JP2001327964A - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JP2001327964A
JP2001327964A JP2000149262A JP2000149262A JP2001327964A JP 2001327964 A JP2001327964 A JP 2001327964A JP 2000149262 A JP2000149262 A JP 2000149262A JP 2000149262 A JP2000149262 A JP 2000149262A JP 2001327964 A JP2001327964 A JP 2001327964A
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JP
Japan
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oil
water
separation device
water separator
separation chamber
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Shoichi Yamashita
昇一 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油水分離作業を容易に行なう。 【解決手段】 分離装置本体11と一体に油溜めを設
け、分離装置本体11に流入部13および流出部14を
設け、分離装置本体11に複数の堰板15a〜15cを
設け、堰板15b、15c、流出部14の流入部13側
に複数の邪魔板16を設け、分離装置本体11の油溜め
側の側壁11aの堰板15aと邪魔板16との間の部分
に開口17を設け、開口17の下端と堰板15a〜15
cの上端との垂直方向距離aを4cmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物処理工場の油
を含む排水等を水と油とに分離する油水分離装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油水分離装置においては、容器内
に油を含む排水を入れると、水と油の比重の相違から容
器内で油が水の上に浮くので、容器内から水の上に浮い
た油を汲み取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような油
水分離装置においては、容器内から水の上に浮いた油を
汲み取る必要があるから、油水分離作業が面倒である。
【0004】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、油水分離作業を容易に行なうことができる
油水分離装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、分離装置本体に堰板を設け、上
記分離装置本体の側壁部に下端が上記堰板の上端よりも
上方にある開口を設ける。
【0006】
【発明の実施の形態】図2は本発明に係る油水分離装置
を有する廃棄物処理工場を示す概略図である。図に示す
ように、工場敷地1内に工場建家2が設けられ、工場建
家2に隣接して本発明に係る第1の油水分離装置3が設
けられ、油水分離装置3に隣接して第2の油水分離装置
4が設けられ、工場建家2の排水部が油水分離装置3の
流入部に接続され、油水分離装置3の流出部が油水分離
装置4の流入部に接続され、油水分離装置4の流出部が
工場敷地1に沿って設けられた側溝5に接続されてい
る。また、油水分離装置3、4は地中に埋め込まれ、油
水分離装置3、4の上端が地表とほぼ同じ高さである。
【0007】図3は図2に示した第1の油水分離装置を
示す平面図、図1は図3のA−A断面図、図4は図3の
B−B断面図である。図に示すように、分離装置本体1
1と一体に油溜め12が設けられ、分離装置本体11に
流入部13および流出部14が設けられ、流入部13は
接続溝20によって工場建家2の排水部と接続されてい
る。また、分離装置本体11に下端が分離装置本体11
の底部に固定されかつ上端が分離装置本体11の上端よ
りも下方に位置する複数の堰板15a〜15cが設けら
れ、堰板15a〜15cの上端の高さは等しく、堰板1
5a〜15cの高さ(分離装置本体11の底面から堰板
15a〜15cの上端までの距離)は約2mである。ま
た、堰板15b、15c、流出部14の流入部13側に
下端が分離装置本体11の底部よりも上方にありかつ上
端が堰板15a〜15cの上端よりも十分に上方にある
複数の邪魔板16が設けられ、複数の堰板15a〜15
c、複数の邪魔板16はそれぞれほぼ平行であり、流出
部14の底面は堰板15の上端よりも下方にあり、流入
部13、堰板15a〜15c、流出部14のそれぞれの
間に沈殿室24、分離室21a〜21cが形成されてい
る。また、分離装置本体11の油溜め12側の側壁11
aの流入部13側から第1番目の堰板15aと流入部1
3側から第1番目の邪魔板16との間の部分に開口17
が設けられ、開口17の下端と堰板15a〜15cの上
端との垂直方向距離aは4cmである。また、油溜め1
2の図3、図4紙面左側の底部に凹み部18が設けら
れ、油溜め12の流出部14側の側壁12aに水抜き管
19が支持され、水抜き管19の一端は凹み部18の下
部に開口しており、水抜き管19の他端は油溜め12の
外部に位置している。また、油溜め12の側壁12bに
ガス抜き管23が支持されており、ガス抜き管23の孔
の下端は開口17の下端よりも十分に上方にある。そし
て、油水分離装置3の上部には蓋(図示せず)が被せら
れている。
【0008】図5は図2に示した第2の油水分離装置を
示す正断面図、図6は図5に示した油水分離装置を示す
平面図である。図に示すように、分離装置本体31に流
入部32および流出部33が設けられ、流入部32は接
続溝22によって流出部14と接続され、流出部33は
接続溝36によって側溝5と接続されている。また、分
離装置本体31に下端が分離装置本体31の底部に固定
されかつ上端が分離装置本体31の上端よりも下方に位
置する複数の堰板34が設けられ、堰板34の流入部3
2側に下端が分離装置本体31の底部よりも上方にあり
かつ上端が堰板34の上端よりも十分に上方にある複数
の邪魔板35が設けられ、複数の堰板34、複数の邪魔
板35はそれぞれほぼ平行であり、流出部32の底面は
堰板34の上端よりも下方にあり、流入部32、堰板3
4、流出部33のそれぞれの間に沈殿室38、分離室3
7が形成されている。そして、油水分離装置4の上部に
は蓋(図示せず)が被せられている。
【0009】この廃棄物処理工場においては、工場建家
2から接続溝20を介して油を含む排水を油水分離装置
3の流入口13に流入させると、沈殿室24内で排水中
の水よりも比重が大きいものが沈殿し、沈殿室24内の
排水が堰板15aの上端を越えて分離室21a内に流入
し、水の比重は油の比重よりも大きいから、分離室21
aで水と油とが分離され、分離室21a内の水が堰板1
5bの上端を越えて分離室21b内に流入し、同様に水
が分離室21c、流出部14内に流入し、流出部14か
ら接続溝22を介して流入口32に流入する。また、油
の表面張力は水の表面張力よりも大きいから、表面張力
による油の盛り上がり量は表面張力による水の盛り上が
り量よりも大きく、開口17の下端と堰板15a〜15
cの上端との垂直方向距離aは表面張力による油の盛り
上がり量よりも小さいので、油の上面は開口17の下端
よりも上方に位置するため、分離室21a内で水と分離
された油は開口17を通って分離装置本体11の外側す
なわち油溜め12内に流入する。この場合、垂直方向距
離aは表面張力による水の盛り上がり量よりも大きいか
ら、水の上面(油との界面)は開口17の下端よりも下
方に位置するので、水が開口17を通って油溜め12内
に流入することはない。また、堰板15b、15c、流
出部14の流入部13側に邪魔板16が設けられている
から、油が分離室21aから分離室21bに、分離室2
1bから分離室21cに、分離室21cから流出部14
に流入するのを確実に防止することができる。また、油
溜め12の底部に凹み部18を設け、水抜き管19の一
端を凹み部18の下部に開口しているから、たとえ仮に
少量の水が油溜め12内に流入したとしても、水は凹み
部18内に溜るので、水抜き管19により水を油溜め1
2の外部に排出することができる。このようにして、油
水分離装置3においては、水が接続溝22から排水さ
れ、油は油溜め12内に溜められる。そして、油溜め1
2内の油が所定量になったときには、油溜め12内から
油を排出する。また、油水分離装置3からの排水を接続
溝22を介して油水分離装置4の流入口32に流入させ
ると、沈殿室38内で排水中の水よりも比重が大きいも
のが沈殿し、沈殿室38内の排水が堰板34の上端を越
えて1番目の分離室37内に流入し、以下各分離室37
内で水と油とが分離され、分離室37内の水が堰板34
の上端を越えて次の分離室37、流出部33内に流入し
て、流出部33から排水管36を介して排水される。ま
た、堰板34、流出部33の流入部32側に邪魔板35
が設けられているから、油が次の分離室37、流出部3
3に流入するのを防止することができる。このようにし
て、油水分離装置4においては、水が接続溝36から排
水され、油は各分離室37の上部に溜る。そして、各分
離室37の上部の油が所定量になったときには、各分離
室37の上部から油を排出する。さらに、油水分離装置
4からの排水は接続溝36を介して側溝5に流される。
また、工場敷地1内の雨水は油水分離装置4の流入口3
2に流入させる。ただし、降水量が多いときには、雨水
に油が含まれていないことを確認したのち、工場敷地1
内の雨水を直接側溝5に流してもよい。
【0010】このような廃棄物処理工場の油水分離装置
3においては、分離室21a内で水と分離された油は開
口17を通って油溜め12内に流入するから、分離装置
本体11内から水の上に浮いた油を汲み取る必要がない
ので、油水分離作業が容易である。なお、分離室21
b、21c、分離室37の上部に油が溜ることがある
が、分離室21b、21c、分離室37の上部に溜る油
の量はわずかであるから、分離室21b、21c、分離
室37の上部から容易に油を排出することができる。ま
た、堰板15b、15c、流出部14の流入部13側に
邪魔板16が設けられているから、油が分離室21aか
ら分離室21bに、分離室21bから分離室21cに、
分離室21cから流出部14に流入するのを確実に防止
することができるので、水と油とを確実に分離すること
ができ、また堰板34、流出部33の流入部32側に邪
魔板35が設けられているから、油が分離室37から次
の分離室37に、分離室37から流出部33に流入する
のを確実に防止することができるので、水と油とを確実
に分離することができる。また、油水分離装置3に接続
されて油水分離装置4が設けられているから、たとえか
りに油水分離装置3に故障が発生したとしても、油水分
離装置4により油水を分離することができるので、油含
みの水が側溝5に直接流出するのを防止することができ
る。また、油溜め12の側壁12bにガス抜き管23が
支持されているから、ガソリン等の気化ガスを油溜め1
2の外部に逃がすことができるので、油溜め12内でガ
ソリン等の気化ガスが爆発するのを防止することができ
る。
【0011】また、図7は本発明に係る他の油水分離装
置の一部を示す正断面図、図8は図7に示した油水分離
装置の一部を示す平面図である。図に示すように、側壁
11aにパイプ41〜43が支持され、パイプ41〜4
3の孔が分離装置本体11の側壁11a部に設けられた
開口を構成している。そして、パイプ41の孔の下端は
堰板15aの上端よりも上方に位置しており、パイプ4
2の孔の下端はパイプ41の孔の下端よりも上方に位置
しており、パイプ43の孔の下端はパイプ42の孔の下
端よりも上方に位置している。また、パイプ41〜43
の油溜め12側の端部にはバルブ44〜46が設けられ
ている。
【0012】この油水分離装置においては、バルブ44
〜46のいずれか1つを開とすれば、パイプ41〜43
のいずれか1つの孔を通って分離装置本体11の外側す
なわち油溜め12内に流入するから、気圧によって水、
油の上面の高さが変化したとしても、確実に油のみを油
溜め12内に流入させることができる。
【0013】なお、上述実施の形態においては、開口1
7の下端と堰板15a〜15cの上端との垂直方向距離
aを4cmとしたが、開口の下端と堰板の上端との垂直
方向距離は、堰板の上端からの表面張力による水の盛り
上がり量よりも大きく、かつ堰板の上端からの表面張力
による油の盛り上がり量よりも小さくすればよい。ま
た、上述実施の形態においては、分離装置本体11と一
体に油溜め12を設けたが、油溜めを設けずに、開口に
油排出管を接続してもよい。また、上述実施の形態にお
いては、側壁11aに3本のパイプ41〜43を設けた
が、側壁11aに複数本のパイプを設け、それらのパイ
プの油溜め12側の端部にそれぞれバルブを設けてもよ
い。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る油水分離装置においては、
開口を通って分離装置本体の外側に油が流出するから、
分離装置本体内から水の上に浮いた油を汲み取る必要が
ないので、油水分離作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A断面図である。
【図2】本発明に係る油水分離装置を有する廃棄物処理
工場を示す概略図である。
【図3】図2に示した第1の油水分離装置を示す平面図
である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図2に示した第2の油水分離装置を示す正断面
図である。
【図6】図5に示した油水分離装置を示す平面図であ
る。
【図7】本発明に係る他の油水分離装置の一部を示す正
断面図である。
【図8】図7に示した油水分離装置の一部を示す平面図
である。
【符号の説明】
11…分離装置本体 11a…側壁 15a〜15c…堰板 17…開口 41〜43…パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分離装置本体に堰板を設け、上記分離装置
    本体の側壁部に下端が上記堰板の上端よりも上方にある
    開口を設けたことを特徴とする油水分離装置。
JP2000149262A 2000-05-22 2000-05-22 油水分離装置 Pending JP2001327964A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1317200C (zh) * 2005-10-14 2007-05-23 清华大学 一种竖流式自动隔油沉淀装置
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KR101608587B1 (ko) * 2014-08-12 2016-05-10 네오스 주식회사 스키머펌프와 이젝터를 이용한 오일스컴분리기
WO2019056225A1 (zh) * 2017-09-20 2019-03-28 龚金凤 一种酒店餐饮污水处理用油水分离装置
CN109574321A (zh) * 2019-01-14 2019-04-05 华东理工大学 油-泥-水三相一体化分离装置及分离方法

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