JP4735433B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、用紙を搬送するローラを備えた画像形成装置に関する。
従来、用紙を搬送するローラを備えた画像形成装置が知られている。ローラは、スリットなどが設けられたローラの支持部と、ローラに取り付けられた軸受部材とによってローラが回転可能に支持される(たとえば、特許文献1〜4参照)。
上記特許文献1に記載のローラの軸受構造では、上方向に開口する略U字形状のスリットがローラの支持部に設けられており、ローラの両方の軸を略U字形状のスリットに挿入することにより、ローラが支持されている。また、ローラの軸に設けられたフランジによってローラの軸方向への移動が規制されている。また、ローラの軸には、コイルバネが軸に通すように取り付けられることによって、支持部の内壁からの反力によりローラを付勢している。
また、上記特許文献2に記載のローラの軸受構造では、ローラの支持部に、支持孔と支持孔に繋がったローラの軸を導くためのスリットとが設けられている。ローラの軸には、円筒形の軸受部が取り付けられている。軸受部の一方端には、ローラの軸方向の移動を規制するためのフランジ部が形成されている。また、軸受部の他方端は、支持孔の直径より小さい幅を有するスリットを通るように断面が小判形状に形成されている。軸受部をスリットを通して支持孔に挿入し、小判形状の軸受部が支持孔に支持されることによってローラの軸が支持される。
また、上記特許文献3に記載のローラの軸受構造では、軸受部の上端面に内周面が円弧状の支持部が形成されている。その支持部の内周面には、ローラの軸心に向けて突起した円弧形状のストッパ部が形成されている。一方、ローラの軸には、リング状の溝部が形成されており、この溝部と支持部のストッパ部とが嵌り合うことによって、ローラの軸方向の位置決めが行われている。
また、上記特許文献4に記載のローラの軸受構造は、U字形状の貫通孔を有するローラの支持部と、ローラの軸を挿入するための挿入孔および支持部のU字形状の貫通孔の内周部に嵌め込む嵌合部が設けられた軸受部材とを含んでいる。そして、その軸受部材を、支持部のU字形状の貫通孔の上方から下方に向かって嵌め込むことによってローラを固定している。
特開平9−240873号公報 特開平9−221246号公報 特開平11−236919号公報 実用新案登録2542907号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のローラの軸受構造では、上方向に開口する略U字形状の構造であるので、支持部の構造が真円ではない。このため、支持部における支持孔の正確な位置を測定しにくいという不都合がある。ここで、軸受構造を形成する際には、通常、設計図に基づいて樹脂成形金型を作成し、その樹脂成形金型により実際に形成した軸受構造の位置を測定する。そして、その測定した位置に基づいて樹脂成形金型を修正した上で、その修正した樹脂成形金型により軸受構造を含む製品を製造する。この場合に、支持部の支持孔の位置を正確に測定できないと、樹脂成形金型の正確な修正を行うことができないので、軸受部の位置精度を向上させることが困難になるという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載のローラの軸受構造では、ローラの支持部には、支持孔と支持孔に繋がったローラの軸を導くためのスリットとが設けられているので、支持部の構造が真円ではない。このため、支持部における支持孔の正確な位置を測定しにくいという不都合がある。その結果、上記特許文献1と同様、樹脂成形金型の正確な修正を行うことができないので、軸受部の位置精度を向上させることが困難になるという問題点がある。
また、上記特許文献3に記載のローラの軸受構造では、軸受部の上端面に内周面が円弧状の支持部が形成されているので、支持部の構造が真円ではない。このため、支持部における支持孔の正確な位置を測定しにくいという不都合がある。その結果、上記特許文献1と同様、樹脂成形金型の正確な修正を行うことができないので、軸受部の位置精度を向上させることが困難になるという問題点がある。
また、上記特許文献4に記載のローラの軸受構造では、ローラの支持部に設けられたU字形状の貫通孔が形成されているので、支持部の構造が真円ではない。このため、支持部における支持孔の正確な位置を測定しにくいという不都合がある。その結果、上記特許文献1と同様、樹脂成形金型の正確な修正を行うことができないので、軸受部の位置精度を向上させることが困難になるという問題点がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ローラの軸受部の位置精度を向上させることが可能な画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面における画像形成装置は、印字ヘッドが取り付けられるシャーシと、用紙を搬送するローラとを備えた画像形成装置において、ローラの軸部の一方端に取り付けられ、ローラの軸部を挿入するための孔部を有するとともに、円形状の外周面を有する取付部を含むギアと、シャーシの側面部に取り付けられ、ギアの取付部の円形状の外周面を支持する四角形状の内周面を有する軸受部が一体的に設けられた側板とをさらに備え、側板および四角形状の内周面を有する軸受部は、ローラをローラの軸部が延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリットを含み、側板および四角形状の内周面を有する軸受部のスリットは、軸部が挿入可能な幅を有し、かつ、円形状の外周面を有するギアの取付部の外径よりも小さい幅を有し、四角形状の内周面を有する軸受部は、スリットを介してローラの軸部を挿入する方向には、軸受部の四角形状の内周面のスリットの縁部と、四角形状の内周面のスリットの縁部と対向する面とでギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、スリットを介してローラの軸部を挿入する方向と交差する方向には、四角形状の内周面のスリットが形成されない対向する2面でギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、側板の軸受部の内底面に対応する部分には、スリットと、ギアの取付部の軸方向の端面が当接する当接部とが設けられている。
この第1の局面による画像形成装置では、上記のように、軸受部を四角形状の内周面を有するように構成することによって、四角形状の内周面の水平方向および垂直方向の位置を投影機などによって容易に正確に測定することができるため、軸受部の正確な位置を測定することができる。これにより、実際に形成した軸受部の位置測定の結果に基づいてその軸受部が一体的に設けられた側板の金型を修正する際に、正確な修正を行うことができるので、軸受部の位置精度を向上させることができる。また、側板および軸受部を、ローラをローラの軸部が延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリットを含むように構成することによって、側板に設けられたスリットを介してローラを軸受部に挿入することができるので、ローラの軸の着脱を容易に行うことができる。また、四角形状の内周面を有する軸受部は、スリットを介してローラの軸部を挿入する方向(水平方向)には、軸受部の四角形状の内周面のスリットの縁部と、四角形状の内周面のスリットの縁部と対向する面とでギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、スリットを介してローラの軸部を挿入する方向と交差する方向(垂直方向)には、四角形状の内周面のスリットが形成されない対向する2面でギアの取付部の円形状の外周面を位置決めするように構成することによって、四角形状の内周面のうち、スリットの2つの縁部と、スリットと対向する面と、スリットを形成していない対向する面の2面との5点でローラの軸の水平方向および垂直方向の位置決めが行われるので、ローラの軸が軸方向と交差する方向(水平方向および垂直方向)に移動するのを抑制することができる。また、側板の軸受部の内底面に対応する部分に、スリットと、ギアの取付部の軸方向の端面が当接する当接部とを設けることによって、ローラは、ギアの取付部と当接部とによってローラの軸の一方方向の位置決めが行われるので、ローラがローラの軸の一方方向に移動するのを抑制することができる。
この発明の第2の局面における画像形成装置は、印字ヘッドが取り付けられるシャーシと、用紙を搬送するローラと、ローラの軸部の一方端に取り付けられ、ローラの軸部を挿入するための孔部を有するとともに、円形状の外周面を有する取付部を含むギアと、シャーシの側面部に取り付けられ、ギアの取付部の円形状の外周面を支持する四角形状の内周面を有する軸受部が一体的に設けられた側板とを備え、側板および四角形状の内周面を有する軸受部は、ローラをローラの軸部が延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリットを含み、側板および四角形状の内周面を有する軸受部のスリットは、軸部が挿入可能な幅を有し、かつ、円形状の外周面を有するギアの取付部の外径よりも小さい幅を有する
この第2の局面による画像形成装置では、上記のように、軸受部を四角形状の内周面を有するように構成することによって、四角形状の内周面の水平方向および垂直方向の位置を投影機などによって容易に正確に測定することができるため、軸受部の正確な位置を測定することができる。これにより、実際に形成した軸受部の位置測定の結果に基づいてその軸受部が一体的に設けられた側板の金型を修正する際に、正確な修正を行うことができるので、軸受部の位置精度を向上させることができる。また、側板および軸受部は、ローラをローラの軸部が延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリットを含んでいる。このように構成すれば、側板に設けられたスリットを介してローラを軸受部に挿入することができるので、ローラの軸の着脱を容易に行うことができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、四角形状の内周面を有する軸受部は、スリットを介してローラの軸部を挿入する方向(水平方向)には、軸受部の四角形状の内周面のスリットの縁部と、四角形状の内周面のスリットの縁部と対向する面とでギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、スリットを介してローラの軸部を挿入する方向と交差する方向(垂直方向)には、四角形状の内周面のスリットが形成されない対向する2面でギアの取付部の円形状の外周面を位置決めされている。このように構成すれば、四角形状の内周面のうち、スリットの2つの縁部と、スリットと対向する面と、スリットを形成していない対向する面の2面との5点でローラの軸の水平方向および垂直方向の位置決めが行われるので、ローラの軸が軸方向と交差する方向(水平方向および垂直方向)に移動するのを抑制することができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、側板の軸受部の内底面に対応する部分に、スリットと、ギアの取付部の軸方向の端面が当接する当接部とが設けられている。このように構成すれば、ローラは、ギアの取付部と当接部とによってローラの軸の一方方向の位置決めが行われるので、ローラがローラの軸の一方方向に移動するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの断面図である。図3〜図12は、本発明の一実施形態による昇華型プリンタの構造の詳細を説明するための図である。図1〜図12を参照して、本実施形態による昇華型プリンタ100の構造について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例である昇華型プリンタに本発明を適用した場合について説明する。
本実施形態による昇華型プリンタ100は、図1〜図4に示すように、金属製のシャーシ1と、樹脂製の一方側板2と、樹脂製の他方側板3と、印字を行うための印字ヘッド4と、インクシートカートリッジ50と係合する巻取リール5および供給リール(図示せず)と、送りローラ6と、所定の押圧力で送りローラ6を押圧する金属製の押さえローラ7と、プラテンローラ8と、用紙ガイド9と、ゴム製の給紙ローラ10と、給紙ローラギア11と、ゴム製の排紙ローラ12と、排紙ローラギア13と、モータブラケット14と、用紙を搬送するためのステッピングモータ15と、印字ヘッド4の回動のための駆動源となるステッピングモータ16と、複数の中間ギア17および18と、送りローラギア19と、給紙ローラ10の軸部10aの他方端および排紙ローラ12の軸部12aの他方端を支持する支持部20を備えている。また、昇華型プリンタ100には、インクシートカートリッジ50が着脱可能に装着される。
シャーシ1は、互いに対向するように配置された一方側面部1aおよび他方側面部1bを備えるとともに、一方側面部1aと他方側面部1bとを連結する底面部1cを有している。このシャーシ1には、印字ヘッド4を回動可能に支持するための支持部(図示せず)が設けられている。
ここで、本実施形態では、図3および図4に示すように、樹脂製の一方側板2には、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aおよび四角形状の内周面を有する排紙ローラ軸受部2bが一体的に形成されている。給紙ローラ10の軸部10aの一方端には、円形状の外周面を有する取付部11aを含む給紙ローラギア11が取り付けられている。また、排紙ローラ12の軸部12aの一方端には、円形状の外周面を有する取付部13aを含む排紙ローラギア13が取り付けられている。給紙ローラ10の軸部10aおよび排紙ローラ12の軸部12aの他方端は、それぞれ、ローラの軸を支持するための貫通孔を有する支持部20によって回転可能に支持されている。
また、図5および図6に示すように、一方側板2には、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bに繋がるスリット2cおよび2dがそれぞれ設けられている。また、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aの内底面には、給紙ローラギア11の端面11cに当接する当接部2eが設けられている。また、四角形状の内周面を有する排紙ローラ軸受部2bの内底面には、排紙ローラギア13の端面13cに当接する当接部2fが設けられている。また、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bの四角形状の内周面の4辺は、それぞれ等しい長さLを有する。すなわち、給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bの四角形状の内周面は正方形状を有する。なお、給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bの四角形状の内周面の4辺の長さLは、円形状の外周面を有する取付部11aおよび13aの外径よりも若干大きくなるように設定されている。
また、図7および図8に示すように、給紙ローラ10の軸部10aの一方端に取り付けられた給紙ローラギア11の円形状の外周面を有する取付部11aは、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aの内周面の対向する面上の点30、31、32およびスリットを形成している2つのエッジ部(縁部)33および34により位置決めされて配置されている。すなわち、給紙ローラギア11の円形状の外周面を有する取付部11aは、給紙ローラ軸受部2aの内周面の上下方向の点30および31により、Y方向(垂直方向)の位置決めが行われ、給紙ローラ軸受部2aの内周面の左右方向の点32と2つのエッジ部(縁部)33および34とにより、X方向(水平方向)の位置決めが行われる。また、排紙ローラ12の軸部12aの一方端に取り付けられた排紙ローラギア13の円形状の外周面を有する取付部13aは、四角形状の内周面を有する排紙ローラ軸受部2bの内周面の対向する面上の点40、41、42およびスリットを形成している2つのエッジ部(縁部)43および44により位置決めされている。すなわち、排紙ローラギア13の円形状の外周面を有する取付部13aは、排紙ローラ軸受部2bの内周面の上下方向の点40および41により、Y方向(垂直方向)の位置決めが行われ、排紙ローラ軸受部2bの内周面の左右方向の点42と2つのエッジ部(縁部)43および44とにより、X方向(水平方向)の位置決めが行われる。
また、図9および図10に示すように、給紙ローラ10の軸部10aには、D形状のギア挿入部10bが設けられている。この給紙ローラ10のギア挿入部10bは、給紙ローラギア11が空回りしないように円形状の外周面を有する取付部11aのD形状の孔部11bに嵌め込まれている。
また、図11および図12に示すように、排紙ローラ12の軸部12aには、D形状のギア挿入部12bが設けられている。この排紙ローラ12のギア挿入部12bは、排紙ローラギア13が空回りしないように円形状の外周面を有する取付部13aのD形状の孔部13bに嵌め込まれる。なお、排紙ローラギア13には、排紙ローラギア13の軸方向の位置決めを行うためのフランジ部13dが設けられている。
また、図1および図2に示すように、印字ヘッド4は、一対の支持軸4aと、プラテンローラ8に対向するように配置されたヘッド部4bと、支持軸4aとヘッド部4bとを連結する一対のアーム部4cとを有している。この印字ヘッド4は、支持軸4aを支点として回動可能に構成されている。すなわち、印字ヘッド4の一対の支持軸4aは、それぞれ、シャーシ1の図示しない支持部に回動可能に取り付けられる。
図13〜図17は、本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順を説明するための斜視図である。次に、図13〜図17を参照して、給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順について説明する。
まず、図13に示す状態から図14に示すように、排紙ローラ12の軸部12aを、矢印C方向に移動させることにより、スリット2dを介して四角形状の内周面を有する排紙ローラ軸受部2bに通す。その後、排紙ローラ12の軸部12aを、軸部12aの矢印A方向(縦方向)に移動させる。これにより、図15に示すように、排紙ローラ12の軸部12aを、四角形状の内周面を有する排紙ローラ軸受部2bに収納する。
次に、図16に示すように、給紙ローラ10の軸部10aを、矢印C方向に移動させることにより、スリット2cを介して四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aに通す。その後、給紙ローラ10の軸部10aを、軸部10aの矢印A方向(縦方向)に移動させる。そして、図17に示すように、給紙ローラ10の軸部10aを、給紙ローラギア11が排紙ローラギア13に設けられたフランジ部13dに重なるようにして、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aに収納する。
次に、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による昇華型プリンタ100の駆動力の伝達について説明する。まず、ステッピングモータ15の駆動力が、図示しない中間ギアを介して、送りローラギア19に伝達される。これにより、送りローラ6が回転する。また、ステッピングモータ15の駆動力が、送りローラギア6から中間ローラギア17および18を介して、給紙ローラギア11および排紙ローラギア13に伝達される。これにより、給紙ローラ10の軸部10aおよび排紙ローラ12の軸部12aが回転することによって、給紙ローラ10および排紙ローラ12が回転する。
なお、本実施形態の昇華型プリンタ100では、図2に示すように、プラテンローラ8とヘッド部4bとの間に、用紙60とインクシート51とを挟んだ状態で、印字ヘッド4によりインクシート51を用紙60に熱転写することにより、印字(印画)が行われる。
本実施形態では、上記のように、給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bを四角形状の内周面を有するように構成することによって、四角形状の内周面の水平方向および垂直方向の位置を投影機などによって容易に正確に測定することができるため、給紙ローラ軸受部2aの正確な位置を測定することができる。これにより、実際に形成した給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bの位置測定の結果に基づいて、給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bが一体的に設けられた一方側板2を形成するための樹脂成形の金型を修正する際に、正確な修正を行うことができる。その結果、給紙ローラ軸受部2aおよび排紙ローラ軸受部2bの位置精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、樹脂製の一方側板2および給紙ローラ軸受部2aを、給紙ローラ10を給紙ローラ10の軸部10aが延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリット2cを含むように構成することによって、樹脂製の一方側板2に設けられたスリット2cを介して給紙ローラ10を給紙ローラ軸受部2aに挿入することができるので、給紙ローラ10の軸部10aの着脱を容易に行うことができる。また、樹脂製の一方側板2および排紙ローラ軸受部2bを、排紙ローラ12を排紙ローラ12の軸部12aが延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリット2dを含むように構成することによって、一方側板2に設けられたスリット2dを介して排紙ローラ12を排紙ローラ軸受部2bに挿入することができるので、排紙ローラ12の軸部12aの着脱を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、四角形状の内周面を有する給紙ローラ軸受部2aは、スリット2cを介して給紙ローラ10の軸部10aを挿入する方向(水平方向)には、給紙ローラ軸受部2aの四角形状の内周面のスリット2cのエッジ部(縁部)33および34と、そのエッジ部(縁部)33および34と対向する面32とで給紙ローラギア11の取付部11aの円形状の外周面を位置決めするとともに、スリット2cを介して給紙ローラ10の軸部10aを挿入する方向と交差する方向(垂直方向)には、四角形状の内周面のスリット2cが形成されない対向する2面30および31で給紙ローラギア11の取付部11aの円形状の外周面を位置決めするように構成することによって、四角形状の内周面のうち、スリット2cの2つのエッジ部(縁部)33および34と、スリット2cと対向する面32と、スリット2cを形成していない対向する面30および31の2面との5点で、給紙ローラ10の軸部10aの水平方向および垂直方向の位置決めが行われる。これにより、給紙ローラ10の軸部10aが軸方向と交差する方向(水平方向および垂直方向)に移動するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、四角形状の内周面を有する排紙ローラ軸受部2bは、スリット2dを介して排紙ローラ12の軸部12aを挿入する方向(水平方向)には、排紙ローラ軸受部2bの四角形状の内周面のスリット2dのエッジ部(縁部)43および44と、そのエッジ部(縁部)43および44と対向する面42とで排紙ローラギア13の取付部13aの円形状の外周面を位置決めするとともに、スリット2dを介して排紙ローラ12の軸部12aを挿入する方向と交差する方向(垂直方向)には、四角形状の内周面のスリット2dが形成されない対向する2面40および41で排紙ローラギア13の取付部13aの円形状の外周面を位置決めするように構成することによって、四角形状の内周面のうち、スリット2dの2つのエッジ部(縁部)43および44と、スリット2dと対向する面42と、スリット2dを形成していない対向する面の2面40および41との5点で、排紙ローラ12の軸部12aの水平方向および垂直方向の位置決めが行われる。これにより、排紙ローラ12の軸部12aが軸方向と交差する方向(水平方向および垂直方向)に移動するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、一方側板2の給紙ローラ軸受部2aの内底面に対応する部分に、スリット2cと、給紙ローラギア11の取付部11aの軸方向の端面11cが当接する当接部2eとを設けることによって、給紙ローラ10は、給紙ローラギア11の取付部11aと当接部2eとによって給紙ローラ10の軸部11aのA方向の位置決めが行われるので、給紙ローラ10が給紙ローラ10の軸部10aのA方向に移動するのを抑制することができる。なお、給紙ローラ10のB方向の位置決めは、図1に示すように、中間ギア18を給紙ローラギア11に重ねるように配置することによって行われている。
また、本実施形態では、上記のように、一方側板2の排紙ローラ軸受部2bの内底面に対応する部分に、スリット2dと、排紙ローラギア13の取付部13aの軸方向の端面13cが当接する当接部2fとを設けることによって、排紙ローラ12は、排紙ローラギア13の取付部13aと当接部2fとによって排紙ローラ12の軸部12aのA方向の位置決めが行われるので、排紙ローラ12が排紙ローラ12の軸部12aのA方向に移動するのを抑制することができる。なお、排紙ローラ12のB方向の位置決めは、図3に示すように、給紙ローラギア11を排紙ローラギア13のフランジ部13dに重ねるように配置することによって行われている。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置の一例として昇華型プリンタを示したが、本発明はこれに限らず、ローラの軸受部を有する画像形成装置であれば、昇華型プリンタ以外の他の画像形成装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ローラの一例として給紙ローラおよび排紙ローラを示したが、本発明はこれに限らず、その他のローラにも適用可能である。
また、上記実施形態では、四角形状の外周面を有する軸受部を示したが、本発明はこれに限らず、内周面が四角形状であれば、四角形状以外の外周面でもよい。
本発明の一実施形態による昇華型プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による昇華型プリンタの断面図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラが、それぞれ、給紙ローラ軸受部および排紙ローラ軸受部に挿入された状態を示す斜視図である。 図4に示した本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラを、それぞれ、給紙ローラ軸受部および排紙ローラ軸受部から抜いた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラ軸受部および排紙ローラ軸受部を側板の一方側から見た正面図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラ軸受部および排紙ローラ軸受部を側板の他方側から見た正面図である。 図3の200−200線に沿った断面図である。 図3の300−300線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび給紙ローラギアの斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび給紙ローラギアの斜視図である。 本発明の一実施形態による排紙ローラおよび排紙ローラギアの斜視図である。 本発明の一実施形態による排紙ローラおよび排紙ローラギアの斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙ローラおよび排紙ローラの取付手順を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 一方側板
2a 給紙ローラ軸受部
2b 排紙ローラ軸受部
2c、2d スリット
2e、2f 当接部
10 給紙ローラ
11 給紙ローラギア
12 排紙ローラ
13 排紙ローラギア

Claims (4)

  1. 印字ヘッドが取り付けられるシャーシと、用紙を搬送するローラとを備えた画像形成装置において、
    前記ローラの軸部の一方端に取り付けられ、前記ローラの軸部を挿入するための孔部を有するとともに、円形状の外周面を有する取付部を含むギアと、
    前記シャーシの側面部に取り付けられ、前記ギアの取付部の円形状の外周面を支持する四角形状の内周面を有する軸受部が一体的に設けられた側板とをさらに備え、
    前記側板および前記四角形状の内周面を有する軸受部は、前記ローラを前記ローラの軸部が延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリットを含み、
    前記側板および前記四角形状の内周面を有する軸受部の前記スリットは、前記軸部が挿入可能な幅を有し、かつ、円形状の外周面を有する前記ギアの取付部の外径よりも小さい幅を有し、
    前記四角形状の内周面を有する軸受部は、前記スリットを介して前記ローラの軸部を挿入する方向には、前記軸受部の四角形状の内周面の前記スリットの縁部と、前記四角形状の内周面の前記スリットの縁部と対向する面とで前記ギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、前記スリットを介して前記ローラの軸部を挿入する方向と交差する方向には、前記四角形状の内周面の前記スリットが形成されない対向する2面で前記ギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、
    前記側板の前記軸受部の内底面に対応する部分には、前記スリットと、前記ギアの取付部の軸方向の端面が当接する当接部とが設けられている、画像形成装置。
  2. 印字ヘッドが取り付けられるシャーシと、
    用紙を搬送するローラと、
    前記ローラの軸部の一方端に取り付けられ、前記ローラの軸部を挿入するための孔部を有するとともに、円形状の外周面を有する取付部を含むギアと、
    前記シャーシの側面部に取り付けられ、前記ギアの取付部の円形状の外周面を支持する四角形状の内周面を有する軸受部が一体的に設けられた側板とを備え
    前記側板および前記四角形状の内周面を有する軸受部は、前記ローラを前記ローラの軸部が延びる方向に対して交差する方向から挿入するためのスリットを含み、
    前記側板および前記四角形状の内周面を有する軸受部の前記スリットは、前記軸部が挿入可能な幅を有し、かつ、円形状の外周面を有する前記ギアの取付部の外径よりも小さい幅を有する、画像形成装置。
  3. 前記四角形状の内周面を有する軸受部は、前記スリットを介して前記ローラの軸部を挿入する方向には、前記軸受部の四角形状の内周面の前記スリットの縁部と、前記四角形状の内周面の前記スリットの縁部と対向する面とで前記ギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしており、前記スリットを介して前記ローラの軸部を挿入する方向と交差する方向には、前記四角形状の内周面の前記スリットが形成されない対向する2面で前記ギアの取付部の円形状の外周面を位置決めしている、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記側板の前記軸受部の内底面に対応する部分には、前記スリットと、前記ギアの取付部の軸方向の端面が当接する当接部とが設けられている、請求項2または3に記載の画像形成装置。
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