JP2011084868A - ケーソンを用いた埋立地仕切護岸 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遮水壁を構築する海底地盤1には、浅い溝5を設けて底部を平らに均し、その上に底版15に多数の孔20・・を設けたケーソン11を立設する。そして、ケーソンの底版の孔から、アスファルトを注入して、孔20・・から底版の下部に充満させ、溝全体をアスファルトで満たして、遮水処理した地盤4と一体の遮水壁を構成する。
【選択図】 図1
Description
そして、海底での工事を出来るだけ少なくして、海上または、構造物上から施工する気中工事を多くし、ダイバーの負担する工事を少なくして工費を節約するとともに、工期を短縮できて、安全で信頼性の高い遮水壁の構築を容易に行い得る工法を提供することを目的としている。
前記ケーソン設置用の溝には、水中コンクリート層または薄い捨石の層を設けて、上面を略平らに均し、
前記ケーソンの底版の下の面は、幅方向の中央部が最も高くなるように略山形に構成して、前記側壁の下部に対応する部分には、滑動防止用のマットを設け、
前記ケーソンの底版には多数の孔を下に貫通するように設けて、必要に応じて前記孔には、側壁の上に迄達する長い注入パイプを接続して設け、
前記注入パイプを用いて注入する遮水材を、前記ケーソンの底版の下面に充填可能として、前記ケーソンの下面に注入した遮水材に、すき間が形成されないように充填することを特徴とする。
前記孔の各々には、ケーソンを構築位置に設置した状態で、作業船またはケーソン上等から遮水材を注入するためのパイプを前記孔に接続して遮水材の充填を行ない、ケーソンを構築後に外し得るように前記パイプを着脱可能とし、
前記パイプを外してケーソンの底版の上に、任意の遮水材による遮水層を構築して、遮水壁として用いることを特徴とする。
ケーソンの下部に注入した遮水材に対して、所定の押圧力を加え続けることにより、遮水材の層の中に空隙等が形成されないようにしながら工事することを特徴とする。
観測されたデータに基づいて、必要に応じて遮水材を追加圧入して、遮水層に生じた欠陥を直す等の、メンテナンスをするために用いることを特徴とする。
残したパイプには、遮水材の上に常時海水を充満させて、ケーソン下部の遮水材の層に対して加圧作用を加え続けるとともに、パイプ中の遮水材の状態を常時監視するために用いることを特長とする。
5 設置用溝、 6 底均しコンクリート、
10 遮水壁、 11 ケーソン、 12 外壁、 14 凹溝、
15 底版、 16 底面、 17 アスファルトマット、
18 短いマット、 19 隙間、
20 注入口、 21 注入用パイプ、
25 ケーソン下充填層、 26 ケーソン横充填遮水層、
27 ケーソン横追加遮水層、30 接続部、 31 目地、
32 シール材、 33 目地部充填層 34 目地部マット。
Claims (11)
- 底版とその4周に立設する側壁とを組み合わせて、上部が開口された中空な略箱形の構造物として構成されたケーソンを用い、海底地盤に所定の幅と深さで設けたケーソン設置用の溝に、前記ケーソンを1列に立設して、遮水処理を施して構築する遮水壁において、
前記ケーソン設置用の溝には、水中コンクリート層または薄い捨石の層を設けて、上面を略平らに均し、
前記ケーソンの底版の下の面は、幅方向の中央部が最も高くなるように略山形に構成して、前記側壁の下部に対応する部分には、滑動防止用のマットを設け、
前記ケーソンの底版には多数の孔を下に貫通するように設けて、必要に応じて前記孔には、側壁の上に迄達する長い注入パイプを接続して設け、
前記注入パイプを用いて注入する遮水材を、前記ケーソンの底版の下面に充填可能として、前記ケーソンの下面に注入した遮水材に、すき間が形成されないように充填することを特徴とするケーソンを用いた埋立地仕切護岸。 - 前記箱形のケーソンの両側の底版に設ける滑動防止用のマットは、ケーソンの長さ方向の全体部分をカバーするように取付けることを特徴とする請求項1に記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。
- 前記ケーソンの両側の底版に設ける滑動防止用のマットは、短いマット片を所定のすき間を介して取付け、ケーソンの底版に設けた孔から注入する遮水材の一部を、前記マット片間のすき間から、ケーソン底部の周囲に漏れ出させて溝の中を満たし、設置したケーソンの底部分に対する位置決めを、遮水材を用いて行うことを特徴とする請求項1に記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。
- 前記ケーソンの底版を貫通させて設ける孔は、用いる遮水材の流動性に対応させて孔の大きさを選択し、
前記孔の各々には、ケーソンを構築位置に設置した状態で、作業船またはケーソン上等から遮水材を注入するためのパイプを前記孔に接続して遮水材の充填を行ない、ケーソンを構築後に外し得るように前記パイプを着脱可能とし、
前記パイプを外してケーソンの底版の上に、任意の遮水材による遮水層を構築して、遮水壁として用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。 - 前記ケーソンの下面に遮水材を注入するに際して、海水が入っているパイプを通して遮水材を注入し、前記パイプの中に充満させた海水の重さにより遮水材に圧力を加える作用を継続させ、
ケーソンの下部に注入した遮水材に対して、所定の押圧力を加え続けることにより、遮水材の層の中に空隙等が形成されないようにしながら工事することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。 - 前記ケーソンの底版に設けた孔に取付けるパイプの一部を、打設した遮水材の観測用等に用いるために残しておき、ケーソンの下部の遮水材の観測を随時行い得るものとし、
観測されたデータに基づいて、必要に応じて遮水材を追加圧入して、遮水層に生じた欠陥を直す等の、メンテナンスをするために用いることを特徴とするケーソンを用いた埋立地仕切護岸。 - 前記ケーソンの底版の下部に遮水材を注入するパイプの全部、またはその一部を護岸の完成後も残しておき、
残したパイプには、遮水材の上に常時海水を充満させて、ケーソン下部の遮水材の層に対して加圧作用を加え続けるとともに、パイプ中の遮水材の状態を常時監視するために用いることを特長とする請求項5または6に記載の請求項1ないし3のいずれかに記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。 - 前記ケーソンを列設して構成する遮水壁において、各ケーソンの接続部では、シール部材と遮水材の層とを組み合わせた遮水層を設け、ケーソンの間での遮水処理を行うとともに、前記遮水層の地盤側のケーソン下面には、マットのような遮水層を設けて、遮水材を保持させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。
- 前記ケーソンを列設して構築する護岸において、ケーソンを設置する溝には、前記ケーソンの下面の空間を塞ぐ遮水材とともに、ケーソンの基部に所定の高さまで溝を埋める遮水材の層を施工して、護岸の基部を遮水層と一体化したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。
- 前記ケーソンが、コンクリート製、ハイブリッド製等の種々の材料を用いて構成されているもので、自立可能なケーソンであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。
- 前記ケーソンに組み合わせて用いる遮水材として、アスファルト混合物の他に、コンクリート系遮水材、土質系遮水材のうちの1種を用いるか、または、施工箇所の特性に応じて、複数種類の材料を適宜組み合わせて用いることを特徴とする請求項10に記載のケーソンを用いた埋立地仕切護岸。
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JP2009236120A JP2011084868A (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | ケーソンを用いた埋立地仕切護岸 |
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JP2009236120A JP2011084868A (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | ケーソンを用いた埋立地仕切護岸 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023092966A1 (zh) * | 2022-04-13 | 2023-06-01 | 中交第一航务工程局有限公司 | 沉井结构及其施工方法和应用 |
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-
2009
- 2009-10-13 JP JP2009236120A patent/JP2011084868A/ja active Pending
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