JP4750281B2 - 新規の11β置換ステロイド誘導体、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物 - Google Patents

新規の11β置換ステロイド誘導体、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、新規のステロイド誘導体、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物に関する。
【0002】
本発明の主題は、一般式(I)のすべての可能な異性体の形、単離された形若しくは混合物の形の化合物、又はそれらのエステル又はそれらの製薬上許容できる酸若しくは塩基付加塩にある。
【化12】
Figure 0004750281
{ここで、X及びYは、
・それらが結合している炭素と一緒になってC=O若しくはC=CH2基を形成するか、
又は
・Xがヒドロキシル、(C1〜C6)−アルキルオキシ若しくは(C1〜C6)−アルキルカルボニルオキシ基を表わし且つYが水素原子であるか、
のいずれかであり、
1はヒドロキシル、(C1〜C6)−アルキルオキシ、アミノ、(C1〜C6)−アルキルアミノ又は(C2〜C12)−ジアルキルアミノ基を表わし、
2は水素又はハロゲン原子を表わし、
Zは水素原子、NHSO2Ra、NHCO2Ra、NHCORa、NHSO2NHRa又はNHCONHRa基を表わし、
Gは
・次式:
【化13】
Figure 0004750281
の基(G1基)(ここで、(H)は−N=C−NH−単位と共にヘテロ環の残部を形成する)、
・NRbRc基(G2基)、
・ヘテロ環(G3基)、
・NRb−C(=A)−NHRc基(G4基)(ここで、Aは硫黄原子、酸素原子若しくはNH基である)
又は
・NRb−SO2Rc基(G5基)
のいずれかを表わし、
Ra、Rb及びRcは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、−(CH2)m−Alk、−(CH2)m−Ar又は−(CH2)m−Het基を表わし、Rb及びRcはまた、それらが結合している窒素原子と一緒になってヘテロ環を形成することもでき、
用語Alkは1〜12個の炭素原子を有する直鎖状、分枝鎖状又は環状の飽和又は不飽和非芳香族炭化水素から誘導され且つR3で置換された又は置換されていない基を表わし、
ArはR3で置換された又は置換されていない炭素環式アリールを表わし、
HetはR3で置換された又は置換されていない芳香族又は非芳香族ヘテロ環を表わし、
nは1〜6の範囲の整数であり、
mは0、1、2又は3を表わし、
置換基R3は、
・ハロゲン、オキソ、シアノ、ニトロ、ホルミル、カルボキシ、(C1〜C6)−アルキルオキシカルボニル若しくはカルボキサミド、
・1〜6個の炭素原子を有し且つ随意に1個以上のハロゲン原子で置換されたアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基、
・3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、
・1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ若しくはアルキルチオ基、
・アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ若しくは2〜12個の炭素原子を有するジアルキルアミノ基(随意に酸化された形のもの)、
・1〜6個の炭素原子を有するアミノアルキル若しくは3〜8個の炭素原子を有するジアルキルアミノアルキル基、
・3〜18個の炭素原子を有するジアルキルアミノアルキルオキシ基、
・随意にアシル化されて1〜12個の炭素原子を有するヒドロキシル基、
・1〜12個の炭素原子を有し且つ随意に例えば塩素、ヨウ素若しくはフッ素原子で置換されたアシル基、又は
・炭素環式若しくはヘテロ環式アリール、アルアルキル若しくはアリールオキシ基(これらの基はそれら自体随意に前記の1個以上の置換基で置換されていてよい)
を表わす。}
【0003】
用語1〜12個の炭素原子を有するAlk又はアルキルとは、非環状炭化水素の場合にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル,n−ヘプチル、2−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、3,3−ジメチルペンチル、3−エチルペンチル,n−オクチル、2,2−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、3−メチル−3−エチルペンチル、ノニル、2,4−ジメチルヘプチル若しくはn−デシルのようなアルキル基、ビニル、プロペニル、イソプロペニル、アリル、2−メチルアリル、ブテニル若しくはイソブテニルのようなアルケニル又はエチニル、プロピニル、プロパルギル、ブチニル若しくはイソブチニルのようなアルキニル基を意味し、そして環状基の場合にはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はアダマンチル基のようなシクロアルキル基を意味する。1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、より特定的にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル及びt−ブチルを意味するのが好ましい。
【0004】
アリールとは、6〜14個の炭素原子を有する炭素環式アリール基を意味し、フェニル、ナフチル、フェナントレニル基のような芳香族環状炭化水素から誘導された基、又はインダニル、インデニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチル若しくはフルオレニルのようなベンゼン環を含む縮合二環若しくは三環式炭化水素から誘導された基を意味する。その結合はベンゼン環上に現れる。アリールは、フェニルであるのが好ましい。アルアルキルとは、ベンジルを意味するのが好ましい。アリールオキシとは、フェニルオキシを意味するのが好ましい。
【0005】
ヘテロ環とは、1〜9個の炭素原子並びに酸素、窒素及び硫黄原子から選択される1〜5個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和の芳香族ヘテロ環(ヘテロアリール)又は非芳香族ヘテロ環を意味し、特に次のものが意図される:
・ヘテロ環式単環基、例えばチエニル、フリル、ピラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、オキサゾリル、フラザニル、ピロリニル、イミダゾリニル、ピラゾリニル、チアゾリニル、トリアゾリル、テトラゾリル基、
・ヘテロ環式縮合環、例えばベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ナフト[2,3−b]チエニル、チアントレニル、イソベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェノキサチイニル、インドリジニル、イソインドリル、3H−インドリル、インドリル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、カルバゾリル、β−カルボリニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、インドリニル、イソインドリニル、イミダゾピリジル、イミダゾピリミジニル、又は前記のヘテロ環式単環によって構成される縮合多環系、例えばフロ[2,3−b]ピロール若しくはチエノ[2,3−b]フラン、或いは
・ピロリジン、ピペリジン又はモルホリンのような飽和ヘテロ環。
【0006】
GがG1基である場合、G1は特に次のヘテロ環の内の1つを表わす:
【化14】
Figure 0004750281
(ここで、pは1〜4の整数、好ましくは2又は3を表わす)。
【0007】
GがG2基である場合、G2は特にアミノ、アルキルアミノ(例えば−NHMe、−NHEt)又はジアルキルアミノ(例えば−NMe2、−NEt2、−NMeEt)、−NHPh、−NHCH2Ph若しくは−NHCH2−ピロール−2−イル基であることができる。
【0008】
GがG4又はG5基である場合、これは特に−NH−C(=NH)−NH2、−NH−CO−NHCH2Ph、−NHCONH2、−NH−CS−NH2、−NH−C(=NH)−NHCH2Ph、−NH−C(=NH)−NHCH3又は−NHSO2Ph基である。
【0009】
1がアルキルオキシ又はアルキルアミノを表わす場合、これは特に次の基である:−OMe、−OEt、−O−(CH2)2−OH、−O−CH2−CH(CH)−CH2OH、−O−(CH2)2−NH2、−O−(CH2)2−NMe2又は−OCH2Ph。
【0010】
前記のようなアルキル、アリール又はヘテロ環基の随意としての置換基R3は、次の基から選択される:
・ハロゲン:フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、
・1〜6個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル及びアルキニル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ビニル又はアレニル(これらの基はトリフルオルメチルのようにそれら自体1個以上のハロゲン原子、例えばフッ素で随意に置換されていてもよい)、
・3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル、例えばシクロヘキシル又はアダマンチル、
・オキソ、シアノ、ニトロ、ホルミル、カルボキシ、1〜6個の炭素原子を有するカルボキシアルキル、カルボキサミド、
・1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、
・1〜6個の炭素原子を有するアルキルチオ、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
・アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、例えばメチルアミノ若しくはエチルアミノ又は2〜12個の炭素原子を有するジアルキルアミノ、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ(これらのジアルキルアミノ基はそれぞれ随意に酸化された形にあってもよい)、
・1〜6個の炭素原子を有するアミノアルキル、例えばアミノメチル又はアミノエチル、
・3〜18個の炭素原子を有するジアルキルアミノアルキル、例えばジメチルアミノメチル又はジメチルアミノエチル、
・3〜18個の炭素原子を有するジアルキルアミノアルキルオキシ、例えばジメチルアミノエチルオキシ、
・随意にアシル化されて1〜12個の炭素原子を有するヒドロキシル、例えばアセトキシ、
・1〜12個の炭素原子を有するアシル、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、スクシニル、ピバロイル、ベンゾイル{随意に例えば塩素、ヨウ素又はフッ素原子で置換されたもの(クロルアセチル、ジクロルアセチル、トリクロルアセチル、ブロムアセチル及びトリフルオルアセチル基を挙げることができる)}、
・炭素環式又はヘテロ環式のアリール(例えばフェニル、フリル、チエニル、ピリジニル)、アルアルキル(例えばベンジル)又はアリールオキシ(例えばフェニルオキシ)(これらの基はそれら自体随意に前記の基で置換されていてよい)。
【0011】
もちろん、2個以上の同一の又は異なるR3置換基を存在させることができる。ヘテロ環の場合、これらの置換基は炭素原子上又は窒素原子上に存在させることができる。
【0012】
本発明は当然、式(I)の化合物の塩、例えば式(I)の化合物がアミノ若しくはアミノグアニジン官能基を含む場合に塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、酢酸、トリフルオル酢酸、ギ酸、プロピオン酸、安息香酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、シュウ酸、グリオキシル酸、アスパラギン酸、アルカンスルホン酸(例えばメタンスルホン酸若しくはエタンスルホン酸)、アレーンスルホン酸(例えばベンゼンスルホン酸若しくはパラトルエンスルホン酸)及びアリールカルボン酸と共に形成される塩、又は式(I)の化合物が酸官能基を含む場合にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属又は随意に置換されたアンモニウムと共に形成される塩にも及ぶものである。
【0013】
第1の好ましい群において、本発明の主題は、前記の通りの式(I)においてR1がヒドロキシルを表わし且つGが前記の通りの−NH−C(=NH)−NHRc基である化合物にある。
【0014】
第2の好ましい群において、本発明の主題は、前記の通りの式(I)においてR1がヒドロキシルを表わし且つGが次のヘテロ環:
【化15】
Figure 0004750281
から選択される化合物にある。
【0015】
本発明はまた、前記の通りの式(I)の化合物のすべての互変異性体の形も含み、例えばGが次式:
【化16】
Figure 0004750281
のものを表わす式(I)で示された形に対する次式:
【化17】
Figure 0004750281
の互変異性体の形、及びその他の水素原子の位置が異なるすべての形が考えられる。
【0016】
第3の好ましい群において、本発明の主題は、前記の通りの式(I)においてZが水素原子又はNHCO2CH2Ph、NHCOCH3若しくはNHCO2CH2−アダマンチル基であり且つGが−NH−C(=NH)−NH2、次式:
【化18】
Figure 0004750281
の基である化合物にある。
【0017】
第4の好ましい群において、本発明の主題は、次の化合物である:
・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸エチル、
・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−ヒドロキシ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
・3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ペンタン酸、
・3−[(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
・4−クロル−3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
・3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−4−クロル−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
・3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、及び
・6−[3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]ヘキサン酸。
【0018】
骨は骨吸収と骨形成とを含む動的プロセスを始終受けている。これらのプロセスは、それを専門とする細胞によって媒介される。骨形成は骨芽細胞によって無機基質が付着することの結果であり、骨吸収はこの骨基質が破骨細胞によって溶解することの結果である。骨粗鬆症は、この骨基質の乾式損失によって特徴付けられる。活性成熟破骨細胞は、骨基質に接着した後に、接着した帯域の内側におけるプロトン及び蛋白質分解酵素の分泌によって骨を吸収し、破骨細胞が骨から取れたときに骨の表面上に現れる凹み又は穴を結果としてもたらす。
【0019】
式(I)の化合物及びそれらの製薬上許容できる付加塩は、有用な薬理学的特性を有する。これらの化合物は、破骨細胞によって媒介される骨吸収を阻害する。
【0020】
従って、本発明の化合物は、骨基質の損失によって引き起こされる病気の治療、特に骨粗鬆症、高カルシウム血症、骨転移による骨減少症、歯周炎、上皮小体機能亢進症、慢性関節リウマチにおける関節周囲の腐蝕、パジェット病、及び不動化、グルココルチコイド治療又は男性ホルモン若しくは女性ホルモン欠乏によって引き起こされる骨減少症である。
【0021】
これらはまた、炎症、癌並びに心臓血管障害(動脈硬化及び狭窄再発を含む)の治療に用いることもできる。最後に、これらは血管新生の阻害剤として用いることができ、従って新血管新生を阻害することによる腫瘍の治療、並びに糖尿病性網膜症及び腎症の治療に用いることができる。
【0022】
近年の研究から、骨への破骨細胞の固着は受容体であるインテグリンによって媒介されることが示されている。
【0023】
インテグリンは、細胞/細胞の接着及びより特定的には細胞/基質の接着のプロセスを媒介する受容体の上科であり、特に血小板受容体としてのαIIbβ3(フィブリノゲン)及びビトロネクチン受容体としてのαVβ3、並びにオステオポンチン及びトロンボスポンジンのような骨シアロ蛋白を包含する。
【0024】
これらの受容体は、α及びβの2つのサブユニットの蛋白質ヘテロダイマー化合物であり、これらのサブユニットは、それらのサブユニットの性状によって予め定められる二価イオン固着部位(特にCa2+)及びそれらのリガンドについての認識部位である。
【0025】
αVβ3受容体は内皮細胞、平滑筋細胞、破骨細胞及び癌細胞を含む数多くの細胞中に発現する膜貫通糖蛋白質であり、かくして本発明に従う化合物の多能性につながる。
【0026】
破骨細胞膜上に発現するαVβ3受容体は、接着/吸収プロセスの基礎となるものであり、細胞骨格の組織化に寄与し、骨粗鬆症に関与する。(Rossら、J. Biol. Chem.、1987、262、7703)。
【0027】
大動脈の平滑筋細胞上に発現するαVβ3受容体は、新生内膜に向けてのそれらの移動を刺激し、これが動脈硬化の形成及び血管形成術後の狭窄の再発につながる(Brownら、Cardiovascular Res.、(1994)、28、1815)。
【0028】
内皮細胞は、内皮についての分裂促進物質である成長因子を分泌し、新たな血管の形成(血管新生)に寄与することがある。血管新生の刺激は、新たな血管の形成を引き起こす。
【0029】
従って、αVβ3インテグリンの拮抗薬は、血管新生の血管のアポトーシスを引き起こすことによって癌性腫瘍の退縮をもたらすことができる(Brookら、Cell、(1994)、79、1157)。
【0030】
αVβ3インテグリンの天然リガンドは、すべてのRGDユニット(Arg-Gly-Asp)を含有する。このRGDユニットを含有するペプチド及び抗αVβ3抗体は、象牙質の吸収を阻害して無機物化基質上への破骨細胞の接着を防止することができることが知られている(Hortonら、Exp. Cell. Res.、1991、195、368)。
【0031】
蛇毒から単離されたペプチドであるエキスタチン(Echistatin)もまたRGDユニットを含有し、骨への破骨細胞の接着の阻害剤として報告されており、従って生体外で培養された組織(Satoら、J. Cell. Biol.、(1990)、111、1713)及びラットの生体内で培養された組織(Fischerら、Endocrinology、(1993)、132、1411)における骨吸収の強力な阻害剤である。
【0032】
式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる付加塩及びそれらのエステルは特に、リガンドとしてビトロネクチンを有するその他のインテグリン(αvβ1、αvβ5、αIIbβ3)に対して親和性を有し、それらの天然リガンドへの結合を阻害ことができる。
【0033】
かくして、この特性のために本発明の化合物は、ビトロネクチン受容体と相互作用するリガンド又は細胞によって根元的な病状が引き起こされる病気の予防又は治療に用いられる。
【0034】
これらの化合物はまた、トリペプチド配列RGDを介してそれらのリガンドと相互作用する別のインテグリンに対する活性をも有することができ、このことのためにこれらの化合物は、これらの受容体に関連した病状を治療するために用いることができる薬理学的特性を与えられる。
【0035】
従って、このインテグリンに対する活性のために本発明の化合物は、上に挙げたものや文献Dermot Cox DN & P、8(4)、1995年5月、197-205に挙げられたもののような数多くの病気の治療に用いられる。必要ならばこの文献を参照されたい。
【0036】
従って、本発明の主題は、薬剤としての式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる付加塩又はそれらのエステルにある。
【0037】
本発明のより特定的な主題は、ビトロネクチン受容体に対する拮抗活性を有する薬剤としての、前記の式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる付加塩にある。
【0038】
本発明のより特定的な主題は、骨吸収に対する阻害活性を有する薬剤又は骨粗鬆症の治療若しくは予防用の薬剤としての、前記の式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる付加塩にある。
【0039】
本発明のより特定的な主題は、腫瘍成長(増殖)又は癌転移に対する阻害活性を有する薬剤としての、前記の式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる付加塩にある。
【0040】
本発明の全く特定的な主題は、抗炎症活性を有する薬剤又は心臓血管障害、狭窄再発、動脈硬化症、腎症若しくは網膜症の治療若しくは予防用の薬剤としての、前記の式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる付加塩にある。
【0041】
本発明の薬剤の中では、特に実験の部に記載した化合物を挙げることができる。
【0042】
薬量は治療されるべき病気及び投与経路に応じて変化し、例えば成人に経口投与する場合には1日当たり1mg〜1000mgまでで変えることができる。
【0043】
本発明は、活性成分としての前記の少なくとも1種の薬剤並びに1種以上の担体、ビヒクル、希釈剤又は補助薬(アジュバント)を含有する製薬組成物にも及ぶものである。
【0044】
式(I)の化合物は、消化器経路、腸管外経路(非経口)又は局所経路で(例えば経皮的に)用いられる。これらは、無味錠剤、糖衣錠剤、ゼラチンカプセル、顆粒、坐薬、膣坐薬、注射用製剤、軟膏、クリーム、ジェル、マイクロスフェア、ナノスフェア、体内埋植薬、パッチ(当て布)の形であることができ、これらは、通常の方法に従って調製される。
【0045】
活性成分は、これら製薬組成物に通常用いられる賦形剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、カカオ脂、水性又は非水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコール類、各種の湿潤剤、分散剤又は乳化剤、及び保存剤と共に配合することができる。
【0046】
本発明の主題はまた、式(I)の化合物の製造方法にもあり、この方法は、次の工程:
(a)次式(IIa):
【化19】
Figure 0004750281
(ここで、nは1〜6の範囲の整数であり、
2は前記の通りである)
の化合物に最初にハロゲン化剤又はアルコール活性化剤を作用させ、次いでナトリウムの存在下で次式(F2):
【化20】
Figure 0004750281
(ここで、Alkは(C1〜C6)−アルキルを表わし、
Zは前記の通りである)
の化合物を作用させて次式(III):
【化21】
Figure 0004750281
の化合物を得る工程;
(b)式(III)の化合物に鹸化剤を作用させ、次いで脱カルボキシル剤を作用させて次式(IV):
【化22】
Figure 0004750281
の化合物を得る工程;
(c)式(IV)の化合物に次式(F1):
【化23】
Figure 0004750281
(ここで、Gは前記の通りである)
の化合物を作用させて式(I)の化合物を得る工程:
を含み、所望又は必要ならば得られた式(I)の化合物を次の反応:
・R2が水素原子である場合の4位におけるハロゲン化剤の作用、
・17位における還元及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化、
・17位におけるメチレン基の導入、
・鹸化、
・酸官能基のエステル化又はアミド化、並びに
・酸又は塩基による塩形成
の1つ以上に適宜の順序で付すことから成る。
【0047】
本発明の特定的な主題は、4位におけるハロゲン化反応、17位における還元反応及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化並びに17位におけるメチレン基の導入を、工程(a)又は(b)において、即ち式(IIa)の化合物に対して又は式(III)若しくは(IV)の中間体化合物に対して実施する、前記の方法にある。
【0048】
本発明の主題はまた、式(I)においてZが水素原子を表わす化合物の製造方法にもあり、この方法は、次の工程:
(a)次式(IIb):
【化24】
Figure 0004750281
(ここで、nは1〜6の範囲の整数であり、
2は水素原子である)
の化合物に
・適宜に4位におけるハロゲン化剤を作用させて式(IIb)においてR2がハロゲンを表わす化合物を得て、
・次いで次式(F1):
【化25】
Figure 0004750281
(ここで、Gは前記の通りである)
の化合物を作用させて式(I)の化合物を得る工程:
を含み、
所望又は必要ならば得られた式(I)の化合物を次の反応:
・17位における還元及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化、
・17位におけるメチレン基の導入、
・酸官能基のエステル化又はアミド化、並びに
・酸又は塩基による塩形成
の1つ以上に適宜の順序で付すことから成る。
【0049】
別法として、17位における還元反応及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化、17位におけるメチレン基の導入、並びに酸官能基のエステル化、アミド化又は塩形成反応は、前もって式(IIb)の化合物に対して実施することができる。
【0050】
式(IIa)のアルコールに対するハロゲン化剤の作用は、ジクロルメタン中でトリフェニルホスフィンの存在下において四臭化炭素を作用させることによって実施するのが好ましい。アルコール活性化剤の作用とは、当業者に周知の方法に従うメシレート、トシレート又はトリフレートの調製を意味する。式(F2)の化合物の作用は、特にエタノール中のナトリウムの存在下で実施される。式(IIa)又は(IIb)の化合物の4−ハロゲン化誘導体の形成は、特にジメチルホルムアミドのような双極性非プロトン性溶媒の存在下でN−ブロムスクシンイミドを作用させることによって(R2=H→R2=Br)又はN−クロルスクシンイミドを作用させることによって(R2=H→R2=Cl)実施される。17−ケトの対応するアルコール(X=OH及びY=H)への還元は、特にメタノール若しくはエタノール中でホウ水素化ナトリウムのようなホウ水素化アルカリを作用させることによって又は水素化アルミニウムリチウムを作用させることによって実施される。
【0051】
17位におけるメチレン基の導入は、例えば対応する17−ケト化合物に対して3−ケト官能基を保護した後に通常の方法に従ってウィッティヒ試薬(Ph3P=CH2)を作用させることによって実施される。G−NH2(F1)の作用は、溶媒なしで又はエタノール若しくはブタノールのようなアルコール中で実施される。G−NH2アミンは随意に塩酸塩又は臭化水素酸塩のような塩の形で用いられる。脱カルボキシル、鹸化、アルキル化、アシル化、エステル化又はアシル化反応は、当業者に周知の通常の方法に従って実施される。塩形成反応は、通常の条件下で実施することができる。CO2H末端基を塩形成させるための方法は、例えば炭酸ナトリウム又は酸性炭酸ナトリウム若しくはカリウムのような塩の存在下で実施される。同様に、Gが表わすことがあるアミン又はアミノグアニジンの塩形成は、通常の条件下で実施される。その操作は、例えばエーテル性溶液中で塩酸を用いて実施される。
【0052】
合成の様々な工程の際に随意に必要となる保護及び脱保護反応は、当業者に周知の標準的な方法である。これについては、T.W. greene、「Protective groups in organic synthesis」、John Wiley & sons(1981)に、かなりの完成度の報告を見出すことができる。
【0053】
例として、本発明に従って11位に−(CH2)n−CH2OP基を含有する化合物においてPがメチル基である場合の脱保護反応は、ジクロルメタン中のトリブロモボラン又はピリジン中の塩酸を作用させることによって実施することができる。Pがベンジル基である場合の脱保護反応は、酢酸エチル中で炭素上のパラジウムの存在下で水素を作用させることによって、又はトリフルオル酢酸を作用させることによって実施することができ、Pがt−ブチルジフェニルシリル基である場合の脱保護反応は、テトラヒドロフラン中の溶液状のフッ化テトラブチルアンモニウムを作用させることによって実施することができる。Pがテトラヒドロピラニル基である場合、脱保護はアルコール性溶媒中の水性酸の存在下で、好ましくはメタノール中の塩酸を作用させることによって、実施される。
【0054】
(IIa)及び(IIb)においてR2が水素原子を表わす化合物は周知であり、ヨーロッパ特許公開第0384842A号公報に記載されている。
【0055】
式(F1)及び(F2)の化合物は商品として入手でき、周知であり、又は当業者には入手可能である。
【0056】
本発明の主題はまた、前記の式(III)及び(IV)の化合物並びに式(IIa)及び(IIb)においてR2がハロゲン原子である化合物にもある。
【0057】
以下、実施例によって本発明をさらに例示するが、これら実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
【0058】
例1:3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸エチル
【0059】
工程A:臭素化
11β−(4−ブロムブチル)エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン
ジクロルメタン10ミリリットル中に11β−(4−ヒドロキシブチル)エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン1.027gを含有させた溶液に四臭化炭素1.094g及びトリフェニルホスフィン0.865gを数回に分けて添加し、約26℃において1時間撹拌を実施する。クロマトグラフィーによって精製した後に、所期の化合物0.816gが得られた。
IR(CHCl3
C=O:1736cm-1;ジエノン:1657及び1604cm-1
【0060】
工程B:F2=(CO2Et)2CH−NHCO2CH2Phの導入
[4−[3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]ブチル]−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]プロパン二酸ジエチル
50%水素化ナトリウム77mg及び[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]プロパン二酸ジエチル0.5gをTHF4ミリリットル及びDMF0.5ミリリットル中に含有させた溶液に、アセトニトリル1ミリリットル中の前の工程で得られた生成物439mg及びヨウ化ナトリウム1.5当量を添加し、次いでこの反応媒体を2時間還流する。クロマトグラフィーによって精製した後に、所期の化合物0.302gが得られた。
IR(CHCl3
=C−NH:3417cm-1;C=O:1756、1736、1721、1656cm-1;C=C+芳香族+アミドII:1604、1497cm-1
【0061】
工程C:鹸化/脱カルボキシル
3,17−ジオキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸エチル
前の工程で得られた生成物0.29gをエタノール5ミリリットル中に含有させた溶液に2N苛性ソーダ0.5ミリリットルを添加し、次いで3時間撹拌し、次いで2N塩酸0.5ミリリットルで酸性にする。ジオキサン10ミリリットルを添加し、この反応媒体を2時間100℃にし、クロマトグラフィーにかけてシクロヘキサン/酢酸エチルの混合物(6/4)で溶出させることによって精製する。純粋な所期の化合物155mgが得られた。
IR(CHCl3
−NH:3434cm-1;C=O:1735、1722cm-1;ジエノンC=O:1657cm-1;C=C:1603cm-1;アミドII+芳香族:1509cm-1
【0062】
工程D:G−NH2の導入
3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸エチル
前の工程で得られた生成物0.956gをエタノール10ミリリットル中に含有させた溶液に、2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン臭化水素酸塩0.386gを添加し、この反応媒体を3時間還流し、クロマトグラフィーにかけてCH2Cl2/MeOHの混合物(90/10)で溶出させることによって精製する。粗製の所期の化合物1.06gが得られた。
IR(CHCl3
NH:3446cm-1;C=O:1734cm-1;C=N、C=C、アミドII:1674、1629、1565、1509、1488cm-1
【0063】
例2:3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
【0064】
方法(a)
例1の工程Dにおいて得られた生成物0.904gをエタノール5ミリリットル中に含有させた溶液に2N苛性ソーダ1.4ミリリットルを添加し、周囲温度において1時間撹拌する。2N塩酸1.4ミリリットルを添加し、この反応媒体をクロマトグラフィーにかけてCHCl3/MeOH/NH4OHの混合物(80/20/2)で溶出させることによって精製して、所期の化合物0.520gがΔE/ΔZの混合物(70/30)の形で得られた。
【0065】
方法(b)
工程A:鹸化/脱カルボキシル
例1の工程Cで得られたエステル3gをエタノール60ミリリットル中に含有させた溶液に2N苛性ソーダ5ミリリットルを添加し、20℃において1時間撹拌し、次いで2N塩酸5ミリリットルで酸性にする。ジオキサン20ミリリットルを添加し、この反応媒体を3時間120℃にし、溶媒を蒸発させ、この反応媒体をエタノール60ミリリットル中に取り出し、2N苛性ソーダ5ミリリットルを添加する。溶媒を蒸発させた後に、粗製生成物をクロマトグラフィーにかけてCHCl3/MeOH/NH4OHの混合物(8/2/0.4)で溶出させることによって精製する。所期の化合物1.06gが得られた。
【0066】
工程B:G−NH2の導入
前の工程で得られた生成物266mg及び2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン臭化水素酸塩135mgから出発して例1の工程Dと同様に操作を実施する。所期の化合物109mgが得られた。
NMR(CDCl3
0.91及び1.04:18−Me;3.77:CH2−N;4.19:CO−CH−NH;5.09:OCH2Ph;5.75及び6.54:H4、35%:65%の分割(多い方がΔE);7.34:フェニル;5.78、6.07〜6.54;11.65〜11.98:移動性H
【0067】
例3:17−ケト官能基の還元
3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−ヒドロキシ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
例2の生成物0.208g、ホウ水素化ナトリウム14mg及びエタノール3.5ミリリットルから成る混合物を周囲温度において1時間撹拌し、1N塩酸3.5ミリリットルを添加し、10分間撹拌し、溶媒を蒸発させ、得られた生成物をクロマトグラフィーにかけてCHCl3/MeOH/NH4OHの混合物(80/20/2)で溶出させることによって精製する。所期の化合物0.145gが得られた。
MS:616-=[M−H]-;508-=[M−OCH2Ph];618+=MH+;640+=MNa+
【0068】
例4:3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ペンタン酸
【0069】
工程A:酸化
3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ペンタン酸
アセトン140ミリリットル中の11β−5−(ヒドロキシペンチル)エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン2.9gにハイルブロン−ジョーンズ(Heilbron-Jones)試薬7ミリリットル(CrO31.89g)を0〜−4℃の範囲の温度において22分かけて添加し、0℃において5分間撹拌し、次いでメタノール2.5ミリリットル、炭酸バリウム22g及び水220ミリリットルを添加し、次いでこの反応媒体を周囲温度において1時間激しく撹拌する。分離した後に、水性相をジクロルメタンで抽出し、次いで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて、所期の化合物3.4gが得られた。
Rf:(ジクロルメタン/アセトン、比80/20)=0.15
IR(CHCl3
C=O:1736、1709、1657;C=C:1602cm-1
【0070】
工程B:G−NH2の導入
3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ペンタン酸
前の工程で得られた酸480mg、アミノグアニジン塩酸塩285mg及びエタノール10ミリリットルから成る混合物を2時間還流し、次いで粗製生成物が得られるまで減圧下で蒸発させ、これをクロマトグラフィーにかけてCH2Cl2/MeOH/NH4OHの混合物(40/10/2)で溶出させることによって精製し、これを次いで凍結乾燥させる。所期の化合物170mgがΔZ/ΔEの混合物(40/60)の形で得られた。
NMR(DMSO、300MHz)
0.96:18Me;5.82(s):H4、ΔE;6.65(s):H4、ΔZ;6.8〜7.5:幅広移動性3H吸収
【0071】
例5:3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
エタノール10ミリリットル中のアミノグアニジン塩酸塩220mg及び3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸380mgから出発して例4の工程Bにおけるように操作を実施する。ΔE異性体に相当する白色不溶性生成物50mg及びΔZ異性体に相当するベージュ色の凍結乾燥物130mgが得られた。
NMR(ΔZ異性体)(DMSO、300MHz)
18Me:1.00(s);H4:6.73(s);移動性H:6.89、8.17
NMR(ΔE異性体)(DMSO、300MHz)
18−Me:0.97(s);H4:5.82(s);移動性H:6.5〜7.6
【0072】
例6:3−[(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
エタノール12.5ミリリットル中の2−ヒドラゾノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン臭化水素酸塩0.453g及び3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸0.597gから出発して例4の工程Bにおけるように操作を実施する。ΔE/ΔZの割合が異なる3つの画分(a)65mg、(b)99mg及び(c)65mgが単離された。
NMR(CDCl3、300MHz)
画分b:ΔE/ΔZの混合物(90/10)
1.04(s)、1.06(s):18−Me;3.42(m):CH2−N;5.76(s):H4、ΔE;6.67(s):H4、ΔZ;6.64(s)、12.40(m):移動性H;1.20〜3.20(m):ステロイド骨格
画分c:ΔE/ΔZの混合物(6O/40)
1.04(s)、1.06(s):18−Me;3.42(m):CH2N;5.77(s)、6.66(マスク):H4;6.66(s):移動性H;1.24〜3.05(m):ステロイド骨格;11.8(m):移動性H
【0073】
例7:3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
エタノール12.5ミリリットル中の2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン臭化水素酸塩0.353g及び3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸0.5gから出発して例4の工程Bにおけるように操作を実施する。純粋な所期の化合物(ΔE/ΔZの混合物(85/15))220mgが得られた。
IR(CHCl3
C=O:1733cm-1;C=O及び/又はC=N:1661cm-1;C=N、C=C:1617、1597、1546cm-1
NMR(DMSO、300MHz)
0.97(s):18−Me;3.40(bs):CH2−N;5.80(s):H4:ΔE;6.60(s):H4、ΔZ;6.53(m)、6.86(m):移動性H;1.16〜3.00:ステロイド骨格
【0074】
例8:4−クロル−3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
【0075】
工程A:4−クロル−3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
ジメチルホルムアミド10ミリリットル中の3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸829mgに窒素雰囲気下で約54℃においてN−クロルスクシンイミド382mgを添加し、約61℃において10分間撹拌し、次いで冷ました後に塩化ナトリウムの水溶液を注ぎ、次いで抽出し、洗浄し、減圧下で蒸発させて粗製生成物を得て、これをクロマトグラフィーにかけてジクロルメタン/アセトンの混合物(8/2)で溶出させることによって精製して、所期の化合物387mgが得られた。
IR(CHCl3
C=O:1736、1712、1673cm-1;C=C:1587、1551cm-1
【0076】
工程B:縮合
4−クロル−3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
前の工程で調製された塩素化生成物159mgと2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン臭化水素酸塩137mgとをエタノール4ミリリットル中で混合する。処理及び精製の後に、所期の化合物187mgが得られた。
IR(CHCl3
=C−NH:3449cm-1+一般的吸収;C=O:1735cm-1;C=N+C=C+CO2 -:1672、1620、1604、1546、1513cm-1
【0077】
例9:3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−4−クロル−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸
例8の工程Aで調製された塩素化生成物380mg及びアミノグアニジン塩酸塩201mgから出発して例8の工程Bにおけるように操作を実施する。所期の化合物77mgが得られた。
IR(Nujol)
OH/NH吸収;C=O:1731cm−1;共役系+NH2:1676、1604、1532cm-1
【0078】
例10:6−[3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]ヘキサン酸
【0079】
工程A:ジヒドロピランによるアルコールの保護
11β−[4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]ブチル]エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン
11β−(4−ヒドロキシブチル)エストラ−4,9−ジエン−3,17−オン3.42g、エーテル20ミリリットル、ジヒドロピラン9ミリリットル及びp−トルエンスルホン酸触媒量を含有させた溶液を3時間撹拌し、次いでトリエチルアミン10cm3を添加し、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をクロマトグラフィーにかけてジクロルメタン/アセトンの混合物(90/10)で溶出させることによって精製する。純粋な所期の化合物(Rf=0.42)3.70gが得られた。
IR(CHCl3
C=O:1736;C=C:1657cm-1;1603cm-1
NMR(CDCl3
1.08(s):18Me;3.08(pp):H11;3.3(dt)、3.73(m):CH2O;3.51(m)〜3.84(m):THPのCH2O;4.55:THPの角のH;5.71(s):H4
【0080】
工程B:3位のケトンのメチルオキシムの形での保護及び第1級OHの脱保護
11β−(4−ヒドロキシブチル)エストラ−4,9−ジエン−3,17−オンの3−(O−メチルオキシム)
前の工程で調製された誘導体0.98g、メチルヒドロキシルアミン塩酸塩0.215g、メタノール10ミリリットル、酢酸ナトリウム0.160g及び水2ミリリットルから成る混合物を周囲温度において18時間撹拌する。次いでこの反応混合物を水50ミリリットルで希釈し、次いでジクロルメタンで抽出する。黄色の樹脂0.874gが回収され、これをクロマトグラフィーにかけてシクロヘキサン/酢酸エチルの混合物(7/3)で溶出させることによって精製する。
Rf:ΔE異性体0.17及びΔZ異性体0.12
【0081】
次のものが回収された。
(a)Rf=0.17の生成物。m=0.382g。
IR(CHCl3
OH:3624cm-1
C=O:1734cm-1、17ケト
C=N、C=C:1605cm-1
NMR:ΔE異性体(CDCl3
1.06(s):18Me;3.64(t):CH2O;2.99:H11;3.88(s):OMe;5.80(s):H4、ΔE
(b)Rf=0.12の生成物。m=0.211g。
IR(CHCl3
OH:3624cm-1
C=O:1734cm-1、17ケト
C=C、C=N:1603cm-1
NMR:ΔZ異性体(CDCl3
1.06(s):18Me;3.01(bq):H11;3.64(t):CH2O;3.87(s):OMe;6.36(s):H4、ΔZ
【0082】
工程C:ウィッティヒ反応:17位におけるメチレン基の導入
11β−(4−ヒドロキシブチル)−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−3−オンの3−(O−メチルオキシム)
臭化トリフェニルメチルホスホニウム0.635g及びカリウムt−ブチラート0.199gから成る混合物を減圧下で100℃において40分間撹拌する。周囲温度まで冷まして窒素下に置いた後に、テトラヒドロフラン5ミリリットル及び前の工程で調製されたステロイド(ΔE)0.162gを導入する。この溶液を3時間還流し、次いで冷まし、塩化アンモニウム溶液で加水分解し、抽出する。黄色樹脂0.480gが得られ、これをクロマトグラフィーにかけてシクロヘキサン/酢酸エチルの混合物(7/3)で溶出させることによって精製する(Rf=0.10)。無色のオイル0.130gが回収された。
IR(CHCl3
OH:3624cm-1
C=C、C=N:1654cm-1
NMR(CDCl3
0.96(s):18Me;3.65(t):CH2O;3.87(s):OMe;〜4.60:CH2=C;5.77(s):H4
【0083】
工程D:3位のケトンの脱保護
11β−(4−ヒドロキシブチル)−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−3−オン
前の工程で調製された生成物0.188g、アセトン2ミリリットル及び6N塩酸0.5ミリリットルを含有させた溶液を周囲温度において24時間撹拌する。この反応媒体を水で希釈し、次いでジクロルメタンで抽出する。得られた樹脂0.174gをクロマトグラフィーにかけてシクロヘキサン/酢酸エチルの混合物(7/3)で溶出させることによって精製する。純粋な黄色樹脂が回収された。m=0.076g。(Rf=0.10)
IR(CHCl3
OH:3625cm-1
C=O:1654cm-1
C=C:1603cm-1
【0084】
工程E:臭素化及び次いで鎖の縮合
[4−(17−メチレン−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−イル)ブチル][[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]プロパン二酸ジエチル
前の工程で調製されたステロイド0.470g、ジクロルメタン5ミリリットル及び四臭化水素0.685gを含有させた溶液にトリフェニルホスフィン0.543gを少量ずつ添加し、この溶液を30分間撹拌し、濃縮乾固させ、次いでシリカ上で濾過することによって精製する。黄色樹脂0.340gが得られた。これは臭素化誘導体に相当する。
【0085】
DMF0.5ミリリットル及び無水THF2.5ミリリットル中に油中50%水素化ナトリウム0.1gを含有させた懸濁液に、THF1cm3中に[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]プロパン二酸ジエチル0.640gを含有させた溶液をゆっくり導入する。30分後に、上で得られた臭素化誘導体をTHF1ミリリットル中に含有させた溶液を導入する。次いでヨウ化ナトリウム0.310g及びアセトニトリル1ミリリットルを添加し、この反応媒体を3時間還流する。この反応混合物を氷冷したリン酸一ナトリウム溶液で加水分解し、次いでジクロルメタンで抽出する。得られた黄色樹脂1.2gをシリカを用いたクロマトグラフィーにかけてジクロルメタン/アセトンの混合物(97/3)で溶出させることによって精製する。黄色オイル0.164gが回収された。
IR(CDCl3
OH:殆ど又は全くなし
NH:3418cm-1
C=O:1756(sh)、1736(max)、1724(sh)、1654、共役ケトン、
C=C:1603(max)及び1589(sh)、
アミドII:1498
【0086】
工程F:鹸化、脱カルボキシル及び続いてのイミノグアニジンの生成
6−[3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]ヘキサン酸エチル
【0087】
(a)鹸化−脱カルボキシル
前の工程で調製された誘導体0.148g、エタノール3ミリリットル及び2N苛性ソーダ0.23ミリリットルを含有させた溶液を周囲温度において1時間撹拌し、次いで2N塩酸0.23ミリリットルで酸性にし、次いで10分間撹拌し、濃縮乾固させる。
Rf=0.52(溶離剤はジクロルメタン/メタノール/アンモニア(80/20/4))
【0088】
(b)イミノグアニジンの生成:G−NH2の導入
上で得られた粗製生成物を2−イミダゾリジノンヒドラゾン0.1g及びp−トルエンスルホン酸触媒量の存在下のイソプロパノール3ミリリットル中に取り出す。この反応媒体を1時間還流し、次いで濃縮乾固させ、クロマトグラフィーにかけてジクロルメタン/メタノール/アンモニア(80/20/4)で溶出させることによって精製する。所期の化合物0.089gが回収された。
IR(CHCl3
NH:3446cm-1、ジエノンなし
【0089】
工程G:エチルエステルの鹸化
6−[3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]ヘキサン酸
前の工程で調製されたエチルエステル86mg、エタノール2ミリリットル及び2N苛性ソーダ0.3ミリリットルを含有させた溶液を周囲温度において1時間撹拌する。1N塩酸0.3ミリリットルを添加することによってこの溶液を中和し、次いで20分間撹拌し、次いで濃縮乾固させる。得られた粗製生成物をシリカを用いたクロマトグラフィーにかけてジクロルメタン/メタノール/アンモニアの混合物(80/20/2)で溶出させることによって精製する。所期の化合物47mgが得られた。
MS:分子量構造613
614+=[M+H]+、612-=[M−H]- 636+=[M+Na]+
【0090】
製薬組成物
次の処方に対応する錠剤:
・例2の生成物: 50mg
・賦形剤: 錠剤が120mgになるのに充分な量
(賦形剤=タルク、澱粉、ステアリン酸マグネシウム)
【0091】
本発明の化合物の薬理学的研究
【0092】
1.本発明の化合物によるビトロネクチン/ビトロネクチン受容体(αVβ3)の結合置き換えの研究
【0093】
プロトコル
96個のウェル(孔)を有するMaxiSorpプレートを、下記のコーティング用緩衝液中に2μg/ミリリットルの濃度に希釈したヒトビトロネクチン(Yatohgoら、Cell Structure and Fraction、13:281-292(1988)を参照されたい)100マイクロリットルで4℃において一晩コーティングする。次の日に、ウェルを空にし、次いでリガンド(ビトロネクチン)を穏やかな撹拌下で周囲温度において1時間固着させる(固着用緩衝液については下記を参照せよ)。これらのウェルを6回洗浄し(洗浄用緩衝液については下記を参照せよ)、次いで各ウェルに次のものをこの順序で添加する:
・インキュベーション緩衝液40マイクロリットル
・希釈された試験物質(この物質は、DMSO/H2Oの50/50混合物中に希釈した)10マイクロリットル
・ヒトαVβ3受容体{Pytelら、Methods Enzymol、(1987)、144:475を参照されたい}(受容体のバッチに応じて及びリガンドに応じて適合させるためにインキュベーション緩衝液中に希釈)20マイクロリットル。
このリガンド、ヒトαVβ3受容体及び研究すべき物質を周囲温度において穏やかな撹拌下で3時間インキュベートする。
【0094】
再びウェルを6回洗浄し、次いでペルオキシダーゼと対にした抗受容体4B12−HRP抗体100マイクロリットルの存在下で周囲温度において穏やかな撹拌下で2時間インキュベートする(4B12−HRP抗体をインキュベーション緩衝液中に希釈する。この希釈は、受容体のバッチに応じて適合するようにする。)。
【0095】
次いでウェルを6回洗浄し、次いでペルオキシダーゼ可視化(顕色)キット(TMP Microwell Peroxidase Substrate System Kirkegaard:Ref. cat. 50-76-00)を用いてリガンド−受容体結合の測定を実施する。
【0096】
このキットは、基質のフラスコA(0.4g/リットル3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン)及びフラスコB(クエン酸塩/クエン酸緩衝液中0.02%のH22)を含有する。即時的に1容量のAを1容量のBと混合し、次いでこの反応混合物を100マイクロリットル/ウェルの割合で分配する。ビトロネクチン/αVβ3について酵素反応を12分間進展させ、次いで1Mリン酸100マイクロリットルを添加することによってその進展を停止させる。450nmにおいて光学密度を測定する。
【0097】
各種緩衝液
・コーティング用緩衝液:0.5M炭酸塩、NaOH、pH9.6
・固着用緩衝液:0.5%BSA含有PBS(pH=7.4)
・洗浄用緩衝液:0.05%Tween 20含有PBS(pH7.4)
・インキュベーション緩衝液:50mMのトリス、pH7.4;0.5%のBSA;0.05%のTween 20;1mMのMnCl2;50μMのCaCl2;50μMのMgCl2;100mMのNaCl。
【0098】
結果の表示
それぞれの試験物質の濃度の対数の関数としてのヒトビトロネクチンの結合率のカーブをプロットする。
各物質について、式IC50=(B0+Bmin)/2に従ってIC50を決定する。ここで、B0は物質が何ら存在しない下での最大結合であり、Bminは最も高い濃度で物質が存在する下での最少結合である。
【0099】
結果:
【表1】
Figure 0004750281

Claims (19)

  1. 一般式(I)のすべての可能な異性体の形の化合物、又はそれらの製薬上許容できる酸若しくは塩基付加塩。
    Figure 0004750281
    {ここで、X及びYは、
    ・それらが結合している炭素と一緒になってC=O若しくはC=CH2基を形成するか、
    又は
    ・Xがヒドロキシル、(C1〜C6)−アルキルオキシ若しくは(C1〜C6)−アルキルカルボニルオキシ基を表わし且つYが水素原子であるか、
    のいずれかであり、
    1はヒドロキシル基を表わし、
    2は水素又はハロゲン原子を表わし、
    Zは水素原子、NHSO2Ra、NHCO2Ra、NHCORa、NHSO2NHRa又はNHCONHRa基を表わし、
    Gは
    ・式−NH−C(=NH)−NHRc基、
    又は
    ・次式:
    Figure 0004750281
    から選択されるヘテロ環
    のいずれかを表わし、
    Ra及びRcは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、−(CH2)m−Alk、−(CH2)m−Ar又は−(CH2)m−Het基を表わし、
    用語Alkは1〜12個の炭素原子を有する直鎖状、分枝鎖状又は環状の飽和又は不飽和非芳香族炭化水素基(R3で置換された又は置換されていないもの)を表わし、
    ArはR3で置換された又は置換されていない炭素環式アリールを表わし、
    HetはR3で置換された又は置換されていない芳香族又は非芳香族ヘテロ環を表わし、
    nは1〜6の範囲の整数であり、
    mは0、1、2又は3を表わし、
    置換基R3は、
    ・ハロゲン、オキソ、シアノ、ニトロ、ホルミル、カルボキシ、(C1〜C6)−アルキルオキシカルボニル若しくはカルボキサミド、
    ・1〜6個の炭素原子を有し且つ随意に1個以上のハロゲン原子で置換されたアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基、
    ・3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、
    ・1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ若しくはアルキルチオ基、
    ・アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ若しくは2〜12個の炭素原子を有するジアルキルアミノ基(随意に酸化された形のもの)、
    ・1〜6個の炭素原子を有するアミノアルキル若しくは3〜8個の炭素原子を有するジアルキルアミノアルキル基、
    ・3〜18個の炭素原子を有するジアルキルアミノアルキルオキシ基、
    ・随意にアシル化されて1〜12個の炭素原子を有するヒドロキシル基、
    ・1〜12個の炭素原子を有し且つ随意に塩素、ヨウ素若しくはフッ素原子で置換されたアシル基、又は
    ・炭素環式若しくはヘテロ環式アリール、アルアルキル若しくはアリールオキシ基
    を表わす。}
  2. Zが水素原子又は−NHCO2CH2Ph、−NHAc若しくは−NHCO2CH2−アダマンチル基であり且つGが−NH−C(=NH)−NH2、次式:
    Figure 0004750281
    の基である、請求項1記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩。
  3. 名称が:
    ・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸エチル、
    ・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
    ・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−ヒドロキシ−α−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]エストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
    ・3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ペンタン酸、
    ・3−[(1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジニル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
    ・3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
    ・4−クロル−3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
    ・3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−4−クロル−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、
    ・3−[(アミノイミノメチル)ヒドラゾノ]−17−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ヘキサン酸、又は
    ・6−[3−[(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ヒドラゾノ]−17−メチレンエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]ヘキサン酸
    である、請求項1記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩。
  4. 請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法であって、次の工程:
    (a)次式(IIa):
    Figure 0004750281
    (ここで、nは1〜6の範囲の整数であり、
    2は請求項1記載の通りである)
    の化合物に最初にハロゲン化剤又はアルコール活性化剤を作用させ、次いでナトリウムの存在下で次式(F2):
    Figure 0004750281
    (ここで、Alkは1〜6個の炭素原子を有するアルキルを表わし、
    Zは請求項1記載の通りである)
    の化合物を作用させて次式(III):
    Figure 0004750281
    の化合物を得る工程;
    (b)式(III)の化合物に鹸化剤を作用させ、次いで脱カルボキシル剤を作用させて次式(IV):
    Figure 0004750281
    の化合物を得る工程;
    (c)式(IV)の化合物に次式(F1):
    Figure 0004750281
    (ここで、Gは請求項1記載の通りである)
    の化合物を作用させて式(I)の化合物を得る工程:
    を含み、所望又は必要ならば得られた式(I)の化合物を次の反応:
    ・R2が水素原子である場合の4位におけるハロゲン化剤の作用、
    ・17位における還元及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化、
    ・17位におけるメチレン基の導入、
    ・鹸化、
    ・酸官能基のエステル化又はアミド化、並びに
    ・酸又は塩基による塩形成
    の1つ以上に適宜の順序で付すことから成る、前記製造方法。
  5. 4位におけるハロゲン化反応、17位における還元反応及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化並びに17位におけるメチレン基の導入を、工程(a)又は(b)において、即ち式(IIa)の化合物に対して又は式(III)若しくは(IV)の中間体化合物に対して実施することを特徴とする、請求項記載の方法。
  6. 請求項1記載の式(I)においてZが水素原子を表わす化合物の製造方法であって、次の工程:
    (a)次式(IIb):
    Figure 0004750281
    (ここで、nは1〜6の範囲の整数であり、
    2は水素原子である)
    の化合物に
    ・適宜に4位におけるハロゲン化剤を作用させて式(IIb)においてR2がハロゲンを表わす化合物を得て、
    ・次いで次式(F1):
    Figure 0004750281
    (ここで、Gは請求項1記載の通りである)
    の化合物を作用させて式(I)の化合物を得る工程:
    を含み、
    所望又は必要ならば得られた式(I)の化合物を次の反応:
    ・17位における還元及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化、
    ・17位におけるメチレン基の導入、
    ・酸官能基のエステル化又はアミド化、並びに
    ・酸又は塩基による塩形成
    の1つ以上に適宜の順序で付すことから成る、前記製造方法。
  7. ・17位における還元反応及び適宜に続いてのアルキル化又はアシル化、
    ・17位におけるメチレン基の導入、並びに
    ・酸官能基のエステル化、アミド化又は塩形成反応
    を前もって式(IIb)の化合物に対して実施することを特徴とする、請求項記載の方法。
  8. 求項1記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る薬剤
  9. 求項2記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る薬剤
  10. 求項記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る薬剤
  11. 求項1〜のいずれかに記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る、ビトロネクチン受容体に対する拮抗活性を有する薬剤
  12. 求項1〜のいずれかに記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る、骨吸収に対する阻害活性を有する薬剤又は骨粗鬆症の治療若しくは予防用の薬剤
  13. 求項1〜のいずれかに記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る、腫瘍成長又は癌転移に対する阻害活性を有する薬剤
  14. 求項1〜のいずれかに記載の式(I)の化合物又はそれらの製薬上許容できる付加塩から成る、抗炎症活性を有する薬剤又は心臓血管障害、狭窄再発、動脈硬化症、腎症若しくは網膜症の治療若しくは予防用の薬剤
  15. 請求項14のいずれかに記載の1種以上の薬剤並びに1種以上の担体、ビヒクル、希釈剤又は補助薬を含有する製薬組成物。
  16. 求項記載式(III)の化合物。
  17. 請求項4記載の式(IV)の化合物。
  18. 請求項4記載の式(IIa)においてR 2 がハロゲン原子である化合物。
  19. 請求項6記載の式(IIb)においてR 2 がハロゲン原子である化合物。
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