JP5178584B2 - 電子キーシステム及び建物 - Google Patents

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Description

本発明は、電子キーシステム及び建物に関する。
住宅等の建物では、無線機能を有する電子キーを用い、その電子キーを所持した居住者が建物のドアに近づくと、ドアの施解錠が自動で行われる電子キーシステムが実用化されている。例えば、特許文献1では、居住者が携帯する電子キーによる認証に基づいてドアの施解錠が実行されるシステムが開示されている。これによれば、電子キーを携帯した居住者が建物に入るためにドアに近づき、当該ドア付近に設けられた通信装置の通信エリア内に入ると、電子キーから発信される識別情報が通信装置により受信される。そして、建物側ではその識別情報に基づいて居住者であるか否かの認証が行われ、その認証により居住者であることが判定されるとドアが自動で解錠される。これにより人手により直接操作をすることなくドアの施解錠を行うことができるため、利便性を高めることができる。
特開2003−74256号公報
ところで、上記システムにおいて通信装置はドア付近に設けられているため、通信装置を中心として通信エリアが屋内外に跨って拡がっていることが想定される。この場合、電子キーが屋内側の通信エリア内(例えば建物の玄関等)に置き忘れられた場合等には、ユーザの意に反して電子キーと通信装置との間で通信が行われ、ユーザの知らぬ間にドアが解錠されてしまうおそれがある。したがって、不審者等の侵入を許す可能性があり、防犯性の面で問題がある。
また、電子キーシステムには、電子キーからの識別情報に基づいて認証が行われた上で、さらにユーザにより屋外側に設けられた施解錠スイッチによる施解錠操作が行われたことを条件としてドアの施解錠が実施されるものがある。これによれば、ユーザの意思によりドアが施解錠されるため、ユーザの知らぬ間にドアが施解錠されるおそれがないようにも思われる。しかしながら、この場合においても電子キーが玄関等の通信エリア内に置き忘れられた場合には、屋外側から不審者等により施解錠スイッチが解錠操作されれば上記システムと同様にドアが解錠されてしまう。さらに電子キーを所持したユーザが玄関付近の通信エリアを通るのを見計らって施解錠スイッチが解錠操作されることで、ドアが解錠される場合も考えられる。よって、かかる施解錠スイッチ付の電子キーシステムにおいても防犯性の面で未だ改善の余地が残されている。
なお、かかる問題は、電子キーによる認証に基づいてドアの施解錠を行うシステムのみならず、電子キーによる認証に基づいてドアを自動開閉するシステムにおいても同様に生じうる問題であるし、さらには電子キーによる認証に基づいて処理を行う建物内のシステム全般において生じうる問題である。
また、上記の問題は、建物内の機器を制御対象とした電子キーシステムにおいてのみ生じうる問題ではなく、車両等その他のものを制御対象とした電子キーシステムにおいても同様に生じうる問題である。例えば電子キーの認証に基づいて車両のドアの施解錠を行う車両用システムにおいては、同システムが搭載された車両が建物の近くに駐車された場合に、建物内に放置された電子キーによりユーザの意に反して車両のドアが解錠されるおそれがある。この場合、車内に装備されたカーナビゲーションシステム等の機器類が盗難される等の不都合な事態が生じることが想定される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、屋内に放置等された電子キーによりドアが解錠される等の処理がユーザの意に反して行われるのを防止することで、防犯性を高めることができる電子キーシステム及び建物を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物の施解錠システムは、固有の識別情報を送信する電子キーと、前記電子キーからの識別情報を無線通信により受信する第1通信部と、前記第1通信部を通じて前記電子キーから受信した識別情報に基づいて、予め定められた処理を実行する処理部と、を有する電子キーシステムにおいて、建物の屋内における所定範囲を通信可能範囲として前記電子キーと無線通信する第2通信部と、その第2通信部を通じて前記電子キーから識別情報を受信した場合には、前記第1通信部による識別情報の受信にかかわらず前記処理部による処理を行わないように制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1通信部を通じて電子キーから受信した識別情報に基づいて処理部により予め定められた処理が実行される一方、第1通信部により識別情報を受信した場合でも屋内の所定範囲を通信可能範囲とする第2通信部を通じて電子キーから識別情報を受信した場合には処理部による処理が行われない。したがって、電子キーが屋内において第1通信部の通信可能範囲に放置等された場合でも、その放置等された場所が第2通信部の通信可能範囲であれば処理が行われない。よって、この場合ドアの解錠等の予め定められた処理がユーザの意に反して行われるのを防止することができ、その結果防犯性を高めることができる。
第2の発明の電子キーシステムは、第1の発明において、前記処理部は、建物の出入口を開閉するドアを施解錠し又は開閉する駆動部であり、前記第1通信部は、前記出入口の屋内外に跨る所定範囲を前記電子キーとの通信可能範囲とし、前記制御部は、前記第1通信部を通じて前記電子キーから受信した識別情報に基づいて前記駆動部を駆動させる一方、前記第2通信部を通じて前記電子キーから識別情報を受信した場合には前記駆動部の駆動をしないように制御することを特徴とする。
本発明によれば、第1通信部を通じて電子キーから受信した識別情報に基づいて駆動部によりドアの施解錠又は開閉が行われる一方、第1通信部により識別情報を受信した場合でも屋内の所定範囲を通信可能範囲とする第2通信部を通じて電子キーから識別情報を受信した場合には駆動部によるドアの施解錠又は開閉が行われない。したがって、電子キーが屋内において第1通信部の通信可能範囲に放置等された場合でも、その放置等された場所が第2通信部の通信可能範囲であればドアの施解錠又は開閉が行われない。よって、この場合ユーザの意に反してドアが解錠されたり開放されたりするのを防止できるため、ユーザの知らぬ間に不審者の侵入を許す等の不都合な事態を回避でき、その結果防犯性を高めることができる。
第3の発明の電子キーシステムは、第2の発明において、前記第2通信部の通信可能範囲の少なくとも一部が前記第1通信部の通信可能範囲の一部と重複するように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、屋内の所定範囲に設定されている第2通信部の通信可能範囲の少なくとも一部が第1通信部の通信可能範囲の一部と重複するように設定されているため、電子キーが屋内においてその重複範囲に放置等された場合には、電子キーの識別情報が第1通信部を通じて受信されるとともに、第2通信部を通じて受信される。したがって、この場合駆動部によるドアの施解錠又は開閉が行われないため、上記第2の発明の効果を具体的に実現させることができる。
ここで、屋内外に跨る第1通信部の通信可能範囲における屋内側のエリアの少なくとも一部に、第2通信部の通信可能範囲とは重複しない未重複エリアを設定するのがよい。この場合、電子キーを未重複エリアに入れることで、電子キーの識別情報を第1通信部のみに受信させ、屋内側から電子キーにより駆動部を駆動させることができる。これにより、第2通信部を設けたにもかかわらず、屋内側から電子キーによりドアを施解錠又は開閉することができる。
また、この未重複エリアは、人の通行不能な場所に設定するのがよい。そうすれば、電子キーを所持したユーザが誤って未重複エリアに入ることで、ユーザの意に反してドアが解錠されたり開放されたりするのを回避することができる。
第4の発明の電子キーシステムは、第2又は第3の発明において、前記第2通信部の通信可能範囲は前記ドア付近まで及ぶように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、第2通信部の通信可能範囲がドア付近まで及ぶように設定されているため、屋内外に跨る第1通信部の通信可能範囲における屋内側のエリアの大部分を第2通信部の通信可能範囲と重複させることができる。これにより、上記第2の発明の効果をより高い精度で実現させることが可能となる。
第5の発明の電子キーシステムは、第2乃至第4のいずれかの発明において、前記電子キー又は前記建物の屋内側には、前記電子キーが前記第2通信部の通信可能範囲にある場合であっても前記駆動部を駆動させる操作部が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、電子キーが第2通信部の通信可能範囲にある場合であっても電子キー又は建物の屋内側に設けられた操作部により駆動部を駆動させることができるため、上記第2の発明の効果を得つつ、屋内側からの操作によりドアを開閉又は施解錠することができる。
第6の発明の建物は、建物の屋内外を連通する出入口を開閉するドアと、前記ドアを施解錠し又は開閉する駆動部と、前記出入口の屋内外に跨る所定範囲を通信可能範囲として、ユーザにより所持される電子キーから送信される識別情報を無線通信により受信する第1通信部と、前記第1通信部を通じて前記電子キーから受信した識別情報に基づいて前記駆動部を駆動させる制御部と、を備える建物において、屋内における所定範囲を通信可能範囲として前記電子キーと無線通信する第2通信部を備え、前記制御部は、前記第2通信部を通じて前記電子キーから識別情報を受信した場合には、前記第1通信部による識別情報の受信にかかわらず前記駆動部の駆動をしないように制御することを特徴とする。
本発明によれば、第1通信部を通じて電子キーから受信した識別情報に基づいて駆動部によりドアの施解錠又は開閉が行われる一方、第1通信部により識別情報を受信した場合でも屋内の所定範囲を通信可能範囲とする第2通信部を通じて電子キーから識別情報を受信した場合には駆動部によるドアの施解錠又は開閉が行われない。したがって、電子キーが屋内において第1通信部の通信可能範囲に放置等された場合でも、その放置等された場所が第2通信部の通信可能範囲であればドアの施解錠又は開閉が行われない。よって、この場合ユーザの意に反してドアが解錠されたり開放されたりするのを防止できるため、ユーザの知らぬ間に不審者の侵入を許す等の不都合な事態を回避でき、その結果防犯性を高めることができる。
第7の発明の建物は、第6の発明において、前記出入口を介して屋外と連通する玄関を備え、前記玄関には、前記電子キーを収納可能又は載置可能な箇所を有する家具が設けられ、前記第2通信部の通信可能範囲は、少なくとも前記箇所を含むようにして設定されていることを特徴とする。
一般に、玄関は建物の出入口(ドア)に隣接して設けられているため、玄関に設けられた家具において電子キーを収納又は載置可能な箇所には電子キーが収納又は載置されたまま放置され易い。そこで、本発明では、この箇所を少なくとも含むように第2通信部の通信可能範囲を設定し、電子キーが上記箇所に放置された場合であっても、その電子キーによるドアの施解錠又は開閉が行われないようにしている。これにより、ユーザの意に反した玄関ドアの解錠をより効果的に防止することができる。
玄関周辺を示す平面図。 玄関周辺を示す縦断面図。 電子キーシステムを示す全体構成図。 屋外側コントローラの制御処理を示すフローチャート。 屋内側コントローラの制御処理を示すフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は玄関周辺を示す平面図であり、図2は玄関周辺を示す縦断面図である。
図1及び図2に示すように、建物10は、屋内スペースとして玄関11と、玄関11に隣接して設けられる廊下12及び居室13とを備えている。玄関11には、下駄箱14が設置されている。下駄箱14は、例えば建物10に一体化されて設置されている。下駄箱14は、靴を収納するスペースの他に、居住者の所有する鍵等を収納可能な引出し14aを備えている。また、下駄箱14は、天板14bを備えており、その天板14bの高さ位置が花等を飾るのに適切な高さに設定されている。この天板14b上にも上記鍵等が置けるようになっている。なお、玄関11における下駄箱14の廊下12側には、収納台等を設置することが可能な空きスペースSが設けられている。
建物10には、玄関11と屋外とを連通する玄関口15が設けられている。この玄関口15を通じて建物10への出入りが可能となっている。玄関口15には、玄関ドア16が設けられている。玄関ドア16は、例えば回動式のドアであり、この玄関ドア16が回動されることにより玄関口15が開閉される。玄関ドア16には、施解錠装置17が設けられている。施解錠装置17は、錠前を電気的に施解錠することにより玄関ドア16の施錠及び解錠(ロック及びアンロック)を行う装置である。
建物10には、玄関ドア16の施解錠管理を行うための屋外側装置20及び屋内側装置30が設けられている。屋外側装置20は、例えば玄関ドア16周辺の外壁部に設置され、屋内側装置30は例えば玄関11内の内壁部に設置されている。以下、これら各装置20,30を中心として本電子キーシステムの電気的構成について図2に基づいて説明する。なお、図3は電子キーシステムを示す全体構成図である。
図3に示すように、屋外側装置20は、屋外側コントローラ21と、第1通信部としての屋外側通信部22と、居住者により操作される屋外側スイッチ23とを備えている。
屋外側コントローラ21は、本電子キーシステムにおいて玄関ドア16の施解錠制御を行うものであり、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを備えて構成されている。屋外側コントローラ21は、識別情報としてのIDコード情報を記憶するIDコード記憶部21aを有している。
屋外側通信部22は、居住者が所持する電子キー40との間で無線通信を行うものである。屋外側通信部22は、その通信エリアが同通信部22を中心として例えば半径80cm程度の範囲に設定されており、そのエリア内において電子キー40と通信可能とされている。本実施形態では、屋外側通信部22の通信エリアが、図1及び図2において一点鎖線の枠で示すように屋内外に跨っており、その一部が玄関11まで拡がっている。屋外側コントローラ21は、この屋外側通信部22と電気的に接続されており、屋外側通信部22を介して電子キー40と通信可能とされている。
なお、電子キー40は、居住者が通常持ち歩くことができるサイズのキー型の携帯装置である。電子キー40は、識別情報としてのIDコードを記憶する記憶機能を有している。本実施形態の電子キー40には、当該電子キー40固有のIDコードがあらかじめ記憶されている。
屋外側スイッチ23は、屋外側から玄関ドア16を施解錠操作するためのスイッチである。屋外側スイッチ23は、屋外側コントローラ21の入力側に接続されており、屋外側スイッチ23が施解錠操作されると、操作信号が屋外側コントローラ21に入力されるようになっている。
一方、屋内側装置30は、屋内側コントローラ31と、第2通信部としての屋内側通信部32と、居住者により操作される屋内側スイッチ33とを備えている。
屋内側コントローラ31は、屋外側コントローラ21とともに玄関ドア16の施解錠制御を行うものであり、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを備えて構成されている。屋内側コントローラ31は、識別情報としてのIDコード情報を記憶するIDコード記憶部31aを有している。また、屋内側コントローラ31の入力側には屋外側コントローラ21が接続されている。屋内側コントローラ31には、屋外側コントローラ21における制御結果が同コントローラ21より入力されるようになっている。
屋内側通信部32は、居住者が所持する電子キー40との間で無線通信を行うものである。屋内側通信部32は、その通信エリアが同通信部32を中心として例えば半径80cm程度の範囲に設定されており、そのエリア内において電子キー40と通信可能とされている。本実施形態では、屋内側通信部32の通信エリアが、図1及び図2において二点鎖線の枠で示すように屋内側に設定され、主に玄関11において拡がっている。詳細には、屋内側通信部32の通信エリアは玄関11において玄関ドア16付近まで拡がっている一方、その一部が廊下12に跨っている。
また、本実施形態では、屋内側通信部32の通信エリアが下駄箱14の引出し14aや天板14b上のエリアを少なくとも含むように拡がっている。一般に、玄関11に設置された下駄箱14の引出し14aや天板14bの上には電子キー40等の鍵類が放置され易いが、本実施形態ではその点を鑑みて引出し14a及び天板14b上を少なくとも含むように屋内側通信部32の通信エリアを設定した。なお、一般に通信装置の通信エリアは、気温の変動等の外乱に基づいてその大きさが変動する性質を有している。そのため、屋内側通信部32の通信エリアにおいても外乱に基づいてその大きさが変動することが考えられるが、本実施形態ではその変動にかかわらず少なくとも下駄箱14の引出し14a及び天板14b上が同通信エリアに含まれるように設定されている。
そして、屋内側通信部32の通信エリアは、その一部が屋外側通信部22の通信エリアの一部と重複している。以下においては、この重複したエリアを重複エリアA(図1及び図2参照)という。屋内側コントローラ31は、この屋内側通信部32と電気的に接続されており、屋内側通信部32を介して電子キー40と通信可能とされている。
屋内側スイッチ33は、屋内側から玄関ドア16を施解錠操作するためのスイッチである。屋内側スイッチ33は、屋内側コントローラ31の入力側に接続されており、屋内側スイッチ33が施解錠操作されると、操作信号が屋内側コントローラ31に入力されるようになっている。
次に、本電子キーシステムにおいて玄関ドア16を施解錠する場合における各コントローラ21,31の制御の内容について説明する。本システムでは、屋外側からは屋外側スイッチ23の操作に基づいて、屋内側からは屋内側スイッチ33の操作に基づいて、玄関ドア16を施解錠することとしている。そこで、以下、屋外側スイッチ23により玄関ドア16を施解錠する場合と、屋内側スイッチ33により玄関ドア16を施解錠する場合とについてそれぞれ制御内容を説明する。
まず、屋外側スイッチ23が施解錠操作された場合においては、屋外側コントローラ21が屋外側スイッチ23からの操作信号に基づいて屋外側通信部22より前述した通信エリア(図1及び図2参照)にリクエスト信号を送信する。このリクエスト信号が電子キー40により受信されると、電子キー40がリクエスト信号の応答としてIDコード信号を送信する。そして、屋外側通信部22がこのIDコード信号を受信するとIDコード信号が屋外側コントローラ21に入力される。
屋外側コントローラ21のIDコード記憶部21aには、識別情報としてのIDコード情報があらかじめ記憶されている。IDコード記憶部21aに記憶されているIDコード情報は、電子キー40に記憶されているIDコードに対応したものである。屋外側コントローラ21は、電子キー40からIDコード信号が入力されると、IDコードの認証を行う。具体的には、屋外側コントローラ21は、入力されたIDコード信号がIDコード記憶部21aに記憶されているIDコードと一致するか否かを判定する。そして、屋外側コントローラ21は、上記ID認証の結果情報等を屋内側コントローラ31に出力する。
屋内側コントローラ31は、屋外側コントローラ21から入力された情報に基づいて、施解錠装置17に施解錠信号を出力し、玄関ドア16の施解錠制御を実行する。具体的には、屋内側コントローラ31は、必要に応じて屋内側通信部32より前述した通信エリア(図1及び図2参照)にリクエスト信号を送信する。このリクエスト信号が電子キー40により受信されると、電子キー40がリクエスト信号の応答としてIDコード信号を送信する。そして、屋内側通信部32がこのIDコード信号を受信するとIDコード信号が屋内側コントローラ31に入力される。
屋内側コントローラ31のIDコード記憶部31aには、識別情報としてのIDコード情報があらかじめ記憶されている。IDコード記憶部31aに記憶されているIDコード情報は、電子キー40に記憶されているIDコードに対応したものである。屋内側コントローラ31は、電子キー40からIDコード信号が入力されると、IDコードの認証を行う。具体的には、屋内側コントローラ31は、入力されたIDコード信号がIDコード記憶部31aに記憶されているIDコードと一致するか否かを判定する。そして、屋内側コントローラ31は、上記ID認証の結果等に基づいて施解錠装置17に施解錠信号を出力し、玄関ドア16の施解錠制御を実施する。
一方、屋内側スイッチ33が施解錠操作された場合には、屋内側コントローラ31が屋内側スイッチ33からの操作信号に基づいて施解錠装置17に施解錠信号を出力し、玄関ドア16の施解錠制御を実施する。
次に、本電子キーシステムにおいて実施される施解錠制御処理について説明する。ここでは、屋外側コントローラ21によって実行される制御処理と、屋内側コントローラ31によって実行される制御処理とについて説明する。
まず、屋外側コントローラ21によって実行される制御処理について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本処理は、居住者により屋外側スイッチ23が施錠操作又は解錠操作されたことをトリガとして開始される。この場合、屋外側スイッチ23が操作されたことは、屋外側スイッチ23から操作信号が入力されたことをもって判断される。また、屋外側スイッチ23が施錠操作されても解錠操作されても制御処理の流れは同じであるため、共通化したフローチャートに基づいて説明する。
まずステップS11において、屋外側通信部22より前述した通信エリア(図1及び図2参照)にリクエスト信号を送信する。
続くステップS12では、リクエスト信号の応答として電子キー40より送信されるIDコード信号を屋外側通信部22を介して受信したか否かを判定する。IDコード信号を受信していない場合には、ステップS15に進み、IDコード信号を受信している場合には、ステップS13に進む。
ステップS13では、電子キー40から受信したIDコード信号があらかじめIDコード記憶部21aに記憶されているIDコードと一致しているか否かを判定する。電子キー40からのIDコード信号があらかじめ記憶されているIDコードと一致している場合には、ステップS14に進み、屋内側コントローラ31に被許可者フラグを出力する。一方、電子キー40からのIDコード信号があらかじめ記憶されているIDコードと一致していない場合には、ステップS15に進み、屋内側コントローラ31に不審者フラグを出力する。ステップS14又はステップS15の処理が終了後、本制御処理を終了する。
次に、屋内側コントローラ31によって実行される制御処理について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
まずステップS21において、屋外側コントローラ21よりフラグが入力されたか否かを判定する。フラグが入力されている場合には、ステップS22に進み、入力されたフラグが被許可者フラグであるか否かを判定する。入力されたフラグが被許可者でない場合、すなわち不審者フラグである場合には、ステップS27に進み、施解錠装置17に施錠信号を出力する。これにより、玄関ドア16が施錠されるため、不審者等による建物10への侵入を防止することができる。なお、このときすでに施解錠装置17が施錠状態にある場合には、そのまま施錠状態を継続する。一方、入力されたフラグが被許可者フラグである場合には、ステップS23に進む。
ステップS23では、屋内側通信部32より前述した通信エリア(図1及び図2参照)にリクエスト信号を送信する。
続くステップS24では、リクエスト信号の応答として電子キー40より送信されるIDコード信号を屋内側通信部32を介して受信したか否かを判定する。IDコード信号を受信していない場合には、ステップS26に進み、IDコード信号を受信している場合には、ステップS25に進む。
ステップS25では、電子キー40から受信したIDコード信号があらかじめIDコード記憶部31aに記憶されているIDコードと一致しているか否かを判定する。電子キー40からのIDコード信号があらかじめ記憶されているIDコードと一致している場合には、本処理を終了する。この場合、電子キー40は、屋外側通信部22及び屋内側通信部32の双方に対してIDコード信号を送信しているため、電子キー40が両通信部22,32の重複エリアA(図1及び図2参照)にあると認定することができる。つまり、玄関11において例えば下駄箱14の天板14b上や引出し14a等に放置されている電子キー40により玄関ドア16が施解錠されようとしていると認定できるため、施解錠装置17による施解錠処理を実行しないまま、本制御処理を終了する。
一方、電子キー40からのIDコード信号があらかじめ記憶されているIDコードと一致していない場合には、ステップS26に進み、施解錠装置17に施錠信号又は解錠信号を出力する。これにより、玄関ドア16が施錠又は解錠される。詳細には、屋外側スイッチ23が施錠操作されている場合には施錠され、屋外側スイッチ23が解錠操作されている場合には解錠される。この場合、屋内側通信部32の通信エリア外にある電子キー40により、つまり屋外にある電子キー40により玄関ドア16が施解錠されようとしていると認定できるため、施解錠装置17による施解錠処理を実行する。その後、本処理を終了する。
前述したステップS21において屋外側コントローラ21より入力されたフラグが被許可者フラグであると判定した場合には、ステップS28に進み、屋内側スイッチ33が施解錠操作されたか否かを判定する。屋内側スイッチ33が施解錠操作された場合には、ステップS26に進み、施解錠装置17に施錠信号又は解錠信号を出力する。これにより、玄関ドア16が施錠又は解錠される。詳細には、屋内側スイッチ33が施錠操作された場合には施錠され、屋内側スイッチ33が解錠操作された場合には解錠される。その後、本処理を終了する。一方、屋内側スイッチ33が施解錠操作されていない場合には、本処理を終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
玄関11に電子キー40との通信が可能な屋内側通信部32を設け、その屋内側通信部32が電子キー40より正規のIDコード信号を受信した場合には、屋外側通信部22が電子キー40から正規のIDコード信号を受信している場合でも玄関ドア16の施解錠を行わないようにした。したがって、電子キー40が玄関11において屋外側通信部22の通信エリアに放置等された場合でも、その放置された場所が屋内側通信部32の通信エリアであれば玄関ドア16の施解錠が行われない。よって、この場合居住者の意に反して玄関ドア16が解錠されるのを防止できるため、居住者の知らぬ間に不審者の侵入を許す等の不都合な事態を回避でき、その結果防犯性を高めることができる。
具体的には、屋内側通信部32の通信エリアの一部を、屋外側通信部22の通信エリアの少なくとも一部と重複するように設定し、電子キー40がその重複エリアA(例えば下駄箱14の引出し14a内)に放置等された場合に、電子キー40のIDコード信号が屋外側通信部22により受信されるとともに屋内側通信部32により受信されるようにした。この場合、玄関ドア16の施解錠が行われるのを防止することができるため、上記の効果を具体的に実現することができる。
また、屋内側通信部32の通信エリアを玄関ドア16付近まで及ぶように設定することで、屋外側通信部22の通信エリアにおける屋内側のエリアの大部分を屋内側通信部32の通信エリアと重複させるようにした。これにより、屋内に放置等された電子キー40により居住者の意に反して玄関ドア16が解錠されるのをより高い精度で防止することができる。
電子キー40が屋内側通信部32の通信エリアにある場合であっても玄関ドア16を施解錠させることが可能な屋内側スイッチ33を玄関11に設けた。これにより、屋内に放置等された電子キー40により居住者の意に反して玄関ドア16が解錠されるのを防止できるとともに、屋内側からの操作により玄関ドア16を施解錠することができる。
一般に居住者は玄関11において下駄箱14の引出し14a内や天板14b上に電子キー40等の鍵類を放置し易いが、その放置しやすい下駄箱14の引出し14a内及び天板14b上を少なくとも含むように屋内側通信部32の通信エリアを設定した。そのため、居住者の意に反した玄関ドア16の解錠をより効果的に防止することができる。
屋外側通信部22及び屋内側通信部32の各通信エリアは一般に、気温の変化等の外乱に基づいてその大きさが変動する。そのため、電子キー40を下駄箱14の天板14b上に置いた時点では電子キー40が屋外側通信部22の通信エリア外にある場合でも、その後屋外側通信部22の通信エリアが外乱に基づいて拡大することにより電子キー40が事後的に屋外側通信部22の通信エリア内に入ることが考えられる。この場合、その電子キー40により玄関ドア16が事後的に解錠されるおそれがある。その点、本実施形態によれば、屋内側通信部32の通信エリアを同エリアの変動にかかわらず、少なくとも下駄箱14の引出し14a内及び天板14b上を含むように設定したため、下駄箱14の引出し14a内又は天板14b上に放置された電子キー40により事後的に玄関ドア16が解錠されるのを防止することができる。
屋内側通信部32の通信エリアをその少なくとも一部が廊下12に跨るように設定したため、玄関11に設けられた空きスペースSに収納台が設置された場合でもその収納台を屋内側通信部32の通信エリアに含ませることができる。これにより、収納台の上等に電子キー40が放置された場合でも、その電子キー40により居住者の意に反して玄関ドア16が解錠されるのを防止することができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、居住者によるスイッチ23,33の操作と電子キー40から送信されるIDコードの認証とに基づいて玄関ドア16の施解錠が行われる施解錠システムに本発明を適用したが、これを変更して、電子キー40からのIDコードの認証のみに基づいて玄関ドア16が施解錠されるシステムに対して本発明を適用してもよい。この場合、屋外側通信部22の通信エリアにおける屋内側のエリアの一部に設けられた屋内側通信部32の通信エリアとは重複しないエリアB(以下、未重複エリアBという。図1参照)に電子キー40を入れることで、電子キー40のIDコード信号を屋外側通信部22のみに受信させ、屋内側から電子キー40により施解錠装置17の施解錠を実行させることができる。これにより、屋内側通信部32を設けたにもかかわらず、屋内側から電子キー40により玄関ドア16を施解錠することができる。
(2)また、未重複エリアBを、居住者が通行不能な場所に設定してもよい。例えば、玄関11に傘立てや植木鉢等が置かれている場所を未重複エリアBとして設定することが考えられる。そうすれば、電子キー40を所持する居住者が玄関11の掃除をしている場合等に未重複エリアBに入ることで、玄関ドア16が居住者の意に反して解錠されるのを回避することが期待できる。また、未重複エリアBを居住者が通行不能な大きさに設定しても、同様の効果を得ることができる。
(3)上記実施形態では、電子キー40からのIDコード信号に基づいてドア16の施解錠を行う施解錠システムに本発明の電子キーシステムを適用したが、電子キーからのIDコード信号に基づいてその他の処理を行うシステムに対して本発明の電子キーシステムを適用してもよい。例えば、ドアを開閉する駆動部を電子キーからのIDコード信号に基づいて駆動し、これによってドアの開閉を行うドア開閉システムに適用することが考えられる。
(4)上記実施形態では、本発明の電子キーシステムを建物10内の機器(施解錠装置17)を制御対象としたシステムに適用したが、これを変更して、車両等その他のものを制御対象としたシステムに本発明の電子キーシステムを適用してもよい。その一例として、車両のドアの施解錠システムに対して本発明のシステムを適用することが考えられる。この場合、建物10の近くに車両が駐車された場合でも、建物10内に放置された電子キーにより車両のドアがユーザの意に反して解錠されるのを防止することができるため、ユーザの知らぬ間に車内に装備されたオーディオ機器等が盗難される等の不都合な事態を回避できる。
(5)上記実施形態では、屋内側通信部32を建物10内において玄関11に設置したが、屋内側通信部32は必ずしも玄関11に設置する必要はなく、建物10内におけるその他の場所に設置してもよい。例えば、上記(4)において説明した車両ドアの施解錠システムに本発明の電子キーシステムを適用した場合には、建物10において駐車場に隣接した居室等に屋内側通信部32を設置するのが望ましい。この場合、上記居室等に放置等された電子キー40により駐車場に駐車中の車両のドアがユーザの意に反して解錠されるのを防止する効果が期待できる。
(6)上記実施形態では、玄関11に屋内側スイッチ33を設け、このスイッチ33の操作に基づいて屋内側から玄関ドア16の施解錠を行うようにしたが、これを変更してもよい。例えば、屋内側スイッチ33に代えて又は付加して、電子キー40に操作部を設け、この操作部の操作に基づいて屋内側から玄関ドア16の施解錠を行うようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、電子キー40として玄関ドア16の施解錠専用キーを用いたが、これに代えて、建物10と車両とで共用できる電子キー等その他の電子キーを用いてもよい。
(8)上記実施形態では、屋外側コントローラ21と、屋内側コントローラ31との2つのコントローラにより玄関ドア16の施解錠制御を行う構成としたが、コントローラを1つにして1つのコントローラにより図4に示す制御処理と図5に示す制御処理とを行う構成としてもよい。
(9)上記実施形態では、屋外側コントローラ21と、屋外側通信部22と、屋外側スイッチ23とを屋外側装置20が一体として備える構成としたが、これを変更して、これら各機器21〜23を別々に配置する構成としてもよい。また、屋内側装置30に備えられた屋内側コントローラ31と、屋内側通信部32と、屋内側スイッチ33とについても同様に別々に配置する構成としてもよい。
(10)上記実施形態では、屋内側通信部32を1つだけ設置する構成としたが、屋内側通信部32を複数設置する構成としてもよい。例えば、上記実施形態において屋内側通信部32をさらに1つ追加し、その追加した屋内側通信部32の通信エリアを未重複エリアB(図1参照)を含むように設定すれば、屋外側通信部22の通信エリアにおける屋内側のエリアと屋内側通信部32の通信エリアとの重複エリアを拡張させることができるため、屋内に放置等された電子キー40による居住者の意に反した玄関ドア16の解錠をより高い精度で防止することができる。
また、玄関11の真上に二階居室等を有する建物において、屋外側通信部22の通信エリアが二階居室に及んでいる場合には、屋内側通信部32をその通信エリアが二階居室に及ぶように追加設置するのがよい。そうすれば、二階居室に電子キー40が放置等された場合でも、その電子キー40により居住者の意に反して玄関ドア16が解錠されるのを防止できる。
(11)一般に通信エリアの大きさは、気温等により変動するものであるため、各通信部22,32の通信エリアが季節に応じて変動し、その結果各通信部22,32の重複エリアAが季節に応じて大小変動することが想定される。その点を鑑みると、各通信部22,32の通信エリアの大きさを可変に設定可能としてもよい。この場合、季節に応じて各通信部22,32の通信エリアの大きさを調整することで重複エリアAを季節にかかわらずほぼ一定の大きさに保つことが可能となる。
10…建物、14…家具としての下駄箱、14a…引出し、14b…天板、15…出入口としての玄関口、16…ドアとしての玄関ドア、17…処理部及び駆動部としての施解錠装置、20…屋外側装置、21…制御部としての屋外側コントローラ、22…第1通信部としての屋外側通信部、23…屋外側スイッチ、30…屋内側装置、31…制御部としての屋内側コントローラ、32…第2通信部としての屋内側通信部、33…操作部としての屋内側スイッチ、40…電子キー。

Claims (7)

  1. 固有の識別情報を送信する電子キーと、
    前記電子キーからの識別情報を無線通信により受信する第1通信部と、
    前記第1通信部を通じて前記電子キーから受信した識別情報に基づいて、予め定められた処理を実行する処理部と、
    を有する電子キーシステムにおいて、
    建物の屋内における所定範囲を通信可能範囲として前記電子キーと無線通信する第2通信部と、
    その第2通信部を通じて前記電子キーから識別情報を受信した場合には、前記第1通信部による識別情報の受信にかかわらず前記処理部による処理を行わないように制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記処理部は、建物の出入口を開閉するドアを施解錠し又は開閉する駆動部であり、
    前記第1通信部は、前記出入口の屋内外に跨る所定範囲を前記電子キーとの通信可能範囲とし、
    前記制御部は、前記第1通信部を通じて前記電子キーから受信した識別情報に基づいて前記駆動部を駆動させる一方、前記第2通信部を通じて前記電子キーから識別情報を受信した場合には前記駆動部の駆動をしないように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記第2通信部の通信可能範囲の少なくとも一部が前記第1通信部の通信可能範囲の一部と重複するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記第2通信部の通信可能範囲は前記ドア付近まで及ぶように設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子キーシステム。
  5. 前記電子キー又は前記建物の屋内側には、前記電子キーが前記第2通信部の通信可能範囲にある場合であっても前記駆動部を駆動させる操作部が備えられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電子キーシステム。
  6. 建物の屋内外を連通する出入口を開閉するドアと、
    前記ドアを施解錠し又は開閉する駆動部と、
    前記出入口の屋内外に跨る所定範囲を通信可能範囲として、ユーザにより所持される電子キーから送信される識別情報を無線通信により受信する第1通信部と、
    前記第1通信部を通じて前記電子キーから受信した識別情報に基づいて前記駆動部を駆動させる制御部と、
    を備える建物において、
    屋内における所定範囲を通信可能範囲として前記電子キーと無線通信する第2通信部を備え、
    前記制御部は、前記第2通信部を通じて前記電子キーから識別情報を受信した場合には、前記第1通信部による識別情報の受信にかかわらず前記駆動部の駆動をしないように制御することを特徴とする建物。
  7. 前記出入口を介して屋外と連通する玄関を備え、
    前記玄関には、前記電子キーを収納可能又は載置可能な箇所を有する家具が設けられ、
    前記第2通信部の通信可能範囲は、少なくとも前記箇所を含むようにして設定されていることを特徴とする請求項6に記載の建物。
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