JPH11103402A - 位相調整システム - Google Patents

位相調整システム

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Publication number
JPH11103402A
JPH11103402A JP9260517A JP26051797A JPH11103402A JP H11103402 A JPH11103402 A JP H11103402A JP 9260517 A JP9260517 A JP 9260517A JP 26051797 A JP26051797 A JP 26051797A JP H11103402 A JPH11103402 A JP H11103402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
circuit
internal
broadcasting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9260517A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
寛 吉田
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP9260517A priority Critical patent/JPH11103402A/ja
Publication of JPH11103402A publication Critical patent/JPH11103402A/ja
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再調整を必要としない搬送波の位相調整シス
テムを得る。 【解決手段】 基準信号aは分周回路2にて分周され、
遅延回路3を介して、交流/直流変換回路4に入力さ
れ、得られた直流電圧dは可変搬送波発生回路5に入力
され、出力の搬送波信号iは放送機10で変調・電力増
幅されて、放送アンテナ11を介して放送される。GP
S衛星12からの電波はGPSアンテナ6、GPS受信
機7で受信される。受信信号fは分周回路8で分周さ
れ、外部同期信号gとなる。内部/外部同期信号c,g
は位相比較回路9で位相比較され、出力制御信号hは、
両同期信号c,gの位相が一致するように、遅延回路3
の遅延量を制御する。従って、基準(同期)信号c及び
搬送波iを、GPS12からの信号に位相同期すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位相調整システムに
関し、特にテレビジョンの独立同期放送の位相調整シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送帯域はきわめて広いの
で、ラジオ放送に比べ、受信器側で受信フィルタの特性
を工夫するだけでは、S/N比に優れた受信を行うこと
はできない。また、テレビジョン放送はわずかでも混信
があると、画面に縞模様(ビート妨害;モワレ)が発生
したりして、著しく受信画像を損なう。
【0003】テレビジョン放送が始まった初期の頃は、
VHF放送だけで、隣のチャネルをタブーチャネルとし
て、使用しないようにして、ビート妨害の発生を防いで
いたいた。
【0004】すなわち、例えば東京地区では、1,3,
4,6,8,10,12(後に使用)チャネルを使用し
(3,4チャネルは隣り合っているように見えるが、周
波数的には大きくずれているので問題がない)、大阪地
区では、2,4,6,8,10,12チャネルを使用し
て、中間にある名古屋地区では、大阪地区で使用してい
ないチャネルを使用している。
【0005】その後、放送局の数が増えるにつれて、U
HFチャネルが多く用いられるとともに、周波数割り当
てが難しくなって、隣の放送局と搬送周波数を同期さ
せ、同期位相も正確に保つ、精密オフセットあるいは
(独立)同期放送が、特に地方の放送局で広く用いられ
るようになった。
【0006】従来の独立同期放送では図3に示すよう
に、異なる複数の放送局それぞれで、高精度、高安定
(例えばリチューム原子のスピン周波数等を、利用した
ような)の発振器を主体とする搬送波発生回路1を有
し、この出力を放送機(送信機)10のテレビジョン搬
送波周波数として用いる。
【0007】この発振器(搬送波発生回路)1は、独立
同期用であるので、異なる放送局間で、相互に相対的に
周波数(差)を一定に保つ機能は一切なく、発振器の発
振精度のみによって、各放送局の搬送波周波数(差)を
なるべく一定に保とうとしている。
【0008】搬送波の位相差は、各放送局の移相器(遅
延回路)3によって、各放送局の送信所からの受信電波
の電界が、同一となる等電界点において、実際に受信し
てみることによって、各放送局の移相量を調整してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この図3に示す従来の
位相調整システムにおいては、例えばある送信所で停電
が発生した場合、電源が復旧したタイミングによって、
位相差が停電前の値と異なってしまう。しかも、この停
電は当然ある放送局のみで発生し、その他の放送局では
発生しないため、停電が発生した放送局と、その他の放
送局との間の位相差が、停電前とは異なってしまう。
【0010】これらの位相差の変化は、特に、送信所か
ら放送される電波の強さが、同一となる等電界点付近に
おいては、受信電波の強度が大きく変化し、それが受信
ひずみとなって現れ、受信状態が悪化し、場合によって
は受信不能となる。
【0011】また、等電界点以外の地点においても、複
数の電波の強弱と位相差によって、互いの信号成分をう
ち消し合う。例えば位相差が180度で、振幅が等しけ
れば、その合成値は0となり、全く受信できなくなる。
【0012】これらの障害を取り除くためには、再度、
等電界点で実測を行い、各放送局の移相量をすべて再調
整する必要があって、多大な手間を必要とする問題点が
あった。
【0013】本発明の目的は、再調整を必要としないテ
レビジョン搬送波の、位相調整システムを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による位相調整シ
ステムは、独立同期放送を行っている放送局のテレビジ
ョン搬送波の位相調整システムであって、基準信号であ
る内部同期信号を発生する内部同期信号発生手段と、G
PS衛星からの受信信号を基にこれに同期した外部同期
信号を発生する外部同期信号発生手段と、前記内部及び
外部同期信号の位相差を検知する位相比較手段と、前記
位相比較手段の出力に応じて前記内部同期信号の位相を
調整する位相調整手段と、この位相調整された内部同期
信号を基にテレビジョン搬送波を発生する搬送波発生手
段とを含むことを特徴とする。
【0015】また、前記内部及び外部同期信号はほぼ同
一周波数の正弦波形であることを特徴とする。
【0016】さらに、前記位相調整手段は可変遅延回路
を有し、前記位相比較手段の出力で前記内部同期信号の
移相量を調整する手段であることを特徴とする。
【0017】さらにまた、前記GPS衛星からの受信信
号の代わりに、JJY電波からの受信信号を使用するこ
とを特徴とする。
【0018】本発明の作用は次の通りである。GPS衛
星(グローバルポジショニングサテライト)からの送信
電波を基に、テレビジョン搬送波を発生する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明による位相調整システムの実
施例の構成を示すブロック図であり、図3と同等部分は
同一符号にて示している。
【0021】図1において、本発明によるテレビジョン
搬送波の位相調整システムは、搬送波の基準となる基準
信号を発生する基準信号発生回路1、基準信号aを分周
する分周回路2、搬送波の移相量を調整する遅延回路
3、基準信号の位相差を直流に変換する交流/直流変換
回路4、搬送波を発生する可変搬送波発生回路5とを有
する。
【0022】更に、GPS衛星12からの送信電波を受
信するGPSアンテナ6、GPS信号を受信するGPS
受信機7、GPS信号を分周する分周回路8、遅延回路
3の出力cと、分周回路8の出力gとの位相差を検出す
る位相比較回路9、テレビジョン信号を放送(送信)す
る放送機10、テレビジョン信号を輻射する放送アンテ
ナ11、GPS衛星12により構成される。
【0023】本発明の実施例の動作は、通常、独立同期
用の基準信号は基準信号発生回路1にて発生される高精
度、高安定の信号aを使用する。この基準信号aには、
通常一番安定度が高いとされている10MHzが使用さ
れる。基準信号発生回路1から出力される10MHzの
基準信号aは、分周回路2にて1kHzの信号bに分周
され、これが内部同期信号bとして、遅延回路3を介し
て、交流/直流変換回路4に入力される。
【0024】遅延回路3は、位相比較回路9からの制御
信号hによって、遅延量を可変できる機能を持つ。交流
/直流変換回路4にて、内部同期信号cの周波数変化が
直流電圧の変化に変換される。交流/直流変換回路4に
て得られた直流電圧dは可変搬送波発生回路5に入力さ
れる。
【0025】可変搬送波発生回路5では、外部からの直
流電圧dの変化に応じて搬送波信号(周波数)iを可変
することができ、この搬送波信号iは放送機(送信機)
10で変調・電力増幅されて、放送アンテナ11を介し
て放送(輻射)される。
【0026】一方、GPS衛星12からの電波は、GP
Sアンテナ6にて受信され、中間周波数信号eに変換さ
れ、GPS受信機7に入力される。GPS受信機7は、
GPSから受信した信号周波数を基に、高精度、高安定
の10MHzの周波数を持つ信号fを出力する。この1
0MHzの信号fは、分周回路8で1kHzに分周さ
れ、外部同期信号gとなる。
【0027】内部同期信号cと外部同期信号gとは位相
比較回路9で位相比較され、その出力制御信号hは、両
同期信号c,gの位相が一致するように、遅延回路3の
遅延量を制御する。従って、基準(同期)信号c及び搬
送波iをGPS12からの信号に位相同期させることが
できる。
【0028】一方、独立同期放送を行っている他の放送
局においても、同様にテレビジョン放送搬送波位相を、
GPS衛星12からの信号に位相同期することができ
る。従って、必要なすべての放送局の搬送波位相をGP
S衛星を介して同期させることができる。
【0029】次に、位相比較回路9の動作を図2の詳細
図によって説明する。内部同期信号cは、位相比較回路
9内のA/D(アナログ/ディジタル)変換器21によ
って、内部同期信号(正弦波形)cの振幅値jが得られ
る。一方、外部同期信号(正弦波形)gも、A/D変換
器22によって、内部同期信号cと同様に振幅値kが得
られる。
【0030】A/D変換器21,22はいずれも、サン
プリングクロック発生部23のクロック周期によって振
幅値を得るため、そのクロックは位相差の許容範囲内に
入るように設定する必要がある。通常は、位相差を10
゜以内に保つ必要があるので、10/360以上の精度
でサンプリングする必要がある。同期信号c,gは1k
Hzを採用しているので、1kHz×(360/10)
=36kHz以上であればよい。
【0031】A/D変換器21,22で得られた振幅値
j,kは、電圧比較器24に入力され、直流電圧の比較
を行い、判断回路26にて比較結果が一致していれば、
そのままとし、比較結果が一致していなければ、制御部
25を経由して遅延回路3の遅延量を調整し、比較結果
が一致するまでこれを繰り返し、位相差をなくすことが
できる。
【0032】なお、GPS衛星からの受信信号の代わり
に、JJY電波(日本標準電波)からの受信信号を用い
ることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、GPS衛
星からの高精度、高安定の信号を介して、独立同期放送
を行っている複数の放送局それぞれが、テレビジョン搬
送波をGPS信号に同期させることで、独立放送を行っ
ている必要な放送局間のテレビジョン搬送波を常に同期
させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】位相比較回路の詳細ブロック図である。
【図3】従来の独立同期放送を行っている放送局のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 基準信号発生回路 2,8 分周回路 3 遅延回路 4 交流/直流変換回路 5 可変搬送波発生回路 6 GPSアンテナ 7 GPS受信機 9 位相比較回路 10 放送機 11 放送アンテナ 12 GPS衛星

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立同期放送を行っている放送局のテレ
    ビジョン搬送波の位相調整システムであって、基準信号
    である内部同期信号を発生する内部同期信号発生手段
    と、GPS衛星からの受信信号を基にこれに同期した外
    部同期信号を発生する外部同期信号発生手段と、前記内
    部及び外部同期信号の位相差を検知する位相比較手段
    と、前記位相比較手段の出力に応じて前記内部同期信号
    の位相を調整する位相調整手段と、この位相調整された
    内部同期信号を基にテレビジョン搬送波を発生する搬送
    波発生手段とを含むことを特徴とする位相調整システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記内部及び外部同期信号が、ほぼ同一
    周波数の正弦波形であることを特徴とする請求項1記載
    の位相調整システム。
  3. 【請求項3】 前記位相調整手段は、可変遅延回路を有
    し、前記位相比較手段の出力で前記内部同期信号の移相
    量を調整するようにしたことを特徴とする請求項1ある
    いは2記載の位相調整システム。
  4. 【請求項4】 前記GPS衛星からの受信信号の代わり
    に、JJY電波からの受信信号を使用することを特徴と
    する請求項1,2あるいは3記載の位相調整システム。
JP9260517A 1997-09-25 1997-09-25 位相調整システム Withdrawn JPH11103402A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9260517A JPH11103402A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 位相調整システム

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JP9260517A JPH11103402A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 位相調整システム

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JPH11103402A true JPH11103402A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17349074

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9260517A Withdrawn JPH11103402A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 位相調整システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129518A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Toa Corp デジタルデータ伝送システムおよびデジタルデータ伝送方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007129518A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Toa Corp デジタルデータ伝送システムおよびデジタルデータ伝送方法

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Effective date: 20041207