JP4736925B2 - 放電灯点灯装置、および照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、放電灯点灯装置、および照明器具に関するものである。
従来の放電灯点灯装置として、図8、図9に示すものがあり、直流電圧を出力する直流電源回路101と、直流電源回路101の出力を高周波出力に変換して、誘導コイル103を介して無電極放電灯104へ供給する高周波電源回路102とが、1つの矩形板状のプリント基板110に実装され、図8に示す金属製のシールドケース120内に納装される。
シールドケース120は、一面を開口した矩形箱状であってプリント基板110が収納されるシールドケース本体121と、シールドケース本体121の開口に覆設してシールドケース本体121に結合されるシールドケース蓋122とで構成される。
プリント基板110は、四辺のうちの一辺部から該一辺に対向する辺に向かう細幅の切欠き部よりなるスリット部114が形成されており、図9におけるスリット部114よりも左側の第1の領域111に直流電源回路101の平滑用コンデンサを除く回路部品が配設される。また、図9におけるスリット部114よりも右側の第2領域112に高周波電源回路102の回路部品が配設される。また、第1の領域111と第2の領域112とを連結する幅細の第3の領域113近傍には直流電源回路101の平滑用コンデンサが配設される。
一方、シールドケース本体121には、プリント基板110のスリット部114に対応する位置に金属製のシールド板123が一体に突設されており、プリント基板110をシールドケース本体121に収納した状態では、第1の領域111と第2の領域112との間にシールド板123が介在するので、直流電源回路101と高周波電源回路102との間のノイズによる相互干渉を防止することができる。
ここで、シールド板123は、シールドケース本体121の底面および側壁から連続一体に形成されており、プリント基板110は、その四隅に穿設された孔115にねじ130を挿通し、ねじ130をシールドケース本体121のねじ孔121aに螺合することによって、シールドケース本体121に固定される。
さらに、シールド板123の側縁とシールドケース本体121の側壁との間に、シールド板123と同一平面上に位置する金属製の分離シールド板140が配設され、シールド板123と分離シールド板140とを同電位とすることによって、直流電源回路101と高周波電源回路102との間の電磁誘導による相互干渉を防止している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3482868号公報
ところで、放電灯を点灯させる場合、特に始動時においては高周波電源回路102の出力端等に高電圧が発生するため、低電圧で動作する各制御回路がその高電圧によって誤動作しないように耐ノイズ性が要求される。しかし、上記特許文献1においては、直流電源回路101や高周波電源回路102が各々有するスイッチング素子を駆動する駆動回路や、高周波電源回路102が有するスイッチング素子の駆動周波数を制御する周波数制御回路や、前記駆動回路、周波数制御回路等へ直流電圧を供給する電源回路等の各配置について開示されておらず、各回路の耐ノイズ性について考慮されていないものであり、ノイズを原因とする誤動作によって不点や回路破壊の可能性があった。
また、上記特許文献1において、放電灯点灯装置の小型化のために直流電源回路101と高周波電源回路102を制御する回路を1つの集積回路で構成しようとすると、プリント基板110に設けたスリット部114のために、駆動回路をどのように配置するかが難しく、小型化を阻害していた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐ノイズ性を強化して誤動作による不点や回路破壊を防止し、且つ小型化が可能な放電灯点灯装置、および照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、1乃至複数の第1のスイッチング素子を有して、放電ガスが封入された放電灯を含む負荷回路へ高周波電力を供給する高周波電源回路と、1乃至複数の第2のスイッチング素子を有して、高周波電源回路へ直流電圧を供給する第1の直流電源回路と、第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動回路と、第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動回路と、第1の駆動回路による第1のスイッチング素子の駆動周波数を制御する周波数制御回路と、少なくとも第1,第2の駆動回路、周波数制御回路へ直流電圧を供給する第2の直流電源回路とを備えて、少なくとも第1,第2のスイッチング素子は一列に配置され、第1,第2の駆動回路は、第1,第2のスイッチング素子間の近傍に配置されて、第1、第2のスイッチング素子から離れる方向に、第1,第2の駆動回路、周波数制御回路、第2の直流電源回路の順に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、放電灯点灯装置において、耐ノイズ性を強化して誤動作による不点や回路破壊を防止し、且つ小型化が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1の駆動回路と前記第1のスイッチング素子との間の距離、および前記第2の駆動回路と前記第2のスイッチング素子との間の距離は、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間の距離よりも短いことを特徴とする。
この発明によれば、耐ノイズ性をさらに強化することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記第1の直流電源回路は、出力端間に平滑用コンデンサを設けており、当該平滑用コンデンサから、前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路、前記第2の直流電源回路に共通のグランドパターンと、前記第1の直流電源回路のグランドパターンと、前記高周波電源回路のグランドパターンとを分離して形成したことを特徴とする。
この発明によれば、第1,第2の駆動回路、周波数制御回路、第2の直流電源回路のグランドパターンに大電流が流れることを防止して、耐ノイズ性をさらに強化することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記高周波電源回路、前記第1、第2の直流電源回路、前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路を構成する各素子は、一方の面をはんだ面とする両面プリント基板上に実装され、前記第1,第2の駆動回路および前記周波数制御回路のグランドパターンが、プリント基板の他方の面において、第1,第2の駆動回路と周波数制御回路の各素子が実装されている略全領域に亘って形成されることを特徴とする。
この発明によれば、プリント基板のはんだ面上における第1,第2の駆動回路、周波数制御回路の略全領域から、スルーホールを介してグランドパターンに接続することができるので、誤動作しやすい第1,第2の駆動回路、周波数制御回路のグランド配線を短くすることができるとともに、グランドの面積が広くなってグランドをより安定電位に保つことができ、耐ノイズ性をさらに強化することができる。
請求項5の発明は、請求項3または4において、前記負荷回路の異常を検出し、負荷回路の異常時に前記高周波電源回路の出力を制限する保護回路を備え、当該保護回路のグランドパターンは、平滑用コンデンサから分離して形成された前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路、前記第2の直流電源回路に共通のグランドパターンに接続されることを特徴とする。
この発明によれば、保護回路のグランドパターンに大電流が流れることを防止して耐ノイズ性が強化されたことで、無負荷等の負荷異常時における回路保護を誤動作なく確実に行うことができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかにおいて、少なくとも前記高周波電源回路、前記第1、第2の直流電源回路、前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路を構成する各素子が実装される両面プリント基板を収納する金属ケースを備え、前記第1,第2のスイッチング素子は、両面プリント基板の一辺の側縁に沿って一列に実装されるとともに、金属ケースに直接または熱伝導率の高い物質を挟んで接触した状態で固定されることを特徴とする。
この発明によれば、発熱部品で発生した熱を金属ケースを介して放熱することができ、発熱による誤動作を防止できる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれか記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする。
この発明によれば、照明器具において、耐ノイズ性を強化して誤動作による不点や回路破壊を防止し、且つ小型化が可能となる。
以上説明したように、本発明では、耐ノイズ性を強化して誤動作による不点や回路破壊を防止し、且つ小型化が可能になるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図2は、本実施形態の放電灯点灯装置の回路構成を示し、主回路は、負荷回路1と、負荷回路1に高周波電力を供給する高周波電源回路2と、高周波電源回路2に直流電力を供給する第1の直流電源回路3とで構成される。
負荷回路1は、高周波電源回路2の出力端間に接続された誘導コイル1aと、内部に放電ガスを封入されて、高周波電源回路2から誘導コイル1aを介して高周波電力を供給される無電極放電灯1bとを備える。
高周波電源回路2は、入力の高圧側ラインと低圧側ラインの間に接続したハイサイド側の第1のスイッチング素子Q1とローサイド側の第1のスイッチング素子Q2との直列回路と、第1のスイッチング素子Q2の両端間に接続した共振回路2aとを備える。共振回路2aは、第1のスイッチング素子Q2の両端間に接続したインダクタLs,コンデンサCpの直列回路と、インダクタLsとコンデンサCpの接続中点に一端を接続したコンデンサCsとで構成され、コンデンサCsの他端と低圧側ラインとの間に誘導コイル1aが接続される。そして、第1のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオン・オフすることで直流電圧を交番電圧に変換し、始動時および安定点灯時における所望の高周波電力を、共振回路2aを介して負荷回路1へ供給する。共振回路2aを介して負荷回路1へ供給される電圧波形は略正弦波状となる。
第1の直流電源回路3は、バッテリー等の直流電源あるいは商用電源を整流平滑した直流電源を入力とし、高圧側ラインに介挿したインダクタL1、ダイオードD1の直列回路と、インダクタL1を介して入力端間に接続した第2のスイッチング素子Q3と、出力端間に接続した平滑用コンデンサC1とを備えた、所謂昇圧チョッパ回路で構成され、第2のスイッチング素子Q3をオン・オフすることで、入力電圧を所望の出力電圧に昇圧する。
上記高周波電源回路2、第1の直流電源回路3は、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8によって制御され、第1の駆動回路4は、高周波電源回路2の第1のスイッチング素子Q1,Q2を駆動し、周波数制御回路6がその駆動周波数を制御することで、高周波電源回路2の出力が制御される。また、第2の駆動回路5は、直流電源回路3の第2のスイッチング素子Q3を駆動する。
第2の直流電源回路7は、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、および保護回路8に動作電源としての直流電圧Vccを供給する。
保護回路8は、負荷回路1の異常を検出し、負荷回路1の異常時に第1の駆動回路4を制御して、高周波電源回路2の出力を制限するもので、誘導コイル1aの両端電圧(高周波電源回路2の出力電圧)を分圧して検出電圧を生成する抵抗R1,R2の直列回路と、第2の直流電源回路7が出力する電圧Vccを分圧して基準電圧を生成する抵抗R3,R4の直列回路と、抵抗R1,R2の接続中点を反転入力端子に接続し、抵抗R3,R4の接続中点を非反転入力端子に接続したコンパレータIC1とで構成される。そして、検出電圧が基準電圧を超える異常時には、コンパレータIC1の出力がHレベルからLレベルに反転し、コンパレータIC1の出力が接続された第1の駆動回路4は、高周波電源回路2の出力を制限するように動作する。
なお、高周波電源回路2、第1の直流電源回路3、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8の各グランドは、グランドGNDに接続される。
次に、放電灯点灯装置の回路配置について図1を用いて説明する。高周波電源回路2、第1の直流電源回路3、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8は、略矩形のプリント基板10上に配置される。そして、高周波電源回路2は、プリント基板10の長辺方向の一方の側に配置され(図1では右側)、高周波電源回路2の出力はプリント基板10の長辺方向の一側端(図1では右側端)から負荷回路1へ供給される。また、第1の直流電源回路3は、プリント基板10の長辺方向の他方の側に配置され(図1では左側)、プリント基板10の長辺方向の他側端(図1では左側端)に入力部が設けられる。
そして、大電流が流れるために発熱量の大きい素子である高周波電源回路2の第1のスイッチング素子Q1,Q2、および第1の直流電源回路3の第2のスイッチング素子Q3、ダイオードD1は、プリント基板10の一方の長辺10aの側縁に沿って一列に配置されている。したがって、図3に示すように、略矩形のプリント基板10を略直方体の金属ケース20内に収納した場合、プリント基板10の長辺10aに対向して位置する金属ケース20の内面に直接、あるいは熱伝導率の高いシリコーンシート等の物質を挟んで接触した状態で、スイッチング素子Q1〜Q3、ダイオードD1をねじ30で取り付けることにより、各素子で発生した熱を金属ケース20を介して放熱することができ、発熱による誤動作を防止できる。また、長辺10aに沿って配置した放熱板(図示なし)にスイッチング素子Q1〜Q3、ダイオードD1を取り付けてもよい。
第1の駆動回路4は第1のスイッチング素子Q1,Q2を駆動するための回路であり、第2の駆動回路5は第2のスイッチング素子Q3を駆動するための回路であり、スイッチング素子Q1,Q2,Q3の駆動信号の電圧は低く、第1,第2の駆動回路4,5からスイッチング素子Q1,Q2,Q3までの配線パターンが長くなると誤動作しやすくなる。そこで、装置の小型化のために、第1の駆動回路4および第2の駆動回路5を構成する集積回路を共有化した駆動回路9を用いる場合(図1参照)、スイッチング素子Q1,Q2,Q3が誤動作しないように、駆動回路9は、第1のスイッチング素子Q1,Q2−第2のスイッチング素子Q3間近傍に配置され、第1の駆動回路4は第1のスイッチング素子Q1,Q2の近傍に配置され、第2の駆動回路5は第2のスイッチング素子Q3の近傍に配置される(図1参照)。具体的には、第1の駆動回路4と第1のスイッチング素子Q1,Q2との間の距離、および第2の駆動回路5と第2のスイッチング素子Q3との間の距離が、第1のスイッチング素子Q1,Q2と第2のスイッチング素子Q3との間の距離よりも短くなるように配置して、耐ノイズ性を強化している。すなわち、第1,第2の駆動回路4,5は、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8よりも、スイッチング素子Q1,Q2,Q3の近くに配置される。
また、無電極放電灯1bを負荷とする放電灯点灯装置の場合、負荷側の共振の鋭さQが高いため、高周波電源回路2の出力周波数は、無電極放電灯1bを点灯維持可能な周波数範囲が狭くなり、装置内外からのノイズによって第1のスイッチング素子Q1,Q2の駆動周波数が変化した場合、無電極放電灯1bが立ち消えしたり、光出力が大きく変化したりする。最悪の場合、立ち消えした状態で放置することにより、回路が破壊することもある。そこで、周波数制御回路6を、第1の駆動回路4の近傍に配置することで、ノイズによる第1のスイッチング素子Q1,Q2の駆動周波数の変化を抑制し、耐ノイズ性を強化している。
第2の直流電源回路7は、周波数制御回路6に比べて耐ノイズ性は優れており、周波数制御回路6よりも第1,第2の駆動回路4,5から離れて配置される。
すなわち、スイッチング素子Q1,Q2,Q3から離れる方向に、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7の順に配置されているのである。
保護回路8は、誘導コイル1aの両端電圧を分圧して検出するために抵抗R1,R2の直列回路を備えており、高電圧発生部である誘導コイル1aから抵抗R1,R2に大電流が流れないようにするために、抵抗R1,R2の直列回路を高インピーダンスに構成しているが、誘導コイル1aの両端電圧を検出するために高周波電源回路2の出力端の近傍、すなわち負荷回路1の近傍に配置される。
また、共振回路2aは、特に始動時に高電圧が発生するので、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8の各回路との間に十分な絶縁距離を設けて配置される(図1では右端)。
上記のように各回路を配置することで、放電灯点灯装置の耐ノイズ性を強化し、ノイズを原因とする誤動作による不点や回路破壊を防止できる。また、背景技術の特許文献1のようにプリント基板にスリットを設ける必要はないので、各回路の配置の自由度を阻害されることなく、放電灯点灯装置の小型化が可能となる。
なお、負荷回路1に設ける放電灯は無電極放電灯1bに限定されるものではなく、蛍光灯や高輝度放電灯でもよい。さらに、第1の直流電源回路3は昇圧チョッパ回路に限定されるものではなく、高周波電源回路2へ所望の直流電圧を供給できるものであればよい。
(実施形態2)
本実施形態では、放電灯点灯装置のグランドGNDの配線パターン(以下、グランドパターンと称す)について図4を用いて説明する。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
図4は、プリント基板10上における第1の直流電源回路3の平滑用コンデンサC1周辺のグランドパターンを示しており、平滑用コンデンサC1は、ダイオードD1の近傍、且つ高周波電源回路2との境界近傍に配置される。そして、平滑用コンデンサC1のマイナス端子(−)から、第1の直流電源回路3のグランドパターンGP1と、高周波電源回路2のグランドパターンGP2と、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7に共通のグランドパターンGP3とに分離してパターン配線される。
したがって、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7に共通のグランドパターンGP3を、大電流が流れる第1の直流電源回路3のグランドパターンGP1、高周波電源回路2のグランドパターンGP2から分離することで、グランドパターンGP3には大電流が流れず、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7の耐ノイズ性をより強化することができる。
さらに、保護回路8のグランドも上記グランドパターンGP3に接続することで、保護回路8のグランドにも大電流が流れず、保護回路8の耐ノイズ性が強化されるので、無負荷等の負荷異常時における回路保護を誤動作なく確実に行うことができる。
(実施形態3)
本実施形態では、放電灯点灯装置のグランドパターンについて図5を用いて説明する。なお、実施形態1,2と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
プリント基板10は、一方の面をはんだ面、他方の面を部品面とする片面はんだの両面プリント基板で構成され(図5では、表面が部品面となる)、高周波電源回路2、第1の直流電源回路3、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8を構成する各素子Eは、プリント基板10に実装されている。そして、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6のグランドパターンGP3aは、プリント基板10の部品面において、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6の各素子Eが実装されている略全領域に亘って形成され、グランドパターンGP3を介して、第1の直流電源回路3の平滑用コンデンサC1のマイナス端子(−)に接続されている。
したがって、プリント基板10のはんだ面上における第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6の略全領域から、スルーホール11を介してグランドパターンGP3aに接続することができるので、誤動作しやすい第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6のグランド配線を短くすることができるとともに、グランドの面積が広くなってグランドをより安定電位に保つことができ、耐ノイズ性をさらに強化することができる。
(実施形態4)
本実施形態では、放電灯点灯装置の配線パターンについて図6を用いて説明する。なお、実施形態1,2と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
図6に示すように、プリント基板10は、一方の面をはんだ面、他方の面を部品面とする片面はんだの両面プリント基板で構成され(図6では、表面が部品面となる)、高周波電源回路2、第1の直流電源回路3、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8を構成する各素子Eは、プリント基板10に実装されている。
プリント基板10のはんだ面には、第2の直流電源回路7が出力する直流電圧Vccの配線パターンVP1が形成されており(図6では、裏面がはんだ面となる)、配線パターンVP1が長くなる場合は、配線パターンVP1の途中に平滑用コンデンサC2を配置し、平滑用コンデンサC2のプラス端子(+)に配線パターンVP1を接続し、マイナス端子(−)に後述するグランドパターンGP3bを接続することで、直流電圧Vccを安定させる。図6では、第1,第2の駆動回路4,5の近傍に平滑用コンデンサC2を配置した例を示している。したがって、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、保護回路8へ動作電源たる直流電圧Vccが安定して供給され、耐ノイズ性がさらに強化される。
そして、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8のグランドパターンGP3bは、プリント基板10の部品面において、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8の各素子Eが実装されている略全領域に亘って形成され、グランドパターンGP3を介して、第1の直流電源回路3の平滑用コンデンサC1のマイナス端子(−)に接続されている。したがって、各回路のグランド配線を短くすることができるとともに、グランドの面積が広くなってグランドをより安定電位に保つことができ、耐ノイズ性をさらに強化することができる。
また、保護回路8として、図2に示すようにコンパレータIC1を用いる場合、コンパレータIC1の反転入力端子に接続する検出電圧と非反転入力端子に接続する基準電圧の各グランドを、スルーホール12を介してグランドパターンGP3bに接続することで、放電灯装置内外からのノイズによって両グランド間に電位差が生じないので、耐ノイズ性がさらに強化される。また、両グランドを互いに近傍に配置してもよい。
(実施形態5)
図7は、実施形態1乃至4いずれかの放電灯点灯装置を用いた照明器具Aの断面図を示し、照明器具Aは、外郭60内に納装された無電極放電灯1bと回路ユニットBとを備え、外郭60は、両端を開口した椀状のガラス製の外周部60aと、外周部60aの一端開口に覆設する金属製の天板60bと、外周部60aの他端開口に覆設する金属製の器具ベース60cとで構成される。
器具ベース60cの内面略中央には凹部61が設けられ、凹部61の開口周縁に鍔部62aを取着した取付部材62と、凹部61の内側面に周部を取着した断面コの字状の取付部材63とが器具ベース60cに取り付けられている。そして、取付部材62上には無電極放電灯1bが取り付けられ、取付部材63上には回路ユニットBが取り付けられて、無電極放電灯1bと回路ユニットBとの間は配線64で接続されている。
無電極放電灯1bは、ガラスバルブ70とカプラ71とユニットベース72とを備え、ガラスバルブ70は略球形状に形成されて、内部に水銀蒸気や放電ガスが封入され、内面には蛍光体が塗布されており、その表面には円筒状の窪み70aを有している。カプラ71は、ガラスバルブの窪み70a内に挿入された筒状のフェライトコア71a、フェライトコア71aの外周に巻回された誘導コイル1a、一端側をフェライトコア71aの内面に当接してフェライトコア71aや誘導コイル1aの熱を外部に放熱する棒状の熱伝導体71bから構成される。そして、熱伝導体71bの他端側に設けた鍔部71cが取付部材62上に取り付けられ、カプラ71の他端側はユニットベース72内に収納されている。
回路ユニットBは、高周波電源回路2、第1の直流電源回路3、第1,第2の駆動回路4,5、周波数制御回路6、第2の直流電源回路7、保護回路8を収納しており、回路ユニットBから誘導コイル1aに高周波電流が供給されると、誘導コイル1aの周辺に高周波電磁界が発生する。すると、ガラスバルブ70内の水銀蒸気が励起されて、紫外線を発生し、紫外線がガラスバルブ70内面の蛍光体に当たると可視光に変換されて点灯するのである。
実施形態1の放電灯点灯装置の回路配置を示す図である。 同上の回路構成を示す図である。 同上の金属ケースへ素子を取り付けた状態を示す図である。 実施形態2の放電灯点灯装置のグランドパターンを示す図である。 実施形態3の放電灯点灯装置のグランドパターンを示す図である。 実施形態4の放電灯点灯装置の配線パターンを示す図である。 実施形態5の照明器具の構成を示す断面図である。 従来の放電灯点灯装置を示す概略分解斜視図である。 同上の要部概略構成図である。
符号の説明
1 負荷回路
2 高周波電源回路
3 第1の直流電源回路
4 第1の駆動回路
5 第2の駆動回路
6 周波数制御回路
7 第2の直流電源回路
8 保護回路
10 プリント基板
Q1,Q2 第1のスイッチング素子
Q3 第2のスイッチング素子

Claims (7)

  1. 1乃至複数の第1のスイッチング素子を有して、放電ガスが封入された放電灯を含む負荷回路へ高周波電力を供給する高周波電源回路と、
    1乃至複数の第2のスイッチング素子を有して、高周波電源回路へ直流電圧を供給する第1の直流電源回路と、
    第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動回路と、
    第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動回路と、
    第1の駆動回路による第1のスイッチング素子の駆動周波数を制御する周波数制御回路と、
    少なくとも第1,第2の駆動回路、周波数制御回路へ直流電圧を供給する第2の直流電源回路と
    を備えて、
    少なくとも第1,第2のスイッチング素子は一列に配置され、第1,第2の駆動回路は、第1,第2のスイッチング素子間の近傍に配置されて、第1、第2のスイッチング素子から離れる方向に、第1,第2の駆動回路、周波数制御回路、第2の直流電源回路の順に配置される
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記第1の駆動回路と前記第1のスイッチング素子との間の距離、および前記第2の駆動回路と前記第2のスイッチング素子との間の距離は、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間の距離よりも短いことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記第1の直流電源回路は、出力端間に平滑用コンデンサを設けており、当該平滑用コンデンサから、前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路、前記第2の直流電源回路に共通のグランドパターンと、前記第1の直流電源回路のグランドパターンと、前記高周波電源回路のグランドパターンとを分離して形成したことを特徴とする請求項1または2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記高周波電源回路、前記第1、第2の直流電源回路、前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路を構成する各素子は、一方の面をはんだ面とする両面プリント基板上に実装され、前記第1,第2の駆動回路および前記周波数制御回路のグランドパターンが、プリント基板の他方の面において、第1,第2の駆動回路と周波数制御回路の各素子が実装されている略全領域に亘って形成されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記負荷回路の異常を検出し、負荷回路の異常時に前記高周波電源回路の出力を制限する保護回路を備え、当該保護回路のグランドパターンは、平滑用コンデンサから分離して形成された前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路、前記第2の直流電源回路に共通のグランドパターンに接続されることを特徴とする請求項3または4記載の放電灯点灯装置。
  6. 少なくとも前記高周波電源回路、前記第1、第2の直流電源回路、前記第1,第2の駆動回路、前記周波数制御回路を構成する各素子が実装される両面プリント基板を収納する金属ケースを備え、前記第1,第2のスイッチング素子は、両面プリント基板の一辺の側縁に沿って一列に実装されるとともに、金属ケースに直接または熱伝導率の高い物質を挟んで接触した状態で固定されることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の放電灯点灯装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする照明器具。
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