JP2013121090A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2色カラー印刷において、読み取ったフルカラー原稿の画像データを2色カラー印刷用の画像データに変換する。画像データの変換の一例として、RGB信号の無彩色信号値はブラック色の濃度信号に、RGB信号の有彩色信号値はブラック色以外のユーザが指定した任意の色の濃度信号に変換する。有彩色の濃度変換において、例えばRGB信号で、赤色の描画オブジェクトと、暗い緑色の描画オブジェクトを濃度信号に変換すると、近似した濃度信号値に変換される場合がある。このような場合、2つの描画オブジェクトが重なっていると、描画オブジェクトの輪郭部分が判別できない。その為、文字オブジェクトが図形オブジェクトの上に重なっていると、文字を判読する事が困難であった。
【解決手段】 入力されたフルカラーの画像データを2色印刷する際に、入力画像データの描画オブジェクトの情報が有彩色の場合は、描画オブジェクトの種類ごとに指定された色(2色)の配分を変えて2色印刷を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は2色印刷が可能な画像処理を行う画像処理方法及び画像処理装置、その制御方法及びプログラムに関するものである。
デジタルカラー複合機などの画像処理装置では、スキャナユニットから入力された画像データをユーザが指定した1つの指定色(通常は、カラー色)と黒色のみで印刷する機能、即ち、2色カラーコピー機能を有するものがある。
この種の画像処理装置では、入力した画像データに対して無彩色判定を行い、無彩色であると判定された領域(無彩色領域)を黒色で印刷し、有彩色領域(無彩色領域以外の領域)を指定色で印刷する処理を行っている(例えば、特許文献1等参照)。
2色カラーコピー機能によって、目立たせたい色を指定色(例えばマゼンタ色)で印刷し、それ以外の色をブラック色で印刷することができ、フルカラー印刷に比べてトナーの消費量を抑えることができる。
図9は、2色カラーコピー出力の一例を示したものである。図9において901はフルカラー原稿、902は画像処理装置、903はフルカラー原稿901をフルカラーコピー出力した際の出力画像、904はフルカラー原稿901を2色カラーコピー出力した際の出力画像の一例である。カラー原稿901は、黒色の文字列(“黒文字”)と、緑色の文字列(“色文字”)、そして文字列の背景として赤色の図形9011と、水色の図形9012から構成されている。
このフルカラー原稿をフルカラーコピー出力すると画像処理装置が有する4色のトナー(シアン色、マゼンタ色、イエロー色、ブラック色)を用いてカラー原稿901と同じ色味でフルカラーコピー出力が行われる。又、マゼンタとブラックの2色カラーコピーで出力されると、無彩色である黒色の文字列はブラック色トナーで、有彩色である黒以外の文字列と図形部はマゼンタ色トナーで出力される。
無彩色と有彩色の判定については、スキャナユニットから入力された画像データの信号値、たとえばRGB形式の信号がR=G=Bの画素は無彩色と判定、それ以外の画素は有彩色と判定する。なお、無彩色の判定についてはRとG、GとB、RとBが等しいか否かの比較に閾値を持たせる方法もある。例えば閾値を5とした場合は、RGB=255,253,251の画素であっても無彩色として判定される。
また、画像データ内の描画オブジェクトの種類情報、例えば「イメージオブジェクト」、「グラフィックスオブジェクト」、「文字オブジェクト」の種類毎に異なった閾値を設定する方法もある。(例えば、特許文献2等参照)。
特開2007−97171号公報 特開2009−225451号公報
しかしながら上記従来例において、以下に示す問題点がある。
例えば、スキャナユニットから入力されたフルカラー原稿801の画像データのRGB信号値が、黒色の文字列がRGB=0,0,0、緑色の文字列がRGB=0,123,46、赤色の図形部がRGB=255,0,0、水色の図形部がRGB=0,255,255であったとする。このフルカラー原稿の有彩色判定された部分は例えば(式1)により輝度信号値に変換された後で、(式2)により濃度信号値に変換される。
この濃度信号値に注目すると、緑色の文字列は濃度信号値=177、赤色の図形部は濃度信号値=178となり、何れも有彩色判定される描画オブジェクトなのでマゼンタ色トナーで出力される。その結果、出力画像のイメージ804で示すように濃度信号が近似している赤色の図形部9041の上にあった緑色の文字列は判読する事が出来なくなる。
特許文献2によれば「文字オブジェクト」の無彩色判定閾値を大きくする事で、文字オブジェクトを無彩色として判定しブラック色トナーで印字する。その場合、緑色の文字列は読み取る事が可能となるが、有彩色の文字全てについて無彩色の文字と同じ色のトナーで印字される為、例えば黒色の文字と赤色の文字で配色されたフルカラー原稿を2色カラーコピーした時に、赤色の文字が目立たなくなる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、2色カラーモードで印刷を行う事ができる画像処理装置において、有彩色の文字は有彩色のトナーを用いる2色カラーモードを有した画像処理装置を提供することを目的とする。
(式1)・・・ 輝度信号値 = (0.299×R信号値)
+ (0.587×G信号値)
+ (0.114×B信号値)
(式2)・・・ 濃度信号値 = 255 − 輝度信号値
以上の点に鑑み、本発明によれば以下の手段を講ずることにより上記課題を解消するものである。
画像データを取得する手段(151、S1204)と、2色カラー印刷の色味を選択する手段(130、図5、S1305)と、前記画像データの像域情報を生成する手段(401、図7)と、前記画像データを前記像域情報を使用して2色データを生成する手段(406、図10(b)、図15)と、を有する事を特徴とする画像形成装置およびその制御方法。
以上説明したように本発明によれば、フルカラー原稿を2色カラーコピーする場合であっても、文字オブジェクトやラインオブジェクトが背景の描画オブジェクトと同じ色で印字される事の無い2色カラーコピー印刷を得ることができる。
本発明の一実施形態としての典型的な画像形成装置のブロック図 本発明の一実施形態としての典型的な画像形成装置の概略構成図 本発明の一実施形態としての制御装置部のブロック図 本発明の一実施形態としての出力用の画像処理部を示すブロック図 本発明の一実施形態としての2色カラーモード設定時の操作部表示の一例 本発明の一実施形態としての埋没防止機能設定時の操作部表示の一例 本発明の一実施形態としての画像データの像域情報を示す一例 本発明の一実施形態としての入力用の画像処理部を示すブロック図 2色カラー出力の一例 本発明の一実施形態としてのフルカラー出力時のγ補正部を示す図 本発明の一実施形態としての2色カラー出力時のγ補正部を示す図 本発明の一実施形態としての出力マスキング部のマトリクス演算の一例 コピー印刷処理のフローチャート 出力画像処理のフローチャート フルカラー印刷処理時のγ補正処理のフローチャート 2色カラー印刷処理時のγ補正処理のフローチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
本発明に関わる画像形成装置の一実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明はこの実施例に限るものではない。
<画像形成装置の全体構成(図1)>
図1は、本発明の実施例に関わる画像形成装置100の全体構成である。
リーダー装置(リーダー部)200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット(DFユニット)250とで構成される。DFユニット250は、オプションユニットで必ず必要とするものではない。
プリンタ装置(プリンタ部)300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320である。
また、プリンタ部300には、プリンタ部で出力された記録紙をスタック機能、シフト機能を有する排紙ユニット330が接続される。
制御装置(コントローラ部)110は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、コンピュータ101と接続されている。また、制御装置110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録媒体に出力してコピー機能を提供する。
また、リーダー部200から読み取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介してコンピュータへ送信するスキャナ機能。コンピュータからネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
操作部130は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像形成装置を操作するためのユーザI/Fを提供する。
図5は、2色カラー出力時の操作部の例である。501、502、503、504、505、506はフルカラー画像を任意の2色で出力する際の色味を選択する色味設定キー。501はブラック+シアンで2色カラー出力を行う際に選択する。同様にして、502はブラック+マゼンタ、503はブラック+イエロー、504はブラック+レッド、505はブラック+グリーン、506はブラック+ブルーで2色カラー出力を行う際に選択する。507は設定された2色カラー出力の色味を有効にして次の設定画面に進む「次へ」キーである。508は2色カラー出力を中止する「キャンセル」キーである。
図6は、描画オブジェクトの埋没防止機能について、「文字オブジェクト」、および「線オブジェクト」の色を補正する設定を行う操作部の例である。601は文字オブジェクトの補正ON/OFFを指定するチェックボックス。602は文字オブジェクトの補正の強さを指定するスライダー。603は線オブジェクトの補正ON/OFFを指定するチェックボックス。604は線オブジェクトの補正の強さを指定するスライダーで2色カラー出力を行う際に選択する。605は前の設定画面に戻る「戻る」キーである。606は設定された「文字オブジェクト」、および「線オブジェクト」の埋没防止機能を有効にして2色カラー出力の設定を完了する。
例えば、オペレータがフルカラー原稿をブラックとマゼンタの2色カラー出力を行いたい場合には、図示しない操作画面上から、2色カラー出力を選択し、ブラックとマゼンタ色味設定キー502を選択し、次へキー507を押す。次いで、描画オブジェクトの埋没防止機能の利用設定を行った後で、OKキー606を押すことにより、2色カラー出力機能をセットする。
<画像形成装置の詳細(図2)>
図2はリーダー部200及びプリンタ部300及び排紙ユニット330の断面図である。リーダー部の原稿給送ユニット250は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ搬送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216、及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD218によって読み取られる。CCD218から出力される画像データは、制御装置110へ転送される。
プリンタ部300のレーザドライバ321はレーザー発光部322を駆動するものであり、制御装置110から出力された画像データに応じたレーザー光をレーザー発光部322に発光させる。このレーザー光は感光ドラム323に照射され、感光ドラム323にはレーザー光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム323の潜像の部分には現像器324によって現像剤が付着される。そして、レーザー光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311及びカセット312のいずれかから記録紙を給紙して転写部325へ搬送し、感光ドラム323に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部326に搬送され、定着部326の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部326を通過した記録紙は排出ローラ327によって排出される。排紙ユニット330は、排出された記録紙を指定されたトレイにシフト出力することができる。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ327のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ327の回転方向を逆転させ、フラッパ328によって再給紙搬送路329へ導く。再給紙搬送路329へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部325へ給紙される。
<制御装置の説明(図3)>
制御装置110の機能を、図3に示す制御装置のブロック図を基に説明する。
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。
CPU112とバスコントローラ113は制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM−I/F115を経由して読み込んだプログラムに基づいて動作する。
また、コンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116はDRAM ―I/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するための画像メモリとして使用される。
I/O制御部126には、リーダー部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されている。I/O制御部126と外部I/F回路140及び145は、I/Oバス128によって接続されている。
パネルI/F133は、LCDコントローラ132に接続され、操作部130上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F131とから構成される。操作部130は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F133を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F133から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
E−IDEインタフェース161は、外部記憶装置を接続するためのものである。このI/Fを介してハードディスクドライブ160が接続され、ハードディスク162へ画像データ及び画像データに付属した画像情報を記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込み出力したりすることも可能である。
コネクタ142と147は、それぞれリーダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダー部200と接続され、また、スキャナバス141によって入力画像処理ユニット150及びメインコントローラ111と接続されている。
図8の入力画像処理ユニット150のブロック図により、入力画像処理について説明する。
まず、リーダー部200のCCDセンサで読み取られたデータは、A/D変換された後にそれぞれ8ビット出力0〜255のR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)信号として出力される。801は入力マスキング回路でCCDセンサからの輝度信号を補正し、標準輝度信号に変換する。次に、802のフィルタ部で、入力信号の空間周波数の補正を行うことで、エッジ処理、平滑化処理を行う。次に、803のγ補正部では、画像データに対して濃度レベル補正が行われる。最後に、804のトリマス部で、スキャン画像の不要な部分に対してトリミング処理が施される。
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス146によって出力画像処理ユニット151を介してメインコントローラ111と接続される。メインコントローラ111から出力された画像データは、出力画像処理ユニット151で出力用の画像処理が施され、プリンタ部300に出力される。プリンタI/F145は、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
図4の出力画像処理ユニット151のブロック図により、出力画像処理について説明する。
まず、スキャン画像やPDL画像が画像メモリから読み出されると、401の像域処理部で画素毎に8ビットの像域情報が付加される。図7により画像の像域情報について説明する。像域情報は、ビット0が画像の有無を識別するビット。ビット1はイメージオブジェクトであるかを識別するビット。ビット2はグラフィックスオブジェクトであるかを識別するビット。ビット3はラインオブジェクトであるかを識別するビット。ビット4はテキストオブジェクトであるかを識別するビット。ビット5は描画オブジェクトの縁(辺)の部分か、面の部分かを識別するビット。ビット6はスキャン画像であるか、PDL画像であるかを識別するビット。ビット7は黒成分以外を含む有彩色であるか、黒成分のみを含む無彩色であるかを識別するビットである。
像域処理部で像域情報が付加された画像は、402の下地処理部で画像の下地レベル補正処理が行われる。次に403の色調整部で操作部から指定された色相調整、彩度調整及び色空間圧縮等の画像処理が施され、次に404のLOG変換部でルックアップテーブルにより輝度→濃度変換が行われ、RGBの輝度信号はYMCの濃度信号に変換される。(Y=イエロー、M=マゼンタ、C=シアン)。
次に405の出力マスキング部で、マトリクス演算が行われる。
このマトリクス演算式の例を図11に示す。
図11(a)は、フルカラー出力時のマトリクス演算を示している。フルカラー出力時は、YMCの各色に対して記録材YMCBkの特性に応じた係数が設定され、マトリクス演算することでYMCBk出力される。(Y=イエロー、M=マゼンタ、C=シアン、Bk=ブラック)。
また、操作部より2色カラー機能が設定されている場合は、図11(b)のようにYMCBkが全て同じデータの単色信号が出力されるような係数で設定され、マトリクス演算処理が行われる。
次に、406のγ補正部で指定された濃度に従ってγ処理が行われる。
図10にγ補正部の処理を説明する。
γ補正部は、操作部にてフルカラー出力が設定されている場合と、2色カラー機能が設定されている場合で、係数及びアトリビュートデコーダの設定が切り替る。
図10(a)は、フルカラー出力時のγ補正部を示している。γ補正部は、文字オブジェクト、及びラインオブジェクト処理用のγ補正部と、イメージオブジェクト、及びグラフィックスオブジェクト処理用のγ補正部の2バンクからなる。γ補正部には像域データが入力され、像域情報のビット1〜4の情報をアトリビュートデコーダが参照する。アトリビュートデコーダは、画像データのうち文字オブジェクト、及びラインオブジェクトの像域情報が設定されている画素はBank1のγ補正部に切り替える。また、イメージオブジェクト、及びグラフィックスオブジェクトの像域情報が設定されている画素はBank2のγ補正部に切り替える。
図10(b)は、2色カラー出力時のγ補正部を示している。γ補正部は、2色カラーのうち無彩色(ブラック)処理用のγ補正部と、有彩色(ブラック以外。本例ではM(マゼンタ))処理用のγ補正部の2バンクからなる。無彩色の画素で利用されるBank1のγ係数ではBk(ブラック)以外の係数が0となるような係数が設定され、Bk以外の色が出力されない。また、有彩色の画素で利用されるBank2のγ係数ではマゼンタ以外の係数が0となるような係数が設定され、マゼンタ以外の色は出力されない。γ補正部には像域データが入力され、像域情報のビット7と、ビット1〜4の情報をアトリビュートデコーダが参照する。アトリビュートデコーダは、ビット7の有彩色/無彩色のビットと、ビット1〜4の描画オブジェクトの種別情報を参照するような設定がされ、無彩色はBank1に、有彩色はBank2に切り替える。また、2色カラー機能の設定にて埋没防止機能がONに設定されている場合は、文字オブジェクト(601がONの時)、及びラインオブジェクト(603がONの時)の画素は、補正TBLにより信号増減処理が行われる。その後で、YMCの信号はBank2に、Bkの信号はBank1に送られγ補正処理が行われる。
これにより、埋没防止機能がONにされた描画オブジェクトは、有彩色用のトナーと、無彩色用のトナーが混合される。なお、補正TBLの信号増減処理は、スライダー602/604の設定値によってYMCとBkの増減比率を変更する事が可能に構成されている。例えば、スライダー602のつまみが強+3に設定されている場合は、YMC用の補正TBLは下限のライン、Bk用の補正TBLは上限のラインをセットされ、標準設定時よりもYMCの信号は減少し、Bkの信号は増加する。
以上説明したガンマ補正部の処理により、無彩色画素はブラック色で出力、有彩色画素はマゼンタ色で出力される。また、埋没防止機能がONに設定された文字オブジェクト、或いはラインオブジェクトは、ブラック色とマゼンタ色の混合色で出力される。
最後に407のトリミング部でプリントの印刷可能領域にあわせてトリミング処理が行われる。
出力画像処理された画像データは、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送され、プリンタ部300で用紙に出力される。
<コピー印刷(図12)>
次に、本実施例に係る画像処理装置で行うコピー印刷処理について、図12のフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、コピー印刷が開始される前には、あらかじめ、フルカラーコピーモードであるか2色カラーコピーであるかが選択される。また、2色カラーコピーであった場合は、図5に示す2色カラー設定画面において、使用する2色の色味が選択される。さらに、図6に示す埋没防止機能による補正のON/OFFと、埋没防止機能の強弱が、選択され、設定されているものとする。
ステップ1201で、ユーザにより、操作部130のディスプレイ上に表示されたコピー操作画面内のスタートキーが押下されると、コピー印刷処理が開始される。
ステップ1202で、CPU112はリーダー装置200にセットされた原稿の読み取りを指示し、リーダー装置200は原稿を読み取る。読み取りにより得られた画像データは、入力画像処理ユニット150に送信される。
ステップ1203で、CPU112は入力画像処理ユニット150に画像データの補正処理を指示し、入力画像処理ユニット150は画像データに対して輝度信号の補正、空間周波数の補正、濃度レベル補正、トリミング処理を行う。入力画像処理が施された画像データは、出力画像処理ユニット151に送信される。
ステップ1204で、CPU112は出力画像処理ユニット151に画像データの補正処理を指示し、出力画像処理ユニット151は入力された画像データに対してプリンタ装置300で印刷できる形式にする為の各種処理を行う。出力画像処理が施された画像データは、プリンタ装置300に送信される。出力画像処理ユニット151の詳細は後述する。
ステップ1205で、プリンタ装置300は、受信した画像データを用紙上に形成する処理を実行する。
<出力画像処理(図13)>
次に、本実施例に係る出力画像処理ユニットで行う出力画像処理について、図13のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップ1301で、出力画像処理ユニット151は像域処理部に入力された画像データの像域情報の解析を指示し、像域処理部は画像データを解析し画素毎に8ビットの像域情報を付加する。像域情報が付加された画像データは、下地処理部に送信される。
ステップ1302で、出力画像処理ユニット151は下地処理部に入力された画像データの下地レベルの補正を指示し、下地処理部は画像データを解析し下地レベルの補正処理を行う。下地レベルの補正処理が行われた画像データは、色調整処理部に送信される。
ステップ1303で、出力画像処理ユニット151は色調整処理部に入力された画像データの色調整を指示し、色調整処理部は操作部130から指定された設定に基づいて色調整処理を行う。色調整処理が行われた画像データは、LOG変換部に送信される。
ステップ1304で、出力画像処理ユニット151はLOG変換処理部に入力された画像データのLOG変換処理を指示し、LOG変換処理部はルックアップテーブルにより輝度→濃度変換を行う。濃度変換が行われた画像データは、出力マスキング部に送信される。
ステップ1305で、出力画像処理ユニット151は操作部130で選択されたコピーモードの設定内容を確認する。「フルカラーコピー」に設定されている場合はステップ1306に進み、「2色カラーコピー」に設定されている場合はステップ1308に進む。
ステップ1306で、出力画像処理ユニット151は出力マスキング部に入力された画像データのマスキング処理を指示し、出力マスキング部は記録材の特性係数を用いて、YMC形式からYMCBk形式にマトリクス演算による変換を行う。YMCBk形式に変換された画像データは、γ補正部に送信される。
ステップ1307で、出力画像処理ユニット151はγ補正部に入力された画像データのγ補正処理を指示し、γ補正部は画像データに付加されている属性情報を用いて、画素毎にフルカラー用のγ補正処理を行う。フルカラー用のγ補正処理が行われた画像データは、トリミング部に送信される。γ補正部のフルカラー用処理の詳細は後述する。
ステップ1308で、出力画像処理ユニット151は出力マスキング部に入力された画像データのマスキング処理を指示し、出力マスキング部は単色信号となる係数を用いて、YMC形式からYMCBk形式にマトリクス演算による変換を行う。YMCBk形式に変換された画像データは、γ補正部に送信される。
ステップ1309で、出力画像処理ユニット151はγ補正部に入力された画像データのγ補正処理を指示し、γ補正部は画像データに付加されている属性情報を用いて、画素毎に2色カラー用のγ補正処理を行う。2色カラー用のγ補正処理が行われた画像データは、トリミング部に送信される。γ補正部の2色カラー用の処理の詳細は後述する。
ステップ1310で、出力画像処理ユニット151はトリミング部に入力された画像データのトリミング処理を指示し、トリミング部はプリントの印字可能領域にあわせて画像データのトリミングを行い、出力画像処理を終了する。
<フルカラー用γ補正処理(図14)>
次に、本実施例に係る出力画像処理ユニットのγ補正部で行うフルカラー用のγ補正処理について、図14のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップ1401で、出力画像処理ユニット151はγ補正部406にフルカラー用のγ補正係数の設定を指示し、γ補正部はフルカラー用のγ補正係数とアトリビュートデコーダの設定を行う。γ補正係数は、属性データ毎にBank1とBank2に最適な係数が設定される。
ステップ1402で、出力画像処理ユニット151は画像データに付加されている属性情報のBit1〜4の内容を確認する。属性情報の内容が、文字属性(Bit4=ON)、又はライン属性(Bit3=ON)に設定されている場合はステップ1403に進む。イメージ属性(Bit1=ON)、又はグラフィックス属性(Bit2=ON)に設定されている場合はステップ1404に進む。
ステップ1403で、出力画像処理ユニット151はγ補正部に入力された画像データのγ補正処理を指示し、γ補正部はBank1を使用してγ補正を行う。
ステップ1404で、出力画像処理ユニット151はγ補正部に入力された画像データのγ補正処理を指示し、γ補正部はBank2を使用してγ補正を行う。
以上によりフルカラー用のγ補正処理を終了する。
<2色カラー用γ補正処理(図15)>
次に、本実施例に係る出力画像処理ユニットのγ補正部で行う2色カラー用のγ補正処理について、図15のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップ1501で、出力画像処理ユニット151はγ補正部406に2色カラー用のγ補正係数の設定を指示し、γ補正部は2色カラー用のγ補正係数とアトリビュートデコーダの設定を行う。このときγ補正係数は、属性データ毎にBank1とBank2に最適な係数が設定される。
ステップ1502で、出力画像処理ユニット151は画像データに付加されている属性情報のBit7の内容を確認する。属性情報の内容が、無彩色(Bit7=OFF)に設定されている場合はステップ1503に進み、有彩色(Bit7=ON)に設定されている場合はステップ1504に進む。
ステップ1503で、出力画像処理ユニット151はγ補正部に入力された画像データのγ補正処理を指示し、γ補正部はBank1を使用してγ補正を行う。
ステップ1504で、出力画像処理ユニット151は画像データに付加されている属性情報のBit1〜4の内容を確認する。属性情報の内容が、文字属性(Bit4=ON)、又はライン属性(Bit3=ON)に設定されている場合はステップ1505に進む。イメージ属性(Bit1=ON)、又はグラフィックス属性(Bit2=ON)に設定されている場合はステップ1508に進む。
ステップ1505で、出力画像処理ユニット151は、操作部130で選択された埋没防止機能の設定内容を確認する。このとき、属性情報の文字属性(Bit4=ON)の時は、文字オブジェクトのチェックボックス601のON/OFF設定を確認し、属性情報のライン属性(Bit3=ON)の時は、線オブジェクトのチェックボックス603のON/OFF設定を確認する。確認した結果が、「ON」に設定されている場合は、埋没防止用の補正TBLのパラメータをセットしてステップ1506に進み、「OFF」に設定されている場合はステップ1508に進む。埋没防止用の補正TBLにセットするパラメータは、属性情報の文字属性(Bit4=ON)の時は、文字オブジェクトのスライダー602の強弱設定を参照してセットする。属性情報のライン属性(Bit3=ON)の時は、線オブジェクトのスライダー603の強弱設定を参照してセットする。
ステップ1506で、出力画像処理ユニット151は、補正部406に画像データの補正処理を指示し、γ補正部は補正TBLを用いて画像データの信号値を補正する。
ステップ1507で、出力画像処理ユニット151は、画像データの色チャネル毎にBank1と、Bank2を振り分ける。Bkチャネルの場合はステップ1503に進み、Y、M、Cのチャネルの場合はステップ1508に進む。
ステップ1508で、出力画像処理ユニット151はγ補正部に入力された画像データのγ補正処理を指示し、γ補正部はBank2を使用してγ補正を行う。
以上により2色カラー用のγ補正処理を終了する。
以上により、フルカラー原稿を2色カラーコピーする場合であっても、文字オブジェクトやラインオブジェクトが背景の描画オブジェクトと同じ色で印字される事の無い2色カラーコピー印刷を得ることができる。
100 画像形成装置
200 リーダー装置(リーダー部)

Claims (4)

  1. 2色印刷が可能な画像処理装置において、
    画像データを取得する手段(151、S1204)と、
    2色カラー印刷の色味を選択する手段(130、図5、S1305)と、
    前記画像データの像域情報を生成する手段(401、図7)と、
    前記画像データを前記像域情報を使用して2色データを生成する手段(406、図10(b)、図15)と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記像域情報は、描画オブジェクトの色情報として有彩色か無彩色の情報(図7)を含むことと、
    前記像域情報は、描画オブジェクトの種類の情報(図7)を含むことと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記2色データ生成手段は、操作部の設定(601、603、図10(b)、S1505)に基づき、描画オブジェクトの種類ごとに異なった2色データを生成することと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記2色データ生成手段は、操作部の設定(602、604、図10(b)、S1505)に基づき、2色データの配分を調整することと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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