本発明によれば、提供を受ける機能を指定する労力を軽減できる画像処理装置及び方法を提供できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の画像処理装置の一実施形態を示す構成図である。
本画像処理装置100は、例えば、プリンタ、ファクシミリ、自動複製機又は複合機等で構成される。また、本画像処理装置100は、画像データ取得手段である画像データ取得装置110、取得手段である取得装置120、表示装置130、入力装置140、合成手段である合成装置150、生成手段である生成装置160、制御手段である制御装置170及び画像形成装置180等の装置から構成されている。
本画像処理装置100は、公衆回線網300及びネットワーク400に接続されている。画像処理装置100は、公衆回線網300又はネットワーク400を通じて、又は、ユーザ500により選択された提供を望む画像処理装置の機能(以下単に、選択機能と言う)と実行指示とが入力される。
また、本画像処理装置100は、複写等に伴って分類情報を背景地紋画像に記載する場合、又は、提供機能決定情報を背景地紋画像に記載する場合には、それぞれ分類情報又は提供機能決定情報が入力される。
ここで、背景地紋画像は、潜像部と背景部からなり、背景部は斜線パターンから構成される画像パターンを含み、潜像部はコピーすると再現されない細かいドットパターンで構成されている画像を言う。又、背景地紋画像は、プリント出力する出力画像の背景に合成される。
また、本画像処理装置100は、公衆回線網300、ネットワーク400及び表示装置130(以下単に、表示装置130等と言う)へ表示情報等を送信する。
更に、本画像処理装置100は、ネットワーク400を介してサーバ600に接続されている。分類情報に応じた提供機能決定情報をサーバから取得しようとする場合には、本画像処理装置100は、サーバ600へネットワーク400を介して分類情報を送信する。その後、本画像処理装置100は、サーバ600から提供機能決定情報を受信する。
画像データ取得装置110は、FAX送受信装置111、画像展開装置112又は読込装置113等の装置から構成されている。画像データ取得装置110は、取得装置120、合成装置150、制御装置170、公衆回線網300及びネットワーク400に接続されている。
画像データ取得装置110は、公衆回線網300又はネットワーク400を通じてデータを受信するか、若しくは、ユーザ500により原稿を設定される。
その後、ユーザ500により原稿を設定された場合には、制御装置170から実行指示を受領する。次に設定された原稿を読込んで読込画像データを生成する。
公衆回線網300及びネットワーク400によりデータを受信した場合には、画像データを展開する。その後、いずれの場合にも、画像データを取得装置120及び合成装置150へ送信する。最後に画像データを送信した旨の通知を制御装置170へ通知する。
FAX送受信装置111は、取得装置120、合成装置150、制御装置170及び公衆回線網300に接続されている。FAX送受信装置111は、公衆回線網300からFAXデータを受信し、画像データを展開する。
その後、展開した画像データを取得装置120及び合成装置150へ送信する。最後に、制御装置170へ、画像データを取得装置120及び合成装置170へ送信した旨の通知を行う。
画像展開装置112は、取得装置120、合成装置150、制御装置170及びネットワーク400に接続されている。画像展開装置112は、ネットワーク400からデータを受信し、画像データを展開する。その後、展開した画像データを取得装置120及び合成装置150へ送信する。最後に、制御装置170へ、画像データを取得装置120及び合成装置150へ送信した旨の通知を行う。
読込装置113は、例えば、スキャナ等の光学的な読取手段で構成され、取得装置120、合成装置150及び制御装置170に接続されている。先ず、読込装置113は、制御装置170から読込を指示する通知を受領する。その後、ユーザ500が設定した原稿を読込む。
次に、読込まれた原稿を画像データとして取得装置120及び合成装置150へ送信する。最後に、制御装置170へ、画像データを取得装置120及び合成装置150へ送信した旨の通知を行う。
取得装置120は、画像データ取得装置110のFAX送受信装置111、画像展開装置112、読込装置113及び制御装置170に接続されている。先ず、取得装置120は、FAX送受信装置111、画像展開装置112又は読込装置113から画像データを受信する。
次に、取得した画像データが複写制限のかけられた文書であるかを、画像データの有する画像パターンから2種類の禁止コードが所定数量以上検出されるか否かによって判断する。2種類の禁止コードや検出方法については、後述する。その後、その判断結果を制御装置170へ送信する。
更に、取得装置120は、取得した画像データが複写制限がかけられた原稿であると判断した場合には、画像パターンのデータコードに記載されたコードデータを取得する。その後、コードデータを復号し分類情報等の記述されたコードデータの記載内容を取得する。最後に取得したコードデータの記載内容を制御装置170へ送信する。
ここで、背景地紋画像について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の背景地紋画像を説明する為の図である。出力画像Oに示されるように、背景地紋画像は、潜像画像IPと、出力画像Oの全面にわたる画像パターンPBと、から構成される。
画像パターンPBと潜像画像IPとは、それぞれを構成するパターンが異なる。しかし、人間の目には全面均一のグレイ背景として見える様に、単位面積あたりの画素面積及び画素色が同一なパターンにより出力画像Oを形成する。
潜像画像は、複写された文書において、潜像画像IPが人間の目で識別できる程度に画像が浮かびあがるよう、他の部分のよりも細かいドットで構成されている。
画像パターンPBは、コードから構成される。コードは、任意のコードデータを表すデータコードCDと複写を制限する禁複写コードCPとから構成される。
また、コードは、任意のコードデータを表す斜線パターンPSから構成される。斜線パターンPSは、走査方向Dに対し反時計回りに45度傾いた半直線で表されるものがコードデータのビット0を、135度傾いたものがコードデータのビット1を表す。
禁複写コードCPは、全斜線パターンPSがビット0を表すものとビット1を表すものとから構成される。禁複写コードCPは、2種類の禁複写コードCPを所定個数以上検出した場合に、複写が制限された原稿であると判断する為に使用される。
データコードCDは、同期コード領域ASとデータコード領域ACとから構成される。同期コード領域ASとは、データコード領域ACを囲む所定サイズの矩形領域の外周がすべてビット1を表す斜線パターンPS1で構成されているコード領域を言う。
データコード領域ACは、背景地紋画像Wと、任意の情報を表すコードデータと、を対応づける。本実施例においては、データコードCDで、分類情報等を記述するコードデータを表現する。
この構成によれば、背景地紋画像は微小な斜線パターンで構成されるため、例えば、ドットパターンで構成される画像パターンに比べ画像パターンの検出精度を高めることができる。
次に、図3を用いて、取得装置120の構成及び機能を詳細に説明する。図3は、取得装置120の構成を説明するための図である。
取得装置120は、グレースケール変換部1210、二値化処理部1211、ノイズ除去処理部1212、パターン検出部1213、バッファメモリ1214、スキュー角検出部1215及びコード検出部1216、ブロック化処理部1250、個数算出部1251、比率算出部1252及び判定処理部1253等から構成される。
グレースケール変換部1210は、画像データ取得装置110のFAX受信装置101、画像展開装置112、読込装置113及び二値化処理部1211に接続されている。グレースケール変換部1210は、画像データ取得装置110から画像データを受信する。その後、フルカラーの画像データをグレースケール化する。次に、グレースケール化された画像データを二値化処理部1211へ送信する。
二値化処理部1211は、グレースケール変換部1210及びノイズ除去処理部1212に接続されている。二値化処理部1211は、グレースケール変換部1210からグレースケール化された画像データを受信する。その後、グレースケール化された画像データの各画素を黒又は白を表す0又は1と言う二値で表す二値化処理を実行する。次に、二値化された画像データをノイズ除去処理部1212へ送信する。
ノイズ除去処理部1212は、二値化処理部1211及びパターン検出部1213に接続されている。ノイズ除去処理部1212は、二値化処理部1211から二値化された画像データを受信する。その後、ノイズ除去処理が実行される。
具体的には、ノイズ除去処理部1212は、黒画素が連結している画素塊を求める。次に、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所定の範囲に収まってい無い場合には、画素塊を構成する各画素を白画素に置換する。尚、上記所定の範囲は、基礎パターンやその他のパターンである孤立ドットや文書中の文字や図形が削除されることが無いように適切な範囲に設定されている。最後に、ノイズ除去処理部1212は、ノイズ除去された画像データをパターン検出部1213へ送信する。
パターン検出部1213は、ノイズ除去処理部1212、バッファメモリ1214及びブロック化処理部1250に接続されている。パターン検出部1213は、ノイズ除去処理部1212からノイズ除去処理の行われた画像データを受信する。その後、パターン検出部1213では、基礎パターンの検出処理が行われる。
具体的には、パターン検出部1213は、画像データ中の各画素の位置で、基礎画像に対応したパターンを当てはめてテンプレートマッチングによって検出を行う。基礎パターンのビット0が検出された場合は画素値0を、基礎パターンのビット1が検出された場合は画素値1を、いずれのパターンも検出されない場合に画素値3を出力する。最後に、各画素毎にマッチングをした結果を記述した画像データをバッファメモリ1214へ蓄積し、ブロック化処理部1250へ送信する。
バッファメモリ1214は、例えば、SDRAMから構成される。バッファメモリ1214は、パターン検出部1213、スキュー角検出部1215及びコード検出部1216に接続されている。
バッファメモリ1214は、パターン検出部1213によりパターン検出後の画像データを蓄積される。その後、スキュー角検出部1215及びコード検出部1216により、蓄積された画像データは参照される。
スキュー角検出部1215は、バッファメモリ1214及びコード検出部1216に接続している。スキュー角検出部1215は、バッファメモリ1214に蓄積された画像データを参照する。次に、スキュー角検出部1215は、スキュー角の検出を行い、参照された画像データのスキュー角を求める。
具体的には、画素値0又は1のみの画素のハフ変換を行い、その角度軸上への投影分布のピークを求めることによって行われる。最後に、求めたスキュー角を、コード検出部1216へ出力する。
コード検出部1216は、バッファメモリ1214及びスキュー角検出部1215に接続されている。コード検出部1216は、バッファメモリ1214に蓄積された画像データを参照する。次に、スキュー角検出部1215からスキュー角を入力される。その後、入力されたスキュー角と参照した画像データとから、二次元コードの検出処理を実行する。
具体的には、入力されたスキュー角にそって参照した画像データをスキャンし、0または1の画素値を取り出す(ビットの0または1に対応している)。次に、取り出されたビット列の中から同期コードを見つけ出す。同期コードとは、所定の縦横サイズの矩形領域の外周がすべてビット1で構成されているコードとして定義されている。この同期コードに囲まれたビット列がコードデータに対応している。このビット列を一次元のビット列に並べ替えて誤訂正複号装置122へ送信する。
ブロック化処理部1250は、パターン検出部1213及び個数算出部1251に接続されている。ブロック化処理部1250は、パターン検出部1213からパターン検出処理後の画像データを受信する。次に、ブロック化処理部1250は、受信した画像データを所定サイズのブロックに分割する。ここで、ブロックサイズは、禁止コード及びデータコードのサイズの半分よりも小さいサイズとし、コードの中に一個以上のブロックが完全に含まれるようなサイズに設定されている。最後に、分割した画像データを個数算出部1251へ送信する。
個数算出部1251は、ブロック化処理部1250、比率算出部1252及び判定処理部1253に接続されている。個数算出部1251は、ブロック化処理部1250から分割された画像データを受信する。次に、個数算出部1251は、ブロック内に画素値0の画素の個数、および画素値1の画素をそれぞれ算出する。その後、算出結果を比率算出部1252送信する。また、画素値0及び画素値1の画素の個数の合計値を判定処理部1253ヘ送信する。
比率算出部1252は、個数算出部1251及び判定処理部1253に接続されている。比率算出部1252は、個数算出部1251からブロック毎に画素値0の個数及び画素値1の個数を受信する。次に、比率算出部1252は、画素値0の比率を算出し、その結果を判定処理部1253へ出力する。
判定処理部1253は、個数算出部1251及び比率算出部1252に接続されている。判定処理部1253は、個数算出部1251から画素値0及び画素値1の画素の個数の合計値を受信する。また、比率算出部1252から、画素値0の比率を受信する。次に、受信したデータに基づいて判定処理を行う。
判定処理について説明するために、先ず、判定処理の利用する特性について説明する。
処理しているブロックの内部が、全ビット1の禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット1に対応する斜線パターンが検出され、かつビット0に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は低くほぼ0である。
処理しているブロックがデータコードの少なくとも一部を含む場合、ブロック内部には複数のビット0に対応する斜線パターン及び複数のビット1に対応する斜線パターンが検出されるため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は1.0よりもかなり低く、0よりもかなり高くなる。
さらに、入力された画像データが複写禁止情報を埋め込まれた画像であれば、画像中にはブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードとブロックの内部が全ビット1の禁止コードとがそれぞれ複数個埋め込まれている。
以上の特性を利用して、以下のような判定処理を行う。
合計個数>第一閾値、かつ、比率>第二の閾値、の場合は、そのブロックは禁止コード0と判定する。
合計個数>第一閾値、かつ、(1−比率)>第二の閾値、の場合は、そのブロックは禁止コード1と判定する。
上記以外の場合には、そのブロックは禁止コードではないと判定する。
第一の閾値は、ブロックサイズとパターンサイズとからブロックに含まれる値論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。第二の閾値は、1.0に近い値を設定する(例として、第二の閾値=0.95)
判定処理部1253は、禁止コード0と判定されたブロック数、及び複写禁止コード1と判定されたブロック数をそれぞれ別個にカウントする。禁止コード0と判定されたブロック数が閾値3以上となり、かつ禁止コード0と判定されたブロック数が閾値3以上となった場合、その画像は、複写制限を有すると判断し、制御装置170へその判断を送信する。
ここで、図1に戻り、本発明の画像処理装置の構成の説明を続ける。
表示装置130は、例えばCRTや液晶画面等で構成される。表示装置130は制御装置170に接続されている。表示装置130は、制御装置170から表示メッセージ等の表示情報を受信する。その後、表示装置130は、受信した情報を表示する。
入力装置140は、例えば、タッチパネル、ボタン、マウス又はキーボード等から構成される。入力装置140は、ユーザ500により実行指示又は選択機能等を入力される。また、必要な場合には分類情報又は提供機能決定情報、若しくは、その両方を入力される。
合成装置150は、画像データ取得装置110、生成装置160、制御装置170及び画像形成装置180に接続されている。合成装置150は、画像データ取得装置110から画像データを受信する。
その後、合成装置150は、出力画像へ画像パターンにより分類情報、提供機能決定情報又はサーバ識別情報を追加する場合には、生成装置160から画像パターンと潜像画像とを受信する。これは背景地紋画像を出力画像に合成する必要があるためである。
次に、合成装置150は、制御装置170から合成指示を受領する。その後、合成装置150は、生成装置160から受信した画像パターンと画像データ取得装置110とから受信した画像データと潜像画像とを合成する。その後、合成装置150は、合成した画像データを出力画像データとして画像形成装置180へ送信する。最後に制御装置170へ実行完了通知を送信する。
この構成によれば、原稿のイメージを損なう事無く文書の分類を表す情報を原稿に付加することができる。
また、出力画像へ画像パターンにより分類情報及び提供機能決定情報の双方を追加する場合には、文書の分類毎に画像処理装置が提供する機能を指定できるため、例えば、文書毎に機能を指定する方法に比べ、提供を受ける機能を指定する労力を軽減できる。また、提供機能決定情報に対応した画像データを容易に再生成できるので、一旦指定した機能を容易に変更できる。
更に、出力画像へ画像パターンにより分類情報及びサーバ所在情報の双方を追加する場合には、提供機能決定情報の設定及び変更はサーバにおいてなされるため、例えば、出力画像に提供機能決定情報を記載する方法に比べて、一旦指定した機能をより容易に変更できるだけでなく、提供機能決定情報の維持及び管理がより容易である。
また、出力画像へ画像パターンにより分類情報又は提供機能決定情報を追加しない場合には、生成装置160から画像パターン及び潜像画像を受信する必要は無い。これは背景地紋画像を出力画像に合成する必要がないためである。
次に、制御装置170からは非合成指示を受領する。その後、合成装置150は、生成装置160から受信した画像パターンと潜像画像と画像データ取得装置110から受信した画像データとを合成するする事は無い。次に、合成装置150は、受信したものと同じ画像データを出力画像データとして画像形成装置180へ送信する。最後に制御装置170へ実行完了通知を送信する。
生成装置160は、合成装置150及び制御装置170に接続されている。先ず、生成装置160は、制御装置170から実行指示を受領する。次に、制御装置170から分類情報又は提供機能決定情報を受信する。
その後、生成装置160は、受信した情報を表現するコードデータを生成する。次に、生成装置160は、生成したコードデータに対応した形式で画像パターンを生成する。また、生成装置160は、潜像画像をも生成する。最後に、生成した画像パターンと潜像画像とを合成装置150へ送信する。最後に、制御装置170へ完了通知を通知する。
制御装置170について説明する前に、画像形成装置180について説明する。
画像形成装置180は、合成装置150に接続されている。画像形成装置180は、合成装置150から出力画像を受信し、受信した出力画像を出力する。
制御装置170は、画像データ取得装置110のFAX送受信装置111、画像展開装置112又は読込装置113、取得装置120、表示装置130、入力装置140、合成装置150及び生成装置160に接続されている。
ここで、提供機能決定情報又はサーバ識別情報を表す背景地紋画像を有する出力画像を生成する画像処理装置の制御装置170の処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
図4は、提供機能決定情報を記載した出力画像を生成する画像処理装置の制御装置の処理を説明するためのフローチャートである。
先ず、制御装置170は、表示装置130等から提供機能決定情報等を追加する処理の実行指示を受信する(ステップST1)。次に、制御装置170は、画像展開装置112へ画像データを展開するよう指示をする(ステップST2)。
次に、制御装置170は、表示装置130等へ提供機能決定情報又はサーバ識別情報の入力を促すメッセージを送信する(ステップST3)。その後、制御装置170は、公衆回線網300、ネットワーク400又は入力装置140(以下単に、入力装置140等と言う)等からユーザ500の入力した提供機能決定情報又はサーバ識別情報を受信する(ステップST4)。
次に、制御装置170は、生成装置160へ、入力装置140等から受信した提供機能決定情報又はサーバ識別情報を送信する(ステップST5)。その後、生成装置160へ実行通知を送信する(ステップST6)。
次に、制御装置170は、生成装置160から実行完了通知を受領する(ステップST7)。その後、合成装置150へ実行通知を送信する(ステップST8)。その後、制御装置170は、処理の実行を終了する。
この構成によれば、原稿のイメージを損なう事無く提供機能決定情報又はサーバ識別情報を表す情報を原稿に付加することができる。
また、出力画像へ画像パターンにより提供機能決定情報の双方を追加する場合には、提供機能決定情報に対応した画像データを容易に再生成できるので、一旦指定した機能を容易に変更できる。
更に、出力画像へ画像パターンによりサーバ所在情報の双方を追加する場合には、提供機能決定情報の設定及び変更はサーバにおいてなされるため、例えば、出力画像に提供機能決定情報を記載する方法に比べて、一旦指定した機能をより容易に変更できるだけでなく、提供機能決定情報の維持及び管理がより容易である。
次に、分類情報を表す背景地紋画像を有する出力画像を生成し、画像データに合成することができる画像処理装置の制御装置の処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図5は、分類情報を記載した出力画像を生成する画像処理装置の制御装置の処理を説明するためのフローチャートである。
先ず、制御装置170は、表示装置130等から分類情報等を追加する処理の実行指示を受信する(ステップST101)。次に、制御装置170は、実行指示はユーザ500により表示装置130から受信したものであるかを判断する(ステップST102)。制御装置170は、実行指示は入力装置140から受信したものであると判断した場合にはステップST103を、そうで無い場合にはステップST104を実行する。
ステップST202において、制御装置170は、実行指示は入力装置140から受信したものであると判断した場合には、読込装置113へ読込指示を通知する(ステップST103)。
ステップST102において、制御装置170は、実行指示は表示装置130から受信したものでないと判断した場合、又は、ステップST103を実行した後には、FAX送受信装置111、画像展開装置112、又は読込装置113から画像データを送信した旨の通知を受領する(ステップST104)。
次に、制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領したかを判断する(ステップST105)。制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領したと判断した場合にはステップST106の処理を実行する。そうで無い場合には処理を終了する。
ステップST105において、制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領したと判断した場合には、表示装置130等へ分類情報の入力を求める旨のメッセージを送信する(ステップST106)。次に、制御装置170は、入力装置140等からユーザ500が入力した分類情報を受信する(ステップST107)。
その後、制御装置170は、生成装置160へ受信した分類情報を送信する(ステップST108)。次に、制御装置170は、生成装置160へ実行指示を行う(ステップST109)。
その後、制御装置170は、生成装置160から実行完了通知を受領する(ステップST110)。次に、制御装置170は、合成装置150へ実行指示を行う(ステップST111)。その後、制御装置170は、ステップST102に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST105において、制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領していないと判断した場合には、制御装置170は、処理を終了する。
この構成によれば、原稿のイメージを損なう事無く文書の分類を表す情報を原稿に付加することができる。
また、出力画像へ画像パターンにより分類情報及び提供機能決定情報の双方を追加する場合には、文書の分類毎に画像処理装置が提供する機能を指定できるため、例えば、文書毎に機能を指定する方法に比べ、提供を受ける機能を指定する労力を軽減できる。また、提供機能決定情報に対応した画像データを容易に再生成できるので、一旦指定した機能を容易に変更できる。
更に、出力画像へ画像パターンにより分類情報及びサーバ所在情報の双方を追加する場合には、提供機能決定情報の設定及び変更はサーバにおいてなされるため、例えば、出力画像に提供機能決定情報を記載する方法に比べて、一旦指定した機能をより容易に変更できるだけでなく、提供機能決定情報の維持及び管理がより容易である。
次に、分類情報及び提供機能決定情報に基づいて画像処理装置の提供する機能を制御する制御装置が実行する処理を図6、及び7を用いて説明する。図6及び7は、分類情報等に基づいて機能を制御する制御装置の処理を表すフローチャートである。
先ず、制御装置170は、入力装置140等から実行指示を受信する(ステップST201)。次に、制御装置170は、実行指示はユーザ500により入力装置140から受信したものであるかを判断する(ステップST202)。制御装置170は、実行指示は入力装置140から受信したものであると判断した場合にはステップST203を、そうで無い場合にはステップST204を実行する。
ステップST202において、制御装置170は、実行指示は入力装置140から受信したものであると判断した場合には、読込装置113へ読込指示を通知する(ステップST203)。
ステップST202において、制御装置170は、実行指示は表示装置130から受信したものでないと判断した場合、又は、ステップST203を実行した後には、FAX送受信装置111、画像展開装置112、又は読込装置113から画像データを送信した旨の通知を受領する(ステップST204)。
次に、制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領したかを判断する(ステップST205)。制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領したと判断した場合にはステップST206の処理を実行する。そうで無い場合には処理を終了する。
ステップST205において、制御装置170は、画像データを送信した旨の通知を受領したと判断した場合には、取得装置120から複写制限の有無を取得する(ステップST206)。尚、複写制限が有る場合は、即座に機能の提供が制限されるのではなく、背景地紋画像のコードデータに従った処理を行うものとする。
次に、制御装置170は、画像データに複写制限があるかを判断する(ステップST207)。制御装置170は、画像データに複写制限があると判断した場合には、ステップST208の処理を実行する。そうでない場合には、ステップST222の処理を実行する。
ステップST207において、制御装置170は、画像データに複写制限が有ると判断した場合には、取得装置120から取得装置120の取得結果であるコードデータを受信する(ステップST208)。
次に、制御装置170は、受信したコードデータに提供機能決定情報が存在するかを判断する(ステップST209)。制御装置170は、受信したコードデータに提供機能決定情報を表したコードが存在すると判断した場合にはステップST210の処理を、そうで無い場合にはステップST211の処理を実行する。
ステップST209において、制御装置170は、受信したコードデータに提供機能決定情報を表したコードが存在すると判断した場合には、コードデータに存在する提供機能決定情報の全てを取得する(ステップST210)。その後、制御装置170は、ステップST202に戻り上記処理を繰り返す。
この構成によれば、画像パターンから提供機能決定情報を取得できるため、例えば、複数回の複写等に際し同一の画像パターンによって提供機能決定情報を取得できるため、ユーザが機能を指定する労力を軽減できる。また、それぞれ異なる提供機能決定情報を記載した画像パターンをそれぞれ用意することで、提供される機能を容易に変更して指定できる。
ステップST209において、制御装置170は、受信したコードデータに提供機能決定情報を表したコードが存在しないと判断した場合には、サーバ識別情報を記載したコードデータが存在するかを判断する(ステップST211)。制御装置170は、サーバ識別情報を記載したコードデータが存在すると判断した場合にはステップST212の処理を、そうで無い場合にはステップST213の処理を実行する。
ステップST211において、制御装置170は、サーバ識別情報を記載したコードデータが存在すると判断した場合には、サーバ識別情報をコードデータから取得する(ステップST212)。その後、制御装置170は、ステップST202に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST211において、制御装置170は、サーバ識別情報を記載したコードデータが存在しないと判断した場合には、分類情報をコードデータ記載したコードデータが存在するかを判断する(ステップST213)。制御装置170は、分類情報を記載したコードデータが存在すると判断した場合にはステップST214の処理を、そうで無い場合にはステップST222の処理を実行する。
ステップST213において、制御装置170は、分類情報を記載したコードデータが存在すると判断した場合には、コードデータから分類情報を取得する(ステップST214)。その後、制御装置170は、取得した分類情報に対応した提供機能決定情報を既に取得しているかを判断する(ステップST215)。制御装置170は、取得した分類情報に対応した提供機能決定情報を既に取得していると判断した場合にはステップST216の処理を、そうで無い場合にはステップST220の処理を実行する。
ステップST215において、制御装置170は、取得した分類情報に対応した提供機能決定情報を未取得であると判断した場合には、サーバ識別情報を取得済みであるかを判断する(ステップST216)。制御装置170は、サーバ識別情報を取得済みであると判断した場合にはステップST217の処理を、そうでない場合にはステップST220の処理を実行する
ステップST216において、制御装置170は、サーバ識別情報を取得済みであると判断した場合には、サーバ識別情報で識別されるサーバ600から分類情報に対応した提供機能決定情報を取得する(ステップST217)。
この構成によれば、例えば、複数回の複写等に際しサーバの応答によって提供機能決定情報を取得できるため、ユーザが機能を指定する労力を軽減できる。また、例えば、サーバに登録された提供機能決定情報を更新することで、提供される機能を容易に変更して指定できる。
具体的には、制御装置170は、ネットワーク400を通じてサーバ600へ分類情報を送信する。その後、サーバ600から送信した分類情報に対応した提供機能決定情報を取得する。尚、サーバ600がダウンしている場合又はサーバ600がネットワークから切断されていた場合等には、提供機能決定情報は取得できない。
その後、制御装置170は、サーバ600から提供機能決定情報を取得できたかを判断する(ステップST218)。制御装置170は、サーバ600から提供機能決定情報を取得できたと判断する場合にはステップST219の処理を、そうで無い場合にはステップST220の処理を実行する。
ステップST215において、制御装置170は、取得した分類情報に対応した提供機能決定情報を取得済みであると判断した場合、ステップST218において、サーバ600から提供機能決定情報を取得できたと判断した場合、又は、ステップST221を実行した後には、提供機能決定情報で定められる機能を提供するように制御を行う(ステップST219)。その後、制御装置170は、ステップST202に戻り上記処理を繰り返す。
この構成によれば、文書の分類毎に画像処理装置が提供する機能の指定を取得できるため、例えば、文書毎にユーザが画像処理装置が提供する機能を指定する方法に比べ、ユーザが機能を指定する労力を軽減できる。
ステップST205において、画像データを送信した旨の通知を受領しなかったと判断した場合には、制御装置170は、処理を終了する。
ステップST216において、サーバ識別情報を未取得であると判断した場合、又は、ステップST218において、サーバ600から提供機能決定情報を取得できなかったと判断した場合には、表示装置130等へ提供機能決定情報の入力を促すメッセージを送信する(ステップST220)。
その後、制御装置170は、入力装置140等からユーザ500の入力した提供機能決定情報を受信する(ステップST221)。
ステップST207において、制御装置170は、画像データに複写制限が存在しないと判断した場合、又は、ステップST213において、分類情報を記載したコードデータが存在しないと判断した場合には、ユーザ500の選択した選択機能を提供するよう制御する(ステップST222)。その後、制御装置170は、ステップST202に戻り上記処理を繰り返す。
次に、分類情報を記載した背景地紋画像を有する出力画像及び提供機能決定情報を記載した背景地紋画像を有する出力画像を生成する画像処理装置100(以下単に、背景地紋画像を付す画像処理装置と言う)が生成する出力画像について図8を参照しながら説明する。図8は、分類情報等を記載した背景地紋画像を有する出力画像を説明するための図である。
先ず、背景地紋画像を付す画像処理装置100は、原稿S11〜13、21、22、31〜33及び41〜43に関するデータを公衆回線網300又はネットワーク400を通じて受信するか、若しくは、ユーザ500により設定される。その後、画像処理装置100は、原稿S11〜13、S21、22、S31〜33及びS41〜43について出力画像O111〜113、121、122、131〜133、141〜143、151及び152を出力する。
原稿S11〜13は原稿の印刷濃度が低く、原稿S21、22はカラー原稿であり、原稿31〜33は記載されている文字が小さく、原稿41〜43は写真原稿であると言う特徴を有する。
よって、ユーザ500は複写等と言った画像処理装置100の有する機能の提供を受ける際には、それぞれ、原稿S11〜13を自動設定で設定される濃度よりも濃く、原稿S21、22をカラーで、原稿31〜33は、拡大して、原稿41〜43は、写真モードでそれぞれ出力画像を生成させたいと考えている。
尚、写真モードとは画質調整機能の提供の際に設定されるモードである。モードは、文字モード、文字/写真モード及び写真モードから構成される。
文字モード、文字/写真モード及び写真モードとはそれぞれ原稿種類が文字種類、文字と写真との混在した種類及び写真種類である原稿に対応して実行する処理及び色味やコントラストなどの画質全般を変える機能を言う。
そこで、ユーザ500は、原稿S11〜13を分類情報「001」で分類される文書グループに、原稿S21、22を分類番号「002」で分類される文書グループに、原稿S31〜33を分類情報「003」で分類される文書グループに、原稿S41〜43を分類情報「004」で分類される文書グループに、それぞれ分類した。
次に、ユーザ500は、原稿Sについて複写等される際に、それぞれの原稿に分類情報を表現する背景地紋画像を付加して出力するよう指示をした。
その結果、原稿S11〜13、21、22、31〜33及び41〜43について複写等された結果である出力画像O111〜113、121、122、131〜133及び141〜143は、それぞれ、分類情報が「001」、「002」、「003」及び「004」である旨の記載のされた背景地紋画像W11〜W13、W21、22、31〜33及び41〜43を合成された。
また、ユーザ500は、原稿Sについて複写等される際に、原稿S11〜13、21、22、31〜33及び41〜43に対して画像処理装置が提供すべき機能を定める為に、提供機能決定情報又はサーバ識別情報を表現する背景地紋画像を有した出力画像を出力するよう指示をした。
その結果、出力画像O151は、「001」と言う分類情報を有する画像データについては濃い印刷濃度で、「002」と言う分類情報を有する画像データについてはカラー印刷で、「003」と言う分類情報を有する画像データについては120%拡大して、「004」と言う分類情報を有する画像データについては写真モードで、複写等を行う決定を表す情報である提供機能決定情報の記載のされた背景地紋画像W51を有する。また、出力画像O152は、上記提供機能決定情報の登録されたサーバの識別情報が記載された背景地紋画像W52を有する。
この構成によれば、文書の分類毎に画像処理装置が提供する拡大又は縮小機能、カラー印刷機能の提供の有無、濃度調節及び画質調節を指定できるため、例えば文書毎に指定する方法と比べ、拡大又は縮小率、カラー印刷機能の提供の有無、印刷濃度及び画質を調整して指定する労力を軽減できる。
更に、この構成によれば、原稿のイメージを損なう事無く文書の分類を表す情報を原稿に付加することができる。
また、出力画像へ画像パターンにより分類情報及び提供機能決定情報の双方を追加する場合には、文書の分類毎に画像処理装置が提供する機能を指定できるため、例えば、文書毎に機能を指定する方法に比べ、提供を受ける機能を指定する労力を軽減できる。また、提供機能決定情報に対応した画像データを容易に再生成できるので、一旦指定した機能を容易に変更できる。
更に、出力画像へ画像パターンにより分類情報及びサーバ所在情報の双方を追加する場合には、提供機能決定情報の設定及び変更はサーバにおいてなされるため、例えば、出力画像に提供機能決定情報を記載する方法に比べて、一旦指定した機能をより容易に変更できるだけでなく、提供機能決定情報の維持及び管理がより容易である。
次に、図8で示した出力画像O111、121、131及び141を複写等した場合の出力画像について図9を参照して説明する。図9は、提供機能決定情報を表示装置130等から受信する実施例について説明するための図である。
先ず、背景地紋画像で表現された分類情報等に基づいて提供する機能を制御される画像処理装置100(以下単に、制御される画像処理装置と言う)は、図8で説明した実施例において出力された出力画像の内の一部である出力画像O111、121、131及び141を原稿として図8で説明した実施例と同様に受信等する。尚、出力画像O111、121、131及び141は、それぞれ分類情報が「001」、「002」、「003」及び「004」であって、分類情報がそれぞれ異なる。
次に、制御される画像処理装置100は、受信等された画像データの有する背景地紋画像Wを解析し、記載された分類情報を取得する。その後、画像処理装置100は、表示装置130等へ提供機能決定情報の入力を促すメッセージを送信し、入力装置140等により提供機能決定情報を取得する。
その後、制御される画像処理装置100は、入力装置140等から受信した提供機能決定情報に基づいて、画像処理装置100の提供する機能を提供する。
具体的には、ユーザ500は、提供機能決定情報として、分類情報「001」で分類される画像データは濃度を濃くする、分類情報「002」で分類される画像データはカラー出力、分類情報「003」で分類される画像データは120%拡大して出力、分類情報「004」で分類される画像データは写真モードで出力、する旨の入力を入力装置140を通じて行う。その後、制御される画像処理装置100は、入力装置140を通じて入力された提供機能決定情報に従った機能の提供を行う。
次に、図8で示した出力画像O111、121、131及び141を、O151を用いて複写等した場合の出力画像について図10を参照して説明する。図10は、提供機能決定情報をO151に合成された背景地紋画像から取得する実施例について説明するための図である。
先ず、制御される画像処理装置は、図8で説明した実施例において出力された出力画像の内の一部である出力画像O111、121、131及び141を原稿として図8で説明した実施例と同様に受信等する。また、出力画像O151も同様に受信等する。
次に、制御される画像処理装置100は、受信等された出力画像O111、121、131及び141の有する背景地紋画像Wを解析し、記載された分類情報を取得する。また、同様に、出力画像O151の有する背景地紋画像Wを解析し、記載された提供機能決定情報を取得する。
その後、制御される画像処理装置100は、背景地紋画像Wから取得した提供機能決定情報に基づいて、画像処理装置の提供する機能を提供する。
次に、図8で示した出力画像O111、121、131及び141を、O152を用いて複写等した場合の出力画像について図11を参照して説明する。図11は、提供機能決定情報をサーバ600から取得する実施例について説明するための図である。
先ず、制御される画像処理装置は、図8で説明した実施例において出力された出力画像の内の一部である出力画像O111、121、131及び141を原稿として図8で説明した実施例と同様に受信等する。また、出力画像O152も同様に受信等する。
次に、制御される画像処理装置100は、受信等された出力画像O111、121、131及び141の有する背景地紋画像Wを解析し、記載された分類情報を取得する。また、同様に、出力画像O152の有する背景地紋画像Wを解析し、記載されたサーバ識別情報を取得する。
尚、このサーバ識別情報には、サーバ600を識別するためにIPアドレスが記載されている。更に、通信プロトコルとしてHTTPを用いる旨の記載がされている。
次に、制御される画像処理装置100は、取得したIPアドレスに対しHTTPプロトコルに従って、取得した分類情報を送信する。その後、サーバ600から送信した分類情報に対応した提供機能決定情報を受信する。尚、この処理は、PHPやCGIを用いることで実現する事ができる。
その後、制御される画像処理装置100は、サーバ600から取得した提供機能決定情報に基づいて、画像処理装置の提供する機能を提供する。
上記実施形態では、制御される画像処理装置100の取得する画像データには、分類情報又は提供機能決定情報のどちらか一方、若しくは、分類情報又はサーバ識別情報のどちらか一方が記載されている場合について説明したが、これに限定される訳ではなく、分類情報及び提供機能決定情報の双方、分類情報及びサーバ識別情報の双方、若しくは、分類情報、提供機能決定情報及びサーバ識別情報の全てが記載されている構成を採用することが可能である。
制御装置170は、画像データ取得装置で取得された画像データの有するコードデータに提供機能決定情報が含まれず、且つ、サーバ識別情報も含まれないと判断した場合には、入力装置140等から提供機能決定情報を受信する場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、入力装置140等からサーバ識別情報を受信する構成を採用することも可能である。
上記実施形態では、制御装置170は、画像データ取得装置で取得された画像データの有するコードデータに提供機能決定情報が含まれず、且つ、サーバ識別情報も含まれないと判断した場合には、入力装置140等から提供機能決定情報を受信する場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、入力装置140等からサーバ識別情報を受信する構成を採用することも可能である。
上記実施形態では、サーバ600は、ネットワーク400を介して画像処理装置100に接続されている場合について説明したが、これに限定される訳ではなく、サーバ600は、画像処理装置100に直接接続されている構成、又は、サーバ600の機能を画像処理装置100が有する構成を採用することも可能である。
上記実施形態では、サーバ識別情報としてローカルIPアドレスを用いて説明したがこれに限定されるわけではなく、サーバ所在情報は、グローバルIPアドレス又はグローバルIPアドレスに関連付けられたドメイン名とし、ネットワーク400はインタネットであるとする構成を採用することができる。
上記実施形態では、バッファメモリ1214はSDRAMから構成されるとしていたが、これに限定されるわけではなく、例えば、DRAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、MO又はDVDと言ったRAM、EPROM又はEEPROMと言ったPROMを採用することができる。