JPWO2006123733A1 - 記録方法及び再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホログラムを用いた情報の記録または再生に適した記録方法及び再生方法を提供すること。【解決手段】記録する一連の情報103を情報光が担持可能な容量の複数のページデータ104a〜xに分割し、各ページデータに対応する干渉縞が記録媒体101において記録される位置を特定できる配列変換情報を取得し、配列変換情報を記録媒体に担持させる。【選択図】図4

Description

本発明は、情報を担持した情報光と参照光とによって形成された干渉縞を記録媒体のホログラム記録層に記録する方法及びホログラム記録層に記録された干渉縞を再生する方法に関する。
従来の光ディスク記録装置やハードディスク記録装置は、ディスク上のピット(光学的な凸か凹)や磁区(磁化の方向)をビット(デジタル情報の0と1)として、記録するデジタル情報を直接的に連続して記録する方式であった。光ディスクやハードディスクにおいては、同心円状または螺旋状のトラックと、トラックを円の中心から放射状に分割するセクタ(最小記録単位)が形成されている。
そして、記録するデジタル情報は、512バイトや2048バイトからなるセクタの記録単位に分割され、分割された情報をディスクのセクタに記録していく。この時、一連の記録するデジタル情報は、ディフェクト(欠損)やエラー処理などの例外を除いて、基本的に記録媒体のトラックに沿ったセクタの順序通りに記録が行われる。これは、上に述べたように、従来の光ディスク記録装置やハードディスク記録装置が連続して記録する方式であるため、一連のデジタル情報を記録するのに最も効率がよいからである。
これに対し、ホログラム記録装置は、格子状に配列された多数の画素を有する空間光変調器(SLMと略すこともある)に2次元のピクセルからなる符号化された画像(以下「ページデータ」と呼ぶ)を表示して、ページデータによって空間的に変調された情報光を生成し、この情報光と記録用参照光とによって形成される干渉縞を記録媒体のホログラム記録層に記録するものである。そして、記録媒体に記録された干渉縞は、再生用参照光と干渉してページデータを有する再生光を発生し、発生した再生光のページデータは、格子状に配列された多数の画素を有する撮像素子によって検出され、復号されて情報が再生される。このように、ホログラム記録装置においては、記録媒体に記録される記録単位は干渉縞であり、干渉縞を記録及び再生すれば、ページデータとして符号化された複数のビット数の情報を一度に記録及び再生できるのである。
特許文献1には、ホログラム記録装置において、ディスク状の記録媒体に複数の干渉縞を配置させる方法として、図11(A)乃至(D)に示すような配置の方法が記載されている(特許文献1の段落0193乃至0197及び図68乃至71参照)。図11(A)では、複数の干渉縞313は、1つのトラック内において隣接させて配置されている。図11(B)では、複数の干渉縞313は、記録媒体の半径方向331およびトラック方向332に2次元的に隣接させ配置されている。図11(C)では、複数の干渉縞313は、矢印334の順番に、互いに水平方向に少しずつずれ、且つ一部が重なるように配置されている。図11(D)では、複数の干渉縞313は、記録媒体のトラック方向332については、互いに重なることなく配置され、記録媒体の半径方向331については、互いに水平方向に少しずつずれ、且つ一部が重なるように配置されている。
特開平11−311938号公報 堀米秀嘉、他4名「離陸間近のホログラフィック媒体2006年に200Gバイトを実現」、日経エレクトロニクス、2005年1月17日号、p.105−114頁
ホログラム記録装置において、ページデータを表示する空間光変調器や格子状に配列された多数の画素を有する撮像素子は、現在開発されている高速素子と謳われているものでも数千fps(1秒間に数千ページ)の処理速度が限界である。
他方、ホログラム記録装置においては、複数の干渉縞の一部を重畳させて多重記録することが可能であるが、干渉縞の位置選択性が高く干渉縞の中心を3μm程度ずらせば、別の干渉縞を記録することが可能である(非特許文献1図8)。ディスク状の記録媒体の円周方向にトラックに沿って複数の干渉縞を記録または再生していく場合、例えば干渉縞の間隔を10μm、トラックの位置を半径45mmとして計算すると、一周で28374個(2×π×45mm(トラックの長さ)÷(10×10-3mm)(干渉縞の間隔))の干渉縞を記録または再生することができる。
もしも、従来の光ディスクやハードディスクと同様に、複数の干渉縞を連続して順番に記録または再生していくとすれば、例えば空間光変調器や撮像素子の処理速度を5000fpsとすると、28374個の干渉縞を記録または再生するのに約5.7秒(28374(干渉縞の数)÷5000fps(処理速度))必要である。従って、ディスク状の記録媒体の回転速度としては、10〜11rpm程度(60(秒)÷5.7(秒))と非常に低速なものとなってしまう。
現在の光ディスク記録装置は数百rpmから数千rpmの回転数が主流であり、ディスクの記録再生を10rpmのような極めて遅い回転数で行なうことは、ランダムアクセスする際の回転待ち時間が長くなり(レイテンシー)、また機構上の回転安定性の点から不利である。
このため、同一トラックに、一定の間隔を空けて干渉縞を記録していく方法が提案されている(非特許文献1)。この記録方法を図1及び図2を用いて説明する。図1は、ディスク状の記録媒体101の概略平面図である。記録媒体101は、全面に高密度で干渉縞が記録されるが、説明の都合上、図1においては、同一トラック102上の領域に干渉縞が記録されることとして説明する。円形の記録領域には、図中の1、5、15、20及び24で示すように、記録媒体のアドレス(以下「媒体アドレス」という)が振られており、上方の媒体アドレス1の記録領域から時計回りに媒体アドレス24の領域まで配置されている。
図2(A)は記録する情報の配列を示し、(B)は記録時の動作を示し、(C)は記録された干渉縞の配列を示す。なお、図2(A)の横軸は論理アドレスであり、図2(B)及び(C)の横軸は媒体アドレスである。図2(A)に示すように、記録する一連の情報103は、情報光によって担持されるページデータA〜Xに分割されており、その配列はページデータAから順にページデータXまで並んでいる。空間光変調器の処理速度、記録媒体の回転速度等から記録条件が設定される。図2(B)においては、干渉縞の間隔が媒体アドレス3つ分となるように記録することとする。
まず、1周目(図2(B)の1行目)は、媒体アドレス1の記録領域にページデータAの干渉縞を記録し、4つ先の媒体アドレス5の記録領域にページデータBの干渉縞を記録し、媒体アドレス9の記録領域にページデータCの干渉縞、媒体アドレス13の記録領域にページデータDの干渉縞、媒体アドレス17の記録領域にページデータEの干渉縞、媒体アドレス21の記録領域にページデータFの干渉縞を順次記録する。
次に、2周目(図2(B)の2行目)は、媒体アドレス1に隣接する媒体アドレス2の記録領域にページデータGの干渉縞を記録し、媒体アドレス2を基準として4つおきに、ページデータH,I,J,K,Lをそれぞれ媒体アドレス6,10,14,18,22の記録領域に順次記録する。3周目(図2(B)の3行目)、4周目(図2(B)の4行目)についても同様に記録して、図2(C)に示すように、記録媒体101には各ページデータA〜Xに対応する干渉縞が記録される。図1(B)は、記録領域中に、記録された干渉縞に対応するページデータA〜Xを記載したものである。
この方法によれば、記録媒体を高速で回転させても、記録媒体の回転速度、空間光変調器または撮像素子の処理速度、記録媒体における記録位置等から1周で記録または再生できる干渉縞の数を計算し、1周で記録または再生する干渉縞の間隔を調整することによって対応できる。
例えば、1000rpmの回転速度の場合、1周する時間は0.06秒であるから、1周で記録または再生できる干渉縞は300個(0.06(秒)×5000fps(処理速度))である。よって、干渉縞の間隔を0.94mm(2×π×45mm(トラックの長さ)÷300個)以上とすればよい。
従来の光ディスク装置やハードディスク装置は、データを光ピックアップや磁気抵抗素子により連続的に電気信号に変換して記録再生を行う方式である。従って、基本的に記録または再生する情報の順番に従って、連続して情報を記録または再生しており、記録媒体の回転速度や装置の性能が変わっても、記録または再生する情報の順番が変わることはなかった。
しかしながら、ホログラム記録再生装置の場合、ひとまとまりのデータからページデータ(2次元画像データ)を構成し、そのページデータを情報光に担持させて干渉縞をディスクの決められた位置に形成する方式であるので、干渉縞の配列をディスク上に連続して配置させる必要がなく、ディスク上に離散的に配列させることが可能であった。この場合、ひとまとまりのデータに対応する複数の干渉縞には一定の間隔が形成される。この離散的な配列における干渉縞の間隔は、記録媒体の回転速度、空間光変調器または撮像素子の処理速度、記録媒体における配置等から設定される。従って、記録媒体における干渉縞の配列は、記録の仕方によって変化する。一般的に、記録媒体の回転速度が速いまたは処理速度が遅い場合は間隔が長くなり、記録媒体の回転速度が遅いまたは処理速度が速い場合は間隔が短くなる。
図3(A)は、図2(A)の一連の情報103について干渉縞の間隔を媒体アドレス5つ分として記録した場合であり、図3(B)は、干渉縞の間隔を媒体アドレス2つ分として記録した場合である。
このように、ホログラム記録再生装置の場合、情報を記録した場合の干渉縞の配列が記録条件によって異なってしまい再生時には、記録条件に従った配列で再生する必要が生ずる。更に、空間光変調器の処理速度と撮像素子の処理速度の違いによる記録時と再生時の条件の違いも存在する。
本発明は、以上のようなホログラムを用いた情報の記録または再生に適した記録方法及び再生方法を提供することを目的とする。
本発明の記録方法は、干渉縞を記録するホログラム記録層を有する記録媒体に、情報を担持した情報光と参照光とによって形成された干渉縞を記録する方法であって、記録する一連の情報を前記情報光が担持可能な容量の複数のページデータに分割し、前記各ページデータに対応する干渉縞が記録媒体において記録される位置を特定できる配列変換情報を取得し、前記配列変換情報を前記記録媒体に担持させることを特徴とする。
更に、上記記録方法において、前記配列変換情報は、前記ページデータの配列と前記記録媒体における干渉縞の配置の対応であっても、前記ページデータの配列から、前記記録媒体における干渉縞の配置を算出する変換方式であってもよい。
更に、上記記録方法において、前記配列変換情報が前記記録媒体のカートリッジに設置されたメモリに記録されていてもよい。
また、本発明の再生方法は、情報を担持した情報光と参照光とによって形成された干渉縞が記録されたホログラム記録層を有する記録媒体から情報を再生する方法であって、前記記録媒体には、一連の情報が、情報光に担持可能な容量のページデータに分割されて複数の干渉縞として記録されており、前記複数の干渉縞を記録した時の順番とは異なる順番で再生することを特徴とする。
更に、上記再生方法において、前記複数の干渉縞から再生されたページデータを配列変換情報によって変換して一連の情報を得ることが好ましい。
更に、上記再生方法において、前記配列変換情報が前記記録媒体に担持されていることが好ましい。
本発明の記録方法によれば、各ページデータに対応する干渉縞が記録媒体において記録される位置を特定できる配列変換情報が記録媒体に担持されているので、能力及び回転速度が異なる記録再生装置間においても、記録再生することができるので汎用性が広がる。
本発明の再生方法によれば、複数の干渉縞を記録した時の順番とは異なる順番で再生するので、能力及び回転速度が異なる記録装置において記録された記録媒体からも効率的に再生することができる。
ディスク状の記録媒体の概略平面図 (A)は記録する情報の配列、(B)は記録時の動作、(C)は記録された干渉縞の配列を示す図 (A)及び(B)は記録された干渉縞の配列を示す図 本発明の記録時におけるアドレスフォーマットの一例を示す図 配列変換情報の一例を示す図 リアサイン・テーブルの一例を示す図 記録媒体の概略断面図 記録媒体の概略図 再生時の動作を説明する図 再生時の配列変換動作を説明する図 記録媒体における複数の干渉縞の配置方法を示す図
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明では、記録する一連の情報を情報光が担持可能な容量の複数のページデータに分割し、各ページデータに対応する干渉縞が記録媒体において記録される位置を特定できる配列変換情報を取得し、配列変換情報を記録媒体に担持させる。
図4に本発明の記録時におけるアドレスフォーマットの一例を示す。図4(A)は、記録する一連の情報103(A〜X)の論理アドレスを示す。図4(A)において、一連の情報103は、情報光が担持可能な容量の複数のページデータ104a〜xに分割されている。
図4(B)は、各ページデータ104a〜xについて、対応する干渉縞が記録される記録媒体101における媒体アドレスを算出し、媒体アドレスの順番に並び替えた配列変換アドレスである。
図4(C)は、記録媒体101に記録された干渉縞の媒体アドレスである。なお、図4(C)においては、記録媒体101の媒体アドレス17及び18において、エラー105が発生したので、媒体アドレス17及び18に記録するはずであったページデータE及びKの干渉縞については、別の領域の媒体アドレス31,32に記録されている(リアサイン処理)。
配列変換情報とは、各ページデータA〜Xに対応する干渉縞が記録媒体101において記録される位置を特定できる情報であり、ページデータA〜Xの配列と配列変換アドレスの配列の対応関係を示したテーブルでもよいし、論理アドレスから、記録媒体における干渉縞の配置を算出する変換方式でもよい。図5(A)は、ページデータA〜Xの配列と配列変換アドレスの配列の対応関係を示したテーブルの一例である。変換方式としては、例えば、記録領域、記録を開始する媒体アドレス、少なくとも一連の情報に対応する複数の干渉縞の記録時における干渉縞の間隔が特定できれば、記録領域内において、記録を開始する媒体アドレスから記録時における干渉縞の間隔毎に各ページデータA〜Xに対応する干渉縞が記録されているはずであるから、配列変換アドレスに変換できる。
更に、配列の変換方式は、ディスク内周から外周で全て同じ間隔でも良いし、ディスクの半径位置に従って可変にしても構わない。図5(B)は、媒体アドレスのトラック情報と干渉縞の間隔の対応関係を示したテーブルの一例であり、図5(C)は、複数のトラックで構成されるゾーンと干渉縞の間隔の対応関係を示したテーブルの一例である。なお、媒体アドレスと干渉縞の間隔の対応関係を示したテーブルでもよい。また、配列の変換方式は、規則的であることが好ましいが、不規則であってもよい。例えば、一連の情報に対応する複数の干渉縞を記録する際に、記録領域における記録可能な媒体アドレスの配置や記録容量等から、配列の変換方式を途中で変更してもよいし、一部分だけ不規則な媒体アドレスを指定してもよい。
なお、記録時又は再生時において、図4(B)の配列変換アドレスに並び替えることは必須ではない。変換方式を配列変換情報として記録する場合には、配列変換アドレスに並び替えなくてもよい。この場合、例えば、記録時には、配列変換アドレスに並び替えずに、記録領域において、記録を開始する媒体アドレスから順に所定の間隔を空けて記録していけばよく、配列変換情報としては、記録領域、記録を開始する媒体アドレス及び所定の間隔を記録すればよい。
更に、配列変換情報を記録媒体に担持させる方法として、情報光と記録用参照光との干渉縞によって、ホログラム記録層に記録してもよいし、媒体アドレス情報等が記録されている制御情報層(後述する)に記録してもよいし、記録媒体のカートリッジ(後述する)に設置されたメモリに記録してもよい。
リアサイン処理による媒体アドレスの変更は、配列変換情報に含めてもよいし、配列変換情報とは別にリアサイン・テーブルという対応情報を記録してもよい。図6(A)及び(B)は、リアサイン・テーブルの一例であり、図6(A)では、エラーした媒体アドレスとリアサインした媒体アドレスの対応関係を記録しており、図6(B)では、エラーした媒体アドレスに記録されるはずであった論理アドレスとリアサインした媒体アドレスの対応関係を記録している。
ページデータA〜Xに対応する干渉縞は、ページデータA〜Xによって空間的に変調された情報光と記録用参照光とを記録媒体101のホログラム記録層に照射して、ホログラム記録層において情報光と記録用参照光とを干渉させることで記録する。
記録媒体101としては、ホログラム記録層を備えており、媒体アドレスを特定する情報が記録された制御情報層を備えていることが好ましい。記録媒体101はディスク状に限定されるものではなく、その他の形状、例えば矩形のカード状であってもよい。
図7に記録媒体101の概略断面図を示す。図7(A)において、記録媒体101は、基板111と、反射層112と、第一のギャップ層114、波長選択反射層115、第二のギャップ層116、ホログラム記録層117及び保護層118を有している。
ホログラム記録層117は、情報光と記録用参照光との干渉縞を記録するものであり、特に好ましくは、干渉縞を記録または再生する光119(記録再生用光)には感光し、制御情報を再生するための制御用光120には感光しない材料が好ましい。ホログラム記録層117としては、例えば、フォトポリマー系材料を使用することができる。ホログラム記録層117の材料として、緑及び青色光に感度を有するフォトポリマー系材料を使用した場合であれば、記録再生用光119として緑又は青色光を使用し、制御用光120としてそれ以外の波長の光、例えば赤色光を使用すればよい。なお、本発明において、ホログラム記録層117はフォトポリマー系材料に限定されるものではない。
制御情報層は、制御用光120によって再生される制御情報が記録されている。制御情報層としては、予め情報が記録された再生専用でも情報の記録及び再生が可能なものでもよい。制御情報としては、媒体アドレス情報、記録再生用光のサーボ用のアドレス情報、記録媒体の容量や構造などを示す記録媒体の識別情報等が例示される。
図7(A)は、基板111表面に凹凸形状を形成し、凹凸表面に反射層112を形成して反射型の制御情報層を構成したホログラム記録媒体101の概略断面図である。図7(B)は、基板111上に金属層113を形成し、フォトリソグラフィー技術によってエッチングしてホール113aを形成して制御情報層を構成したホログラム記録媒体101の概略断面図である。図2(B)の金属層113とホール113aで構成された制御情報層は、反射型の制御情報層としても透過型の制御情報層としても利用できる。図2(C)は、基板111表面に凹凸形状を形成して透過型の制御情報層を構成したホログラム記録媒体101の概略断面図である。図2(C)においては、基板111の表面が制御情報層として機能している。
図7(A)乃至(C)は、再生専用の制御情報層として予めピットを形成した層を使用した場合の記録媒体101の概略断面図である。記録再生可能な制御情報層としては、有機色素層や相変化層などを利用することができる。制御情報層が有機色素層の場合は、一度だけ情報を記録することが可能であり、レーザー光によって色素を分解することでピットを形成することができる。形成されたピットは、再生専用層と同様にピットの反射率又は透過率の変化によって情報を再生できる。
制御情報層が相変化層の場合は、情報の書き換えが可能であり、レーザー光による加熱によって相変化層の結晶構造を変更させて、結晶部分と非結晶部分を形成することで、結晶部分と非結晶部分の反射率又は透過率の違いによって情報を記録することができる。
制御情報層に、配列変換情報を記録する場合、予め配列変換情報が決定している場合は、ピットとして再生専用の制御情報層に記録することができるが、決定されていない場合は記録再生可能な制御情報層を採用し、そこに記録する。なお、制御情報層として、再生専用の制御情報層と記録再生可能な制御情報層を併用してもよい。例えば、基板111表面に凹凸形状を形成し、凹凸表面に有機色素層や相変化層などを形成すればよい。この場合は、予め決定している制御情報や配列変換情報の一部については、ピットによって再生専用の制御情報層として記録しておき、記録時に生じる情報や配列変換情報については、有機色素層や相変化層に記録することができる。
基板111としては、ポリカーボネイト等のプラスチック基板、ガラス基板、金属基板等を使用することができる。プラスチック基板を使用すると、プレス加工によって表面に凹凸形状を形成することで、制御情報層としてピットを容易に成型できる。また、ガラス基板は、強度及び平滑性が高く、基板の撓みなどによる傾きの影響を少なくすることができる。金属基板は、制御用光120の光に対する反射層を兼用することができる。基板111の形状は、ディスク状であっても、カード状であってもよい。
また、基板111の厚さとしては、特に限定されるものではないが、記録媒体101全体として、1.2〜2.4mmとなるようにすると、現在使用されているCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)と互換性を持たせることが可能となる。
波長選択反射層115は、記録再生用光119を反射し、制御用光120を透過するものである。波長選択反射層115としては、高屈折率物質と低屈折率物質を交互に積層させたダイクロイックミラー層やコレステリック液晶層を用いることができる。波長選択反射層115における記録再生用光119に対する反射面は、情報を安定して記録、再生できるように、平坦であることが好ましい。
第一のギャップ層114及び第二のギャップ層116は、樹脂材料、例えばUVレジン等の材料をスピンコート等によって塗布したり、ポリカーボネイトシート等の樹脂シートを貼り付けたりして形成される。ギャップ層は、ホログラム記録層117や制御情報層を保護すると共に、ホログラム記録層117内に生成されるホログラムの大きさや記録再生用光119や制御用光120の焦点距離間の間隔などを調整するためにも有効である。また、第二のギャップ層116は、ホログラム記録層117中に干渉縞が集中する焦点近傍の部分を位置しないようにできるので、干渉縞が集中する焦点近傍の部分によってホログラム記録層117の感光材料が大量に消費され多重度(同一箇所においてホログラムを多重記録できる量)が減少する現象を緩和することができる。第二のギャップ層116の厚みとしては、10〜100μmの範囲とすることが好ましい。
保護層118は、記録媒体101の入射面側の表面に形成されており、記録媒体101を保護している。保護層118としては、樹脂材料、例えばUVレジン等の材料をホログラム記録層117上にスピンコート等によって塗布したり、ポリカーボネイトシート等の樹脂シートを貼り付けたりして形成される。
図8は、記録媒体101の他の一例を示す概略図である。図8において、記録媒体101は、ディスク121を収容するカートリッジ122を有し、カートリッジ122にはメモリ123が設置されている。ディスク121は、例えば図7のような構造であり、ホログラム記録層117を有している。カートリッジ122は、ホログラム記録層117が感光する波長の光を遮光して、ディスク121が感光性の光によって感光されるのを防止できることが好ましい。この場合、図8に示すようにスライド式のシャッター124を設けて、記録再生装置内においてシャッター124を開いて記録再生を行うようにしてもよい。メモリ123は、EPROM等の不揮発性メモリが好ましく、配列変換情報や記録媒体の制御情報の一部が記録されている。
また、図1(B)のように複数の干渉縞が記録された記録媒体101を再生する方法として、まず配列変換情報を再生し、配列変換情報に基づいて一連の情報103の論理アドレスの順序で再生する方法がある。つまり、まず媒体アドレス1の干渉縞(ページデータA)を再生し、次に媒体アドレス5の干渉縞(ページデータB)を再生し、更に媒体アドレス9の干渉縞(ページデータC)を再生していく方法である。
更に、図1(B)のように複数の干渉縞が記録された記録媒体101を再生する方法として、複数の干渉縞を記録した時の順番とは異なる順番で再生することができる。図1(B)の複数の干渉縞の配列は、記録装置の性能によって制限されているが、記録装置の性能は再生装置の性能と必ずしも一致していない。このため、記録時と同じ条件で再生することになると、記録装置の性能と再生装置の性能との差によっていずれかの処理に無駄が生じる。よって、再生装置の性能に合わせて記録時と異なる順番で再生することは、記録装置の性能との差に制限されず、再生装置本来の性能を引き出すことができるので好ましい。
図9は、図1(B)の複数の干渉縞が記録された記録媒体101について再生する様子を示したものであり、図9(A)は、1周目の再生動作であり、図9(B)は、2周目及び3周目の再生動作である。図9において、再生の順番を1’〜24’で示した。図9(A)及び(B)に示すように、再生時においては、回転速度又は光検出器の処理能力によって、処理できる干渉縞の間隔が媒体アドレス2つ分となっている。このため、媒体アド
レス1の干渉縞(ページデータA)を再生した次は媒体アドレス4の干渉縞(ページデータS)を再生し、次は媒体アドレス7の干渉縞(ページデータN)を再生していく。
このように順次再生していくと、図10(A)に示すようなページデータの配列が得られる。ここで、配列変換情報によって、一連の情報103として並び替えを行う。まず、再生動作における配列変換情報によって、各ページデータA〜Xを対応する干渉縞が記録されていた媒体アドレスの並びに変換する(図10(B))。その後、記録時の配列変換情報によって、各ページデータA〜Xを論理アドレスの順番に並び替えて、一連の情報1
03を得る。
以上のとおり、一連の情報103の並びと実際の媒体アドレスにおける干渉縞の並びとの関係を示した配列変換情報によって、記録再生装置の能力に依存せずにホログラム記録装置の回転数の設計を行なうことが可能になる。また、能力及び回転速度が異なる記録再生装置間においても、記録再生することができるので汎用性が広がる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、ディスク状の記録媒体の回転数が記録領域の半径位置に依存せず常に一定である角速度が一定のCAV(Constant Angular Velocity)方式の装置、ディスク回転数が記録領域の半径位置に比例して変化する線速度を一定としたCLV(Constant Linear Velocity)方式の装置又は両者を併せたZCAV(Zone Constant Angular Velocity)方式やZCLV(Zone Constant Linear Velocity)方式の装置のいずれの方式においても利用することができる。
上記実施の形態においては、主にディスク状の記録媒体を回転させながら記録又は再生する方法について説明したが、カード状の記録媒体のように直線状のデータアクセス方式を採る記録再生装置における記録又は再生方法においても、回転速度をピックアップの相対的な移動速度と読み替えることで同様に実現可能である。また、干渉縞の配列等の記録様式が異なる種々の記録装置のいずれかでカード状の記録媒体に情報が記録されても、本発明の記録方法及び再生方法では、記録媒体に担持された配列変換情報によってカード状の記録媒体から情報を再生することができ、汎用性を高めることができる。

Claims (7)

  1. 干渉縞を記録するホログラム記録層を有する記録媒体に、情報を担持した情報光と参照光とによって形成された干渉縞を記録する方法であって、
    記録する一連の情報を前記情報光が担持可能な容量の複数のページデータに分割し、
    前記各ページデータに対応する干渉縞が記録媒体において記録される位置を特定できる配列変換情報を取得し、
    前記配列変換情報を前記記録媒体に担持させることを特徴とする記録方法。
  2. 前記配列変換情報は、前記ページデータの配列と前記記録媒体における干渉縞の配置の対応であることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
  3. 前記配列変換情報は、前記ページデータの配列から、前記記録媒体における干渉縞の配置を算出する変換方式であることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
  4. 前記配列変換情報が前記記録媒体のカートリッジに設置されたメモリに記録されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の記録方法。
  5. 情報を担持した情報光と参照光とによって形成された干渉縞が記録されたホログラム記録層を有する記録媒体から情報を再生する方法であって、
    前記記録媒体には、一連の情報が、情報光に担持可能な容量のページデータに分割されて複数の干渉縞として記録されており、
    前記複数の干渉縞を記録した時の順番とは異なる順番で再生することを特徴とする再生方法。
  6. 前記複数の干渉縞から再生されたページデータを配列変換情報によって変換して一連の情報を得ることを特徴とする請求項5に記載の再生方法。
  7. 前記配列変換情報が前記記録媒体に担持されていることを特徴とする請求項6に記載の再生方法。
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