JP4746147B1 - 移乗機 - Google Patents

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Abstract

【課題】介護者が被介護者に負担のかからない姿勢で乗り降りしやすくすることができるだけでなく、移乗機の正面方向だけでなく横方向からも乗り降りすることができる移乗機を提供する。
【解決手段】車輪14を有する台車10と、台車10の前端部に立設されたハンドル20と、台車10の中央部に立設されたフレーム30と、フレーム30に取り付けられた座面40と、フレーム30に取り付けられたアーム50と、を備える移乗機1であって、フレーム30は、座面40及びアーム50を一体として、台車10に対して昇降させる及び回転させる昇降回転機構部33が形成されており、アーム50は、胸当て52が形成されており、座面40に対して、昇降させる昇降機構部35が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動補助器具に関し、特に被介護者を移動させるものに関する。
近年、介護者は被介護者の移動距離が短い場合、被介護者を車椅子等より乗り降りさせやすい移乗機を使用している。しかし、被介護者は身体が不自由なため、介護者が被介護者を移乗機に乗せるのに苦労している。また被介護者は不自然な姿勢で移乗機に乗せられるため、被介護者にとっても大きな負担となっている。
従来のこの種の移乗機で被介護者を乗り降りさせやすいものとして、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1は、被介護者の体がずり降りること等が全くなく、良好に体幹を挟持させて被介護者を乗り降りさせやすくしている移乗機である。
また、被介護者の負担を少なくするものとして、特許文献2に開示されたものがある。特許文献2は、被介護者を座らせた状態で移動させるため、被介護者の負担を軽減させている移乗機である。
特開平7−289595号公報 特開2005−102868号公報
しかしながら、特許文献1は、被介護者が不自然な姿勢で移動するため、被介護者の負担が大きいという問題がある。特許文献2は、被介護者を移乗機に乗り降りさせにくいという問題がある。また、特許文献1及び特許文献2の移乗機では、被介護者を正面方向からしか乗り降りさせることができないという問題がある。
そこで、本発明は、介護者が被介護者を移乗機に負担のかからない姿勢で乗り降りしやすくすることができ、移乗機の正面方向だけでなく横方向からも乗り降りすることができる移乗機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る移乗機は、車輪を有する台車と、前記台車の前端部に立設されたハンドルと、前記台車の中央部に立設されたフレームと、前記フレームに取り付けられた座面と、前記フレームに取り付けられたアームと、を備える移乗機であって、前記フレームは、前記座面及び前記アームを一体として、台車に対して昇降させる及び回転させる昇降回転機構部が形成されており、前記アームは、胸当てが形成されており、前記座面に対して、昇降させる昇降機構部が形成されている、ことを特徴とする。
これによって、介護者は、被介護者を自然な姿勢で移乗機に乗せることができ、介護者だけでなく被介護者の負担も軽減することができる。また、座面等が回転することができるので、被介護者は移乗機の正面方向だけでなく、横方向からも乗り降りすることができる。
ここで、車輪を有する台車と、前記台車の前端部に立設されたハンドルと、前記台車の中央部に立設されたフレームと、前記フレームに取り付けられた座面と、前記フレームに取り付けられたアームと、を備える移乗機であって、前記フレームは、前記座面及び前記アームを一体として、台車に対して昇降させる及び回転させる昇降回転機構部が形成されており、前記アームは、前記胸当てが形成されており、前記座面に対して、回動させる回動機構部が形成されている、ことを特徴とする移乗機、としてもよい。
これによって、アームが回動することにより、被介護者の重心をズラして昇降されることができるので、被介護者の負担はさらに軽減される、という効果が発揮される。
前記座面は、座面フレームをガイドとして、直動する直動機構部が形成されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移乗機、とするのが好ましい。
これによって、介護者は、移乗機の座面を伸縮出し入れすることができるので、被介護者を持ち上げた後に容易に座面に座らせることができる。
前記アームは、主アームと補助アームから形成されており、前記補助アームが、回動させる回動機構部または、直動させる直動機構部が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移乗機、とするのが好ましい。
これによって、介護者は、被介護者の体型に合わせてアームを調整することができるので、被介護者を安定した姿勢で乗り降り及び移動をすることができる。
前記ハンドルは、回動させる回動機構部が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移乗機、とするのが好ましい。
これによって、介護者は、ハンドル操作をしやすくなるので、移乗機を容易に運転することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る移乗機は、介護者が被介護者に負担のかからない姿勢で乗り降りしやすくすることができるだけでなく、移乗機の正面方向だけでなく横方向からも乗り降りすることができる、という効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る移乗機の斜視図 本発明の第1実施形態に係る移乗機の右側面図 本発明の第1実施形態に係る移乗機の正面図 本発明の第1実施形態に係る移乗機の背面図 本発明の第2実施形態に係る移乗機の斜視図 本発明の第2実施形態に係る移乗機の右側面図 本発明の第1実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図1 本発明の第1実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図2 本発明の第1実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図3 本発明の第1実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図4 本発明の第3実施形態に係る移乗機の斜視図 本発明の第3実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図1 本発明の第3実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図2 本発明の第3実施形態に係る移乗機と使用例を示す説明図3
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る移乗機1の斜視図を示す。
移乗機1は、車輪14を有する台車10と、台車10の前端部に立設されたハンドル20と、台車10の中央部に立設されたフレーム30と、フレーム30に取り付けられた座面40と、フレーム30に取り付けられたアーム50と、を備える移乗機1であって、フレーム30は、座面40及びアーム50を一体として、台車10に対して昇降させる及び回転させる昇降回転機構部33が形成されており、アーム50は、胸当て52が形成されており、座面40に対して、昇降させる昇降機構部35が形成されている。
台車10は、台車本体11、座面用支柱12、ハンドル用支柱13及び車輪14から構成される。そして、台車10は、基盤としてハンドル20及びフレーム30を取り付けている。本発明では、材料は角パイプを使用しているが、丸パイプ及び合成樹脂等の軽量で強度のあるものを使用してもよい。
台車本体11は、四角形の形状で前部の中央にあるハンドルフレーム22の下部に1コ、後部の隅部に2コの計3コの車輪14が取り付けられており、移乗機1が移動自在にできるようにしている。台車本体11の形状は、移乗機1を安定させるものであるため、この形状に拘らない。例えば、工の字形状、Uの字形状及び三角形の形状等でも良い。また、移乗機1をベッド等に近づけて被介護者を移乗機1に乗り降りさせる際、ベッド等の下に台車10の一部を潜り込ませ、被介護者の重心が車輪14のある部分にもってくることによって、移乗機1のバランスを保つことができる。そのため、台車10の高さは低い方が望ましい。
座面用支柱12は、台車本体11の重心である中央部に垂直方向に立設されている。座面用支柱12の上部には、フレーム30が形成されている。
ハンドル用支柱13は、台車本体11の前方部に垂直方向に立設されている。ハンドル用支柱13は、内部にハンドルフレーム22を挿入してガイドをする機能を有している。また、場合によって、後述するハンドル20と共にハンドル用支柱13は、廃止することができる。その時は、介護者は、アーム50を介して移乗機1を操作する。
車輪14は、台車本体11の隅部又は中央部等にバランス良く配置されている。車輪14は、移乗機1を容易に前後左右へ移動できるようにするだけでなく、移乗機1を小回りにできるように小型の自在式を使用するのが望ましい。しかし、段差及びでこぼこのある路面を移乗機1が移動する場合は、大きな車輪14の方が適正である。そのため、用途によって適正な車輪14を使用するのが望ましい。本発明では、小型で自在式のキャスターを使用している。
ハンドル20は、ハンドル本体21及びハンドルフレーム22から構成されている。ハンドル20は、ハンドル用支柱13の内部に挿入されて、介護者が移乗機1を操作しやすくするための持ち手となっている。
ハンドル本体21は、本発明ではU字の形状をしているが、コ字の形状やV字の形状など持ち手としての機能を有すれば、形状については特に拘らない。本発明では、材料は角パイプを使用しているが、丸パイプ及び合成樹脂等の軽量で強度のあるものを使用してもよい。
ハンドルフレーム22は、ハンドル本体21の中央部に固設され、ハンドル用支柱13の内部に挿入してガイド及び支持される機能を有する。そして、ハンドルフレーム22の下部に車輪14を取り付けている。図2、3に示すように、介護者がハンドル20を回動運動することによって、移乗機1を左右に操作することができる。また、図11に示すように、ハンドル20はハンドル用支柱13に固設する、又は取り外しできる構造にすることもできる。この時、車輪14は動きが自在式のものを使用し、全て台車本体11に取り付けるのが望ましい。
フレーム30は、座面フレーム31、ガイド部32、昇降回転機構部33、支柱部34及び昇降機構部35から構成される。図2、3、4に示すように、座面40及びアーム50を一体として昇降させる及び回転させる、及びアーム50を昇降する機能を有する。材料は金属、特に角パイプや丸パイプを使用するのが望ましい。そのほか、プラスチックや合成樹脂等を使用しても良い。
座面フレーム31は、座面40を保持する機能を有する。また、図2に示すように、被介護者による移乗機1の使用方法によって、座面40を前後に動かす時にガイドする機能を有する。座面フレーム31は、本発明では、六面体のブロックが使用しているが角パイプ及び合成樹脂等を使用しても良い。
ガイド部32は、座面フレーム31に固設され、図2、3に示すように、アーム50が昇降する時にアーム50をガイドする機能を有する。ガイド部32は、本発明では角パイプを使用して中空部にアームフレーム53を挿入することにより、アーム50の昇降運動をガイドしている。また、図6には示されていないが、アーム50を回動させた時にアーム50の動きが不安定であれば、ガイド部32を追加してもよい。
昇降回転機構部33は、座面フレーム31に固設され、図2、3、4に示すように、台車10を基盤として座面40及びアーム50を一体として回転する及び昇降する機能を有する。これによって、被介護者の体格に合わせて座面40及びアーム50の高さを調整することができる。
支柱部34は、昇降回転機構部33の一端に固設され、昇降機構部35を固設する機能を有する。支柱部34は、本発明では角パイプが使用されて、座面フレーム31にネジ止め及び溶接等で固設される。
昇降機構部35は、支柱部34に固設されて図2に示すように、アーム50を昇降する機能を有する。昇降機構部35は、アーム50を昇降することによって、被介護者を持ち上げるために使用される。そのため、被介護者を持ち上げるための能力を有するものを使用する。本発明では、油圧ジャッキを使用しているが、油圧シリンダー、エアシリンダー及び電動モーターを使用したリンク機構等を使用してもよい。そのほか、てこの原理を利用して手動でアーム50を昇降させる機構を使用してもよい。
また、本発明の第2実施形態に係る移乗機1に係る、図5、6に示す昇降機構部35は、昇降回動機構部33に固設されてアーム50を回動する機能を有する。本発明では、昇降機構部は、油圧ジャッキが使用されて直線運動を変換してアーム50を回動することによって、被介護者を持ち上げている。そのため、被介護者を持ち上げるための能力を有するものを使用する。そのほか、油圧シリンダー、エアシリンダー及びリンク機構等によって、直線運動を回動運動に変換する機構を採用してもよい。また、てこの原理を利用して手動でアーム50を回動させる機構でもよい。
座面40は、被介護者を運搬する時に負担がかからないよう、被介護者を座らせる機能を有する。そして、図2、3に示すように、座面フレーム31をガイドとして、前後にスライドすることにより、被介護者が座りやすいように補助する機能も有する。図7〜10に示すように、移乗機1は座面40を手前側にセットした状態する。その状態で被介護者に近づき、移乗機1のアーム50に被介護者を保持させた後、昇降機構部35を操作して被介護者を持ち上げる。そして、被介護者の股の下に座面40をスライドさせた後に昇降機構部35を操作して、アーム50と共に降ろせば被介護者を座面40に座らせることができる。また、場合によっては、補助座面を設けても良い。
アーム50は、主アーム51、胸当て52、アームフレーム53及び補助アーム54から構成される。アーム50は、被介護者に負担をかけることなく持ち上げる機能を有する。また、被介護者が移乗機1を乗り降りする際に補助する機能を有する。被介護者を持ち上げる時、補助アーム54は被介護者の脇の下に通して、胸当て52は被介護者の胸部から腹部に押し当てるように保持させる。また、必要に応じて被介護者の顎の下に胸当て52を押し当てて補助する。被介護者の前傾姿勢が浅いと、被介護者を持ち上げる時に脇の下及び顎に大きな負担がかかってしまう。そのため、被介護者は前傾姿勢を深くして胸部から腹部にかけて負担がかかるようにして、被介護者をアーム50に保持させるのが望ましい。被介護者をアーム50にセットすれば、介護者は昇降機構部35を操作して被介護者を持ち上げ及び、降ろすことができる。
図1である本発明の第1実施形態に係る移乗機1は、アーム50を垂直方向で昇降させることによって、被介護者を持ち上げ及び降ろすことができる。これは、アーム50が往復運動するので、構造が簡単である。しかし、被介護者をアーム50に乗せる方法によって被介護者の負担が大きくなることがある。図5である本発明の第2実施形態に係る移乗機1は、アーム50を回動させることによって、被介護者を持ち上げ及び降ろすことができる。これは、アーム50が回動することにより被介護者の重心が変化するので、被介護者の負担が軽減される。
主アーム51は、被介護者を持ち上げ及び降ろす時、被介護者の脇の下に通して被介護者を保持する機能を有する。また、被介護者が移乗機1に乗り降りする時は、被介護者を補助するための手すりとしての機能を有する。そのため、主アーム51は、被介護者を脇の下に通して保持できる形状が望ましい。本発明では、Uの字の形状を使用している。主アーム51は、被介護者と直接接触するため保護具を取り付けるのが望ましい。例えば、保護具は、合成樹脂及びウレタン、座布団等を主アーム51に周設する。
補助アーム54は、図3に示すように、主アーム51の両端に取り付けられて左右に回動運動することにより、被介護者の体格に合わせて調整することができる。そのほか、補助アーム54を延長することができれば、手すりの機能として被介護者が移乗機1を乗り降りする際の手助けとなる。補助アーム54は、被介護者と直接接触するため保護具を取り付けるのが望ましい。例えば、保護具は、合成樹脂及びウレタン、座布団等を補助アーム54に周設する。また、補助アーム54を廃止して、主アーム51のみでもよい。
胸当て52は、アーム50の中央に被介護者の胸部から腹部にかけて負担がかかる姿勢になるように形成されている。そして、図2に示すように、被介護者の負担にならないように、体格に合わせて揺動運動するのが望ましい。もし、移乗機1に胸当て52がなければ、補助アーム54と接触する被介護者の脇の下に負担が集中するため、被介護者自身が補助アーム54にしがみつかなければならず、被介護者にとって大きな負担となる。胸当て52は、被介護者に直接接触するので、クッション性があるものを使用するのが望ましい。
アームフレーム53は、主アーム51中央部の下部に固設されている。そして、フレーム30の支柱部34に取り付けられた昇降機構部35と接触している。そして、フレーム30のガイド部32の内部に挿入して、アーム50の昇降運動をガイドしている。また、図6に示すように、アーム50を回動運動させる時は、フレーム30の支柱部34の先端とアームフレーム53の下部を連結している。そして、フレーム30の昇降機構部35を昇降することによって、アーム50を回動運動させる機構になっている。
次に、図7〜10に示すように被介護者を移乗機1に乗せる方法を説明する。被介護者をベッドに座らせ股を開かせる。そして、移乗機1を被介護者の股の間に移動させ、移乗機1の座面40の高さとベッドの高さを調整してベッドに密着させる。介護者は、被介護者の脇の下に移乗機1のアーム50を保持させて、被介護者の胸部から腹部にかけてアーム50の胸当て52が密着するように被介護者を前傾姿勢させる(図7参照)。この時、介護者は、被介護者の体型に合わせて補助アーム54を調整して、被介護者と補助アーム54との間隔を調整する。介護者は、操作バーを介して、フレーム30の昇降機構部35である油圧ジャッキの圧力を増圧して、アーム50を介して被介護者を持ち上げる(図8参照)。介護者は、被介護者の臀部とベッドとの間に座面40を滑らすように移動させる(図9参照)。介護者は、操作バーを介して、フレーム30の昇降機構部35である油圧ジャッキの圧力を徐々に減圧して、アーム50を介して被介護者を座面40に降ろしていく(図10参照)。これで、被介護者を移乗機1に乗せることができる。
図11は本発明の第3実施形態に係る移乗機1の斜視図を示す。図12〜14に示すように被介護者をトイレ等に降ろす方法を説明する。介護者は、被介護者を乗せた移乗機1のアーム50の位置を正面から右側面に移動させる(図12参照)。介護者はトイレの個室に移乗機1を移動させる(図13参照)。介護者は、被介護者と共にアーム50及び座面40を一体として横方向に回転させる(図14参照)。その時、トイレの便座の高さより少し高い位置になるよう移乗機1の座面40の高さを調整してから移動させる(図10参照)。そして、介護者は、トイレの便座の上に重なるようにして、移乗機1の座面40の位置を持ってくる(図9参照)。介護者は、被介護者の脇の下に移乗機1のアーム50を保持させて、被介護者の胸部から腹部にかけてアーム50の胸当て52が密着するように被介護者を前傾姿勢させる。介護者は、操作バーを介して、フレーム30の昇降機構部35である油圧ジャッキの圧力を増圧して、アーム50を介して被介護者を持ち上げる。介護者は、被介護者の臀部とベッドとの間にある座面40を滑らすようにして移乗機1の方に移動させる(図8参照)。介護者は、操作バーを介して、フレーム30の昇降機構部35である油圧ジャッキの圧力を徐々に減圧して、アーム50を介して被介護者をトイレの便座に降ろしていく(図7参照)。これで被介護者は、トイレ等の便座に座らせることができるので、介護者はトイレ等へ容易に被介護者を移動することができる。
また、台車本体11の形状を工夫すれば、本発明の第1実施形態及び第2実施形態でも当該のように使用することができる。例えば、便座等に干渉しないように台車本体11の形状をX字形状、及び左右側面の中央部を凹形状にする。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る移乗機1では、介護者が被介護者に負担のかからない姿勢で乗り降りしやすくすることができるだけでなく、移乗機1の正面方向だけでなく横方向からも乗り降りすることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 移乗機
10 台車
11 台車本体
12 座面用支柱
13 ハンドル用支柱
14 車輪
20 ハンドル
21 ハンドル本体
22 ハンドルフレーム
30 フレーム
31 座面フレーム
32 ガイド部
33 昇降回転機構部
34 支柱部
35 昇降機構部
40 座面
50 アーム
51 主アーム
52 胸当て
53 アームフレーム
54 補助アーム


























Claims (5)

  1. 車輪を有する台車と、
    前記台車の前端部に立設されたハンドルと、
    前記台車の中央部に立設されたフレームと、
    前記フレームに取り付けられた座面と、
    前記フレームに取り付けられたアームと、
    を備える移乗機であって、
    前記フレームは、
    前記座面及び前記アームを一体として、台車に対して昇降させる及び回転させる昇降回転機構部が形成されており、
    前記アームは、
    胸当てが形成されており、
    前記座面に対して、昇降させる昇降機構部が形成されている、
    ことを特徴とする移乗機。
  2. 車輪を有する台車と、
    前記台車の前端部に立設されたハンドルと、
    前記台車の中央部に立設されたフレームと、
    前記フレームに取り付けられた座面と、
    前記フレームに取り付けられたアームと、
    を備える移乗機であって、
    前記フレームは、
    前記座面及び前記アームを一体として、台車に対して昇降させる及び回転させる昇降回転機構部が形成されており、
    前記アームは、
    前記胸当てが形成されており、
    前記座面に対して、回動させる回動機構部が形成されている、
    ことを特徴とする移乗機。
  3. 前記座面は、
    座面フレームをガイドとして、直動する直動機構部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移乗機。
  4. 前記アームは、
    主アームと補助アームから形成されており、
    前記補助アームが、回動させる回動機構部または、直動させる直動機構部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移乗機。
  5. 前記ハンドルは、
    回動させる回動機構部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移乗機。


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