JP7389462B2 - 油水分離槽 - Google Patents
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Description
油水分離槽としては、施工現場にて作成する(いわゆる、現場打ち工法)タイプのものや、あらかじめ工場で作成した油水分離槽を現場に運搬して設置する(いわゆる、プレキャスト工法)タイプのものがある。あらかじめ工場で作成した油水分離槽を用いることにより、施工期間を短縮できるという利点がある。
また、近年の人手(職人)不足などに起因する施工現場での作業負荷軽減の要請からも、現場打ち工法からプレキャスト工法への移行が進められている。
また、本願出願人も、先に、特許文献1に対して、連接する油水分離槽間における漏水を確実に防止でき、かつ、分離槽連接を容易に行うための技術として、特開2019-034278号公報(特許文献2)の構成を開示している。
すなわち、特許文献1の油水分離槽では、油水分離槽の底面を現場にて作成する必要がある。また、特許文献1および特許文献2の油水分離槽では、油水分離槽を機能させるための管部材を現場にて取り付ける必要があり、さらに必要に応じて、液密性を確保するための作業(モルタルの充填など)を行わなければならない。加えて、プレキャスト工法に用いられる油水分離槽は、運搬や設置などの作業負荷も考えると、できるだけ軽量であることが望ましい。
そこで、本発明は、油水分離機能を確保しつつ、運搬や設置を含めた現場(工場外)での作業負荷を軽減できる油水分離槽を提供するものである。
(1) 少なくとも流入側分離室と流出側分離室を有するプレキャストコンクリート製油水分離槽であって、
前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記流入側分離室と連通する流入用開口部と、前記流出側分離室の下部と連通する流出用開口部と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流入側分離室と前記流出側分離室に区画する区画壁と、前記区画壁の下部に設けられた流通用開口部とを備え、前記流出側分離室は、底面部を備え、
さらに、前記底面部は、前記底面部より上方に延び、前記流通用開口部と前記流出用開口部間を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記流通用開口部および前記流出用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記流出側分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されているプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(2) 流入側分離室と、流出側分離室と、前記流入側分離室と前記流出側分離室間に位置する中間分離室を有するプレキャストコンクリート製油水分離槽であって、
前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記流入側分離室と連通する流入用開口部と、前記流出側分離室の下部と連通する流出用開口部と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流入側分離室と前記中間分離室に区分する第1の区画壁と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流出側分離室と前記中間分離室に区分する第2の区画壁と、前記第1の区画壁の下部に設けられた第1の流通用開口部と、前記第2の区画壁の下部に設けられた第2の流通用開口部とを備え、前記中間分離室は、底面部を備え、
さらに、前記底面部は、前記底面部より上方に延び、前記第1の流通用開口部および前記第2の流通用開口部を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第1の流通用開口部および前記第2の流通用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記中間分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されているプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(3) 流入側分離室と、流出側分離室と、前記流入側分離室と前記流出側分離室間に位置する第1の中間分離室および第2の中間分離室とを有するプレキャストコンクリート製油水分離槽であって、
前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記流入側分離室と連通する流入用開口部と、前記流出側分離室の下部と連通する流出用開口部と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流入側分離室と前記第1の中間分離室に区分する第1の区画壁と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流出側分離室と前記第2の中間分離室に区分する第2の区画壁と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記第1の中間分離室と前記第2の中間分離室に区分する第3の区画壁と、前記第1の区画壁の下部に設けられた第1の流通用開口部と、前記第2の区画壁の下部に設けられた第2の流通用開口部と、前記第3の区画壁の下部に設けられた第3の流通用開口部とを備え、前記第2の中間分離室は、底面部を備え、
さらに、前記底面部は、前記底面部より上方に延び、前記第3の流通用開口部および前記第2の流通用開口部を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第3の流通用開口部および前記第2の流通用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記第2の中間分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されており、前記板状部材と前記底面部が一体化しているプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(5) 前記流出側分離室は、底面部と、前記底面部より上方に延び、前記第2の流通用開口部と前記流出用開口部間を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第2の流通用開口部および前記流出用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記流出側分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されている上記(2)ないし(4)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(6) 前記第2の流通用開口部は、その上端が、前記第1の流通用開口部の上端より、若干下方に位置している上記(2)ないし(5)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(7) 前記板状部材は、金属製の平板である上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(8) 前記板状部材は、湾曲した板状部材または波状の板状部材である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(9) 前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記板状部材の前記両側部が進入可能な内壁面に形成された2つの溝を備えている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(10) 前記板状部材を有する分離室は、底部開口部と、前記底部開口部を封鎖する底面部材を備え、前記底面部材は、前記底面部を形成する底面部形成部と、前記底面部形成部より上方に延びる前記板状部材を備え、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部形成部に固定されている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(11) 前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、少なくとも1つの前記分離室と連通する上部開口部および底部開口部と、前記分離室の側壁および前記区画壁を有し、一体成形された分離槽本体と、前記底部開口部を封鎖するとともに、前記分離槽本体に固定された底面部材を備え、さらに、前記分離槽本体の前記上部開口部は、内側に向かって延びる上部補強部と、前記上部補強部の内側に形成された上部開口を有している上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(12) 少なくとも1つの前記流通用開口部は、上下方向寸法よりも幅方向寸法が大きくされている上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(13) 前記流入用開口部は、前記流入側分離室の上部と連通しており、前記流入側分離室は、前記板状部材を備えておらず、かつ、前記流入用開口部には、異物捕集用ネットが装着されている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
(14) 前記分離室内における前記板状部材の位置は、前記分離室の中央よりも、流入側の前記流通用開口部側となる位置に設けられている上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
なお、板状部材44は、湾曲した板状部材や波状の板状部材であってもよい。波状の板状部材における波形状は、縦波状(上下方向に延びる)、横波状(横方向に延びる)のいずれでもよい。強度面より、縦波状(上下方向に延びる)のものが好ましい。また、湾曲した板状部材としては、流通用開口部61側に突出するもの、逆に、流通用開口部61と離間する方向に突出するものであってもよい。
また、板状部材44は、ほぼ垂直であることが好ましいが、流通用開口部61側に傾斜するもの、逆に、流通用開口部61と離間する方向に傾斜するものであってもよい。
板状部材44は、分離室4の底部を、流入側と流出側に区分している。分離室4内における板状部材44の位置は、分離室4内を流入側と流出側に、1:9~9:1に区分するものであることが好ましく、特に、3:7~7:3に区分するものであることが好ましい。これにより、分離室4内における、板状部材44と分離室4の内壁や流通用開口部61、流出用開口部41との間の部分における排水の流れの変化を抑制できる。
なお、流出側分離室4内における板状部材44の位置は、分離室4の流出側の側壁51よりも、流入側の側壁50に近接する位置に設けることが好ましい。言い換えれば、分離室内における板状部材の位置は、分離室の流通方向中央よりも、流入側の側壁側(流入側の流通用開口部側)となる位置に設けることが好ましい。これにより、分離室内の板状部材44よりも流出側に、流入側よりも大きく、静置状態もしくは流れの穏やかな貯留部を形成できる。そして、板状部材を有することにより、当該貯留部の液体に、流入側の流通用開口部41から流入する液体流が影響を与えることもない。
なお、板状部材224は、湾曲した板状部材、波状の板状部材であってもよい。波状の板状部材における波形状は、縦波状(上下方向に延びる)、横波状(横方向に延びる)のいずれでもよい。強度面より、縦波状(上下方向に延びる)ものが好ましい。また、湾曲した板状部材としては、第1の流通用開口部241側に突出するもの、逆に、第1の流通用開口部241と離間する方向に突出するものであってもよい。
また、板状部材224は、ほぼ垂直であることが好ましいが、第1の流通用開口部241側に傾斜するもの、逆に、第1の流通用開口部241と離間する方向に傾斜するものであってもよい。
なお、板状部材44は、湾曲した板状部材や波状の板状部材であってもよい。波状の板状部材における波形状は、縦波状(上下方向に延びる)、横波状(横方向に延びる)のいずれでもよい。強度面より、縦波状(上下方向に延びる)ものが好ましい。また、湾曲した板状部材としては、第2の流通用開口部251側に突出するもの、逆に、第2の流通用開口部251と離間する方向に突出するものであってもよい。
また、板状部材44は、ほぼ垂直であることが好ましいが、第2の流通用開口部251側に傾斜するもの、逆に、第2の流通用開口部251と離間する方向に傾斜するものであってもよい。
板状部材224,44は、分離室220,4の底部を、流入側と流出側に区分している。分離室220,4内における板状部材224,44は位置は、分離室220,4内を流入側と流出側に、1:9~9:1に区分するものであることが好ましく、特に、3:7~7:3に区分するものであることが好ましい。これにより、分離室220,4内における、板状部材224,44と分離室220,4の内壁や流通用開口部241,251,流出用開口部41との間の部分における排水の流れの変化を抑制できる。
なお、中間分離室220、流出側分離室4内における板状部材224,44の位置は、各分離室の流出側の側壁よりも、流入側の側壁に近接する位置に設けることが好ましい。言い換えれば、各分離室内における板状部材の位置は、分離室の流通方向中央よりも、流入側の側壁側(流入側の流通用開口部側)となる位置に設けることが好ましい。これにより、分離室220,4内の板状部材224,44よりも流出側に、流入側よりも大きく、静置状態もしくは流れの穏やかな貯留部を形成できる。そして、板状部材を有することにより、当該貯留部の液体に、流入側の流通用開口部241,251から流入する液体流が影響を与えることもない。
なお、板状部材324は、湾曲した板状部材、波状の板状部材であってもよい。波状の板状部材における波形状は、縦波状(上下方向に延びる)、横波状(横方向に延びる)のいずれでもよい。強度面より、縦波状(上下方向に延びる)ものが好ましい。また、湾曲した板状部材としては、第1の流通用開口部361側に突出するもの、逆に、第1の流通用開口部361と離間する方向に突出するものであってもよい。
また、板状部材324は、ほぼ垂直であることが好ましいが、第1の流通用開口部361側に傾斜するもの、逆に、第1の流通用開口部361と離間する方向に傾斜するものであってもよい。
なお、板状部材344は、湾曲した板状部材、波状の板状部材であってもよい。波状の板状部材における波形状は、縦波状(上下方向に延びる)、横波状(横方向に延びる)のいずれでもよい。強度面より、縦波状(上下方向に延びる)ものが好ましい。また、湾曲した板状部材としては、第3の流通用開口部381側に突出するもの、逆に、第3の流通用開口部381と離間する方向に突出するものであってもよい。
また、板状部材344は、ほぼ垂直であることが好ましいが、第3の流通用開口部381側に傾斜するもの、逆に、第3の流通用開口部381と離間する方向に傾斜するものであってもよい。
なお、板状部材44は、湾曲した板状部材や波状の板状部材であってもよい。波状の板状部材における波形状は、縦波状(上下方向に延びる)、横波状(横方向に延びる)のいずれでもよい。強度面より、縦波状(上下方向に延びる)ものが好ましい。また、湾曲した板状部材としては、第2の流通用開口部371側に突出するもの、逆に、第2の流通用開口部371と離間する方向に突出するものであってもよい。
また、板状部材44は、ほぼ垂直であることが好ましいが、第2の流通用開口部371側に傾斜するもの、逆に、第2の流通用開口部371と離間する方向に傾斜するものであってもよい。
板状部材324,344,44は、分離室320,340,4の底部を、流入側と流出側に区分している。分離室320,340,4内における板状部材324,344,44は位置は、分離室320,340,4内を流入側と流出側に、1:9~9:1に区分するものであることが好ましく、特に、3:7~7:3に区分するものであることが好ましい。これにより、分離室320,340,4内における、板状部材324,344,44と分離室320,340,4の内壁や流通用開口部361,381,371,流出用開口部41との間の部分における排水の流れの変化を抑制できる。
なお、第1の中間分離室320,第2の中間分離室340,流出側分離室4内における板状部材324,344,44の位置は、各分離室の流出側の側壁よりも、流入側の側壁に近接する位置に設けることが好ましい。言い換えれば、各分離室内における板状部材の位置は、分離室の流通方向中央よりも、流入側の側壁側(流入側の流通用開口部側)となる位置に設けることが好ましい。これにより、分離室320,340,4内の板状部材324,344,44よりも流出側に、流入側よりも大きく、静置状態もしくは流れの穏やかな貯留部を形成できる。そして、板状部材を有することにより、当該貯留部の液体に、流入側の流通用開口部361,381,371から流入する液体流が影響を与えることもない。
10,103 分離槽本体
2 流入側分離室
21 流入用開口部
4 流出側分離室
41 流出用開口部
42 底面部
44 板状部材
6 区画壁
61 流通用開口部
200 油水分離槽
210 分離槽本体
220 中間分離室
222 底面部
224 板状部材
240 第1の区画壁
241 第1の流通用開口部
250 第2の区画壁
251 第2の流通用開口部
300 油水分離槽
310 分離槽本体
320 第1の中間分離室
340 第2の中間分離室
342 底面部
344 板状部材
360 第1の区画壁
361 第1の流通用開口部
370 第2の区画壁
371 第2の流通用開口部
380 第3の区画壁
381 第3の流通用開口部
Claims (14)
- 少なくとも流入側分離室と流出側分離室を有するプレキャストコンクリート製油水分離槽であって、
前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記流入側分離室と連通する流入用開口部と、前記流出側分離室の下部と連通する流出用開口部と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流入側分離室と前記流出側分離室に区画する区画壁と、前記区画壁の下部に設けられた流通用開口部とを備え、前記流出側分離室は、底面部を備え、
さらに、前記底面部は、前記底面部より上方に延び、前記流通用開口部と前記流出用開口部間を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記流通用開口部および前記流出用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記流出側分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されていることを特徴とするプレキャストコンクリート製油水分離槽。 - 流入側分離室と、流出側分離室と、前記流入側分離室と前記流出側分離室間に位置する中間分離室を有するプレキャストコンクリート製油水分離槽であって、
前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記流入側分離室と連通する流入用開口部と、前記流出側分離室の下部と連通する流出用開口部と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流入側分離室と前記中間分離室に区分する第1の区画壁と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流出側分離室と前記中間分離室に区分する第2の区画壁と、前記第1の区画壁の下部に設けられた第1の流通用開口部と、前記第2の区画壁の下部に設けられた第2の流通用開口部とを備え、前記中間分離室は、底面部を備え、
さらに、前記底面部は、前記底面部より上方に延び、前記第1の流通用開口部および前記第2の流通用開口部を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第1の流通用開口部および前記第2の流通用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記中間分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されていることを特徴とするプレキャストコンクリート製油水分離槽。 - 流入側分離室と、流出側分離室と、前記流入側分離室と前記流出側分離室間に位置する第1の中間分離室および第2の中間分離室とを有するプレキャストコンクリート製油水分離槽であって、
前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記流入側分離室と連通する流入用開口部と、前記流出側分離室の下部と連通する流出用開口部と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流入側分離室と前記第1の中間分離室に区分する第1の区画壁と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記流出側分離室と前記第2の中間分離室に区分する第2の区画壁と、前記プレキャストコンクリート製油水分離槽内を前記第1の中間分離室と前記第2の中間分離室に区分する第3の区画壁と、前記第1の区画壁の下部に設けられた第1の流通用開口部と、前記第2の区画壁の下部に設けられた第2の流通用開口部と、前記第3の区画壁の下部に設けられた第3の流通用開口部とを備え、前記第2の中間分離室は、底面部を備え、
さらに、前記底面部は、前記底面部より上方に延び、前記第3の流通用開口部および前記第2の流通用開口部を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第3の流通用開口部および前記第2の流通用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記第2の中間分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されていることを特徴とするプレキャストコンクリート製油水分離槽。 - 前記第1の中間分離室は、底面部と、前記底面部より上方に延び、前記第1の流通用開口部および前記第3の流通用開口部を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第1の流通用開口部および前記第3の流通用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記第1の中間分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されている請求項3に記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記流出側分離室は、底面部と、前記底面部より上方に延び、前記第2の流通用開口部と前記流出用開口部間を横切るように設けられた板状部材を備え、前記板状部材は、上端が前記第2の流通用開口部および前記流出用開口部よりも所定長上方に位置し、両側部が、前記流出側分離室の内壁に接触もしくは近接し、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部に固定されている請求項2ないし4のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記第2の流通用開口部は、その上端が、前記第1の流通用開口部の上端より、若干下方に位置している請求項2ないし5のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記板状部材は、金属製の平板である請求項1ないし6のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記板状部材は、湾曲した板状部材または波状の板状部材である請求項1ないし7のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、前記板状部材の前記両側部が進入可能な内壁面に形成された2つの溝を備えている請求項1ないし8のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記板状部材を有する分離室は、底部開口部と、前記底部開口部を封鎖する底面部材を備え、前記底面部材は、前記底面部を形成する底面部形成部と、前記底面部形成部より上方に延びる前記板状部材を備え、かつ、前記板状部材の下端部は、前記底面部形成部に固定されている請求項1ないし9のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記プレキャストコンクリート製油水分離槽は、少なくとも1つの前記分離室と連通する上部開口部および底部開口部と、前記分離室の側壁および前記区画壁を有し、一体成形された分離槽本体と、前記底部開口部を封鎖するとともに、前記分離槽本体に固定された底面部材を備え、さらに、前記分離槽本体の前記上部開口部は、内側に向かって延びる上部補強部と、前記上部補強部の内側に形成された上部開口を有している請求項1ないし10のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 少なくとも1つの前記流通用開口部は、上下方向寸法よりも幅方向寸法が大きくされている請求項1ないし11のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記流入用開口部は、前記流入側分離室の上部と連通しており、前記流入側分離室は、前記板状部材を備えておらず、かつ、前記流入用開口部には、異物捕集用ネットが装着されている請求項1ないし12のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
- 前記分離室内における前記板状部材の位置は、前記分離室の中央よりも、流入側の前記流通用開口部側となる位置に設けられている請求項1ないし13のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製油水分離槽。
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