JP4732863B2 - 建設機械のキャブ構造およびその組立方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1〜3には、キャブの内部の機能部品を異形鋼管に取り込んで部品点数を減らすキャブ構造が開示されている。
これらのキャブ構造では、異形鋼管を組み合わせてフレームを構成し、その接合部分の継手に鋳物部品を用いている。
すなわち、上記公報に開示された建設機械のキャブ構造では、接合部分に鋳物部品を用いて異形鋼管同士を接合しているため、溶接部分が複雑化して溶接作業に要する時間を増大させたり、溶接性が悪化したりするおそれがある。また、接合部分に鋳物部品を用いることで、部品点数が増加してコストアップの要因となってしまう。
ここで、天井部材および床部材は、例えば、4本の梁部材を組み合わせて四角形とし、その四角形の形状に合わせて形成された略四角形の鋼板を貼り合わせて構成される。また、柱部材が取り付けられる天井部材および床部材の部位としては、例えば、4本の梁部材によって形成される四角形の四隅部分等が考えられる。
これにより、例えば、柱部材を溶接によって天井部材および床部材に対して取り付ける場合でも、仮組みされたキャブ構造の外側から溶接作業を行うことができる。この結果、組立時の作業性を向上させて製造コストを低減することが可能なキャブ構造を提供することができる。さらに、天井部材および床部材に対して柱部材を取り付ける際には、柱部材に形成された凹部に対して梁部材の凸部を差し込むことで、天井部材および床部材に対する柱部材の高さ方向における取付位置を容易に合わせることができる。この結果、組み立て時における作業性をさらに向上させて、製造コストを低減することができる。
ここでは、柱部材が取り付けられる梁部材が交差する部分は、柱部材の断面形状に合わせて加工されている。
ここでは、天井部材を構成する梁部材の中に異形断面を有するものが含まれている。
ここで、異形断面を有する梁部材の配置としては、例えば、天井部材の4辺を構成する梁部材のうち、キャブの側面側に配置される側の2本の梁部材が考えられる。
この場合には、キャブに取り付けられるドアや窓ガラスを異形断面の部分に嵌め込むことで容易にキャブを構成することができる。
ここでは、床部材を構成する梁部材の中に異形断面を有するものが含まれている。
ここで、異形断面を有する梁部材の配置としては、例えば、床部材の4辺を構成する梁部材のうち、キャブの側面側に配置される側の2本の梁部材が考えられる。
ここでは、柱部材の中に異形断面を有するものが含まれている。
これにより、キャブに取り付けられるドアや窓ガラスを異形断面の部分に嵌め込むことで容易にキャブを構成することができる。さらに、天井部材や床部材に含まれる異形断面を有する梁部材に合わせて異形断面を有する柱部材を配置することで、さらに効果的にキャブに取り付けられるドアや窓ガラス等を嵌め込んで組み立てることができる。
ここでは、梁部材と柱部材との接合位置に、両者の接合を補強するための補強部材を別途設けている。
ここでは、複数の梁部材が交差する位置に、両者の接合を補強するための接合部材を別途設けている。
これにより、天井部材あるいは床部材を形成する際に、溶接等による接合強度に接合部材による接合強度も付加することができるため、天井部材および床部材の剛性を向上させることができる。
これにより、組み立て用の治具によって、柱部材の長さに合わせて所定の間隔を空けた状態で天井部材および床部材をそれぞれ固定しているため、特に位置合わせ等を行うことなく、そのまま柱部材を側方から取り付けることができる。この結果、キャブの組み立て精度を向上させることができる。そして、キャブの組立作業をさらに効率よく行うことができることから、キャブの製造コストを低減してコストダウンを図ることができる。
本実施形態に係る建設機械のキャブ構造は、図1に示すように、ホイルローダ(建設機械)10に搭載されたキャブ20に対して適用されている。
ホイルローダ10は、車体11と、車体の前部に装着されたリフトアーム12と、このリフトアーム12の先端に取り付けられたバケット13と、車体11を支持しながら回転して車体を走行させる4本のタイヤ14と、車体11の上部に搭載されたキャブ20と、を備えている。
車体11は、図示しないエンジンを収納するエンジンルームと、リフトアーム12およびバケット13を駆動するための駆動部と、を有している。
バケット13は、リフトアーム12の先端に取り付けられており、図示しないバケットシリンダによってダンプおよびチルトされる。
キャブ20は、複数の鋼管と鋼板とを組み合わせて構成されるオペレータ用の運転室を形成しており、車体11の中央部分よりもやや前方に配置されている。なお、キャブ20の構成およびその組立方法については、後段にて詳述する。
キャブ20は、図2に示すように、天井部材21、床部材22、柱部材23および前面カバー部材24を含んでいる。
(天井部材21の構成)
天井部材21は、キャブ20の上部、つまり運転室の天井を形成する部材であって、図3に示すように、天井板材21a、4本の梁部材21b〜21e、補強梁部材21f、および補強部材31、接合部材32を含むように構成されている。
梁部材21b〜21eは、鋼管によって形成される棒状の部材であって、上述のように、略正方形の天井部材21(天井板材21a)の四辺に沿って、梁部材21bと梁部材21c、そして梁部材21dと梁部材21eとが対辺になるように、それぞれ取り付けられている。また、4本の梁部材21b〜21eは、すべて異形断面を有している。そして、上記天井板材21aは、このそれぞれの梁部材21b〜21eを略正方向に配置した際に異形断面によって形成される凹み部分に嵌め込まれるようにして固定される。さらに、4本の梁部材21b〜21eによって形成される正方形の四隅(梁部材21b〜21e同士の交差部分)には、図4に示すように、それぞれ柱部材23の断面形状に合わせて形成された接合空間Xが形成されている。換言すれば、各梁部材21b〜21eの端部が、接合空間Xに取り付けられる各柱部材23の断面形状に合わせて加工されている。
補強部材31は、略三角形の板材であって、各梁部材21b〜21eと柱部材23との交差部分における異形断面の凹み部分に配置されている。このように、梁部材21b〜21eと柱部材23との間を補強部材31によってつなぐことにより、キャブ20の剛性を向上させることができる。また、補強部材31を梁部材21b〜21eの異形断面の凹み部分に沿って固定することで、補強部材31の位置決めを容易に行うことができる。
接合部材32は、中央部分を直角に折り曲げて形成される板材であって、梁部材21b〜21eの交差部分、つまり接合空間Xの部分に取り付けられる。具体的には、接合部材32は、図4に示すように、互いに隣接する各梁部材21b〜21eの端部における鋼管の内部に取り付けられることで、両梁部材を接合する。
床部材22は、キャブ20の下部、つまり運転室の床面を形成する部材であって、図5に示すように、床板材22a、4本の梁部材22b〜22e、補強梁部材22f、および補強部材33,34を含むように構成されている。
梁部材22b〜22eは、鋼管によって形成される棒状の部材であって、上述のように、略正方形の床板材22aの外周に沿って、梁部材22bと梁部材22c、そして梁部材22dと梁部材22eとが対辺になるように、それぞれ取り付けられている。また、4本の梁部材22b〜22eのうちの梁部材22b,22c,22eは、異形断面を有している。そして、上記床板材22aは、このそれぞれの梁部材22b,22c,22eを略正方形に配置した際に異形断面によって形成される凹み部分に嵌め込まれるようにして固定される。さらに、4本の梁部材22b〜22eによって形成される正方形の四隅(梁部材22b〜22eの交差部分)には、図6に示すように、それぞれ柱部材23の断面形状に合わせて形成された接合空間Xが形成されている。換言すれば、各梁部材22b〜22eの端部が、接合空間Xに取り付けられる各柱部材23の断面形状に合わせて加工されている。
補強部材33は、補強部材31と同様に略三角形の板材であって、各梁部材22b〜22eと柱部材23との交差部分に配置されている。このように、梁部材22b〜22eと柱部材23との間を補強部材33によってつなぐことにより、キャブ20の剛性を向上させることができる。また、補強部材33を梁部材22b〜22eの異形断面の凹み部分に沿って固定することで、補強部材33の位置決めを容易に行うことができる。
柱部材23は、図7に示す4本の柱23a〜23dと、図2等に示すBピラーとしての2本の柱23eと、によって構成されている。そして、4本の柱23a〜23dは、それぞれ天井部材21の四隅に形成された梁部材21b〜21e間の接合空間X、床部材22の四隅に形成された梁部材22b〜22e間の接合区間Xに対して、側方から取り付けられる。一方、2本の柱23eは、キャブ20の側面の中央部分に縦に立設される。
また、各柱23a〜23dが取り付けられる天井部材21および床部材22の接合空間X(図4および図6参照)では、柱23a〜23dの異形断面X1に合うように梁部材21b〜21eおよび梁部材22b〜22eの端部が加工されている。これにより、柱23a〜23dを天井部材21および床部材22の側方から取り付けることができるとともに、柱23a〜23dを収まりのよい状態で接合部分に嵌め込むことができる。また、各柱23a〜23dが異形断面を有していることで、異形断面の凹み部分に、キャブ20に対して取り付けられる窓ガラスやドア等を挿入することができる。
具体的には、図10に示す部分では、柱23dと梁部材22c,22eとの接触部分、および柱23dと補強部材33との接触部分、梁部材22cと補強部材33との接触部分を溶接する。図11および図12に示す部分では、柱23aと梁部材22b,22dとの接触部分、および柱23aと補強部材33との接触部分、梁部材22dと補強部材33との接触部分、梁部材22bと補強部材33との接触部分を溶接する。
さらに、各柱23a〜23dが取り付けられる天井部材21および床部材22の接合空間X(図4および図6参照)には、図9(a)および図9(b)に示すように、例えば、床部材22の左後ろの接合部分においては梁部材22cの端部に凸部22ca、床部材22の左前の接合部分においては梁部材22cの上記と反対側の端部に凸部22cbが形成されている。この凸部22ca,22cbは、左後ろ、左前にそれぞれ取り付けられる柱23d,23bの側面に形成される孔部(図10の柱23dの側面に形成された孔部23da参照)に差し込まれる。このように、梁部材22b〜22eの端部に形成された凸部22ca,22cb等を柱23a〜23dの側面に形成された孔部23da等に差し込むようにして柱23a〜23dを取り付けることで、床部材22および柱部材23間の高さ方向における位置合わせを容易に行うことができる。図11に示す梁部材22dの凸部22daと柱23aの孔部23ab、そして、図13に示す梁部材22bの凸部22baと柱23aの孔部23ab、についても同様である。
また、柱23a〜23dが取り付けられる接合部分には、図10〜図12に示すように、略三角形の補強部材33がそれぞれ梁部材22c,22eと柱23dとの間(図10参照)、梁部材22b,22dと柱23aとの間(図11および図12参照)に取り付けられる。これにより、各梁部材と柱との間の接合強度を補強して、キャブ20全体の剛性を向上させることができる。
なお、天井部材21側における補強部材31および接合部材32についても同様である。
本実施形態に係るキャブ20の組み立て工程について、図14〜図17を用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、キャブ20は、上述した複数の部材によって構成されており、図14〜図16に示すような組立治具50を用いて組み立てられる。
まず、ステップS1およびステップS2において、天井部材21および床部材22が、各構成部材を溶接等によって固定する等して組み立てられる。なお、天井部材21および床部材22の組立て順については、同時に行われてもよいし、順番が反対になってもよい。
次に、ステップS6において、クランプ51等を外して組立治具50からキャブ20を取り外した後、ステップS7において柱部材23を天井部材21および床部材22に対して本溶接によって固定する。
最後に、補強部材31,33,34を所定の接合箇所に取り付けて組立てを完了する。
(1)
本実施形態のキャブ20では、天井板材21aと複数の梁部材21b〜21eとを含む天井部材21と、床板材22aと複数の梁部材22b〜22eとを含む床部材22と、を備えたキャブ構造において、図4および図6に示す天井部材21および床部材22の四隅に形成された接合空間Xに対して、図15に示すように、鋼管の側面が当接するようにして柱23a〜23dを取り付けて固定する。
本実施形態のキャブ20では、天井部材21および床部材22における柱23a〜23dが挿入される部分である接合空間Xにおける各梁部材21b〜21e,22b〜22eの端部が、図9(a)および図9(b)に示すように、柱23a〜23dの異形断面の形状に合わせて加工されている。
本実施形態のキャブ20では、天井部材21を構成する複数の梁部材21b〜21eの中に、異形断面を有するものを含んでいる。本実施形態では、図4に示すように、梁部材21b〜21eの全てが異形断面を有している。
これにより、キャブ20の前面や側面、背面等に取り付けられるガラス窓やドア等を異形断面に沿って装着することができる。
本実施形態のキャブ20では、床部材22を構成する複数の梁部材22b〜22eの中に、異形断面を有するものを含んでいる。本実施形態では、図9(a)および図9(b)等に示すように、梁部材22b,22c,22eの3本が異形断面を有している。
これにより、キャブ20の前面や側面、背面等に取り付けられるガラス窓やドア等を異形断面に沿って装着することができる。
本実施形態のキャブ20では、図9(a)および図9(b)に異形断面X1として示すように、天井部材21および床部材22に対して側方から取り付けられる4本の柱23a〜23dが異形断面を有している。
これにより、キャブ20の前面や側面、背面等に取り付けられるガラス窓やドア等を異形断面に沿って装着することができる。
さらに、キャブ20の上下面を構成する天井部材21と床部材22とを構成する各梁部材21b〜21e,22b〜22eの異形断面を有するものと組み合わせて用いることで、さらに効果的にキャブ20の前面や側面、背面等に取り付けられるガラス窓やドア等を異形断面に沿って装着することができる。
本実施形態のキャブ20では、柱23a〜23dと梁部材21b〜21e,22b〜22eとの接合部分に、図11等に示すような凸部22daを梁部材22d側に、凸部22daを挿入する孔部23abを柱23a側にそれぞれ形成している。
これにより、柱23a〜23dを天井部材21および床部材22に対して取り付ける際に、柱23a〜23dに対する天井部材21、床部材22の高さ方向における位置合わせを容易に行うことができる。この結果、キャブ20の組立作業時における作業性をさらに向上させて更なる製造コストの低減を図ることができる。
本実施形態のキャブ20では、図3および図5に示すように、柱23a〜23dと、梁部材21b〜21e,22b〜22eとの接合部分には、両者を接合する補強部材31,33,34を取り付けている。
これにより、柱23a〜23dと梁部材21b〜21e,22b〜22eとの間の溶接強度に加えて、補強部材31,33,34による強度を付加することができるため、キャブ20の剛性を向上させることができる。
本実施形態のキャブ20では、天井部材21および床部材22を構成する各梁部材21b〜21e,22b〜22e同士の交差部分(接合空間X)に、図4に示すように、互いに交差する梁部材同士を接合する接合部材32を設けている。
これにより、天井部材21および床部材22の強度を向上させることができるため、結果として、キャブ20の剛性を向上させることができる。
本実施形態のキャブ20の組立て方法では、図17に示すように、天井部材21および床部材22を組立治具50(図14〜図16参照)にセットするステップと、天井部材21と床部材22とを柱23a〜23dの長さに合わせて所定の間隔を空けて固定するステップと、天井部材21および床部材22に対して側方から柱23a〜23dを取り付ける(図15の方向D1,D2参照)ステップと、を含んでいる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、柱部材23に含まれる4本の柱23a〜23dの全てが異形断面を有する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、前方左右に取り付けられる柱23a,23bのみが異形断面を有し、後方左右に取り付けられる柱23c,23dは略長方形の断面であってもよい。
上記実施形態では、天井部材21を構成する全ての梁部材21b〜21eが異形断面を有する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、前後一対の梁部材21d,21e、あるいは左右一対の梁部材21b,21cが異形断面を有しており、他の梁部材は略長方形の断面を有していてもよい。
上記実施形態では、柱23a〜23dと梁部材21b〜21e,22b〜22eとの接合部分の全てに補強部材31,33,34を取り付けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記接合部分の一部には補強部材を取り付けていなくてもよい。
ただし、キャブ20全体の剛性を十分に確保するためには、上記実施形態のように全ての接合部分について補強部材を設けることが好ましい。
上記実施形態では、ホイルローダに搭載されるキャブに対して本発明を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ホイルローダ以外にも、ブルドーザや油圧ショベル等の建設機械に搭載されるキャブに対しても本発明を適用することが可能である。
11 車体
12 リフトアーム
13 バケット
14 タイヤ
20 キャブ(キャブ構造)
21 天井部材
21a 天井板材(板材)
21b〜21e 梁部材
21f 補強梁部材
22 床部材
22a 床板材
22b〜22e 梁部材
22ba 凸部
22ca 凸部
22cb 凸部
22da 凸部
22f 補強梁部材
23 柱部材
23a〜23d 柱
23aa 開口
23ab 孔部
23da 孔部
24 前面カバー部材
25a,25b 側面カバー部材
25c 背面カバー部材
31 補強部材
32 接合部材
33 補強部材
34 補強部材
35 接合部材
50 組立治具
51 クランプ
52 マウント部
53 仮止め部
55 押し付け部
X 接合空間
X1 異形断面
Claims (8)
- 鋼管によって構成される複数の梁部材と、前記梁部材に取り付けられる板材と、を有する天井部材と、
鋼管によって構成される複数の梁部材と、前記梁部材に取り付けられる板材と、を有する床部材と、
鋼管によって構成されており、前記天井部材および前記床部材を構成する前記梁部材の端部に対して前記鋼管の側面が当接するように取り付けられる複数の柱部材と、
を備え、
前記梁部材と前記柱部材との接合部分における前記梁部材の端部には凸部が形成されており、前記柱部材の側面には凹部が形成されている、
建設機械のキャブ構造。 - 前記柱部材が取り付けられる前記天井部材および前記床部材に含まれる前記梁部材の交差部分は、前記柱部材の断面形状に沿った形状に加工されている、
請求項1に記載の建設機械のキャブ構造。 - 前記天井部材を構成する前記複数の梁部材には、異形断面を有するものが少なくとも1本含まれている、
請求項1または2に記載の建設機械のキャブ構造。 - 前記床部材を構成する前記複数の梁部材には、異形断面を有するものが少なくとも1本含まれている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の建設機械のキャブ構造。 - 前記柱部材には、異形断面を有するものが少なくとも1本含まれている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の建設機械のキャブ構造。 - 前記梁部材と前記柱部材との接合位置に設けられており、前記梁部材と前記柱部材とをつなぐ補強部材を、
さらに備えている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の建設機械のキャブ構造。 - 前記梁部材同士の交差部分において、前記梁部材同士を接合する接合部材を、
さらに備えている、
請求項1から6のいずれか1項に記載の建設機械のキャブ構造。 - 鋼管によって構成される複数の梁部材と前記梁部材に取り付けられる板材とを有する天井部材と、鋼管によって構成される複数の梁部材と前記梁部材に取り付けられる板材とを有する床部材と、鋼管によって構成されており前記天井部材および前記床部材を構成する前記梁部材の端部に対して前記鋼管の側面が当接するように取り付けられる複数の柱部材と、を備えている建設機械のキャブ構造の組み立て方法であって、
前記天井部材および前記床部材を組み立てる第1のステップと、
前記第1のステップにおいて組み立てられた前記天井部材と前記床部材とを、前記柱部材に応じた所定の間隔を空けて上下に配置するための治具にセットする第2のステップと、
前記治具にセットされた前記天井部材と前記床部材とに対して前記柱部材を側方から取り付ける第3のステップと、
を含む、建設機械のキャブ構造の組み立て方法。
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