JP4742503B2 - 成膜方法 - Google Patents

成膜方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4742503B2
JP4742503B2 JP2004055236A JP2004055236A JP4742503B2 JP 4742503 B2 JP4742503 B2 JP 4742503B2 JP 2004055236 A JP2004055236 A JP 2004055236A JP 2004055236 A JP2004055236 A JP 2004055236A JP 4742503 B2 JP4742503 B2 JP 4742503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sio
film
polyorganosiloxane
treatment
interlayer insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004055236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005244111A (ja
Inventor
弘夫 宮島
泰秀 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004055236A priority Critical patent/JP4742503B2/ja
Publication of JP2005244111A publication Critical patent/JP2005244111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4742503B2 publication Critical patent/JP4742503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

本発明は、成膜方法に関するものである。
従来、所定パターンのSiO膜は、次のようにして形成している(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、まず、基材の表面を覆うようにSiOで構成される被膜を形成する。次いで、この皮膜上に、目的とするSiO膜の形状に対応した形状のレジスト層を形成する。次いで、レジスト層をマスクとして用いて、被膜の不要部分をエッチングにより除去する。最後に、レジスト層を、レジスト剥離液により剥離する。
ところが、レジスト層の形成は、例えば、基材上へのレジスト材料の供給、乾燥、ベーク処理、露光、現像、洗浄、乾燥等の多段階の工程を要する。
このような工程は、極めて煩雑であり、従来、所定パターンのSiO膜の形成には、時間と手間とを要している。
特開平11−176799号公報(図6)
本発明の目的は、所定パターンのSiO膜を容易かつ安価に形成し得る成膜方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の成膜方法は、所定パターンのSiO膜を形成する成膜方法であって、
プラズマ重合により、主としてポリオルガノシロキサンで構成されるポリオルガノシロキサン膜を形成する第1の工程と、
前記ポリオルガノシロキサン膜の前記所定パターンに対応する領域に、紫外線照射およびプラズマ照射の少なくとも一方により第1のSiO化処理を施して、前記領域に存在するポリオルガノシロキサンをSiOに変化させる第2の工程と、
SiOに変化した前記領域を、pH9以上のアルカリ溶液により除去する第3の工程と、
前記第3の工程において残存する前記ポリオルガノシロキサン膜に、第2のSiO化処理を施して、ポリオルガノシロキサンをSiOに変化させることにより、前記SiO膜を得る第4の工程とを有することを特徴とする。
これにより、所定パターンのSiO膜を容易かつ安価に形成し得る。
また、プラズマ重合法によれば、均質かつ均一な膜厚のポリオルガノシロキサン膜を容易に形成することができる。
また、ポリオルガノシロキサンが有する有機基とSiとの結合をより確実に切断して、酸素原子を導入すること、すなわち、SiO 化をより確実に行うことができる。
発明の成膜方法では、前記ポリオルガノシロキサンは、ジアルキルシリコーンを主成分とするものであることが好ましい。
これにより、ポリオルガノシロキサン膜をより容易かつ確実にSiO化させることができる。
以下、本発明の成膜方法、SiO膜、電子部品および電子機器について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
以下では、本発明の電子部品を配線基板に適用した場合を代表に説明する。
図1は、配線基板の実施形態を示す縦断面図、図2および図3は、それぞれ、図1に示す配線基板の製造方法を説明するための図(縦断面図)である。なお、以下の説明では、図1〜図3中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
図1に示す配線基板1は、基板2上に、第1の層間絶縁膜3と第1の配線層4と第2の層間絶縁膜(本発明のSiO膜)5と第2の配線層6とが、この順で積層されている。また、第2の層間絶縁膜5には、厚さ方向に貫通する接続孔(スルーホール)50が形成され、この接続孔50に設けられた接続部7を介して、第1の配線層4と第2の配線層6とが電気的に接続されている。
基板2は、例えば、多結晶シリコン、アモルファスシリコン等のシリコン、ゲルマニウム、ヒ素化ガリウム等の各種半導体材料、各種ガラス材料、各種樹脂材料等で構成されている。
第1の層間絶縁層3は、例えば、SiOのような酸化物や、SiN、TiNのような窒化物等の無機絶縁材料、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、フェノール系樹脂等の有機絶縁材料で構成されている。
また、第1の配線層4、第2の配線層6および接続部7は、それぞれ、例えば、Au、Ag、Pt、Cu、Ni、Alまたはこれらを含む合金等で構成されている。
このような配線基板1は、例えば、次のようにして製造することができる。
[1] まず、図2(a)に示すように、基板2の上面に第1の層間絶縁層3を形成する。
第1の層間絶縁膜3は、例えば、例えば、熱酸化法、プラズマCVD、熱CVD、レーザーCVDのような化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング(低温スパッタリング)、イオンプレーティング等の乾式メッキ法、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法、溶射法、ゾル・ゲル法、MOD法等により形成することができる。
なお、基板2としてSi基板を用い、第1の層間絶縁層3としてSiO層を形成する場合、この第1の層間絶縁層3の形成には、熱酸化法が好適に使用される。熱酸化法によれば、均質かつ均一な厚さのSiO層を容易に形成することができる。
[2] 次に、図2(b)に示すように、第1の層間絶縁層3上に、所定パターンの第1の配線層4を形成する。
第1の配線層4は、まず、第1の層間絶縁層3を覆うように金属膜を形成した後、この金属膜の不要部分を除去することにより形成することができる。
金属膜の形成には、例えば、前述したような乾式メッキ法、湿式メッキ法の他、金属箔の接合等を用いることができる。
また、金属膜の除去方法としては、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
[3] 次に、第1の配線層4を覆い、かつ、接続孔50を有する第2の層間絶縁層(所定パターンのSiO膜)5を形成する。この第2の層間絶縁層5の形成に、本発明の成膜方法が適用される。
[3−1] まず、図2(c)に示すように、第1の配線層4を覆うように、第1の層間絶縁層3上に、主としてポリオルガノシロキサンで構成されるポリオルガノシロキサン膜51を形成する(第1の工程)。
このポリオルガノシロキサン膜51を形成する方法としては、例えば、プラズマ重合法、蒸着法、シランカップリング剤による処理、ポリオルガノシロキサンを含有する液状材料による処理等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、ポリオルガノシロキサン膜51の形成方法としては、プラズマ重合法を用いるのが好適である。このプラズマ重合法は、第1の層間絶縁層3上に、第1の配線層4を覆うように、オルガノシロキサン(ポリオルガノシロキサンの前駆体)をガス状でキャリアガスとともに供給し、プラズマ重合によりポリオルガノシロキサン膜51を形成する方法である。
プラズマ重合法によれば、均質かつ均一な膜厚のポリオルガノシロキサン膜51を容易に形成することができる。
ポリオルガノシロキサンとしては、例えば、ジメチルシリコーン、ジエチルシリコーンのようなジアルキルシリコーン、シクロアルキルシリコーン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
これらの中でも、ポリオルガノシロキサンとしては、ジアルキルシリコーン(特に、ジメチルシリコーン)を主成分とするものが好適である。ジアルキルシリコーンを主成分とするポリオルガノシロキサン膜51は、前述したプラズマ重合法による形成が容易である。また、ポリオルガノシロキサン膜51をジアルキルシリコーンを主成分として構成することにより、次工程[3−2]および後工程[3−5]において、より容易かつ確実にSiO化させることができる。
なお、ジメチルシリコーンを主成分とするポリオルガノシロキサン膜51を、プラズマ重合法を用いて形成する場合、その原料(前駆体)としては、例えば、メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
キャリアガス(添加ガス)としては、例えば、アルゴン、ヘリウム、窒素等が挙げられる。
また、プラズマ重合法によりポリオルガノシロキサン膜51を形成する場合、その形成条件(成膜条件)は、例えば、次のようにすることができる。
高周波の出力は、100〜1000W程度であるのが好ましい。
成膜時のチャンバ内の圧力は、1×10−4〜1Torr程度であるのが好ましい。
原料ガス流量は、1〜100sccm程度であるのが好ましい。一方、キャリアガス流量は、10〜500sccm程度であるのが好ましい。
処理時間は、1〜10分程度であるのが好ましく、4〜7分程度であるのがより好ましい。
このような条件を適宜設定することにより、所望の平均厚さのポリオルガノシロキサン膜51を形成することができる。
[3−2] 次に、図2(d)に示すように、得られたポリオルガノシロキサン膜51の所定パターンの領域510(本実施形態では、接続孔50(目的とするSiO膜のパターン)に対応する領域)に対して第1のSiO化処理を施す。これにより、前記領域510に存在するポリオルガノシロキサンをSiOに変化させる(第2の工程)。
この第1のSiO化処理としては、レジスト層を形成することなくポリオルガノシロキサン膜51の所定パターンの領域510を選択的にSiO 化し得る処理であればよく、例えば、紫外線照射、プラズマ照射、電子ビーム照射、加熱等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、第1のSiO化処理としては、紫外線照射およびプラズマ照射の少なくとも一方を用いるのが好ましい。かかる方法によれば、ポリオルガノシロキサンが有する有機基とSiとの結合をより確実に切断して、酸素原子を導入すること、すなわち、SiO化をより確実に行うことができる。
A:第1のSiO化処理として紫外線照射を用いる場合
紫外線の波長は、400nm以下であればよく、特に限定されないが、100〜350nm程度であるのが好ましい。
紫外線の強度は、1000〜3000mJ/cm程度であるのが好ましく、1400〜2600mJ/cm程度であるのがより好ましい。
なお、紫外線照射を行う雰囲気は、大気中または減圧状態のいずれであってもよいが、大気中とするのが好ましい。これにより、有機基とSiとが切断されるのとほぼ同時に、大気中に存在する酸素分子から酸素原子が効率よく導入されるため、ポリオルガノシロキサンをより迅速にSiOに変化させることができる。
また、紫外線の照射時間は、1〜10分程度であるのが好ましく、3〜7分程度であるのがより好ましい。
B:第1のSiO化処理として酸素プラズマ照射を用いる場合
プラズマを発生させるガス種としては、例えば、酸素ガス、窒素ガス、不活性ガス(アルゴンガス、ヘリウムガス等)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
高周波の出力は、100〜700W程度であるのが好ましく、300〜500W程度であるのがより好ましい。
ガスの流量は、10〜500sccm程度であるのが好ましく、100〜300sccm程度であるのがより好ましい。
なお、プラズマ照射を行う雰囲気は、大気中または減圧状態のいずれであってもよいが、大気中とするのが好ましい。これにより、有機基とSiとが切断されるのとほぼ同時に、大気中に存在する酸素分子から酸素原子が効率よく導入されるため、ポリオルガノシロキサンをより迅速にSiOに変化させることができる。
特に、プラズマ照射には、プラズマを発生するガス種として、酸素ガスを含むガスを用いる酸素プラズマ照射を用いるのが好適である。酸素プラズマ照射によれば、酸素プラズマが有機基とSiとを切断するとともに、Siとの結合に利用されるため、ポリオルガノシロキサンをより確実にSiOに変化させることができる。
[3−3] 次に、図3(e)に示すように、SiOに変化した前記所定の領域510を、アルカリ溶液により除去する(第3の工程)。
ポリオルガノシロキサンは、比較的高い耐アルカリ性を有する化合物であるが、SiOは、ポリオルガノシロキサンよりアルカリに対して耐性が低い。このため、ポリオルガノシロキサン膜51をアルカリ溶液で処理することにより、SiOに変化した所定の領域510が選択的に除去され、次工程[3−5]で接続孔50となる孔500が形成される。
アルカリ溶液としては、ポリオルガノシロキサンをエッチング(除去)し難く、かつ、SiOを効率よく除去可能なものであれば、特に限定されないが、例えば、NaOH、KOHのようなアルカリ金属水酸化物の水溶液、Mg(OH)のようなアルカリ土類金属水酸化物の水溶液、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)等のアミド系有機溶媒等が挙げられ、これらを単独または混合して用いることができる。
これらの中でも、アルカリ溶液としては、特に、アルカリ金属水酸化物の水溶液が好適である。かかるアルカリ溶液を用いることにより、ポリオルガノシロキサン膜51を実質的に除去することなく、SiOを効率よく除去することができる。
アルカリ溶液のpHは、9以上であるのが好ましく、9.5〜11.5程度であるのがより好ましい。アルカリ溶液のpHが低過ぎると、SiOの効率のよい除去が困難となるおそれがあり、一方、アルカリ溶液のpHを前記上限値を超えて高くしても、それ以上の効果の増大が期待できない。
また、アルカリ溶液の温度は、0〜100℃程度であるのが好ましく、15〜75℃程度であるのがより好ましい。かかる温度範囲において、SiOの除去効率(エッチングレート)がさらに向上する。
[3−4] 次に、前記工程[3−3]の後において残存するポリオルガノシロキサン膜51に対して、水洗処理および酸処理のうちの少なくとも一方を行う。これにより、ポリオルガノシロキサン膜51中またはその表面に残存するアルカリ溶液(塩基性物質)を除去または中和することができる。その結果、得られる第2の層間絶縁膜5(配線基板1)の信頼性をより向上することができる。
ここで、酸処理としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸またはこれらの混合液による処理が挙げられる。
なお、水洗処理および酸処理は、例えば、交互に繰り返し行うようにしてもよい。
[3−5] 次に、図3(f)に示すように、ポリオルガノシロキサン膜51に、第2のSiO化処理を施す。これにより、ポリオルガノシロキサンをSiOに変化させて、接続孔50を有する第2の層間絶縁膜(SiO膜)5を得る(第4の工程)。
第2のSiO化処理は、SiO化をより確実に行うことができることから、前記工程[3−2]における第1のSiO化処理と同様に、紫外線照射およびプラズマ照射の少なくとも一方により行うのが好ましい。
なお、第2のSiO化処理は、第1のSiO化処理と同一の条件で行ってもよいし、異なる条件で行うようにしてもよいが、第1のSiO化処理と異なる第2のSiO化処理に適した条件に設定して行うのが好ましい。
以上のように、本発明によれば、SiO膜の形成に際して、レジスト層を用いる必要がないので、製造工程数の大幅な削減を図ること、すなわち、製造コストおよび時間の削減を図ることができる。
[4] 次に、図3(g)に示すように、接続孔50内に、第1の配線層4の一部に接触する接続部7を形成する。
接続部7は、まず、接続孔50内を埋めように、かつ、第2の絶縁層5を覆うようにして、導電性材料を供給した後、導電性材料を第2の層間絶縁層5の上面が露出するまで除去することにより形成することができる。
導電性材料の供給には、例えば、前述したような乾式メッキ法、湿式メッキ法等を用いることができる。
また、導電性材料の除去方法としては、例えば、前述したような物理的エッチング法、化学的エッチング法等を用いることができる。
[5] 次に、図3(h)に示すように、一部が接続部7に接触する所定パターンの第2の配線層6を形成する。
第2の配線層6は、まず、第2の層間絶縁層5を覆うように、金属層を形成した後、この金属膜の不要部分を除去することにより形成することができる。
金属層の形成は、例えば、前述したような乾式メッキ法、湿式メッキ法の他、金属箔の接合等を用いることができる。
また、金属層の除去方法としては、例えば、前述したような物理的エッチング法、化学的エッチング法等を用いることができる。
以上の工程を経て、配線基板1が製造される。
<電子機器>
前述したような配線基板(本発明の電子部品)1は、各種電子機器に適用することができる。
図4は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部を備える表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
前述したような配線基板1は、例えば、表示部の各画素の切り替えを行うスイッチング素子、本体部1104と表示ユニット1106とを接続するための可撓性配線基板等として内蔵されている。
図5は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、表示部を備えている。
前述したような配線基板1は、例えば、表示部の各画素の切り替えを行うスイッチング素子、データを保存するための半導体部品(各種メモリ)、回路基板等として内蔵されている。
図6は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
また、ケース1302の正面側(図示の構成では裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示のように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
前述したような配線基板1は、例えば、表示部の各画素の切り替えを行うスイッチング素子、CCDの撮像信号を保存するための半導体部品(各種メモリ)、回路基板1308等として内蔵されている。
なお、本発明の電子機器は、図4のパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、図5の携帯電話機、図6のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。
以上、本発明の成膜方法、SiO膜、電子部品および電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明のSiO膜は、前述したような配線基板(電子部品)の他、例えば、薄膜トランジスタの層間絶縁膜、ゲート絶縁膜等に適用することもできる。
配線基板の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す配線基板の製造方法を説明するための図(縦断面図)である。 図1に示す配線基板の製造方法を説明するための図(縦断面図)である。 モバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 ディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1……配線基板 2……基板 3……第1の層間絶縁層 4……第1の配線層 5……第2の層間絶縁層 50……接続孔 51……ポリオルガノシロキサン膜 500……孔 510……領域 6……第2の配線層 7……接続部 1100……パーソナルコンピュータ 1102……キーボード 1104……本体部 1106……ユニット 1200……電話機 1202……ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……ユニット 1306……シャッタボタン 1308……基板 1312……端子 1314……端子 1430……テレビモニタ 1440……パーソナルコンピュータ

Claims (2)

  1. 所定パターンのSiO膜を形成する成膜方法であって、
    プラズマ重合により、主としてポリオルガノシロキサンで構成されるポリオルガノシロキサン膜を形成する第1の工程と、
    前記ポリオルガノシロキサン膜の前記所定パターンに対応する領域に、紫外線照射およびプラズマ照射の少なくとも一方により第1のSiO化処理を施して、前記領域に存在するポリオルガノシロキサンをSiOに変化させる第2の工程と、
    SiOに変化した前記領域を、pH9以上のアルカリ溶液により除去する第3の工程と、
    前記第3の工程において残存する前記ポリオルガノシロキサン膜に、第2のSiO化処理を施して、ポリオルガノシロキサンをSiOに変化させることにより、前記SiO膜を得る第4の工程とを有することを特徴とする成膜方法。
  2. 前記ポリオルガノシロキサンは、ジアルキルシリコーンを主成分とするものである請求項に記載の成膜方法。
JP2004055236A 2004-02-27 2004-02-27 成膜方法 Expired - Fee Related JP4742503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004055236A JP4742503B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 成膜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004055236A JP4742503B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 成膜方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005244111A JP2005244111A (ja) 2005-09-08
JP4742503B2 true JP4742503B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=35025492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004055236A Expired - Fee Related JP4742503B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 成膜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4742503B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5076843B2 (ja) * 2007-11-29 2012-11-21 セイコーエプソン株式会社 光学デバイス、波長可変フィルタモジュール、および光スペクトラムアナライザ
JP5076844B2 (ja) * 2007-11-29 2012-11-21 セイコーエプソン株式会社 光学デバイス、波長可変フィルタモジュール、および光スペクトラムアナライザ
JP5076842B2 (ja) * 2007-11-29 2012-11-21 セイコーエプソン株式会社 光学デバイス、波長可変フィルタモジュール、および光スペクトラムアナライザ
JP2009134030A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Seiko Epson Corp アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置
JP2009139600A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Seiko Epson Corp アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置
CN102950852B (zh) * 2011-08-31 2015-03-11 深圳光启高等理工研究院 一种超材料介质基板材料及其加工方法
JP5187456B2 (ja) * 2012-05-11 2013-04-24 セイコーエプソン株式会社 光学デバイス、波長可変フィルタモジュール、および光スペクトラムアナライザ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2829301B2 (ja) * 1988-06-21 1998-11-25 株式会社日立製作所 絶縁膜の形成方法
JPH05343396A (ja) * 1992-06-05 1993-12-24 Fujitsu Ltd 銀パターンおよびその形成方法
JPH08181211A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Hitachi Ltd 半導体素子およびその製造方法
JPH11176799A (ja) * 1997-12-08 1999-07-02 Seiko Epson Corp シリコン基板のエッチング装置及び方法
JP2000021878A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2004055990A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Handotai Process Kenkyusho:Kk 半導体装置及びその製造方法
JP2003324105A (ja) * 2003-03-10 2003-11-14 Seiko Epson Corp 電極基板及び電気光学装置並びに電極基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法
JP2004047984A (ja) * 2003-06-09 2004-02-12 Seiko Epson Corp 基板及び電気光学装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005244111A (ja) 2005-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4698296B2 (ja) 貫通電極を有する半導体装置の製造方法
US20060046510A1 (en) Method of forming an oxide film, an oxide film, a component and an electronic apparatus
JP4742503B2 (ja) 成膜方法
JPH10214974A (ja) 半導体装置およびその作製方法
KR20060132930A (ko) 반도체 디바이스, 전자 디바이스 및 전자 장치
CN109036134A (zh) 柔性显示基板及其制作方法、显示装置
US20140054729A1 (en) Mems device, electronic apparatus, and manufacturing method of mems device
JP3369817B2 (ja) 半導体装置
JP2008159640A (ja) ゲート絶縁膜、ゲート絶縁膜の製造方法、ゲート絶縁膜の評価方法、半導体素子、電子デバイスおよび電子機器
JP2006216793A (ja) 絶縁膜、絶縁膜の形成方法、半導体素子、電子デバイスおよび電子機器
JP2006245516A (ja) 成膜方法、電子デバイス用基板、電子デバイスおよび電子機器
TWI781384B (zh) 對氧化矽-氮化矽-氧化矽堆疊進行圖案化的方法及由其形成的結構
KR101406276B1 (ko) 반도체 장치의 금속 배선 및 그 형성 방법
JP2015213963A (ja) Mems構造体の製造方法およびmems構造体
JP2006216792A (ja) 絶縁膜、絶縁膜の形成方法、半導体素子、電子デバイスおよび電子機器
JP2006228908A (ja) 絶縁膜の形成方法、多層配線基板、電子デバイスおよび電子機器
JP2008159639A (ja) ゲート絶縁膜、ゲート絶縁膜の評価方法、半導体素子、電子デバイスおよび電子機器
CN102812539B (zh) 沉积方法
TWI285939B (en) Semiconductor device and method for forming interconnect structure and integrated copper process
JP2007088639A (ja) 振動子、振動子の製造方法、および電子機器
JP2005203730A (ja) 絶縁膜、半導体素子、電子デバイスおよび電子機器
JP4458527B2 (ja) ゲート絶縁膜、半導体素子、電子デバイスおよび電子機器
JP2005142237A (ja) 成膜方法、膜、電子部品および電子機器
US9446942B2 (en) Electronic part, electronic apparatus, and moving object
CN102054751A (zh) 双镶嵌结构及其形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees