JP2006018160A - ベルトクリーニング装置、中間転写ユニット、画像形成装置 - Google Patents

ベルトクリーニング装置、中間転写ユニット、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 クリーニング手段の接離に伴う中間転写ベルトの伸縮や搬送速度の変動が小さく抑えられ、色ずれの発生を抑えるベルトクリーニング装置、および前記ベルトクリーニング装置を備える中間転写ユニットと画像形成装置の提供。
【解決手段】前記中間転写ベルトにおけるトナー画像転写領域外に常時当接しているベルト接触部と、前記ベルト接触部に隣接して設けられ、前記中間転写ベルトのクリーニング時には前記中間転写ベルトにおけるトナー画像転写領域に当接し、非クリーニング時には前記中間転写ベルトから離間した状態にあるベルトクリーニング部とを備えるベルトクリーニング装置、中間転写ユニット、画像形成装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ベルトクリーニング装置、中間転写ユニット、および画像形成装置に関し、特に、長手方向に弾性を有する中間転写ベルトを備える画像形成装置において色ずれを少なくすることのできるベルトクリーニング装置、および前記ベルトクリーニング装置を備える中間転写ユニットと画像形成装置とに関する。
感光体表面に形成されたトナー画像を、ベルト状部材を介して記録媒体に転写する画像記録装置において、前記ベルト状部材上に残存したトナーを清掃するベルトクリーニング装置であって、前記ベルト状部材の表面にクリーニングロールを圧接して前記トナーを電気的に吸着除去するものが提案された(特許文献1)。
前記ベルトクリーニング装置においては、前記ベルト状部材は、クリーニングロールの周面の一部に沿って曲面接触配置されている。
特開2003−98839号公報
しかしながら、前記ベルトクリーニング装置において、前記クリーニングロールを、クリーニング時にのみベルト状部材に当接させ、それ以外のときは前記ベルト状部材から離間させた場合には、クリーニングロールの当接時と離間時とでベルト状部材に加わる負荷が大きく異なり、ベルト状部材が大きく伸縮したり、ベルト状部材の搬送速度に大きくバラツキが生じたりする可能性がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、長手方向に弾性を有する中間転写ベルトを有する画像形成装置においても、クリーニング手段の接離に伴う中間転写ベルトの伸縮や搬送速度の変動が小さく抑えられ、色ずれの発生を抑えることのできるベルトクリーニング装置、および前記ベルトクリーニング装置を備える中間転写ユニットと画像形成装置との提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、長手方向に弾性を有し、一定方向に回転するとともに、感光体に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト表面の不要トナーを除去するクリーニング部材を有するベルトクリーニング装置であって、前記クリーニング部材は、前記中間転写ベルトにおけるトナー画像転写領域外に常時当接しているベルト接触部と、前記中間転写ベルトのクリーニング時には前記中間転写ベルトにおけるトナー画像転写領域に当接し、非クリーニング時には前記中間転写ベルトから離間した状態にあるベルトクリーニング部とを備えてなることを特徴とするベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、クリーニング時および非クリーニング時の何れにおいても、ベルト接触部は常に前記中間転写ベルトの表面に当接しているから、ベルトクリーニング部が接離することに伴う中間転写ベルトの伸縮や搬送速度の変化を最小限に抑えることができる。
したがって、感光体表面に形成されたトナー画像を、中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する画像形成装置において、中間転写ベルトの清掃に前記ベルトクリーニング装置を用いることにより、色ずれの発生を効果的に抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のベルトクリーニング装置において、前記ベルト接触部が前記ベルトクリーニング部の軸線の回りに回転可能なコロであるベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、ベルト接触部は、中間転写ベルトに転がり接触するだけである。
したがって、ベルト接触部と中間転写ベルトとの接触抵抗を低減することができ、ベルト接触部が中間転写ベルトに接触することによる中間転写ベルトの伸びを抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のベルトクリーニング装置において、前記ベルトクリーニング部が、クリーニング時においてバイアス電圧が印加されることによって中間転写ベルトを静電的に吸着する静電吸着ベルトクリーニング部材であるベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、ベルトクリーニング部として中間転写ベルトを静電的に吸着する静電吸着ベルトクリーニング部材を用いているから、ベルトクリーニング部を中間転写ベルトに対して進退させる機構は不要である。
したがって、前記ベルトクリーニング装置は、構成が簡素であり、低コストでもある。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のベルトクリーニング装置において、非クリーニング時における前記ベルトクリーニング部と前記中間転写ベルトとの間隔が前記中間転写ベルトの厚さ以下であるベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置は、非クリーニング時とクリーニング時とにおける中間転写ベルトの位置の変動を極力抑えることができる点で特に好ましい。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のベルトクリーニング装置において、前記静電吸着ベルトクリーニング部材が、クリーニング時において前記中間転写ベルトに当接しつつ回転する静電吸着クリーニングローラであるベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、静電吸着クリーニングローラは、クリーニング時においても中間転写ベルトへに転がり接触するだけであるから、接触抵抗は極めて小さい。したがって、クリーニング時における中間転写ベルトの磨耗や伸びを最小限に抑えることができる。
また、静電吸着クリーニングローラは、導電性の表面を有しているから、バイアス電圧を印加することにより、所定の強さの電圧が表面に印加され、中間転写ベルトを静電的に吸着する。
請求項6に記載の発明は。請求項5に記載のベルトクリーニング装置において、ベルト接触部が前記静電吸着クリーニングローラの両端に設けられたコロであり、クリーニング時および非クリーニング時の何れにおいても前記コロと前記静電吸着クリーニングローラとが一体に回転するベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、ベルト接触部とベルトクリーニング部とを一体に構成できるから、構成が簡素化でき、また、コンパクトに構成できる。更に、ベルト接触部とベルトクリーニング部とは、何れも中間転写ベルトに転がり接触するだけであるから、中間転写ベルトに対する接触抵抗を小さく抑えることができ、クリーニング時および非クリーニング時における中間転写ベルトの伸びを最小限に抑えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1または2に記載のベルトクリーニング装置において、前記ベルトクリーニング部は、回転可能に設けられ、クリーニング時においては、回転によって前記中間転写ベルトに接触する回転接触型クリーニングローラであるベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、ベルトクリーニング部にバイアス電圧を印加するための高圧回路を設ける必要がないから、ベルトクリーニング装置の構成を簡素化でき、また、安全性も高い。
請求項8に記載の発明は、請求項5または6に記載のベルトクリーニング装置において、前記静電吸着クリーニングローラの表面に付着したトナーを除去するトナー掻取り部材を備えるベルトクリーニング装置に関する。
前記ベルトクリーニング装置においては、中間転写ベルトから静電吸着クリーニングローラに転移したトナーを前記トナー掻取り部材によって充分に掻き取ることができる。したがって、中間転写ベルトから転移した不要トナーによって静電吸着クリーニングローラが短時間に飽和することが防止される。
請求項9に記載の発明は、前記回転接触クリーニングローラの表面に付着したトナーを除去するトナー掻取り部材を備えるベルトクリーニング装置に関する。
請求項10に記載の発明は、感光体と、長手方向に弾性を有し、一定方向に回転するとともに、前記感光体表面に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに残存する不要トナーを前記中間転写ベルトから除去する請求項1〜8の何れか1項に記載のベルトクリーニング装置とを備えることを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、請求項1のところで述べたように、前記ベルトクリーニング装置の備えるベルト接触部は、クリーニング時および非クリーニング時の何れにおいても常に前記中間転写ベルトの表面に当接しているから、ベルトクリーニング部が接離することに伴う中間転写ベルトの伸縮や搬送速度の変化を最小限に抑えることができる。
したがって、前記画像形成装置においては、色ずれの発生が極めて少ない。
請求項11に記載の発明は、感光体表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する画像記録装置に装着される中間転写ユニットであって、感光体と、長手方向に弾性を有し、一定方向に回転するとともに、前記感光体に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに残存する不要トナーを除去する請求項1〜8の何れか1項に記載のベルトクリーニング装置とを備えることを特徴とする中間転写ユニットに関する。
前記中間転写ユニットを画像形成装置本体に装着することにより、請求項9に記載の画像形成装置を構成することができる。
以上説明したように、本発明のベルトクリーニング装置によれば、長手方向に弾性を有する中間転写ベルトを有する画像形成装置においても、クリーニング手段の接離に伴う中間転写ベルトの伸縮や搬送速度の変動が小さく抑えられるから、前記ベルトクリーニング装置を備える中間転写ユニットおよび画像形成装置においては、前記中間転写ベルトの伸縮および搬送速度の変動に起因する色ずれの発生を抑えることができる。
1.実施形態1
以下、本発明の画像形成装置の一例について図面を用いて説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12と、画像形成装置本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16とを有し、画像形成装置本体12の下部には1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は用紙が収納される給紙カセット22を有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から用紙を供給するフィードローラ24、および供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードローラ26が配置されている。
搬送路28は、フィードローラ24から排出口30までの用紙通路であり、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。搬送路28は、本発明における記録媒体の進入経路に相当する。
搬送路28における定着装置90の上流側に二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72とが配置され、二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72の上流側にレジストローラ32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ローラ34が配置されている。なお、二次転写ローラ80および二次転写バックアップローラ72は、夫々本発明における二次転写部材およびバックアップ部材に相当する。二次転写ローラ80は、後述する中間転写ベルト64に当接しつつ従動する従動ローラであってもよく、また、中間転写ベルト64の回転速度と同一の周速で回転駆動される回転駆動ローラであってもよい。ただし、二次転写ローラ80として回転駆動ローラを用いるときは、回転駆動現との間にトルクリミッタを介装し、中間転写ベルト64と二次転写ローラ80との間に過大なトルクが生じないようにすることが好ましい。
画像形成装置本体12の略中央部にはロータリ現像装置38が配置され、ロータリ現像装置38の右隣に隣接して感光体ドラム50が配設されている。感光体ドラム50は回転軸49で支承されている。感光体ドラム50は、本発明における感光体に相当する。
ロータリ現像装置38は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)の4色のトナー像を形成する現像器42a〜42dが内部に設けられた現像器本体40を有する。現像器本体40は、回転軸44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。
現像器42a〜42dは、回転軸44を中心として90°の間隔で現像器本体40の外周に配置されている。現像器42a〜42dは、夫々現像ローラ46a〜46dを有するとともに、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
現像ローラ46a〜46dは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ローラ46a〜46dそれぞれの両端には、現像ローラ46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングローラ(図示せず)が現像ローラ46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。現像ローラ46a〜46dのトラッキングローラが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ローラ46a〜46dと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をY、M、C、Kの各色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、感光体ドラム50に当接して帯電させる帯電ローラ52と、像担持体クリーナ54が設けられている。帯電ローラ52は、感光体ドラム50の回転方向bに沿って像担持体クリーナ54の下流側に設けられている。
像担持体クリーナ54は、一次転写後に感光体ドラム50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ボトル58とから構成される。トナー回収ボトル58の背面側(図1において右側)は、例えばリブなどが形成され、用紙が滑らかに搬送されるように曲面状に形成されて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の右下方には、帯電ローラ52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配設されている。また、ロータリ現像装置38の上方には中間転写ユニット62が設けられている。
図1および図2に示すように、中間転写ユニット62は、中間転写ベルト64、一次転写ローラ66、ラップインローラ68、ラップアウトローラ70、2次転写バックアップローラ72、クリーナ部バックアップローラ74、ブラシ部バックアップローラ76、および感光体ドラム50から構成される。
中間転写ベルト64は、ロータリ現像装置38の上方に、ラップインローラ68、ラップアウトローラ70、二次転写バックアップローラ72、スクレーパクリーナ部バックアップローラ74、およびブラシブラシ部バックアップローラ76の5つのローラにより、横長の長方形状に張架されている。そして、下側の長辺においてラップインローラ68とラップアウトローラ70との間で感光体ドラム50に巻き掛けられて一次転写部63を形成する。なお、ラップインローラ68、ラップアウトローラ70、二次転写バックアップローラ72、スクレーパクリーナ部バックアップローラ74、およびブラシブラシ部バックアップローラ76は、中間転写ベルト64の回転方向aに沿ってこの順に配列されている。
図1および図2に示すように、ラップインローラ68およびラップアウトローラ70は、感光体ドラム50における帯電ローラ52が当接する側とは反対側に、中間転写ベルト64を介して当接している。
感光体ドラム50は、図2において矢印bで示すように時計回り方向に回転し、中間転写ベルト64は、前記一次転写部63で感光体ドラム50の回転に従動するから、矢印aに示すように反時計回り方向に回転する。そして、一次転写ローラ66によって感光体ドラム50上のトナー像が転写される。1次転写ローラは、標準厚さ当りの抵抗値である体積抵抗が100〜106Ω・cmの範囲であれば、ステンレス鋼製の芯金の回りに発泡性導電ゴム層を設けた導電性発泡ゴムローラであっても、金属ローラであってもよい。中でも、一次転写ローラ66として金属ローラを用いた場合には、金属ローラは、導電性発泡ゴムローラに比較して安価な上、抵抗値が安定し、経時安定性も高いから好ましい。
さらに、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトローラ70および二次転写バックアップローラ72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部により、搬送部28に臨むように二次転写部65が形成される。
中間転写ベルト64の反像担持体側端には、本発明のベルトクリーニング装置の一例である中間転写体クリーナ82が設けられている。
中間転写体クリーナ82は、図1および図2に示すように、中間転写体クリーナ82の筐体を構成するトナー回収容器88と、トナー回収容器88の内側に軸支されたクリーニングローラ84およびブラシロール86とを備える。トナー回収容器88は、ピボット89を中心として中間転写ユニット62に近接する方向、または離間する方向に回動する。クリーニングローラ84は、トナー回収容器88内部におけるブラシロール86の上方に配設されている。トナー回収容器88は、クリーニングローラ84によって除去されたトナーが収容される第1回収容器88Aと、ブラシロール86によって除去されたトナーが収容される第2回収容器88Bとに分れている。
クリーニングローラ84は、軸線の回りに回転自在なローラであって、図3に示すように、金属ローラであるトナー除去ローラ84Aと、トナー除去ローラ84Aの両端に同心に設けられ、中間転写ベルト64に常時当接しているトラッキングローラ84Bとから構成されている。トナー除去ローラ84Aおよびトラッキングローラ84Bは、夫々本発明におけるベルトクリーニング部およびベルト接触部に相当する。
トラッキングローラ84Bは、トナー除去ローラ84Aよりも半径が0.1〜0.3mm大きく、同一の回転軸上に同心状に固定されている。トナー除去ローラ84Aと一体に回転する。トラッキングローラ84Bは、トナー除去ローラ84Aと一体に形成されてもよく、別体として形成されてもよい。トラッキングローラ84Bは、合成樹脂製であっても金属製であってもよいが、中間転写ベルト64との摩擦を確保するために表面はゴムなどの高摩擦材料で被覆されていることが好ましい。
前述のように、クリーニングローラ84においては、トラッキングローラ84Bは中間転写ベルト64に常時当接し、中間転写ベルト64は矢印aの方向に回転するから、クリーニングローラ84は、トラッキングローラ84Bと中間転写ベルト64との間の摩擦によって図2において矢印cで示すように中間転写ベルト64の回転方向とは反対の方向に回転する。
また、非クリーニング時においては、トナー除去ローラ84Aと中間転写ベルト64との間には隙間が空いている。隙間の大きさdは、トラッキングローラ84Bとトナー除去ローラ84Aとの半径差によって与えられ、したがって、通常は0.1〜0.3mm程度である。一方、クリーニング時にはトナー除去ローラ84Aに正のバイアス電圧が印加され、図5に示すように、中間転写ベルト64がトナー除去ローラ84Aに静電的に吸着されることにより、中間転写ベルト64はトナー除去ローラ84Aに当接し、中間転写ベルト64上のトナーはトナー除去ローラ84Aの周面に静電的に吸着される。
トナー回収容器88の内部には、更に、図2および図3に示すように、クリーニングローラ84を挟んで中間転写ベルト64に相対する位置に、トナー除去ローラ84Aの表面に吸着されたトナーを掻き落とすスクレーパ83が設けられている。そして、クリーニングローラ84の回転方向cに沿ってスクレーパ83の下流側には、トナー回収容器88の開口部とクリーニングローラ84との間の隙間をシールするシール部材85が設けられている。
以下、実施形態1の画像形成装置10の作用について説明する。
CPU(図示せず。)から画像形成信号が入力されると、感光体ドラム50が帯電ローラ52により負に帯電され、次いで、露光装置60において、入力された画像信号に基づいて露光が行なわれて感光体ドラム50の表面に潜像が形成される。
ロータリ現像装置38によって感光体ドラム50の前記潜像にY、M、C、Kの各色のトナーが付着されてトナー像が形成される。
トナーが付着した感光体ドラム50は、矢印bの方向に回転し、一次転写部63においてY、M、C、およびKの各色のトナー像が中間転写ベルト64に転写されて重ね合わされ、フルカラーのトナー画像が形成される。
Y、M、C、およびKの各色のトナー像が形成される度毎に、一次転写後に感光体ドラム50に残留する廃トナー、および感光体ドラム50に吸着された正に帯電したトナーは、像担持体クリーナ54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙カセット22に収納された用紙は、フィードローラ24により送り出され、リタードローラ26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストローラ32により保持される。
感光体ドラム50にY、M、Cのトナー画像が形成され、中間転写ベルト64に転写されるまでは、二次転写ローラ80は中間転写ベルト64から離間した状態にある。そして、感光体ドラム50にKトナー画像が形成され、中間転写ベルト64に転写されると、レジストローラ32に保持された用紙が、中間転写ベルト64と同期して二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72との間に導かれる。
用紙が二次転写ローラ80と二次転写バックアップローラ72との間に導かれると、二次転写ローラ80は中間転写ベルト64に当接し、前記用紙が中間転写ベルト64を挟んで二次転写ローラ80とバックアップローラ72とでニップされて中間転写ベルト64上のフルカラーのトナー像が前記用紙に二次転写される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置90に導かれ、加熱ローラ92とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。トナー像が定着した用紙は、排出ローラ34により排出口30から排出部36へと排出される。
中間転写ベルト64から用紙に二次転写された後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーは、図3に示すように、中間転写ベルト64によって矢印aの方向に運ばれ、中間転写体クリーナ82で除去される。
中間転写体クリーナ82は、Y、M、Cのトナー画像が形成されて中間転写ベルト64に転写されるまでは非クリーニング状態にあり、トナー除去ローラ84Aにはバイアス電圧は印加されないから、図5に示すようにトナー除去ローラ84Aと中間転写ベルト64との間に隙間がある。また、ブラシロール86も中間転写ベルト64から離間した状態にある。したがって、中間転写ベルト64上に形成されたトナー画像は中間転写体クリーナ82で除去されること無く、重ね合わされる。
一方、Kトナー画像が形成され、中間転写ベルト64に転写されると、中間転写体クリーナ82はクリーニング状態に移行し、トナー除去ローラ84Aに正のバイアス電圧が印加されて中間転写ベルト64がトナー除去ローラ84Aに吸着され、静電的に吸着される。そして、ブラシロール86も中間転写ベルト64に当接する。したがって、二次転写部65で用紙に転写されずに残ったトナーは、中間転写ベルト64からトナー除去ローラ84A表面に移行する。そして、クリーニングローラ84で除去し切れなかったトナーはブラシロール86で除去される。トナー除去ローラ84A表面に移行したトナーは、スクレーパ83で掻き取られて第1回収容器88A内に落下する。
実施形態1に係る画像形成装置10においては、クリーニング時および非クリーニング時の何れにおいても、トラッキングローラ84Bが常に前記中間転写ベルト64の表面に当接しているから、トナー除去ローラ84Aが接離することに伴う中間転写ベルト64の伸縮や搬送速度の変化を最小限に抑えることができる。したがって、中間転写ベルト64の伸縮や搬送速度の変化に起因する色ずれの発生を効果的に抑えることができる。
また、トラッキングローラ84Bは、回転可能なコロであり、中間転写ベルト64には転がり接触するだけであるから、中間転写ベルト64との接触抵抗は極めて小さく、トラッキングローラ84Bが中間転写ベルト64に接触することによる中間転写ベルト64の伸びを抑えることができる。
更に、クリーニング時においては、トナー除去ローラ84Aに正のバイアス電圧を印加して中間転写ベルト64を静電的に吸着しているから、クリーニングローラ84を中間転写ベルト64に対して進退させる機構は不要であり、中間転写体クリーナ82を安価に構成できる。
加えて、非クリーニング時におけるトナー除去ローラ84Aと中間転写ベルト64との間の隙間dの大きさは0.1〜0.3mmであり、中間転写ベルト64の厚さ0.5mmよりも小さい。
したがって、非クリーニング時とクリーニング時とにおける中間転写ベルト64の位置の変動は極めて小さい。
更に加えて、トナー除去ローラ84Aは金属製の表面を有する回転自在なローラであるから、クリーニング時においても、トナー除去ローラ84Aは中間転写ベルト64には転がり接触するだけであり、接触抵抗は極めて小さい。したがって、中間転写ベルト64がトナー除去ローラ84Aで擦られて損傷する可能性は小さい。
トナー除去ローラ84Aの表面にトナーが付着すると、その都度スクレーパ83で掻き落とされるから、クリーニング時にトナー除去ローラ84Aから中間転写ベルト64にトナーが移行することはない。
本発明は、プリンタや複写機などの電子写真式の画像形成装置に適用でき、特にフルカラーのプリンタや複写機に好適に適用できる。
実施形態1に係る画像形成装置の全体的な構成を示す概略断面図である。 図1に示す画像形成装置の備える中間転写ユニットおよび中間転写体クリーナの構成の詳細を示す拡大図である。 図2に示すおよび中間転写体クリーナにおけるクリーニングローラおよびその近傍の構成を示す拡大斜視図である。 非クリーニング時におけるトナー除去ローラと中間転写ベルトとの相対的な位置関係を示す概略図である。 クリーニング時におけるトナー除去ローラと中間転写ベルトとの相対的な位置関係を示す概略図である。
符号の説明
10 画像形成装置
50 感光体ドラム
62 中間転写ユニット
63 一次転写部
63 一次転写部
64 中間転写ベルト
65 二次転写部
82 中間転写体クリーナ
83 スクレーパ
84 クリーニングローラ
84A トナー除去ローラ
84B トラッキングローラ
85 シール部材
86 ブラシロール
88 トナー回収容器
88A 回収容器
88B 回収容器

Claims (11)

  1. 長手方向に弾性を有し、一定方向に回転するとともに、感光体に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトの表面の不要トナーを除去するクリーニング部材を有するベルトクリーニング装置であって、前記クリーニング部材は、
    前記中間転写ベルトにおけるトナー画像転写領域外に常時当接しているベルト接触部と、
    前記中間転写ベルトのクリーニング時には前記中間転写ベルトにおけるトナー画像転写領域に当接し、非クリーニング時には前記中間転写ベルトから離間した状態にあるベルトクリーニング部とを
    備えてなることを特徴とするベルトクリーニング装置。
  2. 前記ベルト接触部は、前記ベルトクリーニング部の軸線の回りに回転自在なコロである請求項1に記載のベルトクリーニング装置。
  3. 前記ベルトクリーニング部は、クリーニング時においてバイアス電圧が印加されることによって中間転写ベルトを静電的に吸着する静電吸着ベルトクリーニング部材である請求項1または2に記載のベルトクリーニング装置。
  4. 非クリーニング時における前記ベルトクリーニング部と前記中間転写ベルトとの間隔は、前記中間転写ベルトの厚さ以下である請求項1〜3の何れか1項に記載のベルトクリーニング装置。
  5. 前記静電吸着ベルトクリーニング部材は、クリーニング時において前記中間転写ベルトに当接しつつ回転する静電吸着クリーニングローラである請求項3に記載のベルトクリーニング装置。
  6. 前記ベルト接触部は前記静電吸着クリーニングローラの両端に設けられたコロであり、クリーニング時および非クリーニング時の何れにおいても前記コロと前記静電吸着クリーニングローラとは一体に回転する請求項5に記載のベルトクリーニング装置。
  7. 前記ベルトクリーニング部は、回転可能に設けられ、クリーニング時においては、回転によって前記中間転写ベルトに接触する回転接触クリーニングローラである請求項1または2に記載のベルトクリーニング装置。
  8. 前記静電吸着クリーニングローラの表面に付着したトナーを除去するトナー掻取り部材を備える請求項5又は6に記載のベルトクリーニング装置。
  9. 前記回転接触クリーニングローラの表面に付着したトナーを除去するトナー掻取り部材を備える請求項7に記載のベルトクリーニング装置。
  10. 感光体と、長手方向に弾性を有し、一定方向に回転するとともに、前記感光体表面に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに残存する不要トナーを除去する請求項1〜9の何れか1項に記載のベルトクリーニング装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 感光体表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する画像記録装置に装着される中間転写ユニットであって、
    感光体と、長手方向に弾性を有し、一定方向に回転するとともに、前記感光体に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに残存する不要トナーを除去する請求項1〜9の何れか1項に記載のベルトクリーニング装置とを備えることを特徴とする中間転写ユニット。
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