JP4732894B2 - ボンディング方法及びボンディング装置 - Google Patents

ボンディング方法及びボンディング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4732894B2
JP4732894B2 JP2005375105A JP2005375105A JP4732894B2 JP 4732894 B2 JP4732894 B2 JP 4732894B2 JP 2005375105 A JP2005375105 A JP 2005375105A JP 2005375105 A JP2005375105 A JP 2005375105A JP 4732894 B2 JP4732894 B2 JP 4732894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible substrate
electronic component
electrodes
electrode
thermocompression bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005375105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006210903A (ja
Inventor
恵一郎 林
努 松平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2005375105A priority Critical patent/JP4732894B2/ja
Publication of JP2006210903A publication Critical patent/JP2006210903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4732894B2 publication Critical patent/JP4732894B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L24/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Description

本発明は、フィルムキャリアなどのフレキシブル基板の電極と、電子部品などの電極とを接合してボンディングするフレキシブル基板のボンディング装置及びボンディング方法に関するものである。
表面に多数の電極を形成したフィルムキャリアと、対応する多数の電極を形成した半導体チップなどからなる電子部品とを熱圧着により一括接続する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。フィルムキャリアは、基材であるポリイミド樹脂の上に銅などからなる電極であるインナーリード及びアウターリードが形成されている。一方、電子部品が例えば半導体チップである場合には、半導体基板表面に形成された電極部にはバンプが形成され、前記フィルムキャリアのインナーリードと半導体チップの電極とを熱圧着によりボンディングを行って接続する。
図8は、フレキシブル基板107と電子部品105とを熱圧着により接続するボンディング装置の概念的ブロック図である。図示しない移動機構により上下に移動可能な熱圧着ツール100と、図示しない移動機構により前後及び左右に移動可能なテーブル103と、移動可能な位置合わせ用カメラ109と、制御部110とから構成されている。熱圧着ツール100の内部には接合作用部102を加熱するためのヒーター101と、接合作用部102に電子部品105を真空吸着するための真空パイプが構成されている。テーブル103はテーブルの表面に設置されるフレキシブル基板107を加熱するためのヒーター104を備えている。電子部品105の表面にはAu等からなるバンプ106が形成されている。フィルムキャリアからなるフレキシブル基板107の表面には、電子部品105のバンプ106に対応する電極であるインナーリード108が形成されている。
図9は、フレキシブル基板と電子部品とを図8に示したボンディング装置によりボンディングする方法を示すフローチャート図である。まず、フレキシブル基板107のインナーリード108の電極ピッチを、熱圧着すべき電子部品105のバンプ106のピッチよりも短く形成する。次に、熱圧着ツール100に電子部品105を真空吸着させて設置し、テーブル103にフレキシブル基板107を設置して位置合わせを行う(ステップS100)。次に、電子部品105をヒーター101により所定温度に加熱すると共に(ステップS101)、フレキシブル基板107をヒーター104により所定温度に加熱する(ステップS102)。
次に、位置合わせ用カメラ109をテーブル103と熱圧着ツール100との間隙に移動して電子部品105のバンプ106とフレキシブル基板107のインナーリード108との位置を計測して制御部110によりテーブル103を図示しない移動機構により移動させて位置合わせを行う。次に、位置合わせ用カメラ109によりフレキシブル基板107のインナーリード幅又は基準マーク長を計測し(ステップS103)、計測値が予め入力しておいた基準値より短いときにはフレキシブル基板107を更に加熱し(ステップS104のNo)、計測値が基準値に達したときは(ステップS104のYes)位置合わせ用カメラ109を移動して作業領域から除去し(ステップS105)、熱圧着ツール100を下降させ(ステップS106)、ボンディングを行う(ステップS107)。
上記の熱圧着の場合に、インナーリード108のピッチとバンプ106のピッチとを同一に設計すると、電子部品105及びフレキシブル基板107のいずれもが加熱されて熱膨張の差により互いにその位置が合致しなくなるという問題が発生する。そこで、熱膨張時におけるフレキシブル基板107の伸びデータを予め入手し、この伸びデータに基づいて、インナーリード108の電極ピッチを熱圧着時の熱膨張による伸び量を予め見込んで短く設計し、インナーリード108の電極間距離又は基準マークの距離を測定しながらフレキシブル基板107を加熱して膨張させた上で、電子部品のバンプ106に位置合わせして、ボンディングを行っていた。
特開2003−243452号公報
しかしながら、上記の公知例においては、フレキシブル基板を加熱する工程が製造サイクルタイムを増加させるという問題があった。特に、位置合わせ用カメラにより計測し、フレキシブル基板上に形成した基準マーク長が基準値に達しない場合にはフレキシブル基板をさらに加熱することになり、時間を要する、という課題があった。
また、フレキシブル基板を載置するテーブルを加熱するための加熱手段を必要とするため、装置が複雑となった。
また、ポリイミド等を用いたフィルムキャリアからなるフレキシブル基板は、水分の含有量に応じてその熱膨張が変化するので、製造サイクルタイムを増加あるいはサイクルタイムのばらつきを生じさせる、という課題があった。
また、フレキシブル基板上の基準マーク長の計測後に作業領域から位置合わせ用カメラを移動除去した後に、熱圧着ツールが下降してボンディングを開始するまでの間に、接近してくる熱圧着ツールによりフレキシブル基板がさらに加熱されて膨張するため、その熱膨張による増加量を制御することができず、高精度のボンディングを安定に行うことができない、という課題があった。
本発明においては、上記課題を解決するために以下の手段を講じた。
(1) 所定の電極間距離を有する複数電極が形成された電子部品をフレキシブル基板の対応する複数電極に熱圧着するボンディング方法において、前記対応する複数電極の電極間距離を前記電子部品の所定の電極間距離よりも長くしたフレキシブル基板を用意する工程と、前記電子部品を熱圧着ツールに設置すると共に、前記フレキシブル基板をテーブルに設置する工程と、前記熱圧着ツールにより前記電子部品を加熱する工程と、前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の電極との間の位置を合わせる工程と、前記熱圧着ツール又は/及び前記テーブルを所定の相対速度で接近させる工程と、前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の電極とを熱圧着する工程と、を有するボンディング方法とした。
(2) 電極が形成された電子部品と対応する電極多形成されたフレキシブル基板とを熱圧着するボンディング装置において、前記電子部品を設置して前記電子部品を加熱する加熱手段を備える熱圧着ツールと、前記フレキシブル基板を設置するテーブルと、前記テーブルに設置されたフレキシブル基板を冷却させるための冷却手段と、前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の対応する電極との間の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記熱圧着ツールと前記テーブルとを接近させる駆動機構と、制御部とから構成されるボンディング装置とした。
(3) 所定の電極間距離を有する複数電極が形成された電子部品をフレキシブル基板の対応する複数電極に熱圧着するボンディング方法によって形成された電子部品及びフレキシブル基板からなる電子装置において、前記対応する複数電極の電極間距離を前記電子部品の所定の電極間距離よりも長くしたフレキシブル基板を用意する工程と、前記電子部品を熱圧着ツールに設置すると共に、前記フレキシブル基板をテーブルに設置する工程と、前記熱圧着ツールにより前記電子部品を加熱する工程と、前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の電極との間の位置を合わせる工程と、前記熱圧着ツール又は/及び前記テーブルを所定の相対速度で接近させる工程と、前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の電極とを熱圧着する工程とにより形成された電子装置とした。
電子部品が熱圧着ツールに設置される熱膨張による伸び量を予め見込んで、フレキシブル基板に形成した複数電極の電極間距離を、圧着すべき電子部品に形成した所定の電極間距離よりも長くしたことにより、電子部品が熱圧着ツールに設置されて加熱され、熱膨張により電子部品の電極間距離が広がった場合であっても、フレキシブル基板の電極と電子部品の電極とのずれを低減して熱圧着を行うことができるボンディング方法を提供することができるという効果を有する。
また、テーブルに設置されたフレキシブル基板を冷却する冷却手段を設けたことにより、加熱された熱圧着ツールが接近してもフレキシブル基板の熱膨張を低減させ、かつ、その熱膨張による増加量を一定とすることができるので、フレキシブル基板の電極と電子部品の電極とがずれること抑制して高精度で熱圧着による接続を行うことができるボンディング装置を提供することができるという利点を有する。
また、熱膨張による電極間距離の増分を見込んで電子部品の電極とフレキシブル基板の対応する電極とを高精度でボンディングを行うことができるために、狭ピッチの極微細電極を有する電子装置を提供することができるという利点を有する。
本発明の実施の形態に係るボンディング方法は次の工程を有する。
まず、所定の電極間距離を有する複数電極が形成された電子部品と、この電子部品の電極に対応する複数電極が形成されたフレキシブル基板を用意する。この場合に、フレキシブル基板の対応する複数電極の電極間距離は、熱圧着されるべき電子部品の所定の電極間距離よりも長くする。ここで、電子部品としては半導体チップや水晶振動子等を用いることができる。これらの電子部品には外部と電気的に導通をとるための電極が形成されている。この電極の表面には金(Au)や半田などからなるバンプが形成されている。また、フレキシブル基板としては、ポリイミド樹脂をベースにその表面に銅(Cu)等からなるインナーリード及びアウターリードからなる電極が形成されたフィルムキャリア等を用いることができる。このインナーリード又はアウターリードのボンディングすべき表面には、錫や金などの薄膜が形成されている。
次に、電子部品を熱圧着ツールに設置させて加熱し、また、フレキシブル基板をテーブルに設置する。金バンプの場合には、熱圧着ツールにより電子部品を350〜400℃に加熱する。次に、熱圧着ツール又はテーブルを移動して固定し、電子部品とフレキシブル基板との相対的位置を合わせる。位置合わせは、単に熱圧着ツール又はテーブルを所定の位置に移動して固定する方法のほかに、位置合わせ用カメラを用いて微細位置の調整を行う方法を採用することもできる。位置合わせ用カメラを用いる場合には、熱圧着ツール又はテーブルを移動後に位置合わせ用カメラを電子部品とフレキシブル基板との間の作業領域に挿入移動する。そして、電子部品の電極又は基準マークとフレキシブル基板の電極又は基準マークの位置を検出して、この結果に基づいて熱圧着ツール又はテーブルの移動量を算出し、制御部によりテーブル又は熱圧着ツールを移動させて微調整を行う。次に、熱圧着ツール又はテーブルを所定の速度で接近させる。そして、電子部品の電極とフレキシブル基板の電極とを圧力をかけて押し付けることにより接着させる。
また、フレキシブル基板の対応する電極間距離を、常温における電子部品の電極間距離よりも0.01%〜0.15%長く形成する。電子部品が熱圧着ツールにより加熱され、その電極間隔が伸びる伸び量を予め見込むことにより、電子部品の電極とフレキシブル基板の電極とが圧着するときの位置ずれを低減させることができるからである。
また、電子部品とフレキシブル基板とを圧着する工程の前、後、又は前後において、テーブルを冷却する。圧着する前にテーブルを冷却することにより、フレキシブル基板が熱圧着ツールにより加熱されて膨張し、熱圧着ツールが下降して電子部品の電極がフレキシブル基板の電極に当接する際に互いに位置ずれが発生することを防止することができる。更に熱圧着後にテーブルを冷却することにより、次にテーブルに設置されるフレキシブル基板の温度上昇を抑制し、フレキシブル基板の熱膨張による電極間の位置ずれを防止することができる。
また、熱圧着ツールとテーブルとを所定の速度で接近させる工程においては、例えば熱圧着ツールをテーブルに向けて下降させて圧着する場合には、その下降速度を約10mm/sec〜50mm/secで行う。熱圧着ツールは、例えば約400℃に加熱されており、熱圧着ツールの下降速度が遅い場合にはテーブルに設置されたフレキシブル基板の温度を上昇させ、フレキシブル基板が熱膨張して、当接する電極間に位置ずれを発生させる。後に詳述するが、熱圧着ツールの接近速度を10mm/sec〜50mm/secとすることにより、フレキシブル基板の熱膨張率が一定となる。その結果、電極間の位置ずれを抑制して高精度で熱圧着することができる。
また、フレキシブル基板の複数電極の電極間距離を熱圧着すべき電子部品の複数電極の電極間距離よりも所定の長さを長くするその増分は、電子部品が熱圧着ツールにより加熱されて電極間距離が熱膨張により増加したその増分から、熱圧着ツール又はテーブルを移動してこれらが接近し、電子部品の電極とフレキシブル基板の電極とが当接するまでの間にフレキシブル基板の電極間距離が熱膨張により膨張したその増分を引いた値と略同一となるように設計する。こうすることにより、電極同士を高精度で接続することができる。
上記のボンディング方法によれば、電極間距離の±0.01%以下の精度を実現することができる。例えば電極間距離が20mmの電子部品の電極をフレキシブル基板の対応する電極に熱圧着する場合において、±2μm以下の精度でボンディングを行うことができる。その結果、電極幅の狭い電極同士のボンディングが可能となる。これらの電極は銅等の金属電極が用いられている。熱圧着ツールが接近するときにフレキシブル基板上の電極幅が狭いほうがフレキシブル基板の温度上昇を抑制することができる。例えばフレキシブル基板上の複数電極の電極幅を20μm以下とすることにより、フレキシブル基板の温度上昇を抑制することができ、その結果更に位置合わせ精度を向上させることができる。
次に、本発明の実施の形態に係るボンディング装置は次の構成を有する。
電子部品を真空吸着等により設置し、ヒーター等の加熱手段によって電子部品を加熱する加熱手段を備えた熱圧着ツールと、フレキシブル基板を真空吸着等により固定して設置するためのテーブルと、電子部品の電極とフレキシブル基板の電極との位置合わせを行うための位置合わせ手段と、テーブルに設置されたフレキシブル基板を冷却するための冷却手段と、熱圧着ツールとテーブルとを接近させるための駆動機構と、加熱手段及び冷却手段等を制御するための制御部とを有する。
熱圧着ツールは、電子部品を吸着するための真空手段と、吸着した電子部品を加熱するためのヒーターとを有し、電子部品を接着する台座部分である接合作用部等を有している。また、熱圧着ツールは昇降手段に接続し、更にシリンダー等により加圧される加圧部に接続している。また、接合作用部にはその温度を検出するための温度検出手段を備えている。
テーブルは、フレキシブル基板を吸着するための真空手段と、フレキシブル基板を冷却するための冷却手段を備えている。テーブルは、水平方向に移動する移動手段の上に設置されており、ボンディングの作業領域外に移動してフレキシブル基板を設置し、再び作業領域内に戻してボンディングを行うことができる。更に、前記移動手段とテーブルとの間にXY移動テーブルからなるXY移動手段を付加し、テーブルの位置の微調整を行うことができるようにすることができる。これにより、電子部品の電極とフレキシブル基板の電極との位置合わせを高精度で行うことができる。
位置合わせ手段は、テーブルが移動してテーブルの所定の位置にフレキシブル基板を設置し、次にテーブルが元の位置に移動して熱圧着を行う作業領域の予め定められた位置で停止させるストッパとすることができる。また、電子部品を熱圧着ツールに設置し、テーブルにフレキシブル基板を設置して熱圧着による接続を行う作業領域に移動した後に、電子部品とフレキシブル基板との間に位置合わせ用カメラを移動挿入し、この位置合わせ用カメラにより対応する電極の相対位置を検出して位置ずれ量を算出し、この算出された位置ずれ量に基づいて制御部がXY移動手段を駆動してテーブルの位置を移動させて位置合わせを行うようにすることができる。この場合の位置合わせ手段は、位置合わせ用カメラ及びXY移動手段となる。
制御部は、接合作用部を所定の温度に維持するために加熱手段を制御し、フレキシブル基板が所定温度以上とならないように冷却手段を制御すると共に、熱圧着ツールとテーブルとを接近させるための駆動機構の動作等を制御する。
本実施の形態においては、電子部品が所定の温度に加熱されていることを条件に、位置合わせ工程終了後直ちに熱圧着ツールとテーブルとを接近させて熱圧着を行うことができる。そのために、テーブルを加熱してフレキシブル基板の温度を上昇させて、所定の温度に達したときに熱圧着ツールを下降させて熱圧着を行う方法と比較して、短時間にボンディングを行うことができ、製造時におけるサイクルタイムを短縮することができる。
また、冷却手段としては、テーブル内に冷却用パイプを配設して冷却水を循環させる。また、テーブル内にペルチェ素子を設置して電気的にテーブルを冷却することができる。これにより、加熱された熱圧着ツールにより室温以上にフレキシブル基板やテーブルが加熱されることを防止することができ、電極間の接合精度を高めることができる。
また、冷却手段としては、テーブル外から室温又は冷却された大気を送風することにより行うことができる。
また、テーブルの材料を、ダイヤモンド、導電性金属、窒化アルミニュウム、窒化珪素、アルミナ、スチール、超鋼材、チタン、ステンレス鋼材、セラミック、酸化チタンのいずれかの材料又は複合材料を用いることができる。これらの材料は放熱性が高く、そのために熱圧着ツールが近接することによるテーブルの蓄熱を抑えることができ、毎回のボンディング開始時にはテーブルの温度を室温に保持することができ、そのために電極間の接合位置精度を向上させて、製造不良率を下げることができる。
本発明の実施の形態に係る電子部品及びフレキシブル基板からなる電子装置は、電子部品の電極とフレキシブル基板の電極との接続電極の位置ずれが極めて少ない。そのために、例えば20μm以下の電極幅あるいは電極間隔を有する電子部品やフレキシブル基板を用いた電子装置を実現することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<第1の実施の形態について>
図1は、本実施の形態に係るボンディング装置1の模式的ブロック図である。熱圧着ツール2は、電子部品4を接合作用部11の上に真空吸着するための真空手段を有し(図示しない)、また、熱圧着ツール2及び電子部品4を加熱するための加熱手段であるヒーター3を備えている。テーブル6は、フレキシブル基板8を吸着する真空手段を有し(図示しない)、また、フレキシブル基板8を冷却するための冷却用パイプ又はペルチェ素子から成る冷却手段7を備えている。熱圧着ツール2は昇降駆動部及び加圧手段(図示しない)からなる駆動機構に設置されている。テーブル6は移動手段(図示しない)の上に設置されており、熱圧着ツール2の下の作業領域から外部へ移動してフレキシブル基板8を載置し、再び作業領域に移動して位置合わせ手段である停止手段により停止する。また、熱圧着ツール2への電子部品の装着は、テーブル6が熱圧着を行う作業領域外へ移動したときに、他の稼動装置に電子部品を載置したツールが熱圧着ツール2の下部に移動し、熱圧着ツール2が下降して当該ツール上の電子部品を吸着する自動供給システムにより供給される。
テーブル6はステンレス鋼材を使用しているが、放熱性のよい材料、例えばダイヤモンド、導電性金属、窒化アルミニュウム、窒化珪素、アルミナ、スチール、超鋼材、チタン、セラミック、酸化チタンのいずれかの材料又は複合材料を使用することができる。
制御部10は、熱圧着ツール2のヒーター3への電力供給、熱圧着ツール2の温度管理、熱圧着ツールの昇降駆動部及び加圧手段の制御、テーブル6の移動、冷却手段への電力供給、テーブルの温度管理等を行う。
半導体チップからなる電子部品4の上には電極としてのAuからなる複数のバンプ5が形成されている。電子部品4として、半導体チップの他に水晶振動子等の他の電子素子を用いることができる。ポリイミドフィルムからなるフレキシブル基板8の上にはインナーリードやアウターリードからなる複数の電極9が形成されている。本実施の形態におけるブロック図においては、フレキシブル基板8の電極9に電子部品4のバンプ5を熱圧着によりボンディングする直前の状態を示している。
図2は、本実施の形態に係るボンディング方法を表すフローチャート図である。まず、ポリイミド樹脂からなる基材に複数の電極9を形成したフレキシブル基板8を用意する。電極9の間隔は、熱圧着によって接続すべき電子部品4上の対応するバンプ5の電極間距離よりも長くして形成する。このフレキシブル基板8をテーブル6に設置して真空吸着させる(ステップS1)。そして、制御部10からの信号により、熱圧着を行う作業領域にテーブル6を移動して所定の位置に固定し(ステップS2)、同時にテーブル6を冷却手段7により冷却してフレキシブル基板8を冷却する(ステップS3)。なお、冷却手段7をテーブル6の外部に設けてテーブル6上のフレキシブル基板8に室温又は冷却した大気を送風して冷却するようにしても良い。
また、上記ステップS1〜ステップS3と平行して、複数のバンプ5が形成された電子部品4を熱圧着ツール2の接合作用部11に真空吸着させる(ステップS4)。制御部10からの信号によりヒーター3に電力を供給して熱圧着ツール2の接合作用部11を加熱し、電子部品4を加熱する(ステップS5)。接合作用部11の温度が所定の温度に達しないときは更に加熱し(ステップS6のNo)、所定の温度に達したときには(ステップS6のYes)熱圧着ツール2を下降させる(ステップS7)。これらの制御は制御部10により行う。接合作用部11の温度は通常350℃〜400℃に設定する。電子部品4のバンプ5とフレキシブル基板8の電極9とが、金−金接合の場合や、金−錫接合の場合には、接合作用部11の温度を380℃以下に設定するのが好ましい。
次に、熱圧着ツール2を所定の速度で下降させてバンプ5と電極9とを当接させて所定の圧力を印加してボンディングを行う(ステップ8)。次に、熱圧着ツール2の真空吸着を解除して熱圧着ツール2を上昇させ(ステップS9)、テーブル6を移動手段により移動し、同時にテーブル6を冷却手段7により冷却する(ステップS10)。次にボンディングされた電子部品4をフレキシブル基板8と共にテーブル6から取り外して(ステップS11)一連の動作を終了する。
図3は、本実施の形態のボンディングについて、電子部品4の電極であるバンプ5とフレキシブル基板8の上の電極9との位置関係を説明するための概念図である。図3(a)は室温におけるバンプ5と電極9の位置関係を示し、図3(b)は熱圧着ツール2により加熱された電子部品4のバンプ5とフレキシブル基板8の電極9との位置関係を示し、図3(c)は熱圧着ツール2を下降させてバンプ5と電極9とを当接してボンディングを行っている状態を示し、図3(d)はボンディング装置1から電子部品4とフレキシブル基板8を取り外したときの状態を示す図である。
まず図3(a)において示すように、フレキシブル基板8上の電極9の間隔は、加熱される前の電子部品4上のバンプ5の間隔よりも長さの増分t1長く形成する。長さt1は電子部品4の材料や加熱温度等により影響を受けるが、バンプ5の間隔に対して0.01%〜0.15%長くする。より好ましくは、0.05%〜0.08%長くする。
次に図3(b)に示すように、電子部品4が加熱された結果熱膨張による長さの増分t2伸びる。例えば電子部品4として半導体チップを用いた場合には、膨張係数が約3ppm/℃であることから、バンプ5の電極間隔が20μmとして温度400℃まで加熱すると、長さの増分t2は約24μmとなる。即ち、狭ピッチの微細電極をボンディングする場合には、この長さの増分を考慮しなければ正しくボンディングを行うことができないことを意味する。
次に、図3(c)に示すように、熱圧着ツール2を下降させてバンプ5と電極9とを当接させると、フレキシブル基板8は熱圧着ツール2の熱により長さの増分t3の熱膨張が生ずる。フレキシブル基板8は冷却されているテーブル上に載置されているが、熱圧着ツール2からの輻射熱により加熱され、そのために熱膨張するものと考えられる。そこで、この熱膨張を考慮してフレキシブル基板8上の電極9の間隔を電子部品4上のバンプ5の間隔よりも長さの増分t1長く設計する。即ち、長さの増分t1は電子部品4の熱膨張による長さの増分t2からフレキシブル基板8の熱膨張による長さの増分t3を引いた値とすればよい。このように設計することにより、熱圧着後のバンプ5と電極9との間の位置ずれを±0.01%以内の高精度の接合を実現することができた。なお、このt3のフレキシブル基板8の熱膨張は、後述するように熱圧着ツール2の下降速度にも関連する。
次に、図3(d)に示すように、電子部品4を熱圧着ツールから取り外し室温に戻すことにより冷却されて収縮する。その結果、電極9の間に位置するフレキシブル基板8には若干のたわみが生ずる。このたわみは電子部品4の収縮のほうがフレキシブル基板8の収縮よりも大きいためであるが、電子部品4やフレキシブル基板8の機能に影響を与えるレベルではないので、問題にする必要が無い。
従来方法においては電子部品4のバンプ電極間隔よりもフレキシブル基板8の電極間隔を短く設計し、フレキシブル基板8を加熱して熱膨張させてボンディングを行っていた。しかしフレキシブル基板は水分等の含有量により熱膨張量にバラツキを生じた。本実施の形態においては、従来法とは反対に、フレキシブル基板8の電極9の間隔を電子部品4のバンプ5の間隔よりも長くする。そしてボンディングの際にはフレキシブル基板8を冷却する。これにより、電極間の位置ずれを減少させて、高精度のボンディングを行うことができるようにした。
図4は、熱圧着ツール2の下降速度とフレキシブル基板8(図においてはFPCと記す)の寸法変化率を示すグラフである。横軸が熱圧着ツール2の下降速度を表し、縦軸がフレキシブル基板8の寸法変化率を表す。熱圧着ツールの下降速度を極めて遅くした場合の変化率を概ね100%として、下降速度を上昇させた。その結果、熱圧着ツール2の下降速度が10mm/secより遅いときには、熱圧着ツール2からの熱輻射によりフレキシブル基板8の寸法変化率は大きく変化する。しかし、下降速度が概ね10mm/sec以上、特に約15mm/sec以上である場合にはフレキシブル基板8の寸法変化率は極めて小さくほぼ一定となる。寸法変化率が一定であることは、フレキシブル基板8の熱による変化量を正確に見込むことができることを意味する。従って、熱圧着ツール2の下降速度を約10mm/sec以上とすることが好ましい。より好ましくは、その下降速度を15mm/sec以上とする。
また、図4に示したフレキシブル基板8の理論寸法変化率は99.87%であり、一方上記グラフより熱圧着ツール2の下降速度が10mm/sec以上の安定する寸法変化率が概ね99.45%である。従って、これらの値の差を室温における電子部品4のバンプ5の電極間距離に対してフレキシブル基板8の電極間距離を長くするその増分の値とすればよい。即ち、上記の例においては0.07%と算出することができる。しかし、電子部品の材料や、熱圧着ツール2温度設定、あるいは、フレキシブル基板8の材質等の影響を考慮して、室温における電子部品4の電極間距離に対して、フレキシブル基板8上の電極間距離の設計上の増分を、0.01%〜0.15%、より好ましくは、0.05%〜0.08%にするのがよい。
<第2の実施の形態について>
図5は、他の実施の形態に係るボンディング装置1の模式的ブロック図である。図1と同一のブロック又は素子については同一の符号を付している。
ボンディング装置1は、電子部品4を接合作用部11に真空吸着するための真空手段(図示しない)と、電子部品4を加熱するためのヒーター3を備えた熱圧着ツール2と、フレキシブル基板8を真空吸着するための吸着手段(図示しない)と、フレキシブル基板8を冷却するための冷却手段7と、テーブルの温度を検出するための温度検出手段13を備えたテーブル6と、熱圧着ツール2を駆動するための昇降駆動部(図示しない)の制御、ヒーター3の制御、テーブル6を移動させるための移動手段(図示しない)の制御、冷却手段7の制御等を行う制御部10から構成されている。
更に、電子部品4の上に形成された電極であるバンプ5又は位置合わせ用の基準マークの位置、及び、フレキシブル基板8の上に形成された電極9又は位置合わせ用の基準マークの位置を検出するための位置合わせ手段である位置合わせ用カメラ14を備えている。位置合わせ用カメラ14は、電子部品4を載置した熱圧着ツール2とフレキシブル基板8を載置したテーブル6との間に挿入自在に駆動機構(図示しない)により駆動される。また、位置合わせ手段として、位置合わせ用カメラ14の他に顕微鏡やその他のセンサーを用いることができる。
その他ボンディング装置1の構成は、図1で説明した構成と同一である。ここで、テーブル6はステンレス鋼材を使用しているが、放熱性のよい材料、例えばダイヤモンド、導電性金属、窒化アルミニュウム、窒化珪素、アルミナ、スチール、超鋼材、チタン、セラミック、酸化チタンのいずれかの材料又は複合材料を使用することができる。その他、本実施の形態におけるボンディング装置1の構成は、図1において説明した構成と同じである。
図6及び図7は、本実施の形態に係るボンディング方法を表すフローチャート図である。まず、ポリイミド樹脂からなる基材に複数の電極9を形成したフレキシブル基板8を用意する。電極9の電極間距離は、熱圧着して接続すべき電子部品4上の対応するバンプ5の室温における所定の電極間距離よりも長くして形成する。このフレキシブル基板8をテーブル6に設置して真空吸着させる(ステップS21)。そして、制御部10からの信号により、熱圧着を行う作業領域にテーブル6を移動して所定の位置に固定し、必要に応じてテーブル6を冷却手段7により冷却してフレキシブル基板8を冷却する。
また、接合用電極であるバンプ5を形成した電子部品4を熱圧着ツール2の接合作用部11に真空吸着させる(ステップS22)。次に熱圧着ツール2の接合作用部11をヒーター3により加熱する(ステップS23)。接合作用部11の温度は通常350℃〜400℃に加熱する。接合部に金や錫を用いる場合には、接合作用部11の温度を380℃以下に設定する。
接合作用部11の温度を図示しない温度検出手段により検出し、接合作用部11の温度が所定温度に達しないときには(ステップS24のNo)、更に加熱し、所定温度に達したことを温度検出手段が検出したときには(ステップS24のYes)、位置合わせ用カメラ14を熱圧着ツール2とテーブル6との間に挿入して、位置測定を行う(ステップS25)。位置測定は、電子部品4のバンプ5又は位置合わせ用の基準マークと、フレキシブル基板8上の電極9又は所定の位置合わせ用の基準マークとの位置測定を行う。バンプ5と電極9との位置関係が、例えば図3(b)に示す所定の関係からずれていることを検出した場合には制御部10はテーブル6を検出された位置ずれ量を移動させる(ステップS26)。移動後に更に位置関係を測定し、バンプ5と電極9とが所定の位置関係に達しない場合には(ステップS27のNo)、更にテーブル6を移動して調整し、所定の位置関係に達したときには(ステップS27のYes)、位置合わせ用カメラ14を作業領域外へ移動する(ステップS28)。
テーブル6は冷却手段7により冷却し(ステップS29)、温度検出手段によりテーブル6の温度を検出し、所定温度以下に達していないと制御部10が判定した場合には更に冷却を持続し(ステップS30のNo)、所定温度に達したことを検出して(ステップS30のYes)、熱圧着ツール2を下降させる(ステップS31)。所定の温度として、例えば30℃に設定することができる。熱圧着ツール2の下降速度は、好ましくは10mm/sec以上の速度で行う。更に、より好ましくは15mm/secの速度で行う。既に説明したように、この速度で下降させることにより、フレキシブル基板8の寸法変化率が一定するからであり、その結果、高精度でバンプ5と電極9とを当接させることができるからである。
バンプ5と電極9とを当接後に所定の加圧を与えて維持してボンディングを行う。ボンディングの時間は0.1sec〜0.5secが好ましい。さらに、0.3secの間にボンディングを行うことがより好ましい。ボンディング時間が長く成るとテーブル6を加熱し、次の電子部品4をボンディングする際にフレキシブル基板8の冷却に時間を要することになり、生産性を悪化させるからである。
次に、電子部品4の真空吸着を解除して熱圧着ツール2を上昇させ(ステップS33)、テーブル6を移動して電子部品4と接合したフレキシブル基板8とを取り出し(ステップS34)、次のボンディングに備えるためにテーブル6を冷却し(ステップS35)、所定温度、例えば30℃以下となったときに(ステップS36のYes)、スタートへ戻る。
なお、上記の実施の形態において、ステップS29及びステップS30を必要に応じて省略することができる。フレキシブル基板8をテーブル6にセットするステップS21の工程においてテーブル6が十分冷却されている場合には、テーブル6の熱容量により温度上昇を抑えることができるからである。また、ステップS35及びステップS36を必要に応じて省略することができる。ステップS29及びステップS30においてテーブル6が十分冷却され、テーブル6の熱容量により熱圧着ツール2によるボンディング後において温度上昇が許容範囲内であれば、冷却する必要が無いからである。
また、上記実施の形態において、熱圧着ツール2が下降してボンディングを行う例について説明してきたが、熱圧着ツール2を固定し、テーブル6が上昇してボンディングを行う場合でも、本発明の範囲内である。
本実施形態におけるボンディング装置の模式的ブロック図である。 本実施形態におけるボンディング方法を表すフローチャート図である。 本実施形態における電子部品4の電極であるバンプ5とフレキシブル基板8の上の電極9との位置関係を説明するための概念図である。 本実施形態における熱圧着ツールの下降速度とフレキシブル基板8の寸法変化率を表すグラフである。 本実施形態における他のボンディング装置の模式的ブロック図である。 本実施形態における他のボンディング方法を表すフローチャート図である。 本実施形態における他のボンディング方法を表すフローチャート図である。 従来公知のボンディング装置の概念的ブロック図である。 従来公知のボンディング方法を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 ボンディング装置
2 熱圧着ツール
3 ヒーター
4 電子部品
5 バンプ
6 テーブル
7 冷却手段
8 フレキシブル基板
10 制御部
11 接合作用部

Claims (9)

  1. 所定の電極間距離を有する複数電極が形成された電子部品をフレキシブル基板の対応する複数電極に熱圧着するボンディング方法において、
    前記フレキシブル基板の対応する複数電極の電極間距離を前記電子部品の所定の電極間距離よりも長くした前記フレキシブル基板を用意する工程と、
    前記電子部品を熱圧着ツールに設置すると共に、前記フレキシブル基板をテーブルに設置する工程と、
    前記テーブルを冷却する工程と、
    前記熱圧着ツールにより前記電子部品を加熱する工程と、
    前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の電極との間の位置を合わせる工程と、
    前記熱圧着ツール又は/及び前記テーブルを所定の相対速度で接近させる工程と、
    前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の電極とを熱圧着する工程と、
    を有することを特徴とするボンディング方法。
  2. 前記フレキシブル基板の対応する複数電極の電極間距離を、室温において前記電子部品の前記所定の電極間距離よりも0.01%〜0.15%長く形成したことを特徴とする請求項1に記載のボンディング方法。
  3. 前記熱圧着する工程の後、前記テーブルを冷却することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボンディング方法。
  4. 前記接近させる工程は、前記熱圧着ツール及び/又は前記テーブルを10mm/sec〜50mm/secの相対速度で接近させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボンディング方法。
  5. 前記フレキシブル基板の対応する複数電極の電極間距離を長くする長さの増分は、前記電子部品を加熱したときに生じる前記所定の電極間距離の熱膨張による長さの増分から、前記熱圧着ツール又は/及び前記テーブルを接近させたときに生じる前記フレキシブル基板の対応する複数電極の電極間距離の熱膨張による長さの増分を引いた値と略同一であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のボンディング方法。
  6. 所定の電極間距離を有する複数電極が形成された電子部品をフレキシブル基板の対応する複数電極に熱圧着するボンディング装置において、
    前記電子部品を設置して前記電子部品を加熱する加熱手段を備える熱圧着ツールと、
    前記フレキシブル基板の対応する複数電極の電極間距離を前記電子部品の所定の電極間距離よりも長くした前記フレキシブル基板を設置し、高い放熱性を有する材料で形成されたテーブルと、
    前記テーブルに設置されたフレキシブル基板を冷却するための冷却手段と、
    前記電子部品の電極と前記フレキシブル基板の対応する電極との間の位置合わせを行う位置合わせ手段と、
    前記熱圧着ツールと前記テーブルとを接近させるための駆動機構と、
    前記加熱手段及び冷却手段を制御する制御部とから構成されることを特徴とするボンディング装置。
  7. 前記テーブルは、ダイヤモンド、導電性金属、窒化アルミニュウム、窒化珪素、アルミナ、スチール、超鋼材、チタン、ステンレス鋼材、セラミック、酸化チタンのいずれかの材料又は複合材料からなることを特徴とする請求項に記載のボンディング装置。
  8. 前記冷却手段は、前記テーブル内に設置した冷却用パイプ又はペルチェ素子であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のボンディング装置。
  9. 前記冷却手段は、室温又は冷却された大気を送風する送風手段であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のボンディング装置。
JP2005375105A 2004-12-28 2005-12-27 ボンディング方法及びボンディング装置 Expired - Fee Related JP4732894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005375105A JP4732894B2 (ja) 2004-12-28 2005-12-27 ボンディング方法及びボンディング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004380226 2004-12-28
JP2004380226 2004-12-28
JP2005375105A JP4732894B2 (ja) 2004-12-28 2005-12-27 ボンディング方法及びボンディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006210903A JP2006210903A (ja) 2006-08-10
JP4732894B2 true JP4732894B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=36967331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005375105A Expired - Fee Related JP4732894B2 (ja) 2004-12-28 2005-12-27 ボンディング方法及びボンディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4732894B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101683312B1 (ko) * 2008-09-30 2016-12-06 데쿠세리아루즈 가부시키가이샤 이방성 도전 접착제 및 그것을 사용한 접속 구조체의 제조 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002134554A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Advanced Display Inc 端子列接続方法および該方法に用いる熱圧着装置
JP2003124262A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JP2004031865A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Optrex Corp 液晶表示パネルと駆動回路との接続方法
JP2004047670A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Sony Corp フリップチップ実装方法及びフリップチップ実装装置
JP2004071608A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002134554A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Advanced Display Inc 端子列接続方法および該方法に用いる熱圧着装置
JP2003124262A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JP2004031865A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Optrex Corp 液晶表示パネルと駆動回路との接続方法
JP2004047670A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Sony Corp フリップチップ実装方法及びフリップチップ実装装置
JP2004071608A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006210903A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6518709B2 (ja) 実装装置
US7299965B2 (en) Method and apparatus for mounting and removing an electronic component
US9120169B2 (en) Method for device packaging
US10199349B2 (en) Mounting device and mounting method
TW201436065A (zh) 用於在基板上安裝半導體晶片的熱壓結合方法及裝置
JP2005353696A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
TWI376754B (en) Automatic level adjustment for die bonder
TW201640597A (zh) 半導體裝置之製造裝置及半導體裝置之製造方法
JPH09153525A (ja) ボンディング装置およびボンディング方法
CN113748494B (zh) 半导体装置的制造装置及制造方法
JP6325053B2 (ja) 接合システム、接合方法、および半導体デバイスの製造方法
JP4732894B2 (ja) ボンディング方法及びボンディング装置
JP6083041B2 (ja) 接合方法、接合システム、および半導体デバイスの製造方法
JP2010153672A (ja) 半導体装置の製造装置およびその製造方法
KR100864472B1 (ko) 광학 모듈의 제조 방법 및 제조 장치
KR101831389B1 (ko) 실장장치 및 실장방법
JP2001338946A (ja) チップ実装方法
JP2006073873A (ja) 電子部品実装方法及び装置
TWI793766B (zh) 半導體裝置的製造裝置及製造方法
JP7320886B2 (ja) 半導体装置の製造装置および製造方法
WO2022030006A1 (ja) 半導体装置の製造装置および製造方法
JP2005333005A (ja) 微小部品貼り合せ装置及び貼り合せ方法
JP6577764B2 (ja) 加圧加熱冷却装置及びフリップチップ実装装置並びにフリップチップ実装方法及び半導体装置の製造方法
JP2006287050A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JPH03295246A (ja) ダイボンディング装置用加熱ステージ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080813

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110421

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4732894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees