JP4737343B1 - 固着具と冶具と固着具の固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 板金の板厚が0.8mm未満であっても固着具を固定すると共に固着具の突出部が板金の表面から飛び出すことのない固着具と冶具と固着具の固定方法を提供することである。
【解決手段】 本発明は、冶具10上に板金6が置かれ、板金6の窪み8内の下孔7を通して固着具1の本体2が冶具10の穴11に挿入され、大径部3の外径が板金6の下孔7より大きいので大径部3が板金6上に置かれた状態となり、図示しないハンマーにより固着具1の大径部3が板金6の下孔7に圧入される。その際、固着具1の大径部3の外側周面に設けられたローレット状の凹凸条の凸部が板金6の下孔7の内周部分に喰込み、凹部に板金6の肉が喰込んで互いに噛合った状態となり、さらに下孔7の内周部分が冶具10に設けられた面取り部12により固着具1の小径部4に押え付けられて固定される。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば携帯電話機等に用いられるステンレス鋼等の板金に圧入して固定する固着具と冶具と固着具の固定方法に関する。
従来、引張荷重とトルク負荷に耐えて薄板(板金)との接合を確実に行って圧入するファスナーとも呼ばれるナット状の金属製固着具が実用化されている。このようなナット状の金属製固着具を取り付けると緩んだり落ちたりする心配がなくなる。
このような固着具が薄板の予め設けられた孔に圧入されて充分な強度で固定されるよう、固着具に設けられる突出部(実際に薄板に圧入される部分)の外側周面にローレット状その他の凹凸を設けて薄板に圧入する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
近年、例えば携帯電話機等の筐体においては「軽薄短小」と形容されるように筐体を軽くし、また薄くするような設計需要が増えてきている。このような需要に対応するためには、薄板(板金)そのものを薄くし、さらに固着具の全長を短くしなければならない。
しかしながら、従来の固着具の突出部を薄板の板金に埋め込むためには板金の厚さがある程度必要であり、従来、板金の最小板厚はほぼ0.8mmが限界の厚さであり、0.8mm未満の板厚の板金には対応できないという課題があった。さらに、薄板に埋め込んだ際、板金の表面から固着具の突出部がほんの少しではあるが飛び出すという課題もあった。
特開平8−291815号公報
上記したように、携帯電話機等の筐体において、軽く薄くするような設計需要に対応するためには板金そのものを薄くしなければならないが、板金が0.8mm未満の板厚には対応できず、さらに板金の表面から固着具の突出部が飛び出すという課題があった。
この発明の目的は、板金の板厚が0.8mm未満であっても固着具を固定すると共に固着具の突出部が板金の表面から飛び出すことのない固着具と冶具と固着具の固定方法を提供することである。
そこで、本発明は、窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具と冶具であって、上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、上記冶具は、上記板金が置かれる面に上記固着具の本体が挿入される穴が設けられ、この穴の入口が面取りされている形状を有し、上記冶具に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されるようにしたものである。
また、本発明は、窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具の固定方法であって、上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、上記固着具の本体が挿入される穴を有し、この穴の入口が面取りされている冶具を用いて、この冶具上に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されるようにしたものである。
本発明は、板金の板厚が0.2mm〜0.8mm未満であっても固着具を固定すると共に固着具の突出部が板金の表面から飛び出すことのない固着具と冶具と固着具の固定方法を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態が適用可能な固着具の一例を示す片側断面図。 固着具を圧入する薄板の板金の一例を示す断面図。 固着具を圧入する際に用いられる冶具の形状を示す断面図。 固着具を板金の下孔に入れた圧入前の状態を示す図。 固着具を板金に圧入した後の状態を示す図。 固着具を圧入する際に用いられる冶具の他の形状を示す断面図。 固着具を圧入する際に用いられる冶具の他の形状を示す断面図。 第2実施例の固着具の一例を示す片側断面図。 第2実施例の固着具を板金に圧入した後の状態を示す図。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、第1実施例について説明する。
図1は、この発明に係るインサートと呼ばれる固着具1を示す片側断面図である。すなわち、この固着具1は、短い円柱状の本体2の基端側に、その外径より少し大径の大径部(突出部)3および少し小径の小径部4が一体且つ同一中心軸上に設けられている。また、本体2の基端側から他端側に貫通した雌ねじ孔5が設けられている。
大径部3は、後述する板金の内で固定される板厚と同程度の高さ(長さあるいは幅)に加工されており、大径部3の外側周面にはローレット状の凹凸条が設けられている。なお、大径部の外径および凹凸条の形状は、圧入する板金の材質等に応じて変えられる。
また、小径部4の高さ(長さあるいは幅)は、大径部3の高さより低く(長さが短いあるいは幅が狭い)設計されている。
図2は、固着具1が圧入される薄板の板金6を示す断面図である。図において板金6には、固着具1を圧入する下孔7(図2に示すように、当該板金の表裏に突起がない下孔)が予め設けられている。また、この下孔7は、板金6がディンプル(窪み)加工された窪み8のほぼ中心に設けられている。ディンプル(窪み)加工は、円形、楕円形、六角形等で窪み部分に下孔7が設けられれば良い。
なお、詳しくは後述するが板金6の窪み8により、板金6の表面fから固着具1の大径部3が飛び出さないようになっている。
本実施例における板金6の材質はステンレス鋼であり、固着具1の材質は同じくステンレス鋼であるが窒化処理して表面が硬化されている。従って、固着具1は板金6より硬いものとなっている。
また、本実施例の固着具1は、1/100mm単位で切削加工されている。
例えば、固着具1の寸法は、全長(基端面から他端面まで)が1.80mm、大径部3の外径が3.00mmで高さが0.30mm、小径部4の外径が2.10mmで高さが0.20mm、本体2の外径が2.60mmで高さが1.30mmで切削加工されている。板金6の寸法は、板厚が0.30mm、下孔7の孔径が2.65mmである。
なお、固着具1の大径部3の外径は、板金6の下孔7に圧入後の固定強度を最適とするため予め試験を行って所定値を決定している。
また、固着具1は、本実施例ではステンレス鋼を用いているが、板金(軟鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等)の材質に対応して炭素鋼、黄銅、軟鋼、アルミニウム、亜鉛等の金属を用いても良い。
図3は、上述した固着具1を板金6の下孔7に圧入する際に用いられる固着具1と板金6を受ける冶具10を示す断面図である。冶具10は、外径10mm、高さ7mmの円筒形で材質は鉄である。冶具10には、板金6が置かれる面a側に固着具1の本体2が挿入される穴11が設けられている。さらに穴11の入口の面aに対して面取りがされた面取り部12を形成している。
本実施例の穴11は、例えば直径2.65mmで深さ2.00mmの寸法であり、面取り部がC0.2である。
次に、このような構成において、冶具10を用いて板金6に固着具1を圧入する動作について図4、図5を用いて説明する。
図4に示すように、まず、冶具10の面a上に板金6を置き、板金6の窪み8内の下孔7を通して固着具1の本体2が冶具10の穴11に挿入されて置かれる。この際、固着具1の大径部3の外径が板金6の下孔7より大きいので、大径部3が板金6上に置かれた形になる。
続いて、図4上の上部より図示しないハンマーにより固着具1の大径部3が板金6の下孔7に圧入される。その際、固着具1の大径部3のローレット状の凹凸条の凸部が板金6の下孔7の内周部分に喰込み、凹部に板金6の肉が喰込んで互いに噛合った状態となり、さらに下孔7の内周部分が冶具10に設けられた面取り部12により固着具1の小径部4に押え付けられて固定される。
続いて、冶具10が下方に抜かれることにより圧入動作が終了する。
図5は、圧入動作が終了して板金6に固着具1が固定された状態を示すもので、固着具1の大径部3のローレット状の凹凸条の凹部が板金6の肉に互いに噛合い、大径部3のローレット状の凹凸条の凸部により下孔7の内周部分が小径部4に固定されている。
図5に示すように、大径部3のローレット状の凹凸条の凹部に板金6の肉が互いに噛合い、大径部3のローレット状の凹凸条の凸部により喰いちぎられた下孔7の内周部分が小径部4に喰込んで固定されるので、従来不可能とされていた板金6の板厚が0.8mm未満の0.3mmであっても固定することが可能となる。なお、本実施例では板金の板厚を0.3mmとしたが、0.2mmでも可能であり、本願に基づいた固着具、冶具、固定方法を用いることにより、板厚0.2mm〜0.8mm未満であっても固着具を固定することが可能となる。
また、板金6の窪み8により、固着具を固定した際、板金6の表面fから固着具1の大径部3が飛び出さないようになっている。
図6は、上述した固着具1を板金6の下孔7に圧入する際に用いられる固着具1と板金6を受ける他の例の冶具20を示す断面図である。冶具20は、外径10mm、高さ7mmの円筒形で材質は鉄である。冶具20には、板金6が置かれる面b側に固着具1の本体2が挿入される穴21が設けられている。
さらに穴21の入口部には、板金6の下孔7に固着具1を圧入した際に固着具1の大径部3の凹凸条によって下孔7の内周部分が喰いちぎられた部分を押え付ける受け部として断面が湾曲した形状等に形成された孔22が形成されている。
図7は、上述した固着具1を板金6の下孔7に圧入する際に用いられる固着具1と板金6を受ける他の例の冶具30を示す断面図である。冶具30は、外径10mm、高さ7mmの円筒形で材質は鉄である。冶具30には、板金6が置かれる面c側に固着具1の本体2が挿入される穴31が設けられている。
さらに穴31の入口部には、板金6の下孔7に固着具1を圧入した際に固着具1の大径部3の凹凸条によって下孔7の内周部分が喰いちぎられた部分を押え付ける受け部として切り欠き溝の状態に形成された段付穴32が形成されている。
上述したように、穴11,21,31の入口部に設けられる受け部、つまり、板金6の下孔7に固着具1を圧入した際に固着具1の大径部3の凹凸条により下孔7の内周部分が食いちぎられた部分を押え付ける受け部は、図3に示す面取り状態に形成された面取り部12、図6に示す断面が湾曲した形状等に形成された孔22、図7に示す切り欠き溝の状態に形成された段付穴32であっても良い。要は板金の下孔の内周部分が喰いちぎられた際の受け部として固着具が当該板金に必要な強度を持って固定できれば良い。
次に、第2実施例について説明する。
図8は、第2実施例における固着具50を示す片側断面図である。すなわち、この固着具50は、短い円柱状の本体51の基端側に、その外径より大きい頭部52と、頭部52の外径よりは小さく本体51の外径より大きい大径部(突出部)53と、本体51より小径の小径部54とが一体且つ同一中心軸上に設けられている。また、本体2の基端側から他端側に貫通した雌ねじ孔55が設けられている。
この固着具50は図2に示す板金6に圧入して固定される。
頭部52の高さ(長さあるいは幅)は、板金6に設けられたディンプル(窪み)加工された窪み8の深さより低く加工されている。例えば、窪み8の深さが0.3mmの場合、頭部52の高さは0.2mmに加工される。
大径部53は、板金6で固定される板厚と同程度の高さ(長さあるいは幅)に加工されており、大径部53の外側周面にはローレット状の凹凸条が設けられている。なお、大径部の外径および凹凸条の形状は、圧入する板金の材質等に応じて変えられる。
この固着具50は、図2に示す板金6に圧入して固定される。第2実施例の固着具50は、第1実施例の固着具1と同様に図3〜図5に示す固定方法と同様であるので固定方法の説明を省略する。また、図6と図7の冶具を用いることも同様であるので説明を省略する。
図9は、固着具50に板金6を圧入して固定した状態を示すものである。
図9に示すように、大径部53のローレット状の凹凸条の凹部に板金6の肉が互いに噛合い、大径部53のローレット状の凹凸条の凸部により喰いちぎられた下孔7の内周部分が小径部4に喰込んで固定されるので、従来不可能とされていた板金6の板厚が0.8mm未満の0.3mmであっても固定することが可能となる。なお、本実施例では板金の板厚を0.3mmとしたが、0.2mmでも可能であり、本願に基づいた固着具、冶具、固定方法を用いることにより、板厚0.2mm〜0.8mm未満であっても固着具を固定することが可能となる。
また、板金6の窪み8により、固着具50を圧入して固定した際、板金6の表面fから固着具50の頭部52が飛び出さないようになっている。
このような構成により、固着具50の頭部52により、板金6と大径部53との噛合い部分を隠すことができる。さらに、固着具50の頭部52により、固着具50を板金6から引抜く引抜強度(図9上で下方向、圧入方向)を大きく向上させることができる。
なお、頭部52は、削り出し加工する素材の形状が六角形のものを使用することにより六角形に仕上げることも可能である。
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、板金の板厚が0.2mm〜0.8mm未満であっても固着具を固定すると共に固着具の突出部が板金の表面から飛び出すことのない固着具と冶具と固着具の固定方法を提供することができる。
また、固着具に頭部を設けたことにより、板金から固着具を引抜く引抜強度(固着具の圧入方向)を大きく向上させることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1,50…固着具、2,51…本体、3,53…大径部、4,54…小径部、5,55…雌ねじ、6…板金、7…下孔、8…窪み、10,20,30…冶具、11,21,31…穴、12…面取り部、22…孔、23…段付穴、52…頭部。

Claims (6)

  1. 窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具と冶具であって、
    上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、
    上記冶具は、上記板金が置かれる面に上記固着具の本体が挿入される穴が設けられ、この穴の入口が面取りされている形状を有し、
    上記冶具に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されることを特徴とする固着具と冶具。
  2. 窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具と冶具であって、
    上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、
    上記冶具は、上記板金が置かれる面に上記固着具の本体が挿入される穴が設けられ、この穴の入口が上記冶具の板金が置かれる面から所定の深さで上記冶具の穴の直径より大きい段付穴で形成され、
    上記冶具に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されることを特徴とする固着具と冶具。
  3. 窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具と冶具であって、
    上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、
    上記冶具は、上記板金が置かれる面に上記固着具の本体が挿入される穴が設けられ、この穴の入口が上記冶具の穴の軸線より当該穴の外方に斜めの向きに凸である円弧形状に形成され、
    上記冶具に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されることを特徴とする固着具と冶具。
  4. 窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具の固定方法であって、
    上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、
    上記固着具の本体が挿入される穴を有し、この穴の入口が面取りされている冶具を用いて、この冶具上に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されることを特徴とする固着具の固定方法。
  5. 窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具の固定方法であって、
    上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、
    上記固着具の本体が挿入される穴を有し、この穴の入口が上記冶具の板金が置かれる面から所定の深さで上記冶具の穴の直径より大きい段付穴で形成されている冶具を用いて、この冶具上に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されることを特徴とする固着具の固定方法。
  6. 窪み加工されたアルミニウムの薄板の板金の前記窪みに設けられた当該板金の表裏に突起がない下孔に圧入して固定される固着具の固定方法であって、
    上記固着具は、円柱状の本体の基端側に上記窪みの深さより短く上記下孔の孔径より大きい外径の頭部と、この頭部に隣接してこの頭部の外径より小さく上記下孔の孔径よりも所定値大きい外径で外側周面に多数の凹凸条を有する大径部と、この大径部と前記本体との間に前記本体より小さい外径小径部とを有し、
    上記固着具の本体が挿入される穴を有し、この穴の入口が上記冶具の穴の軸線より当該穴の外方に斜めの向きに凸である円弧形状に形成されている冶具を用いて、この冶具上に上記板金が置かれ、上記固着具の本体が上記板金に設けられた下孔を通して上記冶具の穴に挿入された状態で上記固着具の大径部が上記板金の下孔に圧入されて固定されることを特徴とする固着具の固定方法。
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