JP4736351B2 - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、回動される回動部材に像を転写する転写装置、及び、この転写装置を備えた画像形成装置に関する。
転写装置としては、回動駆動される無端ベルト状の中間転写体に4つの感光体からそれぞれ異なる色のトナー像が別々のタイミングで重ねられて転写されるものがある(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
しかしながら、この転写装置において、仮に中間転写体が回動方向への弾性を有する場合には、中間転写体が回動方向において伸縮してしまう。これにより、感光体から中間転写体に転写されるトナー像に乱れ(特にレジずれによる色ずれ)が起こる、という問題が生じる。
特開2003−66735公報 特開2003−66673公報
本発明は上記事実を考慮し、回動部材が回動方向への弾性を有する場合でも像担持体から回動部材に転写される像の乱れを補正できる転写装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の転写装置は、像を担持する像担持体と、無端状に形成され、回動されると共に、前記像担持体に担持された前記像が転写される回動部材と、前記回動部材に対し接触及び離間可能に設けられ、当該回動部材に接触した状態で前記回動部材に駆動力を伝達するとともに前記回動部材に残された転写残像を除去する駆動部材と、前記像担持体に担持された前記像が前記回動部材に転写される間を含むとともに前記駆動部材が前記回動部材に接触した接触期間内、及び、前記像担持体に担持された前記像が前記回動部材に転写される間を含むとともに前記駆動部材が前記回動部材から離間した離間期間内において、前記回動部材の回動周期及び回動速度の少なくとも一方を検知し、この検知結果に基づいて、前記接触期間内と前記離間期間内とにおける当該回動部材の回動周期及び回動速度の少なくとも一方を近づけるように、前記駆動部材から前記回動部材に伝達する駆動力を大小させることで制御する制御手段と、を備えている。
請求項2に記載の転写装置は、請求項1に記載の転写装置において、前記像担持体は、前記回動部材を回動駆動する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の転写装置は、請求項1または請求項2に記載の転写装置において、前記駆動部材は、回転駆動されるロールである、ことを特徴としている。
請求項4に記載の転写装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の転写装置において、前記駆動部材は、回転駆動されるブラシである、ことを特徴としている。
請求項5に記載の転写装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の転写装置において、前記駆動部材は、前記回動部材に接触すると共に駆動されて前記回動部材に駆動力を伝達する駆動状態と、前記回動部材から離間して前記回動部材に駆動力を伝達しない非駆動状態と、に切り替え可能とされ、前記駆動部材が非駆動状態から駆動状態に切り替えられる際及び前記駆動部材が駆動状態から非駆動状態に切り替えられる際の少なくとも一方の際に前記駆動部材が駆動される、ことを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の転写装置を備え、前記回動部材に転写された前記像を転写媒体に転写する、ことを特徴としている。
請求項1に記載の転写装置では、無端状に形成されて回動される回動部材に、像担持体に担持された像が転写される。また、駆動部材が回動部材に駆動力を伝達する。
ここで、制御手段が、回動部材の回動周期及び回動速度の少なくとも一方に基づいて、駆動部材から回動部材に伝達する駆動力を制御する。このため、回動部材が回動方向への弾性を有して、回動部材が回動方向において伸縮する場合でも、回動部材の回動周期及び回動速度の少なくとも一方を一定に近づけることができ、像担持体から回動部材に転写される像の乱れを補正することができる。
さらに、駆動部材が回動部材に残された転写残像を除去する機能も有するため、部品点数が増加することを防止できる。
請求項2に記載の転写装置では、像担持体が回動部材を回動駆動する機能も有するため、部品点数が増加することを防止できる。
請求項3に記載の転写装置では、駆動部材が回転駆動されるロールであるため、回転駆動されるロールによって回動部材に駆動力を伝達することができる。
請求項4に記載の転写装置では、駆動部材が回転駆動されるブラシであるため、回転駆動されるブラシによって回動部材に駆動力を伝達することができる。
請求項6に記載の画像形成装置では、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の転写装置を備えて、回動部材に転写された像を転写媒体に転写する。このため、請求項1乃至請求項5の何れか1項の効果を奏することができる。
図1には、本発明の転写装置が適用されて構成された実施の形態に係る画像形成装置としてのカラープリンタ10の概要が右側方から見た断面図にて示されている。
カラープリンタ10は、カラープリンタ本体12を有し、このカラープリンタ本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。また、カラープリンタ本体12の下部に給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、転写媒体としての記録用紙Pが収納される給紙カセット22を有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙Pを供給するフィードロール24、及び、供給される記録用紙Pを1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの記録用紙Pの通路である。搬送路28は、カラープリンタ本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された記録用紙Pは、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙Pのみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と回動部材としての無端ベルト状の中間転写ベルト64(二次転写バックアップロール72)との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口30部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
カラープリンタ本体12には、略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内に1色目であるイエロー(Yellow)、2色目であるマゼンタ(Magenta)、3色目であるシアン(Cyan)及び4色目である黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向(径方向)に押圧されている。
ロータリ現像装置38の周囲(特に背面側(図1において右側)及び上側)には、転写装置としての中間転写装置62が設けられている。中間転写装置62は、像担持体(感光体)としての感光体ドラム50を有しており、感光体ドラム50は回転支軸49を軸として回転駆動される。感光体ドラム50は、現像器本体40に当接するように配置されており、現像ロール46a〜46dは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、約2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42a〜42dは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接し、現像ロール46a〜46dと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、帯電ロール52が設けられ、帯電ロール52に帯電バイアスを印加し、感光体ドラム50を一様に帯電する。感光体ドラム50の回転支軸49にぶら下がるように感光体ドラム用クリーナ54が設けられており、感光体ドラム50と感光体ドラム用クリーナ54とは一体化されている。感光体ドラム用クリーナ54は、一次転写後に感光体ドラム50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ケース58とから構成される。
なお、トナー回収ケース58の背面側(図1において右側)は、リブなどが形成され、記録用紙Pが滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電ロール52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。
ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、二次転写位置(二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とのニップ部)まで搬送する中間転写ベルト64が設けられている。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。中間転写ベルト64の両側の長辺は、カラープリンタ本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。
また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の下側の長辺で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に部分的に巻きつき、感光体ドラム50による回動駆動によって感光体ドラム50の回転に従動して図1の矢印Aの方向へ回動する。このように、中間転写ベルト64には、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に、別々のタイミングでトナー担持面(外側の面)上の所定範囲に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
このように、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、クリーニングバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が一次転写される。
クリーニングバックアップロール74とブラシバックアップロール76との間隔は、上記したように、中間転写ベルト64が長辺と短辺とを有するように略扁平に張られたときの短辺となるように配置されている。このため、クリーニングバックアップロール74とブラシバックアップロール76との間隔が広い構成と比較して、中間転写装置62の小型化が図られている。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、約12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
クリーニングバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する転写残像としての廃トナー(残留トナー像)を、後述する駆動部材(ロール)としてのクリーニングロール84が吸着除去することを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーを後述するブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写ベルト64の上側長辺の上方には、反射型フォトセンサ78が開閉カバー16の裏面(内側)に固定されることによって設けられている。反射型フォトセンサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読み取り、中間転写ベルト64の回動方向における位置を検出するとともに、トナー像の濃度検知を行う。
中間転写ベルト64の下側長辺の幅方向一端部下方には、周期センサ96が設けられており、周期センサ96はカラープリンタ本体12に固定されている。一方、中間転写ベルト64の幅方向一端部には検出膜98が固定されており、中間転写ベルト64と共に回動される検出膜98を周期センサ96が検出する。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で記録用紙Pに二次転写する。
ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3周回動する間、すなわち1色目から3色目のイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が中間転写ベルト64上に重ねて一次転写されている間は中間転写ベルト64から離間しており、4色目の黒のトナー像が中間転写ベルト64上に重ねて一次転写される際には少なくとも中間転写ベルト64上のトナー像が二次転写バックアップロール72の位置を通過する間に二次転写ロール80が中間転写ベルト64に当接するようにされている。また、仮に下記中間転写ベルト用クリーナ82の影響がないとすると、中間転写ベルト64の回動速度は、感光体ドラム50の回転速度が制御されることで、二次転写ロール80が離間している際と、二次転写ロール80が当接している際と、で等しくされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)に接続される。
中間転写装置62には中間転写ベルト用クリーナ82が設けられており、中間転写ベルト用クリーナ82は中間転写ベルト64の正面側端に配置されている。中間転写ベルト用クリーナ82は、帯電制御シート81、クリーニングロール84、ブラシロール86、トナー回収ケース88及び揺動支軸89を有し、揺動支軸89を軸として揺動する。この揺動により、中間転写ベルト用クリーナ82は、帯電制御シート81、クリーニングロール84及びブラシロール86が、中間転写ベルト64に接触する接触位置(図1の位置)と、中間転写ベルト64から正面側へ離間する離間位置との間を移動する。
ここで、中間転写ベルト用クリーナ82は、2色目から4色目のマゼンタ、シアン、黒のトナー像が中間転写ベルト64上に重ねて一次転写されている間は離間位置に配置されており、中間転写ベルト64上の二次転写後のトナー像(廃トナー)の回動先端がクリーニングバックアップロール74の位置に到達する前(4色目のトナー像の中間転写ベルト64上への一次転写が終了する前でもよい)から中間転写ベルト64が少なくとも1周回動する間(次の1色目のイエローのトナー像が中間転写ベルト64上に一次転写されている間を含む)には中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置される。
また、中間転写ベルト用クリーナ82が離間位置から接触位置へ揺動される際、中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置される際、及び、中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置から離間位置へ揺動される際には、クリーニングロール84は回転駆動されている。これにより、中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置されている際には、クリーニングロール84が中間転写ベルト64に図1の矢印Aの方向への駆動力(回動力)を伝達する。したがって、クリーニングロール84は、中間転写ベルト64に駆動力を伝達する駆動状態(中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置された状態)と、中間転写ベルト64に駆動力を伝達しない非駆動状態(中間転写ベルト用クリーナ82が離間位置に配置された状態)と、に切り替え可能とされている。なお、ブラシロール86は、クリーニングロール84と同様に回転駆動されている。
帯電制御シート81には、所定のバイアス電圧(たとえば1700V)が印加されており、帯電制御シート81が中間転写ベルト64のトナー担持面に接触すると、トナー担持面上のトナーを帯電させて、その帯電量を制御する。
クリーニングロール84は、金属製で円柱状又は円筒状に形成されている。クリーニングロール84は、接地(アース)されて電位が0Vに維持されており、中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置されると、帯電制御シート81に帯電制御された中間転写ベルト64のトナー担持面上のトナーを静電的に吸着しトナー担持面から除去(クリーニング)する。
ブラシロール86は、導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなり、ブラシロール86は、中間転写ベルト64のトナー担持面に接触すると、クリーニングロール84による除去後に残った廃トナーをさらに掻き取って除去(クリーニング)する。
トナー回収ケース88は、クリーニングロール84及びブラシロール86によって除去された廃トナーを回収する。
中間転写装置62には、制御手段としての制御装置20が設けられており、制御装置20はカラープリンタ本体12内に配置されている。制御装置20には周期センサ96及びクリーニングロール84の回転駆動源に接続されており、制御装置20は、周期センサ96が検出膜98を検出することで計算した中間転写ベルト64の回動周期に基づいて、クリーニングロール84の回転速度を制御する。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙Pに二次転写されたトナー像を記録用紙Pに定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。排出ロール34は、排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ記録用紙Pを排出する。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のカラープリンタ10では、回転駆動される感光体ドラム50によって中間転写ベルト64が回動駆動されている。
画像形成信号が送られると、感光体ドラム50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム50に、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体ドラム50の表面を露光し、潜像が形成される。さらに、感光体ドラム50が中間転写ベルト64を1周回動させる分回転される毎にロータリ現像装置38の現像器本体40が90°ずつ回転されることで、感光体ドラム50の中間転写ベルト64を1周回動させる分の回転毎に、露光装置60によって潜像が形成された感光体ドラム50に、1色目から4色目のイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が別々に現像(形成)される。また、感光体ドラム50に現像(担持)された各色のトナー像は、中間転写ベルト64の1周の回動毎に、別々に中間転写ベルト64に重ねて一次転写される。各色のトナー像の一次転写において感光体ドラム50に残留する廃トナーは、感光体ドラム用クリーナ54のクリーニングブレード56によって掻き取られ、トナー回収ケース58に回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙Pは、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれる。記録用紙Pが二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されている4色が重ねられたトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって記録用紙Pに二次転写される。
中間転写ベルト用クリーナ82は、2色目から4色目のマゼンタ、シアン、黒のトナー像が中間転写ベルト64上に重ねて一次転写されている間は離間位置に配置されており、中間転写ベルト64上の二次転写後のトナー像(廃トナー)の回動先端がクリーニングバックアップロール74の位置に到達する前(4色目のトナー像の中間転写ベルト64上への一次転写が終了する前でもよい)から中間転写ベルト64が少なくとも1周回動する間(次の1色目のイエローのトナー像が中間転写ベルト64上に一次転写されている間を含む)には中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置される。このため、二次転写において中間転写ベルト64のトナー担持面上に残留する廃トナーは、接触位置に配置される中間転写ベルト用クリーナ82のクリーニングロール84及びブラシロール86によって除去され、トナー回収ケース88に回収される。
トナー像を転写された記録用紙Pは、定着装置90に導かれ、加熱ロール92と加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像が定着される。トナー像が定着した記録用紙Pは、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
次に、図2のフローチャートに従い、回動方向への弾性を有する中間転写ベルト64の回動周期の制御装置20による制御動作を説明する。
初期状態では、n=0に設定しており、ステップ100において、クリーニングロール84を速度Vnで回転駆動させた状態で、中間転写ベルト用クリーナ82を離間位置から接触位置へ揺動させて、中間転写ベルト用クリーナ82による中間転写ベルト64のクリーニング処理(トナー担持面上に残留する廃トナーの除去処理)を開始(ON)する。
ステップ102では、感光体ドラム50から1色目のイエローのトナー像を中間転写ベルト64上に一次転写している間を含む期間内において、図3(A)に示す如く、中間転写ベルト64と共に回動される検出膜98を周期センサ96が検出することで、中間転写ベルト64のクリーニング処理中の回動周期Tnを計算(検知)する。
ステップ104において、クリーニングロール84を速度Vnで回転駆動させた状態のままで、中間転写ベルト用クリーナ82を接触位置から離間位置へ揺動させて、中間転写ベルト用クリーナ82による中間転写ベルト64のクリーニング処理を終了(OFF)する。
ステップ106において、感光体ドラム50から2色目のマゼンタのトナー像を中間転写ベルト64上に重ねて一次転写し、ステップ108では、感光体ドラム50から3色目のシアンのトナー像を中間転写ベルト64上に重ねて一次転写している間を含む期間内において、図3(B)に示す如く、中間転写ベルト64と共に回動される検出膜98を周期センサ96が検出することで、中間転写ベルト64の非クリーニング処理中の回動周期TRnを計算(検知)する。
ステップ110において、感光体ドラム50から4色目の黒のトナー像を中間転写ベルト64上に重ねて一次転写し、ステップ112において、中間転写ベルト64の非クリーニング処理中の回動周期TRnに対する中間転写ベルト64のクリーニング処理中の回動周期Tnの比Rn(Tn/TRn)を計算する。
ここで、図4に示す如く、Rnは、許容範囲であるRa(例えば0.8)以上Rb(例えば1.2)以下であることが好ましい。RnがRa未満であると中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による縮み量が大きくなる一方、RnがRbよりも大きいと中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による伸び量が大きくなって、感光体ドラム50から中間転写ベルト64に一次転写されるトナー像に乱れ(特に1色目のトナー像の一次転写時と2色目から4色目のトナー像の一次転写時とにおけるレジずれによる色ずれ)が起こる。
このため、ステップ114において、RnがRbよりも大きいか否かを判断する。ステップ114において、RnがRbよりも大きい場合には、中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による伸び量が大きいため、ステップ116において、クリーニングロール84の回転駆動速度V(n+1)をVn+1stepに設定して1step(一定速度)だけ大きくする。これにより、中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による伸び量を小さくすることができる。
ステップ114において、RnがRb以下である場合には、ステップ118において、RnがRa未満であるか否かを判断する。ステップ118において、RnがRa未満である場合には、中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による縮み量が大きいため、ステップ120において、クリーニングロール84の回転駆動速度V(n+1)をVn−1stepに設定して1step(一定速度)だけ小さくする。これにより、中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による縮み量を小さくすることができる。
ステップ118において、RnがRa以上である場合には、ステップ122において、クリーニングロール84の回転駆動速度V(n+1)をVnに設定して変化させない。
ステップ116、ステップ120、または、ステップ122の処理が終了した後には、ステップ124において、n=n+1に設定して、ステップ100に戻ることで、前記ステップ116、ステップ120、または、ステップ122で設定した速度V(n+1)でクリーニングロール84を回転駆動させつつ、中間転写ベルト64のクリーニング処理を行い、以後同様の処理を繰り返す。
このように、制御装置20は、中間転写ベルト64の回動周期に基づいて、クリーニングロール84による中間転写ベルト64の駆動速度(回動駆動速度)を制御する。このため、本実施の形態の如く、中間転写ベルト64が回動方向への弾性を有して、中間転写ベルト64が回動方向において伸縮する場合でも、中間転写ベルト64の回動周期を一定に近づけることができ、感光体ドラム50から中間転写ベルト64に一次転写されるトナー像の乱れ(特に1色目のトナー像の一次転写時と2色目から4色目のトナー像の一次転写時とにおけるレジずれによる色ずれ)を補正することができる。
しかも、制御装置20は、中間転写ベルト64の回動周期が、中間転写ベルト64のクリーニング処理中と非クリーニング処理中とにおいて等しくなるように、クリーニングロール84による中間転写ベルト64の駆動速度を制御する。このため、中間転写ベルト64の経時変化や環境変化が起こった場合でも、感光体ドラム50から中間転写ベルト64に一次転写されるトナー像の乱れを補正することができる。
また、中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置に配置される際のみならず、中間転写ベルト用クリーナ82が離間位置から接触位置へ揺動される際、及び、中間転写ベルト用クリーナ82が接触位置から離間位置へ揺動される際にも、クリーニングロール84が回転駆動されている。クリーニングロール84が中間転写ベルト64に接触する際及びクリーニングロール84が中間転写ベルト64から離間する際に、クリーニングロール84から中間転写ベルト64へ大きな負荷が作用することを防止できる。
さらに、感光体ドラム50が中間転写ベルト64を回動駆動する機能も有するため、部品点数が増加することを防止できる。
しかも、クリーニングロール84が中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像の廃トナーを除去する機能も有するため、部品点数が増加することを防止できる。
なお、本実施の形態では、制御装置20が中間転写ベルト64の回動周期に基づいて、中間転写ベルト64の回動周期が常に等しくなるようにクリーニングロール84から中間転写ベルト64に伝達する駆動力を制御する構成としたが、制御装置20は、中間転写ベルト64の回動周期及び回動速度の少なくとも一方に基づいて中間転写ベルト64の回動周期及び回動速度の少なくとも一方が常に等しくなるようにクリーニングロール84から中間転写ベルト64に伝達する駆動力を制御する構成であればよい。
また、本実施の形態では、本発明の駆動部材をクリーニングロール84(ロール)にした構成としたが、これと共に、または、これに代えて、本発明の駆動部材をブラシロール86(ブラシ)にした構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、本発明の転写媒体を記録用紙Pにした構成としたが、本発明の転写媒体をOHPシートにした構成としてもよい。
また、本実施の形態では、本発明の画像形成装置をカラープリンタ10にした構成としたが、本発明の画像形成装置を複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機等にした構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るカラープリンタの概略構成を示す右側方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るカラープリンタにおける中間転写ベルトの回動周期の制御装置による制御動作を示すフローチャートである。 (A)は、本発明の実施の形態に係るカラープリンタにおける中間転写ベルトのクリーニング処理中の回動周期Tnの計算方法を説明するグラフであり、(B)は、本発明の実施の形態に係るカラープリンタにおける中間転写ベルトの非クリーニング処理中の回動周期TRnの計算方法を説明するグラフである。 本発明の実施の形態に係るカラープリンタにおける、中間転写ベルトの非クリーニング処理中の回動周期TRnに対する中間転写ベルトのクリーニング処理中の回動周期Tnの比Rnと、中間転写ベルト64の回動方向へのクリーニングロール84による縮み量と、の関係を示すグラフである。
符号の説明
10 カラープリンタ(画像形成装置)
20 制御装置(制御手段)
50 感光体ドラム(像担持体)
62 中間転写装置(転写装置)
64 中間転写ベルト(回動部材)
84 クリーニングロール(駆動部材、ロール)
P 記録用紙(転写媒体)

Claims (6)

  1. 像を担持する像担持体と、
    無端状に形成され、回動されると共に、前記像担持体に担持された前記像が転写される回動部材と、
    前記回動部材に対し接触及び離間可能に設けられ、当該回動部材に接触した状態で前記回動部材に駆動力を伝達するとともに前記回動部材に残された転写残像を除去する駆動部材と、
    前記像担持体に担持された前記像が前記回動部材に転写される間を含むとともに前記駆動部材が前記回動部材に接触した接触期間内、及び、前記像担持体に担持された前記像が前記回動部材に転写される間を含むとともに前記駆動部材が前記回動部材から離間した離間期間内において、前記回動部材の回動周期及び回動速度の少なくとも一方を検知し、この検知結果に基づいて、前記接触期間内と前記離間期間内とにおける当該回動部材の回動周期及び回動速度の少なくとも一方を近づけるように、前記駆動部材から前記回動部材に伝達する駆動力を大小させることで制御する制御手段と、
    を備えた転写装置。
  2. 前記像担持体は、前記回動部材を回動駆動する、ことを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 前記駆動部材は、回転駆動されるロールである、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の転写装置。
  4. 前記駆動部材は、回転駆動されるブラシである、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の転写装置。
  5. 前記駆動部材は、前記回動部材に接触すると共に駆動されて前記回動部材に駆動力を伝達する駆動状態と、前記回動部材から離間して前記回動部材に駆動力を伝達しない非駆動状態と、に切り替え可能とされ、
    前記駆動部材が非駆動状態から駆動状態に切り替えられる際及び前記駆動部材が駆動状態から非駆動状態に切り替えられる際の少なくとも一方の際に前記駆動部材が駆動される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の転写装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の転写装置を備え、前記回動部材に転写された前記像を転写媒体に転写する、ことを特徴とする画像形成装置。
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