JP4738924B2 - 定着装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に利用される定着装置に関するものである。
従来、加熱ローラの温度検知装置または加圧ローラの温度検知装置の検知出力で加熱ローラのヒータを制御する画像形成装置が知られている。ここでは、加圧ローラの温度に基づき加熱ローラのヒータを制御し、加熱ローラの温度に基づき加熱ローラのヒータを制御する。さらに、加圧ローラの温度変化に基づき加熱ローラのヒータを制御している(たとえば、特許文献1、図4、図5参照)。
また、目標加熱ローラ温度を加圧ローラ検知温度に基づき算定し、算定した目標加熱ローラ温度と加熱ローラ検知温度に基づき、加熱ローラの加熱源を制御している(たとえば、特許文献2、図3参照)。
特開2002−221871号公報 特開2002−149987号公報
上記に示されるような従来の技術にあっては、いずれも、加圧ローラの検知温度にしたがって加熱ローラの加熱源を制御している。しかしながら、加圧ローラの検知温度に基づいて加熱ローラの加熱源を単にオン、オフしているものであるため、緻密な温度制御を行なうことができないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、一対の回転体を備える定着装置において、第1および第2の加熱源により加熱される定着用回転体と第3の加熱源を有する加圧回転体の温度を緻密に制御することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、一対の回転体の間に記録媒体を通過させることにより、記録媒体上に画像を定着させる定着装置において、少なくとも外側ローラと内側ローラとにより張架され回転する無端状ベルトの第1の回転体と、前記内側ローラに対して所定圧で付勢される第2の回転体と、前記外側ローラと内側ローラを加熱する第1および第2の加熱源と、前記第1の回転体の長手方向における前記外側ローラ側の端部の表面温度を検知する第1の温度検知部と、前記第1の回転体の長手方向における前記外側ローラ側の中央付近の表面温度を検知する第2の温度検知部と、前記第2の回転体を加熱する第3の加熱源と、前記第2の回転体の表面温度を検知する第3の温度検知部と、予め前記第1、第2、第3の温度検知部による目標温度を設定し、前記第2の回転体の目標温度と前記第2の回転体の検知温度との予め設定された複数の温度差に対し、前記第1、第2の温度検知部による目標温度およびこの目標温度との温度差とをそれぞれ組み合わせた場合の、前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御表を格納した制御データ格納手段と、前記第2の回転体の検知温度と前記第2の回転体の目標温度とを比較し、前記第2の回転体の検知温度と予め定めた目標温度と所定差がある場合、この所定差に該当する前記制御データ格納手段の制御表の前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の有無を参照して、前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御を行うとともに、当該加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量に基づき当該加熱源の加熱量を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、従来のように第1の温度検知部による検知温度に基づき、第1の加熱源の点灯または消灯を制御し、第2の温度検知部による検知温度に基づき、第2の加熱源の点灯または消灯を制御するような個別に制御するだけでなく、第2の回転体の検知温度と第2の回転体の目標温度とを比較し、前記第2の回転体の検知温度と予め定めた目標温度と所定差がある場合、この所定差に該当する制御データ格納手段の制御表の第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の有無を参照して、前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御を行うとともに、当該加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量に基づき当該加熱源の加熱量を制御することにより、第2の回転体の温度、すなわち第1、第2の回転体間の伝熱を加味して、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することが可能になる。
また、請求項2にかかる発明は、前記制御手段は、前記外側ローラ側の前記第1の回転体の表面における長手方向の端部の目標温度と検知温度との温度差で前記制御データ格納手段の制御表の該当箇所を選択することを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、請求項1において、外側ローラの端部の目標温度と検知温度との温度差で前記制御データ格納手段の制御表の該当箇所を選択して前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御を行うとともに、当該加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量に基づき当該加熱源の加熱量を制御することにより、第2の回転体の温度、すなわち第1、第2の回転体間の伝熱を加味して、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することが可能になる。
また、請求項3にかかる発明は、前記制御手段は、前記加熱源を点灯または消灯するデューティー比を変化させることにより、前記加熱源の加熱量を変化させることを特徴とする。
この請求項に記載の発明によれば、請求項1または2において、加熱源のオンオフをデューティ制御することにより、第1、第2の回転体の温度をより緻密に制御することが可能になる。
また、請求項4にかかる発明は、前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって前記加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量を制御することを特徴とする。
この請求項に記載の発明によれば、請求項1、2または3において、第1、第2の回転体の温度検知部による検知温度の変化にしたがって、第1、第2の回転体の温度を予測、すなわち第1、第2の回転体間の伝熱を予測して、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することが可能になる。
また、請求項5にかかる発明は、前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量の分配制御を行うことを特徴とする。
この請求項に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一つにおいて、第1、第2の回転体の温度検知部による検知温度の変化にしたがって、第1、第2の回転体の温度を予測した上で、かつ供給すべき熱量を判断した上で、第1〜3の加熱源を制御することで、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することが可能になる。
また、請求項6にかかる発明は、前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって前記加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量の分配制御を行う定着装置であって、通紙する用紙サイズに応じて前記加熱源を点灯または消灯の制御を変更することを特徴とする。
この請求項に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一つにおいて、用紙サイズが小サイズの場合、端部が上昇しにくいデータを使用することで、端部が異常に上昇し、定着装置にダメージを与えるようなことが回避され、また、用紙サイズあるいは厚みなどの条件で制御データを変更することにより、各々の用紙に最適な制御を行うことも可能となる。
また、請求項7にかかる発明は、前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって前記加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量の分配制御を行う定着装置であって、定着装置の状態に応じて制御を変更することを特徴とする。
この請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか一つにおいて、たとえば通紙状態では温度変化が極力少なくなるよう各ヒータを制御するような値とし、待機状態では省電力を考慮した制御になるような値にする、より柔軟に制御を行うことが可能になる。
また、請求項にかかる発明は、前記第1の回転体は、熱容量が小さい材料で形成され、前記第2の回転体は、前記第1の回転体に対して熱容量の大きい材料で形成されることを特徴とする。
この請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか一つにおいて、請求項1〜に示した何れか一つの制御を行うことにより、第1の回転体、第2の回転体の熱容量が異なる場合でも、それを考慮した制御が可能となる。また、省電力化のため、第1の回転体には熱容量が小さく、直ぐに温まる材料を使用し、第2の回転体は熱容量が大きく、通紙されても冷めにくい材料を使用する場合であっても、良好な定着性を得ることが可能となる。
本発明(請求項1)にかかる定着装置は、従来のように第1の温度検知部による検知温度に基づき、第1の加熱源の点灯または消灯を制御し、第2の温度検知部による検知温度に基づき、第2の加熱源の点灯または消灯を制御するような個別に制御するだけでなく、第2の回転体の検知温度と第2の回転体の目標温度とを比較し、前記第2の回転体の検知温度と予め定めた目標温度と所定差がある場合、この所定差に該当する制御データ格納手段の制御表の第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の有無を参照して、前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御を行うとともに、当該加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量に基づき当該加熱源の加熱量を制御することにより、第2の回転体の温度、すなわち第1、第2の回転体間の伝熱を加味して、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる定着装置は、請求項1において、外側ローラの端部の目標温度と検知温度との温度差で前記制御データ格納手段の制御表の該当箇所を選択して前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御を行うとともに、当該加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量に基づき当該加熱源の加熱量を制御することにより、第2の回転体の温度、すなわち第1、第2の回転体間の伝熱を加味して、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項)にかかる定着装置は、請求項1または2において、加熱源のオンオフをデューティ制御することにより、第1、第2の回転体の温度をより緻密に制御することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項)にかかる定着装置は、請求項1、2または3において、第1、第2の回転体の温度検知部による検知温度の変化にしたがって、第1、第2の回転体の温度を予測、すなわち第1、第2の回転体間の伝熱を予測して、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項)にかかる定着装置は、請求項1〜4の何れか一つにおいて、第1、第2の回転体の温度検知部による検知温度の変化にしたがって、第1、第2の回転体の温度を予測した上で、かつ供給すべき熱量を判断した上で、第1〜3の加熱源を制御することで、第1、第2の回転体の温度を緻密に制御することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項)にかかる定着装置は、請求項1〜の何れか一つにおいて、用紙サイズが小サイズの場合、端部が上昇しにくいデータを使用することで、端部が異常に上昇し、定着装置にダメージを与えるようなことが回避することができ、また、用紙サイズあるいは厚みなどの条件で制御データを変更することにより、各々の用紙に最適な制御を行うこともできるという効果を奏する。
また、本発明(請求項)にかかる定着装置は、請求項1〜の何れか一つにおいて、たとえば通紙状態では温度変化が極力少なくなるよう各ヒータを制御するような値とし、待機状態では省電力を考慮した制御になるような値にする、より柔軟に制御を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項)にかかる定着装置は、請求項1〜の何れか一つにおいて、請求項1〜に示した制御を行うことにより、第1の回転体、第2の回転体の熱容量が異なる場合でも、それを考慮した制御が可能となる。また、省電力化のため、第1の回転体には熱容量が小さく、直ぐに温まる材料を使用し、第2の回転体は熱容量が大きく、通紙されても冷めにくい材料を使用する場合であっても、良好な定着性を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる定着装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1−1、図1−2に本発明の実施の形態にかかる定着装置の構成例のブロック図を示す。図において、符号10は第1の回転体たる定着ベルト、符号11は定着ローラ、符号12は加熱ローラ、符号13は加圧ローラ、符号14〜16はハロゲンヒータ、符号17〜19は温度検出素子、符号25は後述する図4−1〜3、図6−1〜3、図8−1〜2、図9−1〜3、図11、図12、図14に示すような制御データが格納されている制御データ格納メモリ、符号30はPSU(パワーサプライユニット)、符号31はI/O制御板である。
すなわち、無端状の定着ベルトを巻きつけた加熱ローラ12および定着ローラ11で構成される。また、定着ローラ11と対向して配置される第2の回転体たる加圧ローラ13と、加熱ローラ12の表面温度を検出する端部で検知する温度検出素子18、その中央部分で検出する温度検出素子19、加圧ローラ13の表面温度を検出する温度検出素子17を備えている。そして、この構成により、トナーの付着した記録紙が定着ローラ11と加圧ローラ間13を通過することで、熱と圧力の作用によりトナーを記録紙上に定着させる。
図2は、定着装置が搭載される画像形成装置(デジタル複写機)の制御系の構成を示すブロック図である。図において、符号30はシステム制御板、符号31はI/O制御板、符号32は読取制御板、符号33は操作/表示部、符号34は書込制御板、符号35はT(トナー濃度)センサ、符号36は各種画像形成用I/O、符号37は高圧電源である。
読取制御板32は、原稿情報を読み取るためのCCD、および、そのタイミング生成が主動作で、読み取った出力をデジタル信号としてシステム制御板30に転送する。システム制御板30は、CPU、ROM、RAM、不揮発RAM、カレンダー機能チップからなり、システム全体のタイミング制御、操作/表示部33の入出力制御、その他のアプリケーション(FAX、プリンタ、スキャナ)部(不図示)とのI/F(インターフェイス)や動作制御と、画情報データの画像処理(変倍、フィルタ、ガンマ補正など)、画像メモリを使用した画情報データの記憶/蓄積制御というシステム全体の制御を行う。書込制御板34は、露光のためのLD(レーザダイオード)とその駆動部からなり、システム制御板30からの画像データにより、書き込み作業を行う。I/O制御板31は、システム全体(スキャナ部、プリンタ部)の各種センサ、アクチュエータ等の入力信号、モータ、ソレノイド、クラッチ、高圧電源等の出力信号の集約部分であり、トナーセンサ出力や各サーミスタ出力はADC(ADコンバータ)に入力されており、このI/Oデータにより、システム制御部分が各種制御を実施する。給紙トレイ、手差しトレイの用紙有無情報、サイズ情報、転写紙搬送用のレジストセンサ等も含まれる。操作/表示部33は、各種モード設定のためのキー入力、LED、LCD、タッチパネル等を使用した表示部により構成されておりシステム制御板30により、制御されている。
定着ヒータの駆動に関わるユニットを図3に示すブロック図を参照し説明する。ここでは加熱源としてハロゲンヒータを使用する場合を例に説明する。PSU20上には電源生成のための回路と定着用のハロゲンヒータを駆動するための回路が配置されている。ヒータ駆動はAC電源遮断用のリレーと特定周期でON/OFFを行うトライアック、スナバ回路等で構成されている。
リレー、トライアックのON/OFFの処理はシステム制御板30上のCPU(不図示)の判断により、I/O制御板31のポートを介して実行される。それぞれの定着ヒータ(ハロゲンヒータ)は、それぞれのトライアックにより独立した駆動(ON/OFF)が可能な構成となっている。加熱ローラ12には、配光分布が中央に寄った中央ヒータと端部に寄った端部ヒータの2つが内在し、加圧ローラ13には配光がフラットな1つのヒータを内在するものとする。
つぎに、以上のように構成された定着装置の制御例について説明する。記録紙にトナーを定着させるために、定着ニップ部(定着ローラ11と加圧ローラ13との接触部)の温度をトナー定着に必要な温度に保つ必要がある。定着ニップ部の温度を最適に保つために、加熱ローラ12、加圧ローラ13の各々のターゲット温度Tを予め設定しておく。図1のベルト式定着装置には、加熱ローラ12側だけでなく、加圧ローラ13側にも、温度検出素子を有している。温度検出素子としては、通常はサーミスタが使用されるが、もちろん本発明ではそれに限定されるものではなく、他の接触式、非接触式の温度検出素子を使用することも当然可能である。
各温度検出素子17、18、19のターゲット温度として、Ta:加熱ローラ中央、Tb:加熱ローラ端部、Tc:加圧ローラ、を予め設定しておく。図4−1〜図4−3に示すように、加圧ローラ13のターゲット温度:Tcと加圧ローラ13の温度検出素子で検知した温度との差により、ヒータ制御を判断するデータ表(制御データ格納メモリ25に格納されている)を変える。
図4−1〜図4−3中の数字は、1:加熱中央ヒータ、2:加熱端部ヒータ、3:加圧ヒータを表し、加熱ローラ中央と端部の検出温度とTa、Tbとの差によりどのヒータを点灯させるか選択する。データ表は各々のターゲット温度Ta、Tbとの差を示す。たとえば、加熱ローラ中央の−3°Cは、ターゲット温度:Taより−3°C以上低く−6°C未満の場合に選択される。
具体的な動作は以下の通りである。予め決められている制御周期、たとえば1秒ごとに、それぞれの温度検出素子で各々のローラの温度を検出する。まず、加圧ローラ13の温度とターゲット温度:Tcとの比較を行い、制御に使用するデータ表を選択する。たとえば、加圧ローラ13の温度がTcより3°C以上低い場合、図4−1のデータ表を使用する。つぎに加熱ローラの中央と端部の温度とターゲット温度との差を計算する。その結果をデータ表と比較し、該当する箇所の数字に該当するヒータを制御周期間(1秒間)点灯し、OFFの場合には全てのハロゲンヒータ14,15,16を消灯する。
図4−1〜図4−3では、加熱ローラ中央と端部の温度をターゲット温度の±3°C、±6°Cとしたが、この値に限定されるものではなく、任意の値を設定することが可能であり、中央と端部を異なる温度間隔にすることも当然可能である。また、データ表のマスを増やし、より細かく制御させることも可能である。
また、ここでは加圧ローラ13の温度によるテーブルを3種類としたが、減らす、あるいはもっと増やすことも当然可能であり、テーブルを切替える温度についても一例であり、この値に限定されるものではない。制御周期についても一例であり、この値に限定されるものではない。さらに選択しているハロゲンヒータについても一例である。加熱ローラ12の中央と端部をデータ表にし、加圧ローラ13の温度によりデータ表を選択するようにしたが、当然他の組合せ、たとえば加熱ローラ12の中央と加圧ローラ13をデータ表にし、加熱ローラ12の端部温度でデータ表を選択することも可能である。
ここで、上記定着装置の一連の動作について図5に示すフローチャートを参照し説明する。なお、この制御はシステム制御板30が、I/O制御板31、PSU20を制御することで実行される。まず、加圧ローラ13の温度を温度検出素子17で検出し(ステップS11)、加圧ローラ13のターゲット温度Tcとの差を計算する(ステップS12)。続いて、この計算結果にしたがって図4に示すデータ表を選択する(ステップS13)。さらに加熱ローラ12の中央温度を温度検出素子19で検出し(ステップS14)、加熱ローラ12の中央ターゲット温度Taとの差を計算する(ステップS15)。さらに加熱ローラ12の端部温度を温度検出素子18で検出し(ステップS16)、加熱ローラ12の端部温度Tbとの差を計算する(ステップS17)。続いて、先に選択したデータ表でヒータ点灯制御を実行し(ステップS18)、その後、ハロゲンヒータがOFFであるか否かを判断する(ステップS19)。ここで、ハロゲンヒータがOFFであれば、ヒータを消灯し(ステップS20)、他方、ハロゲンヒータがOFFでなければ選択したヒータを点灯する(ステップS21)。
したがって、従来のように、第1の温度検知部による検知温度に基づき、第1の加熱源のオンオフを制御し、第2の温度検知部による検知温度に基づき、第2の加熱源のオンオフを制御するような個別に制御するだけでなく、温度検出素子17,18,19による検知温度に基づき、ハロゲンヒータ14,15,16の加熱量を算出し、算出した加熱量になるようにハロゲンヒータ14,15,16の加熱量を制御する。これにより、加圧ローラ13の温度、すなわち定着ローラ11(定着ベルト10)、加圧ローラ13間の伝熱を加味して、定着ベルト10、加圧ローラ13の温度を緻密に制御することができる。
つぎに、比較表にヒータ点灯のデューティー比を設定する例について図6−1〜図6−3を参照し、説明する。前述と同様に、各温度検出素子でローラの温度を検出する。ローラ温度とターゲット温度との差を計算する。その結果をデータ表と比較する。該当箇所に示された各ヒータのデューティー比にしたい点灯制御を行う。制御周期が1秒の場合、1:50%なら加熱中央ヒータ(ハロゲンヒータ14)を0.5秒間点灯する。
図6−1〜図6−3では、加熱ローラ中央と端部の温度をターゲット温度の±3°C、±6°Cとしたが、この値に限定されるものではなく、任意の値を設定することが可能であり、中央と端部を異なる温度間隔にすることも当然可能である。また、データ表のマスを増やし、より細かく制御させることも可能である。加圧ローラ13の温度によるテーブルを3種類としたが、減らす、あるいはもっと増やすことも当然可能であり、テーブルを切替える温度についても一例であり、この値に限定されるものではない。
制御周期についても一例であり、この値に限定されるものではない。さらに選択しているヒータ並びに設定しているデューティー比についても一例である。加熱ローラ12の中央と端部を表にし、加圧ローラ13の温度により表を選択するようにしたが、当然他の組合せ、たとえば加熱ローラ12の中央と加圧ローラ13をデータ表にし、加熱ローラ12の端部温度でデータ表を選択することも可能である。
ここで、上記定着装置の一連の動作について図7に示すフローチャートを参照し説明する。なお、この制御はシステム制御板30が、I/O制御板31、PSU20を制御することで実行される。まず、加圧ローラ13の温度を温度検出素子17で検出し(ステップS31)、加圧ローラ13のターゲット温度Tcとの差を計算する(ステップS32)。続いて、この計算結果にしたがって図6に示すデータ表を選択する(ステップS33)。さらに加熱ローラ12の中央温度を温度検出素子19で検出し(ステップS34)、加熱ローラ12の中央ターゲット温度Taとの差を計算する(ステップS35)。さらに加熱ローラ12の端部温度を温度検出素子18で検出し(ステップS36)、加熱ローラ12の端部温度Tbとの差を計算する(ステップS37)。続いて、選択したデータ表でヒータ点灯制御を実行し(ステップS38)、その後、ハロゲンヒータがOFFであるか否かを判断する(ステップS39)。ここで、ハロゲンヒータがOFFであれば、ヒータを消灯し(ステップS40)、他方、ハロゲンヒータがOFFでなければ選択したヒータを設定割合(デューティー比)で点灯する(ステップS41)。
したがって、ハロゲンヒータのON/OFFをデューティー制御することにより、定着ベルト10、加圧ローラ13の温度をより緻密に制御することができる。
つぎに、温度検知素子による検知温度の変化にしたがってハロゲンヒータをオンする場合におけるハロゲンヒータの加熱量を算出し、この算出した加熱量になるようにハロゲンヒータの加熱量を制御する例について説明する。
加熱ローラ12の中央と加圧ローラ13の各温度検出素子17、18、19より検出した温度データをシステム制御板30のRAM(不図示)へ記憶しておく。つぎの制御周期で同様に各温度検出素子で検出した温度と前回の温度とを図8−1、図8−2のデータ表を使用して比較し、今後の各々のローラ温度を、LLからHHまでの5段階で判断する。なお、図中のLL:最も低い、HH:最も高いを示す。予測した加熱ローラ12、加圧ローラ13の値と、加熱ローラ12の端部のターゲット温度:Tcとの差から、図9−1〜図9−3を使用してハロゲンヒータ14,15,16の点灯量を決定する。
なお、図8−1、図8−2では3×3のデータ表を使用したが、より細かいデタ表でも構わない。また、データ表より予測されるローラの温度状態をLLからHHまでの5段階としたが、もちろんもっと細かく設定することも可能である。細かくした場合には、図9−1〜図9−3の行列もそれに合わせて増加させる。
また、加熱ローラ12の中央と加圧ローラ13の温度変化をデータ表にし、加熱ローラ12の端部温度によりデータ表を選択するようにしたが、当然他の組合せ、たとえば加熱ローラ12の中央と加熱ローラ12の端部の温度変化をデータ表にし、加圧ローラ13の温度でデータ表を選択することも可能である。
ここで、上記定着装置の一連の動作について図10に示すフローチャートを参照し説明する。なお、この制御はシステム制御板30が、I/O制御板31、PSU20を制御することで実行される。まず、加熱ローラ12の中央部分の温度を温度検出素子19で検出し(ステップS51)、加熱ローラ12中央における今回の温度と前回の温度を比較(この比較値をAとする)する(ステップS52)。続いて、加熱ローラ12の今回の温度を前回の温度として記憶する(ステップS53)。さらに加圧ローラ13の温度を温度検出素子17で検出し(ステップS54)、加圧ローラ13における今回の温度と前回の温度を比較(この比較値をBとする)する(ステップS55)。続いて、加圧ローラ13の今回の温度を前回の温度として記憶する(ステップS56)。続いて、加熱ローラ12の端部温度を温度検出素子18で検出し(ステップS57)、加熱ローラ12の端部温度のターゲット温度Tbとの差を計算する(ステップS58)。そして、この計算結果から図9−1〜図9−3のデータ表を選択し(ステップS59)、選択したデータ表のA,Bから各ハロゲンヒータの点灯率を判定する(ステップS60)。続いて、ハロゲンヒータがOFFであるか否かを判断し(ステップS61)、OFFであればハロゲンヒータを消灯し(ステップS62)、他方、OFFでなければ決定した割合でハロゲンヒータを点灯する(ステップS63)。
したがって、以上説明したように、温度検知素子17,18,19による検知温度の変化に基づき、定着ベルト10、加圧ローラ13の温度を予測、すなわち定着ベルト10、加圧ローラ13間の伝熱を予測して、定着ベルト10、加圧ローラ13の温度を緻密に制御することができる。
つぎに、温度検知素子による検知温度の変化にしたがってハロゲンヒータをオンする場合におけるハロゲンヒータの加熱量を算出し、この算出した加熱量になるようにハロゲンヒータの加熱量の分配制御を行う例について説明する。
加熱ローラ12の中央と加圧ローラ13の各温度検出素子より検出した温度データをシステム制御板30のRAMへ記憶しておき、つぎの制御周期で同様に各温度検出素子17,18,19で検出した温度と前回の温度とを図8−1、図8−2のデータ表を使用して比較し、今後の各々のローラ温度を、LLからHHまでの5段階で判断するまでは前述と同様である。なお、LL:最も低い、HH:最も高いことを示している。
予測した加熱ローラ12、加圧ローラ13の値から、定着装置に供給するべき総熱量を図11のデータ表より算出する。決定した総熱量と加熱ローラ12の端部温度から、各ヒータの点灯割合を図12に示すデータ表にしたがって決定する。
なお、図8−1、図8−2では3×3のデータ表を使用したが、より細かいデータ表でも構わない。また、データ表より予測されるローラの温度状態をLLからHHまでの5段階としたが、もちろんもっと細かく設定することも可能である。細かくした場合には、図11の行列もそれに合わせて増加させる。
また、図11で求める総熱量を10,8,5,3,0の5段階としたが、もっと細かくすることも当然可能であり、その場合、図12の列もそれに併せて増加させる。また、加熱ローラ12の中央と加圧ローラ13の温度変化をデータ表にした結果と加熱ローラ13の端部温度をデータ表にしたが、当然他の組合せ、たとえば加熱ローラ13の中央と加熱ローラ13の端部の温度変化をデータ表にした結果と、加圧ローラ13の温度をデータ表にして制御することも可能である。
ここで、上記定着装置の一連の動作について図13に示すフローチャートを参照し説明する。まず、加熱ローラ12の中央部分の温度を温度検出素子19で検出し(ステップS71)、加熱ローラ12中央における今回の温度と前回の温度を比較(この比較値をAとする)する(ステップS72)。続いて、加熱ローラ12の今回の温度を前回の温度として記憶する(ステップS73)。さらに加圧ローラ13の温度を温度検出素子17で検出し(ステップS74)、加圧ローラ13における今回の温度と前回の温度を比較(この比較値をBとする)する(ステップS75)。続いて、加圧ローラ13の今回の温度を前回の温度として記憶する(ステップS76)。続いて、上記AとBの値から加熱量を図11のデータ表を用いて判定する(ステップS77)。続いて、加熱ローラ12の端部温度を温度検出素子18で検出し(ステップS78)、加熱ローラ12の端部温度のターゲット温度Tbとの差を計算する(ステップS79)。そして、この計算結果と図11から加熱量(図12参照)を判断する(ステップS80)。続いて、ハロゲンヒータがOFFであるか否かを判断し(ステップS81)、OFFであればハロゲンヒータを消灯し(ステップS82)、他方、OFFでなければ決定した割合でハロゲンヒータを点灯する(ステップS83)。
つぎに、通紙する用紙サイズに応じて制御を変更する例について説明する。ここでは、前述と同様に制御を行うが、点灯率を用紙サイズに応じて変更する。図12は、定着装置の幅と同等のサイズの用紙が供給される場合である。ところで、用紙サイズが小さい場合は、用紙は定着装置の中央を通るため、端部には紙が通らない。このため、端部の熱が紙に奪われないため、温度が低下されにくい。そこで、図14ではそれを考慮し、図12に比べ端部ヒータの点灯量を低下させたものとなっており、システム制御板30は定着装置に通紙される用紙サイズから、図12か図14を選択し、制御する。
上記例では大サイズの場合は図12のデータ表と、小サイズの場合は図14の2つのデータ表を用意し、選択することにしたが、もちろんより細かく用紙サイズを分け、各々に合う表を作成し、制御することも当然可能である。また、サイズだけではなく用紙の厚みやOHP(オーバヘッドプロジェクタ)用シートなど用紙の種類によりデータ表を変更し、制御することも可能である。
ところで、通紙中、待機中など定着装置の状態毎にデータ表を用意しておくこととする。状態により使用するデータ表を変更することで、それぞれの状態に最適な制御を行うことができる。
また、省電力化のため、第1の回転体には熱容量が小さく、直ぐに温まる材料を使用し、加圧ローラ13は熱容量が大きく、通紙されても冷めにくい材料を使用する。そして、上述したデータ表の値を上記条件に合うように調整することで、良好な定着性を得ることが可能となる。上記とは異なる熱容量を持つものをそれぞれの回転体に採用した場合でも、各データ表の値を調整することで、良好な定着性を得ることができる。
したがって、以上説明したように、温度検出素子17、18、19による検知温度の変化に基づき、定着ベルト10、加圧ローラ13の温度を予測した上で、供給すべき熱量を判断した上で、ハロゲンヒータ14,15,16を制御することで、定着ベルト10、加圧ローラ13の温度を緻密に制御することができる。
また、用紙サイズが小サイズの場合、端部が上昇しにくいデータ表を使用することで、端部が異常に上昇し、定着装置にダメージを与えるようなことを回避できる。また、用紙サイズあるいは厚みなどの条件で表を変更することにより、それぞれの用紙サイズに最適な制御を行うことも可能である。
また、たとえば通紙状態では温度変化が極力少なくなるよう各ヒータを制御するような表の値とし、待機状態では省電力を考慮した制御になるような値にすることで、より柔軟に制御を行うことができる。
また、上述の温度制御を行うことにより、定着ベルト10、加圧ローラ13の熱容量が異なる場合でも、それを考慮した制御が可能となる。また、省電力化のため、第1の回転体には熱容量が小さく、直ぐに温まる材料を使用し、第2の回転体は熱容量が大きく、通紙されても冷めにくい材料を使用する場合であっても、良好な定着性を得ることが可能となる。
以上のように、本発明にかかる定着装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に有用であり、特に、緻密な温度制御を必要とする定着装置を用いた画像形成装置などに適している。
本発明の実施の形態にかかる定着装置の構成例のブロック図である。 図1−1の定着装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態にかかる定着装置を搭載した画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる定着装置のヒータ制御系の構成を示すブロック図である。 加圧ローラのターゲット温度と加熱ローラのターゲット温度との差による制御データ(1)を示す図表である。 加圧ローラのターゲット温度と加熱ローラのターゲット温度との差による制御データ(2)を示す図表である。 加圧ローラのターゲット温度と加熱ローラのターゲット温度との差による制御データ(3)を示す図表である。 本発明の実施の形態にかかる定着装置の制御動作例(1)を示すフローチャートである。 加圧ローラのターゲット温度と加熱ローラのターゲット温度との差によるデューティー比データ(1)を示す図表である。 加圧ローラのターゲット温度と加熱ローラのターゲット温度との差によるデューティー比データ(2)を示す図表である。 加圧ローラのターゲット温度と加熱ローラのターゲット温度との差によるデューティー比データ(3)を示す図表である。 本発明の実施の形態にかかる定着装置の制御動作例(2)を示すフローチャートである。 加熱ローラ中央の前回の温度と今回の温度の比較用データを示す図表である。 加圧ローラの前回の温度と今回の温度の比較用データを示す図表である。 加熱ローラと加圧ローラのヒータ点灯量(1)を決定するための図表である。 加熱ローラと加圧ローラのヒータ点灯量(2)を決定するための図表である。 加熱ローラと加圧ローラのヒータ点灯量(3)を決定するための図表である。 本発明の実施の形態にかかる定着装置の制御動作例(3)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる定着装置に供給すべき総熱量を算出するためのデータを示す図表である。 総熱量と加熱ローラの端部温度とによる各ヒータの点灯割合(大サイズ用)を示す図表である。 本発明の実施の形態にかかる定着装置の制御動作例(4)を示すフローチャートである。 総熱量と加熱ローラの端部温度とによる各ヒータの点灯割合(小サイズ用)を示す図表である。
符号の説明
10 定着ベルト
11 定着ローラ
12 加熱ローラ
13 加圧ローラ
14,15,16 ハロゲンヒータ
17,18,19 温度検出素子
20 PSU
25 制御データ格納メモリ
30システム制御板
31 I/O制御板

Claims (8)

  1. 一対の回転体の間に記録媒体を通過させることにより、記録媒体上に画像を定着させる定着装置において、
    少なくとも外側ローラと内側ローラとにより張架され回転する無端状ベルトの第1の回転体と、
    前記内側ローラに対して所定圧で付勢される第2の回転体と、
    前記外側ローラと内側ローラを加熱する第1および第2の加熱源と、
    前記第1の回転体の長手方向における前記外側ローラ側の端部の表面温度を検知する第1の温度検知部と、
    前記第1の回転体の長手方向における前記外側ローラ側の中央付近の表面温度を検知する第2の温度検知部と、
    前記第2の回転体を加熱する第3の加熱源と、
    前記第2の回転体の表面温度を検知する第3の温度検知部と、
    予め前記第1、第2、第3の温度検知部による目標温度を設定し、前記第2の回転体の目標温度と前記第2の回転体の検知温度との予め設定された複数の温度差に対し、前記第1、第2の温度検知部による目標温度およびこの目標温度との温度差とをそれぞれ組み合わせた場合の、前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御表を格納した制御データ格納手段と、
    前記第2の回転体の検知温度と前記第2の回転体の目標温度とを比較し、前記第2の回転体の検知温度と予め定めた目標温度と所定差がある場合、この所定差に該当する前記制御データ格納手段の制御表の前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の有無を参照して、前記第1、第2、第3の加熱源の点灯または消灯の制御を行うとともに、当該加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量に基づき当該加熱源の加熱量を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御手段は、前記外側ローラ側の前記第1の回転体の表面における長手方向の端部の目標温度と検知温度との温度差で前記制御データ格納手段の制御表の該当箇所を選択することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、前記加熱源を点灯または消灯するデューティー比を変化させることにより、前記加熱源の加熱量を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって前記加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量を制御することを特徴とする請求項1、2または3に記載の定着装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量の分配制御を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の定着装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって前記加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量の分配制御を行う定着装置であって、通紙する用紙サイズに応じて前記加熱源を点灯または消灯の制御を変更することを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の定着装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1、第2、第3の温度検知部による検知温度の変化にしたがって前記加熱源を点灯する場合における加熱源の加熱量を算出し、この算出した加熱量になるように加熱源の加熱量の分配制御を行う定着装置であって、定着装置の状態に応じて制御を変更することを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の定着装置。
  8. 前記第1の回転体は、熱容量が小さい材料で形成され、
    前記第2の回転体は、前記第1の回転体に対して熱容量の大きい材料で形成されることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の定着装置。
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