JP6962794B2 - 建物の施解錠システム - Google Patents

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Description

本発明は、建物の施解錠システムに関する。
住宅等の建物では、無線機能を有する電子キーを用いてドアに設けられた施錠装置の施解錠を行う施解錠システムが実用化されている。かかる施解錠システムでは、例えば、ドア付近で建物の住人により電子キーの操作ボタンが操作されると、その電子キーから建物側に識別情報が発信される。そして、その識別情報が建物側で受信されると、建物側ではその識別情報に基づき予め登録された電子キーであるか否かの認証が行われ、予め登録された電子キーであるとの認証が行われるとドアに設けられた施錠装置が解錠されるようになっている。
また、電子キーを用いた施解錠システムとして、特許文献1には、ドアにおける屋内側のノブにタッチセンサが内蔵され、そのセンサにより住人がノブに触れたことが検知されると、建物側から電子キーに識別情報の送信を要求するリクエスト信号が送信されるものが開示されている。このシステムでは、住人が所持する電子キーにより上記のリクエスト信号が受信されると、その応答として電子キーから識別情報が建物側に送信され、その識別情報が建物側にて受信されると予め登録された電子キーであるか否かの認証が建物側で行われるようになっている。そして、予め登録された電子キーであるとの認証が行われると、施錠装置が施錠されるようになっている。かかるシステムによれば、住人が外出するに際しては、屋内側のドアノブに触れるだけで施錠装置が解錠されるため、施錠装置の解錠を行う上で利便性の向上を図ることができる。
また、特許文献1の施解錠システムでは、タッチセンサの検知に基づき施錠装置が解錠された場合に、住人が建物から外出しようとしていると判定する外出判定処理を行うこととしている。
特開2010−246056号公報
ところで、建物における防犯性の観点等からすると、住人が今現在建物に在宅しているか否かを逐次把握(管理)することが望ましい。また、住人が在宅しているか否かを把握するには、住人の外出及び帰宅を都度把握する必要がある。ここで、住人の外出及び帰宅を把握するにあたっては、施解錠システムを利用することが考えられる。例えば、上記特許文献1の施解錠システムを利用することが考えられる。
この点について、上記特許文献1の施解錠システムでは、上述したように、タッチセンサの検知に基づく施錠装置の解錠時に外出判定処理を行うこととしている。しかしながら、上記特許文献1には、施錠装置の解錠時に、住人の帰宅を判定する判定処理を行う点については何も開示がされていない。このため、上記特許文献1のシステムでは、住人の外出については把握することができるものの、住人の帰宅については把握することができない。このため、当該システムを用いて住人の在不在管理(すなわち在宅管理)を行うのは難しいと考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、住人の在宅管理を好適に行うことが可能な建物の施解錠システムを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物の施解錠システムは、建物の出入口を開閉するとともに屋内側及び屋外側にそれぞれ取っ手を有する出入口扉を施解錠する施錠装置と、前記建物の住人により携帯され、固有の識別情報を送信する電子キーと、前記出入口の屋内外に跨がる所定範囲を通信可能範囲として前記電子キーと無線通信可能とされている通信装置と、を備え、前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づいて、前記施錠装置の施解錠を行う建物の施解錠システムであって、前記出入口扉の前記各取っ手にそれぞれ設けられ、前記取っ手が人により接触又は操作されたことを検知する取っ手検知手段と、前記各取っ手検知手段のいずれかにより前記取っ手に対する接触又は操作が検知された場合に、前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づき、前記施錠装置を解錠する解錠制御手段と、前記各取っ手検知手段のいずれによる検知があったことで前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠されたかに基づき、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する外出帰宅判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、出入口扉の各取っ手に設けられた取っ手検知手段のいずれかにより取っ手に対する人の接触又は操作が検知された場合に、住人の携帯する電子キーから受信した識別情報に基づいて施錠装置が解錠される。これにより、住人が外出する際も帰宅する際も、住人が取っ手に触れるか又は操作することで施錠装置が解錠されるため、外出時及び帰宅時の双方において解錠の際の利便性向上を図ることができる。
また、各取っ手検知手段のいずれで取っ手に対する接触又は操作が検知されたかに基づき、住人が外出するのか又は帰宅するのかが判定される。具体的には、屋内側の取っ手に対する接触又は操作が検知された場合には住人が外出すると判定され、屋外側の取っ手に対する接触又は操作が検知された場合には住人が帰宅すると判定される。この場合、住人の帰宅外出を判定することで、住人が建物に在宅しているか否かを把握することが可能となるため、施解錠システムを用いて住人の在宅管理を好適に行うことが可能となる。
第2の発明の建物の施解錠システムは、第1の発明において、前記電子キーは、複数の住人によりそれぞれ所持されており、それら各住人の前記電子キーはそれぞれ住人固有の前記識別情報を送信するものであり、前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人が誰であるのかを特定する住人特定手段と、前記各住人ごとに、住人が前記建物に在宅しているか否かに関する在宅情報を記憶する記憶手段と、前記外出帰宅判定手段の判定結果に基づいて、前記住人特定手段により特定された住人について、前記記憶手段に記憶されている在宅情報を更新する更新処理を実施する在宅情報更新手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、建物に住む各住人がそれぞれ住人固有の識別情報を送信する電子キーを所持しており、その電子キーから受信した識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人が誰であるかが特定される。また、その特定された住人について、外出帰宅判定手段の判定結果に基づき、在宅情報(在宅しているか否かに関する情報)の更新が行われる。これにより、建物に住む各住人の在宅管理を好適に行うことが可能となる。
第3の発明の建物の施解錠システムは、第2の発明において、前記住人特定手段は、前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後に前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人を特定することを特徴とする。
ところで、住人が建物に帰宅又は外出する際には、複数の住人(例えば家族)が一緒に帰宅又は外出する場合が考えられる。その場合、複数の住人のうちいずれか一の住人の電子キーにより(詳しくは当該キーの識別情報に基づき)施錠装置が解錠され、その後、その解錠された出入口扉を開いて、各住人が帰宅又は外出することになると考えられる。そこで本発明では、その点に鑑み、施錠装置が解錠された後に電子キーから受信した識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人を特定するようにしている。これにより、複数の住人が一緒に外出又は帰宅する場合において、それら各住人を好適に特定することが可能となる。
第4の発明の建物の施解錠システムは、第3の発明において、前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後、前記出入口扉が開放されているか否か判定する扉開判定手段を備え、前記住人特定手段は、前記扉開判定手段により前記出入口扉が開放されていると判定されている間に前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人を特定することを特徴とする。
本発明によれば、出入口扉が開放されている間に電子キーから受信した識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人が特定される。この場合、出入口扉を開いて各住人が外出又は帰宅する(つまり建物に出入りする)際、それら各住人の電子キーから受信する識別情報に基づき、住人の特定が行われる。これにより、複数の住人が外出又は帰宅する際、それら各住人を確実に特定することが可能となる。
第5の発明の建物の施解錠システムは、第2乃至第4のいずれかの発明において、前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後に、前記出入口扉が開閉されたことを判定する手段を備え、前記在宅情報更新手段は、前記出入口扉が開閉されたと判定された場合に、前記更新処理を実施することを特徴とする。
施錠装置が解錠された後、住人は出入口扉を開閉して帰宅又は外出すると考えられる。そこで本発明では、施錠装置の解錠後に、出入口扉が開閉されたことを条件に住人の在宅情報を更新することとしている。この場合、住人が実際に帰宅又は外出したことをもって、在宅情報が更新されるため、精度の高い在宅管理を行うことができる。
第6の発明の建物の施解錠システムは、第2乃至第5のいずれかの発明において、前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後に、当該施錠装置が施錠操作されたことを判定する施錠操作判定手段を有し、前記在宅情報更新手段は、当該施錠装置が施錠操作されたと判定された場合に、前記更新処理を実施することを特徴とする。
施錠装置が解錠された後、住人は出入口扉を開いて帰宅又は外出し、その後出入口扉を閉め施錠装置を施錠することになると考えられる。そこで本発明では、施錠装置の解錠後に、当該施錠装置が施錠操作された場合に住人の在宅情報を更新するようにしている。この場合にも、住人が帰宅又は外出したことをもって、住人の在宅情報が更新されるため、精度の高い在宅管理を行うことができる。
第7の発明の建物の施解錠システムは、第6のいずれかの発明において、前記施錠操作判定手段は、前記施錠装置が屋内側又は屋外側のいずれから施錠操作されたかについても判定し、前記在宅情報更新手段は、前記外出帰宅判定手段により住人が外出するとの判定がされた場合には、前記施錠装置が屋外側から施錠操作されたと判定されたことを条件に前記更新処理を実施し、前記外出帰宅判定手段により住人が帰宅するとの判定がされた場合には、前記施錠装置が屋内側から施錠操作されたと判定されたことを条件に前記更新処理を実施することを特徴とする。
本発明によれば、住人が外出するとの判定がされた場合には、屋外側から施錠操作されたことを条件に在宅情報が更新され、住人が帰宅するとの判定がされた場合には、屋内側から施錠操作されたことを条件に在宅情報が更新される。これにより、住人が確実に帰宅又は外出したことをもって在宅情報が更新されるため、より精度の高い在宅管理を行うことができる。
玄関周辺を示す平面図。 施解錠システムの電気的構成を示す図。 制御処理の流れを示すフローチャート。 ドア解錠処理を示すフローチャート。 住人特定処理を示すフローチャート。 在宅情報更新処理を示すフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は玄関周辺を示す平面図である。
図1に示すように、建物10には、屋内スペースとして、玄関11や廊下12、居室13等が設けられている。玄関11には、出入口としての玄関口15が設けられている。この玄関口15を通じて建物10への出入りが可能となっている。玄関口15には、出入口扉としての玄関ドア16が設けられている。玄関ドア16は、例えば回動式の開き戸からなる。この玄関ドア16により玄関口15が開閉されるようになっている。また、玄関ドア16には、屋内側及び屋外側にそれぞれ取っ手としてのドアノブ17が設けられている。なお、玄関ドア16は、引き戸であってもよい。
玄関ドア16には、施錠装置18が設けられている。施錠装置18は、錠前を電気的に施解錠することで玄関ドア16の施錠及び解錠(ロック及びアンロック)を行う装置である。施錠装置18は、建物10の住人が所持する電子キー20によって施解錠されるようになっている。また、施錠装置18は、屋内側(玄関11側)から施錠操作可能なサムターン18aを有しており、このサムターン18aの操作によって施錠することも可能となっている。
建物10には、電子キー20との間で無線通信が可能な通信装置19が設けられている。通信装置19は、例えば玄関ドア16付近の外壁に設けられている。通信装置19は、その通信エリアが玄関口15の屋内側及び屋外側に跨がる所定範囲に設定されており、その通信エリア内にて電子キー20と通信可能とされている。詳しくは、通信装置19の通信エリアは、玄関ドア16の屋内側で住人がドアノブ17をつかんだ場合、及び、玄関ドア16の屋外側で住人がドアノブ17をつかんだ場合のそれぞれで、住人が当該通信エリア内に位置するように設定されている。
続いて、施錠装置18の施解錠を行う施解錠システムについて説明する。
施解錠システムは、玄関ドア16周辺に複数のセンサ21〜23を備えている。これら各センサ21〜23のうち、開閉検知センサ21は、玄関ドア16の開閉状態を検知するセンサである。開閉検知センサ21は、例えば玄関ドア16の屋内側に設けられている。また、施解錠検知センサ22は、施錠装置18が施錠状態にあるか又は解錠状態にあるかを検知するセンサである。施解錠検知センサ22は、例えば施錠装置18に内蔵されている。
ドアノブセンサ23は、ドアノブ17に人が接触したことを検知するタッチセンサからなる。ドアノブセンサ23は、例えばドアノブ17に内蔵されている。ドアノブセンサ23は、屋内側のドアノブ17aと屋外側のドアノブ17bとにそれぞれ設けられている。以下においては、屋内側のドアノブ17aに設けられたドアノブセンサ23の符号にaを付し、屋外側のドアノブ17bに設けられたドアノブセンサ23の符号にbを付す。なお、これらドアノブセンサ23a,23bが取っ手検知手段に相当する。
続いて、施解錠システムの電気的構成について図2に基づいて説明する。図2は、施解錠システムの電気的構成を示す図である。
図2に示すように、施解錠システムは、解錠制御手段としてのコントローラ25を備える。コントローラ25は、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを備えて構成され、例えば玄関11の壁面に設けられている。
コントローラ25には、通信装置19が接続されている。通信装置19は、建物10に居住する各住人の携帯する電子キー20とそれぞれ無線通信が可能とされている。この場合、コントローラ25は、通信装置19を介して各住人の電子キー20と無線通信が可能とされている。
各電子キー20にはそれぞれ識別情報としてのID情報が記憶されている。このID情報は、当該情報が記憶された電子キー20固有の情報であり、ひいてはその電子キー20を所持する住人固有の情報となっている。そのため、このID情報により各住人(の電子キー20)をそれぞれ識別することが可能となっている。一方、コントローラ25は、各電子キー20のID情報をそれぞれ記憶するID情報記憶部26を有している。このID情報記憶部26に記憶された各ID情報はそれぞれ、各電子キー20に記憶されたID情報に対応している。
コントローラ25は、通信装置19を通じて上述した通信エリアに所定周期で(例えば0.5秒ごとに)リクエスト信号を送信する。リクエスト信号は、電子キー20に対してID情報の送信を要求する信号である。電子キー20を所持する住人が通信エリアに入ると、電子キー20によりリクエスト信号が受信される。すると、電子キー20は、そのリクエスト信号の応答としてID情報を送信する。そして、そのID情報が通信装置19により受信されると、そのID情報が通信装置19からコントローラ25に入力される。
コントローラ25には、各ドアノブセンサ23a.23bが接続されている。コントローラ25には、これら各ドアノブセンサ23a,23bから逐次検知結果が入力される。コントローラ25は、施錠装置18が施錠されている状態において各ドアノブセンサ23a,23bのうちいずれかから(ドアノブ17に人が接触した旨の)検知結果が入力されると、通信装置19を通じて受信した電子キー20からのID情報に基づき認証処理を行う。認証処理では、コントローラ25が、電子キー20から受信したID情報がID情報記憶部26に記憶されているID情報と一致するか否かの認証(判定)を行う。詳しくは、受信したID情報がID情報記憶部26に記憶されている各ID情報のうちいずれかと一致するか否かの認証を行う。
コントローラ25には、施錠装置18が接続されている。コントローラ25は、上記ID情報の認証結果に基づいて、施錠装置18に解錠信号を出力し、当該施錠装置18を解錠制御する。すなわち、コントローラ25は、認証処理の結果、電子キー20からのID情報がID情報記憶部26に記憶されているID情報と一致する場合、つまり認証OKの場合には施錠装置18を解錠し、電子キー20からのID情報がID情報記憶部26に記憶されているID情報と一致しない場合、つまり認証NGの場合には施錠装置18を施錠状態のままとする。
このように、本施解錠システムでは、施錠装置18の施錠状態において、住人等により屋内側のドアノブ17a及び屋外側のドアノブ17aのうちいずれかが触れられると(タッチされると)、そのドアノブ17への接触が対応するドアノブセンサ23a(23b)により検知され、その検知に基づき電子キー20から受信したID情報の認証処理が行われるようになっている。そして、その認証の結果、認証OKである場合に施錠装置18が解錠されるようになっている。したがって、本施解錠システムでは、住人が帰宅する際には、住人が屋外側のドアノブ17bに触れるだけで施錠装置18を解錠することが可能となっている。また、住人が外出する際には、住人が屋内側のドアノブ17aに触れるだけで施錠装置18を解錠することが可能となっている。
また、コントローラ25は、施錠装置18が解錠されている状態において、屋外側のドアノブセンサ23bから(ドアノブ17bに人が接触した旨の)検知結果が入力されると、通信装置19を通じて受信した電子キー20からのID情報に基づき認証処理を行う。そして、コントローラ25は、その認証処理の結果に基づき、施錠装置18に施錠信号を出力し、当該施錠装置18を施錠制御する。つまり、コントローラ25は、認証処理の結果、認証OKの場合には施錠装置18を施錠し、認証NGの場合には施錠装置18を解錠状態のままとする。
したがって、本施解錠システムでは、施錠装置18の解錠状態において、屋外側のドアノブ17bが住人等により触れられると(タッチされると)、そのドアノブ17bへの接触がドアノブセンサ23bにより検知され、その検知に基づき電子キー20から受信したID情報の認証処理が行われるようになっている。そのため、本施解錠システムでは、住人が外出する際に施錠装置18を施錠する場合には、住人が屋外側のドアノブ17bに触れるだけで施錠することが可能となっている。
また、本施解錠システムでは、住人が帰宅する際に施錠装置18を施錠する場合には、住人が施錠装置18のサムターン18aを屋内側で施錠操作することにより施錠するようになっている。
ここで、本施解錠システムでは、上述した施錠装置18の施解錠に加え、各住人が建物10に在宅しているか否かを管理する在宅管理を行うこととしている。そこで、以下では、その在宅管理に関する構成について説明する。
コントローラ25は、電子キー20から受信したID情報の認証処理に基づき施錠装置18を解錠した場合に、その解錠が各ドアノブセンサ23a,23bのうちいずれの検知に基づき行われたかによって、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する外出帰宅判定処理を行う。この外出帰宅判定処理では、すなわち、住人が施錠装置18を解錠する際、住人により各ドアノブ17a,17bのうちいずれのドアノブ17が触れられたかによって、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する。
コントローラ25は、上記外出帰宅判定処理に加え、帰宅又は外出する住人が誰であるのかを特定する住人特定処理を行う。この住人特定処理は、通信装置19を通じて電子キー20から受信したID情報に基づき行われる。
コントローラ25は、住人が在宅しているか否かに関する在宅情報を記憶する在宅情報記憶部27を有している。在宅情報記憶部27には、各住人の在宅情報がそれぞれ記憶されている。なお、在宅情報記憶部27が記憶手段に相当する。
コントローラ25は、外出帰宅判定処理の判定結果に基づき、住人特定処理により特定された住人について、在宅情報記憶部27に記憶されている在宅情報を更新する在宅情報更新処理を行う。この更新処理では、外出帰宅判定処理により住人が外出するとの判定がされた場合には、在宅情報記憶部27に記憶されている在宅情報を不在である旨の情報に更新する。一方、外出帰宅判定処理により住人が帰宅するとの判定がされた場合には、在宅情報記憶部27に記憶されている在宅情報を在宅である旨の情報に更新する。
コントローラ25には、開閉検知センサ21と施解錠検知センサ22とが接続されている。コントローラ25には、これら各センサ21,22から逐次検知結果が入力される。コントローラ25は、これら各センサ21,22からの検知結果に基づき、在宅情報記憶部27に記憶されている在宅情報の更新処理を行う。
次に、コントローラ25により実行される制御処理について図3に示すフローチャートに基づき説明する。なお、本処理は所定の周期で繰り返し実行される。
図3に示すように、まずステップS11では、ドア解錠処理を行う。そこで、このドア解錠処理についてまず図4に示すフローチャートに基づき説明する。なお、ドア解錠処理の開始時においては施錠装置18が施錠状態とされている。
図4に示すように、ドア解錠処理では、まずステップS31において、各ドアノブセンサ23a,23bからの検知結果に基づき、各ドアノブ17a,17bのうちいずれかに人(例えば住人)が触れたか否かを判定する。各ドアノブ17a,17bのいずれかに人が触れた場合にはステップS32に進み、いずれのドアノブ17a,17bにも触れていない場合には本処理を終了する。
ステップS32では、通信装置19からのリクエスト信号の応答として電子キー20から送信されるID情報を、通信装置19を通じて受信したか否かを判定する。詳しくは、本ステップでは、電子キー20からID情報を受信したか否かの判定を所定時間の間(例えば5秒程度)繰り返し行い、その所定時間内に電子キー20からID情報を受信したか否かを判定する。電子キー20からID情報を受信していない場合には本処理を終了し、電子キー20からID情報を受信した場合にはステップS33に進む。
ステップS33では、電子キー20から受信したID情報の認証処理を行う。認証処理では、上述したように、受信したID情報がID情報記憶部26に記憶されている(いずれかの)ID情報と一致するか否かの認証(判定)を行う。認証処理の結果、電子キー20から受信したID情報がID情報記憶部26に記憶されているいずれかのID情報と一致する場合、つまり認証OKの場合にはステップS34を肯定判定し、ステップS35に進む。一方、電子キー20から受信したID情報がID情報記憶部26に記憶されているいずれのID情報とも一致しない場合、つまり認証NGの場合には本処理を終了する。
ステップS35では、施錠装置18に解錠信号を出力することで、施錠装置18を解錠する。これにより、住人は玄関ドア16を開いて建物10に帰宅又は外出することが可能となる。その後、本処理を終了する。
図3の説明に戻って、上記ドア解錠処理(ステップS11)の後、ステップS12に進み、当該解錠処理において施錠装置18が解錠されたか否かを判定する。すなわち、ここでは、ドア解錠処理におけるステップS35の処理、つまり施錠装置18の解錠処理が行われたか否かを判定する。施錠装置18の解錠処理が行われていない場合、つまり施錠装置18が施錠状態のままである場合には本処理を終了する。一方、施錠装置18が解錠された場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する外出帰宅判定処理を行う(外出帰宅判定手段に相当)。この判定処理では、ドア解錠処理(図4)のステップS31に際し人(つまり住人)が各ドアノブ17a,17bのうちいずれのドアノブ17に触れたかによって、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する。換言すると、ステップS31において各ドアノブセンサ23a,23bのうちいずれのセンサ23でドアノブ17への接触検知がされたかによって、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する。具体的には、本ステップでは、住人が各ドアノブ17a,17bのうち、屋内側のドアノブ17aに触れていた場合には、住人が外出すると判定し、住人が屋外側のドアノブ17bに触れていた場合には、住人が帰宅すると判定する。
続くステップS14では、外出又は帰宅する住人が誰であるかを特定する住人特定処理を行う。以下、この住人特定処理について図5に示すフローチャートに基づき説明する。
図5に示すように、住人特定処理では、まずステップS41において解錠タイマをセットする。この解錠タイマは、施錠装置18が解錠してからの経過時間を計測するものである。続くステップS42では、その解錠タイマにより計測された経過時間が所定時間を超えたか否かを判定する。つまり、ここでは、施錠装置18が解錠されてから所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、施錠装置18が解錠されてから、住人が玄関ドア16を開くのに要する時間よりも十分長い時間に設定され、例えば15秒程度に設定されている。
施錠装置18が解錠されてから所定時間が経過していない場合には、ステップS43に進み、開閉検知センサ21からの検知結果に基づき、玄関ドア16が開放されている(開かれている)か否かを判定する(扉開判定手段に相当)。玄関ドア16が開放されている場合にはステップS44に進む。この場合、住人が玄関口15を通じて帰宅又は外出しようとしていると判断することができる。
一方、玄関ドア16が閉鎖している(閉まっている)場合には、ステップS42に戻り、上記所定時間が経過するまでステップS42及びステップS43の各処理を繰り返す。そして、上記所定時間が経過した場合には本処理を終了する。この場合、施錠装置18が解錠されたにもかかわらず、住人は玄関ドア16を開いて外出又は帰宅しなかったものとみなすことができる。
ステップS44では、通信装置19からのリクエスト信号の応答として電子キー20から送信されるID情報を受信したか否かを判定する。つまり、ここでは、玄関ドア16を開いて玄関口15より外出又は帰宅する住人の電子キー20より送信されるID情報を受信したか否かを判定する。電子キー20からID情報を受信した場合にはステップS45に進み、電子キー20からID情報を受信していない場合にはステップS46に進む。
ステップS45では、電子キー20から受信したID情報に基づいて、外出又は帰宅する住人が誰であるかを特定する住人特定処理を行う(住人特定手段に相当)。
ステップS46では、開閉検知センサ21からの検知結果に基づいて、玄関ドア16が閉鎖された(閉められた)か否かを判定する。玄関ドア16が閉められた場合にはステップS47に進み、玄関ドア16が開閉(動作)されたことを示すドア開閉フラグをセットする。その後、本処理を終了する。
一方、玄関ドア16がまだ閉められていない場合にはステップS44に戻って、再度ステップS44及びステップS45の各処理を行う。つまり、ここでは、玄関ドア16が閉められるまで、換言すると玄関ドア16が開放されている間中、ステップS44及びS45の各処理を繰り返し行う。
ここで、住人が外出又は帰宅する際には、複数の住人(例えば家族全員)が一緒に帰宅又は外出する場合があると考えられる。この場合、玄関ドア16が開かれている間に、各住人が順次、玄関口15を通じて帰宅又は外出(建物10に出入り)することになると考えられる。このような場合、玄関口15を通じて帰宅又は外出する各住人の電子キー20から送信されるID信号を都度受信し(ステップS44でYES判定)、その受信したID情報に基づき都度住人の特定を行うことになる(ステップS45)。したがって、複数の住人が外出又は帰宅する際には、ステップS44及びS45の各処理が繰り返されることで、各住人がそれぞれ誰であるかが特定されるようになっている。
再び図3の説明に戻って、上記住人特定処理(ステップS14)の後、ステップS15に進み、在宅情報更新処理を行う。この在宅情報更新処理では、外出帰宅判定処理の判定結果に基づき、在宅情報記憶部27に記憶されている住人の在宅情報を更新する。以下、この在宅情報更新処理について図6に示すフローチャートに基づき説明する。
図6に示すように、在宅情報更新処理では、まずステップS51においてドア開閉フラグがセットされているか否かを判定する。ドア開閉フラグがセットされていない場合にはステップS63に進み、施錠装置18に施錠信号を出力することで、当該施錠装置18を施錠する。これにより、施錠装置18が解錠されたにもかかわらず、住人が外出又は帰宅しない場合には施錠装置18が自動で施錠される。その後、本処理を終了する。
ドア開閉フラグがセットされている場合にはステップS52に進み、ドア閉タイマをセットする。ドア閉タイマは、玄関ドア16が閉められてからの経過時間を計測するものである。続くステップS53では、そのドア閉タイマにより計測された経過時間が所定時間を超えたか否かを判定する。つまり、ここでは、玄関ドア16が閉まってから所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、玄関ドア16が閉まってから、住人が施錠装置18を施錠(施錠操作)するのに要する時間よりも十分長い時間に設定され、例えば15秒程度に設定されている。
玄関ドア16が閉められてから所定時間が経過していない場合にはステップS54に進み、ドアノブセンサ23bからの検知結果に基づき、屋外側のドアノブ17bに住人が触れたか否かを判定する。つまり、住人が施錠装置18を施錠すべく、ドアノブ17bに触れたか否かを判定する。換言すると、住人により屋外側から施錠装置18に対する施錠操作が行われたか否かを判定する。
屋外側のドアノブ17bに住人が触れた場合には、ステップS58に進み、通信装置19から送信されるリクエスト信号の応答として電子キー20から送信されるID情報を受信したか否かを判定する。詳しくは、本ステップでは、電子キー20からID情報を受信したか否かの判定を所定時間の間繰り返し行い、その所定時間内に電子キー20からID情報を受信したか否かを判定する。なお、所定時間は、例えば5分程度に設定されている。
電子キー20からID情報を受信していない場合には本処理を終了する。一方、電子キー20からID情報を受信した場合にはステップS59に進み、そのID情報の認証処理を行う。この認証処理は、上述したドア解錠処理(図4)における認証処理(ステップS33)と同様の処理であるため、ここではその説明を割愛する。
ID情報の認証処理の結果、認証NGである場合にはステップS60を否定判定し、本処理を終了する。一方、認証OKである場合にはステップS60を肯定判定し、ステップS61に進む。ステップS61では、施錠装置18に施錠信号を出力することで、当該施錠装置18を施錠する。その後、ステップS62に進む。
先のステップS54において、屋外側のドアノブ17bに住人が触れていない場合には、ステップS55に進む。ステップS55では、施解錠検知センサ22からの検知結果に基づき、施錠装置18が解錠状態から施錠状態とされたか否かを、つまり住人によりサムターン18aによる施錠装置18の施錠操作が行われたか否かを判定する。換言すると、住人により屋内側から施錠装置18に対する施錠操作が行われたか否かを判定する。住人によりサムターン18aによる施錠操作が行われ、施錠装置18が施錠された場合にはステップS56に進む。
一方、住人によりサムターン18aによる施錠操作が行われていない場合にはステップS53に戻り、所定時間(ステップS53)が経過するまでステップS53〜S55の各処理を繰り返し行う。そして、上記所定時間が経過した場合には、ステップS63に進み、施錠装置18を施錠する。これにより、玄関ドア16が閉められたにもかかわらず、住人により施錠装置18が施錠操作されない場合には、施錠装置18が自動で施錠されるようになっている。
なお、ステップS54及びステップS55の各処理により、「屋内側又は屋外側のいずれから施錠装置18が施錠操作されたかを判定する施錠操作判定手段」が構成されている。
続いて、ステップS62とステップS56との各処理について説明する。まずステップS62の処理について説明すると、ステップS62に進む場合とは、住人により屋外側から施錠装置18の施錠操作が行われ(ステップS54でYES判定)、それにより施錠装置18が施錠された場合(ステップS61)である。そして、ステップS62では、上述した外出帰宅判定処理(ステップS13)において、住人が外出する旨の判定が行われたか否かを判定する。外出帰宅判定処理において、住人が外出する旨の判定が行われていない場合(つまり住人が帰宅する旨の判定が行われた場合)には本処理を終了する。一方、住人が外出する旨の判定が行われた場合には、ステップS57に進む。つまり、住人が外出する旨の判定が行われ、かつ、屋外側から施錠装置18の施錠操作が行われている場合にはステップS57に進む。
次に、ステップS56の処理について説明すると、ステップS56に進む場合とは、住人により屋内側からサムターン18aによる施錠装置18の施錠操作が行われ(ステップS55でYES判定)、それにより施錠装置18が施錠された場合である。そして、ステップS56では、上述した外出帰宅判定処理(ステップS13)において、住人が帰宅する旨の判定が行われたか否かを判定する。外出帰宅判定処理において、住人が帰宅する旨の判定が行われていない場合(つまり住人が外出する旨の判定が行われた場合)には本処理を終了する。一方、住人が帰宅する旨の判定が行われた場合には、ステップS57に進む。つまり、住人が帰宅する旨の判定が行われ、かつ、屋内側から施錠装置18の施錠操作が行われている場合にはステップS57に進む。
ステップS57では、在宅情報更新処理を行う(在宅情報更新手段に相当)。この更新処理では、外出帰宅判定処理(ステップS13)の結果に基づき、住人特定処理(ステップS14)により特定された住人について、在宅情報記憶部27に記憶されている在宅情報を更新する。例えば、住人特定処理により複数の住人が特定された場合には、それら各住人の在宅情報をそれぞれ更新する。その後、本処理を終了する。
ここで、本建物10においては、在宅情報記憶部27に記憶されている各住人の在宅情報に基づいて、例えば建物10の警戒を行う警戒制御が実行されるようになっている。その警戒制御について簡単に説明すると、コントローラ25は、在宅情報記憶部27に記憶されている各住人の在宅情報に基づき、建物10内がいずれの住人も在宅していない不在状態であるか否かを判定する不在判定処理を実施し、その不在判定処理により建物10内が不在状態であると判定した場合に所定の警戒制御を実行する。
具体的には、建物10には、警戒システムとして、建物10内に不審者が侵入したことを検知する侵入検知センサと、その侵入した不審者に警報を発する警報部とを備えたものが設けられている。そして、コントローラ25は、上記警戒制御として、侵入検知センサにより不審者の検知があった場合に、警報部よりその不審者に警報を発する制御を実行する。この場合、建物10内が不在状態になると、自動で警戒制御が実行されるため、建物10の警戒を行う上で利便性の向上を図ることができる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
玄関ドア16の各ドアノブ17a,17bに設けられたドアノブセンサ23a,23bのいずれかによりドアノブ17に対する接触が検知された場合に、住人の携帯する電子キー20から受信したID情報に基づき施錠装置18を解錠するようにした。これにより、住人が外出する際も帰宅する際も、住人がドアノブ17a,17bに触れることで施錠装置18が解錠されるため、外出時及び帰宅時の双方において解錠の際の利便性向上を図ることができる。
また、各ドアノブセンサ23a,23bのうちいずれによりドアノブ17a,17bに対する接触が検知されたかに基づき、換言すると、各ドアノブ17a,17bのうちいずれのドアノブ17に人が触れたかに基づき、住人が外出するのか又は帰宅するのか判定するようにした。具体的には、屋内側のドアノブ17aに対する接触を検知した場合には住人が外出すると判定し、屋外側のドアノブ17bに対する接触を検知した場合には住人が帰宅すると判定するようにした。この場合、住人の帰宅外出を判定することで、住人が建物に在宅しているか否かを把握することが可能となるため、施解錠システムを用いて住人の在宅管理を好適に行うことが可能となる。
建物10に住む各住人がそれぞれ住人固有のID情報を送信する電子キー20を所持する構成にあって、電子キー20から受信したID情報に基づき、外出又は帰宅する住人が誰であるか特定するようにした。また、その特定した住人について、外出帰宅判定手段の判定結果に基づき、在宅情報記憶部27に記憶されている当該住人の在宅情報(在宅しているか否かに関する情報)を更新するようにした。これにより、建物10に住む各住人の在宅管理を好適に行うことが可能となる。
施錠装置18が解錠された後に玄関ドア16が開放されているか否かを判定し(ステップS43)、玄関ドア16が開放されていると判定されている間に電子キー20から受信したID情報に基づき、外出又は帰宅する住人を特定するようにした。この場合、複数の住人(例えば家族)が一緒に帰宅又は外出する場合において、それら各住人が玄関ドア16を開いて外出又は帰宅する(つまり建物10に出入りする)際に、それら各住人の電子キー20から受信したID情報に基づき、各住人の特定を行うことができる。これにより、複数の住人が外出又は帰宅する際、それら各住人をそれぞれ特定することが可能となる。
施錠装置18が解錠された後、住人は玄関ドア16を開閉して帰宅又は外出すると考えられる。そこで、上記の実施形態では、施錠装置18の解錠後に玄関ドア16が開閉(動作)された場合に、玄関ドア16が開閉されたことを示すドア開閉フラグをセットし(ステップS47)、そのドア開閉フラグがセットされていることを条件に(ステップS51でYES判定された場合に)住人の在宅情報を更新するようにした。この場合、住人が実際に帰宅又は外出したことをもって、在宅情報が更新されるため、精度の高い在宅管理を行うことができる。
施錠装置18が解錠された後、住人は玄関ドア16を開いて帰宅又は外出し、その後玄関ドア16を閉め施錠装置18を施錠(操作)することになると考えられる。そこで、上記の実施形態では、施錠装置18の解錠後に、当該施錠装置18が施錠操作された場合(ステップS54又はS55でYES判定された場合)に住人の在宅情報を更新するようにした。この場合にも、住人が帰宅又は外出したことをもって、住人の在宅情報が更新されるため、精度の高い在宅管理を行うことができる。
具体的には、外出帰宅判定処理(ステップS13)において住人が外出するとの判定がされた場合には(ステップS62においてYES判定)、屋外側から施錠操作されたことを条件に(ステップS54においてYES判定された場合に)在宅情報を更新し、住人が帰宅するとの判定がされた場合には(ステップS56においてYES判定)、屋内側から施錠操作されたことを条件に(ステップS55においてYES判定された場合に)在宅情報を更新するようにした。これにより、住人が確実に帰宅又は外出したことをもって在宅情報が更新されるため、より精度の高い在宅管理を行うことができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、玄関ドア16が開かれている間に電子キー20から受信したID情報に基づいて、外出又は帰宅する住人を特定したが、これを変更して、例えば施錠装置18が解錠されてから所定時間が経過するまでに電子キー20から受信したID情報に基づき、外出又は帰宅する住人を特定するようにしてもよい。この場合にも、施錠装置18が解錠された後、玄関ドア16を開いて外出又は帰宅する各住人を好適に特定することが可能となる。
また、ID情報の認証の際に、電子キー20から受信するID情報(ステップS32)に基づき、外出又は帰宅する住人を特定してもよい。但し、この場合、外出又は帰宅する住人として、解錠操作する住人のみが特定されることになるため、複数の住人が外出又は帰宅する際においてはそれら各住人をそれぞれ特定することが不可となる。そのため、その点を鑑みると、上記実施形態のように、玄関ドア16の開放中に電子キー20から受信したID情報に基づき、外出又は帰宅する住人を特定するのが望ましい。
(2)上記実施形態では、住人が外出するとの判定がされた場合には、屋外側から施錠装置18が施錠操作されたことを条件に、在宅情報記憶部27に記憶されている住人の在宅情報を更新し、住人が帰宅するとの判定がされた場合には、屋内側から施錠装置18が施錠操作されたことを条件に、住人の在宅情報を更新するようにしたが、これを変更してもよい。例えば、屋外側からの施錠操作、及び屋内側からの施錠操作を問わず、施錠装置18に対して施錠操作された場合には(つまりステップS54又はS55のいずれかでYES判定された場合には)、一律に在宅情報を更新するようにしてもよい。この場合にも、施錠装置18の施錠後に在宅情報が更新されるため、住人が帰宅又は外出したことをもって、住人の在宅情報が更新される。このため、精度の高い在宅管理を行うことができる。
また、玄関ドア16が開閉(動作)された場合には(ステップS51でYES判定された場合には)、施錠装置18に対する施錠操作の有無を問わず一律に在宅情報を更新するようにしてもよい。この場合にも、住人が実際に玄関ドア16を開いて帰宅又は外出したことをもって、在宅情報が更新されるため、精度の高い在宅管理を行うことができる。
(3)上記実施形態では、取っ手検知手段として、人がドアノブ17に接触したことを検知するドアノブセンサ23を設けたが、これに代えて、取っ手検知手段として、人がドアノブ17を開方向に回転操作したことを検知するセンサや、人がドアノブ17を押し操作したことを検知するセンサ等を設けてもよい。この場合、住人が施錠装置18を解錠する際、ドアノブ17を回転操作したり、押し操作したりすることになる。かかるセンサを設ける場合にも、センサを屋内側及び屋外側の各ドアノブ17a,17bに設けることで、上記実施形態の場合と同様、屋内側及び屋外側の各センサのうちいずれで検知されたかによって、住人が外出するか帰宅するかを判定することができる(外出帰宅判定処理)。
なお、屋内側のドアノブ17aに上記実施形態におけるドアノブセンサ23a(接触センサ)を設け、屋外側のドアノブ17bには当該ノブ17bに対する回転操作や押し操作を検知する上述のセンサを設ける等、各ドアノブ17a,17bに設けるセンサを異ならせてもよい。
(4)上記実施形態では、玄関ドア16の取っ手がドアノブ17となっていたが、玄関ドア16の取っ手としては、ノブ以外に、レバー式のものや上下に延びるバータイプのもの等様々なものがある。そこで、このようなノブ以外の取っ手を有する玄関ドアに本発明を適用してもよい。その場合にも、その取っ手に対して、当該取っ手に対する接触を検知する接触センサ等を取っ手検知手段として設ければよい。
(5)上記実施形態では、在宅情報記憶部27に記憶されている各住人の在宅情報に基づいて、建物10の警戒制御を実行するようにしたが、これに代えて又は加えて、例えば在宅情報記憶部27に記憶されている各住人の在宅情報を住人の携帯する携帯端末(携帯電話機やスマートフォンなど)に通知(送信)するようにしてもよい。例えば、コントローラ25が、携帯端末からの要求により又は予め定められた所定時刻になると、在宅情報記憶部27に記憶されている各住人の在宅情報を読み出し、それら読み出した在宅情報を通信装置19を通じて住人の携帯端末に送信するようにすることが考えられる。この場合、携帯端末を携帯する住人は、外出先からでも他の住人の在宅状況を把握することが可能となる。
また、外出帰宅判定処理(ステップS13)の判定結果(つまり住人が外出するのか帰宅するのかに関する外出帰宅情報)をそのまま住人の携帯端末に送信するようにしてもよい。この場合、住人特定処理(ステップS14)により特定された各住人の外出帰宅情報を携帯端末に送信することが考えられる。その場合、携帯端末を携帯する住人は外出先から、他の住人が外出したか帰宅したかを逐次把握することができるため、上記同様、他の住人の在宅状況を把握することができる。
(6)上記実施形態では、住人が帰宅する際に施錠装置18を施錠する場合には、サムターン18aを屋内側で施錠操作することにより施錠するようにしたが、これに代えて又は加えて、住人が屋内側のドアノブ17aに触れると施錠装置18が施錠されるようにしてもよい。つまり、施錠装置18の解錠状態において、屋内側のドアノブ17aが住人により触れられると、そのドアノブ17aへの接触がドアノブセンサ23aにより検知され、その検知に基づき電子キー20から受信したID情報の認証処理が行われるようにする。そして、その認証処理の結果、認証OKである場合に、施錠装置18を施錠するようにする。この場合、住人が外出する場合に加え、住人が帰宅する際にも、住人がドアノブ17に触れるだけで施錠することが可能となる。
また、上記の場合、施錠装置18の解錠状態において、ドアノブセンサ23aからの検知結果に基づき、住人が屋内側のドアノブ17aに触れたか否かを判定することで、屋内側から施錠装置18に対する施錠操作が行われたか否かを判定することが考えられる。
(7)上記実施形態では、住人が外出する際に施錠装置18を解錠する場合には、住人が屋内側のドアノブ17aに触れたことに基づき施錠装置18を解錠するようにしたが、これに代えて又は加えて、サムターン18aによる解錠操作によって施錠装置18を解錠できるようにしてもよい。
この場合、施解錠検知センサ22からの検知結果に基づき、施錠装置18が施錠状態から解錠状態にされたか否かを判定するようにする。つまり、住人により屋内側からサムターン18aによる解錠操作が行われたか否かを判定するようにする。そして、解錠操作が行われたと判定した場合には、ステップS13において住人が外出すると判定するようにする。そして、その判定後は、上記実施形態と同様、住人特定処理(ステップS14)と、在宅情報更新処理(ステップS15)とを行うようにする。
(8)上記実施形態では、玄関口15に設けられた玄関ドア16に本発明の施解錠システムを適用したが、例えば勝手口に設けられたドア等、他の出入口に設けられたドア(出入口扉)に本発明の施解錠システムを適用してもよい。
10…建物、15…出入口としての玄関口、16…出入口扉としての玄関ドア、17a,17b…取っ手としてのドアノブ、18…施錠装置、19…通信装置、20…電子キー、23a,23b…取っ手検知手段としてのドアノブセンサ、25…コントローラ、27…記憶手段としての在宅情報記憶部。

Claims (4)

  1. 建物の出入口を開閉するとともに屋内側及び屋外側にそれぞれ取っ手を有する出入口扉を施解錠する施錠装置と、
    前記建物の住人により携帯され、固有の識別情報を送信する電子キーと、
    前記出入口の屋内外に跨がる所定範囲を通信可能範囲として前記電子キーと無線通信可能とされている通信装置と、を備え、
    前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づいて、前記施錠装置の施解錠を行う建物の施解錠システムであって、
    前記出入口扉の前記各取っ手にそれぞれ設けられ、前記取っ手が人により接触又は操作されたことを検知する取っ手検知手段と、
    前記各取っ手検知手段のいずれかにより前記取っ手に対する接触又は操作が検知された場合に、前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づき、前記施錠装置を解錠する解錠制御手段と、
    前記各取っ手検知手段のいずれによる検知があったことで前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠されたかに基づき、住人が外出するのか又は帰宅するのかを判定する外出帰宅判定手段と、を備え
    前記電子キーは、複数の住人によりそれぞれ所持されており、
    それら各住人の前記電子キーはそれぞれ住人固有の前記識別情報を送信するものであり、
    前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後、前記出入口扉が開放されているか否かを判定する扉開判定手段と、
    前記扉開判定手段により前記出入口扉が開放されていると判定されている間に前記通信装置により受信した前記電子キーからの前記識別情報に基づき、外出又は帰宅する住人が誰であるのかを特定する住人特定手段と、
    前記各住人ごとに、住人が前記建物に在宅しているか否かに関する在宅情報を記憶する記憶手段と、
    前記外出帰宅判定手段の判定結果に基づいて、前記住人特定手段により特定された住人について、前記記憶手段に記憶されている在宅情報を更新する更新処理を実施する在宅情報更新手段と、を備えることを特徴とする建物の施解錠システム。
  2. 前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後に、前記出入口扉が開閉されたことを判定する手段を備え、
    前記在宅情報更新手段は、前記出入口扉が開閉されたと判定された場合に、前記更新処理を実施することを特徴とする請求項に記載の建物の施解錠システム。
  3. 前記解錠制御手段により前記施錠装置が解錠された後に、当該施錠装置が施錠操作されたことを判定する施錠操作判定手段を有し、
    前記在宅情報更新手段は、当該施錠装置が施錠操作されたと判定された場合に、前記更新処理を実施することを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の施解錠システム。
  4. 前記施錠操作判定手段は、前記施錠装置が屋内側又は屋外側のいずれから施錠操作されたかについても判定し、
    前記在宅情報更新手段は、前記外出帰宅判定手段により住人が外出するとの判定がされた場合には、前記施錠装置が屋外側から施錠操作されたと判定されたことを条件に前記更新処理を実施し、前記外出帰宅判定手段により住人が帰宅するとの判定がされた場合には、前記施錠装置が屋内側から施錠操作されたと判定されたことを条件に前記更新処理を実施することを特徴とする請求項に記載の建物の施解錠システム。
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