JP4747006B2 - 水没式複合型曝気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、深層の嫌気化の予防と同時に、表層におけるアオコのような藻類の発生を抑制できる水没式複合型曝気装置に関する。
従来、図8に示すように、ダム湖等の湖底1に係留されて、湖底付近の深層の水をエアーレーションにより循環(矢印a参照)させる曝気装置2がある(特許文献1参照)。
前記曝気装置2は、湖底1にシンカー15で係留された状態でフロート3の浮力により起立状態に保持される曝気本体4を備えて、送気管5から送られたエアーによる散気管6からのエアーレーションの上昇流bで内筒7内に吸水して、溶存酸素量を上げた水cを上方から下方に反転させて、外筒8との間の出口9から外部(深層)に排水することで、深層の嫌気化を予防するものである。
前記曝気装置2では、曝気本体4内のエアー溜め室10と、水面L1上に浮上する排気フロート11の排気調整弁12とを排気用ホース13で連結して、曝気本体4内の余剰エアーを排気用ホース13から排気調整弁12を介して大気中に排気することで、曝気本体4の表層の水を攪拌しないようにしている。前記曝気本体4は、例えば水深が50mとすると、水深が20mの付近に位置するように設定されている。なお、14は、緊急排気ホースである。
前記曝気本体4内のエアー溜め室10には反転水面L2が設定され、反転水面L2が低すぎると、溶存酸素量を上げた水が反転できないので、深層に排水できなくなるおそれがあり、反転水面L2が高すぎると、溶存酸素量を上げた水が排気用ホース13から排気調整弁12を介して水面L1に排水されるおそれがある。この反転水面L2の設定は、排気調整弁12で排気量を微調整することで行っている。
特開平1−284397号公報
しかしながら、曝気本体4内の余剰エアーは、常に大気中に排気するようになっているので、余剰エアーが全く無駄になるという問題があった。
また、排気用ホース13は、数年毎に取り替える必要があるので、維持管理費が高くなるとともに、長さが長いことから(例えば約30m)、水面L1が下がったような場合、水面上に浮き上がるので、景観性が悪くなるという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、深層の嫌気化の予防と同時に、余剰エアーを有効に利用することによって、表層におけるアオコのような藻類の発生を抑制できるとともに、景観性を損なうことがなく、維持管理費も削減できる水没式複合型曝気装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、ダム湖等の湖底に係留されて、湖底付近の深層の水をエアーレーションにより循環させる曝気装置であって、前記曝気装置の曝気本体は、外筒と内筒とを備え、下端開口に供給されたエアーレーションとともに内筒内を上昇流が上昇し、上端開口で反転して、外筒との間の下降流路を下降する下降流が出口から排水される構成であり、前記外筒の頂部と内筒の上端部との間にエアー溜め室が形成されて、このエアー溜め室に、上昇流を反転させる反転水面が設定され、前記外筒の頂部には、エアー溜め室の余剰エアーを水中に散気する散気管を設ける一方、前記散気管に排気調整弁を設けて、この排気調整弁は、前記散気管の内端側に弁座を形成して、この弁座に対向するとともにエアー溜め室の反転水面の変動に追従して上下動するフロート弁を設けて、このフロート弁で、反転水面が上がったときに弁座を閉じ、反転水面が下がったときに弁座を開くようにして、前記散気管で、曝気本体内のエアー溜め室に溜まった余剰エアーを水中に散気して、表層の水を攪拌させるようにしたことを特徴とする水没式複合型曝気装置を提供するものである。
前記曝気本体内のエアー溜め室と、水面上に浮上する排気フロートの開閉弁とを排気用ホースで連結して、常時は開閉弁を閉じるとともに、濁水流入時に開閉弁を開いて、エアー溜め室内のエアーを大気に放出することで、散気管からの散気を止めるようにした構成とすることができる。
前記散気管に、フロート弁で弁座を閉じている時に、極少量の水を散気管内に流し込むバイパス部を形成することが好ましい。
前記弁座は下向きテーパ状であり、前記フロート弁は、上部が弁座に下方から嵌り込み可能な円錐形状である構成が好ましい。
本発明によれば、曝気本体によって、湖底付近の深層の水をエアーレーションにより循環させると同時に、曝気本体のエアー溜め室に溜まった余剰エアーは、曝気本体の散気管から水中に散気するようにしたから、曝気本体の表層に散気による水流が生じるようになり(循環曝気攪拌)、余剰エアーを有効に利用することによって、表層を攪拌して水温を均一化できるとともに、表層におけるアオコのような藻類の発生を抑制できるようになる。
また、従来技術のような排気用ホースが不要になるから、維持管理費が削減できるとともに、水面上に浮き上がるという問題も無くなるので、景観を損なうおそれもなくなる。
さらに、反転水面が上がったときに上動するフロート弁で散気管の弁座を閉じることにより、エアー溜め室に余剰エアーが溜まることでエアー圧が上がって反転水面が下がるようになる。また、反転水面が下がったときに下動するフロート弁で散気管の弁座を開くことにより、エアー溜め室の余剰エアーが散気管から水中に散気されることでエアー圧が下がって反転水面が上がるようになる。このように、反転水面の変動に追従して上下動するフロート弁でエアー溜め室の余剰エアー量を制御することで、反転水面を自動的に適正範囲に設定できるようになる。
請求項2によれば、曝気本体内のエアー溜め室と、水面上に浮上する排気フロートの開閉弁とを排気用ホースで連結して、濁水流入時に開閉弁を開いて、エアー溜め室内のエアーを大気に放出するようにしたから、濁水流入時に散気管からの散気を止めることができるので、濁水の沈降が妨げられなくなる。
請求項3のように、フロート弁で弁座を閉じている時に、バイパス部で極少量の水を散気管内に流し込むようにすれば、フロート弁に作用する水圧が減少して、フロート弁が弁座に固着するのを防止することができる。
請求項4のように、下向きテーパ状の弁座に対して下方から嵌り込み可能なフロート弁を円錐形状に形成すれば、エアーリークが少なくなるので、余剰エアーの排出量が安定するようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、背景技術と同一構成・作用の箇所は、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示すように、水没式複合型曝気装置22は、ダム湖等の湖底1に係留されて、湖底付近の深層の水をエアーレーションにより循環(矢印a参照)させるものである。
前記曝気装置2は、湖底1にシンカー15で係留された状態でフロート3の浮力により起立状態に保持される曝気本体24を備えて、送気管5から送られたエアーによる第1散気管26からのエアーレーションの上昇流bで内筒7内に吸水して、溶存酸素量を上げた水cを上方から下方に反転させて、外筒8との間の出口9から外部(深層)に排水することで、深層の嫌気化を予防するものである。
図1に詳細に示すように、前記外筒8の頂部は半球状に形成され、内筒7の上端部との間には、エアーレーションの余剰エアーdを溜めるエアー溜め室10が形成されて、外筒8の頂部には、エアー溜め室10の余剰エアーdを水中に散気するために、内外に貫通する第2散気管27が設けられている。なお、28は、エアー溜め室10内のエアー圧が異常に上がった時に開いて、余剰エアーdを水中に緊急排気するための緊急排気管である。
図2(a)に要部を拡大して示すように、第1実施形態の排気調整弁であるフロート弁33Aを有する第2散気管27は、内端部に弁座板30が水密(気密)状態で固定され、弁座板30の中央位置には、下向きテーパ状の弁座30aが形成されている。
弁座板30には、弁座30aの周囲に、図2(a)のA−A線拡大断面図である図2(c)のように、円周上等角度間隔(本例では90°間隔)で4本の支柱31の上端部が固定され、各支柱31の下端部には、図2(a)のB−B線拡大断面図である図2(d)のように、フロート弁33Aの下動位置を規制するストッパー板32が固定されている。
弁座板30の弁座30aに対向して、4本の支柱31の間で保持されて上下動ガイドされる円錐形状のフロート弁33Aが設けられている。このフロート弁33Aは、ガラス繊維強化プラスチック製若しくは木材製で、下部にフロート部30aを有して水に浮く比重に設定されていて、エアー溜め室10の反転水面L2に浮かんで、反転水面L2の変動に追従して上下動するようになる。
そして、図2(a)のように、反転水面L2が上がったときに〔L2(U)参照〕フロート弁33Aが上動することで、フロート弁33Aの上部が弁座30aに下方から嵌り込むことで弁座30aを閉じるようになる。逆に、図2(b)のように、反転水面L2が下がったときに〔L2(D)参照〕フロート弁33Aが下動することで、フロート弁33Aの上部が弁座30aから抜け出ることで弁座30aを開くようになる。
第2散気管27の弁座板30には、フロート弁33Aで弁座30aを閉じている時に、極少量の水cを第2散気管27内に流し込むバイパス部34が形成されている。
第1実施形態の排気調整弁であるフロート弁33Aを有する第2散気管27を曝気本体24に設ければ、図1(a)および2(a)のように、反転水面L2が上がる〔L2(U)参照〕のに従って上動するフロート弁33Aで第2散気管27の弁座30aを閉じることにより、エアー溜め室10に余剰エアーdが溜まることでエアー圧が上がって反転水面L2が下がる〔L2(D)参照〕ようになる。
また、図1(b)および図2(b)のように、反転水面L2が下がる〔L2(D)参照〕のに従って下動するフロート弁33Aで第2散気管27の弁座30aを開くことにより、エアー溜め室10の余剰エアーdが第2散気管27から水中に散気されることでエアー圧が下がって反転水面L2が上がる〔L2(U)参照〕ようになる。
このように、反転水面L2の変動〔L2(U)、L2(D)参照〕に追従して上下動するフロート弁33Aでエアー溜め室10の余剰エアー量を制御することで、反転水面L2を自動的に適正範囲Hに設定できるようになる。
また、エアー溜め室10に溜まった余剰エアーdは、曝気本体24の第2散気管27から水中に散気されるから、曝気本体24の表層に散気による水流(図6の矢印e参照)が生じるようになり(循環曝気攪拌)、余剰エアーdを有効に利用することによって、表層を攪拌して水温を均一化できるとともに、表層におけるアオコのような藻類の発生を抑制できるようになる。
さらに、従来技術のような排気用ホースが不要になるから、維持管理費が削減できるとともに、水面上に浮き上がるという問題も無くなるので、景観性を損なうおそれもなくなる。
また、フロート弁33Aで弁座30aを閉じている時に、バイパス部34で極少量の水cを第2散気管27内に流し込むようにすれば、フロート弁33Aに作用する水圧が減少して、フロート弁33Aが弁座30aに固着するのを防止することができる。
さらに、下向きテーパ状の弁座30aに対して下方から嵌り込み可能なフロート弁33Aを円錐形状に形成すれば、エアーリークが少なくなるので、余剰エアーdの排出量が安定するようになる。
図3および図4は、第2実施形態の排気調整弁であるフロート弁33Bを有する第2散気管27を設けた水没式複合型曝気装置22である。第2散気管は、図4(a)に要部を拡大して示すように、内端部に凹状の弁座27aが形成されている。
第2散気管27の中心部には、ガイド軸35が固定され、このガイド軸35には、逆円錐形状のフロート弁33Bの中心穴33aが貫通されて、ガイド軸35によってフロート弁33Bが上下移動可能にガイドされるようになる。ガイド軸35の下端部には、フロート弁33Bの下動位置を規制するストッパー部35aが形成されている。
そして、図4(a)のように、反転水面L2が上がった〔L2(U)参照〕ときにフロート弁33Bが上動することで、フロート弁33Bの上部が弁座27aに当たることで弁座27aを閉じるようになる。逆に、図4(b)のように、反転水面L2が下がった〔L2(D)参照〕ときにフロート弁33Bが下動することで、フロート弁33Bの上部が弁座27aから離れることで弁座27aを開くようになる。
ガイド軸35とフロート弁33Bの中心穴33aとの間の隙間〔図4(c)参照〕には、フロート弁33Bで弁座27aを閉じている時に、極少量の水cを第2散気管27内に流し込むバイパス部34が形成されている。
第2実施形態の排気調整弁であるフロート弁33Bを有する第2散気管27を曝気本体24に設ければ、図3(a)および図4(a)のように、反転水面L2が上がる〔L2(U)参照〕に従って上動するフロート弁33Bで第2散気管27の弁座27aを閉じることにより、エアー溜め室10に余剰エアーdが溜まることでエアー圧が上がって反転水面L2が下がる〔L2(D)参照〕ようになる。
また、図3(b)および図4(b)のように、反転水面L2が下がる〔L2(D)参照〕のに従って下動するフロート弁33Bで第2散気管27の弁座27aを開くことにより、エアー溜め室10の余剰エアーdが第2散気管27から水中に散気されることでエアー圧が下がって反転水面L2が上がる〔L2(U)参照〕ようになる。
このように、反転水面L2の変動に追従して上下動するフロート弁33Bでエアー溜め室10の余剰エアー量を制御することで、反転水面L2を自動的に適正範囲Hに設定できるようになる。その他、第1実施形態の第2散気管27のフロート弁33Aと同様の作用効果を奏することができる。
図5は、第3実施形態の排気調整弁である可動蓋38を有する第3散気管27を設けた水没式複合型曝気装置22である。
第3散気管27の外端口27bには、ヒンジ部39で開閉可能に支持されたドーム状の可動蓋38が設けられ、この可動蓋38は、図5(a)のように、コイルバネ40のバネ力で外端口27bを閉じるようになっている。
第3実施形態の排気調整弁である可動蓋38を有する第3散気管27を曝気本体24に設ければ、図5(a)のように、第2散気管27の外端口27bが可動蓋38で閉じられた状態で、エアー溜め室10に余剰エアーdが溜まることでエアー圧が上がると反転水面L2が下がる〔L2(D)参照〕から、図5(b)のように、上がったエアー圧(例えば5Kg/cm)でバネ力に抗して可動蓋38が開くことで、エアー溜め室10の余剰エアーdが第2散気管27から水中に散気されることでエアー圧が下がって反転水面L2が上がる〔L2(U)参照〕ようになる。
また、エアー溜め室10の余剰エアーdが第2散気管27から水中に散気されることでエアー圧が下がると、バネ力で可動蓋38が閉じるので、エアー溜め室10に余剰エアーdが溜まってエアー圧が上がることで反転水面L2が下がる〔L2(D)参照〕ようになる。
このように、エアー圧で開き、バネ力で閉じる可動蓋38でエアー溜め室10の余剰エアー量を制御することで、反転水面L2を自動的に適正範囲Hに設定できるようになる。その他、第1実施形態の第2散気管27のフロート弁33Aと同様の作用効果を奏することができる。
なお、緊急排気管28の外端口28bにも、ヒンジ部42で開閉可能に支持されたドーム状の可動蓋41が設けられ、この可動蓋41は、図5(a)のように、コイルバネ43のバネ力で外端口28bを閉じるようになっていて、エアー溜め室10内のエアー圧が異常に上がった時に、コイルバネ43のバネ力に抗して開いて、余剰エアーdを水中に緊急排気するようになる。
前記各実施形態の水没式複合型曝気装置22においては、濁水流入時に第2散気管27からの散気が継続していると、濁水の沈降が妨げられることがある。
そこで、図7に示すように、曝気本体24内のエアー溜め室10と、水面L1上に浮上する排気フロート45の開閉弁46とを排気用ホース47で連結して、常時は開閉弁46を閉じるとともに、濁水流入時に開閉弁46を開いて、エアー溜め室10内のエアーを大気に放出することで、第2散気管27からの散気を止めるようにすることができる。なお、開閉弁46の開閉操作は、作業員がボートを漕ぎ寄せて手動で操作することができる他、リモートコントロールにより自動で操作することもできる。
この構成であれば、濁水流入時に第2散気管27からの散気を止めることができるので、濁水の沈降が妨げられなくなる。
本発明の第1実施形態に係る排気調整弁である第1フロート弁を有する第2散気管を設けた水没式複合型曝気装置の曝気本体であり、(a)は第2フロート弁が閉じた要部断面図、(b)は第2フロート弁が開いた要部断面図である。 (a)は第2散気管の弁座を閉じた第1フロート弁の側面図、(b)は第2散気管の弁座を開いた第1フロート弁の側面図、(c)は(a)のA−A線拡大断面図、(d)は(a)のB−B線拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る排気調整弁である第2フロート弁を有する第2散気管を設けた水没式複合型曝気装置の曝気本体であり、(a)は第2フロート弁が閉じた要部断面図、(b)は第2フロート弁が開いた要部断面図である。 (a)は第2散気管の弁座を閉じた第2フロート弁の側面図、(b)は第2散気管の弁座を開いた第2フロート弁の側面図、(c)は(a)のC−C線拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る排気調整弁である可動蓋を有する第2散気管を設けた水没式複合型曝気装置の曝気本体であり、(a)は可動蓋が閉じた要部断面図、(b)は可動蓋が開いた要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係る排気調整弁である第1フロート弁を有する第2散気管を設けた水没式複合型曝気装置の側面図である。 濁水流入時に第2散気管からの散気を止められるように構成した水没式複合型曝気装置の側面図である。 従来の曝気装置の側面図である。
符号の説明
1 湖底
10 エアー溜め室
22 水没式複合型曝気装置
24 曝気本体
27 第2散気管(散気管)
30 弁座板
30a 弁座
33A,33B フロート弁(排気調整弁)
34 バイパス部
35 ガイド軸
38 可動蓋(排気調整弁)
40 コイルバネ
45 排気フロート
46 開閉弁
47 排気用ホース
d 余剰エアー
L2 反転水面

Claims (4)

  1. ダム湖等の湖底に係留されて、湖底付近の深層の水をエアーレーションにより循環させる曝気装置であって、
    前記曝気装置の曝気本体は、外筒と内筒とを備え、下端開口に供給されたエアーレーションとともに内筒内を上昇流が上昇し、上端開口で反転して、外筒との間の下降流路を下降する下降流が出口から排水される構成であり、
    前記外筒の頂部と内筒の上端部との間にエアー溜め室が形成されて、このエアー溜め室に、上昇流を反転させる反転水面が設定され、前記外筒の頂部には、エアー溜め室の余剰エアーを水中に散気する散気管を設ける一方、
    前記散気管に排気調整弁を設けて、この排気調整弁は、前記散気管の内端側に弁座を形成して、この弁座に対向するとともにエアー溜め室の反転水面の変動に追従して上下動するフロート弁を設けて、このフロート弁で、反転水面が上がったときに弁座を閉じ、反転水面が下がったときに弁座を開くようにして、
    前記散気管で、曝気本体内のエアー溜め室に溜まった余剰エアーを水中に散気して、表層の水を攪拌させるようにしたことを特徴とする水没式複合型曝気装置。
  2. 前記曝気本体内のエアー溜め室と、水面上に浮上する排気フロートの開閉弁とを排気用ホースで連結して、常時は開閉弁を閉じるとともに、濁水流入時に開閉弁を開いて、エアー溜め室内のエアーを大気に放出することで、散気管からの散気を止めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水没式複合型曝気装置。
  3. 前記散気管に、フロート弁で弁座を閉じている時に、極少量の水を散気管内に流し込むバイパス部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の水没式複合型曝気装置。
  4. 前記弁座は下向きテーパ状であり、前記フロート弁は、上部が弁座に下方から嵌り込み可能な円錐形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水没式複合型曝気装置。
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