JP4731899B2 - 移動棚装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動棚装置に関し、特に移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置に関する。
移動棚装置は、従来、軌条に案内されて移動棚が前後方向に往復走行するものが多用されているが、軌条の案内に係わる機構部分に大きな負荷がかかり、耐久性および円滑な走行性の観点から、必ずしも充分でない場合があり、近年、無軌条の移動棚装置が注目されている。
無軌条の移動棚装置における課題は、各移動棚の相対位置関係、すなわち、移動棚間の間隔、左右方向のずれ、傾きをどのように制御するかにある。これらの制御に関しては、たとえば特許文献1〜3に各種提案がなされている。しかし、これらの提案は、いずれも、基本的に各移動棚間の間隔、左右方向のずれ、および傾きを、個々に制御するものである。
しかし、無軌条の移動棚装置の場合、これらの間隔、左右方向のずれ、傾きの変位は、むしろ単独に生ずる場合は少なく、一般に相互に関連して複合的に生ずる場合が多い。そのため、前記三者の変位を個々に制御することは、必ずしも合理的とは言えない。
特開2002−78541号公報 特開2002−87517号公報 特開2004−223114号公報
本発明は、前記の問題点に鑑み、無軌条の移動棚装置における各移動棚間の間隔、左右方向のずれ、傾きの三者の変位情報を一体的に表示するものを媒体として、前記三者の変位を有機的に一体として把握し、移動棚の良好な走行制御を行いうる移動棚装置を提供することを目的とする。
上記課題は、特許請求の範囲における各請求項に示すように、下記の構成を備える発明によって解決される。
(1) 床面上の基準位置から前後方向に複数の移動棚を並置して、各移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置であって、隣接する移動棚にそれぞれ端部を回動自在に連結して渡設した連結アームと、移動棚の移動にともなって変化する連結アームの位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段と、前記変位情報から隣接する移動棚の相対位置を判定する相対位置判定手段と、この相対位置判定手段によって得られた相対位置情報により移動棚を、その相対位置を修正するように走行させる走行制御手段とを備え、前記連結アームを、一端部が相互に回動自在に連結されるとともに、他端部が隣接する移動棚にそれぞれ回動自在に連結された1対の連結杆より形成し、この1対の連結杆を、移動棚における左右に配置して、隣接する移動棚間に渡設し、前記相対位置判定手段を、前記1対の連結杆がなす内角の変位情報により隣接する移動棚間の間隔を判定するとともに、1対の連結杆の交点を一頂点とし、各連結杆の他端を残りの二頂点とする三角形の傾きの変位情報により、隣接する移動棚の左右方向の相対位置を判定し、かつ左右のそれぞれの1対の連結杆がなす内角の差の変位情報により隣接する移動棚の相対的な傾きを判定するものとする。
(2) 床面上の基準位置から前後方向に複数の移動棚を並置して、各移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置であって、隣接する移動棚にそれぞれ端部を回動自在に連結して渡設した連結アームと、移動棚の移動にともなって変化する連結アームの位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段と、前記変位情報から隣接する移動棚の相対位置を判定する相対位置判定手段と、この相対位置判定手段によって得られた相対位置情報により移動棚を、その相対位置を修正するように走行させる走行制御手段とを備え、前記走行制御手段を、連結アームにおける1対の連結杆の交点を頂点とし、各連結杆の他端を残りの二頂点とする三角形の傾きが是正されるように移動棚を走行させて、隣接する移動棚間の左右方向のずれを制御するものとする。
(3) 床面上の基準位置から前後方向に複数の移動棚を並置して、各移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置であって、隣接する移動棚にそれぞれ端部を回動自在に連結して渡設した連結アームと、移動棚の移動にともなって変化する連結アームの位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段と、前記変位情報から隣接する移動棚の相対位置を判定する相対位置判定手段と、この相対位置判定手段によって得られた相対位置情報により移動棚を、その相対位置を修正するように走行させる走行制御手段とを備え、前記連結アームを、隣接する一方の移動棚に設けられた左右方向の摺動溝に一端が回動および摺動自在に連結され、他端が他方の移動棚に回動自在に連結された連結杆により形成する。
() 上記(3)項において、走行制御手段を、移動棚の左右に配置した1対の連結アームにおけるそれぞれの連結杆と摺動溝とがなす内角が同値となるように移動棚を走行させて、隣接する移動棚の相対的な傾きを制御するものとする。
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、各移動棚間の間隔、左右方向のずれ、傾きの三者の変位情報を一体的に表示する連結アームを媒体として、前記三者の変位を有機的に一体として把握し制御を行うため、良好な制御結果が得られる。
すなわち、無軌条の移動棚装置においては、前記三者の変位は、単独に生ずる場合は少なく、一般に相互に関連して複合的に生ずる場合が多い。そのため、前記三者の変位を個々に制御するよりも、有機的に一体として把握する方が、良好な制御を行うことができる。
たとえば、移動棚の走行制御中に、スリップや障害物等による急停止などにより、予期に反する変位が生じても、三者の変位を有機的に一体として把握して制御することにより、良好な結果が得られる。
また、前記三者の変位情報を一体的に表示しうる媒体としての連結アームが容易に得られるとともに、隣接する移動棚の三者の変位情報、特に相対的な傾きを的確に表示する変位情報が得られ、さらには、三者の変位を的確に判定することができる。
請求項2記載の発明によれば、隣接する移動棚間の左右方向のずれを良好に制御することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記三者の変位情報を一体的に表示しうる媒体としての連結アームが容易に得られる。
請求項記載の発明によれば、隣接する移動棚の相対的な傾きを修正する制御を良好に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の移動棚装置を模式的に示す平面図である。
移動棚装置(1)は、床面上に基準位置として固定棚(2)を設置し、この固定棚(2)から前後方向に複数の移動棚(3)を並置して構成されている。各移動棚(3)の底部の左右両端には、モータによって独立して駆動される車輪(図示省略)が設けられ、矢印Pで示す前後方向に各移動棚(3)が往復走行可能になっている。
各移動棚(3)の左右には、隣接する移動棚(34)(35)間に渡設された1対の連結アーム(4R)(4L)が設けられている。各連結アーム(4)は、一端部(5a)(6a)が相互に縦向支軸(7)回りに回動自在に連結されるとともに、他端部(5b)(6b)が隣接する移動棚(34)(35)に、それぞれ縦向支軸(8)(9)回りに回動自在に連結された1対の連結杆(5)(6)より形成されている。
固定棚(2)には、制御用CPU(中央演算処理装置)(10)が設置されており、電源と信号は、ケーブル(11)によって、各移動棚(3)に伝えられる。ケーブル(11)は、連結アーム(4)内に収容されて、各移動棚(3)間に渡設されている。
図2は、図1における要部拡大図である。
図2に示すように、連結アーム(4R)における1対の連結杆(5)(6)がなす内角∠Aの変位情報により、隣接する移動棚(34)(35)間の間隔を判定することができる。
連結アーム(4R)における1対の連結杆(5)(6)の交点aを一頂点とし、各連結杆(5)(6)の他端b、cを残りの二頂点とする三角形Tを考える。
頂点bより、隣接する一方の移動棚(34)の前縁辺Fに下ろした垂線S1と、頂点Cより前記垂線S1に下ろした垂線S2との交点をdとし、垂線S1と移動棚(34)の前縁辺Fとの交点をeとする。
また、連結アーム(4R)(4L)における1対の連結杆(5)(6)のそれぞれの長さをLとする。
隣接する移動棚(34)(35)間の間隔Xは、次のようして求められる。
Figure 0004731899
(1)〜(5)より
Figure 0004731899
ここで、Lは、連結杆(5)(6)の長さであって予め定まっており、∠A、∠abdは、たとえば、周知のエンコーダを利用して容易に測定することができる。たとえば、∠Aは、連結杆(5)(6)の交差部において、ロータリエンコーダの本体を連結杆(5)に固定し、かつそのロータリエンコーダにより回転角度が測定される枢軸を連結杆(6)に固定することにより、また∠abdは、ロータリエンコーダの本体を移動棚(34)の本体に、そのロータリエンコーダにより回転角度が測定される枢軸を連結杆(5)にそれぞれ固定することにより、簡単に測定することができる。また、
Figure 0004731899
の長さは、連結アーム(4R)の取付け位置によって定まる数値である。
したがって、移動棚(34)(35)間の間隔Xは、前記演算式(6)によって容易に演算することができる。
また、隣接する一方の移動棚(34)に対する他方の移動棚(35)の左右方向の相対位置、すなわち左右方向のずれ幅Yは、前記三角形Tの傾きの変位情報により判定することができる。
図2において、
Figure 0004731899
(7)(5)(3)より
Figure 0004731899
(8)(4)より
Figure 0004731899
ここで、前記のように、Lは予め定まった長さであり、∠A、∠abdは容易に測定することができる。
したがって、隣接する一方の移動棚(34)に対する他方の移動棚(35)の左右方向のずれ幅Yは、前記演算式(9)によって容易に演算することができる。
さらに、隣接する一方の移動棚(34)に対する他方の移動棚(35)の相対的な傾きZは、図1に示すように、左右1対の連結アーム(4R)(4L)におけるそれぞれの1対の連結杆(5)(6)がなす内角A,Bの差の変位情報により判定することができる。
すなわち、内角A,Bが同値となるように制御することにより、前記の相対的な傾きZは修正される。
図3は、本発明の移動棚装置における制御の概念図である。
移動棚(3)の移動にともなって変化する連結アーム(4)の位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段(20)としてのエンコーダ等で検出された各移動棚(31)〜(3n)における∠A,∠B,∠abd等の変位情報は、電気信号に変換されて、固定棚(2)の設けられた制御用CPU(10)中における相対位置判定手段(10a)に送信される。
相対位置判定手段(10a)においては、前記送信された∠A,∠B,∠abd等の変位情報と予め入力されている連結杆(5)(6)の長さLおよび
Figure 0004731899
の長さ等のデータから、各移動棚(31)〜(3n)における隣接する移動棚との間隔、左右方向のずれ、傾きを判定する。判定は、具体的な数値として演算することもできるが、相対的な量として判定することもできる。
前記判定結果の信号は、同じく制御用CPU(10)中に設けられた走行制御手段(10b)に送信される。走行制御手段(10b)においては、前記判定結果に基づいて、各移動棚(31)〜(3n)における隣接する移動棚との間隔、左右方向のずれ、傾きを修正するに必要な操作量を演算等により定める。この場合、単に隣接する移動棚との相対的関係だけでなく、移動棚(31)〜(3n)全体との関係を考慮して、必要な操作量を定めることが好ましい。
前記定められた操作量の信号は、走行駆動装置(30)に送信される。走行駆動装置(30)においては、各移動棚(31)〜(3n)毎に必要な駆動操作、すなわち、各移動棚の底部の左右両端に設けられた、各モータによって独立して駆動される車輪の操作が行われ、全体として所望の制御が行われるようになっている。
図4は、本発明の移動棚装置(1)における制御の概要を示すフローチャートである。
ステップS1において移動棚(3)の制御開始がなされると、その信号はステップS2に送信される。
ステップS2において、特定移動棚間の間隔を作業間隔、すなわち、その特定移動棚に収容されている物品の取出等の作業を行うために必要な間隔に広げるかを判定する。
YESの場合、ステップS3に信号が送信され、ステップS3において、特定移動棚間を作業間隔に広げる制御が行われる。
次いで、ステップS4に移行し、特定移動棚間が作業間隔になったかの確認が行われる。NOの場合は、再度、ステップS3に戻り、作業間隔の調整が行われる。
ステップS4においてYESの場合は、ステップS5に移行する。
一方、前記ステップS2において、NOの場合、すなわち、特定移動棚間の間隔を作業間隔に広げる必要がない場合は、ステップS6に移行する。
ステップS6においては、各移動棚間の間隔は、作業を実施しないときの基準値になっているかを判定する。NOの場合、ステップS7に移行し、基準値となっていない移動棚間の間隔修正制御を行う。次いでステップS6に戻り、再度、各移動棚間の間隔が基準値となっているかの確認を行う。NOの場合は、再び、ステップS7に移行し、間隔の再調整を行う。
一方、ステップS6においてYESの場合は、ステップS8に移行する。ステップS8においては、各移動棚間に相対的な左右方向のずれがないかの判定を行う。NOの場合、ステップS9に移行し、ずれのある移動棚の左右方向のずれの修正制御を行う。
次いで、ステップS8に戻り、再度、各移動棚間に相対的な左右方向のずれがないかの確認を行う。再度、NOの場合、再び、ステップS9に移行し、ずれ修正の再調整を行う。
一方、ステップS8においてYESの場合は、ステップS10に移行する。
ステップ10においては、各移動棚間に相対的な傾きはないかを判定する。NOの場合、ステップS11に移行し、傾きのある移動棚の傾き修正制御を行う。
次いで、ステップ10に戻り、再度、各移動棚間に相対的な傾きはないかの確認を行う。再度、NOの場合、再びステップS11に移行し、傾き修正の再調整を行う。
一方、ステップS10においてYESの場合は、ステップS12に移行する。
ステップS12において、移動棚の制御を終了するかを判定する。YESの場合、ステップS13に移行し、制御終了となる。
ステップS12においてNOの場合は、ステップS2に戻り、以下、前記と同様にして移動棚の制御を続行する。
一方、前記のように、ステップS4からステップS5に移行した場合、ステップS5において、特定以外の移動棚間の間隔は基準値となっているかの判定を行う。
NOの場合、ステップS7に移行し、基準値でない移動棚間の間隔修正制御を行う。以下、前記したと同様の制御を行う。
ステップS5においてYESの場合は、ステップS8に移行し、ステップS8において、各移動棚間に相対的な左右方向のずれがないかの判定を行う。以下、前記したと同様の制御を行う。
このフローチャートに示す移動棚の制御において、隣接する移動棚間の間隔の制御は、連結アーム(4R)における1対の連結杆(5)(6)がなす内角∠Aが所定の値となるように移動棚を走行させ、隣接する移動棚間の左右方向のずれの制御は、連結アーム(4R)における1対の連結杆(5)(6)の交点aを頂点とし、各連結杆(5)(6)の他端b,cを残りの頂点とする三角形Tの傾きが是正されるように移動棚を走行させ、隣接する移動棚の相対的な傾きは、左右1対の連結アーム(4R)(4L)がなす内角∠A、∠Bが同値となるように移動棚を走行させて制御することによりなされる。
図5,図6は、本発明の移動棚装置(12)の第2実施形態を示し、それぞれ図1,図2に相当する図である。
移動棚装置(12)は、第1実施形態の場合と同様に、床面上に基準位置として固定棚(13)が設置され、この固定棚(13)から前後方向に複数の移動棚(141)〜(145)が並置されている。
各移動棚(14)の底部の左右両端には、モータによって独立して駆動される車輪(図示省略)が設けられ、矢印Qで示す前後方向に各移動棚(14)が往復走行可能になっている。
各移動棚(14)における左右には、隣接する移動棚(144)(145)間に渡設された1対の連結アーム(15R)(15L)が設けられている。
各連結アーム(15)は、隣接する一方の移動棚(144)に左右方向に設けられた摺動溝(16)と、この摺動溝(16)に一端が回動および摺動自在に連結され、他端が他方の移動棚(145)に回動自在に連結された連結杆(17)とより形成されている。
固定棚(13)には、制御用CPU(中央演算処理装置)(18)が設置されており、電源と信号は、ケーブル(19)と、連結アーム(15)によって各移動棚(14)に伝えられる。
連結アーム(15)における摺動溝(16)と連結杆(17)は、電源と信号を送信する機能を有し、ケーブル(19)とともに各移動棚(14)に電源と信号を送信しうるようになっている。
図6に示すように、連結アーム(15R)における連結杆(17R)と摺動溝(16R)とがなす内角Cの変位情報により隣接する移動棚(144)(145)間の間隔を判定することができる。
連結杆(17R)の両端ao,boを二頂点とし、連結杆(17R)における摺動溝(16R)に連結されていない方の一端boから、摺動溝(16R)に下ろした垂線の摺動溝(16R)との交点をcoとする。また、直線
Figure 0004731899
と移動棚(144)の前縁辺FOとの交点をeoとし、摺動溝(16R)の右端をfoとする。隣接する移動棚(144)(145)間の間隔XOは、次の演算式(10)で近似値として求めることができる。
Figure 0004731899
但し、
Figure 0004731899
は、連結杆(17R)の長さである。
∠Cは、前記したように、たとえばエンコーダを利用して容易に測定することができる。たとえば、∠Cは、摺動溝(16R)に沿って摺動する摺動体(図示略)にロータリエンコーダの本体を固定し、そのロータリエンコーダにより角度が測定される枢軸を、連結杆(17R)に固定することにより、簡単に測定することができる。また、
Figure 0004731899
の長さは予め定められた数値である。したがって、間隔XOは、演算式(10)により容易に演算することができる。
また、隣接する移動棚(144)(145)の左右方向の相対的なずれYOは、連結杆(17R)の一端の摺動溝(16R)における位置の変位情報により下記の演算式(11)から求めることができる。
Figure 0004731899
ここで
Figure 0004731899
の長さは、容易に測定できる。たとえば、
Figure 0004731899
の長さは、摺動溝(16R)に沿って摺動する上記摺動体に、リニアエンコーダ、または摺動溝(16R)に沿って転動するローラの軸の回転角度を測定するロータリエンコーダを設けることにより、簡単に測定することができる。したがって、隣接する移動棚(144)(145)の左右方向の相対的なずれYOは、演算式(11)より容易に演算することができる。
さらに、隣接する移動棚の相対的な傾きZOは、図5に示すように、左右1対の連結アーム(15R)(15L)におけるそれぞれの連結杆(17R)(17L)と摺動溝(16R)(16L)とがなす内角∠C,∠Dの差の変位情報により判定することができる。
したがって、第2実施形態の移動棚装置(12)の制御において、隣接する移動棚間の間隔の制御は、連結アーム(15R)における連結杆(17R)と、摺動溝(16R)とがなる内角∠Cが所定の値となるように移動棚を走行させ、隣接する移動棚間の左右方向のずれの制御は、連結杆(17R)の一端の摺動溝(16R)における位置が、所定の位置となるように移動棚を走行させ、隣接する移動棚の相対的な傾きは、左右1対の連結アーム(15R)(15L)におけるそれぞれの連結杆(17R)(17L)と摺動溝(16R)(16L)とがなる内角∠C,∠Dが同値となるように移動棚を走行させて制御することによりなされる。
なお、この第2実施形態の場合も、前記の図3に示した制御の概念図、および図4に示した制御概要のフローチャートは、そのまま適合するものである。
本発明の第1実施形態の移動棚装置を模式的に示す平面図である。 図1における要部拡大図である。 本発明の移動棚装置の制御の概念図である。 本発明の移動棚装置の制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の移動棚装置の第2実施形態を示し、図1に相当する図である。 本発明の移動棚装置の第2実施形態を示し、図2に相当する図である。
(1)移動棚装置
(2)固定棚
(3)(31)…(3n)移動棚
(4)連結アーム
(4R)右側連結アーム
(4L)左側連結アーム
(5)(6)連結杆
(5a)(5b)(6a)(6b)一端部
(7)(8)(9)支軸
(10)制御用CPU(中央演算処理装置)
(10a)相対位置判定手段
(10b)走行制御手段
(11)ケーブル
(12)移動棚装置
(13)固定棚
(14)(144)〜(145)移動棚
(15)(15R)(15L)連結アーム
(16)(16R)(16L)摺動溝
(17)(17R)(17L)連結杆
(18)制御用CPU
(19)ケーブル
(20)変位情報検出手段
(30)走行駆動装置

Claims (4)

  1. 床面上の基準位置から前後方向に複数の移動棚を並置して、各移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置であって、隣接する移動棚にそれぞれ端部を回動自在に連結して渡設した連結アームと、移動棚の移動にともなって変化する連結アームの位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段と、前記変位情報から隣接する移動棚の相対位置を判定する相対位置判定手段と、この相対位置判定手段によって得られた相対位置情報により移動棚を、その相対位置を修正するように走行させる走行制御手段とを備え、前記連結アームを、一端部が相互に回動自在に連結されるとともに、他端部が隣接する移動棚にそれぞれ回動自在に連結された1対の連結杆より形成し、この1対の連結杆を、移動棚における左右に配置して、隣接する移動棚間に渡設し、前記相対位置判定手段を、前記1対の連結杆がなす内角の変位情報により隣接する移動棚間の間隔を判定するとともに、1対の連結杆の交点を一頂点とし、各連結杆の他端を残りの二頂点とする三角形の傾きの変位情報により、隣接する移動棚の左右方向の相対位置を判定し、かつ左右のそれぞれの1対の連結杆がなす内角の差の変位情報により隣接する移動棚の相対的な傾きを判定するものとしたことを特徴とする移動棚装置。
  2. 床面上の基準位置から前後方向に複数の移動棚を並置して、各移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置であって、隣接する移動棚にそれぞれ端部を回動自在に連結して渡設した連結アームと、移動棚の移動にともなって変化する連結アームの位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段と、前記変位情報から隣接する移動棚の相対位置を判定する相対位置判定手段と、この相対位置判定手段によって得られた相対位置情報により移動棚を、その相対位置を修正するように走行させる走行制御手段とを備え、前記走行制御手段を、連結アームにおける1対の連結杆の交点を頂点とし、各連結杆の他端を残りの二頂点とする三角形の傾きが是正されるように移動棚を走行させて、隣接する移動棚間の左右方向のずれを制御するものとしたことを特徴とする移動棚装置。
  3. 床面上の基準位置から前後方向に複数の移動棚を並置して、各移動棚を無軌条で前後方向に往復走行させるようにした移動棚装置であって、隣接する移動棚にそれぞれ端部を回動自在に連結して渡設した連結アームと、移動棚の移動にともなって変化する連結アームの位置または角度の変位を検出する変位情報検出手段と、前記変位情報から隣接する移動棚の相対位置を判定する相対位置判定手段と、この相対位置判定手段によって得られた相対位置情報により移動棚を、その相対位置を修正するように走行させる走行制御手段とを備え、前記連結アームを、隣接する一方の移動棚に設けられた左右方向の摺動溝に一端が回動および摺動自在に連結され、他端が他方の移動棚に回動自在に連結された連結杆により形成したことを特徴とする移動棚装置。
  4. 走行制御手段を、移動棚の左右に配置した1対の連結アームにおけるそれぞれの連結杆と摺動溝とがなす内角が同値となるように移動棚を走行させて、隣接する移動棚の相対的な傾きを制御するものとしたことを特徴とする請求項記載の移動棚装置。
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