JP4093625B2 - 調光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然光と人工照明の複合光を調光する調光装置に関し、特に、自然光をダクトを介して建築物内部に導き建築物内部を照明する光ダクト装置と人工照明とから構成される照明装置に適用するのに好適な調光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、二酸化炭素の排出量の削減や省エネルギーが強く要望されるようになってきている。
上記要望に答えるため、自然光をダクトを介して建築物内部に導き、建築物内部を照明する光ダクト装置が提案されている。
上記光ダクト装置は、建物外部の自然光(以下、外光という)を採光口から取り込み、内面の反射率を高めたダクトを介して建築物内部に導くものであり、光エネルギーを他のエネルギーに変換することなく利用するので効率がよく、また、省エネルギーや二酸化炭素排出量の削減に貢献することができる。
【0003】
しかしながら、外光のみによる照明は、その明るさが天候等に大きく影響される。そこで、上記光ダクト装置による照明と、蛍光灯等による人工照明を組み合わせた照明装置が提案されている。すなわち、建築物内部に人工照明を設置するとともに照度を検出するセンサを設け、該センサにより光ダクト装置から供給される外光と人工照明光の複合光の照度を検出し、該照度が所定の値になるように上記人工照明をフィードバック制御することにより、建築物内部を調光するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した光ダクト装置と人工照明との組み合わせた照明装置を試作したところ、次のような問題が生ずることが明らかとなった。
自然光の明るさは天候や雲の状態等に強く影響され、その明るさが急激に変動する。このため、自然光と人工照明光の複合光を調光するには、上記自然光の変動に迅速に応動できるように、調光装置の応答特性を十分に速くしておく必要がある。
一方、建築物内部では人、物の動きが多く、これに応じてセンサに入射する光が変動する。この変動に調光装置がすばやく応答すると、人、物の動きにより室内の明るさが一時的に変動し(ちらつき)、わずらわしく感ずる。
【0005】
例えば、センサの近くを白等の明度の高い色の服を着た人が通ったり、センサの近くを白い物体が通過すると、センサに入射する光の照度が一時的に大きくなる。この照度の変動はセンサ近傍での短時間の変動であり、室内全体の調光に影響が及ぶのは好ましくないが、これに調光装置がすばやく応答すると、室内が一時的に暗くなる。
すなわち、外光と人工照明とを組み合わせた照明装置の調光においては、自然光の変動に対しすばやく応答させると、人、物の動きによる室内での一時的なセンサ入力の変動に調光装置が応答し、明るさが一時的に変動し(ちらつき)、わずらわしく感ずるといった問題を生ずる。
本発明は上記した事情を考慮してなされたものであって、外光の明るさが変動しても建築物内部の明るさを常に一定に保つことができ、また、建築物内部における人、物の動きによるセンサ入力の一時的変動に影響されることがない調光装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明においては、外光を検出する第1のセンサと、外光と人工照明光の複合光を検出する第2のセンサを設け、人工照明の照度を次のように制御する。
上記第1のセンサの出力が変動したとき、上記第2のセンサで照度の平均値を観測して調光の要否を判断し、調光が要のとき上記人工照明の照度を調整し、建築物内部の明るさを一定に保ち、上記第2のセンサの出力から調光の要否を判断し、調光が必要な場合に前回の観測で調光が必要であり、それが今回の明るさの増減方向と同じであったかを判定し、前回調光が必要でありかつ増減方向が同じ場合に、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、上記人工照明の照度を調整する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を光ダクト装置と人工照明とから構成される照明装置に適用した場合について、本発明の実施の形態を説明する。
図8、図9は、本発明が適用される光ダクト装置の概略構成図である。図8はオフィス等に適用される水平光ダクト装置、図9は地下駐車場等に適用される垂直光ダクト装置を示しており、図8(a)は水平ダクト装置の断面構成図、図8(b)は同図(a)のA方向から見たダクトの透視図、図9は垂直ダクト装置の断面構成図である。
【0008】
図8、図9において、1は外光(太陽光)、2は採光口、3は反射板、4はダクト、5はビル外壁、6は室内、7はガラス、8は蛍光灯等の人工照明、9は地表面である。
ダクト4は図8(b)に示すように、断面が略矩形の筒状体から形成されており、その下方に放光口4aが設けられている。また、ダクト4の内部は反射率の高い部材で形成されており、ガラス7を介して入射する外光は採光口2からダクト4内に入射し(外光の一部は反射板3で反射して採光口から入射する)、ダクト4の内部を反射して放光口4aに達し、放光口4aから室内6に放射される。また、放光口4aには蛍光灯8から構成される人工照明装置が取り付けられている。
【0009】
図10は、上記光ダクト装置における人工照明装置の取り付け詳細図であり、図10(a)はダクトの全体図、図10(b)は同図(a)のX−X’断面図である。
図10に示すように、ダクト4の内面は、鏡面反射板12から構成されており、ダクト4の放光口4aには防塵アクリルカバー13が設けられている。また、天井ボード14の上記放光口4aに対応した位置に設けられた開口部には乳白色のアクリルボード15が設けられている。
ダクト4の鏡面反射板12と天井ボード14の間の空間部には、蛍光灯器具8’が取り付けられ、蛍光灯器具8’に取り付けられた蛍光灯8が上記アクリルボード15上に突出しており、蛍光灯8の光がアクリルボード15を介して室内に放射される。
室内はn個の領域に分割されており、室内に設置された複数本の蛍光灯は、上記の領域に対応させて1〜nのグループに分けられている。
また、後述するように、室内には明るさを検出するためのn個の室内光センサが取り付けられており、蛍光灯は上記n個の室内光センサの出力および後述する外光センサの出力に基づき各グループ単位で調光される。
【0010】
図1は本発明の実施例の調光装置の全体構成を示す図である。
同図において、10は光ダクト装置に導入される光の照度を検出する外光センサ、11は光ダクト装置から放射される光と蛍光灯8から放射される光の複合光を検出する室内光センサであり、外光センサ10の出力と室内光センサ11の出力は、増幅器21で増幅され調光制御装置20に与えられる。
図2は上記外光センサ10、室内光センサ11の取り付け位置の一例を示す図であり、同図に示すように、外光センサ10は、例えば、建築物の外側もしくは建築物内部の窓際に設置され、また、室内光センサ11は例えば室内の天井面に取り付けられる。なお、外光センサ10、室内光センサ11の取り付け位置は、図2に示す位置に限定されるものではなく、外光、室内光を検出できる位置であれば、どの位置に取り付けてもよい。
【0011】
図1に戻り、調光制御装置20は上記外光センサ10と室内光センサ11の出力を時分割で取り込むマルチプレクサ22、マルチプレクサ22の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器23、調光制御を行うプロセッサ24、デューティ信号発生器25から構成される。
デューティ信号発生器25はプロセッサ24の出力信号に応じてオン時間とオフ時間の比が変化するパルス信号(デューティ信号)を発生し、各蛍光灯グループ26−1〜26−nをグループ毎に制御する。各蛍光灯はインバータを内蔵しており、上記デューティ信号に応じた明るさで点灯する。
【0012】
図3は上記調光制御装置20の機能を示す機能ブロック図である。同図に示すように、プロセッサ24は、第1の制御手段20a、第2の制御手段20bとして機能し、第1の制御手段20a、第2の制御手段20bにより次のようにして、室内の調光を行う。
(a) 第1の制御手段
外光センサ10により検出される屋外照度が所定値以上変化したとき、室内光センサ11により検出される室内照度の平均値を求める。
そして、室内照度の平均値と標準照度の上下限値から調光の要否を判別し、調光が必要な場合、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、デューティ信号発生器25に送出する。
デューティ信号発生器25は、上記操作量に応じたデューティ信号を第1〜第n蛍光灯グループ26−1〜26−nへ送出し第1〜第n蛍光灯グループ26−1〜26−nに属する蛍光灯の明るさを変化させ、目標照度になるように制御する。これにより、外光の明るさが変動しても室内の明るさを常に一定に保つことができる。
なお、前記したように、外光の明るさは急激に変動するので、第1の制御手段20aは、外光の変動に対して迅速に応動する。
【0013】
(b) 第2の制御手段
第2の制御手段は、各グループ毎に設けられており、各グループの室内センサ11により検出される室内の照度の変動量から、当該蛍光灯グループの調光の要否を判別する。そして、調光が必要な場合、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、デューティ信号発生器25に送出する。
デューティ信号発生器25は、上記操作量に応じたデューティ信号を、調光要と判別された蛍光灯グループへ送出し、当該グループに属する蛍光灯の明るさを変化させ、目標照度になるように制御する。
【0014】
なお、前記したように、建築物内部においては人、物の動きによりセンサ入力が一時的に変動する。この変動に対して、調光装置がすばやく応答すると、室内を一定の明るさに保つことができなくなる。
そこで、上記第2の制御手段は、次の▲1▼または▲2▼のようにして、上記室内光センサ11への入力の一時的な変動の影響を除去する。
▲1▼ 室内光センサ11により検出される室内の照度の変動が所定時間継続したとき、上記室内光センサ11に対応する蛍光灯グループの明るさを制御する。
すなわち、図4(a)に示すように、室内光センサ11の出力が変動し、それが所定時間継続した場合(例えば、2〜3分)に制御を開始し、対応する蛍光灯グループに属する蛍光灯の明るさを変化させる。一方、同図に示すように室内光センサ11が一時的に変動したときには応動しない。
【0015】
▲2▼ 室内光センサ11により検出される室内の照度が変動したとき、第2のセンサにより検出される照度が所定の時間をかけて目標値に到達するように、対応する蛍光灯グループに属する蛍光灯の明るさを変化させる。
すなわち、図4(b)に示すように、室内光センサ11の出力が変動したとき、直ちに制御を開始するが、対応する蛍光灯グループに属する蛍光灯の明るさを所定時間(例えば、5〜10分)かけて変化させ、室内の明るさを目標値に到達させる。
この場合には、室内光センサ11の出力変動に応じて直ちに制御が開始されるので、図4(b)に示すように室内光センサ11が一時的に変動したとき、室内の明るさは若干変動する。
【0016】
図5〜図7は上記制御を行うためのプロセッサ24のフローチャートであり、図5〜図7を参照しながら本発明の具体的な実施例について説明する。
(1)実施例1
本実施例は、外光センサ10の出力により室内の各蛍光灯グループの明るさを制御するとともに、室内光センサ11により検出される室内の照度の変動が所定時間継続したとき、上記室内光センサ11に対応する蛍光灯グループの明るさを制御する実施例(前記(b) ▲1▼に対応)を示しており、本実施例を図5のフローチャートにより説明する。
図5のステップS1において、現在照度取得、タイマリセット、各種フラグリセット、条件設定等の初期設定を行い、ステップS2において、タイムアップであるかを調べる。なお、このタイマは、室内光センサ11により室内の各蛍光灯グループを制御するタイミングを決めるタイマであり、例えばタイマ割り込み等で実現することができる。なお、上記タイマの設定時間は、室内の照度の変動がどの程度の時間継続したとき調光を開始するかに応じて定めることができ、例えば、前記図4(a)に示したように略2分で調光を開始する場合、タイマの設定時間Tは、概ね次のように設定することができる。
T=2分/n〔n:蛍光灯グループ数〕
【0017】
▲1▼ タイマがタイムアップしていない場合
上記タイマがタイムアップしていない場合には、次のように外光センサ10による調光を行う。
ステップS3において、外光センサ10の出力や現在時刻等に基づき、昼であるかを調べる。昼でない場合には、外光センサ10による制御は必要ないので、ステップS2に戻る。また、昼の場合には、ステップS4に行き、外光センサ10により検出される屋外照度を観測する。そして、ステップS5において、屋外照度の変動量を演算し、屋外照度の変動量を上下限値と比較する。
上記変動量が上下限値を越えていない場合には、ステップS6からステップS2に戻る。また、変動量が上下限値を越えている場合には、ステップS6からステップS7に行き、室内光センサ11により検出される室内照度の平均値を観測し、ステップS8において、調光が必要であるかを判別する。調光の要否の判別は、例えば、平均照度が所定の範囲外にあるかを調べることにより行うことができる。
【0018】
調光要でない場合にはステップS2に戻る。また、調光要の場合には、ステップS9において、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、調光信号を制御する。すなわち、上記調光が必要である場合、プロセッサ24は上記操作量を演算し、演算した操作量に対応した信号をデューティ信号発生器25へ送出する。デューティ信号発生器25は上記操作量に対応したデューティ信号を各蛍光灯グループ26−1〜26−nに送出し、これにより各蛍光灯グループの明るさが制御される。
ステップS10において、室内光センサ11により検出される室内の平均照度を観測し、ステップS11において、平均照度が変化したかを調べる。平均照度が変化した場合、ステップS12において、平均照度が予め定められた目標値に到達したかを調べ、平均照度が目標値に到達していない場合には、ステップS9に戻り上記処理を繰り返す。また、平均照度が目標値に到達した場合には、ステップS2に戻り、上記処理を繰り返す。
上記処理を行うことにより、外光の変動に応動させて室内の各蛍光灯グループを調光し、室内の明るさを一定に保つことができる。
【0019】
▲2▼ タイマがタイムアップした場合
上記タイマがタイムアップした場合には、次のように室内光センサ11による各蛍光灯グループの調光を行う。
なお、図5のステップS13〜S19の処理は、各蛍光灯グループ毎に行われ、例えば、最初に蛍光灯グループ26−1についてステップS13〜S19の処理を行って調光を行ったのち、次に、蛍光灯グループ26−2についてステップS13〜S19の処理を行って調光行い、以下同様に、各蛍光灯グループについて順次、上記処理が行う(以下、各蛍光灯グループに対応した制御周期をチャンネルと呼ぶ)。各蛍光灯グループを調光する順序は、必ずしも昇順/降順である必要はなく、任意の順序を定めることができる。
図5のステップS13において、タイマをリセットし、ステップS14において、室内チャンネルを変更する。すなわち、制御の対象となる蛍光灯グループを前回のグループから次のグループに変更する。
【0020】
ステップS15において、今回制御の対象となる蛍光灯グループに対応した室内光センサ11の照度を観測し、ステップS16において、調光が必要であるかを調べる。調光の要否の判別は、前記したように例えば、平均照度が所定の範囲外にあるかを調べることにより行うことができる。
調光が必要ない場合には、ステップS2に戻る。また、調光が必要な場合には、ステップS17において、前回同じチャンネルの観測で調光が必要であったか、それが今回の明るさの増減方向と同じであったかを判定する。
前回と今回の条件が同一条件の場合(前回調光が必要であり、かつ増減方向が同じ場合)には、ステップS18からステップS19に行き、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、調光信号を制御する。すなわち、演算した操作量に対応した信号をデューティ信号発生器25へ送出し、上記操作量に対応したデューティ信号を今回制御の対象となる蛍光灯グループに送出し、これにより該蛍光灯グループの明るさを制御する。また、前回と今回の条件が同一条件でない場合には、ステップS2に戻る。
上記のように前回と今回の条件が同一条件の場合のみ調光を行うことにより、前記したように、室内光センサ11の出力の一時的変動による影響を除去することができる。
【0021】
(2)実施例2
本実施例は、上記実施例1において、各蛍光灯グループを調光する際、設定照度と現在照度の差の絶対値が最も大きいものから調光を行うようにしたものである。
図6は本実施例の処理を示すフローチャートである。図6において、ステップS1〜S12までの外光センサ10による処理は図5と同じであり、ステップS13〜S19の室内光センサ11による処理の一部が図5と相違している。
ここでは、図6のステップS13からステップS19について本実施例の処理を説明する。
【0022】
図6のステップS13において、タイマをリセットし、ステップS14において、室内の全チャンネルの照度を観測する。ついで、ステップS15において、設定照度と現在照度の差の絶対値で最も大きいチャンネルを今回の処理チャンネルに設定する。
ステップS16において、今回制御の対象となる蛍光灯グループに対応した室内光センサ11の照度を観測し、調光が必要であるかを調べる。
調光が必要ない場合には、ステップS2に戻る。また、調光が必要な場合には、ステップS17において、前回同じチャンネルの観測で調光が必要であったか、それが今回の明るさの増減方向と同じであったかを判定する。
前回と今回の条件が同一条件の場合には、ステップS18からステップS19に行き、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、調光信号を制御する。また、前回と今回の条件が同一条件でない場合には、ステップS2に戻る。上記のように、設定照度と現在照度の差の絶対値で最も大きいチャンネルから優先的に制御を行うことにより、第1の実施例に較べ、室内照度の均一化を迅速に行うことができ、また、隣り合った蛍光灯グループ間で相互干渉が起こるのを防止することができる。
【0023】
(3)実施例3
本実施例は、外光センサ10の出力により室内の各蛍光灯グループの明るさを制御するとともに、室内光センサ11により検出される室内の照度が変動したとき、第2のセンサにより検出される照度が所定の時間をかけて目標値に到達するように、対応する蛍光灯グループに属する蛍光灯の明るさを変化させる実施例(前記(b) ▲2▼に対応)を示しており、本実施例を図7のフローチャートにより説明する。
なお、本実施例では、前記図5、図6で説明したようにタイマを使用しておらず、処理チャンネルの切り換えにより、外光センサ10による調光と、室内光センサ11による室内の各蛍光灯グループの調光を順次行うようにしている。
【0024】
図7において、ステップS1において、前記したように初期セットを行う。ついで、ステップS2において、処理チャンネルをセットし、ステップS3において、今回の処理チャンネルが室内光センサ11による室内光の調光か、外光センサ10による調光かを調べる。
今回の調光が外光センサ10による調光の場合には、ステップS4に行く。また、今回の処理チャンネルが室内光センサ11による室内光の調光の場合には、ステップS14に行く。
【0025】
▲1▼ 今回の処理チャンネルが外光センサ10による調光の場合
今回の処理チャンネルが外光センサ10による調光の場合は、前記図5のステップS3〜S12の処理と同様であり、以下のような処理を行う。
ステップS4において、外光センサ10の出力等に基づき、昼であるかを調べる。昼でない場合には、外光センサ10による制御は必要ないので、ステップS2に戻る。
また、昼の場合には、ステップS5に行き、屋外照度を観測し、ステップS6において、屋外照度の変動量を演算し、屋外照度の変動量を上下限値と比較する。
上記変動量が上下限値を越えていない場合には、ステップS7からステップS2に戻る。また、変動量が上下限値を越えている場合には、ステップS7からステップS8に行き、室内平均照度を観測し、ステップS9において、調光が必要であるかを判別する。調光要でない場合にはステップS2に戻る。また、調光要の場合には、ステップS10において、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、調光信号を制御する。
【0026】
ステップS11において、室内の平均照度を観測し、ステップS12において、平均照度が変化したかを調べる。平均照度が変化した場合、ステップS13において、平均照度が予め定められた目標値に到達したかを調べ、平均照度が目標値に到達していない場合には、ステップS10に戻り上記処理を繰り返す。また、平均照度が目標値に到達した場合には、ステップS2に戻り、上記処理を繰り返す。
上記処理を行うことにより、外光の変動に応動させて室内の各蛍光灯グループを調光し、室内の明るさを一定に保つことができる。
【0027】
▲2▼ 今回の処理チャンネルが室内光センサ11による調光の場合
今回の処理チャンネルが室内光センサ11による調光の場合には、次のような処理を行う。
図7のステップS14において、今回の処理チャンネルの室内照度を観測し、ステップS15において、今回の処理チャンネルにおいて制御の対象となっている蛍光灯グループが現在調光の途中であるかを調べるとともに、現在調光中の場合、条件を再設定し直す必要があるか判定する。すなわち、現在調光の途中であっても、調光方向が逆転したり前回の調光では狙った照度から大きくはずれている(外光変動による調光がかかったり、前回の観測以降、調光以降の要因で照度が変動した)場合には、条件を再設定し直す必要があるので、既に計算してある操作量をキャンセルする。そして、ステップS16からステップS17に進み、調光の要否を判定し、調光が不要の場合にはステップS2に戻る。調光要の場合、ステップS18で新たに操作量を再計算する。
また、現在調光の途中であって、調光条件を再計算する必要がない場合には、ステップS16からステップS19に進み、既に計算してある操作量で調光信号を制御する。
【0028】
一方、現在調光の途中でない場合には、ステップS16からステップS17に進み、調光の要否を判定し、調光が不要の場合にはステップS2に戻る。また、調光が必要な場合には、ステップS18において、室内照度の変動分を所定の時間かけてキャンセルする一回当たりの操作量を演算する。例えば、前記図4(b)に示したように、室内照度の変動分を5〜10分かけてキャンセルし、室内の明るさを目標照度に到達させる一回当たりの操作量操作量を求める。
上記のように室内照度の変動分を所定の時間かけてキャンセルする一回当たりの操作量を演算し、室内の明るさを所定の時間かけて目標値に到達させるように制御することにより、第1、第2の実施例と同様、室内光センサ11の出力の一時的変動による影響を除去することができる。
なお、上記実施例では、本発明を光ダクト装置と人工照明装置から構成される照明装置に適用した場合について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、窓等から外光が入ってくる環境下において、人工照明を調光する場合にも適用することができる。
また、上記実施例では、インバータ方式の蛍光灯を調光する場合について説明したが、本発明は、無電極ランプ、白熱電球、インバータ方式でない調光蛍光灯(トランス式)等を調光する場合にも適用することもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、外光を検出する第1のセンサと、外光と人工照明光の複合光を検出する第2のセンサを設け、第1のセンサの出力、および第2のセンサの出力により、前記したような制御を行っているので、建築物内部における人、物の動きによるセンサ入力の一時的変動に影響されることなく、外光の明るさの変動に直ちに応動させることができる。
このため、建築物内部での人、物の動きによる明るさの一時的変動(ちらつき)を抑えることができ、また、外光が変動しても、建築物内部の明るさを一定に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の調光装置の全体構成を示す図である。
【図2】外光センサ、室内光センサの取り付け位置の一例を示す図である。
【図3】本実施例の調光制御装置の機能ブロック図である。
【図4】図3における第2の制御手段の動作を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施例の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例の処理を示すフローチャートである。
【図8】オフィス等に適用される水平光ダクト装置の概略構成を示す図である。
【図9】地下駐車場等に適用される垂直光ダクト装置の概略構成を示す図である。
【図10】光ダクト装置における人工照明装置の取り付け詳細図である。
【符号の説明】
1 外光(太陽光)
2 採光口
3 反射板
4 ダクト
5 ビル外壁
6 室内
7 ガラス
8 蛍光灯等の人工照明
8’ 蛍光灯器具
9 地表面
4a 放光口
10 外光センサ
11 室内光センサ
12 鏡面反射板
13 防塵アクリルカバー
14 天井ボード
15 アクリルボード
20 調光制御装置
20a 第1の制御手段
20b 第2の制御手段
21 増幅器
22 マルチプレクサ
23 A/D変換器
24 プロセッサ
25 デューティ信号発生器
26−1〜26−n 各蛍光灯グループ

Claims (1)

  1. 外光と、建築物内部に設置された人工照明から供給される光の複合光の照度を一定に保つ調光装置であって、
    上記調光装置は、自然光の照度を測定する第1のセンサと、
    自然光と人工照明の複合光の照度を測定する第2のセンサと、
    上記第1のセンサの出力が変動したとき、上記第2のセンサで照度の平均値を観測して調光の要否を判断し、調光が要のとき上記人工照明の照度を調整し、建築物内部の明るさを一定に保つ第1の制御手段と、
    所定の時間間隔で動作し、上記第2のセンサの出力から調光の要否を判断し、調光が必要な場合に前回の観測で調光が必要であり、それが今回の明るさの増減方向と同じであったかを判定し、前回調光が必要でありかつ増減方向が同じ場合に、室内照度の変動分をキャンセルする操作量を演算し、上記人工照明の照度を調整する第2の制御手段とを備えることを特徴とする調光装置。
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