JP4743628B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4743628B2
JP4743628B2 JP2006196735A JP2006196735A JP4743628B2 JP 4743628 B2 JP4743628 B2 JP 4743628B2 JP 2006196735 A JP2006196735 A JP 2006196735A JP 2006196735 A JP2006196735 A JP 2006196735A JP 4743628 B2 JP4743628 B2 JP 4743628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
recording
layer
substrate
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006196735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008027488A (ja
Inventor
剛治 佐々田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Optware Corp
Original Assignee
Optware Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Optware Corp filed Critical Optware Corp
Priority to JP2006196735A priority Critical patent/JP4743628B2/ja
Publication of JP2008027488A publication Critical patent/JP2008027488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4743628B2 publication Critical patent/JP4743628B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

本発明は、情報を担持した情報光と参照光とによって形成された干渉縞が記録されるホログラム記録層を有する光情報記録媒体に関し、特にホログラム記録層に重畳して制御情報層を有する光情報記録媒体に関する。
ホログラフィを利用して記録媒体に情報を記録するホログラフィック記録は、一般的に、イメージ情報を持った光と参照光とを記録媒体の内部で重ね合わせ、そのときにできる干渉縞を記録媒体に書き込むことによって行われる。記録された情報の再生時には、その記録媒体に参照光を照射することにより、干渉縞による回折によりイメージ情報が再生される。
近年では、超高密度光記録のために、ボリュームホログラフィ、特にデジタルボリュームホログラフィが実用域で開発され注目を集めている。ボリュームホログラフィとは、記録媒体の厚み方向も積極的に活用して、3次元的に干渉縞を書き込む方式であり、厚みを増すことで回折効率を高め、多重記録を用いて記録容量の増大を図ることができるという特徴がある。そして、デジタルボリュームホログラフィとは、ボリュームホログラフィと同様の記録媒体と記録方式を用いつつも、記録するイメージ情報は2値化したデジタルパターンに限定した、コンピュータ指向のホログラフィック記録方式である。このデジタルボリュームホログラフィでは、例えばアナログ的な絵のような画像情報も、一旦デジタイズして、2次元デジタルパターン情報に展開し、これをイメージ情報として記録する。再生時は、このデジタルパターン情報を読み出してデコードすることで、元の画像情報に戻して表示する。これにより、再生時にSN比(信号対雑音比)が多少悪くても、微分検出を行ったり、2値化データをコード化しエラー訂正を行ったりすることで、極めて忠実に元の情報を再現することが可能になる。
このようなボリュームホログラフィを用いたホログラフィック記録再生を行なう光情報記録媒体41として、特許文献1及び2には、図4に示すように、エンボスピット46aを有する反射層46及び透明層47が形成されたディスク状の第1の基板42と、透明なディスク状の第2の基板43とを、それらの外周部および内周部にスペーサ44を挿入して所定の隙間を確保し、かかる隙間に干渉縞45aを記録するホログラム記録層45を封入した構造のものが提案されている。
第1の基板42に形成されたエンボスピット46aによって、サーボ情報やアドレス情報が記録されている。サーボ情報としては、各種の動作のタイミングの基準となるサーボクロックピットや、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行うためのサーボピット等がある。また、アドレス情報としては、プリ・アンブル、同期マーク、アドレスパート、エンドアドレスマーク、ポスト同期マーク及びポスト・アンブル等がある。そして、干渉縞の記録時又は再生時において、光情報記録再生装置は、サーボ用光13によってサーボ情報及びアドレス情報を再生し、フォーカシングやトラッキングを行うと共に各ホログラム記録領域における情報光、記録用参照光及び再生用参照光といった記録再生用光12の照射位置を合わせている。
特開2003−331464号公報 特開2004−126041号公報
ホログラフィック記録再生では、干渉縞を記録するときの記録用参照光の照射条件と同じ条件で再生用参照光を照射する必要がある。また、光情報記録媒体41に複数の情報を記録した場合、所定の情報を記録した干渉縞45aの位置を特定する必要がある。さらに、一連の情報を複数の干渉縞に分割して記録する場合、干渉縞を連続して記録する方式ではなく、光情報記録媒体の平面方向に分散させて記録する方式もあるが、この場合は、記録時における干渉縞の分散方式が判らないと、一連の情報として複数の干渉縞を再生することができない。なお、光情報記録媒体41の記録容量やトラックピッチ等によって、干渉縞同士のピッチや順番などの条件が変更されることもある。
従来の光情報記録媒体41において、第1の基板42には、サーボ情報及びアドレス情報のみが記録されていたが、更に、干渉縞の記録条件又は再生条件に関する条件情報(記録位置や分散方式を含む)や、光情報記録媒体の記録容量やトラックピッチ等の媒体情報も光情報記録媒体41に記録させることが好ましい。
ところが、干渉縞45aが形成されるホログラム記録層45に重畳する位置の第1の基板42には、既に、サーボ情報及びアドレス情報が記録されている。よって、第1の基板42に条件情報や媒体情報を記録するには、一部の領域において、サーボ情報及びアドレス情報に代えて、条件情報や媒体情報を記録することになり、光情報記録媒体41の記録容量が低下してしまう。
特に、前述した条件情報は、記録する情報が増えれば、それだけ条件情報自体も増加するので、条件情報を記録するために必要な領域も広くなり、結果として光情報記録媒体41の記録容量に対する制限となってしまう。
本発明は、以上のような問題点を鑑みて、記録時又は再生時に有用な情報を記録した光情報記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の光情報記録媒体は、制御情報層が形成された第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間にシールド材に囲繞された干渉縞を記録するためのホログラム記録層とを有し、前記第2の基板は、前記制御情報層の制御情報を記録又は再生する制御用光を透過し、且つ前記ホログラム記録層の干渉縞を記録又は再生する記録再生用光を透過し、前記シールド材は、少なくとも前記制御用光を透過し、前記制御情報層の前記シールド材に重畳した領域において制御情報を記録又は再生できることを特徴とする。
さらに、上記光情報記録媒体において、前記第1の基板は、前記制御用光を透過し、前記記録再生用光を反射する選択透過反射層を有することが好ましい。
さらに、上記光情報記録媒体において、前記制御情報層には、さらに、サーボ情報又は/及びアドレス情報が記録されていることが好ましい。
さらに、上記光情報記録媒体において、前記制御情報は、干渉縞の記録条件又は再生条件に関する条件情報又は/及び光情報記録媒体の媒体情報であってもよい。
本発明の光情報記録媒体によれば、シールド材に重畳した領域において制御情報を記録又は再生できるので、ホログラム記録領域内に記録する制御情報を少なくすることができ、ホログラム記録領域を有効に利用することができる。その他の効果の詳細については、以下に述べる実施形態の説明において明らかにする。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の光情報記録媒体1の一実施態様であり、図1(A)に概略平面図、(B)に半径方向の概略断面図、(C)に外周近傍を拡大した概略断面図を示す。
図1の光情報記録媒体1は、第1の基板2と、第2の基板3と、第1の基板2と第2の基板3との間にシールド材4に囲繞されたホログラム記録層5とを有しており、第1の基板2には、制御情報層6と、選択透過反射層7と、ギャップ層8とを有している。図1の光情報記録媒体1は、図1(A)に示すように、円盤状をしており、ホログラム記録層5が配置されたホログラム記録領域1aとシールド材4が配置されたシールド領域1bとを有している。更に、図1において、光情報記録媒体1の中心には開口1cが形成されており、光記録再生装置のスピンドルが開口1cに挿嵌され、光情報記録媒体1を回転可能に保持できるように構成されている。
また、光情報記録媒体1は、トラックを有していてもよい。ディスク状の光情報記録媒体におけるトラックとしては、複数の同心円状のトラックであってもよいし、1本の螺旋状のトラックであってもよい。トラックは、図1(C)で示すように、第1の基板2のランド6bとグルーブ6cで構成されていてもよいが、その他の手法で構成されていてもよい。例えば平坦な層において、帯状に反射率を変更してトラックを形成してもよい。
第1の基板2は、ポリカーボネイト等のプラスチック基板、ガラス基板、金属基板等を使用することができ、第1の基板2には制御情報層6が形成されている。第1の基板2として、プラスチック基板を使用すると、プレス加工等によって表面に凹凸形状を形成することができるので、後述するピット6aや、ランド6b及びグルーブ6cを容易に成型できる。また、ガラス基板は、強度および平滑性が高く、基板の撓みなどによる傾きの影響を少なくすることができる。金属基板を使用すると、制御用光11に対する反射層を兼用することができる。
制御情報層6は、制御用光11によって再生される制御情報が記録されている。制御情報は、光情報記録媒体に記録された情報の中で、干渉縞によってホログラム記録層5に記録された情報、サーボ情報及びアドレス情報を除いた情報全般を指し、例えば、干渉縞の記録条件又は再生条件に関する条件情報(記録位置や分散方式を含む)、光情報記録媒体の記録容量やトラックピッチ等の媒体情報等である。少なくとも制御情報の一部は、シールド領域1bにおける制御情報層6に記録されている。
なお、サーボ情報とは、各種の動作のタイミングの基準となるサーボクロックピットや、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行うためのサーボピットであり、アドレス情報とは、プリ・アンブル、同期マーク、アドレスパート、エンドアドレスマーク、ポスト同期マーク及びポスト・アンブル等である。制御情報層6には、サーボ情報やアドレス情報が記録されていてもよい。
制御情報層6としては、予め情報が記録された再生専用でも情報の記録及び再生が可能ものでもよい。再生専用の制御情報層6としては、ピット6a、ランド6b及びグルーブ6c等の凹凸形状を利用することができる。予め第1の基板2に凹凸形状を形成すれば、凹凸形状による光の反射率又は透過率の変化で制御情報を記録することができる。記録再生可能な制御情報層6としては、有機色素層や相変化層などを利用することができる。制御情報層6が有機色素層の場合は、一度だけ情報を記録することが可能であり、レーザー光によって色素を分解することでピットを形成することができる。形成されたピットは、再生専用層と同様にピットの反射率又は透過率の変化によって情報を再生できる。制御情報層が相変化層の場合は、情報の書き換えが可能であり、レーザー光による加熱によって相変化層の結晶構造を変更させて、結晶部分と非結晶部分を形成することでピットを形成することができる。結晶部分と非結晶部分の反射率又は透過率が違うので、ピットによって情報を記録および再生することができる。
図1においては、第1の基板2表面にピット6a、ランド(凸部)6b及びグルーブ(凹部)6cを形成し、それらの上に反射膜(図1(B)では省略)を形成することで、反射型の再生専用の制御情報層6としている。第1の基板2のランド(凸部)6b及びグルーブ(凹部)6cは、トラック、サーボ情報又はアドレス情報としても機能しうるものであり、ランドグルーブ記録方式、ウォブルグルーブ記録方式又はウォブル・ランドグルーブ記録方式を利用することを可能としている。
ランドグルーブ記録方式は、ランド6b及びグルーブ6cが形成されたユーザーデータエリアとランド及びグルーブが形成されていないアドレス領域とを有し、アドレスエリアにアドレス情報がピットとして記録され、ランド上又はグルーブ上に制御情報ピットがピットとして記録される。ランドグルーブ記録方式は、ランドとグルーブが同じピッチで繰り返される構造の為、位置決めが容易であり、トラックピッチも狭くできるので、高密度記録に適している。
ウォブルグルーブ記録方式は、ランド及びグルーブにウォブルという波状のうねりをつけることで、ランド及びグルーブ自体にサーボ情報又はアドレス情報を保持させたものであり、アドレス領域を不要としたものである。
ウォブル・ランドグルーブ記録方式は、ランドグルーブ記録方式と同様にユーザーデータエリアとアドレスエリアとを有し、ユーザーデータエリアのランド及びグルーブにはウォブルが形成されたものである。
制御情報層6に情報を記録又は再生する制御用光11としては、サーボ情報やアドレス情報を再生するためのサーボ用光を兼用することが好ましい。
第2の基板3は、制御情報層6の制御情報を記録又は再生する制御用光11及びホログラム記録層5の干渉縞を記録又は再生する記録再生用光12を透過する。さらに、別途サーボ光を用いる場合には、第2の基板3はサーボ光も透過する。第2の基板3としては、ポリカーボネイト等のプラスチック基板やガラス基板を利用することができる。なお、本明細書において、光を透過するとは、100%の透過率を要求するものではなく、その部材を通過する光によって情報の記録又は再生を可能とする程度の透過率であればよい。
シールド材4は、第1の基板2と第2の基板3との間に配置され、シールド材4と第1の基板2及び第2の基板3とによって形成される空間内にホログラム記録層5を封止するためのものであり、少なくとも制御用光11を透過する。さらに、シールド材4として接着剤、両面粘着シールなどを使用すれば、シールド材4によって第1の基板2と第2の基板3とを貼り合わせることもできる。なお、シールド材4は、第1の基板2と第2の基板3との間隔を一定に保持するスペーサを兼用してもよいし、別途スペーサを配置してもよい。なお、シールド材4は、記録再生用光12やサーボ光を透過してもよいし、透過しなくてもよい。図1においては、ホログラム記録領域1aが広くなるように、円盤の内縁と外縁にシールド材4が配置されている。
シールド材4としては、紫外線硬化樹脂や熱硬化性樹脂等の接着剤を利用してもよいし、透光性のフィルムの両面に接着剤を塗布した両面粘着シールを使用してもよいし、リング状のポリカーボネイト等のプラスチックシートやガラス薄片を使用して別途接着剤によって第1の基板2又は第2の基板3に接着させる構成でもよい。ホログラム記録層5は、空気中の酸素等によって劣化するので、シールド材4にある程度の幅を持たせて、外部からの空気の進入を防止することが好ましい。
ホログラム記録層5は、シールド材4の内側に形成されており、情報光と記録用参照光との干渉縞(ホログラム)5aが記録される。特に好ましくは、干渉縞を記録又は再生する光(記録再生用光)12には感光し、制御情報を記録又は再生するための制御用光11およびアドレス情報やクロック信号を読み取るためのサーボ用光には感光しない材料が好ましい。ホログラム記録層5としては、例えば、フォトポリマー系材料を使用することができる。ホログラム記録層5の材料として、緑又は青色光に感度を有するフォトポリマー系材料を使用した場合であれば、記録再生用光12には緑又は青色光を使用し、制御用光11およびサーボ用光にはそれ以外の波長の光、例えば赤色光を使用すればよい。なお、本発明において、ホログラム記録層5はフォトポリマー系材料に限定されるものではない。
ホログラム記録層5の形成方法としては、第1の基板2と第2の基板3とをシールド材4を介在させて貼り合わせた状態で、シールド材4の一部に注入口を設けておき、シールド材4の内部の空間を真空にし、ホログラム記録層5を注入させ、注入後に注入口を封止する方式でもよいし、第1の基板2又は第2の基板3にシールド材4を配置し、その間にホログラム記録層5を滴下して他方の基板を貼り合わせる方式でもよい。
第1の基板2上に形成された選択透過反射層7は、記録再生用光12を反射し、制御用光11及びサーボ用光を透過するものである。選択反射層7としては、高屈折率物質と低屈折率物質を交互に積層させたダイクロイックミラー層やコレステリック液晶層を用いることができる。選択反射層7における記録再生用光12に対する反射面は、情報を安定して記録、再生できるように、平坦であることが好ましい。
ギャップ層8は、樹脂材料、例えばUVレジン等の材料をスピンコート等によって塗布したり、ポリカーボネイトシート等の樹脂シートを貼り付けたりして形成される。ギャップ層8は、ホログラム記録層5や選択反射層7を保護すると共に、ホログラム記録層5内に生成される干渉縞5aの大きさや記録再生用光12と制御用光11又はサーボ用光の焦点距離間の間隔などを調整するためにも有効である。また、ギャップ層8は、干渉縞が集中する情報光及び記録用参照光の焦点近傍の部分をホログラム記録層5中に位置しないようにできるので、干渉縞が集中する焦点近傍の部分によってホログラム記録層5の感光材料が大量に消費され多重度(同一箇所においてホログラムを多重記録できる量)が減少する現象を緩和することができる。ギャップ層8の厚みとしては、10〜100μmの範囲とすることが好ましい。
本発明の光情報記録媒体は、その一部に既存のDVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW、CD−R、CD−RW、CD+RW等(以下「DVD−RAM等」と呼ぶ)の一部又は全部を利用することができる。DVD−RAM等においては、基板表面に、ランド16bおよび一定周期で蛇行したウォブル情報を有するグルーブ6cが成形されており、グルーブ6cのウォブル情報がクロック信号として再生される。ウォブル情報はトラックに沿った断面をみると、周期的な凹凸となっている。そして、DVD−RAM等の上に選択反射層及びギャップ層を設けることで、図1の第1の基板3の各構成を作製することができる。
本発明の光情報記録媒体を用いた記録方法及び再生方法は、まず、光情報記録媒体1の制御情報層6に記録された制御情報を制御用光11によって再生し、条件情報や媒体情報を取得し、記録条件又は再生条件を決定する。ここで、制御情報の少なくとも一部はシールド領域1bに記録されており、シールド材4は制御用光11を透過するので、シールド領域1bの制御情報も再生することができる。このため、ホログラム記録領域1a内に記録する制御情報を少なくすることができ、ホログラム記録領域1aを有効に利用することができる。
シールド領域1bは、ホログラム記録領域1aに比べ、ホログラム記録層5ではなくシールド材4や接着剤等が存在する。シールド領域1bにおける制御用光11の屈折率をホログラム記録領域1aにおけるそれと一致させることが好ましいが、必ずしも一致させなくてもよい。仮に、シールド領域1bにおいて、制御用光11の焦点が制御情報層6に合わなかったとしても、ピット6aを再生できれば十分であるし、シールド領域1bの制御情報再生時だけ、フォーカスサーボを用いて焦点を合わせることもできる。また、シールド領域1bにおける制御情報を示すピットの大きさを大きくしたり、長くして再生可能な範囲を広げてもよいし、シールド領域1bにおける制御情報層の厚さ方向における位置を焦点に合わせてもよい。なお、制御情報の再生は、最初に一回行なうだけでもよいし、定期的に再生してもよいし、記録再生毎に行ってもよい。
次に、サーボ用光(図1では制御用光と同じ)によって、サーボ情報及びアドレス情報を再生して、記録再生用光12の照射位置を合わせ、所定の記録再生位置に記録再生用光12を照射して、干渉縞5aを記録又は再生する。
図2は、本発明の光情報記録媒体21の他の実施態様の半径方向の概略断面図である。図2において、図1と同じ構成は、図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
図2の光情報記録媒体21は、第1の基板22において、第1及び第2の制御情報層26a、26bが設けられ、第1の制御情報層26aには、ホログラム記録領域1a内において、制御情報、サーボ情報及びアドレス情報が記録されており、第2の制御情報層26bには、シールド領域1b内において、制御情報が記録されている。
図2のシールド材4として、ホログラム記録層5よりも屈折率が高い材料を使用し、シールド領域1bにおける制御用光11の焦点が第2の制御情報層26bに合うように第2の制御情報層26bを配置すれば、制御用光11として、サーボ用光と同じ光を使用することができる。なお、第2の制御情報層26bとしては、シールド領域1bに制御情報を記録した光学フィルムを貼り付けることで形成することが可能である。
図3は、本発明の光情報記録媒体31の他の実施態様であり、図3(A)に概略平面図、(B)に概略断面図を示す。図3の光情報記録媒体31は、形状が円盤状ではなく矩形のカード型である点以外は、図1の光情報記録媒体1と積層構造は基本的に同じであり、図1と同じ構成は、図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、図1においては、制御情報層6が凹凸形状を有していたが、平坦であってもよい。
(A)は本発明の光情報記録媒体の一実施態様の概略平面図、(B)は半径方向の概略断面図、(C)は外周近傍を拡大した概略断面図 本発明の光情報記録媒体の他の実施態様の半径方向の概略断面図 (A)は本発明の光情報記録媒体の一実施態様の概略平面図、(B)は半径方向の概略断面図 従来の光情報記録媒体の概略断面図
符号の説明
1 光情報記録媒体
1a ホログラム記録領域
1b シールド領域
2 第1の基板
3 第2の基板
4 シールド材
5 ホログラム記録層
5a 干渉縞
6 制御情報層
7 選択透過反射層
11 制御光用
12 記録再生用光

Claims (4)

  1. 制御情報層が形成された第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間にシールド材に囲繞された干渉縞を記録するためのホログラム記録層とを有し、
    前記第2の基板は、前記制御情報層の制御情報を記録又は再生する制御用光を透過し、且つ前記ホログラム記録層の干渉縞を記録又は再生する記録再生用光を透過し、
    前記シールド材は、少なくとも前記制御用光を透過し、前記制御情報層の前記シールド材に重畳した領域において制御情報を記録又は再生できることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 前記第1の基板は、前記制御用光を透過し、前記記録再生用光を反射する選択透過反射層を有することを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  3. 前記制御情報層には、さらに、サーボ情報又は/及びアドレス情報が記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光情報記録媒体。
  4. 前記制御情報は、干渉縞の記録条件又は再生条件に関する条件情報又は/及び光情報記録媒体の媒体情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光情報記録媒体。
JP2006196735A 2006-07-19 2006-07-19 光情報記録媒体 Expired - Fee Related JP4743628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006196735A JP4743628B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 光情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006196735A JP4743628B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 光情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008027488A JP2008027488A (ja) 2008-02-07
JP4743628B2 true JP4743628B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=39117983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006196735A Expired - Fee Related JP4743628B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 光情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4743628B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60127685A (ja) * 1983-12-12 1985-07-08 大同特殊鋼株式会社 真空容器加熱用電極
JPS6185647A (ja) * 1984-10-03 1986-05-01 Fuji Photo Film Co Ltd 光デイスク
JP4366458B2 (ja) * 1998-02-27 2009-11-18 新オプトウエア株式会社 光情報記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008027488A (ja) 2008-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100188950A1 (en) Information recording apparatus and method
JP4770710B2 (ja) 記録媒体およびその製造方法、並びに記録媒体用原盤およびその製造方法
JP4200335B2 (ja) 情報記録媒体、並びに情報記録装置及び方法
JP4386594B2 (ja) 多層情報記録媒体
JP4743628B2 (ja) 光情報記録媒体
JP4337080B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP2005196826A (ja) ホログラムメモリ用媒体
JP2004280953A (ja) 光ディスクへの視認情報記録方法
JP4491805B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP4491806B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP4491802B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP4491803B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP4184428B2 (ja) ウォブル情報記録方法、情報記録媒体、ならびに情報記録媒体の記録再生方法および記録再生装置
JP2003006919A (ja) 光記録媒体、および光記録媒体製造方法
JP2009170094A (ja) 光学的情報記録媒体
JP2009170097A (ja) 光学的情報記録媒体
JP2004171648A (ja) ディスク基板および光ディスク
WO2006003574A2 (en) Method and apparatus for recording data in an optical record
JP2007199227A (ja) 光情報記録方法、光情報記録媒体および光情報再生方法
JP4609781B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP2008010079A (ja) 追記型多層光ディスク、記録方法、再生方法及び光ディスク装置
JPWO2006123733A1 (ja) 記録方法及び再生方法
JP2005196891A (ja) 光記録媒体
JP2005115996A (ja) 光記録媒体、およびその製造方法
JP2007265614A (ja) 光学的情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110315

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110428

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees