JP4740031B2 - 建物用ドア錠の遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建物用ドア錠の遠隔操作装置に係り、詳しくはドア錠の施解錠を行う装置に関する。
従来、利便性の向上を目的に、IDコードを用いた電子制御による建物用ドア錠の遠隔操作装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遠隔操作装置によれば、ドアに配設された施解錠装置からドアの屋内側と屋外側との所定領域に送信されるリクエスト信号をユーザが所持する携帯機が受信すると、携帯機はIDコードを送信する。携帯機から送信されるIDコードと施解錠装置が有するIDコードとが一致した場合にドア錠が解錠される。このため、携帯機を所持しドアに近づくとドア錠を解錠することができ、またドアから離れるとドア錠を施錠することができる。この結果、ドア錠を施錠・解錠するための操作を行う必要がなく利便性が向上する。
特開2001−241227号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置では、携帯機を所持してドアに近づくだけでドア錠が解錠することから、例えば、玄関内側の下駄箱の上に、すなわち携帯機と施解錠装置との相互通信が可能な領域の外側の境界近傍に携帯機が放置された場合に、電波が不意に届いてドア錠が解錠されるおそれがある。また、携帯機と施解錠装置との相互通信が可能な領域の境界付近で身支度等の作業を行う場合、施解錠装置は携帯機からのIDコードを受信したり、しなかったりするため、ドア錠が解錠と施錠とを繰り返して煩わしい。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要なときにのみ施解錠を行う建物用ドア錠の遠隔操作装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、建物のドア又は該ドアの近辺に設けられた施解錠装置と該建物の使用者が携帯する携帯機との間で無線通信を行い、同ドアのドア錠の施解錠を行う建物用ドア錠の遠隔操作装置であって、前記携帯機は、前記施解錠装置から送信されるリクエスト信号を受信するリクエスト信号受信手段と、前記リクエスト信号を受信したときにIDコードを含む送信信号を送信する送信手段とを備え、前記施解錠装置は、前記リクエスト信号を前記ドア近辺の屋内側と屋外側との所定領域に送信するリクエスト信号送信手段と、前記携帯機からの送信信号を受信する受信手段と、前記送信信号に含まれるIDコードと予め設定されたIDコードとを比較し、これらIDコードが一致したときに前記ドア錠を解錠し、前記携帯機からの送信信号が受信できないときは前記ドア錠を施錠するドア錠制御手段とを備える建物用ドア錠の遠隔操作装置において、前記ドア又は前記ドアの近辺に、前記ドアの屋内側であって前記所定領域内の前記所定領域よりも狭い範囲において人を検知し、人を検知すると前記施解錠装置に人検知信号を出力する屋内側人検知手段が設けられ、前記ドア錠制御手段は、前記ドアの屋内側では前記リクエスト信号の通信を契機とする照合でIDコードが一致し、前記屋内側人検知手段から前記人検知信号が入力されたときに前記ドア錠を解錠し、または前記携帯機におけるスイッチ操作にて該携帯機からIDコードを送信する照合でIDコードが一致したときに前記操作に基づいて前記ドア錠を施解錠することをその要旨としている。
同構成によれば、リクエスト信号の送信される所定領域よりも狭い範囲において人を検知する人検知手段をドアの屋内側に備えることによって、IDコードの照合が一致し、人を検知したときにのみドア錠を解錠する。この結果、必要なときにのみドア錠の施解錠が行われる。例えば、屋内側の前記所定領域の外側の境界近傍に携帯機が放置された場合には、電波が不意に届いてIDコードの照合が一致したとしても人を検知していなければ、ドア錠が解錠することはない。また、屋内側の前記所定領域の境界付近で身支度等の作業を行う場合にも、前記所定領域よりも狭い範囲において人を検知しなければドア錠は解錠しない。このため、解錠と施錠とを繰り返すことを抑制することができる。また、スイッチ操作されたときにのみドア錠を施解錠するので、必要なときにのみドア錠の施解錠が行われる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置において、前記ドア又は前記ドアの近辺に、前記ドアの屋外側であって前記所定領域内の前記所定領域よりも狭い範囲において人を検知し、人を検知すると前記施解錠装置に人検知信号を出力する屋外側人検知手段が設けられ、前記ドア錠制御手段は、前記ドアの屋外側では前記リクエスト信号の通信を契機とする照合でIDコードが一致し、前記屋外側人検知手段から人検知信号が入力されたときにのみ前記ドア錠を解錠することをその要旨としている。
同構成によれば、リクエスト信号の送信される所定領域よりも狭い範囲において人を検知する人検知手段をドアの屋外側に備えることによって、IDコードの照合が一致し、人を検知したときにのみドア錠を解錠する。この結果、必要なときにのみドア錠の施解錠が行われる。例えば、屋外側の前記所定領域の境界付近で掃除等の作業を行う場合にも、前記所定領域よりも狭い範囲において人を検知しなければドア錠は解錠しないので、解錠と施錠とを繰り返すことを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置において、前記人検知手段は、検出対象である人との距離を測ることができる測距センサであり、前記測距センサは、前記測距センサと人との検出距離を設定することができ、前記測距センサと人との距離が前記検出距離以内のときに前記人検知信号を前記施解錠装置に出力することをその要旨としている。
同構成によれば、建物のドア周辺の構造等に合わせて測距センサの検出距離、すなわちドア錠の解錠を行う距離を設定することができ、必要なときにのみ施解錠が行われる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置において、前記人検知手段は、前記リクエスト信号送信手段、前記受信手段、及び前記ドア錠制御手段の少なくとも一つと共に前記ドア又は前記ドアの近辺に設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、人検知手段がリクエスト信号送信手段、受信手段、及びドア錠制御手段の少なくとも一つと共に設けられることにより、ドア又はドアの近辺に取り付ける際に、一緒に取り付けることができるため容易である。
建物用ドア錠の遠隔操作装置は、必要なときにのみ施解錠を行うようになる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1は、建物用ドア錠の遠隔操作装置を備えたドア付近を屋内側から見た概略斜視図である。図2は、図1のドア2の側面を示す図である。同図1に示されるように、建物用ドア錠の遠隔操作装置は、建物1の使用者が携帯する携帯機20と、建物1のドア2に配設されるとともに携帯機20との間で無線通信を通じてドア錠の施解錠を行う施解錠装置10とを備えている。ドア2の屋内側表面にはドアノブ5が、屋外側表面にはドアノブ6が設けられている。ドア2の内部においては、これらドアノブ5,6の上方にドア錠機構7が設けられ、これらドアノブ5,6の下方にドア錠機構8が設けられている。これらドア錠機構7,8にあっては、同機構7,8の駆動によりドア2の側面に対して出没するロックバー7a,8aが備えられている。ドア2の屋内側表面には、手動で施解錠可能な施解錠用つまみ(サムターン)7b,8bが設けられ、つまみを回動させることによりロックバー7a,8aを出没させることができる。図2に示されるように、ドア2の屋外側表面には、鍵を係入する鍵穴7c,8cが設けられ、鍵を係入させた状態で回動させることによりロックバー7a,8aを出没させることができる。ドア2の屋内側表面の屋内側ドアノブ5と上方のサムターン7bとの間には屋内側アンテナ部12が設けられ、ドア2の屋内側表面の屋外側ドアノブ6と上方の鍵穴7cとの間には屋外側アンテナ部13が設けられている。屋内側アンテナ部12には、屋内側人検知手段として赤外線センサ15が設けられている。ドア2内部のドア錠機構7の上方にはドア錠制御手段である施解錠制御部11が設けられ、屋内側においてドア2の近傍の建物1の壁にはドア錠7,8を施解錠操作する操作装置31が設けられている。施解錠制御部11には、二つのドア錠機構7,8、屋内側アンテナ部12、屋外側アンテナ部13、及び操作装置31が電気的に接続されている。
図4は、携帯機20と施解錠装置10とからなる遠隔操作装置の概略構成を示す図である。図4に示されるように、携帯機20は、マイクロコンピュータ(マイコン)21、受信回路22、送信回路23、及び操作スイッチ24を備えている。受信回路22には受信アンテナ25aが接続されており、送信回路23には送信アンテナ25bが接続されている。受信回路22は、施解錠制御部11から送信されるリクエスト信号を受信アンテナ25aを介して受信し、このリクエスト信号を復調してマイコン21に入力するための回路である。送信回路23は、マイコン21から出力される信号を所定周波数の電波に変調し、送信アンテナ25bを介して送信するための回路である。操作スイッチ24は、携帯機20の表面に設けられた押しボタンスイッチ等であり、操作されるとその操作信号がマイコン21に入力される。マイコン21は、受信回路22からリクエスト信号が入力されると、予め設定された所定のIDコードを含むIDコード信号を送信回路23に出力する。また、操作スイッチ24が操作されると、前記IDコードと所定の操作コードを含む施解錠操作信号を送信回路23に出力する。ここで、操作スイッチ24には、施錠スイッチ及び解錠スイッチが含まれる。施錠スイッチが操作されると、マイコン21はIDコードと施錠操作コードとを含む施解錠操作信号(施錠操作信号)を送信回路23に出力する。一方、解錠スイッチが操作されると、マイコン21はIDコードと解錠操作コードとを含む施解錠操作信号(解錠操作信号)を送信回路23に出力する。ここで、受信回路22及び受信アンテナ25aは、リクエスト信号受信手段を構成する。また、送信回路23及び送信アンテナ25bは、送信手段を構成する。
施解錠装置10は、前述したようにドア2にドア錠機構7,8、施解錠制御部11、屋内側アンテナ部12、屋外側アンテナ部13、及び赤外線センサ15を備え、建物1の壁に操作装置31を備えている。屋内側アンテナ部12には、屋内側送信アンテナ12aと屋内側受信アンテナ12bと赤外線センサ15とが配設されている。屋外側アンテナ部13には、屋外側送信アンテナ13aと屋外側受信アンテナ13bとが配設されている。施解錠制御部11は、施解錠制御用のマイクロコンピュータ(施解錠制御マイコン)16、送信回路17、及び受信回路18を備えている。送信回路17には送信アンテナ12a,13aが接続されており、受信回路18には受信アンテナ12b,13bが接続されている。施解錠制御マイコン16は、図示しないCPU、ROM、RAMを備えるCPUユニットであり、リクエスト信号を間欠的に出力する。詳しくは、施解錠制御マイコン16は、各送信アンテナ12a,13aから個別のタイミングで択一的にリクエスト信号を出力する。すなわち、一方の送信アンテナ12a(13a)からリクエスト信号を出力するときには、他方の送信アンテナ13a(12a)からはリクエスト信号を出力しない。これにより、施解錠制御部11は、IDコード信号が屋内に出力されたリクエスト信号に応答して送信されたものか、屋外に出力されたリクエスト信号に応答して送信されたものかを、ひいては携帯機20が屋内側又は屋外側のどちらにあるかを判断することができる。送信回路17は、施解錠制御マイコン16から出力されるリクエスト信号を所定周波数の電波に変調し、送信アンテナ12a,13aを介して送信するための回路である。受信回路18は、携帯機20から送信されたIDコード信号または施解錠操作信号を受信アンテナ12b,13bを介して受信し、その受信信号を復調して施解錠制御マイコン16に入力するための回路である。ここで、送信回路17及び送信アンテナ12a,13aは、リクエスト信号送信手段を構成する。また、受信回路18及び受信アンテナ12b,13bは、受信手段を構成する。リクエスト信号は、図2及び図3に示されるように、各送信アンテナ12a,13aを介して屋内及び屋外のドア2周辺の二点鎖線で示す所定領域A1に出力される。すなわち、この所定領域A1において携帯機20と施解錠制御部11との相互通信が可能となる。施解錠制御マイコン16のROMには、予め設定された所定のIDコードが記録されており、受信回路18から受信信号が入力されたとき、施解錠制御マイコン16は自身に記録されたIDコードと受信信号に含まれるIDコードとを照合する。赤外線センサ15は、図2及び図3に示されるように、屋内のドア周辺の所定領域A1より狭い二点鎖線で示す所定領域A2において人の存在を検知した場合に、人検知信号を施解錠制御マイコン16に出力する。操作装置31は、操作スイッチ32と表示部33とを備えている。ここで、操作スイッチ32には、図示しない施錠スイッチ及び解錠スイッチが含まれる。施錠スイッチが操作されると、施錠信号が施解錠制御マイコン16に出力される。一方、解錠スイッチが操作されると、解錠信号が施解錠制御マイコン16に出力される。表示部33は、施解錠制御マイコン16から取得したドア錠機構7,8の状態、すなわち施錠又は解錠を表示する。施解錠制御マイコン16は、操作装置31から施錠信号が入力すると、ドア錠機構7,8に施錠駆動信号を出力する。一方、解錠信号が入力すると、ドア錠機構7,8に解錠駆動信号を出力する。ドア錠機構7,8は、施解錠制御マイコン16から施錠駆動信号が入力されると、ロックバー7a,8aをドア2側面に突出させて施錠し、解錠駆動信号が入力されると、ロックバー7a,8aをドア2内部に没入させて解錠する。
次に、図5及び図6を併せ参照して、建物用ドア錠の遠隔操作装置の動作について説明する。
(A)建物1の屋内側において携帯機20から送信されるIDコード信号に基づいてドア錠7,8を施解錠する場合
図5に示されるように、施解錠制御部11の施解錠制御マイコン16から屋内側の所定領域A1に対してリクエスト信号が出力される(ステップS1)。このとき、携帯機20が所定領域A1内に移動して(ステップS2)、リクエスト信号を受信する(ステップS3)と、携帯機20のマイコン21は、IDコード信号を出力する(ステップS4)。施解錠制御マイコン16は、IDコード信号を受信する(ステップS5)と、自身のIDコードとIDコード信号に含まれるIDコードとの照合を行う(ステップS6)。そして、携帯機20が所定領域A2に移動する(ステップS8)と、赤外線センサ15は人検知信号を施解錠制御マイコン16に出力する(ステップS9)。施解錠制御マイコン16は、IDコードの一致(ステップS7)と人検知信号の入力(ステップS10)との両方を確認すると、ドア錠機構7,8に解錠駆動信号を出力し、ドア錠7,8を解錠する(ステップS11)。携帯機20が所定領域A2外に移動する(ステップS12)と、赤外線センサ15から人検知信号が出力されなくなる。このため、施解錠制御マイコン16に人検知信号が入力されなくなり、施解錠制御マイコン16は、ドア錠機構7,8に施錠駆動信号を出力し、ドア錠7,8を施錠する(ステップS13)。
(B)建物1の屋外側において携帯機20から送信されるIDコード信号に基づいてドア錠7,8を施解錠する場合
屋外側には人検知センサがないため人検知は行わず、IDコードの照合のみでドア錠7,8の施解錠を行う。施解錠制御部11は、屋外側の所定領域A1においてIDコードの照合が一致した場合に、ドア錠7,8を解錠させる。そして、携帯機20が屋外側の所定領域A1外に移動すると、施解錠制御部11はドア錠7,8を施錠させる。すなわち、(A)では携帯機を所持した人が所定領域A2内にいるか否かによって施解錠を行ったが、(B)では携帯機を所持した人が所定領域A1内にいるか否かによって施解錠を行う。
(C)携帯機20から送信される施解錠制御信号に基づいてドア錠7,8を施解錠する場合
図6に示されるように、携帯機20の操作スイッチ24の解錠スイッチが操作される(ステップS21)と、マイコン21から解錠操作信号が出力される(ステップS22)。施解錠制御マイコン16は、解錠操作信号を受信する(ステップS23)と、自身のIDコードと解錠操作信号に含まれるIDコードとの照合を行う(ステップS24)。施解錠制御マイコン16は、IDコードが一致するとドア錠7,8を解錠させる。その後、携帯機20の操作スイッチ24の施錠スイッチが操作される(ステップS26)と、マイコン21から施錠操作信号が出力される(ステップS27)。施解錠制御マイコン16は、施錠操作信号を受信する(ステップS28)と、自身のIDコードと施錠操作信号に含まれるIDコードとの照合を行う(ステップS29)。施解錠制御マイコン16は、IDコードが一致するとドア錠7,8を施錠させる(ステップS30)。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)リクエスト信号の送信される所定領域A1よりも狭い所定領域A2において人を検知する赤外線センサ15をドア2の屋内側に備え、IDコードの照合が一致し、人を検知したときにのみドア錠7,8を解錠する。この結果、必要なときにのみドア錠7,8の施解錠が行われる。例えば、所定領域A1の外側の境界近傍に位置する棚3の上に携帯機20が置き忘れられた場合に、電波が不意に届いてIDコードの照合が一致したとしても人の検知がないのでドア錠7,8が解錠されることはない。また、屋内側の所定領域A1の境界付近で身支度する等の作業を行う場合にも、施解錠装置10は携帯機20からのIDコードを受信したり、しなかったりしても、所定領域A2内に人がいないので人の検知がないことにより、ドア錠7,8は解錠しない。このため、解錠と施錠とを繰り返すことを抑制することができる。
(2)赤外線センサ15が施解錠装置10の屋内側アンテナ部12に設けられることにより、ドア2又はドア2の近辺に取り付ける際には、一緒に取り付けることができるため容易である。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。この実施形態の建物用ドア錠の遠隔操作装置は、図1に示す第1の実施形態の建物用ドア錠の遠隔操作装置とほぼ同様の構成を備えており、屋内側、屋外側人検知手段として測距センサ41,42を採用した点が上記第1の実施形態と異なっている。したがって、以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図7に示されるように、屋内側アンテナ部12には測距センサ41が設けられ、測距センサ41はドア2の屋内側において人の存在を検知する。同様に、屋外側アンテナ部13には測距センサ42が設けられ、測距センサ42はドア2の屋外側において人の存在を検知する。これら測距センサ41,42は、矢印で示した範囲において同センサ41,42と検出対象である人との距離を測ることができ、この距離が予め設定された検出距離X以下のときに、人検知信号を施解錠制御マイコン16に出力する。ここで、検出距離Xは、所定領域A1までの距離以下の範囲で建物1の使用者が任意に設定することができる距離である。すなわち、検出距離Xはドア錠7,8の施解錠が行われるのが適当だと思われる位置を施解錠制御部11に予め登録することにより設定することができる。検出距離Xの登録は、次のように行う。施解錠制御部11の図示しない設定スイッチを操作して、設定モードにし、使用者がドア2の前に立ち適当だと思われる距離で携帯機20の操作スイッチ24を操作する。これにより適当な距離が検出距離Xとして施解錠制御マイコン16に登録される。
携帯機20から送信されるIDコードに基づくドア錠7,8の施解錠は、第1の実施形態の(A)の動作と同様であり、屋外側においても屋内側と同様に、IDコードの一致及び人検知信号の入力を条件に解錠する。そして、少なくとも一方の条件が成立しないときには、施錠する。携帯機20から送信される施解錠制御信号に基づくドア錠7,8の施解錠は、第1の実施形態の(C)の動作と同様である。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(3)ドア2の屋内側及び屋外側における人の存在を検知する測距センサ41,42を備えるため、ドア2の屋外側においてもドア2の屋内側と同様に、必要なときにのみドア錠7,8の施解錠が行われる。例えば、所定領域A1の境界付近で身支度等の作業を行う場合に、施解錠装置10は携帯機20からのIDコードを受信したり、しなかったりしても、検出距離X以内に人がいないので人の検知がないことにより、ドア錠7,8は解錠しない。このため、解錠と施錠とを繰り返すことを抑制することができる。
(4)人検知手段として測距センサ41,42を用いたことにより、使用者がドア錠7,8の施解錠が行われるのが適当だと思われる検出距離Xを設定することができ、建物形状や、使用者の動線等に合わせて設定することができる。また、屋内側及び屋外側の各々で検出距離Xを設定することができる。したがって、使用者の利便性を好適に確保することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、施解錠装置10はリクエスト信号を間欠的に送信し、携帯機20が所定領域A1内に移動してIDコードの照合一致と、赤外線センサ15又は測距センサ41,42による人検知とを条件に、ドア錠7,8の解錠を行うようにしたが、赤外線センサ15又は測距センサ41,42によって人を検知して、施解錠制御マイコン16に人検知信号が入力されるとリクエスト信号を送信してIDコードの照合を行うようにしてもよい。この結果、リクエスト信号の送信は人検知信号が入力されたときにのみ行われるようになるため、電力消費を少なくすることができる。
・上記第1の実施形態では、人検知手段として赤外線センサ15を用いたが、第2の実施形態に用いた測距センサ等、他のものを用いるようにしてもよい。
・また、センサの感度を調節できる赤外線センサを用いて、感度を調節するようにしてもよい。
・上記第2の実施形態では、人検知手段として測距センサ41,42を用いたが、設置される建物に合わせて、リクエスト信号の出力領域である所定領域A1より狭い範囲に設定できるのであれば、第1の実施形態に用いた赤外線センサ等、他のものを用いるようにしてもよい。
・上記第1の実施形態では、赤外線センサ15を屋内側アンテナ部12に設けるようにしたが、必ずしも屋内側アンテナ部12に設ける必要はなく、人の位置を検出することができるならば、例えばドア2の別の場所又は建物1の壁や天井等、他の場所に設けてもよい。なお、人検知手段によって検知可能な所定領域A2は、リクエスト信号の出力領域である所定領域A1より狭い範囲であることが望ましい。
・上記第2の実施形態では、測距センサ41を屋内側アンテナ部12に、測距センサ42を屋外側アンテナ部13に設けるようにしたが、必ずしもアンテナに設ける必要はなく、ドア2から人までの距離を測ることができるならば、例えばドア2の別の場所又は建物1の壁や天井等、他の場所に設けてもよい。
・上記実施形態では、ドア2は開き戸であったが、開き戸に限らず、引き戸等他の形態のドアであってもよい。
・上記実施形態では、ドア2に二つのドア錠機構7,8を設けるようにしたが、ドア錠機構は二つに限らず、一つのみであってもよい。また、三つ以上にしてもよい。
建物用ドア錠の遠隔操作装置を備えたドアの概略斜視図。 建物用ドア錠の遠隔操作装置を備えたドアの側面図。 建物用ドア錠の遠隔操作装置を備えたドア付近の平面図。 建物用ドア錠の遠隔操作装置の概略構成を示すブロック図。 建物用ドア錠の遠隔操作装置によって行われる動作態様の一例を示すシーケンスチャート。 建物用ドア錠の遠隔操作装置によって行われる動作態様の一例を示すシーケンスチャート。 第2の実施形態の建物用ドア錠の遠隔操作装置を備えたドアの側面図。 第2の実施形態の建物用ドア錠の遠隔操作装置を備えたドア付近の平面図。
符号の説明
1…建物、2…ドア、3…棚、5…屋内側ドアノブ、6…屋外側ドアノブ、7,8…ドア錠(機構)、7a,8a…ロックバー、7b,8b…サムターン、7c,8c…鍵穴、10…施解錠装置、11…施解錠制御部、12…屋内側アンテナ部、12a…屋内側送信アンテナ、12b…屋内側受信アンテナ、13…屋外側アンテナ部、13a…屋内側受信アンテナ、13b…屋外側送信アンテナ、15…赤外線センサ、16…施解錠制御マイコン、17…送信回路、18…受信回路、20…携帯機、21…マイコン、22…受信回路、23…送信回路、24…操作スイッチ、31…操作装置、32…操作スイッチ、33…表示部、41…屋内側測距センサ、42…屋外側測距センサ、A1…領域、A2…領域、X…検出距離。

Claims (4)

  1. 建物のドア又は該ドアの近辺に設けられた施解錠装置と該建物の使用者が携帯する携帯機との間で無線通信を行い、同ドアのドア錠の施解錠を行う建物用ドア錠の遠隔操作装置であって、
    前記携帯機は、前記施解錠装置から送信されるリクエスト信号を受信するリクエスト信号受信手段と、前記リクエスト信号を受信したときにIDコードを含む送信信号を送信する送信手段とを備え、
    前記施解錠装置は、前記リクエスト信号を前記ドア近辺の屋内側と屋外側との所定領域に送信するリクエスト信号送信手段と、前記携帯機からの送信信号を受信する受信手段と、前記送信信号に含まれるIDコードと予め設定されたIDコードとを比較し、これらIDコードが一致したときに前記ドア錠を解錠し、前記携帯機からの送信信号が受信できないときは前記ドア錠を施錠するドア錠制御手段とを備える建物用ドア錠の遠隔操作装置において、
    前記ドア又は前記ドアの近辺に、前記ドアの屋内側であって前記所定領域内の前記所定領域よりも狭い範囲において人を検知し、人を検知すると前記施解錠装置に人検知信号を出力する屋内側人検知手段が設けられ、
    前記ドア錠制御手段は、前記ドアの屋内側では前記リクエスト信号の通信を契機とする照合でIDコードが一致し、前記屋内側人検知手段から前記人検知信号が入力されたときに前記ドア錠を解錠し、または前記携帯機におけるスイッチ操作にて該携帯機からIDコードを送信する照合でIDコードが一致したときに前記操作に基づいて前記ドア錠を施解錠する
    ことを特徴とする建物用ドア錠の遠隔操作装置。
  2. 請求項1に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置において、
    前記ドア又は前記ドアの近辺に、前記ドアの屋外側であって前記所定領域内の前記所定領域よりも狭い範囲において人を検知し、人を検知すると前記施解錠装置に人検知信号を出力する屋外側人検知手段が設けられ、
    前記ドア錠制御手段は、前記ドアの屋外側では前記リクエスト信号の通信を契機とする照合でIDコードが一致し、前記屋外側人検知手段から人検知信号が入力されたときにのみ前記ドア錠を解錠する
    ことを特徴とする建物用ドア錠の遠隔操作装置。
  3. 請求項1又は2に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置において、
    前記人検知手段は、検出対象である人との距離を測ることができる測距センサであり、
    前記測距センサは、前記測距センサと人との検出距離を設定することができ、前記測距センサと人との距離が前記検出距離以内のときに前記人検知信号を前記施解錠装置に出力する
    ことを特徴とする建物用ドア錠の遠隔操作装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置において、
    前記人検知手段は、前記リクエスト信号送信手段、前記受信手段、及び前記ドア錠制御手段の少なくとも一つと共に前記ドア又は前記ドアの近辺に設けられる
    ことを特徴とする建物用ドア錠の遠隔操作装置。
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