JP4735577B2 - 電子部品の実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の一面上に導電性接着剤を印刷し、この導電性接着剤を介して電子部品と基板とを接続する電子部品の実装方法に関し、特に、導電性接着剤を印刷する印刷マスクに関する。
従来より、この種の実装方法としては、基板の一面上に電子部品を搭載し、基板の一面上に設けられた導体と電子部品の電極との間に、導電性接着剤を配設して電気的に接続するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、導電性接着剤の配設は、開口部を有する金属製の印刷マスクとスキージを用いた印刷法にて行われる。すなわち、基板の一面上に、印刷マスクを載せて開口部と導体とを一致させ、印刷マスク上に導電性接着剤を配設する。そして、スキージを開口部上にて一定方向に可動させる。そうすることで、スキージに押された導電性接着剤が開口部に入り込み、開口部から導体の上に導電性接着剤が塗布される。
具体的に、このような導電性接着剤としては、後処理工程が簡易なAg、Ni、Cuなどの金属ペースト材料が用いられる。このような導電性接着剤は、基板の一面上に所望のパターンに印刷され、その上に電子部品が搭載された後、たとえば150℃程度の比較的低温下にて硬化させるものである。それにより、電子部品と基板との電気的接続を得るものである。
特開2004−235173号公報
しかしながら、導電性接着剤は、はんだのような表面張力によるセルフアラインメント機能がないため、導体からはみ出した導電性接着剤は、電気的信頼性を損ねることとなる。とりわけ近年では、実装面積を向上させることについて高い要望があり、数十μm程度のはみ出しであっても無視できなくなりつつある。
ここで、従来では、量産用の印刷マスクとしては金属製のマスクすなわちメタルマスクがよく使われる。メタルマスクは、メッシュマスクに比べて耐久性が高く、目詰まり等も起こりにくいことから好まれる。
しかし、メタルマスクはメッシュマスクとは異なり、マスクの「しなり」が少ないため、印刷対象物である基板とのクリアランスをゼロに設定したとしても、実質的には隙間(たとえば数〜数100μm程度)を生じやすい。そして、その隙間へ導電性接着剤が回り込み、印刷時におけるはみ出し不良を招く。
このような導電性接着剤の印刷におけるはみ出しの要因としては、以下のようなものが挙げられる。1つには、基板の形状によって印刷にじみの影響が左右されるということである。これについて、図22を参照して具体的に述べる。図22は、基板の形状による印刷マスクと基板とのクリアランスの発生の様子を示す概略断面図である。
図22(a)に示されるように、開口部102を有する印刷マスク100を基板20の一面上に載せるが、このとき基板20に反りが発生していると、印刷マスク100と基板20とのクリアランスKが発生する。
また、図22(b)に示されるように、基板20の一面には、導体21などによる凹凸が存在するため、この凹凸により上記クリアランスKが発生する。このように、反りや凹凸など、基板20の形状に起因して、上記はみ出しが発生する。
また、印刷という技法上、マスク裏面側への回り込みが発生しやすいことも、上記した印刷におけるはみ出しの要因である。図23は、スキージの可動方向の終端部にて印刷のはみ出しが発生する様子を示す概略断面図である。この図23に示されるように、開口部102におけるスキージ200の可動方向Yの終端部では、導電性接着剤30が印刷マスク100の裏面に回り込みやすい。また、その回り込みによるはみ出し長さは、印刷形状すなわち開口部102の形状により異なる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、基板の一面上に導電性接着剤を印刷し、この導電性接着剤を介して電子部品と基板とを接続する電子部品の実装方法において、導電性接着剤の印刷におけるはみ出しを抑制しやすくすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者は、印刷マスクの開口部形状と導電性接着剤の印刷におけるはみ出しとの関係について、鋭意検討を行った。具体的には、開口部の幅と印刷におけるはみ出し長さとの関係を調査した。
図24は、このマスクの開口部の幅aと印刷におけるはみ出し長さL1とを定義付けする概略平面図である。この図24では、印刷マスク100の開口部102は矩形であり、その開口部の幅aは、スキージ200の可動方向Yと直交する方向の幅である。また、印刷におけるはみ出し長さL1は、図24中に破線で示す印刷後の導電性接着剤30において予定の印刷領域すなわち開口部102からはみ出した部分の寸法である。
そして、開口部の幅aを変えたものについて、はみ出し長さL1を測定した。その結果を図25に示す。図25は、開口部の幅a(孔幅、単位:mm)と印刷におけるはみ出し長さL1(相対値)との関係を示すものである。
ここで、図25中の「1st」、「2nd」、「3rd」は、印刷マスク100のふき取り回数であり、それぞれ印刷回数が1回毎、2回毎、3回毎にマスク100に付いた導電性接着剤30をふき取ることを意味する。
図25に示されるように、当該ふき取り回数にかかわらず、開口部の幅aを小さくすることで、はみ出し長さL1を低減できることがわかった。このことから、本発明者は、印刷面積を確保しつつ、開口部の幅を小さくすることと同様の効果が発揮されるように、開口部の構成を工夫すればよいと考え、これに着目して本発明を創出した。
すなわち、請求項1に記載の発明は、印刷マスク(100)として、導体(21)に対応する開口部(102)が、スキージ(200)の可動方向(Y)と直交する方向に配列された複数個の孔(101)の集合体として構成されたものを用い、
個々の前記孔(101)は、前記スキージ(200)の可動方向(Y)を長手方向とする細長形状をなすものであり、
個々の前記孔(101)は、前記スキージ(200)の可動方向(Y)における前記開口部(102)の一端から他端まで前記スキージ(200)の可動方向(Y)と平行に連続して延びる1個の孔であり、
前記開口部(102)は、前記孔(101)が前記スキージ(200)の可動方向(Y)と平行なストライプ状に複数個配列された集合体であり、
個々の前記孔(101)の幅である孔幅aと隣り合う前記孔(101)の間の幅である間隔幅bとは、0.5a<b<aの大きさの関係となっていることを特徴とする(後述の図2、図20(a)等参照)。
それによれば、個々の孔(101)は、スキージ(200)の可動方向(Y)と直交する方向の幅が1個の開口部(102)全体の幅よりも小さいものであり、1個の開口部(102)はこれら孔(101)の集合体として構成されるため、見かけ上、開口部(101)の当該幅を狭くしたことと同じ効果が期待され、導電性接着剤(30)の印刷におけるはみ出しを抑制しやすくできる。
さらに、請求項1に記載の発明では、個々の孔(101)の孔幅aと間隔幅bとを、0.5a<b<aの大きさの関係に設定している。
それによれば、間隔幅bを孔幅aよりも小さくすることで、電子部品(10)を基板(20)の一面上に搭載して導電性接着剤(30)をつぶすときに、ストライプ状パターンに配置された導電性接着剤(30)において隣り合う個々の導電性接着剤(30)同士が、十分に重なり合うため、ボイドの発生が極力抑制される。そして、間隔幅bを孔幅aの0.5倍より大きくすることで、印刷マスク(100)の必要強度を確保できる。
次に、請求項2に記載の発明では、印刷マスク(100)として、導体(21)に対応する開口部(102)が、スキージ(200)の可動方向(Y)と直交する方向に配列された複数個の孔(101)の集合体として構成されたものを用い、
さらに、前記開口部(102)を構成する複数個の前記孔(101)のうち前記電子部品(10)の前記電極(11)の外周端部および当該外周端部の外側に位置する部位は、当該孔(101)の深さ方向の途中部に、当該孔面積が絞られた部分としての絞り部(101a)を有し、当該部位に入り込んだ前記導電性接着剤(30)が前記絞り部(101a)よりも前記導体(21)側へ落ちないようになっていることを特徴とする。
それによれば、請求項1に記載の発明と同様に、見かけ上、開口部(101)の当該幅を狭くしたことと同じ効果が期待され、導電性接着剤(30)の印刷におけるはみ出しを抑制しやすくできる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、電極(11)の外周端部および当該外周端部の外側に位置する部位では導電性接着剤(30)が絞り部(101a)よりも導体(21)側へ落ちないようになっているので、電子部品(10)の搭載時における導電性接着剤(30)のつぶれ幅(L2)を、極力小さいものとし、この部品搭載におけるつぶれ幅(L2)が印刷におけるはみ出し長さ(L1)を越えないようにすることが可能となる。
ここで、請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の電子部品の実装方法において、個々の孔(101)は、スキージ(200)の可動方向(Y)を長手方向とする細長形状をなすものにできる。(後述の図2、図20(a)等参照)。
さらに、請求項3に記載の発明のように、上記細長形状をなす個々の孔(101)は、スキージ(200)の可動方向(Y)における開口部(102)の一端から他端までスキージ(200)の可動方向(Y)と平行に連続して延びる1個の孔であり、開口部(102)は、孔(101)がスキージ(200)の可動方向(Y)と平行なストライプ状に複数個配列された集合体であることが好ましい(後述の図2、図20(a)参照)。
この場合、基板(20)の一面上に印刷された導電性接着剤(30)は、スキージ(200)の可動方向(Y)と平行なストライプ状パターンとなる。
そして、請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載の電子部品の実装方法において、個々の孔(101)の幅である孔幅aと隣り合う孔(101)の間の幅である間隔幅bとを、0.5a<b<aの大きさの関係とすればよい(後述の図6等参照)。
それによれば、請求項1に記載の発明と同様に、間隔幅bを孔幅aよりも小さくすることで、電子部品(10)を基板(20)の一面上に搭載して導電性接着剤(30)をつぶすときに、ストライプ状パターンに配置された導電性接着剤(30)において隣り合う個々の導電性接着剤(30)同士が、十分に重なり合うため、ボイドの発生が極力抑制される。そして、間隔幅bを孔幅aの0.5倍より大きくすることで、印刷マスク(100)の必要強度を確保できる。
また、請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子部品の実装方法において、個々の孔(101)におけるスキージ(200)の可動方向(Y)の終端部が、当該可動方向(Y)に凸となったV字形状となっていることが好ましい(後述の図2、図6等参照)。それによれば、印刷荷重の低減が可能となり、特に、個々の孔(101)におけるスキージ(200)の可動方向(Y)の終端部での印刷のはみ出しを小さくすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子部品10の基板20への実装構造を示す図であり、(a)は概略平面図であり、(b)は(a)中のA−A一点鎖線に沿った概略断面図である。
電子部品10は、たとえば、コンデンサ、ICチップ、抵抗素子など、基板20に対して導電性接着剤により接続されるものであればよい。図1では、電子部品10としてはコンデンサの例を挙げている。基板20は、たとえばセラミック基板やプリント基板などの配線基板などである。
電子部品10には、電極11が設けられており、この電子部品10は基板20の一面上に搭載されている。基板20の一面のうちこの電極11に対向する部位には、導体としてのランド21が設けられている。このランド21は、たとえばCuメッキ、Niメッキなどよりなる。
そして、ランド21と電子部品10の電極11との間には、導電性接着剤30が配設されており、ランド21と電極11とは、導電性接着剤30を介して電気的に接続されている。この導電性接着剤30は、一般的なものと同様に、AgやCuなどよりなる導電フィラーを樹脂に混合させたもので、塗布して硬化させることで接続を行うものである。たとえば、導電性接着剤30としてはAgペーストが挙げられる。
次に、本実施形態の電子部品の実装構造を作製するための実装方法について述べる。本実装構造は、基板20の一面上にてランド21上に導電性接着剤30を印刷法にて配設した後、その上に電子部品10を搭載して、電子部品10の電極11とランド21とを導電性接着剤30を介して接触させる。その後、導電性接着剤30を硬化させることで、本実施形態の実装構造ができあがる。
本実装方法は、導電性接着剤30の印刷工程に独自の工夫を持たせたものであり、この印刷方法について、さらに述べることとする。図2は、本印刷工程に用いられる印刷マスク100の平面図であり、図3は、この印刷マスク100を用いた印刷方法を示す概略断面図であり、上記ランドは省略してある。
図2に示されるように、印刷マスク100はステンレスなどの金属製板状のものであり、エッチングやプレス加工などにより形成された開口部102を有している。理想的には、この開口部102の形状が導電性接着剤30の印刷形状となる。そして、導電性接着剤30の配設は、図3に示されるように、この印刷マスク100とスキージ200とを用いて行われる。
すなわち、図3に示されるように、基板20の一面上に、印刷マスク100を載せて開口部102と上記ランドとを一致させ、印刷マスク100上に導電性接着剤30を配設する。そして、スキージ200を開口部102上にて一定方向に可動させる。ここで、図3中には、スキージ200の可動方向が矢印Yにて示されている。
この可動方向Yに沿ってスキージ200を可動させることにより、印刷マスク100上の導電性接着剤30が、スキージ200に押されて開口部102に入り込み、開口部102から基板20の一面の上記ランド上に塗布される。
ここで、1個のランドに対応して開口部102が設けられるが、本実施形態の印刷マスク100では、図2に示されるように、この開口部102が、スキージ200の可動方向Yと直交する方向(図2中の上下方向)に配列された複数個の孔101の集合体として構成されている。
ここでは、図2に示されるように、個々の孔101は、スキージ200の可動方向Yを長手方向とする細長形状をなすものである。さらに言えば、個々の孔101は、スキージ200の可動方向Yにおける開口部102の一端から他端まで当該可動方向Yと平行に連続して延びる1個の孔である。
そして、開口部102は、孔101がスキージ200の可動方向Yと平行なストライプ状に複数個配列された集合体として構成されている。なお、図2では、図中の上から下まで孔101がストライプ状に配列されているが、途中の点線部分は省略してある。
そして、このような開口部102によって導電性接着剤30を印刷した後の状態は、図4に示される。ここで、図4には、電子部品10の外形を太い破線で示すとともに、導電性接着剤30の印刷におけるはみ出し領域31を、一点鎖線で囲まれた領域として示してある。
図4に示されるように、本実施形態では、基板20の一面上に印刷された導電性接着剤30の平面形状は、当該可動方向Yと平行なストライプ状パターンとなる。ここまでが、本実施形態の印刷工程である。
ここで、本実装方法では、印刷マスク100において、個々の孔101におけるスキージ200の可動方向Yと直交する方向の幅は、1個の開口部102全体の当該可動方向Yと直交する方向の幅よりも小さい。そのため、見かけ上、開口部102の幅を狭くしたことと同じ効果(上記図25参照)が期待される。したがって、本実施形態によれば、導電性接着剤30の印刷におけるはみ出し長さL1(図4参照)を極力小さくできる。
そして、本実装方法では、このようなストライプ状パターンに配置された導電性接着剤30の上に、電子部品10を搭載する。図5は、この電子部品10の搭載後の状態を示す概略平面図である。なお、この図5および上記図4では基板20の一面上の上記ランドは省略してある。
図5に示されるように、搭載される電子部品10により、導電性接着剤30が押しつぶされる。そのため、電子部品10すなわち電極11の直下およびその周辺部において、ストライプ状に隣り合う個々の導電性接着剤30同士が、重なり合ってつながった状態となる。そして、この状態で、導電性接着剤30を硬化させれば、本実施形態の電子部品の実装構造が完成する。
このように、本実施形態の実装方法によれば、印刷マスク100として、ランド21に対応する開口部102が、スキージ200の可動方向Yと直交する方向に配列された複数個の孔101の集合体として構成されたものを用いることにより、導電性接着剤30の印刷におけるはみ出しを抑制しやすくできる。
次に、本実施形態の実装方法に用いる印刷マスク100について、その孔101の形状の詳細を述べる。上述したように、開口部102は、スキージ200の可動方向Yと平行なストライプ状に複数個配列された孔101の集合体である。図6は、2個の隣り合う孔101を示す部分的な平面図である。
まず、図6に示されるように、本実施形態では、個々の孔101におけるスキージ200の可動方向Yの終端部が、当該可動方向Yに凸となったV字形状となっている。このV字の角度θは、限定するものではないが、たとえば60°〜150°程度である。
それによれば、導電性接着剤30の印刷時に、個々の孔101におけるスキージ200の可動方向Yの終端部での印刷荷重の低減が可能となるため、当該終端部での印刷のはみ出し長さL1(上記図4参照)を小さくするのに効果的である。
また、図6に示されるように、個々の孔101におけるスキージ200の可動方向Yと直交する方向の幅aを孔幅aとし、同方向において隣り合う孔101の間の幅bを間隔幅bとする。
このとき、孔幅aは80μm以上であることが好ましい。これは、Agペーストに代表される導電性接着剤30の導電フィラーのサイズは数〜20μm程度のものがほとんどであり、これが孔101を通過するためには、孔幅aが80μm以上であることが望ましい事が実験より算出されているためである。
そして、間隔幅bについては、孔幅aの0.5倍よりも大きく孔幅a未満であること、すなわち0.5a<b<aの大きさの関係となっていることが好ましい。この関係を維持したうえで、通常の導電性接着剤30に対応する間隔幅bは、たとえば0.08mm〜0.5mm以内である。次に、この0.5a<b<aである大きさの関係の根拠について述べる。
図7は、間隔幅bが比較的大きい場合における(a)導電性接着剤30の印刷後の状態、(b)部品搭載後の状態をそれぞれ示す概略断面図であり、図8は、間隔幅bが比較的小さい場合における(a)導電性接着剤30の印刷後の状態、(b)部品搭載後の状態をそれぞれ示す概略断面図である。
まず、図7に示されるように、間隔幅bが比較的大きい場合では、間隔幅bが大きすぎて、電子部品10の搭載後において導電性接着剤30がつぶれても、隣り合う導電性接着剤30の間に隙間すなわちボイドBが残ってしまう。
つまり、上記ストライプ構成の場合、間隔幅bが大きいと、印刷マスク100の機械的強度は高くなるが、直接印刷されないが部品搭載後に導電性接着剤が充填されるべき非印刷領域のボイドBが懸念される。
一方、図8に示されるように、孔幅aを大きくして間隔幅bを比較的小さくした場合では、上記非印刷領域において導電性接着剤30のつぶれによってボイドは無くなるものの、印刷マスク100の機械的強度が低くなってしまうことが懸念される。
そこで、さらに、本発明者は、部品搭載による導電性接着剤30のつぶれ幅を調べ、つぶれ幅の大きさに応じて間隔幅bを決めれば、不必要に印刷マスク100の機械的強度を低下させることはなくなると考えた。このつぶれ幅の検討の一例を示す。
図9は、印刷マスク100の厚みd1すなわち印刷マスク厚みd1と、印刷された導電性接着剤30の厚みd2すなわち導電性接着剤30の印刷厚みd2との関係を説明する概略断面図である。金属製の印刷マスク100においては、図9(a)に示されるように、厚みd1の印刷マスク100を用いて印刷した場合、図9(b)に示されるように、導電性接着剤30の印刷厚みd2は、実質的に上記印刷マスク厚みd1と同じである。
また、図10は、電子部品10の搭載時における導電性接着剤30のつぶれ幅L2、すなわち部品搭載におけるつぶれ幅L2の確認方法を示す概略断面図である。このつぶれ幅L2は、図10(a)に示されるように、導電性接着剤30を上記孔幅aにて印刷した後、この幅aよりも大きな電子部品10を搭載した際の導電性接着剤30のはみだし量L2として測定することができる。
そして、本発明者は、上記図9および図10に基づいて、部品搭載におけるつぶれ幅L2を調査した。ここで、図11(a)〜(d)は、この調査に用いた孔101の形状の一例を示す図であり、長方形状をなすパターンCや、長方形の中央部が狭くなった形状をなすパターンA、B、Dが表されている。なお、図11中には、各部の寸法がmm単位で示されている。
そして、これら図11に示される各パターンA〜Dの孔101について、上記図10に示されるように、部品搭載を行い、つぶれ幅L2を求めた。その結果は、図12に示される。図12(a)は上記パターンCについての導電性接着剤30のつぶれ状態を示す平面図、図12(b)は上記パターンA、B、Dについての同平面図であり、各場合について上記つぶれ幅L2を示してある。
このつぶれ幅L2の調査は、印刷マスク厚みd1および部品搭載時の押し込み量(マウント押し込み量)を変えて行った。その結果を図13に示す。図13では、印刷マスク厚みd1を60μm、80μmと変え、さらにそれぞれの印刷マスク厚みd1において、マウント押し込み量を0.2mm/sec、0.4mm/sec、0.8mm/secと変えて調査した。
図13に示されるように、マウント押し込み量によるつぶれ幅L2の変化は小さく、つぶれ幅L2は、印刷マスク厚みd1、すなわち、上記導電性接着剤30の印刷厚みd2(上記図9参照)に、主として依存することがわかる。なお、この図13における印刷マスク厚みd1は一般的なものであり、マウント押し込み量は、通常0.4mm/sec程度である。
そして、この図13に示される部品搭載によるつぶれ幅L2は、上記図11に示される各パターンの孔101の孔幅に対して、50%〜70%ほどであることがわかる。このことが、上記した0.5a<b<aである大きさの関係の根拠となる。
図14は、上記孔幅aと間隔幅bを、どの程度に設定すればよいかについて設計概念を示す図である。上記図13から求められたように、部品搭載によるつぶれ幅L2は、孔101の孔幅aに対して、50%〜70%ほどである。そして、隣り合う導電性接着剤30からつぶれが生じることを考慮すれば、上記非印刷領域に確実に導電性接着剤30を充填するためには、間隔幅bは孔幅aよりも小さくする必要がある。
さらに、実質的に良好な電気伝導を得るためには、間隔幅bはもっと短くすることが好ましいが、印刷マスク100の機械的耐久の点を踏まえると、間隔幅bは孔幅aの0.5倍よりも大きいことが必要となる。これが、本実施形態の上記ストライプ構成において、0.5a<b<aの関係を採用した根拠である。
また、図15、図16は、それぞれ本実施形態の印刷マスク100における孔101の断面形状を表す図であり、図15は、孔101の深さ方向の下方に向かって孔面積が狭くなる順テーパ形状の場合の印刷工程を示す図、図16は、孔101の深さ方向の下方に向かって孔面積が広くなる逆テーパ形状の場合の印刷工程を示す図である。ここで、これら両図15、16において、孔101の深さ方向の下方とは、図中の下方すなわち基板20側の方向である。
順テーパの場合は、印刷後に、印刷マスク100をリフトオフした際の導電性接着剤30の抜けが悪くなることが予測される。そのため、図15(b)に示されるように、当該リフトオフの際に印刷した導電性接着剤30が、印刷マスク100と一緒に持っていかれてしまい、所望の印刷厚みが得られない。
一方、逆テーパの場合は、リフトオフした際の導電性接着剤30の抜けは良いものであり、図16(b)に示されるように、印刷マスク100の厚みと同じ厚みで導電性接着剤30が印刷される。そのため、本実施形態の印刷マスク100においては、孔101の断面形状は逆テーパが好ましく、図16中の角度θで言えば、90よりも大きく150°程度までが望ましい。
(第2実施形態)
ところで、導電性接着剤30の印刷面積に対して電子部品10のサイズが小さい場合は、部品搭載時の導電性接着剤30のつぶれによる影響は考える必要がないが、電子部品10のサイズが大きい場合については、その対策を考える必要がある。このことについて、図17を参照して具体的に述べる。
図17は、部品搭載による導電性接着剤30のつぶれの状態を示す概略平面図であり、(a)は、導電性接着剤30の印刷面積に対して電子部品10のサイズが小さい場合であり、(b)は、導電性接着剤30の印刷面積に対して電子部品10のサイズが大きい場合である。
なお、図17中、導電性接着剤30は印刷直後の状態を実線にて示し、電子部品10の外形を太い破線で示し、導電性接着剤30の印刷におけるはみ出し領域31を一点鎖線で囲まれた領域として示し、部品搭載によりつぶれた導電性接着剤30の外形を破線30’にて示す。
図17(a)に示されるように、電子部品10のサイズが印刷面積に対して小さい場合には、部品搭載によってつぶれた導電性接着剤30は、印刷におけるはみ出し領域31の範囲内に収まる。
しかし、基板20の一面上における部品の実装密度の増大や、基板サイズの小型化などにより、図17(b)に示されるように、電子部品10のサイズが大きくなる場合がでてくる。そして、この場合には、部品搭載によって導電性接着剤30は、つぶれ幅L2の分つぶれるが、このつぶれによって導電性接着剤30が印刷におけるはみ出し領域31の外側にはみ出してしまい、印刷におけるはみ出しを低減したことが無駄になってしまう恐れがある。
そこで、本発明の第2実施形態では、この部品搭載による導電性接着剤30のつぶれを低減するのに好ましい印刷マスク100を提供する。具体的には、導電性接着剤30のうち部品搭載によってつぶれる部位では、つぶれない部位よりも印刷厚みが薄くなるように、印刷可能なマスク構成を実現するものである。
図18は、本第2実施形態に係る印刷マスク100の部分的な断面形状を示す図であり、(a)は第1の例、(b)は第2の例を示す。また、図19は、本実施形態の印刷マスク100における導電性接着剤30の印刷厚みの分布を示すための平面図である。この図19では、便宜上、印刷後の印刷厚みがマスク厚みと同じになる部位に斜線ハッチングを施し、印刷厚みがマスク厚みよりも薄くなる部位に点ハッチングを施し、また、印刷マスク100に対応する電子部品10の外形を太い破線で示してある。
具体的に、図19に示されるように、印刷厚みがマスク厚みよりも薄くなる部位は、開口部102を構成する複数個の孔101のうち電子部品10の電極11の外周端部および当該外周端部の外側に位置する部位である。一方、印刷厚みがマスク厚みと同じになる部位は、複数個の孔101のうち電子部品10の電極11の外周端部よりも内周側に位置する部位である。
そして、上記図18には、印刷厚みがマスク厚みと同じになる部位と印刷厚みがマスク厚みよりも薄くなる部位とにおける、孔101の断面形状が示されている。図18において、印刷厚みがマスク厚みと同じ部位は、(a)、(b)の左側の孔101であり、上記図16に示したような断面が逆テーパ形状の孔101である。
一方、印刷厚みがマスク厚みよりも薄くなる部位は、図18における(a)、(b)の右側の孔101である。この右側の孔101は、当該孔101の深さ方向の途中部に、孔面積が絞られた部分としての絞り部101aを有する。それにより、この部位では、当該部位に入り込んだ導電性接着剤30が絞り部101aよりも導体21側すなわち基板20側(図18中の下側)へ落ちないようになっている。
ここで、図18(a)に示される第1の例では、絞り部101aを有する孔101は、絞り部101aよりも深さ方向の上側がストレートな孔形状であり、下側は上記逆テーパ形状である。
一方、図18(b)に示される第2の例では、絞り部101aを有する孔101は、中央部が絞られた鼓形状の孔であり、深さ方向における絞り部101aよりも上側に位置する部位は、上記順テーパ状の孔形状をなすが、下側(基板側)に位置する部位は、上記逆テーパ形状の孔形状をなす。
この絞り部101aの作用については、上記図15に示した順テーパの説明により理解できる。つまり、図18に示される絞り部101aによれば、印刷マスク100のリフトオフの際に絞り部101aよりも上側の導電性接着剤30は、印刷マスク100と一緒に持っていかれる。そのため、この絞り部101aを有する孔101における導電性接着剤30の印刷厚みは、印刷マスク厚みよりも薄いものとなる。
こうして、本実施形態によれば、電子部品10のサイズが印刷面積に対して大きくなったとしても、部品搭載による導電性接着剤30のつぶれ幅L2を、極力小さいものとし、このつぶれ幅L2が印刷におけるはみ出し長さL1を越えないようにすることが可能となる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、孔幅aを80μm以上としているが、これは、導電性接着剤30が一般的なAgペースト(導電フィラーのサイズが〜20μmまでのもの)の場合であり、ナノフィラーのようなものに対しては、孔幅aはもっと縮まり、必然的に間隔幅bも小さくなる。
また、印刷マスク100としては、開口部102が、スキージ200の可動方向Yと直交する方向に配列された複数個の孔101の集合体として構成されたものであればよく、上記図2に示したようなストライプ構成のもの以外にも、たとえば、図20(a)〜(c)や図21(a)、(b)に示されるようなものであってもよい。
図20(a)に示される例では、上記図2に示した孔101において、上記スキージ200の可動方向Yの終端部を上記V字形状とはせず、直線としたものである。この例においても、上記した孔幅aおよび間隔幅bにおける0.5a<b<aの関係を採用することができる。
また、スキージ200の可動方向Yを長手方向とする細長形状をなすものとしては、図20(b)、(c)および図21(a)に示されるものでもよい。これらにおいては、個々の孔101は、スキージ200の可動方向Yにおける開口部102の一端と他端との間に、当該可動方向Yに列をなして複数個配置されている。そして、開口部102は、これらの列が可動方向Yと平行なストライプ状に複数個配列されてなる。
さらに、個々の孔101は、スキージ200の可動方向Yを長手方向とする細長形状をなすものであること以外にも、当該可動方向Yと直交する方向に分割された複数の孔の1つであればよく、上記細長形状に限定されない。たとえば、図21(b)に示されるような星形の孔101でもよい。
本発明の第1実施形態に係る電子部品の実装構造を示す図であり、(a)は概略平面図であり、(b)は(a)中のA−A概略断面図である。 上記第1実施形態の印刷工程に用いられる印刷マスクの平面図である。 図2に示される印刷マスクを用いた印刷方法を示す概略断面図である。 上記第1実施形態の印刷工程において印刷後の導電性接着剤を示す概略平面図である。 上記第1実施形態の印刷工程において電子部品搭載後の状態を示す概略平面図である。 上記第1実施形態において2個の隣り合う孔を示す部分的な平面図である。 間隔幅bが比較的大きい場合における(a)導電性接着剤の印刷後の状態、(b)部品搭載後の状態をそれぞれ示す概略断面図である。 間隔幅bが比較的小さい場合における(a)導電性接着剤の印刷後の状態、(b)部品搭載後の状態をそれぞれ示す概略断面図である。 印刷マスク厚みd1と導電性接着剤30の印刷厚みd2との関係を示す概略断面図である。 部品搭載におけるつぶれ幅の確認方法を示す概略断面図である。 つぶれ幅の調査に用いた孔の形状の一例を示す図である。 上記図11に示される各パターンについての導電性接着剤のつぶれ状態を示す平面図である。 印刷マスク厚みおよびマウント押し込み量を変えたときのつぶれ幅の変化を調査した結果を示す図である。 孔幅aと間隔幅bとの設計概念を示す図である。 印刷マスクにおける孔の断面形状が順テーパ形状の場合の印刷工程を示す図である。 印刷マスクにおける孔の断面形状が逆テーパ形状の場合の印刷工程を示す図である。 部品搭載による導電性接着剤のつぶれの状態を示す概略平面図であり、(a)は電子部品のサイズが小さい場合、(b)は電子部品のサイズが大きい場合である。 本発明の第2実施形態に係る印刷マスクの部分的な断面形状を示す図であり、(a)は第1の例、(b)は第2の例を示す。 上記第2実施形態の印刷マスクにおける導電性接着剤の印刷厚みの分布を示すための平面図である。 他の実施形態に係る印刷マスクの孔形状を示す図である。 他の実施形態に係る印刷マスクの孔形状を示す図である。 (a)は、基板の反りにより印刷マスクと基板とのクリアランスが発生する状態を示す概略断面図であり、(b)は、基板の凹凸により印刷マスクと基板とのクリアランスが発生する状態を示す概略断面図である。 スキージの可動方向の終端部にて印刷のはみ出しが発生する様子を示す概略断面図である。 開口部の幅aおよびはみ出し長さL1を定義する概略平面図である。 開口部の幅aと印刷におけるはみ出し長さL1との関係を示す図である。
符号の説明
10…電子部品、11…電子部品の電極、20…基板、
21…基板の導体としてのランド、30…導電性接着剤、
100…印刷マスク、101…孔、101a…絞り部、102…開口部、
200…スキージ、a…孔幅、b…間隔幅、Y…スキージの可動方向。

Claims (5)

  1. 基板(20)の一面上に電子部品(10)を搭載し、前記基板(20)の前記一面上に設けられた導体(21)と前記電子部品(10)の電極(11)との間に、導電性接着剤(30)を配設して電気的に接続するものであり、
    前記導電性接着剤(30)の配設は、開口部(102)を有する金属製の印刷マスク(100)とスキージ(200)を用い、前記スキージ(200)を前記開口部(102)上にて一定方向に可動させることで前記開口部(102)から前記導体(21)の上に前記導電性接着剤(30)を塗布することにより行われる電子部品の実装方法において、
    前記印刷マスク(100)として、前記導体(21)に対応する前記開口部(102)が、前記スキージ(200)の可動方向(Y)と直交する方向に配列された複数個の孔(101)の集合体として構成されたものを用い、
    個々の前記孔(101)は、前記スキージ(200)の可動方向(Y)を長手方向とする細長形状をなすものであり、
    個々の前記孔(101)は、前記スキージ(200)の可動方向(Y)における前記開口部(102)の一端から他端まで前記スキージ(200)の可動方向(Y)と平行に連続して延びる1個の孔であり、
    前記開口部(102)は、前記孔(101)が前記スキージ(200)の可動方向(Y)と平行なストライプ状に複数個配列された集合体であり、
    個々の前記孔(101)の幅である孔幅aと隣り合う前記孔(101)の間の幅である間隔幅bとは、0.5a<b<aの大きさの関係となっていることを特徴とする電子部品の実装方法。
  2. 基板(20)の一面上に電子部品(10)を搭載し、前記基板(20)の前記一面上に設けられた導体(21)と前記電子部品(10)の電極(11)との間に、導電性接着剤(30)を配設して電気的に接続するものであり、
    前記導電性接着剤(30)の配設は、開口部(102)を有する金属製の印刷マスク(100)とスキージ(200)を用い、前記スキージ(200)を前記開口部(102)上にて一定方向に可動させることで前記開口部(102)から前記導体(21)の上に前記導電性接着剤(30)を塗布することにより行われる電子部品の実装方法において、
    前記印刷マスク(100)として、前記導体(21)に対応する前記開口部(102)が、前記スキージ(200)の可動方向(Y)と直交する方向に配列された複数個の孔(101)の集合体として構成されたものを用い、
    さらに、前記開口部(102)を構成する複数個の前記孔(101)のうち前記電子部品(10)の前記電極(11)の外周端部および当該外周端部の外側に位置する部位は、当該孔(101)の深さ方向の途中部に、当該孔面積が絞られた部分としての絞り部(101a)を有し、当該部位に入り込んだ前記導電性接着剤(30)が前記絞り部(101a)よりも前記導体(21)側へ落ちないようになっていることを特徴とする電子部品の実装方法。
  3. 個々の前記孔(101)は、前記スキージ(200)の可動方向(Y)を長手方向とする細長形状をなすものであり、
    個々の前記孔(101)は、前記スキージ(200)の可動方向(Y)における前記開口部(102)の一端から他端まで前記スキージ(200)の可動方向(Y)と平行に連続して延びる1個の孔であり、
    前記開口部(102)は、前記孔(101)が前記スキージ(200)の可動方向(Y)と平行なストライプ状に複数個配列された集合体であることを特徴とする請求項に記載の電子部品の実装方法。
  4. 個々の前記孔(101)の幅である孔幅aと隣り合う前記孔(101)の間の幅である間隔幅bとは、0.5a<b<aの大きさの関係となっていることを特徴とする請求項3に記載の電子部品の実装方法。
  5. 前記個々の孔(101)における前記スキージ(200)の可動方向(Y)の終端部が、当該可動方向(Y)に凸となったV字形状となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子部品の実装方法。
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