JP2002051205A - 識別コードの付加方法、識別コードが付加された記録媒体、並びに画像処理装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

識別コードの付加方法、識別コードが付加された記録媒体、並びに画像処理装置およびそれを備えた画像形成装置

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JP2002051205A
JP2002051205A JP2000232163A JP2000232163A JP2002051205A JP 2002051205 A JP2002051205 A JP 2002051205A JP 2000232163 A JP2000232163 A JP 2000232163A JP 2000232163 A JP2000232163 A JP 2000232163A JP 2002051205 A JP2002051205 A JP 2002051205A
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JP2000232163A
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English (en)
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Atsutoshi Morimoto
淳寿 森本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の情報が挿入された原稿に対して、最適
な画像処理を施す際の操作の煩雑さを解消し、さらに、
再現性の高い出力画像を得ることができる画像処理装置
を提供する。 【解決手段】 本発明に係る画像処理装置5には、原稿
の表面における画像形成領域外であって、且つ、少なく
とも一組の対角領域にそれぞれ付加されている、原稿の
画像情報を表す識別コードを認識する識別コード認識部
521と、識別コードに対応する画像情報データを格納
している記憶コード対応データ格納部531と、識別コ
ードに対応する画像情報のデータに基づいて、原稿の画
質モードを設定する画質モード設定部522とが設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿やコンピュー
タで生成された画像データに画質モードを表す識別コー
ドを付加する識別コードの付加方法、画質モードを表す
識別コードが付加された記録媒体、並びに、画像モード
を表す識別コードが付加されている原稿や画像データか
ら、該識別コードを読み出し、対応する最適な方法で入
力画像データに対して処理を施す画像処理装置、および
この画像処理装置を備えた画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器のディジタル化が急速に
進展し、さらに、カラー画像出力の需要が増してきたこ
とにより、電子写真方式のディジタルカラー複写機やイ
ンクジェット方式・熱転写方式のカラープリンタ等の画
像形成装置が、広く一般に普及してきている。例えば、
ディジタルカメラやスキャナ等の入力機器より入力され
た画像情報や、あるいは、コンピュータ上で作成された
画像情報は、これらディジタルカラー複写機やカラープ
リンタ等の出力機器を用いて出力されている。
【0003】上記のような従来の画像形成装置におい
て、最近では、原稿画像が忠実に再現された出力画像を
得るために、複数の画質モードの中から所望の画質モー
ドを設定できる機能が付加されている。画質モードに
は、例えば、文字モード、写真モード、地図モー
ド等があり、さらに、文字と写真とが混在する文字/写
真モードなどもある。さらに、写真モードにおいて、印
刷写真モード、印画紙写真モード等を選択可能とする構
成も実現されている。
【0004】例えば、特開昭62−104374号公報
には、画像形成装置の操作パネルにコピーモード指定部
(画質モード設定ボタン)を設けて、ユーザの好みに応
じた出力画像を提供できる技術が開示されている。
【0005】このように、画像形成装置に多くの画質モ
ードを設けることで、ユーザは、より原稿画像に近い出
力画像を得ることが可能となる。しかし、一般のユーザ
が画質モードを設定する場合に、例えば印刷写真と印画
紙写真との違いなどを原稿画像から判断するなど、原稿
から最適な画質モードを選択することは困難である。従
って、ユーザにとっては使用が困難であり、使い勝手が
悪いという問題を引き起こす。
【0006】上記のような問題を解決する技術として、
特開平10−105002号公報に次のような画像形成
装置が開示されている。該画像形成装置は、操作パネル
に画像情報読み取りモードが設定されている場合に、ま
ず原稿の裏面に表記された画像形成条件を指示する画像
情報を両面自動原稿送り装置にて読み取り、この画像情
報が認識可能か否かを判断する。読み取った画像情報が
認識可能な場合は、該画像情報の内容を、画像読み取り
部および画像形成部に対し画像処理条件として設定す
る。
【0007】以上のような構成により、上記従来公報に
開示された画像形成装置は、原稿に対する最適な画像形
成条件を、容易に設定可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、原稿の裏面に画像情報を表記しなければ
ならないため、手間がかかってしまう。さらに、原稿の
片面にのみ画像が印刷されたものであれば問題ないが、
両面に印刷されている原稿の場合は、表記された画像情
報が分かりにくいため、認識する際に複雑な処理が必要
となる。つまり、読み込んだ画像情報が示しているの
は、同面に印刷された画像ではなく反対面の画像である
ため、認識の際に複雑な制御が必要となる。また、製本
された印刷物においては、両面自動原稿送り装置にて搬
送することが困難であるため、上記従来の構成を、製本
された印刷物に対して適用することは不可能である。
【0009】また、上記従来の構成においては、例えば
原稿が印刷写真や印画紙写真などの場合、例え原稿に対
して最適な画質モードを設定したとしても、出力する記
録媒体が最適のもの(例えば上質紙、コート紙等)でな
ければ鮮明な出力画像を得ることができず、原稿画像の
再現性が低下してしまう。
【0010】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、画質の情報が挿入された原稿に対して、最適な画
像処理を施す際の操作の煩雑さを解消し、さらに、再現
性の高い出力画像を得ることができる画像処理装置の提
供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る画像処理装置は、原稿の表面におけ
る画像形成領域外であって、且つ、少なくとも一組の対
角領域にそれぞれ付加されている、原稿の画像情報を表
す識別コードを認識する識別コード認識手段と、上記識
別コードに対応する画像情報データを格納している記憶
手段と、原稿に付加された識別コードに対応する画像情
報データに基づいて、原稿の画質モードを設定する画質
モード設定手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、識別コード認識手段
が原稿に予め付加されている識別コードを認識し、記憶
手段に格納された該識別コードに対応する画像情報デー
タを用いて、画質モード設定手段が原稿の画質モードを
設定する。従って、ユーザが原稿に最適な画質モードを
設定する必要がなくなる。また、ユーザが原稿の画質モ
ードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択ミス
により、出力画像の品位が低下することもなくなる。従
って、常に高品位の画像が得られると共に、ユーザーが
画質モードを設定する際の煩雑さを解消することができ
る。
【0013】さらに、識別コードは、原稿の表面におけ
る画像形成領域外であって、且つ、少なくとも一組の対
角領域に付加されているので、原稿を原稿載置台に置く
際に、その向きを限定する必要がない。さらに、原稿を
読み込む際に、最初に識別コードを読み取ることになる
ので、プレスキャンの必要がなくなる。また、識別コー
ドは原稿の表面に付加されているので、両面に画像が印
刷されている原稿であっても、処理が煩雑になることは
ない。
【0014】尚、上記原稿とは、1枚のものだけでな
く、製本された印刷物も含まれており、以下に示す原稿
についても同様である。
【0015】また、上記の課題を解決するために、本発
明に係る画像処理装置は、原稿に付加されている、原稿
の画像情報を表す識別コードを認識する識別コード認識
手段と、上記識別コードに対応する画像情報データを格
納している記憶手段と、原稿に付加された識別コードに
対応する画像情報データに基づいて、原稿の画質モード
を設定する画質モード設定手段と、上記識別コードに対
応する画像情報データに基づいて、画像を出力する記録
媒体の選択を行う記録媒体選択手段とを備えたことを特
徴とすることもできる。
【0016】上記の構成によれば、識別コード認識手段
が原稿に予め付加されている識別コードを認識し、記憶
手段に格納された該識別コードに対応する画像情報デー
タを用いて、画質モード設定手段が原稿の画質モードを
設定する。従って、ユーザが原稿に最適な画質モードを
設定する必要がなくなる。また、ユーザが原稿の画質モ
ードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択ミス
により、出力画像の品位が低下することもなくなる。従
って、常に高品位の画像が得られると共に、ユーザーが
画質モードを設定する際の煩雑さを解消することができ
る。
【0017】さらに、記録媒体選択手段が設けられてい
るので、原稿の画像を良好な再現性で出力するのに最適
な記録媒体を選定することができる。これにより、例え
ば写真モードの画像など、特に高品位の画質が要求され
る画像を、最適な状態で出力することができる。
【0018】また、上記の課題を解決するために、本発
明に係る画像処理装置は、原稿内に予め設けられている
所定情報の形態を原稿の画像情報に応じて変化させるこ
とで、該所定情報を識別コードとし、該識別コードを認
識する識別コード認識手段と、上記識別コードに対応す
る画像情報データを格納している記憶手段と、原稿に付
加された識別コードに対応する画像情報データに基づい
て、原稿の画質モードを設定する画質モード設定手段と
を備えたことを特徴とすることもできる。
【0019】上記の構成によれば、識別コード認識手段
が原稿に予め付加されている識別コードを認識し、記憶
手段に格納された該識別コードに対応する画像情報デー
タを用いて、画質モード設定手段が原稿の画質モードを
設定する。従って、ユーザが原稿に最適な画質モードを
設定する必要がなくなる。また、ユーザが原稿の画質モ
ードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択ミス
により、出力画像の品位が低下することもなくなる。従
って、常に高品位の画像が得られると共に、ユーザーが
画質モードを設定する際の煩雑さを解消することができ
る。
【0020】さらに、識別コードには、原稿内に予め設
けられている所定情報が用いられており、例えばページ
番号やサブタイトルの書体を画像情報に応じて変化させ
たり、あるいは下線を付したりして形態を変化させるこ
とで識別し、原稿に付加されている。印刷物には、ほと
んどの場合ページ番号が明記されているので、例えばペ
ージ番号を識別コードとすることにより、ページ毎に最
適な画質モードの設定が可能となると共に、印刷物本来
の目的を大きく変えることなく、識別コードを挿入する
ことができる。
【0021】また、上記の課題を解決するために、本発
明に係る画像処理装置は、電子データのヘッド部分に付
加されている、該電子データの画像情報を表す識別コー
ドを認識する識別コード認識手段と、上記識別コードに
対応する画像情報データを格納している記憶手段と、電
子データに付加された識別コードに対応する画像情報デ
ータに基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モー
ド設定手段とを備えたことを特徴とすることもできる。
【0022】上記の構成によれば、識別コード認識手段
が、スキャナ等の画像入力装置よりコンピュータに読み
込まれて処理された文書(表・グラフ等も含む)・画
像、あるいは、コンピュータで生成された文書・画像
(電子データ)の画像情報を示す識別コードを認識し、
画質モード設定手段が、記憶手段に格納されている各識
別コードに対応する画像情報データから、電子データの
画質モードを設定するので、ユーザが原稿に最適な画質
モードを設定する必要がなくなる。また、ユーザが電子
データの最適な画質モードを決定することが困難な場合
に、ユーザの選択ミスにより、出力画像の品位が低下す
ることもなくなる。従って、常に高品位の画像が得られ
ると共に、ユーザーが画質モードを設定する際の煩雑さ
を解消することができる。
【0023】また、上記の課題を解決するために、本発
明に係る画像処理装置は、原稿の表面における画像形成
領域外であって、且つ、少なくとも一組の対角領域にそ
れぞれ付加されている、原稿の画像情報を表す識別コー
ドを認識する識別コード認識手段と、上記識別コードに
対応する画像情報データを格納している記憶手段と、原
稿に付加された識別コードに対応する画像情報データに
基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モード設定
手段と、上記識別コードに対応する画像情報データに基
づいて、画像を出力する記録媒体を選択する記録媒体選
択手段とを備えたことを特徴とすることもできる。
【0024】上記の構成によれば、識別コード認識手段
が原稿に予め付加されている識別コードを認識し、記憶
手段に格納された該識別コードに対応する画像情報デー
タを用いて、画質モード設定手段が原稿の画質モードを
設定する。従って、ユーザが原稿に最適な画質モードを
設定する必要がなくなる。また、ユーザが原稿の画質モ
ードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択ミス
により、出力画像の品位が低下することもなくなる。従
って、常に高品位の画像が得られると共に、ユーザーが
画質モードを設定する際の煩雑さを解消することができ
る。
【0025】さらに、識別コードは、原稿の表面におけ
る画像形成領域外であって、且つ、少なくとも一組の対
角領域に付加されているので、原稿を原稿載置台に置く
際に、その向きを限定する必要がない。さらに、原稿を
読み込む際に、最初に識別コードを読み取ることになる
ので、プレスキャンの必要がなくなる。
【0026】さらに、記録媒体選択手段が設けられてい
るので、原稿の画像を良好な再現性で出力するのに最適
な記録媒体を選定することができる。これにより、例え
ば写真モードの画像など、特に鮮明な画質が要求される
画像を、最適な状態で出力することができる。
【0027】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る画像処理装置は、上記識別コードが、さら
に、原稿の上記対角領域において90°回転させた領域
に対してもそれぞれ付加されていることが好ましい。
【0028】上記の構成により、原稿を縦方向に読み込
んでも、あるいは横方向に読み込んでも、最初に識別コ
ードを読み取ることになるので、プレスキャンの必要が
なくなる。すなわち、原稿を読み込む向きが限定されな
いので、回転処理が不要となる。
【0029】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る画像処理装置は、画像を出力する際に上記識
別コードを消去する識別コード消去手段が設けられてお
り、識別コードを消去するか否かを選択可能とすること
が好ましい。
【0030】上記のような識別コード消去手段を設ける
ことにより、出力される画像と共に識別コードを一緒に
出力するか否かを、ユーザが選択することが可能とな
る。従って、ユーザーは、本来の目的である画像のみを
得ることもできるし、複写物から複製を作成する場合
に、原稿から複写物を作成したときの画質モードでコピ
ーすることを希望する際には、識別コードを出力するこ
ともできる。
【0031】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明に係る画像処理装置は、上記画質モード設定手段に
より設定された画質モードが変更可能であることが好ま
しい。
【0032】上記の構成により、ユーザーが画質モード
設定手段により設定された画質モードが気に入らない場
合は、所望の画質モードに変更することが可能である。
【0033】また、上記の課題を解決するために、本発
明に係る画像形成装置は、上記画像処理装置のうちの1
つを備えたことを特徴としている。
【0034】上記の構成によれば、上述したような、原
稿や電子データの画像に対して最適な画質モード等を選
択することが可能で、高品位の画像を得ることができる
と共にユーザーが画質モード等を設定するという操作性
の煩雑さを解消した画像形成装置を提供することができ
る。
【0035】さらに、上記画像形成装置は、識別コード
を読み込む識別コード読み取り手段をさらに備えた構成
とすることもできる。
【0036】上記の構成によれば、識別コード読み取り
手段として、例えば、バーコードリーダー等を備えるこ
とにより、印刷物をコピーする場合に一旦識別コードを
読み込むのみで、複数の複写動作を行うことができる。
【0037】また、本発明に係る識別コードの付加方法
は、原稿の表面における画像形成領域外であって、且
つ、少なくとも一組の対角領域に、原稿の画像情報を表
す識別コードをそれぞれ付加することを特徴としてい
る。
【0038】上記の方法によれば、原稿を読み込む際に
原稿を置く向きを限定する必要がなく、また、プレスキ
ャンの必要がなくなる。
【0039】本発明に係る識別コードの付加方法は、さ
らに、原稿の上記対角領域において90°回転させた領
域に対しても、上記識別コードをそれぞれ付加すること
が好ましい。
【0040】上記の方法により、原稿を縦方向に読み込
んでも、あるいは横方向に読み込んでも、最初に識別コ
ードを読み取ることになるので、プレスキャンの必要が
なくなる。すなわち、原稿を読み込む向きが限定されな
いので、回転処理が不要となる。
【0041】また、本発明に係る識別コードの付加方法
は、原稿内に予め設けられている所定情報を、原稿の画
像情報に応じてその形態を変化させることで識別コード
として原稿に付加することも可能である。
【0042】上記の方法によれば、識別コードを、原稿
内に予め設けられている情報、例えばページ番号やサブ
タイトルの書体を画像情報に応じて変化させたり、ある
いはページ番号やサブタイトルに下線を付したりするこ
とで識別して、原稿に付加している。印刷物には、ほと
んどの場合ページ番号が明記されているので、例えばペ
ージ番号を識別コードとすることにより、ページ毎に最
適な画質モードの設定が可能となると共に、印刷物本来
の目的を大きく変えることなく、識別コードを挿入する
ことができる。
【0043】また、本発明に係る識別コードの付加方法
は、電子データ化された画像データの画像情報を示す識
別コードを電子データ化し、該識別コードを上記画像デ
ータのヘッド部分に付加することもできる。
【0044】上記の方法によれば、ネットワークを介し
て入力される画像(画像データ)に対しても、プリント
時に最適な画質モードを選択することが可能となり、高
品位の画像が得られると共に、ユーザが画質モードを設
定する際の煩雑さを解消することができる。
【0045】また、本発明に係る記録媒体は、上記した
識別コードの付加方法のうちの何れかにより、識別コー
ドが付加されたことを特徴としている。
【0046】原稿や電子データの画像情報が識別コード
として記録媒体に付加されることにより、最適な画質モ
ードが選択されて、該記録媒体の画像に対して高品位の
複製物が得られる。これと共に、ユーザーが画質モード
を設定する際の煩雑さも解消できる。
【0047】尚、ここでの記録媒体とは、コンピュータ
で生成・処理された文書・画像も含まれる。
【0048】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の第1の
実施の形態について、図1ないし図10に基づいて説明
すれば、以下のとおりである。
【0049】図1は、本実施の形態に係る画像処理装置
を備えたディジタルカラー複写機(画像形成装置)1の
構成を示すブロック図である。該ディジタルカラー複写
機1は、画像入力装置2と、通信手段3と、ユーザイン
ターフェース(以下、ユーザI/Fと記す。)4と、画
像処理装置5と、画像出力装置6とを備えている。
【0050】上記画像入力装置2は原稿画像を読み取る
ものであり、例えばCCD(ChargeCoupled Device )
を備えたスキャナ部より構成されている。該画像入力装
置2は、原稿からの反射光像をR・G・B(R:赤,
G:緑,B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み
取り、画像処理装置5に出力する。
【0051】上記通信手段3は、ネットワークを介して
画像データをやりとりするための構成であり、ネットワ
ークを介して入力された画像データを、画像処理装置5
に出力する。
【0052】ユーザI/F4とは、ユーザが画像入力装
置2、画像処理装置5、および画像出力装置6に対する
動作指示を入力し、また ユーザに対してメッセージが
表示されるものである。
【0053】上記画像処理装置5は、主要処理部51、
識別コード処理部52、記憶部53、およびメッセージ
生成配付部54を備えている。主要処理部51とは、通
常の一般的なカラー画像処理を施すものである。識別コ
ード処理部52とは、原稿に付加された画像データの識
別コードに応じて、原稿に最適な画質モードを選択する
ものである。記憶部53は、原稿に付加された識別コー
ドに対応する画質モードのデータ(画像情報データ)を
格納する識別コード対応データ格納部531と、画像デ
ータを記憶しておくための画像メモリ532と、ユーザ
に対して表示するメッセージのデータを格納するメッセ
ージデータ格納部533とを有している。メッセージ生
成配付部54とは、記憶部53のメッセージデータ格納
部533に格納されているメッセージデータ、例えば識
別コード処理部52にて選択された画質モードや、エラ
ーメッセージ等を、ユーザI/F4の表示部に表示する
ものである。
【0054】まず、上記主要処理部51による画像処理
の詳細について、図2に基づいて以下に説明する。図2
は、上記画像処理装置5における主要処理部51の構成
例を示すブロック図である。
【0055】上記主要処理部51は、A/D(アナログ
/ディジタル)変換部511、シェーディング補正部5
12、入力階調補正部513、領域分離処理部514、
色補正部515、黒生成下色除去部516、空間フィル
タ処理部517、出力階調補正部518、及び階調再現
処理部519とから構成されている。
【0056】A/D変換部511は、R・G・Bのアナ
ログ信号をディジタル信号に変換するものである。
【0057】シェーディング補正部512は、A/D変
換部511より送られてきたR・G・Bのディジタル信
号に対し、画像入力装置2の照明系、結像系、撮像系で
生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。
【0058】入力階調補正部513は、シェーディング
補正部512にて各種の歪みが取り除かれたR・G・B
信号(R・G・Bの反射率信号)に対して、カラーバラ
ンスを整えると同時に、濃度信号など、カラーの画像処
理装置5に採用されている画像処理システムの扱い易い
信号に変換する処理を施すものである。
【0059】領域分離処理部514は、R・G・B信号
より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真
領域の何れかに分離するものである。領域分離処理部5
14は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属してい
るかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部516、
空間フィルタ処理部517、及び階調再現処理部519
へと出力すると共に、入力階調補正処理部513より出
力された入力信号をそのまま後段の色補正部515に出
力する。
【0060】色補正部515は、色再現の忠実化実現の
ために、不要吸収成分を含むC・M・Y(C:シアン,
M:マゼンタ,Y:イエロー)色材の分光特性に基づい
た色濁りを取り除く処理を行うものである。
【0061】黒生成下色除去部516は、色補正後のC
・M・Yの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生
成、元のC・M・Y信号から黒生成で得たK信号を差し
引いて新たなC・M・Y信号を生成する処理を行うもの
であって、C・M・Yの3色信号はC・M・Y・Kの4
色信号に変換される。
【0062】黒生成処理の一例として、スケルトンブラ
ックによる黒生成を行なう方法(一般的方法)がある。
この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f
(x)、入力されるデータをC,M,Yとし、出力され
るデータをC' ,M' ,Y',K'とし、UCR(Under
Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生
成下色除去処理は以下の式で表わされる。
【0063】 K’=f{min(C,M,Y) } ………(1) C’=C−αK’ ………(2) M’=M−αK’ ………(3) Y’=Y−αK’ ………(4) 空間フィルタ処理部517は、黒生成下色除去部516
より入力されたC・M・Y・K信号の画像データに対し
て、領域識別信号を基にディジタルフィルタによる空間
フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することに
よって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理
するものである。また、階調再現処理部519も、空間
フィルタ処理部517と同様に、C・M・Y・K信号の
画像データに対して、領域識別信号を基に所定の処理を
施すものである。
【0064】例えば、領域分離処理部514にて文字に
分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を
高めるために、空間フィルタ処理部517による空間フ
ィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が
大きくされる。同時に、階調再現処理部519において
は、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンで
の二値化または多値化処理が選択される。
【0065】また、領域分離処理部514にて網点に分
離された領域に関しては、空間フィルタ処理部517に
おいて、入力網点成分を除去するためのローパス・フィ
ルタ処理が施される。そして、出力階調補正部518
で、濃度信号などの信号を画像出力装置6の特性値であ
る網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、
階調再現処理部519で、最終的に画像を画素に分離し
てそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現
処理(中間調生成)が施される。
【0066】領域分離処理部514にて写真に分離され
た領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンで
の二値化または多値化処理が行われる。
【0067】上述した各処理が施された画像データは、
一旦記憶部53に記憶され、所定のタイミングで読み出
されて画像出力装置6に入力される。
【0068】次に、本発明に係る画像処理装置5の特徴
部である識別コード処理部52について、以下に説明す
る。
【0069】上記識別コード処理部52は、原稿に付加
されている識別コードに基づいて、原稿に対して最適な
画質モード(画像処理方法)を選択し、選択された画質
モードによって原稿画像を処理する構成となっている。
まず、最初に、原稿に付加される識別コードについて説
明する。
【0070】本実施の形態における識別コードとして
は、原稿の所定位置に付加されたバーコード、数列、文
字列等が利用可能である。さらには、原稿内にもともと
ある情報の形態を変化させることにより識別し、その情
報を識別コードとして利用することも可能である。尚、
情報の形態を変化させるとは、例えば、原稿のページ番
号あるいはサブタイトルの書体やフォントを変化させた
り、下線の有無を利用することである。
【0071】原稿に付加される識別コードの場合、その
挿入箇所は、図3または図4に示すように、原稿の画像
形成領域(画像部分)外における対角領域、すなわち原
稿において互いに対向するコーナー部とする。図3に示
す付加方法の場合、原稿の識別コードをコーナー部の2
ヵ所に付加することで、原稿を左端部aから読み込んで
も、あるいは右端部bから読み込んでも、原稿の画像を
読み込むより先に識別コードを読み取ることができる。
そのため、原稿を左端部a、右端部bのどちらから読み
込んでも、プレスキャンする必要がなくなる。また、図
4に示す付加方法の場合、図3の付加位置に加えて、点
Pを中心に90°回転させた領域にもそれぞれ識別コー
ドが付加され、合計4ヵ所に付加されている。この場
合、左端部a、右端部b、上端部c、下端部dのどちら
の方向から原稿を読み込んでも、原稿の画像を読み込む
より先に識別コードを読み取ることができる。そのた
め、原稿を置く方向が指定されず、また、原稿を縦横ど
ちらから読み込むとしても識別コードの回転処理が不要
となる。
【0072】また、学会誌や論文誌などの出版物、すな
わち製本された印刷物を原稿として用いる場合は、識別
コードを裏表紙に挿入すればよい。
【0073】上記のように原稿に付加される識別コード
は、本実施の形態に係るディジタルカラー複写機1にて
原稿に書き込むこともできるし、また、原稿に添付でき
るシート等に識別コードを記録して原稿に貼り付けて付
加することもできる。
【0074】しかし、製本された印刷物において、もし
ページ毎で画質が異なる場合、例えば、文字と写真とが
混在するページや、文字と多色印刷画像(例えば、グラ
フ、色文字など)とが混在するページ等が含まれ場合
は、ページ毎に識別コードを付加する必要がある。そこ
で、このような場合は、サブタイトルやページ番号の書
体またはフォントを変化させる等、原稿内にもともとあ
る情報の形態を変化させて該情報を識別コードとして利
用することで、本発明を適用することが可能となる。
【0075】図5には、例えばバーコードを識別コード
として利用する場合の例が示されている。例えば、文字
以外に他の画像(多色画像、印刷写真、印画紙写真等)
が混在する場合、バーコードの線の太さは「文字画像」
を示す線の太さと同じにしておき、線の有無によって、
文字に何の画像が混在する原稿であるのかを示すことが
できる。この場合、原稿が例えば多色画像、印刷写真、
印画紙写真などの単一画像である場合は、線の太さを変
化させて区別する。
【0076】また、図6には、ページ番号を識別コード
として利用する場合の例が示されている。例えば、文字
以外に他の画像(多色画像、印刷写真、印画紙写真等)
が混在する場合、「文字」を示すフォント(ここでは明
朝)のままで、「文字・多色画像」の場合は斜体にし、
「文字・印刷写真」の場合は下線を付し、「文字・印画
紙写真」の場合は斜体にしてさらに下線を付す、という
ように書体を変化させて、識別コードとして利用する。
この場合、原稿が例えば多色画像、印刷写真、印画紙写
真などの単一画像である場合は、フォントを変化させる
ことで対応する。ここでは、多色画像の場合は行書体、
印刷写真の場合はゴシック、印画紙写真の場合は丸ポッ
プが一例として用いられている。
【0077】尚、図6に示した識別コードはあくまで一
例であり、他にも、下線を破線にする、ページ番号の上
や下にドットを付ける、中抜きの文字を使用する、文字
に影をつけるなどで、区別することも可能である。
【0078】また、ディジタルカラー複写機1をプリン
タとして機能させる際、ネットワークを通じて通信手段
3から入力される電子データとしての画像データの場合
には、図7に示すように、ヘッダー(ヘッド部分)に識
別コードを挿入する。ヘッダーには、階調数(256階
調かフルカラー階調か等)やデータのサイズ等の情報が
書き込まれているが、これらの情報に加えて識別コード
も挿入する。また、ページ毎で画像情報が異なる場合
は、各ページ毎にヘッダーを設けて識別コードを挿入す
る。
【0079】次に、識別コード処理部52の構成につい
て説明する。
【0080】本実施の形態においては、識別コードの読
み取り装置として画像入力装置2が併用される。本実施
の形態においては、プレスキャンを行って識別コードの
読み取りを行う。しかし、必ずしもプレスキャンを行う
必要はなく、プレスキャンを行わない場合は、シェーデ
ィング補正処理が施された後の信号を一旦記憶部53の
画像メモリ532に格納し、該画像メモリ532から識
別コードを読み取る。
【0081】識別コード認識部521は、読み取った識
別コードと記憶部53の識別コード対応データ格納部5
31に格納されている画像情報のデータとを対応させ
て、原稿の画質モードを決定する。
【0082】画質モード設定部522は、識別コード認
識部521にて決定された原稿の画質モード(例えば文
字、文字・印画紙写真、地図等)に応じた処理方法を主
要処理部51の各処理部に設定する。以下に、画質モー
ド設定部522による画像処理方法の設定例について記
載する。
【0083】例えば文字モードの場合、領域分離処理部
514、空間フィルタ処理部517、色補正部515
(色文字を含む場合)では、下記の画像処理が行われ
る。
【0084】領域分離処理部514では文字のエッジの
検出を行い、空間フィルタ処理部517で強調処理を行
うようにフィルタ係数が設定される。また、色文字か否
か、あるいは、色文字を含むか否かも認識できるので、
白黒文字のみの場合は、色補正等の処理を省略される。
階調再現処理部519では、1×1マスクサイズなどの
小さいマトリックスで処理を行い、詳細部まで再現可能
とする。
【0085】次に、例えば文字・印画紙写真モードの場
合は、主要処理部51における領域分離処理以降で各処
理が行われる。
【0086】文字領域に対しては、空間フィルタ処理部
517で強調処理が行われる。印画紙写真領域に対して
は、色補正処理(印画紙写真用の色補正テーブルを用い
る)を行い、階調再現処理部519で、大きいマトリッ
クスにより階調性を出す。空間フィルタ処理部517で
は特に処理は施されない。
【0087】次に、例えば地図モードの場合は、主要処
理部51における入力階調補正処理以降で各処理(領域
分離処理は行わなくても良い)が行われる。
【0088】入力階調補正部513においては、下地除
去処理は行われず、さらに入力γ補正曲線(γテーブ
ル)をデフォルトのものから地図用のもの(図8参照)
に変更する。これは、地図では、低濃度部まで再現しな
ければならないので、γ補正曲線を低濃度部から立ち上
がらせるためである。
【0089】また、階調再現処理部519においては、
詳細部まで再現可能とするために、1×1マスクサイズ
などの小さいマトリックスが用いられる。
【0090】さらに、本実施の形態に係る画像処理装置
5の識別コード処理部52には、識別コード消去部52
3が設けられている。該識別コード消去部523は、識
別コードを出力しないように識別コードを消去するもの
であるが、識別コードを消去するか否かは、ユーザI/
F4における操作パネルにより入力することで選択可能
である。上記操作パネルとは、液晶ディスプレイ等より
なる表示部と設定ボタンとにより構成されており、表示
部に識別コードを出力するか否かのメッセージを表示し
て、この表示を確認した上でユーザが設定ボタンにて選
択する構成となっている。
【0091】さらに、本実施の形態に係る画像処理装置
5の識別コード処理部52には、記録媒体選択部524
が設けられている。従って、最適な記録媒体の種類を指
定する情報も、識別コードとして原稿に付加する。この
記録媒体を示す識別コードとしては、例えば図9に示す
ように、画質情報を示す識別コードと組み合わせて、例
えば前半のバーコードは画質モードを表す識別コードで
あり、後半のバーコードを記録媒体を示す識別コードと
することもできる。また、ドットの有無によって記録媒
体を識別できるようにしてもよい。このように、図9に
示す識別コードはあくまでも一例であり、記録媒体を示
す識別コードは、画質モードを識別する識別コードと異
なるものであっても構わない。例えば、あるページで記
録媒体を変えた方が良い場合は、サブタイトルやページ
番号にドットを付加する方法などが考えられる。
【0092】特に、印刷写真・印画紙写真の場合は、例
え処理モードを最適なものに設定したとしても、記録媒
体として通常の中質紙を用いると鮮明な画像が得られ
ず、画像の再現性が低下してしまう。本実施の形態にお
いては、上記記録媒体選択部524にて、記録媒体を指
示する識別コードを読み取ることで、例えば印刷写真・
印画紙写真の場合は上質紙・コート紙等、最適な記録媒
体を選択することができる。
【0093】以下に、図10のフローチャートを用い
て、本実施の形態に係る画像処理装置5の処理動作につ
いて説明する。尚、以下の処理は、CPU(Central Pr
ocess-ing Unit)等の制御手段(図示せず)により処理
がなされる。
【0094】まず、プレスキャンにて、原稿に付加され
た識別コードを、画像入力装置2にて読み込む(S
1)。電子データ化された画像の場合は、通信手段3を
介して入力された画像データにより、識別コードを読み
取る。
【0095】次に、識別コード認識部521にて、読み
込まれた識別コードが示す画質モードおよび記録媒体
を、記憶部53の識別コード対応データ格納部531を
用いて選定する(S2)。
【0096】次に、識別コードに対応する画質モードが
あるか否かを判断し(S3)、識別コードに対応する画
質モードがある場合は、その対応する画質モードを、画
質モード設定部522にて設定する(S4)。識別コー
ドに対応する画質モードがない場合は、デフォルトのモ
ードを設定する(S5)。ここで、デフォルトのモード
とは、例えば、予めある画質モードを決定しておくこと
も可能であるし、また、自動処理モードとすることも可
能である。自動処理モードとは、プレスキャンにより領
域分離処理を行い、その結果から統計的に、例えば文字
領域が多ければ文字モードに設定するなどの処理を行う
モードのことである。
【0097】さらに、識別コードに対応する記録媒体が
あるか否かが判断され(S6)、対応する記録媒体があ
る場合には、対応する記録媒体をユーザI/F4の表示
部に表示し、ユーザにその旨知らせる(S7)。ユーザ
は、その表示を確認し、最適な記録媒体が収められてい
る給紙カセットを選択したり、あるいはその記録媒体を
手差しにて供給する。通常、記録媒体としては中質紙が
用いられているので、もし、対応する記録媒体がない場
合は、ユーザI/F4の表示部に記録媒体を表示せず、
通常どおり中質紙にて画像の出力が行われる。
【0098】同様に、S4またはS5にて設定された画
質モードを、ユーザI/F4の表示部に表示し、ユーザ
に知らせる(S7)。ユーザは、ユーザI/F4の表示
部に表示された画質モードから、設定された画質モード
で処理を行うか否かを選択する(S8)。もし、設定さ
れた画質モードが気に入らない場合、ユーザは、所望の
画質モードを設定する(S9)。
【0099】以上のように、本実施の形態に係る画像処
理装置5においては、識別コード認識部521が、原稿
や電子データに予め付加されている、画質モードを示す
識別コードを認識し、画質モード設定部522が、記憶
部53に格納されている各識別コードに対応する画像情
報データから原稿の画質モードを設定する構成となって
いる。従って、ユーザが原稿や電子データに最適な画質
モードを設定する必要がなくなる。また、ユーザが原稿
や電子データの画質モードを決定することが困難な場合
に、ユーザの選択ミスにより、出力画像の品位が低下す
ることもなくなる。従って、常に高品位の画像が得られ
ると共に、ユーザーが画質モードを設定する際の煩雑さ
を解消することができる。
【0100】さらに、記録媒体選択部524が設けられ
ているので、原稿や電子データの画像を良好な再現性で
出力するのに最適な記録媒体を選定することができる。
これにより、例えば写真モードの画像など、特に高品位
の画質が要求される画像を、最適な状態で出力すること
ができる。
【0101】尚、本実施の形態においては、プレスキャ
ンにて識別コードを読み取るように構成されているが、
プレスキャンを行わずに画像メモリ532に一旦画像デ
ータを記憶させてから、図10に示す動作を行って画像
を処理することも可能である。
【0102】また、本実施の形態においては、最終的に
画質モードをユーザが決定する構成となっているが、画
質モード設定部522にて設定された画質モード、ある
いはデフォルトの画質モードにてそのまま処理を行う構
成も考えられる。識別コードが図3または図4に示した
位置に付加されている際には、プレスキャンを行う必要
がなく、また一旦読み込んだ画像を画像メモリ532に
記憶させる必要もないため、処理を迅速に行うことがで
きる。
【0103】〔実施の形態2〕本発明に係る第2の実施
の形態について、図11に基づいて説明すれば、以下の
とおりである。尚、説明の便宜上、前記した実施の形態
1と同様の構成については同じ参照番号を付記し、その
説明を省略する。
【0104】図11は、本実施の形態に係る画像処理装
置5を備えたディジタルカラー複写機(画像形成装置)
11の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係
るディジタルカラー複写機11は、原稿に付加された識
別データを読み込むための識別コード読み取り装置7が
別途設けられている他は、実施の形態1に係るディジタ
ルカラー複写機1の構成と同じである。
【0105】上記識別コード読み取り装置7は、LED
(Light Emitting Diode)等よりなる光源と、原稿から
の反射光を検知する受光素子とからなる読み取り装置で
ある。例えば、光源をLEDアレイとし、受光素子をラ
インセンサとしてもよい。
【0106】具体的には、ペンスキャナや、タッチスキ
ャナなどが使用可能である。また、識別コードとしてバ
ーコードを用いている場合には、上記識別コード読み取
り装置7としてバーコードリーダーを用いることもでき
る。
【0107】処理動作としては、原稿の複写動作を行う
前に、上記識別コード読み取り装置7より識別コードを
読み取ることで、対応する画質モードで画像処理が施さ
れるように、各画像処理部のパラメータが設定されるよ
うに構成されている。
【0108】上記の構成により、一旦識別コードを読み
込むだけで複数の複写動作を行うことができるので、製
本された印刷物を複写する場合は、処理速度を速くする
ことができる。
【0109】尚、実施の形態1および2に係る画像処理
装置5においては、画質モード設定部522が設定した
画質モードが気に入らない場合、ユーザが所望の画質モ
ードに設定を変更することが可能な構成となっている
が、この場合に、次からはユーザが変更した画質モード
になるように、出力の段階で識別コードを変更すること
も可能である。
【0110】また、実施の形態1および2に係る画像処
理装置5には、上記識別コードを消去する識別コード消
去部523が備えられているので、画像を出力する際
に、識別コードを消去するか否かを選択可能とすること
も可能である。
【0111】上記の構成により、出力される画像と共に
識別コードも一緒に出力するか否かを、ユーザが選択す
ることができる。従って、ユーザーは、本来の目的であ
る画像のみを得ることもできるし、複写物から複製を作
成する場合に、原稿から複写物を作成したときの画質モ
ードでコピーすることを希望する際には、識別コードを
出力することもできる。
【0112】このディジタルカラー複写機1,11は、
画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力する画像
形成装置であり、例えば、電子写真方式やインクジェッ
ト方式を用いたカラー画像形成装置等を挙げることがで
きるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像処理装
置は、原稿の表面における画像形成領域外であって、且
つ、少なくとも一組の対角領域にそれぞれ付加されてい
る、原稿の画像情報を表す識別コードを認識する識別コ
ード認識手段と、上記識別コードに対応する画像情報デ
ータを格納している記憶手段と、原稿に付加された識別
コードに対応する画像情報データに基づいて、原稿の画
質モードを設定する画質モード設定手段とを備えた構成
である。
【0114】それゆえ、ユーザが原稿に最適な画質モー
ドを設定する必要がなくなり、また、ユーザが原稿の画
質モードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択
ミスにより、出力画像の品位が低下することもなくな
る。従って、常に高品位の画像が得られると共に、ユー
ザーが画質モードを設定する際の煩雑さを解消すること
ができるという効果を奏する。
【0115】さらに、識別コードは、原稿の表面におけ
る画像形成領域外であって、且つ、少なくとも一組の対
角領域に付加されているので、原稿を原稿載置台に置く
際に、その向きを限定する必要がなく、プレスキャンの
必要もなく、両面に画像が印刷されている原稿であって
も、処理が煩雑になることはないという効果も併せて奏
する。
【0116】また、本発明に係る画像処理装置は、原稿
に付加されている、原稿の画像情報を表す識別コードを
認識する識別コード認識手段と、上記識別コードに対応
する画像情報データを格納している記憶手段と、原稿に
付加された識別コードに対応する画像情報データに基づ
いて、原稿の画質モードを設定する画質モード設定手段
と、上記識別コードに対応する画像情報データに基づい
て、画像を出力する記録媒体の選択を行う記録媒体選択
手段とを備えた構成とすることもできる。
【0117】それゆえ、ユーザが原稿に最適な画質モー
ドを設定する必要がなくなり、また、ユーザが原稿の画
質モードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択
ミスにより、出力画像の品位が低下することもなくな
る。従って、常に高品位の画像が得られると共に、ユー
ザーが画質モードを設定する際の煩雑さを解消すること
ができるという効果を奏する。
【0118】さらに、原稿の画像を良好な再現性で出力
するのに最適な記録媒体を選定することができる。これ
により、例えば写真モードの画像など、特に高品位の画
質が要求される画像を、最適な状態で出力することがで
きるという効果も併せて奏する。
【0119】また、本発明に係る画像処理装置は、原稿
内に予め設けられている所定情報の形態を原稿の画像情
報に応じて変化させることで、該所定情報を識別コード
とし、該識別コードを認識する識別コード認識手段と、
上記識別コードに対応する画像情報データを格納してい
る記憶手段と、原稿に付加された識別コードに対応する
画像情報データに基づいて、原稿の画質モードを設定す
る画質モード設定手段とを備えた構成とすることもでき
る。
【0120】それゆえ、ユーザが原稿に最適な画質モー
ドを設定する必要がなくなり、また、ユーザが原稿の画
質モードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択
ミスにより、出力画像の品位が低下することもなくな
る。従って、常に高品位の画像が得られると共に、ユー
ザーが画質モードを設定する際の煩雑さを解消すること
ができるという効果を奏する。
【0121】さらに、ページ毎に最適な画質モードの設
定が可能となると共に、印刷物本来の目的を大きく変え
ることなく、識別コードを挿入することができるという
効果を併せて奏する。
【0122】また、本発明に係る画像処理装置は、電子
データのヘッド部分に付加されている、該電子データの
画像情報を表す識別コードを認識する識別コード認識手
段と、上記識別コードに対応する画像情報データを格納
している記憶手段と、電子データに付加された識別コー
ドに対応する画像情報データに基づいて、原稿の画質モ
ードを設定する画質モード設定手段とを備えた構成とす
ることもできる。
【0123】それゆえ、ユーザが原稿に最適な画質モー
ドを設定する必要がなくなり、また、ユーザが電子デー
タの最適な画質モードを決定することが困難な場合に、
ユーザの選択ミスにより、出力画像の品位が低下するこ
ともなくなる。従って、常に高品位の画像が得られると
共に、ユーザーが画質モードを設定する際の煩雑さを解
消することができるという効果を奏する。
【0124】また、本発明に係る画像処理装置は、原稿
の表面における画像形成領域外であって、且つ、少なく
とも一組の対角領域にそれぞれ付加されている、原稿の
画像情報を表す識別コードを認識する識別コード認識手
段と、上記識別コードに対応する画像情報データを格納
している記憶手段と、原稿に付加された識別コードに対
応する画像情報データに基づいて、原稿の画質モードを
設定する画質モード設定手段と、上記識別コードに対応
する画像情報データに基づいて、画像を出力する記録媒
体を選択する記録媒体選択手段とを備えた構成とするこ
ともできる。
【0125】それゆえ、ユーザが原稿に最適な画質モー
ドを設定する必要がなくなり、また、ユーザが原稿の画
質モードを決定することが困難な場合に、ユーザの選択
ミスにより、出力画像の品位が低下することもなくな
る。従って、常に高品位の画像が得られると共に、ユー
ザーが画質モードを設定する際の煩雑さを解消すること
ができるという効果を奏する。
【0126】さらに、原稿を原稿載置台に置く際に、そ
の向きを限定する必要がなく、プレスキャンの必要もな
くなるという効果も併せて奏する。
【0127】さらに、例えば写真モードの画像など、特
に鮮明な画質が要求される画像を、最適な状態で出力す
ることができるという効果も奏する。
【0128】さらに、本発明に係る画像処理装置は、上
記識別コードが、さらに、原稿の上記対角領域において
90°回転させた領域に対してもそれぞれ付加されてい
ることが好ましい。
【0129】これにより、原稿を読み込む向きが限定さ
れないので、回転処理が不要となるという効果を奏す
る。
【0130】さらに、本発明に係る画像処理装置は、画
像を出力する際に上記識別コードを消去する識別コード
消去手段を備えており、識別コードを消去するか否かを
選択可能とすることが好ましい。
【0131】それゆえ、ユーザーは、本来の目的である
画像のみを得ることもできるし、複写物から複製を作成
する場合に、原稿から複写物を作成したときの画質モー
ドでコピーすることを希望する際には、識別コードを出
力することもできるという効果を奏する。
【0132】さらに、本発明に係る画像処理装置は、上
記画質モード設定手段により設定された画質モードが変
更可能であることが好ましい。
【0133】これにより、ユーザーが画質モード設定手
段により設定された画質モードが気に入らない場合は、
所望の画質モードに変更することが可能であるという効
果を奏する。
【0134】また、本発明に係る画像形成装置は、上記
画像処理装置のうちの1つを備えた構成である。
【0135】これにより、原稿や電子データの画像に対
して最適な画質モード等を選択することが可能で、高品
位の画像を得ることができると共にユーザーが画質モー
ド等を設定するという操作性の煩雑さを解消した画像形
成装置を提供することができるという効果を奏する。
【0136】さらに、上記画像形成装置は、識別コード
を読み込む識別コード読み取り手段がさらに設けられて
いる構成とすることもできる。
【0137】これにより、印刷物をコピーする場合に一
旦識別コードを読み込むのみで、複数の複写動作を行う
ことができるという効果を奏する。
【0138】また、本発明に係る識別コードの付加方法
は、原稿の表面における画像形成領域外であって、且
つ、少なくとも一組の対角領域に、原稿の画像情報を表
す識別コードをそれぞれ付加する方法である。
【0139】これにより、原稿を読み込む際に原稿を置
く向きを限定する必要がなく、また、プレスキャンの必
要がなくなるという効果を奏する。
【0140】本発明に係る識別コードの付加方法は、さ
らに、原稿の上記対角領域において90°回転させた領
域に対しても、上記識別コードをそれぞれ付加すること
が好ましい。
【0141】これにより、原稿を読み込む向きが限定さ
れないので、回転処理が不要となるという効果を奏す
る。
【0142】また、本発明に係る識別コードの付加方法
は、原稿内に予め設けられている所定情報を、原稿の画
像情報に応じてその形態を変化させることで識別コード
として原稿に付加することも可能である。
【0143】これにより、ページ毎に最適な画質モード
の設定が可能となると共に、印刷物本来の目的を大きく
変えることなく、識別コードを挿入することができると
いう効果を奏する。
【0144】また、本発明に係る識別コードの付加方法
は、電子データ化された画像データの画像情報を示す識
別コードを電子データ化し、該識別コードを上記画像デ
ータのヘッド部分に付加することもできる。
【0145】これにより、ネットワークを介して入力さ
れる画像(画像データ)に対しても、プリント時に最適
な画質モードを選択することが可能となり、高品位の画
像が得られると共に、ユーザが画質モードを設定する際
の煩雑さを解消することができるという効果を奏する。
【0146】また、本発明に係る記録媒体は、上記した
識別コードの付加方法のうちの何れかにより、識別コー
ドが付加された構成である。
【0147】原稿や電子データの画像情報が識別コード
として記録媒体に付加されることにより、最適な画質モ
ードが選択されて、該記録媒体の画像に対して高品位の
複製物が得られるという効果を奏する。これと共に、ユ
ーザーが画質モードを設定する際の煩雑さも解消できる
という効果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る、画像処理装
置を備えたディジタルカラー複写機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記画像処理装置における主要処理部の構成を
示すブロック図である。
【図3】原稿に識別コードを付加する例を示す説明図で
ある。
【図4】原稿に識別コードを付加する別の例を示す説明
図である。
【図5】画質モードを識別コードで表した例を示す説明
図である。
【図6】画質モードを識別コードで表した別の例を示す
説明図である。
【図7】電子データに識別コードを付加する例を示す説
明図である。
【図8】識別コードに基づいて画質モードが設定される
例として、入力階調補正部のγ補正曲線を変える様子を
示す関係図である。
【図9】画質モード並びに記録媒体の種類を識別コード
で表した例を示す説明図である。
【図10】上記画像処理装置による処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る、画像処理
装置を備えたディジタルカラー複写機の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ディジタルカラー複写機(画像形成装置) 5 画像処理装置 52 識別コード処理部 53 記憶部(記憶手段) 521 識別コード認識部(識別コード認識手段) 522 画質モード設定部(画質モード設定手段) 523 識別コード消去部(識別コード消去手段) 524 記録媒体選択部(記録媒体選択手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA11 AA13 AA14 AA15 BA05 BB10 BB12 BC04 BC05 BD31 BD35 DA02 2H027 DB01 EB02 EB03 EE08 FA30 FA35 FA37 FB03 FB05 FB07 FB13 FD08 5C076 AA03 AA14 AA24 BA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の表面における画像形成領域外であっ
    て、且つ、少なくとも一組の対角領域にそれぞれ付加さ
    れている、原稿の画像情報を表す識別コードを認識する
    識別コード認識手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データを格納してい
    る記憶手段と、 原稿に付加された識別コードに対応する画像情報データ
    に基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モード設
    定手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】原稿に付加されている、原稿の画像情報を
    表す識別コードを認識する識別コード認識手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データを格納してい
    る記憶手段と、 原稿に付加された識別コードに対応する画像情報データ
    に基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モード設
    定手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データに基づいて、
    画像を出力する記録媒体の選択を行う記録媒体選択手段
    とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】原稿内に予め設けられている所定情報の形
    態を原稿の画像情報に応じて変化させることで該所定情
    報を識別コードとし、該識別コードを認識する識別コー
    ド認識手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データを格納してい
    る記憶手段と、 原稿に付加された識別コードに対応する画像情報データ
    に基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モード設
    定手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】電子データのヘッド部分に付加されてい
    る、該電子データの画像情報を表す識別コードを認識す
    る識別コード認識手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データを格納してい
    る記憶手段と、 電子データに付加された識別コードに対応する画像情報
    データに基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モ
    ード設定手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】原稿の表面における画像形成領域外であっ
    て、且つ、少なくとも一組の対角領域にそれぞれ付加さ
    れている、原稿の画像情報を表す識別コードを認識する
    識別コード認識手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データを格納してい
    る記憶手段と、 原稿に付加された識別コードに対応する画像情報データ
    に基づいて、原稿の画質モードを設定する画質モード設
    定手段と、 上記識別コードに対応する画像情報データに基づいて、
    画像を出力する記録媒体を選択する記録媒体選択手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】上記識別コードは、さらに、原稿の上記対
    角領域において90°回転させた領域に対してもそれぞ
    れ付加されていることを特徴とする請求項1または5に
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】画像を出力する際に上記識別コードを消去
    する識別コード消去手段が設けられており、識別コード
    を消去するか否かを選択可能とすることを特徴とする請
    求項1ないし6の何れか1つに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】上記画質モード設定手段により設定された
    画質モードが変更可能であることを特徴とする請求項1
    ないし7の何れか1つに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8の何れか1つに記載の画
    像処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】識別コードを読み込む識別コード読み取
    り手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】原稿の表面における画像形成領域外であ
    って、且つ、少なくとも一組の対角領域に、原稿の画像
    情報を表す識別コードをそれぞれ付加することを特徴と
    する識別コードの付加方法。
  12. 【請求項12】さらに、原稿の上記対角領域において9
    0°回転させた領域に対しても、上記識別コードをそれ
    ぞれ付加することを特徴とする請求項11に記載の識別
    コードの付加方法。
  13. 【請求項13】原稿内に予め設けられている所定情報
    を、原稿の画像情報に応じてその形態を変化させること
    で識別コードとして原稿に付加することを特徴とする識
    別コードの付加方法。
  14. 【請求項14】電子データ化された画像データの画像情
    報を示す識別コードを電子データ化し、該識別コードを
    上記画像データのヘッド部分に付加することを特徴する
    識別コードの付加方法。
  15. 【請求項15】請求項11ないし14の何れか1つに記
    載の識別コードの付加方法により識別コードが付加され
    たことを特徴とする記録媒体。
JP2000232163A 2000-07-31 2000-07-31 識別コードの付加方法、識別コードが付加された記録媒体、並びに画像処理装置およびそれを備えた画像形成装置 Pending JP2002051205A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166346A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007166346A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

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