JP4738384B2 - 位相補正装置、dvor装置および位相補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線航法において用いられる位相補正装置、DVOR(Doppler VHF Omni-directional radio range)装置および位相補正方法に関する。
航空機に方位情報を提供する装置としてDVOR装置が知られている。関連するDVOR装置では、図3に示すように、中央に1個のキャリアアンテナAを配置するとともに、このキャリアアンテナAを中心とする直径約13.5m(半径R≒6.7m)の円周上に48個のサイドバンドアンテナB1〜B48を配置している。
ここで、キャリアアンテナAは、全方位に対して一定の基準位相信号として、108〜118MHzの搬送波を30Hzで振幅変調したAM波を放射する。一方、円周上に配置されたサイドバンドアンテナB1〜B48は、例えば1秒間に円周上を30回転する速度で順次給電されるサイドバンドアンテナが切り換わり、搬送波に対して例えば9960Hz高い周波数をもった副搬送波を順次放射する。このとき、副搬送波を放射するサイドバンドアンテナと空間上の任意の地点との間の距離は周期的に変化するから、この任意の地点で受信した副搬送波は、ドップラ効果によって周波数が周期的に変化し、30HzのFM波を構成する。また、このFM波はDVOR局を基準とした方位ごとに位相が変化するから、サイドバンドアンテナB1〜B48はFM波からなる可変位相信号を放射する。
基準位相信号と可変位相信号とは、磁北の0°に対して互いの位相が一致するように調整されているため、航空機はこれら2つの信号を受信して、30Hzの同一周波数で変調されたAM波とFM波との位相の差を検出することによって、現在の方位を知ることができる。
図7は関連するDVOR装置のサイドバンド送信系を示す構成図である。図7において、サイドバンド送信部101は、半波sin信号を生成してディストリビュータ3に出力し、ディストリビュータ3を切換制御することにより、奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47に対して半波sin信号を順番に供給する。また、サイドバンド送信部102は、半波cos信号を生成してディストリビュータ3に出力し、ディストリビュータ3を切換制御することにより、偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48に対して半波cos信号を順番に供給する。サイドバンドアンテナB1〜B48は、それぞれアンテナケーブルC1〜C48を介してディストリビュータ3に接続されている。
図8はサイドバンドアンテナの切り換えのタイミングチャートである。図8(a)〜(e)に示すように、1つのサイドバンドアンテナへの1回の信号供給時間は、サイドバンドアンテナが48個の場合は1/720秒であり、1秒間に30回の頻度で信号を供給する。
ここで、奇数番号の各サイドバンドアンテナから出力される電波の波形(図8(a),(c),(e))は、隣接する奇数番号のサイドバンドアンテナから出力される電波の波形と不連続にならないようにする必要がある。偶数番号の各サイドバンドアンテナから出力される電波の波形(図8(b),(d))についても同様に、隣接する偶数番号のサイドバンドアンテナから出力される電波の波形と不連続にならないようにする必要がある。波形が不連続の場合は、航空機において、キャリアアンテナAからのAM波とサイドバンドアンテナB1〜B48からのFM波との位相の差を正確に検出することができず、正確な方位情報を得ることができないからである。
そこで、関連するDVOR装置においては、すべてのアンテナケーブルC1〜C48のケーブル長を高精度で統一することによって、サイドバンドアンテナB1〜B48から出力される電波の位相を揃えている。
特公平5−22184号公報
しかし、ケーブル長を統一することで位相を調整する場合、DVOR装置一式あたり48本のアンテナケーブルC1〜C48について電気的な長さを高精度で統一する必要があり、アンテナケーブルの調整作業に長時間を要するとともに、熟練した技術が必要であった。また、DVOR装置の現地据付後に発生するアンテナケーブルC1〜C48の経年変化による位相のずれに対応することができないという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、アンテナケーブルの電気的な長さを高精度で統一することが不要で、設置後のアンテナケーブルの経年変化による位相のずれに対応することができる位相補正装置、DVOR装置および位相補正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の位相補正装置は、送信信号を発生する信号発生器から各送信アンテナへの各信号経路の電気的長さに基づいて算出された位相補正値を前記各送信アンテナに関連づけて記憶する位相補正値記憶手段と、前記位相補正値に基づいて前記送信アンテナに供給される前記送信信号の位相を補正する位相補正手段とを具備することを特徴とする。
本発明のDVOR装置は、キャリア信号を放射するキャリアアンテナと、このキャリアアンテナを中心とした円周上に配置され、サイドバンド信号を順次放射する複数のサイドバンドアンテナとを備える装置であって、前記サイドバンド信号を生成する信号発生器と、前記信号発生器からそれぞれの前記サイドバンドアンテナへの信号経路の電気的な長さに基づいて算出された位相補正値をそれぞれの前記サイドバンドアンテナに関連づけて記憶する位相補正値記憶手段と、それぞれの前記サイドバンドアンテナに関連づけて記憶された前記位相補正値に基づいて、前記サイドバンド信号の位相を補正する位相補正手段と、前記位相補正手段で位相補正された前記サイドバンド信号が供給される前記サイドバンドアンテナを切り換える切換手段と、前記切換手段による切り換えのタイミングと同期して前記サイドバンド信号が供給される前記サイドバンドアンテナに対応した前記位相補正値を用いて前記サイドバンド信号の位相を補正するように前記位相補正手段を制御する位相補正制御手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の位相補正方法は、送信信号を生成する信号発生器から複数の送信アンテナへ順次供給される前記送信信号の位相補正方法であって、前記送信手段からそれぞれの前記送信アンテナへの信号経路の電気的な長さに基づいてそれぞれの前記送信アンテナに対応した位相補正値を算出することと、前記位相補正値に基づいてそれぞれの前記送信アンテナに供給される前記送信信号の位相を補正することとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、それぞれの送信アンテナへの信号経路の電気的な長さに基づいて算出された位相補正値を用いて、それぞれの送信アンテナに供給される送信信号の位相を補正するので、アンテナケーブルの電気的な長さを高精度で統一することが不要となり、また設置後のアンテナケーブルの経年変化による位相のずれに即応することができる。
以下、最良の形態について、図面を参照して説明する。なお、図1において、図7に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
第1実施形態
図1は第1実施形態に係るDVOR装置を示す構成図である。本実施の形態のDVOR装置においても、図3と同様に、キャリアアンテナAと、48個のサイドバンドアンテナB1〜B48とが配置される。なお、図1はサイドバンド送信系の構成のみを示し、キャリア送信系については図示を省略する。
図1において、サイドバンド送信部1は信号発生器(SG)12、電力増幅器(AMP)13、位相補正部4、位相補正制御部5、および位相補正テーブル6を具備する。より詳細には、信号発生器12はサイドバンド信号として半波sin信号を生成し電力増幅器13で増幅して位相補正部4に出力する。信号発生器12は、切換制御信号s1によりディストリビュータ3を切換制御することによって、奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47に対して半波sin信号を順番に供給する。信号発生器12はさらに、ディストリビュータ3の切り換えのタイミングと同期して位相補正部4で位相補正が行われるように位相補正制御部5に同期信号s2を出力する。
位相補正部4は、後述する位相補正制御部5からの出力に基づいて、信号発生器12で生成されび電力増幅器13で増幅された半波sin信号の位相を補正し、位相補正した半波sin信号をディストリビュータ3に出力する。ディストリビュータ3は、信号発生器12からの切換制御信号s1に基づいて、位相補正部4で位相補正された半波sin信号を供給するサイドバンドアンテナを切り換える。
位相補正制御部5は、信号発生器12からの同期信号s2が入力されると、位相補正テーブル6を参照し、位相補正テーブル6に記憶された位相補正値とともに位相補正制御信号を位相補正部4に出力する。
位相補正テーブル6は、それぞれの奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47から出力される電波の波形の連続性を確保するために必要な位相補正値を、それぞれの奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47ごとに記憶する。この位相補正値は、信号発生器12からそれぞれの奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47への信号経路の電気的な長さを、ネットワークアナライザなどを用いて予め測定し、この測定された電気的な長さの差に基づいて算出される。また、位相補正値は、アンテナケーブルC1,C3,・・・,C47の経年変化等に対応するため、信号経路の電気的な長さを定期的に測定して更新することができる。
奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47は、それぞれアンテナケーブルC1,C3,・・・,C47を介してディストリビュータ3に接続され、信号発生器12で生成され電力増幅器13で増幅された半波sin信号を順次放射する。
サイドバンド送信部2は信号発生器(SG)15、電力増幅器(AMP)16、位相補正部7、位相補正制御部8、および位相補正テーブル9を具備する。より詳細には、信号発生器15は半波cos信号を生成し、電力増幅器16がこれを増幅して位相補正部7に出力する。信号発生器15は、ディストリビュータ3を切換制御することにより、偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48に対して半波cos信号を順番に供給する。また、信号発生器15はさらに、ディストリビュータ3の切り換えのタイミングと同期して位相補正部7で位相補正が行われるように、位相補正制御部8に同期信号s4を出力する。
位相補正部7は、信号発生器15で生成され電力増幅器16にて増幅された半波cos信号の位相を補正し、位相補正した半波cos信号をディストリビュータ3に出力する。ディストリビュータ3は、信号発生器15からの切換制御信号s3に基づいて、位相補正部7で位相補正された半波cos信号を出力するサイドバンドアンテナを切り換える。
位相補正制御部8は、信号発生器15からの同期信号s4が入力されると、位相補正テーブル9を参照し、位相補正テーブル9に記憶された位相補正値とともに位相補正制御信号を位相補正部7に出力する。
位相補正テーブル9は、それぞれの偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48から出力される電波の波形の連続性を確保するために必要な位相補正値を、それぞれの偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48ごとに記憶する。この位相補正値は、信号発生器15からそれぞれの偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48への信号経路の電気的な長さを予め測定し、この測定された電気的な長さの差に基づいて算出される。また、位相補正値は、アンテナケーブルC2,C4,・・・,C48の経年変化等に対応するため、信号経路の電気的な長さを定期的に測定して更新する。
偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48は、それぞれアンテナケーブルC2,C4,・・・,C48を介してディストリビュータ3に接続され、信号発生器15で生成され電力増幅器16で増幅された半波cos信号を順次放射する。
次に、図1に示すDVOR装置の動作を説明する。なお、以下では、サイドバンド送信部1からの半波sin信号を奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47に供給する系統について説明するが、サイドバンド送信部2からの半波cos信号を偶数番号のサイドバンドアンテナB2,B4,・・・,B48に供給する系統についても同様であるため説明は割愛する。
サイドバンド送信部1は、半波sin信号を供給するサイドバンドアンテナを1/720秒ごとに切り換えるようにディストリビュータ3を制御する。まず、信号発生器12で生成した半波sin信号をサイドバンドアンテナB1に供給する場合について説明する。信号発生器12は半波sin信号を生成し電力増幅器13を介して位相補正部4に出力する。また、信号発生器12は、ディストリビュータ3が半波sin信号をサイドバンドアンテナB1に供給するように、ディストリビュータ3に切換制御信号s1を出力するとともに、位相補正制御部5に同期信号s2を出力する。
信号発生器12からの同期信号s2が入力されると、位相補正制御部5は、位相補正テーブル6を参照して、サイドバンドアンテナB1に対応する位相補正値とともに位相補正制御信号を位相補正部4に出力する。そして、位相補正部4は、位相補正制御部5から供給されたサイドバンドアンテナB1に対応する位相補正値を用いて、信号発生器12で発生し電力増幅器13で増幅された半波sin信号の位相を補正し、位相補正後の半波sin信号をディストリビュータ3に出力する。
そして、ディストリビュータ3は、位相補正部4からの位相補正後の半波sin信号を、アンテナケーブルC1を介してサイドバンドアンテナB1に供給する。
その後、信号発生器12は、半波sin信号を他のサイドバンドアンテナに供給するように、ディストリビュータ3に切換制御信号s1を出力する。また、信号発生器12は、選択されたサイドバンドアンテナの位相補正がディストリビュータ3の切り換えのタイミングと同期して行われるように、位相補正制御部5に同期信号s2を出力する。このようにして、それぞれの奇数番号のサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47には、それぞれに対応した位相補正値を用いて位相補正された半波sin信号が順次供給される。
図2はディストリビュータ3による切り換えのタイミング((a)〜(d))と、位相補正部4の入力端(a0点)、ディストリビュータ3の入力端(a1点)および各サイドバンドアンテナB1,B3,・・・の入力端(b1点,b3点,・・・)における半波sin信号の波形の関係((e)〜(h))を示す図である。図2(e),(f)に示すように、位相補正部4による位相補正を行わない場合は、位相補正部入力端(a0点)の半波sin信号波形(e)に対して、アンテナケーブルC1,C3,・・・の電気的長さのばらつき等により、サイドバンドアンテナB1,B3,・・・の入力端(b1点,b3点,・・・)の半波sin信号の波形は図2(f)に示すようになり、その結果サイドバンドアンテナB1,B3・・・から出力される電波の波形が不連続になる。これに対して、位相補正部4による位相補正を行って位相の補償を行う場合には、ディストリビュータ入力端(a1点)における半波sin信号波形は図2(g)に示すようになる。したがって、サイドバンドアンテナB1,B3,・・・の入力端(b1点、b3点、・・・)の半波sin信号波形は図2(h)に示すようになり、その結果としてサイドバンドアンテナB1,B3,・・・から出力される電波の波形の連続性が保たれる。すなわち、出力波形の位相とディストリビュータ3の切換のタイミングが同期するように位相補正されるので出力波形の連続性を保つことができる。
このように本実施の形態によれば、信号発生器12からそれぞれのサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47への信号経路の電気的な長さに基づいて算出された、それぞれのサイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47に対応した位相補正値を用いて、信号発生器12で生成され電力増幅器13で増幅された半波sin信号の位相を補正するので、アンテナケーブルC1,C3,・・・,C47の長さを高精度で統一しなくても、サイドバンドアンテナB1,B3,・・・,B47から出力される電波の波形の連続性を確保することができる。ディストリビュータ3内の各サイドバンドアンテナに対応した入力端a1と各端子p1,p3・・・p47間の電気的な長さが均一でない場合でも同様に電波の波形の連続性を確保することができる。
さらに、信号経路の電気的な長さを定期的に測定して位相補正テーブル6の位相補正値を更新することにより、ハードウェアの再調整を行うことなく、設置後のアンテナケーブルC1,C3,・・・,C47の経年変化による位相のずれに容易に対応することができる。
第2実施形態
2つの信号発生器12,15は一体として構成してもよい。すなわち、第2実施形態によれば、図4において、信号発生器12から電力増幅器13を介して出力される半波sin信号を分岐点d1で分配し、90°位相シフトする移相器18を介して半波cos信号として電力増幅器16に入力される。本実施形態のDVOR装置によれば1つの信号発生器12を用いて2つのサイドバンド送信部21,22を構成することができる。
変更例
図1に示す第1実施形態のDVOR装置においては電力増幅器(AMP)13を信号発生器12の出力端に接続したが、図5に示すように電力増幅器(AMP)13を位相補正部4の出力端とディストリビュータ3の入力端の間に接続してサイドバンド送信部1’を構成してもよい。同様に、電力増幅器(AMP)16を位相補正部7の出力端とディストリビュータ3の入力端の間に接続してサイドバンド送信部を構成してもよい。
また、図5の変更例と同様にして、第2実施形態のDVOR装置において、図6に示すように、電力増幅器(AMP)13(16)を位相補正部4(7)の出力端とディストリビュータ3の入力端の間に接続してサイドバンド送信部21’(22’)を構成してもよい。
また、第1実施形態のDVOR装置において、信号発生器12(15)、位相補正部4(7)、位相補正制御部5(8)、および位相補正テーブル6(8)は集積回路として形成された信号発生部30として構成することも可能である。すなわち、位相補正部4,7および位相補正テーブル6,9は、信号発生部30の内部機能として実現される。
同様にして、第2実施形態のDVOR装置において、信号発生器12、位相補正部4、位相補正制御部5、位相補正テーブル6、移相器18、位相補正部7、位相補正制御部8、位相補正テーブル9からなる信号発生部を集積回路31として形成することも可能である。
本発明は、レーダ装置において使用されるレーダ信号処理装置に適用可能である。
第1実施形態に係るDVOR装置を示す構成図である。 図1に示すDVOR装置のディストリビュータによる切り換えのタイミングと、ディストリビュータの入力端および各サイドバンドアンテナの入力端における半波sin信号の波形の関係を示す図である。 DVOR装置 におけるキャリアアンテナとサイドバンドアンテナの配置を示す上面図である。 第2実施形態に係るDVOR装置を示す構成図である。 第1実施形態の変更実施例に係るDVOR装置の信号発生部を示す構成図である。 第2実施形態の変更実施例にかかるDVOR装置の信号発生部を示す構成図である。 関連するDVOR装置のサイドバンド送信系を示す構成図である。 各サイドバンドアンテナの切り換えのタイミングチャートである。
符号の説明
1,2,101,102 サイドバンド送信部
3 ディストリビュータ
4,7 位相補正部
5,8 位相補正制御部
6,9 位相補正テーブル
12,15 信号発生器
13,16 電力増幅器
18 移相器(90°)
30,31 信号発生部(集積回路)
A キャリアアンテナ
B1〜B48 サイドバンドアンテナ
C1〜C48 アンテナケーブル

Claims (11)

  1. 送信信号を発生する信号発生器から各送信アンテナへの各信号経路の電気的長さに基づいて算出された位相補正値を前記各送信アンテナに関連づけて記憶する位相補正値記憶手段と、
    前記位相補正値に基づいて前記送信アンテナに順次供給される前記送信信号の位相を前記各送信信号の切り換えのタイミングに同期して補正する位相補正手段とを
    具備することを特徴とするDVOR装置の位相補正装置。
  2. キャリア信号を放射するキャリアアンテナと、このキャリアアンテナを中心とした円周上に配置され、サイドバンド信号を順次放射する複数のサイドバンドアンテナとを備えるDVOR装置であって、
    前記サイドバンド信号を生成する信号発生器と、
    前記信号発生器からそれぞれの前記サイドバンドアンテナへの信号経路の電気的な長さに基づいて算出された位相補正値をそれぞれの前記サイドバンドアンテナに関連づけて記憶する位相補正値記憶手段と、
    それぞれの前記サイドバンドアンテナに関連づけて記憶された前記位相補正値に基づいて、前記サイドバンド信号の位相を補正する位相補正手段と、
    前記位相補正手段で位相補正された前記サイドバンド信号が供給される前記サイドバンドアンテナを切り換える切換手段と、
    前記切換手段による切り換えのタイミングと同期して前記サイドバンド信号の位相を補正するように前記位相補正手段を制御する位相補正制御手段と
    を具備することを特徴とするDVOR装置。
  3. 前記位相補正値は、前記信号発生器からそれぞれの前記サイドバンドアンテナへの信号経路の電気的な長さの変化に応じて更新可能であることを特徴とする請求項2記載のDVOR装置。
  4. 前記サイドバンド信号の位相を90°シフトする移相器であって、位相シフトされた信号をサイドバンド信号として出力する移相器をさらに具備することを特徴とする請求項2記載のDVOR装置。
  5. 前記信号発生器で生成される前記サイドバンド信号を増幅し前記位相補正部に出力する増幅器をさらに具備することを特徴とする請求項2記載のDVOR装置。
  6. 前記位相補正されたサイドバンド信号を増幅し前記切換手段に出力する増幅器をさらに具備することを特徴とする請求項2記載のDVOR装置。
  7. 前記信号発生器、前記位相補正値記憶手段、前記位相補正制御手段および前記位相補正手段は集積回路として形成されることを特徴とする請求項6記載のDVOR装置。
  8. 前記信号発生器はさらに切換信号を出力し、前記切換手段は前記切換信号に相応して切り換えを行うことを特徴とする請求項2記載のDVOR装置。
  9. 前記信号発生器はさらに前記切換手段の切り換えと同期するための同期信号を前記位相補正制御手段に出力することを特徴とする請求項2記載のDVOR装置。
  10. 送信信号を生成する信号発生器から複数の送信アンテナへ順次供給される前記送信信号の位相補正方法であって、
    前記送信手段からそれぞれの前記送信アンテナへの信号経路の電気的な長さに基づいてそれぞれの前記送信アンテナに対応した位相補正値を算出することと、
    前記位相補正値に基づいてそれぞれの前記送信アンテナに供給される前記送信信号の位相を前記送信信号の切り換えのタイミングに同期して補正することと
    を含むことを特徴とするDVOR装置の位相補正方法。
  11. 前記算出されたそれぞれの位相補正値が各送信アンテナに関連づけられて記憶されることをさらに含むことを特徴とする請求項10記載のDVOR装置の位相補正方法。
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