JP4736758B2 - 照明制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明光の照射面の照度が略一定となるように複数の照明装置の光出力を制御する照明制御装置に関する。
従来、照明光の照射面の照度が略一定となるように複数の照明装置の光出力を制御する照明制御装置において、天井面に取り付けられた照度センサにて、照明装置から照射された光や外光(例えば、窓から入射された太陽光)の床面、壁面、及び机上からの反射光を検出し、その検出した反射光に応じて照明装置を調光制御して床面や机上の照度を一定に保つようにされている。
この照明制御装置において、天井面に設けられた照度センサに、例えば、隣接建物の窓ガラスから反射した太陽光が直接入射したり、照度センサ直下に光反射率の高い白い紙などが置かれた場合には、照度センサが検出する照度が高くなるために、照明装置の光出力を低下させる方向に調光されてしまうことがある。このため、実際の机上や床面は設定照度以下となってしまう課題がある。
このように照度センサに外光や高い照度の光が直接入射された場合に、机上や床面の照度を略一定に保つ照明制御装置が、例えば、特許文献1に提案されている。
特許文献1に提案されている照明制御装置は、照明負荷と、周囲照度を検知する照度センサと、照度センサの検知出力に応じて照明負荷の光出力を制御する制御部とを有する照明器具を複数備えた照明制御装置において、各照明器具の光出力の変化幅は、各々の照明器具の光出力を基に互いに略同一なる方向に再設定する。再設定する変化幅の調光下限レベルと調光上限レベルの少なくとも一方は、再設定前の各照明器具の光出力のうちの最大値もしくは最小値の少なくとも一方から得られるようにしている。
一方、照度を略一定にする方法としては、複数の照明負荷からなる複数の照明系統毎に照度センサを設けて、照度センサにて検知した照度を平均化して、複数の照明系統の照明負荷の光出力を制御することも行われている。各照度センサが検知した照度を平均化して複数の照明系統の照明負荷の光出力を制御する方法は、例えば、ある照明系統の照明器具を消灯させた場合、各々の照度センサが検知した照度を平均化するために、消灯されている照明系統を補うように、点灯されている照明系統の照明負荷の光出力を増大させる制御が行われることになる。
つまり、各々の照度センサが検知した照度を平均化して複数の照明系統の光出力を制御させる場合は、ある照明系統のみを他の照明系統と異なる光出力に制御することはできなかった。
そこで、特許文献2には、制御対象となる照明器具が分布して配設される所定の領域を分割する複数のエリア毎に、照明器具を個別にオン・オフ制御することを可能としつつ、一部のエリアの照明器具が消灯されても、点灯している照明器具の出力への影響を抑えることのできる調光制御システムが提案されている。
特許文献2では、調光制御親機は、照度計測端末L1〜L4からエリアA1〜A4の照度の計測値である照度情報を取得し、各エリア内にある複数の照明器具からオン・オフ状態についての情報であるオン・オフ情報を取得する。調光制御親機は、照明器具が消灯しているエリアを除き、点灯しているエリアの照度情報のみを用いて平均照度を算出し、与えられた目標照度に平均照度が一致するように調光出力値を決定する。調光出力端末は、調光出力値に従って全ての照明器具の出力(明るさ)を制御する。
特開2000−133471号公報 特開2005−085588号公報
特許文献1に提案されている照明制御装置は、各々の照度センサが検知した照度に応じて照明負荷の光出力を制御する際に、光出力の変化幅を各々の照明器具の光出力を基に同一な方向に再設定している。即ち、光出力の変化幅を小さくして、光出力を平均値に近い範囲で制御している。
又、特許文献1に提案されている照明制御装置には、ある照明系統を他の照明系統と異なる光出力に設定する場合については開示されてないが、前述した各々の照度センサが検知した照度を平均化する方法と略同じ制御となるものと思われる。
即ち、従来の照明制御装置は、照明系統、又は照明領域に応じた目標照度を設定することができない課題があった。
一方、特許文献2に提案されている調光制御システムでは、複数の照度センサの平均値に基づいて照度制御を行うとき、照度センサ周辺の照明器具が消灯している場合、平均値の算出から除外していた。平均値から除外するため、他の照度センサの検出値変動が照度に影響する割合が増加する問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、各照明系統又は照明領域毎に設定された目標照度に応じた照明器具からの光出力を安定に制御可能であると共に、既存の照明系統に容易に設置することができる照明制御装置を提供することを目的としている。また、複数の照明系統のそれぞれの照度センサの平均値に基づいて照度制御を行うときに、複数の照明系統のいずれかの照明系統が消灯している場合、その照明系統の照度センサの照度を平均値の算出から除外しても、他の照度センサの検出値変動が照度に影響しない照明制御装置を提供することを目的としている。
請求項1の本発明の照明制御装置は、一つ以上の照明器具からなる複数の照明系統と;前記複数の照明系統のそれぞれの照明系統に配置されて照度を検出する照度センサ及び前記照度センサにて検出した照度により調光を制御する調光器を備えた照度センサ付き調光手段と;前記複数の照明系統のそれぞれに設けられた照度センサ付き調光手段に接続され、それぞれの照度センサ付き調光手段の駆動を制御する中央制御手段と;前記中央制御手段に設けられ、前記複数の照明系統のそれぞれに設けられた照度センサ付き調光手段毎に検出した照度又は調光度を入手すると共に、前記複数の照明系統の中の基準照明系統の照度センサ付き調光手段の調光度を用いて、他の照明系統の照度センサ付き調光手段に対して、前記基準照明系統の調光度を基に、前記基準照明系統の目標照度と他の照明系統の目標照度の比により他の照明系統の照度センサ付き調光手段毎に調光度を設定して調光制御させる調光器制御手段と;を具備することを特徴としている。
請求項2の本発明の照明制御装置は、請求項1の照明制御装置において、前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて検出した照度から平均照度を算出し、その算出した平均照度と前記基準照明系統の目標照度との比により前記基準照明系統の照度センサ付き調光手段による調光制御した調光度を基に、前記基準照明系統の目標照度と他の照明系統の目標照度との比により他の照明系統の調光度を設定して調光制御させることを特徴としている。
請求項3の本発明の照明制御装置は、請求項2の照明制御装置において、前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて検出した照度が、所定の値以下の場合は、平均照度の算出から除外することを特徴としている。
請求項4の本発明の照明制御装置は、請求項2の照明制御装置において、前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて検出した照度が、前記基準照明系統に設定されている目標照度と所定の比率よりも大きい差がある場合は、平均照度の算出から除外すると共に、前記基準照明系統に拘わることなく単独にて調光制御させることを特徴としている。
請求項5の本発明の照明制御装置は、請求項2の照明制御装置において、前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて設定された目標照度が、前記基準照明系統に設定されている目標照度と所定の比率よりも大きい差がある場合は、その照明系統を平均照度の算出から除外すると共に、最も近い目標照度が設定されている照明系統の照度センサ付き調光手段を調光制御させることを特徴としている。
請求項6の本発明の照明制御装置は、請求項1乃至5のいずれか1つの照明制御装置において、前記中央制御手段は、複数の照明系統から選定した基準照明系統の照度センサ付き調光手段による検出照度が他の照明系統の照度センサ付き調光手段にて検出した照度と著しく異なる場合は、基準照明系統を他の照明系統に選定変更することを特徴としている。
請求項7の本発明の照明制御装置は、請求項2の照明制御装置において、前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のいずれかの照明系統が消灯していることを検出する手段を備え、複数の照明系統のいずれかの照明系統が消灯した場合に当該照明系統の照度センサの検出値を平均値算出から除外し、代替数値を平均値算出の因子に追加することを特徴としている。
請求項8の本発明の照明制御装置は、請求項7の照明制御装置において、前記代替数値は、当該照度センサに与えられた目標照度であることを特徴とする。
請求項9の本発明の照明制御装置は、請求項7の照明制御装置において、前記代替数値は、当該照度センサ以外の検出値をもとに算出された値であることを特徴とする。
請求項10の本発明の照明制御装置は、請求項7または9のいずれかの照明制御装置において、前記代替数値は、当該照度センサ以外が検出しいてる値の平均値であることを特徴とする。
請求項11の本発明の照明制御装置は、請求項7の照明制御装置において、前記代替数値は、当該照度センサの検出履歴に基づく値であることを特徴とする。
請求項12の本発明の照明制御装置は、請求項7又または11のいずれかの照明制御装置において、前記代替数値は、当該照度センサが検出していた消灯以前の値であることを特徴とする。
本発明において用語の定義及び技術的意味は次による。
照明系統は、照明ランプ、点灯回路、及び反射傘等からなる照明器具を一つ以上有する照明領域毎に区分して天井面に複数配置させ、照明領域毎の複数の照明器具を同一条件にて点灯調光制御する系列である。
照度センサ付き調光手段は、照明器具からの光により照明される机上、床面、又は壁面からの反射光の照度を検出する照度センサと、照度センサが検出した照度を基に、照明系統の調光を制御する調光器とが一体的に形成されている照度センサ付き調光器である。
中央制御手段は、複数の照明系統毎に設けられる照度センサ付き調光器に接続されたマイクロコンピュータからなり、照度センサ付き調光器毎に検出した照度や調光度等を入手する。
中央制御手段は、複数の照明系統から基準となる照明系統を選定し、複数の照明系統毎の目標照度と、基準照明系統の調光度を基に複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光器の駆動を制御する調光器制御手段を有している。
目標照度は、照明系統毎に操作者によって設定される照度あり、照度センサ付き調光器の各照明系統毎の調光制御手段に対してリモートコントロール等にて目標照度となる調光度を設定する。
調光範囲は、照明器具の調光度の最大値(100)から最小値(0)の範囲の内、調光が最も顕著に制御できる範囲、例えば、調光度80〜30の範囲である。
照度の所定値とは、外光による反射光の有無に拘わらず、照明器具からの光による反射光の照度が検出できる最低照度である。
本発明の照明制御装置は、照明系統毎に設定された目標照度に応じて安定した調光制御が行え、かつ、既存の照明系統にも容易に設置することができると共に、照明系統の追加や変更が容易なる効果を有している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の照明制御装置の全体構成を示すブロック図である。
本第1実施形態の照明制御装置は、図1に示すように、例えば、建物のあるフロアのそれぞれの照明領域(後述する照明系統に対応)を照明するための照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bが天井面に設けられている。なお、照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bは、単一の照明器具、もしくは、それぞれ複数の照明器具からなっている。
照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bは、例えば、フロアの窓側に配置されており、照明器具1a,1bを同一条件で調光制御する照明系統グループ1(以下、照明系統G1と称する)、照明器具2a,2bを同一条件で調光制御する照明系統グループ2(以下、照明系統G2と称する)、及び照明器具3a,3bを同一条件で調光制御する照明系統グループ3(以下、照明系統G3と称する)の複数のグループに分けている。
照明系統G1〜G3の各照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bのそれぞれの近傍には、照明系統G1〜G3毎の照明領域からの反射光の照度を検出する照度センサと、その検出した照度により照明系統G1〜G3の照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bそれぞれの調光を制御する調光器を有する照度センサ付き調光器S1〜S3が設けられている。照度センサ付き調光器S1〜S3は、図示してないリモートコントロール等により照明系統G1〜G3それぞれの目標の光出力、つまり、照明系統G1〜G3毎の目標照度が操作者によって設定できるようになっている。ここでは、照明系統毎に各照度センサ付き調光器によって、消灯,点灯を含む調光の制御が可能であるとして説明する。
各照明系統G1〜G3に設けられたそれぞれの照度センサ付き調光器S1〜S3は、マイクロコンピュータにて構成された中央制御部S0に接続されている。中央制御部S0は、照明系統G1〜G3に設定されている目標照度で照明している際に、照明系統G1〜G3に照度の変化があると、照明系統G1〜G3の相互間の照度差を感知させないよう照度センサ付き調光器S1〜S3の動作を制御する調光器制御手段を有している。なお、中央制御部S0には、照明系統G1〜G3の照度センサ付き調光器S1〜S3の駆動を制御するために、調光制御の基準となる基準照明系統G、つまり、基準照度センサ付き調光器Sを選定できようになっている。
基準照明系統は、最初は、人為的に複数の照明系統G1〜G3の中から設定する。例えば、照明系統G1を基準照明系統とし、照度センサ付き調光器S1を基準照度センサ付き調光器とする。以下、基準照明系統G1、または基準調光器S1と称することもある、また、基準照明系統G1、または基準調光器S1以外は、他の照明系統G2、G3、または他の調光器S2,S3と称することもある。
調光器制御手段は、人為的に選定された基準調光器S1に設定されている目標照度に対して、検出された照度に著しく差があったり、あるいは、他の調光器S2,S3が検出した照度との間に、目標照度に差がないのに大幅の照度差があり、基準調光器S1として機能してない場合は、他の調光器S2,S3を基準調光器に変更選定する機能を有している。
以上の構成の照明制御装置は、既存の照明系統のG1〜G3に対して、照度センサ付き調光器S1〜S3を設けることで調光制御可能な照明制御装置が構築できる。
このような構成の本発明の第1の実施形態の照明制御装置の中央制御部S0に備えた調光器制御手段について、図2乃至図4を用いて説明する。なお、各照明系統G1〜G3それぞれの目標照度は、前述したように、操作者によりリモートコントロールにて、個別に設定されるとする。
最初に、照明系統G1〜G3の目標照度が同じで、中央制御部S0は、基準調光器S1が検出した照度のみを用いて照明系統G1〜G3を調光制御する動作状態の場合について、図2を用いて説明する。
照明系統G1〜G3の目標照度L1〜L3が同じで、図2に示すように、例えば、基準照明系統G1の基準調光器S1の照度センサが検出した照度M1が1000ルックス(Lx)、照明系統G2の他の調光器S2の照度センサが検出した照明M2が1000Lx、及び照明系統G3の他の調光器S3の照度センサが検出した照度M3が800Lxであるとする。調光器S1〜S3がそれぞれ検出した照度を基に、それぞれの調光器S1〜S3は、各照明系統G1〜G3の目標照度L1〜L3になるように照明器具1a〜3bを調光制御する。
しかし、照明系統G3の調光器S3が目標照度L3に対して検出照度M3が低いために、照度を増やす調光を行うと、照明系統G3の照度増がG3に隣接する照明系統G1にて検出されて照明系統G1の調光器S1が検出する照度M1が目標照度L1を超える照度となる。このため、調光器S1は、照明系統G1の照度を減らす調光を行うことになり、照明系統G1,G3の間に照度差が生じて交互に明暗状態となり見苦しくなる。
そこで、本発明の第1の実施形態では、以下の(1)〜(3)のいずれかによる調光の制御を行う。
(1)まず、本第1の実施形態の照明制御装置は、中央制御部S0にて、基準照明系統G1の基準調光器S1による検出照度M1と調光度T1を基に、他の照明系統G2,G3の他の調光器S2,S3の調光の動作を制御して照度差の少ない安定した調光を行わせる動作について説明する。図2に示すように、中央制御部S0は、基準調光器S1により基準照明系統G1に設定されている目標照度L1の基で調光制御している調光度T1(T1=L1/M1)を検出する。中央制御部S0は、検出した基準調光器S1の調光度T1を他の調光器S2,S3それぞれに送信して、基準調光器S1の調光度T1と、基準調光器S1の目標照度L1と他の調光器S2,S3に与えられている目標照度L2,L3との比率により他の調光器S2,S3が調光制御するように動作を制御させる。
つまり、調光器S2は、基準調光器S1の調光度T1に対して、調光器S2の目標照度L2と調光器S1の目標照度L1との比による調光度T2(T2=T1×L2/L1)にて、照明系統G2の調光を制御する。また、調光器S3は、基準調光器S1の調光度T1に対して、調光器S3の目標照度L3と調光器S1の目標照度L1との比による調光度T3(T3=T1×L3/L1)にて、照明系統G3の調光を制御する。
この結果、基準調光器S1の調光度T1を基に照明系統G1〜G3の調光度T1〜T3を設定して同一調光となるように調光制御される。つまり、照明系統G1〜G3は、目標照度1000Lxとなるようにそれぞれの調光度Tが設定される。
(2)次に、照明系統G1〜G3の目標照度が同じで、基準調光器S1と他の調光器S2,S3が検出した照度を平均化し、平均化された照度にて調光の制御を行う動作について、図3を用いて説明する。
照明系統G1〜G3の目標照度が同じで、図3に示すように、例えば照明系統G1の基準調光器S1の照度センサが検出した照度M1が1000Lx、照明系統G2の調光器S2の照度センサが検出した照度M2が1000Lx、及び照明系統G3の調光器S3の照度センサが検出した照度M3が800Lxであると、中央制御部S0はそれぞれの検出した照度M1〜M3から平均照度Xを算出する。中央制御部S0は、算出した平均照度Xを基準調光器S1に転送して、基準調光器S1にて、基準調光器S1の目標照度L1と平均照度Xとの比により照明系統G1の調光度T1(T1=L1/X)を設定させる。
次に、中央制御部S0は、基準調光器S1にて設定された調光度T1を他の調光器S2,S3へそれぞれ転送して、基準調光器S1の調光度T1と、他の調光器S2,S3それぞれの目標照度L2,L3と基準調光器S1の目標照度L1との比により調光度Tを設定させる。つまり、調光器S2の調光T2は、T2=T1×L2/L1、調光器S3の調光T3は、T3=T1×L3/L1により調光制御されて、照明系統G1〜G3は、平均化された照度Xを基に算出された同一調光度により調光制御される。
なお、照明系統G1〜G3の目標照度L1〜L3が同じに設定されている状態において、例えば、照明系統G3が消灯状態である場合は、照明系統G3の調光器S3が検出する照度M3は外光等による非常の低い照度値となる。そこで、中央制御部S0は、所定の照度値以下の照明系統G3の検出照度M3を除いて、照明系統G1,G2の基準調光器S1と他の調光器S2にて検出した照度を用いて平均化して、基準調光器S1の目標照度L1と平均照度Xとの比の調光度T1を設定すると共に、この調光度T1と、調光器S2の目標照度L2と基準調光器S1の目標照度L1の比による調光器S2の調光度T2(T2=T1×L2/L1)にて調光制御させる。この結果、消灯状態の照明系統G3を補う調光制御を行うことなく、点灯状態の照明系統G1,G2の調光が可能となる。
(3)次に、操作者により照明系統G1〜G3それぞれの目標照度Lが異なる場合の中央制御部S0による調光器S1〜S3の駆動制御について、図4を用いて説明する。
照明系統G1,G2は、同じ目標照度L1,L2で明るく設定され、照明系統G3は比較的暗い目標照度L3に設定されていたとする。このような目標照度L1〜L3に設定された状態において、中央制御部S0は、基準調光器S1にて、(2)で述べた基準調光器S1の調光度T1を基に、他の調光器S2の調光度T2を基準調光器S1の目標照度L1と他の調光器S2の目標照度L2との比により算出して調光するように駆動制御させる。または、調光器S1,S2の検出照度の平均から基準調光器S1の目標照度L1と平均照度Xの比から基準調光器S1の調光度T1(T1=L1/X)を設定させると共に、設定した基準調光器S1の調光度T1と、他の調光器S2の目標照度L2と基準調光器S1の目標照度L1との比から算出した調光度T2(T2=T1×L2/L1)にて調光制御する。
一方、中央制御部S0は、照明系統G3の調光器S3に対して、調光器S3にて検出した照度M3と目標照度L3から調光度T3(T3=L3/X3)を設定して調光制御するように制御する。
つまり、各照明系統G1〜G3に設定されている目標照度L1〜L3が所定値以下の場合は、その所定値以下の照明系統を除いて調光制御させることにより、目標照度が近似している照明系統の目標照度にて調光することができる。
このように、中央制御部S0に設けられている調光器制御手段は、複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光器にて設定された目標照度が、基準照明系統に設定されている目標照度と所定の比率よりも大きい差がある場合は、その照明系統を平均照度の算出から除外すると共に、基準照明系統と最も近い目標照度が設定されている照明系統の照度センサ付き調光器を調光制御させるようにしてもよい。
なお、ある照明系統の調光度を基準として他の照明系統の調光度を設定することは、照明器具の調光度の最大値(100)から最小値(0)の範囲の内、調光が最も顕著に制御できる範囲、例えば、調光度80〜30の範囲での調光制御が可能となる。
なお、上述において、照明系統G1〜G3それぞれには、照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bが設けられ、各照明器具1a,1b,2a,2b,3a,3bは、単一または複数の照明器具の例を用いて説明したが、各照明系統G1〜G3は、複数の照明器具を有する必要はなく1つの照明器具でも良く、同一条件にて点灯、消灯及び調光の操作制御を行う対象の範囲を表している。
以上述べた第1の実施形態によれば、照明系統毎に設定された目標照度に応じて安定した調光制御が行え、かつ、既存の照明系統にも容易に設置することができると共に、照明系統の追加や変更が容易な効果を有する。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態の照明制御装置の全体構成は図1と同様である。本第2の実施形態では、複数の照明系統G1〜G3のそれぞれの照度センサ付き調光器S1〜S3にて検出した照度から平均照度を算出する場合、例えば図3の場合に、照度センサ付き調光器S1〜S3のうちのいずれかの照明系統(例えばG3)の照明器具が消灯した際の平均値算出を行う平均値算出方法の一例を示している。
本第2の実施形態では、中央制御部S0が有する調光器制御手段は、複数の照明系統G1〜G3のいずれかの照明系統が消灯していることを検出する手段を備え、複数の照明系統G1〜G3のいずれかの照明系統(例えばG3)が消灯した場合に、その照明系統G3の照度センサの検出値を平均値算出から除外し、代替数値を平均値算出の因子に加えるようにする。
調光器制御手段は、複数の照明系統のうち、照度センサの照度が所定値以下の照明系統であれば、その照明系統は消灯していると判定することができる。照度の所定値とは、例えば、外光による反射光の有無に拘わらず、照明器具からの光による反射光の照度が検出できる最低照度の値である。
平均値算出から除外された照度センサについては、平均値算出のための検出照度値の代わりに下記のような代替数値を用いることによって、他の照度センサの変動による照度への影響を最小にすることができる。代替数値としてその除外される検出照度値に最も近いと考えられる数値を代用することが好ましい。
すなわち、代替数値としては、消灯していると判定された当該照度センサに与えられた目標照度であってもよく、また当該照度センサ以外の他の照度センサの検出値をもとに算出された値、例えば当該照度センサ以外の照度センサが検出している照度値の平均値であってもよい。或いは、前記代替数値は、消灯していると判定された当該照度センサの検出履歴に基づく値、例えば当該照度センサが検出していた消灯以前の照度値であってもよい。
以上述べた第2の実施形態によれば、複数の照明系統のそれぞれの照度センサの平均値に基づいて照度制御を行うときに、複数の照明系統のいずれかの照明系統が消灯している場合、その照明系統の照度センサの照度を平均値の算出から除外しても、代替数値を平均値算出の因子に加えるようにしたので、他の照度センサの検出値変動が照度に影響しない利点を有する。
本発明の第1実施形態の照明制御装置の全体構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の照明制御装置における照明系統の目標照度が同じ場合の第1の調光制御の作用を説明する説明図。 本発明の第1実施形態の照明制御装置における照明系統の目標照度が同じ場合の第2の調光制御の作用を説明する説明図。 本発明の第1実施形態の照明制御装置における照明系統の目標照度が異なる場合の調光制御の作用を説明する説明図。
符号の説明
1a,1b,2a,2b,3a,3b…照明器具、G1,G2,G3…照明系統グループ、S0…中央制御部、S1,S2,S3…照度センサ付き調光器。

Claims (12)

  1. 一つ以上の照明器具からなる複数の照明系統と;
    前記複数の照明系統のそれぞれの照明系統に配置されて照度を検出する照度センサ及び前記照度センサにて検出した照度により調光を制御する調光器を備えた照度センサ付き調光手段と;
    前記複数の照明系統のそれぞれに設けられた照度センサ付き調光手段に接続され、それぞれの照度センサ付き調光手段の駆動を制御する中央制御手段と;
    前記中央制御手段に設けられ、前記複数の照明系統のそれぞれに設けられた照度センサ付き調光手段毎に検出した照度又は調光度を入手すると共に、前記複数の照明系統の中の基準照明系統の照度センサ付き調光手段の調光度を用いて、他の照明系統の照度センサ付き調光手段に対して、前記基準照明系統の調光度を基に、前記基準照明系統の目標照度と他の照明系統の目標照度の比により他の照明系統の照度センサ付き調光手段毎に調光度を設定して調光制御させる調光器制御手段と;
    を具備することを特徴とした照明制御装置。
  2. 前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて検出した照度から平均照度を算出し、その算出した平均照度と前記基準照明系統の目標照度との比により前記基準照明系統の照度センサ付き調光手段による調光制御した調光度を基に、前記基準照明系統の目標照度と他の照明系統の目標照度との比により他の照明系統の調光度を設定して調光制御させることを特徴とした請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて検出した照度が、所定の値以下の場合は、平均照度の算出から除外することを特徴とした請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて検出した照度が、前記基準照明系統に設定されている目標照度と所定の比率よりも大きい差がある場合は、平均照度の算出から除外すると共に、前記基準照明系統に拘わることなく単独にて調光制御させることを特徴とした請求項2に記載の照明制御装置。
  5. 前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のそれぞれの照度センサ付き調光手段にて設定された目標照度が、前記基準照明系統に設定されている目標照度と所定の比率よりも大きい差がある場合は、その照明系統を平均照度の算出から除外すると共に、最も近い目標照度が設定されている照明系統の照度センサ付き調光手段を調光制御させることを特徴とした請求項2に記載の照明制御装置。
  6. 前記中央制御手段は、複数の照明系統から選定した基準照明系統の照度センサ付き調光手段による検出照度が他の照明系統の照度センサ付き調光手段にて検出した照度と著しく異なる場合は、基準照明系統を他の照明系統に選定変更することを特徴とした請求項1乃至5のいずれか1つに記載の照明制御装置。
  7. 前記調光器制御手段は、前記複数の照明系統のいずれかの照明系統が消灯していることを検出する手段を備え、複数の照明系統のいずれかの照明系統が消灯した場合に当該照明系統の照度センサの検出値を平均値算出から除外し、代替数値を平均値算出の因子に追加することを特徴とした請求項2に記載の照明制御装置。
  8. 前記代替数値は、当該照度センサに与えられた目標照度であることを特徴とする請求項7に記載の照明制御装置。
  9. 前記代替数値は、当該照度センサ以外の検出値をもとに算出された値であることを特徴とする請求項7に記載の照明制御装置。
  10. 前記代替数値は、当該照度センサ以外が検出している値の平均値であることを特徴とする請求項7または9のいずれかに記載の照明制御装置。
  11. 前記代替数値は、当該照度センサの検出履歴に基づく値であることを特徴とする請求項7に記載の照明制御装置。
  12. 前記代替数値は、当該照度センサが検出していた消灯以前の値であることを特徴とする請求項7又または11のいずれかに記載の照明制御装置。
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