JP2010170022A - クリーニング装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファーブラシローラと回収ローラ間のニップ出口でフリッキングによって飛散するトナー量を、安価に低減できるクリーニング装置を提供すること。
【解決手段】クリーニング装置11は、中間転写体8上から残留トナーを取り除くためのブラシローラ111と、取り除かれたトナーをブラシローラ111から回収するための回収ローラ112と、回収ローラ112で回収されたトナーを掻き落とすブレード113と、ブレード113で掻き落とされたトナーを廃トナー回収部へ運ぶ廃トナー搬送部115とを備える。所定のタイミングに基づいて、クリーニング装置11のクリーニング性能を低下させる、またはクリーニングを停止させるように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機、およびファクシミリなどの画像形成装置、および画像形成装置に用いるクリーニング装置に関する。
近年、マゼンダ、イエロー、シアン、ブラックの4つの画像形成部が別々に設けられたタンデム型の画像形成装置が用いられている。このようにトナー色毎に、画像形成部が別々に設けられた、タンデム型の画像形成装置では、1ドラム方式の場合と比べて画像形成のスピードを早くすることが出来る。
図6は、このようなタンデム型のフルカラー複写機の部分構成図である。図6には、ブラック画像形成部301、イエロー画像形成部302、シアン画像形成部303およびマゼンダ画像形成部304が設けられている。各画像形成部は、感光体ドラム301a、302a、303a、304a、および各感光体ドラムに各色のプラスに帯電したトナーを供給する現像ローラ301b、302b、303b、304bを有している。また、各感光体ドラムに対向して、一次転写時にマイナスの電荷に帯電する一次転写ローラ311、312、313、314が配置されている。
また、感光体ドラムと一次転写ローラの間に、中間転写ベルト315が設けられている。この中間転写ベルト315の回転方向(図中矢印参照)を基準として、ブラック画像形成部301の下流側近傍には、中間転写ベルト315を押圧するように二次転写ローラ316が設けられている。なお、二次転写ローラ316に対向して、中間転写ベルト315の内側に配置されている駆動ローラ317によって中間転写ベルト315は回転される。
また、マゼンダ画像形成部304の上流側近傍には、二次転写時に用紙に転写されず中間転写ベルト315上に残留したプラス帯電のトナーを除去するためのクリーニング装置400が設けられている。
図7に、クリーニング装置400部分の拡大構成図を示す。
このクリーニング装置400には、マイナスに帯電したファーブラシローラ401が設けられている。このファーブラシローラ401は、ローラの外周に一定の長さのブラシが配置されたものであり、ブラシが中間転写ベルト315に接触して回転することによってトナーを取り除く。
また、ファーブラシローラ401によって取り除かれたトナーを回収するための回収ローラ402が設けられており、この回収ローラ402の表面からトナーを取り除くゴムブレード403が配置されている。また、回収されたトナーを廃トナーボトル(図示せず)へと搬送するための搬送スパイラル405が、ゴムブレード403の下方に配置されている。また、回収ローラ402に電圧を印加する電圧印加部404が設けられている。なお、クリーニング装置400の下側には、画像形成部301〜304を収容している筐体があるため、搬送スパイラル405をファーブラシローラ401の下方には配置できず、図7に示すように、搬送スパイラル405はファーブラシローラ401の水平方向に配置されている。
また、中間転写ベルト315の内側には、ファーブラシローラ401と対向して、従動ローラ319が設けられており、従動ローラ319の上流側であって、駆動ローラ317の下流側には、中間転写ベルト315にテンションをかけるためのテンションローラ320が設けられている。
このような画像形成装置において、現像ローラ301b、302b、303b、304b上のトナーはプラスに帯電されているため、用紙上にトナー画像を転写する際には、二次転写ローラ316に、表面がマイナスに帯電するように電圧が印加される。
上記二次転写ローラ316による二次転写後に、転写されずに中間転写ベルト315上に残留したトナーは、ファーブラシローラ401との物理的接触および静電力によって取り除かれる。
しかし、中間転写ベルト315上の残留トナー量が多い場合には、ファーブラシローラ401と回収ローラ402のニップ部で残留トナーを回収しきれず、図7に示すように、ファーブラシローラ401のブラシ毛のフリッキングによりニップ部出口でブラシ中のトナーが飛散し、クリーニング装置400のケーシングの下壁に堆積してしまう。そして、このケーシング内に堆積したトナーが、ケーシング開口部からクリーニング装置400外へ噴き出して中間転写ベルト315に再付着し、画像汚れが発生してしまう。
このような、ファーブラシローラ401と回収ローラ402のニップ部出口でフリッキングによって飛散するトナーを減少させるために、帯状パイル織物の巻きつけ角度の最適化を図ることにより、ファーブラシローラのブラシ毛の倒れ方向をフリッキングの少ない方向にした構造のクリーニング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−278398号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている従来のクリーニング装置の構成では、ファーブラシローラのブラシ毛を特別な構成としなければならないため、コストアップとなってしまう。
本発明は、上記従来のクリーニング装置の課題を考慮して、ファーブラシローラと回収ローラ間でフリッキングによって飛散するトナー量の低減を従来よりも安価に実現できるクリーニング装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
像担持体上または中間転写体上から残留トナーを取り除くためのブラシローラと、
前記取り除かれたトナーを前記ブラシローラから回収するための回収ローラと、
前記回収ローラで回収されたトナーを掻き落とすブレードと、
前記ブレードで掻き落とされたトナーを廃トナー回収部へ運ぶ廃トナー搬送部とを備えたクリーニング装置であって、
所定のタイミングに基づいて、または、前記像担持体上もしくは前記中間転写体上の前記残留トナーの量に基づいて、クリーニング性能を低下させるまたはクリーニングを停止させるクリーニング装置である。
また、第2の本発明は、
前記残留トナーを静電的に除去するために前記ブラシローラに印加するバイアスを低下させるまたは印加しないことによって、前記クリーニング性能を低下させる、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第3の本発明は、
前記ブラシローラを、前記像担持体または前記中間転写体から離隔させることによって、クリーニング性能を低下させるまたはクリーニングを停止させる、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第4の本発明は、
前記所定のタイミングとは、キャリブレーション時、ジャム処理の復帰時、および古いトナーのリフレッシュ時のいずれかのタイミングである、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第5の本発明は、
前記残留トナーの量は、トナー像を記録媒体に転写した後の前記像担持体上または前記中間転写体上のトナー量を検知するセンサによって検知されたトナー量である、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第6の本発明は、
記録媒体に転写されたトナー量を検知するセンサによって検知されたトナー量が、その記録媒体に転写された画像データから算出したトナー量に比べて所定量以上少なくなった場合に、クリーニング性能を低下させるまたはクリーニングを停止させる、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第7の本発明は、
前記クリーニング性能を低下させる場合は、記録媒体への転写動作を行わさせずに、前記像担持体または前記中間転写体を空回り動作させる、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第8の本発明は、
前記クリーニングを停止させる場合は、前記中間転写体上の残留トナーを前記像担持体上に逆転写させて、前記像担持体用のクリーニング装置によって回収させる、第1の本発明のクリーニング装置である。
また、第9の本発明は、
表面にトナー画像が形成される感光体ドラムと、
第1の本発明のクリーニング装置と、
記録媒体に転写されたトナー画像を定着させる定着部とを備えた画像形成装置である。
本発明により、ファーブラシローラと回収ローラ間でフリッキングによって飛散するトナー量の低減を従来よりも安価に実現できるクリーニング装置および画像形成装置を提供できる。
本発明の実施の形態1および2における複写機の正面の構成断面図 本発明の実施の形態1における複写機の中間転写ベルト近傍の構成図 本発明の実施の形態1および2におけるクリーニング装置の拡大構成図 (a)本発明の実施の形態1の、残留トナー検知センサを設けた構成の複写機の中間転写ベルト近傍の構成図、(b)本発明の実施の形態1の、転写トナー検知センサを設けた構成の複写機の中間転写ベルト近傍の構成図 本発明の実施の形態2における複写機の中間転写ベルト近傍の構成図 従来の複写機の中間転写ベルト近傍の構成図 従来の複写機のクリーニング装置部分の拡大構成図
以下に、本発明にかかる画像形成装置の一実施例である複写機について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における複写機の正面の構成断面図である。図1に示すように、本実施の形態1の複写機1は、底部に画像形成される用紙を収納するための2つの給紙カセット2を備えている。また、複写機1は、その上部に、露光ランプ、レンズ、ミラー等により原稿の画像を読み取る画像読み取り部3を備えている。
また、本実施の形態1の複写機1は、タンデム方式を用いたカラー複写機であり、水平方向に順に配置されたブラック画像形成部4、イエロー画像形成部5、シアン画像形成部6、およびマゼンダ画像形成部7を備えている。そして、これら画像形成部によって形成された画像を重ね合わせるための中間転写ベルト8が配置されている。
また、中間転写ベルト8上で重ね合わされたトナー画像を用紙に転写する二次転写ローラ9と、転写されたトナー画像を用紙に定着させる定着部10が設けられている。さらに、トナー画像が定着された用紙が排出される排出トレイ13が画像読み取り部3の下側に設けられている。なお、トナー画像を転写する用紙が、本発明の記録媒体の一例にあたる。
次に、画像形成部について説明するが、4つの画像形成部4、5、6、7の基本的構成は同じであるため、マゼンダ画像形成部7を例に挙げて説明する。
図2に、中間転写ベルト8近傍の拡大構成図を示す。
図1および図2に示すように、マゼンダ画像形成部7は、感光体ドラム70、帯電器71、現像器72およびクリーニング部73等から構成されている。また、4つの画像形成部4、5、6、7の、各々の帯電器によって帯電された各々の感光体ドラムの表面を光走査することによって静電潜像を形成するレーザースキャナーユニット(以下、LSUと呼ぶ)12が、画像形成部の下方に設けられている。また、中間転写ベルト8を挟んで感光体ドラム70に対向するように一次転写ローラ17が配置されている。また、現像器72は、プラスの極性に帯電しトナーを感光体ドラム70の表面に供給するために、感光体ドラム70に当接して配置されている現像ローラ75を有している。
この感光体ドラム70と一次転写ローラ17の間、感光体ドラム60と一次転写ローラ16の間、感光体ドラム50と一次転写ローラ15の間、および感光体ドラム40と一次転写ローラ14の間を通すように、中間転写ベルト8が一次転写ローラ14、15、16、17に捲き掛けられている。なお、プラスに帯電したトナーを中間転写ベルト8上に一次転写するため、一次転写ローラ14、15、16、17には、表面がマイナスに帯電するように電圧が印加されている。
なお、中間転写ベルト8が、本発明の中間転写体の一例にあたり、感光体ドラム40、50、60、70がそれぞれ、本発明の像担持体の一例にあたる。
図2に示すように、中間転写ベルト8の回転方向を基準にしてブラック画像形成部4の下流側近傍に、中間転写ベルト8を押圧するように二次転写ローラ9が配置されている。また、二次転写ローラ9に対向するように、中間転写ベルト8の内側には駆動ローラ21が設けられている。この駆動ローラ21は接地されている。
また、マゼンダ画像形成部7の上流側近傍には中間転写ベルト8の表面の残留トナーを取り除くためのクリーニング装置11が配置されている。なお、このクリーニング装置11に対向するように、中間転写ベルト8の内側には従動ローラ22が設けられている。さらに、従動ローラ22の上流側であって駆動ローラ21の下流側には、中間転写ベルト8にテンションをかけるためのテンションローラ23が配置されている。
次に、本実施の形態1のクリーニング装置11の構成について説明する。図3は、本実施の形態1のクリーニング装置11の構成図である。
図2および図3に示すように、クリーニング装置11は、中間転写ベルト8を挟んで従動ローラ22に対向して配置されているファーブラシローラ111と、ファーブラシローラ111と当接して配置されている回収ローラ112と、回収ローラ112上のトナーを取り除くためのゴム製のブレード113とを備えている。また、ゴム製のブレード113の下方には、回収されたトナーを廃トナーボトル(図示せず)に搬送するための搬送スパイラル115が配置されている。
なお、ファーブラシローラ111が、本発明のブラシローラの一例にあたり、搬送スパイラル115が、本発明の廃トナー搬送部の一例にあたる。
この回収ローラ112の軸受けは、片方が導電性であり、この軸受けを通して回収ローラ112に電圧を供給する電圧印加部114が設けられている。そして、電圧印加部114から回収ローラ112への電圧の供給は、制御部25によって制御される。
一方、ファーブラシローラ111の軸受けは非導電性となっており、回収ローラ112に印加した電圧はロス無くクリーニング電圧として作用できるようになっている。感光体ドラム40、50、60、70に供給されるトナーはプラスに帯電しているため、ファーブラシローラ111の表面がマイナスに帯電するように、回収ローラ112に電圧が印加されている。なお、ファーブラシローラ111に対向して配置している従動ローラ22は接地されている。
表面がマイナスに帯電したファーブラシローラ111が、そのブラシ毛が中間転写ベルト8に接触しながら回転することにより、中間転写ベルト8上の残留トナーを物理的接触および静電力によって取り除く。そして、ファーブラシローラ111によって取り除いたトナーが、回転する回収ローラ112と接触するニップ部Nで回収ローラ112に回収され、その回収されたトナーがブレード113によって掻き落とされ、その掻き落とされたトナーが搬送スパイラル115によって廃トナーボトル(図示せず)に搬送される。
本実施の形態1のクリーニング装置11の主要な構成の具体例について以下に説明する。
このようなファーブラシローラ111としては、材質がナイロン、外径が17mm、毛長さが4.5mm、繊度が6D(デニール)、原糸抵抗が11.5(logΩ)、ブラシ密度が120KF/inchのものを用いることが出来る。また、ファーブラシローラ111は、中間転写ベルト8とのニップ部の長さが1mmとなるように配置される。また、回収ローラ112としては、外径が13mmの材質がSUSで形成されたものを用いることが出来る。また、回収ローラ112には、クリーニングバイアスとして−20μAの電流が流される。
次に、本実施の形態1のクリーニング装置11におけるクリーニング動作について説明する。
ジャム等のトラブルが生じていない通常の用紙への転写動作時においては、中間転写ベルト8上に残留トナーが多く発生することが無いため、制御部25は、電圧印加部114から回収ローラ112に−20μAのバイアス電流が流れるように制御する。
そして、制御部25は、中間転写ベルト8上に残留トナーが多く発生する場合に、回収ローラ112に流すバイアス電流をオフする(バイアス電流を0にする)ように、電圧印加部114を制御する。具体的には、例えば、キャリブレーションを行っている時や、ジャム処理の復帰時、古いトナーのリフレッシュ時などに中間転写ベルト8上に残留トナーが多く発生するので、これらの状況を検知して、制御部25は、回収ローラ112に流すバイアス電流をオフするように制御する。
回収ローラ112に流すバイアス電流をオフするように制御した場合でも、中間転写ベルト8上の残留トナーを全く除去できなくなるものではなく、ファーブラシローラ111は中間転写ベルト8と接触しており、また中間転写ベルト8上の残留トナーはプラスに帯電しているので、クリーニング性能は低下するもののクリーニング装置11によって中間転写ベルト8上の残留トナーが除去される。
前述したように、中間転写ベルト8上からファーブラシローラ111が取り除く残留トナー量が多くなると、回収ローラ112とのニップ部Nの出口でトナーが飛散する現象が生じるが、本実施の形態1では、中間転写ベルト8上の残留トナーが多くなった場合にはファーブラシローラ111が取り除く残留トナー量が少なくなるようにクリーニング性能を低下させるので、ファーブラシローラ111が中間転写ベルト8上から取り除く単位時間当たりの残留トナー量が少なくなり、中間転写ベルト8上の残留トナーが多くなった場合のニップ部N出口におけるトナーの飛散を防止できる。
なお、回収ローラ112に流すバイアス電流をオフした場合にはクリーニング性能が低下しているので、そのときには、転写動作を行わさせず中間転写ベルト8を空回りさせて、クリーニング装置11で通常よりも長い時間をかけてクリーニングを行わせることにより、中間転写ベルト8上の多量の残留トナーを除去することができる。また、このとき、中間転写ベルト8から感光体ドラム40、50、60、70に逆転写させて、中間転写ベルト8上の残留トナーを各画像形成部のクリーニング部43、53、63、73で除去させてもよい。
上記では、複写機1の動作状態に応じて、制御部25が電圧印加部114を制御することとしたが、中間転写ベルト8上の残留トナー量や、用紙に転写されたトナー量を検知するセンサを設けて、それらのセンサの検知結果に応じて電圧印加部114を制御するようにしてもよい。
図4(a)に、中間転写ベルト8上の残留トナー量を検知するセンサを設けた構成の中間転写ベルト8近傍の拡大構成図を、図4(b)に、用紙に転写されたトナー量を検知するセンサを設けた構成の中間転写ベルト8近傍の拡大構成図をそれぞれ示す。図4(a)および図4(b)において、図2と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
まず、図4(a)の構成における、残留トナー量が多くなった場合のクリーニング動作について説明する。
図4(a)では、図2で示した構成に加えて、二次転写ローラ9の下流側に、中間転写ベルト8上のトナー量を検知する残留トナー検知センサ116を設けている。二次転写ローラ9の下流側に設けることにより、中間転写ベルト8上の不要な残留トナーの量を検知できる。
クリーニング装置11のクリーニング性能を低下させるべき所定の残留トナー量を予め決めておき、制御部25は、残留トナー検知センサ116で検知された残留トナー量が、その所定の残留トナー量を超えたときに、クリーニング性能を低下させるように電圧印加部114を制御する。そして、制御部25は、クリーニング性能を低下させた後、残留トナー検知センサ116で検知された残留トナー量が低下させるべき所定の残留トナー量を下回ったときに、通常のクリーニング性能に戻すように電圧印加部114を制御する。
このように、残留トナー検知センサ116の検知結果に応じて電圧印加部114を制御することにより、実際にクリーニング装置11のクリーニング性能を低下させる必要がある場合にだけ、クリーニング性能が低下するように制御されるので、効率的に残留トナーの除去を行える。
なお、図4(a)では、残留トナー検知センサ116を駆動ローラ21とテンションローラ23の間に設けることとしたが、二次転写後の中間転写ベルト8上のトナー量を検知できる位置、すなわち二次転写ローラ9からクリーニング装置11の間であれば、どの位置に設けてもよい。
次に、図4(b)の構成における、残留トナー量が多くなった場合のクリーニング動作について説明する。
図4(b)では、図2で示した構成に加えて、二次転写後の用紙上のトナー量を検知する転写トナー検知センサ117と演算部26を設けている。転写トナー検知センサ117は、例えば転写後の用紙全体の濃淡の平均値などを検知することにより用紙上のトナー量を検出する。演算部26は、その用紙に転写した画像データから用紙に転写されるトナー量を算出し、その算出したトナー量を転写トナー検知センサ117で検知されたトナー量と比較し、その結果を制御部25に通知する。
そして、制御部25は、演算部26からの通知に応じて、画像データから算出されたトナー量と転写トナー検知センサ117で検出されたトナー量の差が、予め決めておいた所定のトナー量を超えたときに、クリーニング装置11のクリーニング性能を低下させるように電圧印加部114を制御する。
二次転写部において中間転写ベルト8から用紙にトナーが正常に転写される場合には、転写トナー検知センサ117で検出されるトナー量は、画像データから算出されるトナー量とほぼ一致する、またはそれらの差は小さいものである。しかし、二次転写部において中間転写ベルト8から用紙への転写不足が生じると、画像データから算出されるトナー量に対して、転写トナー検知センサ117で検出されるトナー量が少ない値となる。その転写トナー検知センサ117で検出されるトナー量の、正常時よりも少なくなった分のトナー量が、中間転写ベルト8上に残留するトナー量である。つまり、転写トナー検知センサ117で検出されるトナー量と、画像データから算出されるトナー量に基づいて中間転写ベルト8上に残留するトナー量を算出することもできる。
図4(b)に示す構成では、二次転写性能が低下してきたときの、中間転写ベルト8上に残留するトナー量が増加した場合についても検知して、クリーニング装置11のクリーニング性能を低下させるように制御できる。
なお、本実施の形態1では、電圧印加部114から回収ローラ112に流すバイアス電流のオンオフを切り換えることによりクリーニング性能を制御することとしたが、電圧印加部114から回収ローラ112に流すバイアス電流をオフする(0にする)のではなく、通常よりも小さなバイアス電流値にするようにしてクリーニング性能を低下させてもよい。また、図4(a)および図4(b)に示したように中間転写ベルト8上の残留トナー量を検知できる場合には、残留トナー量に応じて回収ローラ112に流すバイアス電流を段階的に変化させるように制御してもよい。例えば、中間転写ベルト8上の残留トナー量が多い場合ほど、クリーニング性能がより低下するように制御してもよい。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2の複写機の中間転写ベルト近傍の拡大構成図を示している。なお、実施の形態1の図2と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
本実施の形態2の複写機の構成は、実施の形態1の構成と同じで図1に示す通りであり、クリーニング装置11の構成も実施の形態1の構成と同じで図3に示す通りである。実施の形態1とは、クリーニング装置11のクリーニング性能を低下させる制御方法が異なる。図3および図5を用いて、実施の形態1と異なる点について以下に説明する。
図5に示すように、本実施の形態2の複写機1は、図2に示した実施の形態1の構成に加えてファーブラシ位置調整機構118を備えている。
ファーブラシ位置調整機構118は、クリーニング装置11のファーブラシローラ111の位置を、通常のクリーニング位置よりも中間転写ベルト8から離隔する機構であり、制御部27によって制御される。図5に示す構成の場合、ファーブラシ位置調整機構118は、クリーニング装置11自体を中間転写ベルト8から離隔することによりファーブラシローラ111を中間転写ベルト8から離隔するものであり、図5は、ファーブラシローラ111を接触させずに中間転写ベルト8から離した状態を示している。
制御部27は、例えば、図2で説明した場合と同様に、キャリブレーションを行っている時や、ジャム処理の復帰時、古いトナーのリフレッシュ時などに、クリーニング装置11を中間転写ベルト8から離隔するようにファーブラシ位置調整機構118を制御する。
図5に示すように、ファーブラシローラ111を接触させずに中間転写ベルト8から離すように制御した場合には、クリーニング装置11のクリーニング動作を停止させることもできる。クリーニング装置11のクリーニング動作を停止させる場合には、合わせて電圧印加部114に対しても、回収ローラ112のバイアス電流をオフするように制御すると効果的である。
なお、クリーニング装置11のクリーニング動作を停止させた場合には、転写動作を行わさせず中間転写ベルト8を空回りさせて、中間転写ベルト8から感光体ドラム40、50、60、70に逆転写させ、中間転写ベルト8上の残留トナーを各画像形成部のクリーニング部43、53、63、73で除去させる。
なお、この場合の各感光体ドラムのクリーニング部43、53、63、73が、本発明の像担持体用のクリーニング装置の一例にあたる。
また、中間転写ベルト8と接触しないようにファーブラシローラ111を離隔するのではなく、中間転写ベルト8との接触を維持させて、その接触量(中間転写ベルト8とファーブラシローラ111間のニップ部の領域)が通常のクリーニング時よりも小さくなる位置となるように、ファーブラシ位置調整機構118を制御してもよい。この場合、クリーニング装置11による残トナーの除去処理は停止しないが、中間転写ベルト8との接触量が小さくなっている分、通常よりもクリーニング性能が低下する。
また、図4(a)や図4(b)に示したようにトナー量を検知するセンサを設け、検知される残トナー量に応じて、中間転写ベルト8とファーブラシローラ111間の接触量が段階的に変化するように、ファーブラシ位置調整機構118を制御するようにしてもよい。
また、図5に示した構成では、クリーニング装置11自体を移動させることによりファーブラシローラ111を中間転写ベルト8から離隔させることとしたが、クリーニング装置11の位置は固定したまま、ファーブラシローラ111の回転軸を移動させてファーブラシローラ111だけを中間転写ベルト8から離隔させる構造にしてもよい。
なお、各実施の形態では、中間転写ベルト8上の残留トナーを除去するクリーニング装置11について説明したが、感光体ドラム40、50、60、70用のクリーニング部43、53、63、73、すなわち像担持体用のクリーニング部についても、本発明の構成を適用できる。
本発明に係るクリーニング装置および画像形成装置は、ファーブラシローラと回収ローラ間でフリッキングによって飛散するトナー量の低減を従来よりも安価に実現できる効果を有し、プリンタ、複写機およびファクシミリなどの画像形成装置、およびそれらに用いるクリーニング装置等として有用である。
1 複写機
2 給紙カセット
3 画像読み取り部
4 ブラック画像形成部
5 イエロー画像形成部
6 シアン画像形成部
7 マゼンダ画像形成部
8 中間転写ベルト
9 二次転写ローラ
10 定着部
11 クリーニング装置
12 LSU
13 排出トレイ
14、15、16、17 一次転写ローラ
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 テンションローラ
25、27 制御部
40、50、60、70 感光体ドラム
43、53、63、73 クリーニング部
45、55、65、75 現像ローラ
71 帯電器
72 現像器
111 ファーブラシローラ
112 回収ローラ
113 ブレード
114 電圧印加部
115 搬送スパイラル
116 残留トナー検知センサ
117 転写トナー検知センサ
118 ファーブラシ位置調整機構

Claims (9)

  1. 像担持体上または中間転写体上から残留トナーを取り除くためのブラシローラと、
    前記取り除かれたトナーを前記ブラシローラから回収するための回収ローラと、
    前記回収ローラで回収されたトナーを掻き落とすブレードと、
    前記ブレードで掻き落とされたトナーを廃トナー回収部へ運ぶ廃トナー搬送部とを備えたクリーニング装置であって、
    所定のタイミングに基づいて、または、前記像担持体上もしくは前記中間転写体上の前記残留トナーの量に基づいて、クリーニング性能を低下させるまたはクリーニングを停止させるクリーニング装置。
  2. 前記残留トナーを静電的に除去するために前記ブラシローラに印加するバイアスを低下させるまたは印加しないことによって、前記クリーニング性能を低下させる、請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記ブラシローラを、前記像担持体または前記中間転写体から離隔させることによって、クリーニング性能を低下させるまたはクリーニングを停止させる、請求項1に記載のクリーニング装置。
  4. 前記所定のタイミングとは、キャリブレーション時、ジャム処理の復帰時、および古いトナーのリフレッシュ時のいずれかのタイミングである、請求項1に記載のクリーニング装置。
  5. 前記残留トナーの量は、トナー像を記録媒体に転写した後の前記像担持体上または前記中間転写体上のトナー量を検知するセンサによって検知されたトナー量である、請求項1に記載のクリーニング装置。
  6. 記録媒体に転写されたトナー量を検知するセンサによって検知されたトナー量が、その記録媒体に転写された画像データから算出したトナー量に比べて所定量以上少なくなった場合に、クリーニング性能を低下させるまたはクリーニングを停止させる、請求項1に記載のクリーニング装置。
  7. 前記クリーニング性能を低下させる場合は、記録媒体への転写動作を行わさせずに、前記像担持体または前記中間転写体を空回り動作させる、請求項1に記載のクリーニング装置。
  8. 前記クリーニングを停止させる場合は、前記中間転写体上の残留トナーを前記像担持体上に逆転写させて、前記像担持体用のクリーニング装置によって回収させる、請求項1に記載のクリーニング装置。
  9. 表面にトナー画像が形成される感光体ドラムと、
    請求項1に記載のクリーニング装置と、
    記録媒体に転写されたトナー画像を定着させる定着部とを備えた画像形成装置。
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