JP4749444B2 - 遮水層接続工法 - Google Patents
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Description
以下に説明する本発明の説明において、護岸上に敷設する遮水層としては、例えば、遮水シート、遮水マットのような遮水性を有し、所定の広さに構成された膜状部材を敷設して、遮水膜層として活用することを想定しているものである。以下に、前記膜状部材として従来より一般の海に構築する構造物の仕切護岸に用いられるシート類、アスファルト混合物の層、遮水マット等を総称して遮水膜層と呼んでいる。そして、前記遮水膜層を護岸構造物等の鉛直遮水壁を介して、または遮水層同士を異種の遮水材を介して接続して一体化し、強度に不安定さを生じることなしに、水密性の連続性を良好に設定可能とする遮水層の構築工法に関する。
請求項1に発明は、前記遮水層での遮水膜層の接続部では、接続する遮水膜層端部を重ねるかもしくは近接させて配置し、
前記遮水膜層の接続部分を中心にして、所定の範囲を覆う広さを有する仕切板ユニットを設置し、前記仕切板ユニットを多数区画して設けた区画内に遮水材を充満させて、前記遮水膜層と遮水材とを一体化して遮水性を有する接続部として形成するもので、
前記遮水膜層を構築するに際しては、前記仕切板ユニットを遮水膜層接続部に位置決めして、遮水材を前記仕切板ユニットの区画内に充満させて施工して一体化処理を行った後で、前記遮水膜層の接続部の周囲と上部とを覆うように押え層を構築して、前記遮水膜層接続部の仕切板ユニットと遮水材の層とを、前記押え層により所定の位置で固定保持させることを特徴とする。
各仕切板ユニットの区画を埋めるように遮水材を施工し、前記仕切板ユニットの列を一体化して遮水膜層の接続部を覆う状態に設け、前記遮水膜層を連続させた接続層として構築することを特徴とする。
前記仕切板ユニットを遮水膜層の接続部の上に位置決めして載置し、遮水材を前記仕切板ユニットの区画を埋めるように所定の厚さで施工して、
前記仕切板ユニットと遮水材、および遮水膜層とを一体化した遮水接続層として構築することを特徴とする。
前記中仕切ユニットの上から遮水材を打設して遮水膜層の接続部を覆う遮水材の層を、意図する厚さに形成可能とすることを特徴とする。
既に構築しているかまたは、敷設した際に遮水膜層または遮水層に裂け目や孔が生じる等の欠陥が発生したときに、
前記欠陥が発生した遮水層の上を覆っている保護層等を、除去する等の処理を行って露出させ、
前記欠陥を生じた部分の上に、前記仕切板ユニットを位置決めして設け、前記仕切板ユニットの区画に遮水材を充満させて、前記欠陥を生じた部分を前記仕切板ユニットと遮水材を一体化した遮水層で覆うことを特徴とする。
また、前記シート類のみでは、長期間に亘って遮水性を維持できないと考えられる場合には、石積層の表面部にアスファルト混合物層や粘土層等を構築し、その上面を覆うように遮水膜層を敷設して組合せて配置し、遮水材の層を複合・積層した、より信頼性の大きい遮水層として構成することも、必要に応じて適宜採用できるものである。
前記仕切護岸1を構築する場合に、海底地盤が軟弱な地層の場合には、その海底地盤を構造物を支持するに適した強度を持たせるために、地盤を改良する等の従来公知の地盤改良処理を行う。図示する実施例においては、遮水層における遮水性を強化するために、遮水材として作用させるように粘土やセメント等を、海底の土と混合・攪拌する等の処理を所定の深さまで施工し、所定の厚さの地盤改良層4とする工事を行ってから、その上に所定の高さで捨石基礎3を構築する等の処理を施工する。
さらに、構造物側の端部においては、遮水膜層12の端部を、構造物2の基部にまで延長させ、必要に応じてシート端部を接着する等の固定手段を用いて支持し、その上にアスファルトマスチック14を施工し、前記遮水層10の上表面を覆うように土の層11aを施工して強固に保護する。
前記遮水膜層12の地盤側の端部を固定するために、前記遮水処理部の上に遮水膜層の端部を位置させるように敷設してから、ブロック18、18aを所定の間隔で2列に置いて、その2列のブロック18、18aの間に遮水膜層の端部を位置させて、端部押え部材17として、所定の厚さでアスファルトマスチックを施工して遮水層を構築する。そのために、前記遮水膜層12を下面の凹凸をなくした状態で敷き詰め、そのシートの両端部での固定・保持手段を施工することで、前記構造物2の内側面と地盤の上との両端部で、不透水性を良好に維持できるような処理を施している。
その他に、矢板壁のみを1列、または2列に立設して、埋立て海域を区画する工法も用い得るが、それ等の矢板壁を用いる例では、本発明の実施例に準じた遮水処理手段を参考にして、施工することもできる。つまり、垂直に立設した矢板壁と遮水膜層の接続部での処理に関しては、後で説明する工法を用いて処理可能であることから、前記図2では、前記図1と異なる構成の遮水壁の実施例として説明しているものである。
前述したように、埋立地を仕切る遮水壁の周囲の部分を、不透水層として構築することで、埋立てた廃棄物に接して汚染された水は、仕切られた区画の中に閉じ込められることとなる。そして、廃棄物から染み出す汚水や、廃棄物に接して汚染された水が外海を汚したりすることのないように、廃棄物処分場内部に設けた排水処理手段を用いて無害化する処理を行い、その浄化された水のみを海に排水させるように処理する方式が、一般に用いられている。
前記台形ケーソン形状に構成した中仕切ケーソン50では、両側の構造物に対応させて側壁51、52を設けて、底板54とにより、内部空間60が区画されている。前記底板54は、構造物の捨石基礎と同様な基礎を構築した上に設置されるものであるが、その中仕切ケーソンの下部での遮水処理や、その他の補助的な工事を施工することに関しては、その説明を省略する。
前記中仕切ケーソン50の中に形成される空間には、図3に示すように前記ケーソンの本体の長さ方向に所定の間隔をおいて、仕切板65を挿入し、前記仕切板の壁により、任意の巾に仕切った空間部を構成し、各区画の下部には任意の高さまで砕石または砂等を充満させて、下部充填層61を設けている。
そして、前記下部充填層61として設けたの石等のウエイト部材の重量により、中仕切ケーソン50を基礎の上に安定させた状態で固定保持させる。また、その上に設ける上部充填層62を、細かい石や砂等を任意の厚さで構成し、中仕切ケーソンの斜面部の上部に形成する溝部64を容易に成形可能とし、前記溝部に遮水膜層を挿入して遮水材を充填して、固定する作業を容易に行い得るようにする。
前記2つの構造物においては、それが構築される水深に応じて、基礎の高さと構造物の高さが設定されているものであり、一方の構造物に設けている裏込石の層5を、中仕切壁に合わせて高さを嵩上げする等の、接続部を修正する等の成型処理を施して、遮水層の接続に対応させることも可能である。
前記遮水層49、49aは、2つの護岸構造物の石積層と遮水膜層等による遮水層等の、遮水作用を負担する構造物全体に対応させて、構築することが求められるものであり、その側面遮水層の厚さ等は、その目的に対応させて、従来の遮水工と同様に任意の値を持って設定される。
また、前記中仕切ケーソン50の例において、その上部の斜めの開口部で、両側の構造物から延長された遮水膜層を接続するために、例えば、図5に示すような接続手段を用いることが出来る。この例においては、横隔壁65の一方の端部の上部には、切り欠いた切欠部66を設けておき、その切欠部66に対して、一方の護岸から延長した遮水膜層44の端部をケーソンの側板51に沿わせて垂下させる。そして、その遮水膜層の垂下部44aの端を、中仕切ケーソンの内部充填層の上面に設ける、押さえ捨石62の上に位置させて、後でその上に充填するアスファルト混合物により、押圧するように位置決めして、遮水状態を維持する層として設ける。なお、前記中仕切ケーソンの上部で遮水部として接続する他方のシートは、切欠部66と同様な切欠部を、横隔壁の他方の角部にも設けておいて、同様な遮水処理を行うと良いが、その他に、任意の遮水手段を用いて、アスファルト混合物によりケーソン上部で隙間なく固定すれば良い。
前記図5に説明したような横隔壁の配置例とは別に、図6に説明するように、横隔壁により大きく区画した内部に、小さく区画する仕切板ユニット67を上から挿入して、上部充填層の上で遮水膜層を押圧して固定し、シート接続部での遮水性を維持させるようにする。
そして、両側の構造物に設けている遮水膜層の端部を、前記中仕切ケーソン50の上部の溝部にまで延長し、遮水性を持たせるように接続して、その接続部を押圧するように仕切板ユニット67を設置する。前記仕切板ユニットの小さな区画内には、アスファルト混合物を上から流し込んで充満させて、ケーソン上部の溝部全体を遮水材により隙間なく塞ぐようにする。
図示されるように、前記中仕切ケーソン50の上面は、その斜面部のみならず、前記中仕切ケーソン50の上部の水平な部分に対しては、両側の構造物40、41の上面は、ケーソン50の側壁51、52の高さにほぼ一致するように形成されている。そこで、前記両側の構造物の上に敷設している遮水膜層44、45を中仕切ケーソン50の上部および斜面部の側壁51、52を乗り越えさせ、その側壁の内側に沿わせて折り下げるように配置する。
具体的には、図7に示すように、縦横の板68、69を格子状に組み合わせたものを、ケーソンの斜め部分の上部の溝に挿入して、小さな区画を設ける。そして、前記ユニット67内に設けられている区画に対して、上側から遮水材を注入して全部の区画内に所定の高さまで充満させるようにする。
また、前記ユニットを構成する板材としては、特に厚い鉄板を用いることに限定するものではなく、薄い鉄板を用いて構成しても良く、その他に、遮水材との親和性を向上させる処理を施したプラスチックの板材を用いて構成してもよい。つまり、前記仕切板ユニットとしては、遮水材を注入した後で、遮水材の流動性が減少するまでの間、遮水材を安定的に保持できれば良いこともある。
前記角部を有するセルの他に、後で図14で説明する例のように、円筒状のセルを多数組み合わせた仕切板ユニットを用いることもできる。前記平面視で円筒形に形成されるセルは、大小のセルを組み合わせて設けることができるものであり、比較的薄い板材で筒状に構成したものを用いる場合にも、十分に大きな強度を有するユニットとして構成できるという利点がある。
そして、前述したようにして、各セルまたは区画に遮水材を注入するようにして、仕切板ユニットの各区画全体に均一に遮水材を充填することで、仕切板ユニットの下部の遮水膜層との間で隙間があったとしても、金網やラスを漏出し防止材として詰込んで用い、出来るだけ漏れ出さないように規制して、均一な厚さで、上面充填層75を構築できるようにする。
前記図9においては、2つの遮水護岸を接続部する部分で、図4に説明したような中仕切ケーソンの部分で、遮水膜層を接続する場合を例にしているが、単純に護岸の斜面部で遮水膜層の接続部を構築する場合でも、前記図10の接続部と同様に構成できる。
また、前記ユニットを斜めのシート接続部の全体を覆うように配置して、その両側を任意のブロック等で規定して、その区画内に遮水材を充填しても良いので、比較的容易に遮水性を有する接続部を構築できる。
そして、前述したようにして、各セルに遮水材を注入して、仕切板ユニットの各セル全体に均一に遮水材を充填することで、仕切板ユニットの下部の遮水膜層との間で隙間があったとしても、金網やラスを漏出し防止材として詰込んで用い、出来るだけ遮水材が漏れ出さないように規制して、均一な厚さで、上面充填層75を構築できるようにすることもできる。その他に、図12〜14に基づいて後で説明するようなユニットで、両側の棒状の枠体等を背の高い(上下方向の厚さが大きい)ものとして構成し、全体を溝状のものとして構成しておいて、ケーソンの上部の溝と同様に、遮水シート等の接続部として利用することも有効である。
また、前記各実施例において、上部充填層の上に蓋を装着して、ケーソンの上部の溝の上に隙間なくカバーを設ける場合には、区画の全体にアスファルト混合物の層の遮水性を連続させるように構築するために、各仕切板に小さな孔を設けておくと、遮水材が仕切りに設けた孔から漏れ出して、順次区画毎に一体化し充満される状態となる。
前述したような本発明の各実施例は、新規に仕切護岸を構築する場合を説明したが、本発明の遮水層における遮水膜層の接続方法は、使用中の遮水膜層が破損した時、または構築途中に遮水膜層が破損した時等にも、その補修のために使用することができる。
例えば、図12〜14に説明する例のように、任意の大きさの型枠を用いて、遮水膜層に裂け目が生じたときや、局部的な破損が発生した時に、補修用の補助具として用いることができる。もちろん、前記図12〜14に説明するユニットは、前記図7、8に説明している例と同様に、中仕切ケーソン上での遮水シートの接続の際にも、その形状を適宜設定することによっても、同様に用いることができる。
なお、前記ユニットの区画室に遮水材を充満させる際には、図15に示すように、補修を要するシート等の遮水層の破損の程度等に応じて、遮水性能を確保できるような厚さと広さをカバーする補修層を、容易に構築できるようにして、容易に補修できるようにするために用いる。
また、前記仕切板ユニット95の例では、多数の円筒状セルの下端部は、当然遮水護岸の傾斜角度に合わせて斜めに切った状態となるように成型すると、各セルの下端面と遮水層との間に隙間が生じることが少なくて、ユニットに注入する遮水材が外に漏れ出したりして、遮水層の信頼性が低下することを少なくできる。
なお、前記各実施例に説明するような、セルを多数組み合わせた状態の仕切板ユニットを用いる場合に、前記ユニットの下面とその下部の遮水層との間に、多少の隙間があったとしても、その隙間を通って遮水材が流動する途中で、遮水材が流動性を牛な固化して固定されるように、その遮水材を選択することで、ユニットの下部の隙間を通って、下部のセルに遮水材が溢れ出したりすることがないように管理できる。
5 裏込石層、 6 押え石層、 7 廃棄物充填層、 8 覆土層、
10 基礎表面遮水層、 11 保護層、 12 遮水膜層、
13 上部固定部、 14 ブロック、 15 端部押さえ工、
17 端部押え部材、 18 押えブロック、 20 斜面遮水工、
21 遮水膜層層、 22 保護マット、 23 保護材、
24 上端部押え工、 30 矢板壁、 31 遮水接続手段、
35 護岸接続部、 40・41 護岸、 42・43 斜面遮水工、
44・45 遮水膜層、 49 遮水接続工、
50 中仕切壁体、 51・52 側壁、 54 底板、 55 斜面部、
60 内部空間、 61 下部充填層、 62 上部充填層、
63 押え石層、 64 溝部、 65 仕切板、 66 切欠部、
67・71 仕切板ユニット、 75 上部充填層、 76 充填区画、
80・85 仕切板ユニット、 81・86 枠体、 82・87 区画室、
83・88 突板、 89 ウエイト、
90 裂け目、 91 シート接続部、 95 仕切板ユニット。
Claims (5)
- 護岸構造物を列状に構築する仕切護岸により廃棄物海面埋立処分場を区画し、
前記仕切護岸により区画される区域の内外で、水を通さない遮水性を発揮するものとして構成するとともに、
前記護岸構造物と、前記構造物を海底地盤上で支持する石積層の一方の表面を覆うように遮水膜層を敷設して、遮水層としての作用を持たせる仕切護岸において、
前記遮水層での遮水膜層の接続部では、接続する遮水膜層端部を重ねるかもしくは近接させて配置し、
前記遮水膜層の接続部分を中心にして所定の範囲を覆う広さを有する仕切板ユニットを設置し、前記仕切板ユニットを多数区画して設けた区画内に遮水材を充満させて、前記遮水膜層と遮水材とを一体化して遮水性を有する接続部として形成するもので、
前記遮水膜層を構築するに際しては、前記仕切板ユニットを遮水膜層接続部に位置決めして、遮水材を前記仕切板ユニットの区画内に充満させて施工して一体化処理を行った後で、前記遮水膜層の接続部の周囲と上部とを覆うように押え層を構築して、前記遮水膜層接続部の仕切板ユニットと遮水材の層とを、前記押え層により所定の位置で固定保持させることを特徴とする遮水層接続工法。 - 前記遮水層として施工する遮水膜層の接続部が、斜面の傾斜方向に長く設けられている箇所では、前記仕切板ユニットを、前記長い接続部に沿わせて多数配置して、前記遮水膜層の接続部全体を覆うように設置し、
各仕切板ユニットの区画を埋めるように遮水材を施工し、前記仕切板ユニットの列を一体化して遮水膜層の接続部を覆う状態に設け、前記遮水膜層を連続させた接続層として構築することを特徴とする請求項1に記載の遮水層接続工法。 - 前記仕切板ユニットは、平面視で矩形、多角形もしくは円形の任意の大きさの区画を、多数組み合わせて構成したものを用い、
前記仕切板ユニットを遮水膜層の接続部の上に位置決めして載置し、遮水材を前記仕切板ユニットの区画を埋めるように所定の厚さで施工して、
前記仕切板ユニットと遮水材、および遮水膜層とを一体化した遮水接続層として構築することを特徴とする請求項1または2に記載の遮水層接続工法。 - 前記2つの遮水膜層を接続する位置が傾斜面である場合に、前記仕切板ユニットの区画の筒状の空間部を、海底地盤に対して垂直に立設させる角度、もしくは垂直に近い角度で設けておき、
前記中仕切ユニットの上から遮水材を打設して遮水膜層の接続部を覆う遮水材の層を、意図する厚さに形成可能とすることを特徴とする請求項3に記載の遮水層接続工法。 - 前記仕切板ユニットは、任意の広さと厚さに構成可能なものであり、
既に構築しているかまたは、敷設した際に遮水膜層または遮水層に裂け目や孔が生じる等の欠陥が発生したときに、
前記欠陥が発生した遮水層の上を覆っている保護層等を、除去する等の処理を行って露出させ、
前記欠陥を生じた部分の上に、前記仕切板ユニットを位置決めして設け、前記仕切板ユニットの区画に遮水材を充満させて、前記欠陥を生じた部分を前記仕切板ユニットと遮水材を一体化した遮水層で覆うことを特徴とする請求項1に記載の遮水層接続工法。
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