JP4749154B2 - ロータリエンコーダ - Google Patents

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本発明は、測量機に用いられるロータリエンコーダ、さらに詳細には、目盛盤が回転軸に対して偏心しているときに角度誤差を補正できるようにしたロータリエンコーダに関する。
測量機には、水平角と鉛直角を測定するために、ロータリエンコーダが用いられている。ロータリエンコーダとは、望遠鏡とともに回転する回転円盤であり、この回転円盤の周方向に沿って付された目盛を読むことによって、水平角と鉛直角を測定するものである。
従来の測量機に用いられるロータリエンコーダでは、目盛盤の偏心誤差を消去するために一対の検出器で対向検出をしている。しかし、その対向検出する位置が、目盛盤の回転中心に対して等距離かつ正確に180°の配置になっていないと角度誤差を生じるので、目盛盤の回転軸に対する偏心量が所定値以下になるように調整して組み立てていた(下記特許文献1参照)。
特開2001−289672号
しかしながら、ロータリエンコーダの目盛盤の偏心を検出して調整することは、作業員の負担が大きく、時間がかるものであり、測量機のコストダウンを阻むという問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、ロータリエンコーダの目盛盤が回転軸に対して偏心して取り付けられていても、偏心による角度誤差を補正することにより、ロータリエンコーダの目盛盤の回転軸に対する偏心をある程度許容できるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明では、細いスリットと太いスリットを組み合わせたコードパターンからなる角度目盛が付された目盛盤と、該目盛盤の対称位置の角度目盛を読み取って一対の読取角度を得る検出器とを備えたロータリエンコーダにおいて、前記目盛盤を適宜角度回転させる度に、前記一対の読取角度を得て、前記目盛盤の回転軸に対する偏心を表す偏心因子である、前記目盛盤の回転軸の中心から一方の検出器までの距離R 及び前記目盛盤の回転軸の中心から他方の検出器までの距離R を、前記検出器に投影される前記目盛盤の像から測定して求めるとともに、前記一対の読取角度の平均Ψと差Φとを算出して記憶し、記憶された複数組の前記平均Ψと差Φと、前記目盛盤の回転軸に対する偏心を表す偏心因子A、B及びCとが、Φ=Asin(Ψ+B)+C の関係を満たすとして、前記偏心因子A、B及びCを最小二乗法を用いて算出する偏心因子算出手段と、 該偏心因子算出手段で算出した前記偏心因子A、B、C、R 及びR を記憶する偏心因子記憶手段と、 該偏心因子記憶手段に記憶された前記偏心因子A、B、C、R 及びR を用いて、測角値を補正する測角値補正手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、測量機を出荷前に、ロータリエンコーダの目盛盤を適宜角度回転させる度に、一対の読取角度の平均Ψと差Φとを算出し、これらの平均Ψと差Φから目盛盤の回転軸に対する偏心を表す偏心因子を算出して記憶しておき、測量機で測定の際には、前記偏心因子を用いて測角値を補正するので、目盛盤が回転軸に対して若干偏心していても角度誤差が出ない。この際の偏心因子の算出には、面倒な測定作業がなく、極めて容易である。このため、ロータリエンコーダの目盛盤の偏心を高精度に調整する作業が不要となり、しかも、作業員の負担が小さくなり、作業時間が短縮され、測量機のコストダウンができる。
また、記憶された複数組の平均Ψと差Φが、Φ=Asin(Ψ+B)+Cの関係を満たすとして、最小二乗法を用いて、偏心因子A、B及びCの値を求めるから、偏心因子を簡単で正確に求めることができ、いっそう簡単に正確な測角値を得ることができる。
本発明は、測量機を出荷前に、ロータリエンコーダの目盛盤を適宜角度回転させる度に、一対の読取角度の平均Ψと差Φとを算出し、これらの平均Ψと差Φから目盛盤の回転軸に対する偏心を表す偏心因子を算出して記憶しておき、ユーザーが測量機で測定する際には、前記偏心因子を含む偏心因子を用いて測角値を補正するものである。
図1は、本発明のロータリエンコーダに係る一実施例のブロック図である。図2は、ロータリエンコーダにおいて、目盛盤が偏心しているときの角度誤差の発生を説明する図である。図3は、目盛盤の偏心による角度誤差の変化を示す図である。図4は、ロータリエンコーダにおいて、目盛盤の偏心に加えてCCDリニアセンサが平行でない場合の角度誤差の発生を説明する図である。図5は、角度誤差の補正に必要な偏心因子を記憶する手順を示すフローチャートである。
図1に示したように、ロータリエンコーダは、目盛盤10と、該目盛盤10の周縁付近に設けられたコードパターン12と、対称位置のコードパターン12を読み取る一対のCCDリニアセンサ14、14’(検出器)と、このCCDリニアセンサ14、14’からの出力信号を増幅する増幅器15、15’と、増幅された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器16、16’と、A/D変換器の出力信号から測角値を求めるCPU18と、データやプログラムを記憶する記憶手段20と、求めた測角値を表示する表示手段22とを備える。コードパターン12とは、細いスリットと太いスリットの組み合わせた符号によって角度目盛となるものである。一対のCCDリニアセンサ14、14’で、コードパターン12を読み、得られた読取角度の平均をとることによって、目盛盤10の偏心による誤差を軽減するようにしている。また、一対の増幅器15、15’の出力信号を切換えスイッチを用いて、1個のA/D変換器に入力して処理することも可能である。
本実施例では、さらに、記憶手段20に目盛盤10の偏心に関する後述する偏心因子を予め記憶しておき、ユーザーが測角したとき、測角値をさらに偏心因子で補正して、目盛盤10の回転軸11に対する偏心による角度誤差を取り除くようにしている。
まず、前記偏心因子の求め方について説明する。図2に基づいて、目盛盤10が回転軸11に対して偏心して固定されているときに生じる角度誤差δ1、δ2について説明する。目盛盤10を読み取るCCDリニアセンサ14、14’は、完全に平行とする。このCCDリニアセンサ14、14’上の矢印は、ピクセル番号が増加する方向を示す。目盛盤10の回転軸11の中心CaからCCDリニアセンサ14、14’までの距離を、それぞれR及びRとする。回転軸11を回転させたとき、目盛盤10の中心Cdの軌跡をTとする。この軌跡Tに沿う矢印Sは、目盛盤10の目盛0の方向Oから角度の増加する方向を示す。回転軸11の中心Caと目盛盤10の中心Cdとの間の距離をeとし、回転軸11回りに回転角θだけ回転したとし、目盛盤10の読み取り点P、Pが、回転軸11の中心Caを通る直線上にあったとする。すると、CCDリニアセンサ14、14’上の読み取り点P、Pは、目盛盤10が回転軸11に対して偏心していない場合の読み取り点Y、Yに対して、角度δ、δだけずれるので、この角度δ、δが角度誤差となる。
目盛盤10の中心Cdが目盛盤10の読み取り点Pと回転軸11の中心Caとを結ぶ線分上にあるとき、目盛盤10の目盛角度をθ0とする。さて、目盛盤10を回転軸11回りに回転角θだけ回転したとき、前述したように目盛盤10の偏心に伴う角度誤差δ、δがあるので、目盛盤10の読み取り点PにおいてCCDリニアセンサ14が読み取る目盛盤10の読取角度φは、θ−θよりも角度誤差δ分だけ小さな角度を示すことになり、次のようになる。
φ=θ−θ−δ
=θ−θ−tan−1{(e*sinθ)/(R−e*cosθ)}
≒θ−θ−(e*sinθ)/R
(1)
目盛盤10の読み取り点PにおいてCCDリニアセンサ14’が読み取る目盛盤10の読取角度φ2は、θ−θよりπ(180°)と角度誤差δ分だけ大きな角度を示すことになり、次のようになる。
φ=θ−θ+π+δ
=θ−θ+π+tan−1{(e*sinθ)/(R+e*cosθ)}
≒θ−θ+π+(e*sinθ)/R
(2)
(1)式及び(2)式から分かるように、
角度誤差δ=−(e*sinθ)/R及びδ=(e*sinθ)/Rは、図3の(a)及び(b)に示したように回転角θに対して正弦波となる。
次に、図4に示したように、CCDリニアセンサ14、14’が完全に平行でなく、角度ηで交わるときは、読み取り点PとPは、CCDリニアセンサ14、14’が互いに平行なときの読み取り点PとPからそれぞれ角度η/2だけ回転するので、目盛盤10の読み取り点PとPに対する回転角は、それぞれθ−η/2、θ+η/2となり、前記(1)式及び(2)式は、次のように修正される。
φ=θ−(θ−η/2)−{e*sin(θ−η/2)}/R
=θ−θ+η/2−{e*sin(θ−η/2)}/R
(3)
φ=θ−(θ+η/2)+π+{e*sin(θ+η/2)}/R
=θ−θ−η/2+π+{e*sin(θ+η/2)}/R
(4)
ここで、目盛盤10の読み取り点PとPにおいて読み取る目盛盤10の読取角度φとφの差Φを求めると、次のようになる。ただし、φはπだけ減じてから計算する。
Φ=φ−(φ−π)
=η−{e/(R1)}√(R +R +2Rcosη)
*sin〔θ+tan−1{(R−R)/(R+R)*tan(η/2)}〕
(5)
ここで、ロータリエンコーダの誤差を含まない正しい回転角度を示す角度θrをθr=θ−θとおくと、(5)式は、最終的に次のように書き換えられる。
Φ=η+{e/(R*R)}√(R +R +2Rcosη)
*sin〔θr−θ+tan−1{(R−R)/(R+R
*tan(η/2)}〕 (6)
一方、読み取った目盛盤10の読取角度φとφの平均Ψを求めると、最終的に次のようになる。
Ψ={φ+(φ−π)}/2
=θr+(1/2){−(e/R)*sin(θ−η/2)
+(e/R)*sin(θ+η/2)}
(7)
ここで、(7)式の第2項はθrに比べて無視できるので、Ψ≒θrとすることができる。すると、(6)式を次のように表すこともできる。
Φ=Asin(Ψ+B)+C (8)
ただし、A、B及びCは、測角値の補正に使用する偏心因子であり、次のような値となる。ここで、RとRも、測角値の補正に使用する偏心因子である。
A=(e/R/R)√(R +R +2Rcosη) (9)
B=−θ
+tan−1{(R−R)/(R+R)*tan(η/2)} (10)
C=η (11)
そこで、実際に目盛盤10を適宜角度回転させて、その度に目盛盤10を読み取り、一対の読取角度の差Φ=φ−(φ−π)と、一対の読取角度の平均Ψ={φ+(φ−π)}/2を求め、(8)式の形に最小二乗法を適用してあてはめ計算すると、(8)式のA、B、Cの値を求めることができる。最小二乗法については、当業者に周知であるから、説明を省略する。A、B、Cの値が求まれば、回転軸11の中心Caと目盛盤10の中心Cdの間の距離e、前述した目盛盤10の目盛角度θ、一対のCCDリニアセンサ14、14’のなす角度ηを求めることができる。結果のみを記載すると、次のようになる。
e=AR/√(R +R +2RcosC) (12)
θ=−B+tan−1{(R−R)/(R+R)*tan(C/2)}
(13)
η=C (14)
こうして、偏心因子R、R、A、B及びC又はR、R、e、θ及びηが求まると、これから、このロータリエンコーダで読み取った測角値の誤差を補正することができる。
次に、偏心因子を用いた測角値の補正方法について説明する。
(3)式と(4)式は、θr=θ−θとおくと、次のように書ける。
φ=θr+(η/2)+(e/R)sin(θr−θ+η/2) (15)
φ=θr+π−(η/2)−(e/R)sin(θr−θ−η/2)(16)
(15)式及び(16)式を用いて、読み取った目盛盤10の読取角度φとφの平均Ψを求めると、最終的に次のようになる。
Ψ={φ+(φ−π)}/2
=θr−{e/(2R)}√(R +R −2Rcosη)
*sin〔θr+B
−tan−1{(R2−R1)/(R+R)*tan(η/2)}
+tan−1{(−R−R)/(R−R)*tan(η/2)}〕(17)
又は
Ψ={φ+(φ−π)}/2
=θr−(A/2){√(R +R −2RcosC)
/√(R +R +2RcosC)}
*sin〔θr+B
−tan−1{(R−R)/(R+R)*tan(C/2)}
+tan−1{(−R−R)/(R−R)}*tan(C/2)}〕 (18)
(18)式のsinの〔 〕内のθrは、Ψとおくことができるので、(18)式を次のように書くこともできる。
Ψ=θr−(A/2){√(R +R −2RcosC)
/√(R +R +2RcosC)}
*sin〔Ψ+B
−tan−1{(R−R)/(R+R)*tan(C/2)}
+tan−1{(−R−R)/(R−R)*tan(C/2)}〕 (19)
予めR、R、A、B及びCの値が求めてあれば、この(19)式から、一対のCCDリニアセンサ14、14’から読み取った目盛盤10の読取角度φとφの平均Ψに、次の誤差補正量Ccompを加算することにより、目盛盤10の回転軸11に対する偏心による角度誤差を小さくすることができることが分かる。
Ccomp=(A/2){√(R +R −2RcosC)
/√(R +R +2RcosC)}
*sin〔Ψ+B
−tan−1{(R−R)/(R+R)*tan(C/2)}
+tan−1{(−R−R)/(R−R)*tan(C/2)}〕 (20)
CPU18は、前記(19)式と(20)式を用いて測角値を補正することにより、正確な測角値を算出する。このCPU18が(19)式と(20)式を用いて測角値を補正する演算をすることが、請求項1に記載の測角値補正手段に相当する。
さて、工場で測量機が完成すると、望遠鏡を適宜角度回転させることにより目盛盤10を回転させて、その度CCDリニアセンサ14で目盛盤10を読み取り、目盛盤10の読取角度φとφを得る。このとき、前記(20)式におけるRとRの値も、CCDリニアセンサ14、14’に投影される目盛盤10の像から測定され、記憶手段20に記憶される。こうして求めた多数組の平均Ψと差Φから、CPU18は、最小二乗法を用いることにより、(8)式のA、B、Cの値を求め、このA、B、Cの値も記憶手段20に記憶する。(20)式の誤差補正量Ccompを表す振幅と初期位相を記憶手段20に記憶してもよい。そこで、図5に基づいて、A、B、Cの値を求める手順を説明する。
まず、測量機完成後、偏心因子算出プログラムをスタートさせる。すると、ステップS1に進み、CPU18に一対のCCDリニアセンサ14、14’で目盛盤10を読み取り、読取角度φとφを得る。次に、ステップS2に進んで、CPU18は、一対のCCDリニアセンサ14、14’で読み取った読取角度φとφの平均Ψと差Φを求めて記憶する。次にステップS3に進んで、適宜角度(たとえば30°程度)測量機の望遠鏡を回転させることにより、目盛盤10を適宜角度回転させる。
次に、ステップS4に進み、CPU18は、このプログラムを終了してもよいかどうか判断する。これには、所定回数以上読取角度φとφを取得したかどうかで判断する。少なくとも3回以上異なる角度で、ステップS1−S3を完了させていれば終了可能であるが、通常、ステップS1−S4を繰り返して、望遠鏡を360°以上回転させたときに、終了と判断する。終了と判断しなければ、ステップS1に戻る。
ステップS4で終了と判断すれば、ステップS5に進んで、CPU18は、最小二乗法を用いることにより、(8)式のA、B、Cの値を求める。このステップS1〜S5が、請求項1に記載のA、B、Cに係る偏心因子算出手段に相当する。さらにステップS6に進んで、A、B、Cの値を記憶手段20に記憶する。このステップS6が、請求項1に記載のA、B、Cに係る偏心因子記憶手段に相当する。これで、このプログラムを終了する。

本実施例によれば、偏心因子R、R、A、B及びCが既知となっているので、ユーザーが測角を行うと、一対のCCDリニアセンサ14、14’から得た読取角度φとφの平均Ψに、(20)式の誤差補正量Ccompを加えて、目盛盤10の回転軸11に対する偏心による角度誤差を補正して、より正確な測角値を求めて表示手段22に表示できる。このため、目盛盤10の回転軸に対する若干の偏心を許容してもよくなるうえ、且つ、CCDリニアセンサ14、14’の取り付け調整が容易となり、また、偏心因子R、R、A、B及びCを求めるための作業員の労力も小さくて済むので、目盛盤を回転軸に取り付ける作業が容易になって時間短縮され、コストダウンを図ることができる。
ところで、本発明は、前記実施例に限るものではなく種々の変形が可能である。たとえば、前記実施例のように、偏心因子をΦとΨの間に(8)式の関係があるとして最小二乗法で求めたが、ΦとΨの間に次の(21)式のように、フーリエ級数において第2調和波(n=2)以上を無視した関係を仮定して、E0、E1及びF1を求めてもよい。
Φ=E0+E1cosΨ+F1sinΨ (21)
このフーリエ係数E0、E1及びF1の算出法も、当業者に周知であるから、フーリエ係数の求め方の説明は省略する。(21)式は簡単に(8)式と同じ形式に変形して、偏心因子A、B及びCの値を求めることができ、後は前記実施例と同様に測角値の補正を行うことができる。
また、前記実施例については、図5におけるステップS3をステップS4からステップS1へ戻る途中の位置へ移動させる設計変更をしても、本発明は成立する。
この誤差補正機能を有するロータリエンコーダは、測量機での測角に用いることばかりでなく、測量機以外にも、角度を測定する機器に広く利用できるものである。
本発明のロータリエンコーダのブロック図。 ロータリエンコーダにおいて、目盛盤が回転軸に対して偏心しているときの角度誤差の発生を説明する図。 前記角度誤差の変化を示す図。 ロータリエンコーダにおいて、目盛盤が回転軸に対する偏心に加えて、CCDリニアセンサが互いに平行でない場合の角度誤差の発生を説明する図。 本発明のロータリエンコーダにおいて、測角値の補正に必要な偏心因子を記憶する手順を示すフローチャート。
符号の説明
10 目盛盤
11 回転軸
12 目盛
14 CCDリニアセンサ(検出器)

Claims (1)

  1. 細いスリットと太いスリットを組み合わせたコードパターンからなる角度目盛が付された目盛盤と、該目盛盤の対称位置の角度目盛を読み取って一対の読取角度を得る検出器とを備えたロータリエンコーダにおいて、
    前記目盛盤を適宜角度回転させる度に、前記一対の読取角度を得て、前記目盛盤の回転軸に対する偏心を表す偏心因子である、前記目盛盤の回転軸の中心から一方の検出器までの距離R 及び前記目盛盤の回転軸の中心から他方の検出器までの距離R を、前記検出器に投影される前記目盛盤の像から測定して求めるとともに、
    前記一対の読取角度の平均Ψと差Φとを算出して記憶し、記憶された複数組の前記平均Ψと差Φと、前記目盛盤の回転軸に対する偏心を表す偏心因子A、B及びCとが、Φ=A
    sin(Ψ+B)+C の関係を満たすとして、前記偏心因子A、B及びCを最小二乗法を用いて算出する偏心因子算出手段と、
    該偏心因子算出手段で算出した前記偏心因子A、B、C、R 及びR を記憶する偏心因子記憶手段と、
    該偏心因子記憶手段に記憶された前記偏心因子A、B、C、R 及びR を用いて、測角値を補正する測角値補正手段とを備えたことを特徴とするロータリエンコーダ。
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