JP4754716B2 - 阻集器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油脂類を多量に含む厨房廃水から油脂と水を高効率で分離する阻集器と油水分離方法に関する。
【0002】
【従来技術】
レストラン、中華料理店から排出される厨房廃水は固形食品残滓や油脂類が多量に含まれている。固形食品残滓は排水流路途中にストレーナーを設置し回収され、更に、廃水に混入した油脂類は、油脂混入廃水最終処理装置として設置された阻集器で油水分離除去が行われ、処理廃水が公共下水道に排水されていた。
【0003】
比重差を利用し油脂の浮上による油水分離を行う方法を取る阻集器では、複数の仕切板を設け、流路道程を延長し、流路道程過程で油脂の分離浮上を促進する操作が行われている。図5は従来技術による厨房廃水に混入した油脂を分離する阻集器の一例を説明する模式図である。83は阻集器、71は厨房廃水流入口、72はストレーナ、73は隔壁、74は油水分離槽、75a、75bは仕切板、76はトラップ、77はトラップ開口部、78は排水口、79は通気孔、80は隔壁流入口、81は浮上油脂層、82は阻集器外蓋で有る。
【0004】
同図において、図示してない厨房洗浄槽からの流入廃水は、流入口71から阻集器に流入する。流入した廃水は、阻集器内の一部を隔壁73で隔離された固液分離槽内に設置されたストレーナ72により固形食品残滓が除去される。隔壁73は、阻集器底部に設けられ油水分離槽74に連通する流入口80が開口され、固形食品除去後の廃水が油水分離槽74に流入する。
【0005】
油水分離槽内には、複数設置された仕切板75a、75bにより、流入した廃水がトラップ76の開口部77に向う流路を延長する工夫が為されている。複数の仕切板75aで区画延長された流路を通過する過程で、比重差により油脂は廃水から分離浮上する。油脂が分離浮上し油脂混入率が低下した廃水は、トラップ76の開口部77に向って流れ、排水口78より油水分離槽外に排水される。油水分離槽を貫通する排水口78は、油水分離槽に貯留される水位上限Dを規定する。
【0006】
この形式を持つ阻集器は、油水分離槽内を仕切板75a、75bで区画形成された流路からトラップ開口部77に向って、廃水の流れの代表例として、油水分離槽底部を底部と平行に流動する層底流e1と、廃水々面から油水分離槽74の底部に降下する流れd1等がトラップ開口部77近傍で合流し、トラップ76を通過し排水口78から排水される。しかし、分離浮上過程中の残留している全廃水混入油脂量の数十分の一に達する虞のある油脂が、その分離浮上方向と同じ方向に前記廃水の流れに誘引されトラップ開口部77から流入し、排水口78から油水分離槽、換言すると阻集器から流出することを防止されることが困難であった。
【0007】
一方、油水分離槽内に仕切板が多数設けられると、分離浮上した油脂層域が複数に区画され、ポンプ、オイルスキマーで汲上げる際には、特に小型阻集器では、前記機器類を効率よく稼動させるための充分な浮上油脂層面積を確保するのが困難であり、汲上げは手動によることが多々あった。
【0008】
【発明が解決使用とする課題】
本発明の第1の目的は、油水分離槽貯留廃水々面を区画する仕切板を最少に抑え、流入廃水の流勢により浮上油脂層から剥離された油滴群と、浮上途上の油滴群が排水される廃水の流れに誘引され阻集器外に排出されるのを妨げ、阻集効果を高めることである。本発明の第2、第3の目的は、第1の目的を達成するためにより効果があるトラップの設置方法と流路の延長を目的とするトラップ開口部形状を提案することである。本発明第4の目的は、トラップの構成組立て方法を提案するものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】
発明は、阻集器の油水分離装置内に隔壁と最少数の仕切板により形成された流路を廃水が流れ、比重差により油脂の浮上を促進し、且つ、廃水が油水分離槽上部から、貯留廃水液面方向に上向きに開口しているトラップ開口部へ流れ込み、該油水分離槽底部へ下向きの流れを形成しても、尚かつ油滴はその流れに逆らい比重差により浮上する。水没しているトラップ部分は、仕切板と同じ効果を発揮する。トラップ開口部が油水分離槽底部に向け下向きに開口するトラップを持つ従来方式では、該油水分離槽々底流が上昇する方向に開口している下向きのトラップに流れ込む方向と油滴が比重差により浮上する方向が合致相乗し、その排水される廃水の流れに誘引されて油水分離槽外に排出される油脂量を低減させるとが困難であったが、本発明では、貯留廃水々面上向きに開口しているトラップ開口部を持つため、トラップ内へ流入しトラップ管内を降下する廃水の流れ方向は、比重差により油脂が浮上する方向と相反するため、廃水の流れに誘引され油水分離槽外に廃水と共に排出される油脂量が低減され、阻集効率が高くなることが特徴である。
【0010】
また、本発明は、トラップ開口部は複数の筒が同軸に組合されて三重筒構造を形成し、その中心部に向けて漏斗状底面を持つ最外側の第一筒が貯留廃水に水没している、しかし、その内側にある第二、第三筒の開口部は貯留廃水から水面を突抜けて立設している、更に、三重筒構造の最内筒である第三筒が第一筒の漏斗状底面を凹側から凸側へ貫通して開口している第三筒のもう一方の開口部は、排水枝管に繋がる管路途中に貯留廃水々面を突抜けて立設された開口部を持ち、該枝管内部には流入した廃水流の直進を妨害し、その流れを上昇流に転換し、油滴の浮上を補助する邪魔板を管内に持つ逆T字形状枝管に繋がっている。廃水々面を突抜け開口部を持つ第二筒、枝管の水没部分は、従来方式の仕切板と同じく廃水の流れを淀ませ、一部上昇乱流を生じさせる役目を担い、油滴を廃水から浮上させる、更に、廃水がその複数の筒を組合わせて形成された三重筒構造において第一筒から第二筒内へ、第二筒から第三筒内へ廃水が流入する第二筒流入口、第三筒流入口が筒中心軸対称に第二筒と、第三筒のそれぞれの第一筒の漏斗状底面の交点に各一箇所設けられている、その三重筒で形成された流路内部で上昇下降を繰返すことで廃水から油滴が分離するに充分な時間を確保し、比重差により油脂を浮上させる。一方、貯留廃水々面を突抜け立設している第二筒及び枝管外周は、それら筒、管と浮上油脂層間に作用する表面張力により浮上油脂を吸着吸引し、浮上油脂層下に貯留廃水々面に向け開口しているトラップ開口部へ流れ込む廃水の流れに誘引され、浮上油脂層から剥離する油滴群の発生を阻止する効果を発揮する。このように廃水から分離浮上するに充分な流路、即ち時間を確保すると共に排水される廃水に誘引して阻集器外に排出される油脂量を抑制軽減できることが特徴である。
【0011】
さらに、本発明は、上述した略山形々状トラップの三重筒構造開口部と枝管が全て貯留廃水中に水没したトラップの設置方法と油脂の分離浮上作用を提示するもである。水没しているトラップ開口部構造体、枝管は仕切板と同様の効果を発揮すると共に、水没しているトラップ開口部から廃水が流入し排水口へ向う流れを形成する、三重筒トラップ開口部を構成する筒間に形成される複数の流路は該油水分離槽縦方向に循環する流れ、及び、その上昇方向の循環流とトラップ開口部へ流入する廃水の流れが衝突し、開口部近傍で乱流が発生する、又、循環せず三重筒トラップ開口部から流れ込み、枝管に設置された邪魔板で方向転換され枝管内を上昇する流れと、枝管開口部から流れ込もうとする流れとが該開口部近傍で衝突し乱流が発生する、これらトラップ内に流れ込む流れの大半は、循環流や乱流となりトラップ開口部からトラップ排水口へ直進する流れは少なくなり、結果として廃水流に油水分離槽内の滞留時間を増す効果を与え、該乱流の上昇誘引と巨大浮上油脂層吸引により油滴が分離され該油脂層が成長する。貯留廃水に水没する略山形形状トラップであることが、トラップに流れ込む廃水からも油滴の分離浮上を促す流路を形成し、排水される廃水に誘引され油水分離槽から排出される油脂量が極めて低減されることが本発明の特徴である。
【0012】
また、本発明は、ラップ開口部、導管、導管支管及び排水枝管が全てスリーブを用いた嵌込み方式で構成され、着脱組付けが容易に行える構造としたことである。阻集器を長時間使用すると、油脂阻集率がどんなに高率であろうと、少量のスカムが付着し周囲環境の変化により悪臭発生源の一つとなる、又、スカムが付着成長すると廃水の流れが妨害され阻集効率を低下させることから、定期点検等で阻集器内部、及びトラップ管内を分解清掃する必要がある。この操作の利便性を持たせることが本発明の特徴である。
【0013】
【発明の実施形態】
本発明の実施形態を図を参照にして詳細に説明する。図1は本発明による阻集器の構成の第1実施例を説明する模式図である。1は厨房洗浄槽からの廃水流入口、2は固形食品残滓を除去するストレーナー、3は隔壁、4は油水分離槽、5は仕切板、6はトラップ、7,8はスリーブ、9はトラップ開口部、10はトラップ排水管、10aはトラップ排水口、10bはトラップ排水枝管、11は隔壁流入口、12は浮上油脂層、13はトラップ通気孔、14は阻集器外蓋、15は阻集器である。
【0014】
厨房洗浄槽から排出される廃水が廃水流入口1から固形物を除去するストレーナー2を介して阻集器15内に隔壁3で区画された固液分離槽に流入される。隔壁3は、油水分離槽底部に接する箇所に固液分離槽と油水分離槽4に繋がる隔壁流入口11が設けられている。油水分離槽4には、隔壁3と仕切板5が流入された廃水の流れの流路を延長する目的で必要最小数設けられる。隔壁3と仕切板5を多数設置すると浮上油脂層が複数箇所発生することになり、相互の連絡を欠くので油脂回収手段の複雑化を招く。
【0015】
油水分離槽4には、油水分離された廃水の排出手段として略J字形状のトラップ6が設けられている。一方の端部は、該油水分離槽4の上部側壁を液密に貫通し、トラップ排水口10aが形成されている。トラップ排水管10の管径下端部は、油水分離槽4の貯留廃水々面上限Aを決定する。もう一方の端部は、トラップ排水管10から該油水分離槽4の底部へ向けトラップ排水枝管10bが降下し、油水分離槽4の底部方向から上向きに方向転換し、貯留廃水々面に向け立上げられ前記水面下方で上向きに開口している開口部9が設けられている。トラップ6には、サイフォン現象を防止するためのトラップ通気孔13が取付けられている。阻集器には、臭気拡散防止、外観美化のために阻集器外蓋14が取付けられる。阻集器から油脂回収する手段は、オイルスキマー、ポンプによる汲上げ等有るが、回収機能を確保できればどの様な形態でも良い。
【0016】
トラップ6は、スリーブ7,8を介して排水管10とトラップ開口部9が嵌込み方式で接続され、阻集器15の清掃、点検時の利便性を得るための対策が講じられている。
【0017】
廃水流入口1からストレーナー2を介して流入した廃水は、隔壁流入口11を経て油水分離槽4に到達する。該油水分離槽内に到達した廃水の流れは、隔壁流入口11を通過し仕切板5に衝突し発生する流れa、上昇する流れb、仕切板5を超えて降下する流れd、油滴を分離放出した後、浮上油脂層12に平行な流れc、該油水分離槽底部に沿い該分離槽壁に衝突して上昇する流れf、又、トラップに衝突して上昇する流れe、及び、流れfから油滴を分離放出した後浮上油脂層に平行な流れg等に分割派生し、それら派生した各流れが随所で衝突を繰返し、該油水分離槽内を循環する過程、派生した各流れが流路道程を通過する際に、廃水に含まれる油滴を分離放出し続ける。
【0018】
該油水分離槽で複雑な流れを随所で派生した廃水諸流は、トラップ開口部9に到達し、流れhの様にトラップ6内部へ流入する。トラップ開口部9は、浮上油脂層12に向け上向きに開口している。開口部がこのように上向きであるため、廃水の流れが、トラップに流れ込む方向が貯留廃水々面方向から該油水分離槽底部へ下向きとなり、油滴が比重差で上昇する方向と合致しない。
【0019】
この結果、廃水がトラップ開口部9から流入しても、油滴は、比重差により分離浮上し続ける。この効果により、トラップ開口部が油水分離槽底部に向けて開口している従来方式のように、前記流れe、f等の槽底から上昇する流れが、下向き開口トラップに直接流入する流れと油滴の比重差により浮上する方向が合致相乗し、その流れに誘引されて油水分離槽、究極的には阻集器外に排出される油脂量が従来方式と比較すると削減される。トラップ6の開口部9を油水分離槽内に複数設置すると、流入する速度が減少するので、油滴の比重差による分離浮上には効果がある。浮上した油脂の回収手段付いて言及していないが、ポンプによる汲上げ、オイルスキマーによる方法等がある。
【0020】
図2、図4は本発明による阻集器の構成の第2実施例を説明する模式図である。21は廃水流入口、22は固形分を除去するストレーナー、23は隔壁、24は油水分離槽、25は仕切板、26はトラップ、27,28、29はスリーブ、30はトラップ開口部、30aは第二筒水面突出開口部、30bは第三筒水面突出開口部、30xは第一筒、30yは第二筒、30xは第三筒、31は排水口、31aは排水枝管、32は枝管、32aは枝管開口部、33第二筒流入口、34は第三筒流入口、35はトラップ通気孔、36は浮上油脂層、37は隔壁流入口、38は邪魔板、39は阻集器外蓋、40は阻集器である。
【0021】
厨房洗浄槽から排出される廃水が廃水流入口21から固形物を除去するストレーナー22を介して阻集器40内に隔壁23で区画された固液分離槽に流入される。隔壁23は、油水分離槽底部に接する箇所に固液分離槽と油水分離槽24に繋がる隔壁流入口37が設けられている。油水分離槽24には、隔壁23と仕切板25が、流入された廃水の流れの流路を延長する目的で必要最小数設けられる。
【0022】
油水分離槽24には、油水分離された廃水の排水経路となる略山形形状のトラップ26が設けられている。一方の開口部が前記油水分離槽の側壁を液密に貫通し該油水分離槽外にトラップ排水口31を形成する。その貫通位置が該油水分離槽貯留廃水の水面上限Bを決定する。
【0023】
もう一方の開口部は、三重筒構造で形成される。外側より内側に第一筒から第三筒が配置される。第一筒30xは、貯留廃水中に水没状態で貯留廃水々面方向に上向きにトラップ開口部30を形成し、該第一筒のもう一方の端部は、その中心部に向けて漏斗状の有底部を持つ。
【0024】
第二筒30yは、第一筒の内側に第一筒より直径が小さく、第二筒の一方の端部は貯留廃水々面から直立に突抜けて第二筒水面突出開口部30aを形成する。その他方の端部は第一筒と第二筒の間に形成される流路から第二筒内への廃水の第二筒流入口33となる切欠きが削孔された後、第一筒と第二筒の中心軸を一致させて第一筒の漏斗状底面に接合し立設される。
【0025】
第三筒30zは、前記第二筒の内側に第二筒より直径が小さく第二筒と同様に第三筒の一方の端部は、貯留廃水々面を直立に突抜け、第二筒水面上同一高さで第三筒水面突出開口部30bを形成する。その他方の端部は、第二筒30y中心軸と第三筒30zの中心軸とを一致させて第一筒の漏斗状底部を凹側から凸側へ貫通して設けられる。そして、該第二筒と該第三筒で形成される流路において、該第一筒漏斗状底部と該第三筒が交差する箇所に該中心軸を対称にして第二筒流入口33と反対位置に前記流路から第三筒30z内への廃水流入口となる第三筒流入口34が設置される。第一筒から第三筒が組合わされて三重筒構造のトラップ開口部が形成される。
【0026】
該第一筒漏斗状底部を貫通している該第三筒の他方の端部は、貯留廃水々面を直立に突抜け該第二筒、第三筒水面突出開口部30a、30bと同一水面上高さの水面突出開口部32aを持つ逆T字形状の枝管32とスリーブ27を介して嵌込み方式で接続されている。同じく、該枝管32はスリーブ28を介して嵌込み方式で排水枝管31aに接続される。排水枝管31aは、スリーブ29を介して嵌込み方式で排水口31に接続されている。三重筒構造トラップ開口部、枝管32、及び排水口31に繋がる排水枝管31a三者がスリーブ27,28,29を介して嵌込み方式で着脱容易に組立てられて、略山形々状トラップ全体が構成される。トラップ26には、サイフォン現象を防止するためのトラップ通気孔35が取付けられている。このように略山形々状トラップを構成する各部品がスリーブを介した嵌込み方式の組立て構造としてあるので、阻集器40の清掃、点検時の作業が容易に行える利便性を得る。阻集器には、臭気拡散防止、外観美化のために阻集器外蓋39が取付けられる。阻集器から油脂回収する手段は、オイルスキマー、ポンプによる汲上げ等有るが、回収機能を確保できればどの様な形態でも良い。
【0027】
廃水流入口21からストレーナー22を介して流入した廃水は、隔壁流入口37を経て油水分離槽24に到達する。該油水分離槽24内に到達した廃水の流れは、隔壁流入口37を通過し仕切板25に衝突し発生する流れaa、上昇する流れbb、仕切板25を超えて降下する流れdd、油滴を分離放出した後、浮上油脂層36に平行な流れcc、トラップ外壁に衝突し方向が転じ上昇する流れee、油水分離槽24底部に沿い該分離槽壁に衝突し方向が転じ上昇する流れff、及び、流れffから油滴を分離放出した後浮上油脂層に平行な流れgg等に複雑分割派生する。それら派生した各流れが随所で衝突を繰返し、該油水分離槽内を循環する過程、流路道程を通過する際に、廃水に含まれる油滴を分離放出し続け、浮上油脂層に吸収され該油脂層が成長する。
【0028】
該油水分離槽で複雑な流れを随所で派生した廃水諸流は、貯留廃水々面に向けて開口しているトラップ開口部30に到達し、流れjjで示す様に第一筒30xとその内側の第二筒30yにより形成された流路、即ち開口部内へ流入する。開口部を上向きにした利点は、トラップに流れ込む廃水の流れ方向が貯留廃水々面方向から該油水分離槽底部方向へ下向きとなり、比重差で油滴が上昇する方向と合致しないことである。
【0029】
この利点により、トラップ開口部が油水分離槽底部に向け下向きに開口する従来方式のように、流れee、ff等の槽底流が、下向き開口するトラップに直接流入する流れと油滴の比重差により浮上する方向が合致相乗し、その流れに誘引されて油水分離槽、究極的には阻集器外に排出される油脂量が従来方式と比較すると削減される。
【0030】
トラップ開口部30から流入した廃水は、第二筒30y外周を廻る流れと共に第二筒流入口33を通過後、第三筒30z外壁に衝突し、該外壁に沿い上昇する流れ、該第三筒外周を廻り第三筒開口部34から該第三筒を降下する流れkkを派生する。油滴は、該外壁に沿い上昇する流れに比重差による浮力が相乗して、第二筒水面突出開口部30a内液面方向へ浮上する。該第三筒内に浸入した廃水の流れも前述した同様の流動があり、油滴は分離第三筒水面突出開口部30b内の液面へ浮上する。
【0031】
第二筒30yと第三筒30zの間の流路、第三筒30z内部で油滴は比重差により液面方向へ浮上する。廃水の流れは上昇、降下する流れが分派発生し、それらが流路内で衝突し乱流状態から緩やかな循環流となる。流れが緩やかな流れであるため、浮上した油脂から降下する流れkkに誘引され、逆T字形状枝管32方向へ流出する油脂はほとんど無い。
【0032】
図4において、貯留廃水々面を突抜けている第二筒水面突出開口部30a、及び第三筒水面突出開口部30bの円周の一箇所には、油層高さ調整溝が、貯留水々面Bより若干高い位置で底となるように形成すると、三重筒構造トラップ外周部の浮上油脂層と連通し、油脂回収工程で利便性を得る。
【0033】
逆T字形状枝管32へ到達した流れkkは、逆T字形状の付け根部分に、流れkkの直進妨害のため設けられた曲面を持つ邪魔板38に衝突する。邪魔板38に衝突した流れkkは、枝管32内を上昇流する流れllに転じ、枝管開口部32a内の液面に向けて油滴を開放し、その後降下する流れとなる。枝管32内でも前述した乱流が発生し油滴を浮上させる。枝管開口部32aの円周の一箇所には、前述した油層高さ調整溝を設置すると、油脂回収工程で利便性を得る。
【0034】
枝管32内で廃水に含まれる油滴を放滴した後の混入油脂量が減少した廃水は、流れmm、流れnnと形態を転じて管路に沿いトラップ排水口31から阻集器外の公共下水道に排水される。
【0035】
略山形々状トラップの貯留廃水水面を突抜けて設けられている第二筒水面突出開口部30a、枝管水面突出開口部32aが果す効果を説明する。
貯留廃水々面を突抜け立設している第二筒30y及び枝管32の外周は、それら筒、管と浮上油脂層の間に表面張力が作用し、該筒、管の突抜け部が浮上油脂層を吸着吸引する効果が発揮される。流れccの様に油滴を分離した後、貯留水々面に平行な流れが、貯留水々面から突出ている第二筒30y、枝管32に衝突すると、流速が減じられる。又、該筒該管沿いに上昇してきた流れと衝突し、乱流が発生する。乱流発生箇所では、油滴は浮上油脂層に吸引され分離浮上する。浮上油脂層下に貯留廃水々面に向け開口しているトラップ開口部へ流れ込む廃水の流れに誘引され、浮上油脂層から剥離する油滴群の発生を阻止する効果を発揮する。これら吸着吸引する作用は、記述していないが、油脂回収手段であるオイルスキマー、ポンプ等の作用を何ら妨害しない。
【0036】
図3は本発明による阻集器の構成の第3実施例を説明する模式図である。51は厨房洗浄槽からの廃水流入口、52は固形食品残滓を除去するストレーナー、53は隔壁、54は油水分離槽、55は仕切板、56はトラップ、57,58、59はスリーブ、60はトラップ開口部、60aは第一筒、61は第二筒、61aは第二筒流入口、62は第三筒、62aは第三筒流入口、63はトラップ排水口、63aは排水枝管、64はトラップ通気孔、65は枝管、65aは枝管開口部、66は邪魔板、67は隔壁流入口、68は浮上油脂層、69は阻集器外蓋、70は阻集器である。
【0037】
厨房洗浄槽から排出される廃水が廃水流入口51から固形物を除去するストレーナー52を介して阻集器70内に隔壁53で区画された固液分離槽に流入される。隔壁53は、油水分離槽底部に接する箇所に固液分離槽と油水分離槽54に繋がる隔壁流入口67が設けられている。油水分離槽54には、隔壁53と仕切板55が 、流入された廃水の流れの流路を延長する目的で必要最小数設けられる。
【0038】
油水分離槽54には、油水分離された廃水の排出経路となる略山形々状のトラップ56が設けられている。一方の開口部が前記油水分離槽の側壁を液密に貫通し該油水分離槽外にトラップ排水口63を形成する。その貫通位置が該油水分離槽貯留廃水の水面上限Cを決定する。
【0039】
もう一方の開口部は、三重筒構造で形成される。外側より内側に順に第一筒60aから第三筒62が配置される。第一筒60aは、貯留廃水中に水没状態で浮上油脂層68方向に上向きに開口し、第一筒60aのもう一方の端部は、その中心部に向けて漏斗状の有底部を持つ。
【0040】
第二筒61は、貯留廃水中に水没状態で第一筒60aの内側に該第一筒より直径が小さく、第二筒の一方の端部は該浮上油脂層へ向け上向きに、該第一筒より該浮上油脂層に近い位置で開口している。その他方の端部は該第一筒と第二筒の間に形成される流路から第二筒内への廃水の流入口となる第二筒流入口61aが削孔された後、該第一筒と第二筒の中心軸を一致させて該第一筒の漏斗状底面に接合し立設されている。
【0041】
第三筒62は、貯留廃水中に水没状態で第二筒61の内側に第二筒より直径が小さく該第二筒と同様に第三筒62の一方の端部は、該浮上油脂層へ向け上向きに該第二筒と同じ位置で開口している。その他方の端部は、該第二筒中心軸と第三筒62の中心軸を一致させて該第一筒の漏斗状底部を凹側から凸側に貫通して設けられる。そして、該第二筒と第三筒62で形成される流路には、第一筒漏斗状底部と第三筒62が交差する箇所に、第二筒流入口61aと該中心軸を対称にして反対位置に前記流路から第三筒62内への廃水流入口となる第三筒流入口62aが該流入口と同様に設置されている。第一筒から第三筒が組合わされて三重筒構造のトラップ開口部60が形成されている。
【0042】
該第一筒漏斗状底部を貫通している該第三筒のもう一方の端部は、逆T字形状の枝管65とスリーブ57を介して嵌込み方式で接続されている。同じく、逆T字形状枝管65はスリーブ58を介して嵌込み方式で排水支管63aにも接続される。排水枝管63aは、スリーブ59を介して嵌込み方式で排水口63に接続接続されている。三重筒構造トラップ開口部、枝管65、及び排水口63に繋がる排水枝管63aの三者がスリーブ57,58,59を介して嵌込み方式で着脱容易に組立て接続されて、略山形々状トラップ全体が構成される。この略山形々状トラップを構成する各構造体は、スリーブを介した嵌込み方式の組立て構造となっている、この構造が阻集器70の清掃、点検作業時に配管されている筒、管類を容易に着脱できるの効果を生むので利便性を生む。阻集器には、臭気拡散防止、外観美化のために阻集器外蓋69が取付けられる。阻集器から油脂回収する手段は、オイルスキマー、ポンプによる汲上げ等有るが、回収機能を確保できればどの様な形態でも良い。
【0043】
廃水流入口51からストレーナー52を介して流入した廃水は、隔壁流入口67を経て油水分離槽54に到達する。該油水分離槽54内に到達した廃水の流れは、隔壁流入口53を通過し仕切板55に衝突し発生する流れa’、上昇する流れb’、仕切板55を超えて降下する流れd’、油滴を分離放出した後浮上油脂層68に平行に流れる流れc’、トラップ外壁に衝突し方向が転じ上昇する流れe’、油水分離槽54底部に沿い該分離槽壁に衝突し方向が転じ上昇する流れf’、及び、流れf’から油滴を分離放出した後浮上油脂層に平行な流れとなる流れg’等に派生分割され、それら派生した各流れが随所で衝突を繰返し、該油水分離槽内を循環する過程、派生した各流れが流路道程を通過する際に、廃水に含まれる油滴を分離放出し続け、浮上油脂層に吸収され該油脂層が成長する。
【0044】
該油水分離槽で複雑な流れを随所で派生した廃水諸流は、貯留廃水々面に向けて開口しているトラップ開口部60に到達し、第一筒60aとその内側の第二筒61により形成された流路、第二筒開口部61a及び第三筒開口部62aから三重筒構造開口部内へ流入する。開口部がこのように浮上油脂層68に向って上向きである利点は、トラップに流れ込む方向が貯留廃水々面方向から該油水分離槽底部方向へ下向きとなり、比重差により油滴が上昇する方向と合致しないことにある。
【0045】
トラップ開口部60から流入した廃水は、第二筒開口部61aを通過すると、第三筒62外壁に衝突する。衝突すると、該外壁沿いに上昇する流れ、第三筒62外周を廻る流れjを派生し、その流れjが第三筒流入口62aから第三筒62内へ流入し、該第三筒を降下する流れkに転じる。油滴は、該外壁に沿い上昇する流れと比重差により浮力が相乗して、浮上油脂層68方向へ浮上する。該第三筒内に流入した廃水の流れも前述した同様の流動があり、油滴は同じく浮上油脂層68方向へ浮上する。第一筒60aと第二筒61の間隙の流路、第二筒61及び第三筒62の間隙内では、同じく、流入する流れと上昇する流れが衝突を繰返すことにより、油滴の分離浮上が促進され、浮上油脂層68方向へ浮上し、浮上油脂層68に吸収される。該浮上油脂層は益々成長し巨大化される。
【0046】
第三筒62内部を降下した流れkは、逆T字形状の枝管65に到達する。該管の逆T字形状の付け根部分に、曲面を持つ邪魔板66が流れkの直進妨害のため設けられている。邪魔板66に衝突した流れkは、トラップ内上昇流lに転じ、枝管開口部65aを経由して浮上油脂層68に向けて油滴を開放するが、該開口部から枝管65に浸入する流れh’と枝管65内で衝突する。枝管65内でも前述した乱流が発生し油滴を浮上させる。混入油脂量が減少した廃水は、流れm、nに転じてトラップ排水口63から阻集器外部の公共下水道に排水される。
【0047】
油水分離槽54内に水没するトラップ開口部60、枝管開口部65aが持つ面積は、第二の発明の実施形態で説明した開口部面積より大きい。開口部面積が大きいことは、その開口部に流入する廃水流入圧力が分散され、廃水の流入速度が減少し、結果的にトラップ内に流入する廃水の流れに、浮上油脂層から誘引され、トラップを経由して阻集器外部へ排出される油脂量が減少する。これが水没状態で機能を発揮する略山形々状トラップの特徴である。
【0048】
本発明による阻集器の第4実施例の説明は、第1から第3の実施例の説明において、文中で既に説明しているので省略する。
【0049】
【発明の効果】
本発明の阻集器は、内蔵する油水分離槽内に開口部は、単筒、三つの筒が同軸上に組合わせられた三重筒構造形式が提案され、それらの水没状態の開口部が直上の貯留廃水々面方向に向けて上向きに開口しいるトラップが組込まれている。この上向きに開口している開口部は、従来方式の阻集器が持つ内蔵油水分離槽底面に向けて下向きに開口しているトラップ開口部と異なり、分離槽底部を流れる廃水の流れに誘引されること、及び、含廃水油脂が比重差により直上の貯留廃水々面方向へ向う浮力が合致する相乗効果により、排水される廃水と共に阻集器外に廃水含有油脂量を大きく削減することが可能となり、阻集率が向上する効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す図
【図2】本発明の第二の実施例を示す図
【図3】本発明第三の実施例を示す図
【図4】本発明の第二、第三の実施例で使用されるトラップ三重管開口部の拡大説明図
【図5】従来技術の油水分離槽仕切板多数使用の一例を示す図
【符号の説明】
1 廃水流入口
2 ストレーナー
3 隔壁
4 油水分離槽
5 仕切板
6 トラップ
7 スリーブ
8 スリーブ
9 トラップ開口部
10 トラップ排水管
10a トラップ排水口
10b トラップ排水枝管
11 隔壁流入口
12 浮上油脂層
13 トラップ通気孔
14 阻集器外蓋
15 阻集器
21 廃水流入口
22 ストレーナー
23 隔壁
24 油水分離槽
25 仕切板
26 トラップ
27 スリーブ
28 スリーブ
29 スリーブ
30 トラップ水没開口部
30a 第二筒水面突出開口部
30b 第三筒水面突出開口部
30x 第一筒
30y 第二筒
31z 第三筒
31 排水口
31a 排水枝管
32 枝管
32a 枝管開口部
33 第二筒流入口
34 第三筒流入口
35 トラップ通気孔
36 浮上油脂層
37 隔壁流入口
38 邪魔板
39 阻集器外蓋
40 阻集器
51 廃水流入口
52 ストレーナー
53 隔壁
54 油水分離槽
55 仕切板
56 トラップ
57 スリーブ
58 スリーブ
59 スリーブ
60 トラップ開口部
60a 第一筒
61 第二筒
61a 第二筒流入口
62 第三筒
62a 第三筒流入口
63 トラップ排水口
63a 排水枝管
64 トラップ通気孔
65 枝管
65a 枝管開口部
66 邪魔板
67 隔壁流入口
68 浮上油脂
69 阻集器外蓋
70 阻集器
71 廃水流入口
72 ストレーナー
73 隔壁
74 油水分離槽
75a 仕切板
75b 仕切板
76 トラップ
77 トラップ開口部
78 トラップ排水口
79 スリーブ
80 トラップ通気孔
81 隔壁流入口
82 浮上油脂層
83 阻集器外蓋
84 阻集器
A,B,C,D, 貯留廃水々面上限
a,a’,a1,a2,aa 隔壁通過流
b,b’,b1,b2,bb 上昇流
e,e’,f,f’
c,c’,cc,g ,g’,gg 廃水々面平行流
c1,d,d’,d1,dd 降下流
e1,ee,ff 槽底流
h,h’,i,j,jj トラップ開口部降下流
k,kk,m,mm トラップ内降下流
l,ll, n,nn トラップ内上昇流

Claims (3)

  1. 隔壁で区画された第1の分離槽と、
    前記隔壁の下部に形成された隔壁流入口を介して前記第1の分離槽と繋がる第2の分離槽と、
    前記隔壁流入口に対向し、前記第2の分離槽の底部から立設した仕切板と、
    前記第2の分離槽内に設けられたトラップと、を備え、
    前記トラップは、
    前記第2の分離槽の上部側壁を貫通して排水口が形成され、前記第2の分離槽内の水位を決定する排水管と、
    前記排水管により決定される水位よりも下方で上向きに開口したトラップ開口部を有し、当該トラップ開口部から下方に延伸した後、上方に延伸し、前記排水管に接続される枝管と、を備え
    前記枝管のうち前記トラップ開口部から下方に延伸した部分が、当該トラップ開口部から流入する廃水中の油脂を水との比重差により分離浮上させる流路を形成する、
    阻集器。
  2. 隔壁で区画された第一の分離槽と、
    前記隔壁の下部に形成された隔壁流入口を介して前記第一の分離槽と繋がる第二の分離槽と、
    前記隔壁流入口に対向し、前記第二の分離槽の底部から立設した仕切板と、
    前記第二の分離槽内に設けられたトラップと、を備え、
    前記トラップは、
    前記第二の分離槽の上部側壁を貫通して排水口が形成され、前記第二の分離槽内の水位を決定する排水管と、
    第一筒、該第一筒内に同軸上に配置された第二筒、及び該第二筒内に同軸上に配置された第三筒からなる三重筒構造部と、
    前記第三筒の下端部に接続され、上方に延伸した後、下方に延伸する第一の枝管と、
    前記第一の枝管に接続され、上方に延伸して前記排水管に接続される第二の枝管と、を備え、
    前記第一筒は、前記排水管により決定される水位よりも下方で上向きに開口したトラップ開口部を有し、
    前記第二筒は、下方部に設けられた第二筒流入口を介して前記第一筒と接続されるとともに、前記水位よりも上方で開口する第二筒開口部とを有し、
    前記第三筒は、前記第二筒流入口と軸を中心にして略反対位置に設けられた第三流入口を介して前記第二筒に接続されるとともに、前記水位よりも上方で開口する第三筒開口部とを有し、
    前記第一の枝管は、前記水位よりも上方で開口する第一枝管開口部を有する、
    阻集器。
  3. 隔壁で区画された第一の分離槽と、
    前記隔壁の下部に形成された隔壁流入口を介して前記第一の分離槽と繋がる第二の分離槽と、
    前記隔壁流入口に対向し、前記第二の分離槽の底部から立設した仕切板と、
    前記第二の分離槽内に設けられたトラップと、を備え、
    前記トラップは、
    前記第二の分離槽の上部側壁を貫通して排水口が形成され、前記第二の分離槽内の水位を決定する排水管と、
    第一筒、該第一筒内に同軸上に配置された第二筒、及び該第二筒内に同軸上に配置された第三筒からなる三重筒構造部と、
    前記第三筒の下端部に接続され、上方に延伸した後、下方に延伸する第一の枝管と、
    前記第一の枝管に接続され、上方に延伸して前記排水管に接続される第二の枝管と、を備え、
    前記第一筒は、前記排水管により決定される水位よりも下方で上向きに開口したトラップ開口部を有し、
    前記第二筒は、下方部に設けられた第二筒流入口を介して前記第一筒と接続されるとともに、前記水位よりも下方で開口する第二筒開口部とを有し、
    前記第三筒は、前記第二筒流入口と軸を中心にして略反対位置に設けられた第三流入口を介して前記第二筒に接続されるとともに、前記水位よりも下方で開口する第三筒開口部とを有し、
    前記第一の枝管は、前記水位よりも下方で開口する第一枝管開口部を有する、
    阻集器。
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