JPH0916015A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
定着装置及び画像形成装置Info
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- JPH0916015A JPH0916015A JP18658395A JP18658395A JPH0916015A JP H0916015 A JPH0916015 A JP H0916015A JP 18658395 A JP18658395 A JP 18658395A JP 18658395 A JP18658395 A JP 18658395A JP H0916015 A JPH0916015 A JP H0916015A
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Abstract
場合でも、ヒータの加熱開始時のラッシュ電流を低減さ
せると共に、ヒータの長寿命化を図ることのできる定着
装置及び画像形成装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】 メインヒータの停止(S001)、サブヒータの停
止後(S002)、サーミスタの検知温度tthがサブヒータ加
熱開始温度tson以下になるまで待機し(S003)、温度t
son以下になればサブヒータを駆動し(S004)、サブヒー
タ加熱停止温度tsoff以上になるまで駆動を続ける(S00
5)。そして温度tsoff以上になった時、サブヒータを停
止し(S006)、メインヒータ加熱開始温度tmon以下にな
るまで待機し(S007)、温度tmon以下になった時、メイ
ンヒータを駆動して(S008)、加熱停止温度tmoff以上に
なるまで駆動を続ける(S009)。そして温度tmoff以上と
なった時、メインヒータを停止し(S010)、以下、上述の
制御を繰り返す。
Description
る定着装置及び画像形成装置に関する。
装置は、1本のハロゲンヒータやセラミックヒータを熱
源とし、この熱源から発せられるエネルギー供給を、定
着装置に設置された温度検知手段たる温度センサで読み
取った温度情報に基づいて制御していた。更に近年にお
いては、定着装置のウォームアップ時間を短縮するため
に2本以上のハロゲンヒータを有する定着装置も提案さ
れている。
プ終了後等における記録動作待機状態、いわゆるスタン
バイ状態においては、記録動作指令を受けたときに速や
かに現像剤を転写材に定着できる温度に上昇させること
ができるよう、所定の温度に保つよう制御されている。
温度を設定し、温度センサで読み取った温度情報がこの
目標温度よりも低ければヒータへの通電を行い、高けれ
ば通電を停止するものであり、複数のヒータを有する定
着装置の場合でも、温度センサをいずれかのヒータの配
光分布のピーク上に設置し、この温度センサからの温度
情報に基づき、前記目標温度を基準に全てのヒータに同
時に通電し、また同時に通電を停止させるのが従来の方
式であった。
ンバイ状態における制御方式では、複数のヒータを備え
た場合、ヒータの加熱開始時のラッシュ電流により、他
の装置へ影響を与えることがあった。例えば、熱源とし
てハロゲンヒータが用いられ、照明器具と同一のコンセ
ントから電源供給されている場合、電源ラインのインピ
ーダンスにもよるが、加熱時に照明が一瞬暗くなること
があった。また、目標温度を基準にヒータへの通電状態
を切り換えるため、通電回数が増加し、ヒータの寿命が
低下することがあった。
して備えた場合でも、ヒータの加熱開始時のラッシュ電
流を低減させると共に、ヒータの長寿命化を図ることの
できる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的
としている。
によれば、前記目的は、転写材に現像剤を定着させる定
着部材及び加圧ローラと、少なくとも定着部材近傍に配
設された発熱分布が異なる複数の熱源と、該熱源のいず
れかの発熱分布のピーク領域側に配置される温度検知手
段と、該温度検知手段の検知情報に基づき前記熱源への
通電を制御して前記定着部材または熱源の温度を定着動
作中と待機中にて異なる所定の温度に維持せしめる温度
制御手段とを備えた定着装置において、前記温度制御手
段は、前記待機中に、少なくともいずれかの熱源への通
電を開始する下限温度と、通電中の熱源への通電を停止
してそれ以降該下限温度までいずれの熱源への通電も行
わない上限温度とを設定し、各熱源への通電期間が重複
せず、各熱源への通電期間がほぼ同一となるように各熱
源への通電を順次独立して行うように設定されるている
ことにより達成される。
前記目的は、前記第1の発明において、下限温度は、熱
源への通電を開始してから、定着動作中の所定の温度ま
でに所定時間で達することが可能な温度のうちの所定の
低い温度であり、上限温度は、待機中における消費電力
を所定範囲内に収めることが可能な温度のうちの所定の
高い温度であることにより達成される。
前記目的は、前記第1の発明または第2の発明におい
て、温度制御手段は、下限温度から上限温度までは単一
の熱源のみに通電を行い、次の下限温度から上限温度ま
では別の熱源のみに通電を行うように設定されているこ
とにより達成される。
前記目的は、前記第3の発明において、下限温度と上限
温度は、少なくとも温度検知手段が設置された領域に発
熱分布のピークを有する熱源と、それ以外の領域に発熱
分布のピークを有する熱源について、別々に設定されて
おり、上限温度は、温度検知手段が設置された領域に発
熱分布のピークを有する熱源についての上限温度より
も、それ以外の領域に発熱分布のピークを有する熱源に
ついての上限温度の方が低く設定されていることにより
達成される。
前記目的は、前記第3の発明において、熱源に対する通
電時間を計測する通電時間測定手段を備え、温度制御手
段は、該通電時間測定手段によって測定した各熱源への
通電時間がほぼ同一となるように、上限温度を調整する
ように設定されていることにより達成される。
前記目的は、前記第1の発明において、熱源に対する通
電時間を計測する通電時間測定手段を備え、温度制御手
段は、下限温度からある熱源に対して該通電時間測定手
段により測定した所定時間だけ通電を行った後、他の熱
源に対して上限温度まで通電を行うことにより達成され
る。
前記目的は、前記第6の発明において、温度制御手段
は、通電時間測定手段によって、ある熱源に対する通電
時間と他の熱源に対する通電時間を測定し、それぞれの
熱源の通電時間がほぼ同一となるよう、前記ある熱源へ
の通電を行う所定時間を調整するように設定されている
ことにより達成される。
前記目的は、前記第1の発明において、温度制御手段
は、下限温度から上限温度の間に、複数の熱源加熱切り
換え温度を設定し、温度検知手段による検知温度が該熱
源加熱切り換え温度に達する毎に順次通電する熱源を切
り換えるように設定されていることにより達成される。
前記目的は、前記第8の発明において、熱源に対する通
電時間を計測する通電時間測定手段を備え、温度制御手
段は、該通電時間測定手段によって測定した各熱源への
通電時間がほぼ同一となるよう、それぞれの熱源加熱切
り換え温度を調整するように設定されていることにより
達成される。
ば、前記目的は、転写材に現像剤を定着させる定着部材
及び加圧ローラと、少なくとも定着部材近傍に配設され
た発熱分布が異なる複数の熱源と、該熱源のいずれかの
発熱分布のピーク領域側に配置される温度検知手段とを
備えた定着装置を有し、該温度検知手段の検知情報に基
づき前記熱源への通電を制御して前記定着部材または熱
源の温度を定着動作中と待機中にて異なる所定の温度に
維持せしめる温度制御手段を備えた画像形成装置におい
て、前記温度制御手段は、前記待機中に、少なくともい
ずれかの熱源への通電を開始する下限温度と、通電中の
熱源への通電を停止してそれ以降該下限温度までいずれ
の熱源への通電も行わない上限温度とを設定し、各熱源
への通電期間が重複せず、各熱源への通電期間がほぼ同
一となるように各熱源への通電を順次独立して行うよう
に設定されるていることにより達成される。
段により、定着動作前後における待機中においては、少
なくともいずれかの熱源への通電を開始する下限温度
と、通電中の熱源への通電を停止してそれ以降該下限温
度までいずれの熱源への通電も行わない上限温度とを設
定して、熱源への通電を行うので、単一の閾値温度を基
準に通電の開始及び停止を行う場合よりも、通電の回数
が減少する。また、、各熱源への通電は、各熱源への通
電期間が重複しないように順次独立して行うので、通電
の際のラッシュ電流を減少させ、更に、各熱源への通電
期間がほぼ同一となるように通電が行われるので、通電
の偏りがなく、各熱源の寿命が均一化される。
前記第1の発明において、下限温度は、熱源への通電を
開始してから、定着動作中の所定の温度までに所定時間
で達することが可能な温度のうちの所定の低い温度であ
り、上限温度は、待機中における消費電力を所定範囲内
に収めることが可能な温度のうちの所定の高い温度とし
たので、下限温度から上限温度までの幅が大きくなり、
熱源への通電回数が減少する。
前記第1の発明または第2の発明において、温度制御手
段は、下限温度から上限温度までは単一の熱源のみに通
電を行い、次の下限温度から上限温度までは別の熱源の
みに通電を行うので、通電によるラッシュ電流を減少さ
せ、特定の熱源への偏った通電を防止する。
前記第3の発明において、下限温度と上限温度は、少な
くとも温度検知手段が設置された領域に発熱分布のピー
クを有する熱源と、それ以外の領域に発熱分布のピーク
を有する熱源について、別々に設定されており、上限温
度は、温度検知手段が設置された領域に発熱分布のピー
クを有する熱源についての上限温度よりも、それ以外の
領域に発熱分布のピークを有する熱源についての上限温
度の方が低く設定されているので、定着ローラの長手方
向において、温度勾配が生じる場合でも、一つの温度検
知手段により適切な温度制御が行われる。
前記第3の発明において、熱源に対する通電時間を計測
する通電時間測定手段を備え、温度制御手段は、該通電
時間測定手段によって測定した各熱源への通電時間がほ
ぼ同一となるように、上限温度を調整するので、各熱源
への通電時間が均一化され、各熱源の長寿命化を図られ
る。
前記第1の発明において、熱源に対する通電時間を計測
する通電時間測定手段を備え、温度制御手段は、下限温
度からある熱源に対して該通電時間測定手段により測定
した所定時間だけ通電を行った後、他の熱源に対して上
限温度まで通電を行うので、各熱源への通電が同時に行
われることがなく、ラッシュ電流が減少する。
前記第6の発明において、温度制御手段は、通電時間測
定手段によって、ある熱源に対する通電時間と他の熱源
に対する通電時間を測定し、それぞれの熱源の通電時間
がほぼ同一となるよう、前記ある熱源への通電を行う所
定時間を調整するので、各熱源への通電時間が均一化さ
れ、各熱源の長寿命化が図られる。
前記第1の発明において、温度制御手段は、下限温度か
ら上限温度の間に、複数の熱源加熱切り換え温度を設定
し、温度検知手段による検知温度が該熱源加熱切り換え
温度に達する毎に順次通電する熱源を切り換えるので、
ラッシュ電流を減少させると同時に、各熱源を長寿命化
させる。
前記第8の発明において、熱源に対する通電時間を計測
する通電時間測定手段を備え、温度制御手段は、該通電
時間測定手段によって測定した各熱源への通電時間がほ
ぼ同一となるよう、それぞれの熱源加熱切り換え温度を
調整するので、各熱源を長寿命化させる。
ば、定着装置とは別体に備えた温度制御手段により、定
着動作前後における待機中においては、少なくともいず
れかの熱源への通電を開始する下限温度と、通電中の熱
源への通電を停止してそれ以降該下限温度までいずれの
熱源への通電も行わない上限温度とを設定して、熱源へ
の通電を行うので、単一の閾値温度を基準に通電の開始
及び停止を行う場合よりも、通電の回数が減少する。ま
た、各熱源への通電は、各熱源への通電期間が重複しな
いように順次独立して行うので、通電の際のラッシュ電
流を減少させ、更に、各熱源への通電期間がほぼ同一と
なるように通電が行われるので、通電の偏りがなく、各
熱源の寿命が均一化される。
説明する。
の実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は
本発明に係る定着ヒータ制御装置を有する画像形成装置
であるレーザービームプリンタ1の断面図である。
うに転写材たる記録紙2を収納するカセット3を有し、
該カセット3から記録紙2をピックアップするピックア
ップローラ4、更にピックアップされた記録紙2をくり
出す給紙ローラ5が設けられている。そして、給紙ロー
ラ5の下流には給紙された記録紙2を後述のレジストロ
ーラまで搬送する搬送ローラ6が配設されている。
1つ非定型用紙を手差しで給紙することのできるマルチ
パーパストレイ(以下MPTと呼ぶ)7を有し、MPT
から記録紙2をくり出すためのMPT給紙ローラ9、及
び、MPTに設定された記録紙2を前記給紙ローラ9に
押し付けるためのMPTリフタ8が設けれられている。
路と前記MPTリフタ8からの搬送路は合流点Cで合流
し、記録紙2は該合流点Cの下流には設けられたレジス
トローラ10により同期搬送される。
ーザスキャナ部12からのレーザ光により画像を形成す
る画像形成部11が配設されており、該画像形成部11
の下流には定着装置13が、更に該定着装置13の下流
には定着排紙ローラ14が配設されている。そして定着
排紙ローラ14の下流にはFD排紙搬送ローラ15,1
6,17が配設されており、画像形成後の記録紙2を定
着処理した後、FD排紙トレイ18まで搬送するように
なっている。
図である。本実施例の定着装置は、図に示すように内部
に備えた熱源としてのハロゲンヒータにより加熱される
定着部材たる定着ローラ13aと、定着ローラ13aに
記録紙2を押し付けるための加圧ローラ13bと、定着
ローラ13aの表面温度を検出するための温度検知手段
たるサーミスタ25とから構成される。そして、前記定
着ローラ13a内には、配光分布の異なる2本のヒータ
を備えている。1本は定着ローラ13aの真ん中よりに
配光分布を持つメインヒータ23であり、もう1本は定
着ローラ13aの両端よりに配光分布を持つサブヒータ
24である。また、前記サーミスタ25は定着ローラ1
3aに接触しているため接触部の摩耗等による画像への
影響を避けるために定着ローラ13a上の記録紙2の通
らないところに設定されている。このため、サーミスタ
25の設置位置はサブヒータ24の配光側により近くな
っている。
を示すブロック図である。前記レーザービームプリンタ
1には、エンジン全体を制御するエンジン主制御部19
が備えられており、エンジン主制御部19は、CPU、
ROM、RAM、ゲート素子等から構成され、制御の主
要部はROMに書き込まれたソフトウエアで実現されて
いる。
る定着ヒータ制御手段20、状態管理手段21、及び、
制御目標温度記憶手段22があり、更に定着ヒータ制御
手段20はヒータ駆動制御手段26、温度比較値設定手
段27、温度比較値28、温度比較手段29、メインヒ
ータON温度30、メインヒータOFF温度31、サブ
ヒータON温度32、サブヒータOFF温度33から構
成される。また、エンジン主制御部19には、前記サー
ミスタ25が入力回路(図示せず)を介して、また、前
記メインヒータ23、サブヒータ24がそれぞれドライ
バ(図示せず)を介して接続されている。
ミスタ25は前記のように定着ローラ13aの表面温度
を検出し、この検出温度は温度比較手段29に入力さ
れ、温度比較値設定手段27によって設定された温度比
較値28と比較される。そして、この比較結果に応じ
て、ヒータ駆動制御手段26により定着ローラ13a内
のメインヒータ23及びサブヒータ24が駆動制御さ
れ、定着ローラ13aの加熱が行われる。
プ、スタンバイ、プリント、故障等のレーザビームプリ
ンタ1の制御状態を管理しており、状態管理手段21は
この制御状態に応じて制御目標温度を設定し、制御目標
温度記憶手段22にこの制御目標温度を記憶させる。そ
して、この制御目標温度記憶手段22に記憶された制御
目標温度は温度比較設定手段27に読み取られ、メイン
ヒータON温度30、メインヒータOFF温度31、サ
ブヒータON温度32、サブヒータOFF温度33から
制御目標温度に応じた各ON温度及びOFF温度が選択
され、温度比較値28として設定される。
ーラ13aの温度は、レーザビームプリンタ1の各制御
状態に応じて適切な温度に維持される。
終了し印字開始待ちの状態(スタンバイ状態)の温調に
おいては、前記2本のヒータを同時に加熱させたり、頻
繁にON,OFFを繰り返したりすると同じ電源に接続
されている蛍光灯がちらつくなど、いわゆるフリッカが
生じる場合があり、また、ヒータ寿命も短くなることが
あった。
0は前記メインヒータ23、サブヒータ24をそれぞれ
交互に加熱させることにより、ラッシュ電流を減少させ
ると共に、その加熱を開始する下限温度と、加熱を終了
させる上限温度を設け、下限温度である加熱開始温度を
可能な限り低く、上限温度である加熱停止温度を可能な
限り高く設定することにより、各ヒータのON,OFF
回数を極力少なくして、ヒータの長寿命化を図ってい
る。
態に移行した場合に必要な時間内で印字温度まで上昇可
能なことが予め検討によって確認されている値を設定し
ており、また、ヒータ加熱停止温度値はそのままプリン
トを開始しても、温度オーバーシュートなどで定着ロー
ラが破損したり危険な状態にならないことが予め検討に
よって確認されている値を設定している。
度値、ヒータ加熱停止温度値を、メインヒータ23、サ
ブヒータ24のそれぞれについて別々に設定し、メイン
ヒータ、サブヒータの配光分布とサーミスタの設定位置
との違いによる実際の加熱量と検出温度値の違いを吸収
できるようにしている。つまり、メインヒータ23のヒ
ータ加熱開始温度であるメインヒータON温度は、サブ
ヒータ24のヒータ加熱開始温度であるサブヒータON
温度と同じか或は高めに、また、メインヒータ23のヒ
ータ加熱停止温度であるメインヒータOFF温度は、サ
ブヒータ24のヒータ加熱停止温度であるサブヒータO
FF温度よりも低めに設定することにより、メインヒー
タ23の配光領域における実際の温度変化は、サブヒー
タ24の配光領域における実際の温度変化とほぼ同一と
なり、従って、メインヒータ23とサブヒータ24を交
互に加熱させても、それぞれの加熱時間をほぼ同一とす
ることができ、メインヒータ23とサブヒータ24の寿
命を均一化させている。
定着ヒータ制御手段20のスタンバイ状態におけるヒー
タ制御について説明する。
プS001)、サブヒータ24を停止した後(ステップ
S002)、サーミスタ25による検知温度tthがサブ
ヒータ24の加熱開始温度tson以下になるまで待機す
る(ステップS003)。そして、検知温度tthがサブ
ヒータ24の加熱開始温度tson以下になれば、サブヒ
ータ24の駆動を開始した後(ステップS004)、検
知温度tthとサブヒータ24の加熱停止温度tsoffとを
比較しつつ検知温度tthがサブヒータ24の加熱停止温
度tsoff以上になるまでサブヒータ24の駆動を続ける
(ステップS005)。その後、検知温度tthがサブヒ
ータ24の加熱停止温度tsoff以上になれば、サブヒー
タ24を停止し(ステップS006)、検知温度tthが
メインヒータ23の加熱開始温度tmon以下になるまで
待機する(ステップS007)。そして、検知温度tth
がメインヒータ23の加熱開始温度tmon以下になれ
ば、メインヒータ23の駆動開始後(ステップS00
8)、検知温度tthとメインヒータ23の加熱停止温度
tmoffとを比較しつつ検知温度tthがメインヒータ23
の加熱停止温度tmoff以上になるまでメインヒータ23
の駆動を続ける(ステップS009)。その結果、検知
温度tthがメインヒータ23の加熱停止温度tmoff以上
になれば、メインヒータ23を停止し(ステップS01
0)、サブヒータ24の加熱開始ルーチン(ステップS
003)へ戻り、以下、上述の制御を繰り返す。
びサブヒータ24として、それぞれ定格電圧120V、
定格出力500Wで、図2に示す配光分布を有するヒー
タを用い、スタンバイ状態における制御目標温度を16
9℃としたとき、メインヒータON温度を169℃、メ
インヒータOFF温度を171℃、サブヒータON温度
を169℃、サブヒータOFF温度を177℃とした。
イ状態において、メインヒータ23とサブヒータ24を
交互に加熱させても、加熱時間はほぼ同一となり、定着
ローラ13aの温度を制御目標温度である169℃に維
持することができた。また、各ヒータのON温度とOF
F温度の幅を適切な値としたことにより、加熱回数を従
来に比べて著しく減少させることができた。
施例を図5及び図6に基づいて説明する。第1の実施例
では、一方のヒータの加熱を開始すると、検知温度が加
熱停止温度に達するまでそのヒータの加熱を継続し、他
方のヒータを停止させていたが、本実施例では、一方の
ヒータの加熱を開始した所定時間後に、当該一方のヒー
タの加熱を終了させると同時に他方のヒータの加熱を開
始することにより、定着ローラ表面温度をより均一にし
つつ、各ヒータの加熱時間を平均化したものである。
を説明する。本実施例におけるレーザビームプリンタの
構成は第1の実施例の図1と同様であり、定着装置13
の主要構成も第1の実施例の図2と同様であるので説明
は省略する。
ある。図5において、エンジン制御部19、定着ヒータ
制御手段20、状態管理手段21、制御目標温度記憶手
段22、メインヒータ23、サブヒータ24、サーミス
タ25、ヒータ駆動制御手段26、温度比較値設定手段
27、温度比較値28、温度比較手段29は第1の実施
例と同じであるが、第1の実施例のメインヒータ23、
サブヒータ24のそれぞれについてヒータON,OFF
温度値を有さず、共通のヒータON温度34、ヒータO
FF温度35を有している。また、サブヒータの加熱時
間を管理するための時間比較値設定手段36、時間比較
値37、時間比較手段38、サブヒータ加熱時間39
と、ヒータへの通電時間計測手段としてタイマ40を備
えている。時間比較値設定手段36はスタンバイ状態に
なるとサブヒータ24の加熱時間39の値を時間比較値
37として設定する。時間比較手段38はタイマ40の
カウント値と時間比較値37との比較結果をヒータ駆動
制御手段26に報せる。タイマ40はヒータ駆動制御手
段26の指示に従い時間をカウントする。
イ状態における制御のフローチャートを示す。
プS101)、サブヒータ24を停止した後(ステップ
S102)、検知温度tthがヒータ加熱開始温度ton以
下になるまで待機する(ステップS103)。検知温度
tthがヒータ加熱開始温度ton以下になれば、サブヒー
タ24の駆動を開始し(ステップS104)、タイマを
スタートさせる(ステップS105)。そして、タイマ
カウント値Tが前記時間比較値37に設定されているサ
ブ、メイン切り換えタイミング(サブヒータ加熱時間)
Tsoffになるまでサブヒータ24を加熱して待機する
(ステップS106)。その後、サブ、メイン切り換え
タイミングになれば、サブヒータ24を停止した後(ス
テップS107)、メインヒータ23の駆動を開始し
(ステップS108)、検知温度tthとヒータ加熱停止
温度toffとを比較しつつ検知温度tthがヒータ加熱停
止温度toff以上になるまでメインヒータ23の駆動を
続ける(ステップS108,S109)。そして、検知
温度tthがヒータ加熱停止温度toff以上になったら、
メインヒータ23を停止し(ステップS110)、サブ
ヒータ24の加熱開始ルーチン(ステップS103)へ
戻り、上述した制御を繰り返す。
うに行うことで、定着ローラ表面の温度分布を均一にす
ることができる。
施例を図7ないし図9に基づいて説明する。なお、第1
の実施例との共通箇所には同一符号を付して説明を省略
する。
ータの駆動切り換えタイミングを予め設定された固定値
としているが、本実施例では、メインヒータの加熱時間
を測定して前記切り換えタイミングを調節することによ
り、メインヒータ、サブヒータの加熱時間をほぼ等しく
なるように調整するものである。
ある。本実施例のエンジン主制御部の構成は第2の実施
例のものとほぼ同じであるが、ヒータ駆動制御手段26
はサブヒータ駆動開始時とメインヒータ駆動開始時の両
方でタイマ40をスタートさせ、時間比較値設定手段3
6はサブヒータ24による加熱時間とメインヒータ23
による加熱時間を比較して両方の加熱時間がほぼ等しく
なるように時間比較値37の設定値を調整する。
イ状態における制御のフローチャートを示す。
プS201)、サブヒータ24を停止した後(ステップ
S202)、検知温度tthがヒータ加熱開始温度ton以
下になるまで待機する(ステップS203)。検知温度
tthがヒータ加熱開始温度ton以下になれば、サブヒー
タ24の駆動を開始し(ステップS204)、タイマ4
0をスタートさせる(ステップS205)。そして、タ
イマカウント値Tが前記時間比較値37に設定されてい
るサブ、メイン切り換えタイミング(サブヒータ加熱時
間)Tsoffになるまでサブヒータ24を駆動して待機し
(ステップS206)、サブ、メイン切り換えタイミン
グになれば、サブヒータ24を停止した後(ステップS
207)、メインヒータ23の駆動を開始する(ステッ
プS208)。その後、タイマ40を再度スタートさせ
(ステップS209)、検知温度tthとヒータ加熱停止
温度toffとを比較しつつ検知温度tthがヒータ加熱停
止温度toff以上になるまでメインヒータ23の駆動を
続ける(ステップS210)。そして、ヒータ加熱停止
温度toff以上になったら、メインヒータ23を停止し
(ステップS211)、その後そのときのタイマカウン
ト値T(メインヒータ加熱時間)を基に、以下の(1)
式に従いTsoffの値を補正する(ステップS212)。
た場合の温度変化及びヒータ駆動タイミングを図9に示
す。図中のuはヒータ制御の1単位時間、すなわち、制
御の周期を示す。図のように、前に設定されているT
soffの値をその後のメインヒータの加熱時間から補正す
ることにより、その次の加熱の際のメインヒータとサブ
ヒータの加熱時間を近づけることができる。
うに行うことで、メインヒータ、サブヒータの加熱時間
を均等にすることができ、どちらか一方に片寄ることに
よる寿命の低下を防ぐことができる。
施例を図10に基づいて説明する。なお、第1の実施例
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
ータの駆動切り換えタイミングTsoffを前記(1)式で
行っているが、本実施例では、メインヒータとサブヒー
タの加熱時間の比較結果から前記切り換えタイミングT
soffを所定時間ずつ増減させるものである。
であるが、図8のTsoffを補正する処理(ステップS2
12)を、前記(1)式によらず図10のようにして行
う。
その時点でのタイマカウント値Tすなわちメインヒータ
23の加熱時間を比較し(ステップS301)、その結
果、メインヒータ23の加熱時間Tの方が大きければ、
Tsoffを1単位時間uだけ増やし(ステップS30
2)、サブヒータ24の加熱時間Tsoffの方が大きけれ
ばTsoffを1単位時間uだけ減らす(ステップS30
3)。そして、TsoffとTが同じであればそのままとす
る。
施例を図11及び図12に基づいて説明する。なお、第
1の実施例との共通箇所には同一符号を付して説明を省
略する。
ータの切り換えを時間で管理しているが、本実施例では
検知温度値で管理するようにした。
である。本実施例のエンジン主制御部の構成は第2の実
施例のものとほぼ同じであるが、第2の実施例の時間比
較値設定手段36、時間比較値37、時間比較手段3
8、タイマ40がなく、メイン、サブ切り換えタイミン
グ39の代わりにメイン、サブ切り換え時間41を有し
ている。
29がサブヒータの駆動を始めると温度比較値28にサ
ブ、メイン切り換え温度値を設定する。これによって、
ヒータ駆動制御手段26は検知温度がサブ、メイン切り
換え温度値に達した場合にサブヒータからメインヒータ
に切り換える。
バイ状態における制御のフローチャートを示す。
プS401)、サブヒータ24を停止した後(ステップ
S402)、検知温度tthがヒータ加熱開始温度ton以
下になるまで待機し(ステップS403)、検知温度t
thがヒータ加熱開始温度ton以下になれば、サブヒータ
24の駆動を開始し(ステップS404)、検知温度t
thが切り換え温度tch以上になるまで待機する(ステッ
プS405)。そして、切り換え温度tch以上となった
時にサブヒータ24を停止した後(ステップS40
6)、メインヒータ23の駆動を開始する(ステップS
407)。その後、検知温度tthとヒータ加熱停止温度
toffとを比較しつつ検知温度tthがヒータ加熱停止温
度toff以上になるまでメインヒータ23の駆動を続け
る(ステップS408)。そして、検知温度tthがヒー
タ加熱停止温度toff以上になれば、メインヒータ23
を停止し(ステップS409)、サブヒータ24の加熱
開始ルーチンへ戻り(ステップS403)、以下、上述
の制御を繰り返す。
うに行うことで、第2の実施例と同様の効果が得られ
る。
施例を図13ないし図15に基づいて説明する。なお、
第1の実施例との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
ータの駆動切り換え温度を予め設定された固定値として
いるが、本実施例では、メインヒータの加熱時間を測定
して前記切り換えタイミングを調節することにより、メ
インヒータ、サブヒータの加熱時間をほぼ等しくなるよ
うに調整するようにした。
である。第5の実施例の図11に各ヒータ加熱時間測定
用のタイマ40、及び、メイン、サブそれぞれのヒータ
加熱時間記憶領域42,43が加わっており、ヒータ駆
動制御手段26はサブヒータ駆動開始時とメインヒータ
加熱開始時の両方でタイマ40をスタートさせ、それぞ
れのヒータ加熱停止時に前記ヒータ加熱時間記憶領域4
2,43に記憶する。温度比較値設定手段27はサブヒ
ータ24による加熱時間とメインヒータ23による加熱
時間を比較して両方の加熱時間がほぼ等しくなるように
温度比較値28の設定値を調整する。
バイ状態における制御のフローチャートを示す。
プS501)、サブヒータ24を停止した後(ステップ
S502)、検知温度tthがヒータ加熱開始温度ton以
下になるまで待機し(ステップS503)、検知温度t
thがヒータ加熱開始温度ton以下になれば、サブヒータ
24の駆動を開始し(ステップS504)、タイマ40
をスタートさせる(ステップS505)。そして、検知
温度tthがサブ、メイン切り換え温度tchになるのを待
ち(ステップS506)、サブ、メイン切り換え温度に
達したら、サブヒータ24を停止した後(ステップS5
07)、サブヒータ加熱時間を保存し(ステップS50
8)、メインヒータ23の駆動を開始する(ステップS
509)。その後、タイマ40を再度スタートさせ(ス
テップS510)、ヒータ加熱停止温度までメインヒー
タ23によるって加熱を行い(ステップS511)、メ
インヒータ23を停止した後(ステップS512)、メ
インヒータ加熱時間を保存し(ステップS513)、図
15のようにしてtchの値を補正する。
ヒータ加熱時間Tmon加熱時間を比較する(ステップS
601)。その結果、メインヒータ加熱時間Tmonの方
が大きければ、メイン、サブ切り換え温度tchを所定の
変更量Δtだけ増やす(ステップS602)。しかし、
サブヒータ加熱時間Tsonの方が大きければ、メイン、
サブ切り換え温度tchを所定の変更量Δtだけ減らす
(ステップS603)。そして、TsonとTmonが同じで
あればそのままとする。ここで前記Δtの値は、定着装
置の構成に応じて最適な値を予め設定されたものであ
る。
た場合の動作を図16に示す。図中のuはヒータ制御の
1単位時間、すなわち、制御の周期を示す。図のよう
に、前の設定されているtchの値をその後のメインヒー
タの加熱時間から補正することにより、その次の加熱の
際のメインヒータとサブヒータの加熱時間を近づけるこ
とができる。
施例を図17ないし図19に基づいて説明する。なお、
第1の実施例との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
タについてのみ行い、サブヒータの加熱時間を測定し、
これを基にメインヒータの加熱時間と比較し、メインヒ
ータの加熱停止温度を調整することでメインヒータとサ
ブヒータの加熱時間をほぼ等しくするものである。
る。図19はタイムチャートである。メインヒータ23
を停止し(ステップS701)、サブヒータ24を停止
した後(ステップS702)、検知温度がヒータ加熱開
始温度ton以上になるまで待機し(ステップS70
3)、ヒータ加熱開始温度ton以上になったらサブヒー
タ24を駆動し(ステップS704)、それと同時にタ
イマ40をスタートする(ステップS705)。そし
て、検知温度がサブヒータ加熱停止温度tsoffになるま
で待ち(ステップS706)、サブヒータ加熱停止温度
tsoffになったらサブヒータ24を停止し(ステップS
707)、タイマ40で測定したサブヒータ加熱時間T
sonを保存する(ステップS708)。そして、検知温
度がヒータ加熱開始温度tonまで下がるのを待ち(ステ
ップS708’)、下がったらメインヒータ24を駆動
し(ステップS709)、それと共にタイマ40をスタ
ートさせる(ステップS710)。その後、検知温度が
メインヒータ加熱停止温度tmoffまで上がるのを待ち
(ステップS711)、メインヒータ加熱停止温度t
moffまで上がったら、メインヒータ23を停止し(ステ
ップS712)、メインヒータ加熱時間Tmonを保存す
る(ステップS713)。
デフォルト値を使用する。デフォルト値は過去の実績か
らサブヒータとメインヒータの点灯時間がほぼ等しくな
る平均的な値を選んで予めメモリ中に固定値としてお
く。
4の点灯時間がほぼ等しくなるようメインヒータの加熱
停止温度tmoffを補正する(ステップS714)。その
様子を図18に示す。タイマ40で測定した値Tsonと
Tmonの大小を比較し(ステップS801)、Tson<T
monなら、tmoffからΔtを引いた値tmoff’を保存す
る(ステップS802)。しかし、Tson>Tmonなら、
tmoffにメインヒータの加熱停止温度調整量Δtを加え
た値tmoff’を新しい値として保存する(ステップS8
03)。Tson=Tmonなら何もしない。この方法の特徴
として温度検知器の近くにヒータの発光部のあるサブヒ
ータ24のtsoffの方がメインヒータのtmoffより一般
的に高くなる傾向がある。この関係を利用し、tmoffが
tsoffより高くなったら異常と判断することができる。
た場合の動作を図19に示す。同図に示すように、本実
施例によれば、メインヒータとサブヒータの加熱時間を
ほぼ等しくすることができる。
タを定着ローラ内に配設した場合について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、定着ローラと加
圧ローラの双方にヒータを配設した定着装置、及びその
定着装置を備えた画像形成装置にも適用可能である。
ヒータの場合についてのみ説明したが、本発明はこれに
限られるものではなく、セラミックヒータ等の熱源にも
適用可能である。
置は、定着装置と一体に設けても良いし、定着装置とは
別体に画像形成装置内に設けても良い。
材として定着ローラを用いた場合について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、定着部材として
耐熱性フィルムを用い、この耐熱性フィルムをヒータに
摺接させ、この耐熱性フィルムを介してヒータに加圧ロ
ーラを圧接させる場合にも適用可能である。
の発明によれば、温度制御手段により、定着動作前後に
おける待機中においては、少なくともいずれかの熱源へ
の通電を開始する下限温度と、通電中の熱源への通電を
停止してそれ以降該下限温度までいずれの熱源への通電
も行わない上限温度とを設定して、熱源への通電を行う
ので、待機中における熱源への通電回数を減少させるこ
とができ、定着装置が配設された画像形成装置と同一コ
ンセントに接続される他の装置、特に照明器具に対する
電源電圧変動による照度変動などの回数を減少させるこ
とができる。また、複数の熱源への通電時間を同一にで
きるため、定着装置の長寿命化を図ることができる。
前記第1の発明において、下限温度は、熱源への通電を
開始してから、定着動作中の所定の温度までに所定時間
で達することが可能な温度のうちの所定の低い温度であ
り、上限温度は、待機中における消費電力を所定範囲内
に収めることが可能な温度のうちの所定の高い温度とし
たので、下限温度から上限温度までの幅が大きくなり、
熱源への通電回数を減少させることができる。
前記第1の発明または第2の発明において、温度制御手
段は、下限温度から上限温度までは単一の熱源のみに通
電を行い、次の下限温度から上限温度までは別の熱源の
みに通電を行うので、通電によるラッシュ電流を減少さ
せ、特定の熱源への偏った通電を防止することができ、
熱源の長寿命化、定着装置の長寿命化を図ることができ
る。
前記第3の発明において、下限温度と上限温度は、少な
くとも温度検知手段が設置された領域に発熱分布のピー
クを有する熱源と、それ以外の領域に発熱分布のピーク
を有する熱源について、別々に設定されており、上限温
度は、温度検知手段が設置された領域に発熱分布のピー
クを有する熱源についての上限温度よりも、それ以外の
領域に発熱分布のピークを有する熱源についての上限温
度の方が低く設定されているので、定着ローラの長手方
向において、温度勾配が生じる場合でも、一つの温度検
知手段により適切な温度制御を行うことができる。
前記第3の発明において、熱源に対する通電時間を計測
する通電時間測定手段を備え、温度制御手段は、該通電
時間測定手段によって測定した各熱源への通電時間がほ
ぼ同一となるように、上限温度を調整するので、各熱源
への通電時間を均一化することができ、各熱源の長寿命
化、定着装置の長寿命化を図ることができる。
前記第1の発明において、熱源に対する通電時間を計測
する通電時間測定手段を備え、温度制御手段は、下限温
度からある熱源に対して該通電時間測定手段により測定
した所定時間だけ通電を行った後、他の熱源に対して上
限温度まで通電を行うので、各熱源への通電が同時に行
われることがなく、ラッシュ電流を減少させることがで
きる。
前記第6の発明において、温度制御手段は、通電時間測
定手段によって、ある熱源に対する通電時間と他の熱源
に対する通電時間を測定し、それぞれの熱源の通電時間
がほぼ同一となるよう、前記ある熱源への通電を行う所
定時間を調整するので、各熱源への通電時間を均一化す
ることができ、各熱源の長寿命化、定着装置の長寿命化
を図ることができる。
前記第1の発明において、温度制御手段は、下限温度か
ら上限温度の間に、複数の熱源加熱切り換え温度を設定
し、温度検知手段による検知温度が該熱源加熱切り換え
温度に達する毎に順次通電する熱源を切り換えるので、
ラッシュ電流を減少させることができると同時に、各熱
源の長寿命化、定着装置の長寿命化を図ることができ
る。
前記第8の発明において、熱源に対する通電時間を計測
する通電時間測定手段を備え、温度制御手段は、該通電
時間測定手段によって測定した各熱源への通電時間がほ
ぼ同一となるよう、それぞれの熱源加熱切り換え温度を
調整するので、各熱源の長寿命化、定着装置の長寿命化
を図ることができる。
ば、定着装置とは別体に備えた温度制御手段により、定
着動作前後における待機中においては、少なくともいず
れかの熱源への通電を開始する下限温度と、通電中の熱
源への通電を停止してそれ以降該下限温度までいずれの
熱源への通電も行わない上限温度とを設定して、熱源へ
の通電を行うので、待機中における熱源への通電回数を
減少させることができ、画像形成装置と同一コンセント
に接続される他の装置、特に照明器具に対する電源電圧
変動による照度変動などの回数を減少させることができ
る。また、複数の熱源への通電時間を同一にできるた
め、定着装置の長寿命化を図ることができる。
プリンタの横断面図である。
置の概念図である。
部の構成を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
部の構成を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
部の構成を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
の概要を示すタイミングチャートである。
えタイミング補正方法を示すフローチャートである。
御部の構成を示すブロック図である。
御を示すフローチャートである。
御部の構成を示すブロック図である。
御を示すフローチャートである。
えタイミング補正方法を示すフローチャートである。
御の概要を示すタイミングチャートである。
御を示すフローチャートである。
えタイミング補正方法を示すフローチャートである。
御の概要を示すタイミングチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 転写材に現像剤を定着させる定着部材及
び加圧ローラと、少なくとも定着部材近傍に配設された
発熱分布が異なる複数の熱源と、該熱源のいずれかの発
熱分布のピーク領域側に配置される温度検知手段と、該
温度検知手段の検知情報に基づき前記熱源への通電を制
御して前記定着部材または熱源の温度を定着動作中と待
機中にて異なる所定の温度に維持せしめる温度制御手段
とを備えた定着装置において、前記温度制御手段は、前
記待機中に、少なくともいずれかの熱源への通電を開始
する下限温度と、通電中の熱源への通電を停止してそれ
以降該下限温度までいずれの熱源への通電も行わない上
限温度とを設定し、各熱源への通電期間が重複せず、各
熱源への通電期間がほぼ同一となるように各熱源への通
電を順次独立して行うように設定されるていることを特
徴とする定着装置。 - 【請求項2】 下限温度は、熱源への通電を開始してか
ら、定着動作中の所定の温度までに所定時間で達するこ
とが可能な温度のうちの所定の低い温度であり、上限温
度は、待機中における消費電力を所定範囲内に収めるこ
とが可能な温度のうちの所定の高い温度であることとす
る請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項3】 温度制御手段は、下限温度から上限温度
までは単一の熱源のみに通電を行い、次の下限温度から
上限温度までは別の熱源のみに通電を行うように設定さ
れていることとする請求項1または請求項2に記載の定
着装置。 - 【請求項4】 下限温度と上限温度は、少なくとも温度
検知手段が設置された領域に発熱分布のピークを有する
熱源と、それ以外の領域に発熱分布のピークを有する熱
源について、別々に設定されており、上限温度は、温度
検知手段が設置された領域に発熱分布のピークを有する
熱源についての上限温度よりも、それ以外の領域に発熱
分布のピークを有する熱源についての上限温度の方が低
く設定されていることとする請求項3に記載の定着装
置。 - 【請求項5】 熱源に対する通電時間を計測する通電時
間測定手段を備え、温度制御手段は、該通電時間測定手
段によって測定した各熱源への通電時間がほぼ同一とな
るように、上限温度を調整するように設定されているこ
ととする請求項3に記載の定着装置。 - 【請求項6】 熱源に対する通電時間を計測する通電時
間測定手段を備え、温度制御手段は、下限温度からある
熱源に対して該通電時間測定手段により測定した所定時
間だけ通電を行った後、他の熱源に対して上限温度まで
通電を行うこととする請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項7】 温度制御手段は、通電時間測定手段によ
って、ある熱源に対する通電時間と他の熱源に対する通
電時間を測定し、それぞれの熱源の通電時間がほぼ同一
となるよう、前記ある熱源への通電を行う所定時間を調
整するように設定されていることとする請求項6に記載
の定着装置。 - 【請求項8】 温度制御手段は、下限温度から上限温度
の間に、複数の熱源加熱切り換え温度を設定し、温度検
知手段による検知温度が該熱源加熱切り換え温度に達す
る毎に順次通電する熱源を切り換えるように設定されて
いることとする請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項9】 熱源に対する通電時間を計測する通電時
間測定手段を備え、温度制御手段は、該通電時間測定手
段によって測定した各熱源への通電時間がほぼ同一とな
るよう、それぞれの熱源加熱切り換え温度を調整するよ
うに設定されていることとする請求項8に記載の定着装
置。 - 【請求項10】 転写材に現像剤を定着させる定着部材
及び加圧ローラと、少なくとも定着部材近傍に配設され
た発熱分布が異なる複数の熱源と、該熱源のいずれかの
発熱分布のピーク領域側に配置される温度検知手段とを
備えた定着装置を有し、該温度検知手段の検知情報に基
づき前記熱源への通電を制御して前記定着部材または熱
源の温度を定着動作中と待機中にて異なる所定の温度に
維持せしめる温度制御手段を備えた画像形成装置におい
て、前記温度制御手段は、前記待機中に、少なくともい
ずれかの熱源への通電を開始する下限温度と、通電中の
熱源への通電を停止してそれ以降該下限温度までいずれ
の熱源への通電も行わない上限温度とを設定し、各熱源
への通電期間が重複せず、各熱源への通電期間がほぼ同
一となるように各熱源への通電を順次独立して行うよう
に設定されるていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2002299017A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-11 | Canon Inc | 加熱装置および画像形成装置 |
JP2006079055A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-03-23 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、画像形成装置および定着装置の加熱制御方法 |
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- 1995-06-30 JP JP18658395A patent/JP3313946B2/ja not_active Expired - Fee Related
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