JP4733669B2 - 内燃機関におけるピストン冷却構造 - Google Patents

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本発明は、シリンダボアに摺動自在に嵌合されるピストンに向けて冷却用のオイルを噴射するオイルジェットを備える内燃機関に関し、特に、ピストン冷却構造の改良に関する。
クランクケースに、オイル通路と、該オイル通路から分岐した分岐通路が形成され、ピストンを摺動自在に嵌合せしめるシリンダボアの一部を形成するようにしてシリンダブロックに設けられる挿入筒部で離脱が阻止されるようにして前記挿入筒部を貫通するオイルジェットが、前記分岐通路に通じるようにしてクランクケースに嵌合されるようにしたものが、特許文献1で知られている。
特開2005−9336号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、オイルジェットにオイルを導くための専用の通路を形成することが必要になるとともに、オイルジェットのクランクケースへの煩雑な組付け作業が必要となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、オイルジェット専用の通路を形成することを不要とするとともにオイルジェットのクランクケースへの組付け作業を不要とした内燃機関におけるピストン冷却構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、シリンダボアに摺動自在に嵌合されるピストンに向けて冷却用のオイルを噴射するオイルジェットを備える内燃機関において、前記ピストンにコネクティングロッドを介して連結されるクランクシャフトを回転自在に支承するようにしてクランクケースに設けられるとともに前記シリンダボアの軸線の延長線の両側に配置されるジャーナル壁の一方に、オイルポンプのポンプハウジングを取り付けるための取付け座および貫通孔が設けられ、前記貫通孔を貫通するオイルジェットが前記ポンプハウジングに取付けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ポンプハウジングが、前記取付け座に当接するハウジング本体と、該ハウジング本体に前記取付け座とは反対側から取付けられるカバーとから成り、前記オイルジェットが、前記カバーとは反対側で前記ハウジング本体に取付けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記オイルジェットが、前記取付け座と同一平面で前記ハウジング本体に取付けられることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明の構成に加えて、前記オイルジェットが、オイル通路を形成して一端部を閉じた有底円筒状に形成されるとともに前記ピストンに向けてオイルを噴射する噴射孔が前記オイル通路に通じるようにして一端部に設けられる管状部と、該管状部の他端から一側方に張り出す取付け鍔部とを一体に有するように形成され、前記ポンプハウジング内に形成される吐出通路および前記オイル通路間を連絡する筒状部材の両端部を前記管状部の他端および前記ハウジング本体に嵌合した状態で前記取付け鍔部が前記ハウジング本体に締結されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、オイルポンプのポンプハウジングにオイルジェットが取付けられ、クランクケースのジャーナル壁に設けられた取付け座に前記ポンプハウジングが取り付けられ、オイルジェットが、前記ジャーナル壁の貫通孔を貫通するので、オイルジェット専用の通路をクランクケースに形成することが不要であり、しかもオイルジェットをポンプハウジングに予め取付けることができるので、クランクケースにオイルジェットを組付けるための煩雑な組付け作業も不要となる。
請求項2記載の発明によれば、ポンプハウジングを、ジャーナル壁の取付け座に当接するハウジング本体と、取付け座とは反対側からハウジング本体に取付けられるカバーとで構成し、オイルジェットをハウジング本体に取り付けるようにすることで、カバーを単純形状とすることができ、ポンプハウジングの小型化を図るとともにポンプハウジングの製造コストを低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、ハウジング本体の構造を複雑化することなく、オイルジェットを取り付けることができる。
さらに請求項4記載の発明によれば、オイルジェットの管状部およびハウジング本体に、ポンプハウジング内の吐出通路ならびに前記管状部内のオイル通路間を連絡する筒状部材の両端部を嵌合した状態で、オイルジェットの取付け鍔部をハウジング本体に締結するだけで、オイルジェットの噴射孔をピストン側に向けた所定の位置に位置決めしてオイルジェットをポンプハウジングに取り付けることができ、オイルジェットの噴射方向のばらつきを防止することができ、ピストンの冷却性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものであり、図1は内燃機関の縦断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図である。
先ず図1において、この内燃機関は、たとえば自動二輪車に搭載される4サイクルの単気筒内燃機関であり、クランクシャフト5を回転自在に支承するクランクケース6と、シリンダボア7を有してクランクケース6に結合されるシリンダブロック8と、前記シリンダボア7に摺動自在に嵌合されるピストン9の頂部を臨ませる燃焼室10を前記シリンダブロック8との間に形成するようにしてクランクケース6とは反対側でシリンダブロック8に結合されるシリンダヘッド11と、各シリンダブロック8とは反対側で各シリンダヘッド11にそれぞれ結合されるヘッドカバー12とでそれぞれ構成される。
シリンダブロック8には、円筒状のシリンダライナ13が鋳込まれており、シリンダボア7は該シリンダライナ13の内面により形成される。
図2を参照して、前記クランクケース6には、前記シリンダボア7の軸線延長線の両側に配置される第1および第2ジャーナル壁6a,6bが設けられており、前記ピストン9にコネクティングロッド14を介して連結されるクランクシャフト5が、第1および第2ジャーナル壁6a,6bを回転自在に貫通し、第1ジャーナル壁6aおよびクランクシャフト6間にボールベアリング15が介装され、第2ジャーナル壁6bおよびクランクシャフト6間にはボールベアリング16が介装される。すなわちクランクシャフト5は第1および第2ジャーナル壁6a,6bにボールベアリング15,16を介して回転自在に支承される。
第1ジャーナル壁6aから突出したクランクシャフト5の一端部は、前記クランクケース6に締結される隔壁部材17と、前記クランクケース6に締結される発電機カバー18との間で形成される発電機室19に突入すべく前記隔壁部材17を回転自在に貫通し、隔壁部材17およびクランクシャフト5間には環状のシール部材20が介装される。前記発電機室19内には発電機21が収容されるものであり、該発電機21は前記クランクシャフト5に固定されるロータ22と、該ロータ22内に配置されるようにして前記発電機カバー18に固定されるステータ23とで構成される。
前記シリンダヘッド11には、燃焼室10に通じ得る吸気ポート24と、燃焼室10に通じ得る排気ポート25とが設けられるとともに、吸気ポート24を開閉する吸気弁26と、排気ポート25を開閉する排気弁27とが開閉作動可能に配設され、前記燃焼室10に先端を臨ませるようにして点火プラグ28がシリンダヘッド11に取付けられる。
シリンダヘッド11およびヘッドカバー16間には、吸気弁26および排気弁27に共通であるカムシャフト29と、該カムシャフト29の回転に従動して揺動するようにして吸気弁26およびカムシャフト29間に介装される吸気側ロッカアーム30と、前記カムシャフト29の回転に従動して揺動するようにして排気弁27およびカムシャフト29間に介装される排気側ロッカアーム31とを備える動弁装置32が収容されており、カムシャフト29の一端部には、タイミング伝動装置33を介してクランクシャフト5からの回転動力が1/2の減速比で伝達される。
前記タイミング伝動装置33は、第1ジャーナル壁6aおよび隔壁部材17間で前記クランクシャフト5に固設される駆動スプロケット34と、カムシャフト29の一端部に固定される被動スプロケット35と、駆動および被動スプロケット34,35に巻き掛けられる無端状のタイミングチェーン36とから成り、シリンダブロック8およびシリンダヘッド11には、タイミングチェーン36を走行させるためのチェーン走行室37が形成される。
前記クランクシャフト5からの動力は、発進クラッチ40および一次減速装置41を介して歯車変速機42のメインシャフト43に伝達されるものであり、前記発電機カバー18とは反対側でクランクケース6に締結されるクランクケースカバー44内に、前記発進クラッチ40および一次減速装置41が収容される。
発進クラッチ40は、前記クランクシャフト5の他端部に相対回転不能に結合されるクラッチセンタ45と、軸方向の相対移動を可能として前記クラッチセンタ45に支承されるクラッチアウタ46と、前記一次減速装置41の一部を構成して前記クランクシャフト5に回転自在に支承される駆動歯車66に噛合する伝動筒軸47と、該伝動筒軸47を同軸に囲繞するクラッチインナ48と、前記クラッチアウタ46に相対回転不能に係合される複数枚の駆動摩擦板49…と、前複数枚の被動摩擦板48…と交互に重なって配置されて前記クラッチインナ48に相対回転不能に係合される複数枚の被動摩擦板50…と、交互に重なった複数枚ずつの駆動摩擦板49…および被動摩擦板50…のうち軸方向一端側に配置される駆動摩擦板49に係合するようにしてクラッチアウタ46に装着される受圧環51と、交互に重なった複数枚ずつの駆動摩擦板49…および被動摩擦板50…のうち軸方向他端側に配置される被動摩擦板50に対向するようにしてクラッチアウタ46に相対回転不能に係合される押圧板52と、該押圧板52に当接するようにして前記クラッチセンタ45の周方向複数個所に軸支される複数の重錘53…とを備え、クラッチインナ48には、前記押圧板52と同一方向から軸方向他端側の前記被動摩擦板50に対応する鍔部48aが設けられる。
而して前記クランクシャフト5とともに回転する前記クラッチセンタ45の回転数増加に応じて前記駆動摩擦板49…および被動摩擦板50…を前記受圧環51との間に挟む側に前記押圧板52が複数の前記重錘53…によって押圧され、これによりクランクシャフト5からの回転動力がクラッチセンタ45、クラッチアウタ46、駆動摩擦板49…および被動摩擦板50…を介して前記クラッチインナ48に伝達される。しかもクラッチインナ48および前記伝動筒軸47は、前記クランクシャフト5からクラッチインナ48に動力が伝達されるときには伝動筒軸47がクラッチインナ48とともに回転するが、伝動筒軸47に逆負荷が作用したときには、前記クラッチインナ48の鍔部48aで被動摩擦板50を受圧環51側に押圧すべく前記クラッチインナ48を軸方向一方側に前進させつつ伝動筒軸47からクラッチインナ48に回転動力が伝わるようにして連動、連結されており、エンジンブレーキ時には、一次減速装置41側からの回転動力がクラッチインナ48、被動摩擦板50…、駆動摩擦板49…、クラッチアウタ46およびクラッチセンタ45を介してクランクシャフト5に伝達されることになる。
前記クラッチアウタ46には、該クラッチアウタ46および前記クラッチセンタ45との間に油室55を形成するカバー56が固定され、クランクシャフト5と同軸にして前記クランクケースカバー44に固定される支軸57で軸方向の移動および軸線まわりの回転を可能として支承されるレリーズ板58および前記カバー56間にボールベアリング59が介装される。
前記支軸57には固定カム板60が固定されており、前記レリーズ板58に結合されて前記固定カム板60に対向する可動カム板61および前記固定カム板60間には複数のスラストボール62…が介装される。而して前記可動カム板61には、図示しない操作機構に連結されるものであり、該操作機構で前記可動カム板61が所定角度だけ回動せしめられると、両カム板60,61の相対回転に伴って前記スラストボール62…によって可動カム板61が固定カム板60から離反する側に押圧駆動され、それにより、クラッチアウタ46が駆動摩擦板49…および被動摩擦板50…の摩擦係合を解除するように押圧され、前記発進クラッチ40が動力遮断状態となる。
而して前記支軸57およびレリーズ板58には、前記油室55に通じる油路63が同軸に設けられ、この油路63に通じる油路64が前記クランクケースカバー44に設けられる。また前記クランクシャフト5には、該クランクシャフト5の周囲の潤滑部にオイルを供給するための油路65が前記油室55に通じるようにして設けられる。
一次減速装置41は、前記クランクシャフト5に回転自在に支承される前記駆動歯車66と、駆動歯車66に噛合するようにしてメインシャフト43に回転自在に支承される被動歯車67と、該被動歯車67および前記メインシャフト43間に設けられるダンパ68とで構成される。
図3を併せて参照して、前記シリンダボア7の軸線Cの延長線の両側に配置されるようにしてクランクケース6に設けられる第1および第2ジャーナル壁6a,6bの一方、この実施例では第2ジャーナル壁6bに、トロコイドポンプであるオイルポンプ70のポンプハウジング71を取り付けるための取付け座74および貫通孔75が設けられ、前記貫通孔75を貫通するオイルジェット76が前記ポンプハウジング71に取付けられる。
前記取付け座74は、第2ジャーナル壁6bの外面側に設けられ、その取付け座74からコネクティングロッド14側にオフセットした位置で前記第2ジャーナル壁6bにクランクシャフト5の軸線と平行な軸線を有する貫通孔75が設けられる。
前記ポンプハウジング71は、前記取付け座74に当接するハウジング本体72と、該ハウジング本体72に前記取付け座74とは反対側から取付けられるカバー73とから成る。前記ハウジング本体72は3個所で前記取付け座74に締結されるものであり、そのうちの2個所がボルト77,77で前記取付け座74に締結される。前記3個所のうち1個所で前記ハウジング本体72はボルト78によって前記カバー73とともに取付け座74に締結され、前記カバー73は一対のボルト79,79で前記ハウジング本体72に締結される。
ハウジング本体72およびカバー73間に形成されるポンプ室80にはポンプ軸81に固定されるインナーロータ82と、該インナーロータ82に噛合するアウターロータ83とが収容されており、前記ポンプ軸81は、クランクケース6の第1および第2ジャーナル壁6a,6bで回転自在に支承される回転軸84に同軸にかつ相対回転不能に連結される。
前記回転軸84の一端部は第1ジャーナル壁6aからチェーン走行室37側に突出するものであり、この回転軸84の一端部に設けられたスプロケット85に、前記タイミング伝動装置33のタイミングチェーン36が巻き掛けられる。
第2ジャーナル壁6bの下部にはオイルストレーナ86が配設されており、このオイルストレーナ86に接続される吸入通路87ならびに前記オイルポンプ70のポンプ室80を前記吸入通路87に通じさせる吸入口88が第2ジャーナル壁6bに設けられる。また第2ジャーナル壁6bには前記ポンプ室80に通じる吐出口89が設けられ、該吐出口89はハウジング本体72およびカバー73間に形成される吐出通路90に連通される。
一方、クランクケース6には、前記吐出通路90に通じるオイル通路91が設けられており、このオイル通路91は、クランクケース6およびシリンダブロック8の結合面間に形成されるオイル通路92の一端に通じるとともに、前記クランクケースカバー44の油路64に連通する。一方、シリンダヘッド11およびシリンダブロック8に挿通される複数の通しボルト93…のうち上方に配置される通しボルト93の外周とシリンダブロック8およびシリンダヘッド11間には、動弁装置32等にオイルを導く環状のオイル通路94が形成されており、このオイル通路94に前記オイル通路92が連通される。
前記オイルジェット76は、前記カバー73とは反対側かつ前記取付け座74と同一平面で前記ハウジング本体72に取付けられるものであり、該オイルジェット76は、オイル通路97を形成して一端部を閉じた有底円筒状に形成されるとともに前記ピストン9に向けてオイルを噴射する噴射孔98が前記オイル通路97に通じるようにして一端部に設けられる管状部76aと、該管状部76aの他端から一側方に張り出す取付け鍔部76bとを一体に有するように形成され、ポンプハウジング71内に形成される前記吐出通路90および前記オイル通路97間を連絡する筒状部材99の両端部を前記管状部76aの他端および前記ハウジング本体72に嵌合した状態で前記取付け鍔部76bが前記ハウジング本体72にボルト100によって締結される。
次にこの実施例の作用について説明すると、シリンダボア7の軸線Cの延長線の両側に配置されるようにしてクランクケース6に設けられる第1および第2ジャーナル壁6a,6bの一方である第2ジャーナル壁6bに、オイルポンプ70のポンプハウジング71を取り付けるための取付け座74および貫通孔75が設けられ、前記貫通孔75を貫通するオイルジェット76が前記ポンプハウジング71に取付けられるので、オイルジェット76専用の通路をクランクケース6に形成することが不要であり、しかもオイルジェット76をポンプハウジング71に予め取付けることができるので、クランクケース6にオイルジェット76を組付けるための煩雑な組付け作業も不要となる。
またポンプハウジング71が、前記取付け座74に当接するハウジング本体72と、該ハウジング本体72に前記取付け座74とは反対側から取付けられるカバー73とから成り、オイルジェット76が、カバー73とは反対側でハウジング本体72に取付けられるので、カバー73を単純形状とすることができ、ポンプハウジング71の小型化を図るとともにポンプハウジング71の製造コストを低減することができる。
またオイルジェット76が、取付け座74と同一平面でハウジング本体72に取付けられるので、ハウジング本体72の構造を複雑化することなく、オイルジェット76を取り付けることができる。
さらにオイルジェット76が、オイル通路97を形成して一端部を閉じた有底円筒状に形成されるとともにピストン9に向けてオイルを噴射する噴射孔98が前記オイル通路97に通じるようにして一端部に設けられる管状部76aと、該管状部76aの他端から一側方に張り出す取付け鍔部76bとを一体に有するように形成され、ポンプハウジング71内に形成される吐出通路90および前記オイル通路97間を連絡する筒状部材99の両端部を前記管状部76aの他端およびハウジング本体72に嵌合した状態で前記取付け鍔部76bが前記ハウジング本体72に締結されるので、オイルジェット76の噴射孔98をピストン9側に向けた所定の位置に位置決めしてオイルジェット76をポンプハウジング71に取り付けることができ、オイルジェット76の噴射方向のばらつきを防止することができ、ピストン9の冷却性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
内燃機関の縦断面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。
符号の説明
5・・・クランクシャフト
6・・・クランクケース
6a,6b・・・ジャーナル壁
7・・・シリンダボア
9・・・ピストン
14・・・コネクティングロッド
70・・・オイルポンプ
71・・・ポンプハウジング
72・・・ハウジング本体
73・・・カバー
74・・・取付け座
75・・・貫通孔
76・・・オイルジェット
76a・・・管状部
76b・・・取付け鍔部
97・・・オイル通路
98・・・噴射孔
90・・・吐出通路
99・・・筒状部材
C・・・シリンダボアの軸線

Claims (4)

  1. シリンダボア(7)に摺動自在に嵌合されるピストン(9)に向けて冷却用のオイルを噴射するオイルジェット(76)を備える内燃機関において、前記ピストン(9)にコネクティングロッド(14)を介して連結されるクランクシャフト(5)を回転自在に支承するようにしてクランクケース(6)に設けられるとともに前記シリンダボア(7)の軸線(C)の延長線の両側に配置されるジャーナル壁(6a,6b)の一方(6b)に、オイルポンプ(70)のポンプハウジング(71)を取り付けるための取付け座(74)および貫通孔(75)が設けられ、前記貫通孔(75)を貫通するオイルジェット(76)が前記ポンプハウジング(71)に取付けられることを特徴とする内燃機関におけるピストン冷却構造。
  2. 前記ポンプハウジング(71)が、前記取付け座(74)に当接するハウジング本体(72)と、該ハウジング本体(72)に前記取付け座(74)とは反対側から取付けられるカバー(73)とから成り、前記オイルジェット(76)が、前記カバー(73)とは反対側で前記ハウジング本体(72)に取付けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関におけるピストン冷却構造。
  3. 前記オイルジェット(76)が、前記取付け座(74)と同一平面で前記ハウジング本体(72)に取付けられることを特徴とする請求項2記載の内燃機関におけるピストン冷却構造。
  4. 前記オイルジェット(76)が、オイル通路(97)を形成して一端部を閉じた有底円筒状に形成されるとともに前記ピストン(9)に向けてオイルを噴射する噴射孔(98)が前記オイル通路(97)に通じるようにして一端部に設けられる管状部(76a)と、該管状部(76a)の他端から一側方に張り出す取付け鍔部(76b)とを一体に有するように形成され、前記ポンプハウジング(71)内に形成される吐出通路(90)および前記オイル通路(97)間を連絡する筒状部材(99)の両端部を前記管状部(76a)の他端および前記ハウジング本体(72)に嵌合した状態で前記取付け鍔部(76b)が前記ハウジング本体(72)に締結されることを特徴とする請求項2または3記載の内燃機関におけるピストン冷却構造。
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