁体間の幅をその上流及び下流の壁体間の幅よりも広くする肉薄部が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記肉薄部は、前記渦巻きの中心を基準として前記段差部から前記渦巻きに沿って外側に50度の範囲に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. それぞれの端板の一側面に渦巻き状の壁体を立設させた固定スクロールおよび旋回スクロールが、互いに噛み合うことにより冷媒を圧縮する複数の圧縮室を形成するスクロール圧縮機であって、
    前記固定スクロールと旋回スクロールの少なくともいずれか一方の端板の前記一側面には、その高さが前記壁体の渦に沿ってその中心部側で高く外端側で低くなる段差部が設けられ、前記段差部の境界でインボリュート曲線から円弧形の連結壁面に移行するとともに、
    前記固定スクロールと旋回スクロールのいずれか他方の壁体の上縁には、前記端板の段差部に対応し、複数の部位に分割されかつ該部位の高さが渦の中心部側で低く外端側で高くなる段付部が設けられ、
    前記他方のスクロールの壁体には、前記段付部の近傍に、前記壁体の幅をその上流及び下流の壁体幅よりも狭くする肉薄部が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 前記肉薄部は、前記渦巻きの中心を基準として前記段付部から前記渦巻きに沿って外側に50度の範囲に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
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