JP4730710B2 - 高圧ガス充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の燃料として普及しつつある水素ガス又は天然ガス(CNG)を燃料タンクへ充填する高圧ガス充填装置に関する。
環境問題及び原油の高騰問題から、ガソリンに代えて水素ガス又は天然ガスを燃料とする自動車が注目され、実用化されつつある。これらのガスを燃料とする自動車には、大容量の燃料タンクを搭載したバス及びトラック、及び小容量の燃料タンクを搭載した乗用車がある。
ガスを燃料とする自動車の走行台数は現時点では大量ではないので、バス及びトラック用の大流量の高圧ガス充填装置と、乗用車用の小流量の高圧ガス充填装置とを、別個の個所に設けるのは経済的でない。そのため、乗用車への充填に適する小流量の高圧ガス充填装置を、バス及びトラックに対する高圧ガスの充填に使用している。
しかし、バス及びトラックに充填するべき高圧ガスの量は非常に多いので、小流量の高圧ガス充填装置を用いてバス及びトラックに高圧ガスを充填した場合には、充填に長時間を要してしまう、という不都合が存在する。
これに対して、バス及びトラックに高圧ガスを充填する場合に、高圧ガスの供給系における流速を増大して、充填時間を短縮することも考えられる。
しかし、高圧ガス充填装置における高圧ガスの供給系には流量調節弁が介装されており、高圧ガスの流速が増加すると、流量調節弁において発生する圧損も増大し、充填時間の短縮が図れない。
それと共に、圧損が増大することにより、流量調節弁自体にも大きな負担を掛けることになってしまうという問題がある。
その他の従来技術として、例えば、車載タンクに水路を送る通路に開閉弁を設け、車載タンクへの水素の充填作業を効率良く行うことが出来る水素供給ステーションが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術では、バス及びトラックに高圧ガスを充填する場合における上述した様な問題を提供するものではない。
特開2005−69330号公報
本発明は上記に鑑みてなされたもので、大容量の燃料タンクを搭載したバス及びトラック、及び小容量の燃料タンクを搭載した乗用車に共用でき、大容量の燃料タンクへの充填時間が短縮できる高圧ガス充填装置を提供することを目的としている。
本発明の高圧ガス充填装置(1)は、高圧ガス源(3)に接続した供給管(2)を設け、該供給管(2)を2本に分岐し、一方の分岐管(7)に流量調節弁(8)を介装し、他方の分岐管(9)にバイパス弁(10)を介装し、両分岐管(7、9)は合流して充填管(12)に接続しており、充填管(12)に接続した充填ホース(13)の先端に取り付けられた充填カプラ(16)と、大容量の燃料タンク(例えば、トラックやバスの燃料タンク)にガスを充填する制御(高速充填)と小容量の燃料タンク(例えば、乗用車の燃料タンク)にガスを充填する制御(標準充填)とを選択可能に構成されている充填切換スイッチ(22)と、制御装置(20)とを具備している高圧ガス充填装置(1)において、前記制御装置(20)は、大容量の燃料タンク(例えば、トラックやバスの燃料タンク)にガスを充填する制御(高速充填)を行う場合に、(充填管12に介装された圧力センサ14で計測される)充填圧力が所定値(例えば、13.0MPa)以下で、且つ、(供給管2に介装された流量計4で計測される)充填流量が所定値(例えば2Kg/min.)以上の場合(ステップST31及びステップST32が共にYESの場合)にバイパス弁(10)を開き(ステップST33)、充填圧力が一定以上になるまで流量調節弁(8)の弁開度を制御の1サイクル毎に所定量(例えば、0.2%)ずつ増加し(ステップST34、ステップST41〜ST43)、充填圧力が一定値(例えば、19.4MPa)以上になるとバイパス弁(10)を閉じて(ステップST36)流量調節弁(8)を全開にし(ステップST37)、流量調節弁(8)を全開にした後、流量調節弁(8)の弁開度を制御の1サイクル毎に所定量(例えば、0.4%)ずつ減少する(ステップST38、ステップST52〜ST54)制御を行う様に構成されている(請求項1)。
上述した構成を具備する本発明の作用効果を以下に列挙する。
(1) 供給管を2本に分岐し、一方の分岐管(7)に流量調節弁(8)を介装し、他方の分岐管(9)にバイパス弁(10)を介装し、バス及びトラック等のように高速充填のときには流量調節弁(8)及びバイパス弁(10)を開いて充填し、乗用車等のように標準充填のときには流量調節弁(8)だけを開いて充填することにより、安全で充填効率の良い高圧ガス充填装置となる。
(2) そして、流量調節弁(8)を介装した分岐管(7)で流量制御を行い、バイパス弁(10)を介装した側の分岐管(9)で流出量を増大して充填時間の短縮が可能となる。
(3) 本発明において、バイパス弁(10)を介装した分岐管(9)におけるバイパス弁(10)下方側の領域に、抵抗手段(例えば、オリフィス11)が介装すれば(請求項2)、バイパス弁(10)を閉鎖した時にバイパス弁(10)の下流側の配管系に生じる圧力上昇を緩和して、当該配管系における損傷を未然に防止することが出来る。
(4) 充填初期は流量調節弁の弁開度を徐々に増やし、充填終期は流量調節弁の弁開度を徐々に絞る制御を実行する様に構成すれば(請求項3〜請求項5)、安全で充填効率が良く計量精度が高い高圧ガス充填装置となる。
(5) 高速充填が選択されても、充填初期の充填圧力が高い場合は、バイパス弁は開放せずに、流量調節弁だけを開いて充填する様に構成すれば(請求項4)、安全で充填効率の良い高圧ガス充填装置となる。
(6) ガスが供給される車両側に設けた燃料タンクを満タンまで充填することができる。
(7) 充填圧力が一定以上になると流量調節弁を閉じて充填を終了すれば、高圧ガス充填装置として、より一層の安全性を確保することが出来る。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照しつつ説明する。
図示の実施形態においては、図1に示すように、高圧ガス充填装置1の供給管2が、高圧ガス源3に接続されている。この高圧ガス源は、例えば20MPaに加圧された天然ガス(CNG)である。
供給管2には、流量計4及び遮断弁5が介装され、圧力計6が設けられている。流量計4は、大流量が計測できるタイプの質量流量計であり、遮断弁5は大口径の遮断弁として構成されている。
供給管2は2本の分岐管7、9に分岐しており、一方の分岐管7には流量調節弁8が介装されており、他方の分岐管9にはバイパス弁10及びオリフィス11が介装されている。オリフィス11は抵抗手段であって、それよりも下流側の領域における圧力上昇を抑制するために介装されており、例えば、可変式のオリフィスとして構成されている。
2本の分岐管7、9は合流して充填管12となり、充填管12には圧力センサ14及び圧力計15が設けられている。
そして、充填管12は充填ホース13に接続され、充填ホース13の先端には充填カプラ16が設けられている。この充填カプラ16を掛けるカプラ掛け17には、カプラスイッチ18が設けられている。
高圧ガス充填装置1の制御装置20には、流量計4及び圧力センサ14の計測信号が入力し、カプラスイッチ18のオン・オフ信号が入力する。また、制御装置20からは、遮断弁5及びバイパス弁10に対して開閉信号が送信され、流量調節弁8に対しては弁開度信号が送信される。
高圧ガス充填装置1の操作盤21には、充填切換スイッチ22、充填開始スイッチ23、カードリーダ24、及びプリンタ25等が設けられており、それ等のスイッチを操作した旨の信号が、制御装置20に送信される。
なお、充填切換スイッチ22は、ガスが供給される車両がバスやトラック等の大型車両の様に大容量の燃料タンクに対してガスを充填する場合における「高速充填」と、乗用車の様な小容量の燃料タンクに対してガスを充填する場合における「標準充填」とを切り換えるように構成されている。
高圧ガス充填装置1の表示器26には、充填量表示器27、カプラLED28、充填可LED29等が設けられている。そして、制御装置20からの信号を受けて、充填量表示器27に充填量を表示し、カプラLED28や充填可LED29を点滅するようになっている。
なお、制御装置20には、基本操作制御手段20a、高速充填制御手段20b、及び標準充填制御手段20cが具備されている。
次にトラック・バス等のように大容量の燃料タンクを有する自動車へのガス充填(高速充填)の態様を、図2〜図7のフローチャートに基づいて説明する。
始めに、基本操作制御手段20aにおける作用を、図2のフローチャートに基づいて説明する。
図2において、作業員が操作盤21の充填切換スイッチ22の高速充填側を押すと、高速充填信号が制御装置20に入力される(ステップST1)。そして充填カプラ16をカプラ掛け17から外すと、カプラスイッチ18からオン信号(充填カプラ16をカプラ掛け17から外した旨の信号)が制御装置20に入力される(ステップST2)。
充填切換スイッチ22が高速充填側である旨の信号及び充填カプラ16をカプラ掛け17から外した旨の信号(オン信号)を受信した制御装置20における基本操作制御手段20aは、表示器26のカプラLED28を点灯する(ステップST3)。
カプラ掛け17から外した充填カプラ16を自動車Vの燃料タンクの充填口へ接続し、充填用のカードをカードリーダ24で読み込むと(ステップST4)、充填可LED29が点灯し、充填量表示器27に表示されていた前回の充填量の表示が帰零される(ステップST5)。
ここで、充填用のカードをカードリーダ24で読み込む工程(ステップST4)は、図示の実施形態に係る高圧ガス充填装置1を導入したガスの充填設備が、POSシステムを導入している場合に必要な工程である。
換言すれば、高圧ガス充填装置1を導入したガスの充填設備が、POSシステムを導入していない場合には、ステップST4は省略される。その場合は、カプラLED28が点灯(ステップST3)した後、所定時間経過後、充填可LED29が点灯して、充填量の表示が帰零される(ステップST5)。
充填可LED29が点灯して、充填量の表示が帰零した(ステップST5)後に、充填開始スイッチ23を押すと(ステップST6がYES)、充填切換スイッチ22で選択された高速充填が行われる(ステップST7)。
高速充填は、制御装置20の高速充填制御手段20bにより制御される。そして、高速充填にかかる制御については、図3〜図7のフローチャートに基づいて後述する。
充填中に流量計4で計測された充填量は、充填量表示器27に表示される。
ガスの充填が終わり、充填カプラ16が自動車Vの充填口から外され、充填カプラ16をカプラ掛け17に掛けると、カプラスイッチ18からオフ信号(充填カプラ16がカプラ掛け17に掛けられた旨の信号)が制御装置20に送られる(ステップST8がYES)。
そして、カプラLED28及び充填可LED29が消灯し(ステップST9)、プリンタ25から充填伝票が発行される(ステップST10)。顧客は、充填伝票に基づいて精算をする。
次に、ステップST7の高速充填を行っている際における高速充填制御手段20bの作用について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
充填開始スイッチ23が操作されて、充填が開始されると(ステップST21)、制御装置20の高速充填制御手段20bは遮断弁5を開き(ステップST22)、流量調節弁8を小流量に相当する開度(例えば40%)だけ開く(ステップST23)。
すなわち、充填の初期段階では、40%の開度の流量調節弁8から小流量で充填が開始されるので、充填作業の安全が確保される。
充填中においては、バイパス弁10の制御と流量調節弁8の制御が実行される(ステップST24、25)。
バイパス弁10の制御及び流量調節弁8の制御については、図4〜図7に基づいて後述する。
バイパス弁10の制御及び流量調節弁8の制御を実行した後、遮断弁5を閉じ(ステップST26)、充填が終了する(ステップST27)。
充填が終了したならば、自動車Vの充填口から外した充填カプラ16を、カプラ掛け17に掛ける。
次に、ステップST24、ST25におけるバイパス弁10の制御及び流量調節弁8について、図4に基づいて説明する。
充填が開始された時の圧力センサ14で計測される充填圧力が、例えば13.0MPa以下であり(ステップST31がYES)、流量計4で計測される瞬間流量が、例えば2Kg/min以上である場合は(ステップST32がYES)、自動車Vの燃料タンクの残量が少なく、充填量が多くなると判断し、制御装置20はバイパス弁10を開き(ステップST33)、大流量充填(高速充填)を実行する(ステップST34)。
ステップST34の大流量充填の制御については、図5に基づいて後述する。
大流量充填の制御は、図5で後述する様に、圧力センサ14で計測される充填圧力が、例えば19.4MPa以上になるまで続行される(ステップST45:図5)。
充填圧力が19.4MPa以上になるとステップST34の大流量充填の制御が終了し、バイパス弁10を閉じ(ステップST36)、流量調節弁8を開度100%(全開の状態)とする(ステップST37)。
流量調節弁8の開度が100%となったならば、小流量充填制御を実行する(ステップST38)。
このように、大流量充填の制御に際しては、流量調節弁8の弁開度が100%になるので、大流量充填の制御が完了して、バイパス弁10を閉鎖した際における圧力効果が緩和される。
小流量充填の制御は、図6に基づいて後述する。
ステップST31において、充填が開始された時の圧力センサ14で計測される充填圧力が、13.0MPa以上である場合(ステップST31がNO)は、高速充填制御手段20bは、自動車Vの燃料タンクに残量が多く、充填すべきガスの量が比較的少ないと判断して、中流量充填制御を実行する(ステップST39)。
中流量充填の制御は、図7に基づいて後述する。
ステップST39における中流量充填の制御は、圧力センサ14で計測された充填圧力が、19.4MPa以上になるまで実行される(図7のステップST61参照)。
圧力センサ14で計測された充填圧力が19.4MPa以上になると(図7のステップST61がYES)、ステップST39における中流量充填の制御を終了してステップST38に進み、小流量充填の制御を実行する。
次に、図4のステップST34における大流量充填の制御について、図5を参照して説明する。
図5における大流量充填の制御では、流量調節弁8の開度が100%未満であるか否かを判断し(ステップST41)、流量調節弁8の開度が100%未満ならば(ステップST41がYES)、充填圧力も19.2MPa以下であるか否かを判断する(ステップST42)。
充填圧力が19.2MPa以下であれば(ステップST42がYES)、流量調節弁8の弁開度を、例えば0.2%だけ増加する(ステップST43)。そして、ステップS41に戻る。
流量調節弁8の開度が100%の場合(ステップST41がNO)、或いは、充填圧力が19.2MPa以上の場合(ステップST42がNO)には、ステップST45に進み、充填圧力が19.4MPa以上であるか否かを判断する。
ステップS45において、充填圧力が19.4MPa未満であれば(ステップST45がNO)、ステップST41に戻る。充填圧力が19.4MPa以上となれば、図5で示す大流量充填の制御を終了し、バイパス弁10を閉鎖する(ステップST36:図4)。
図5における大流量充填の制御における初期段階では、流量調節弁8の開度は小さく(ステップST41がYES)、充填圧力も13.0MPa以下であるので(ステップST42がYES)、ステップST43において、流量調節弁8の弁開度が0.2%増加する。
流量調節弁8の弁開度が100%になるか(ステップST41がNO)、圧力センサ14で計測される充填圧力が19.2MPaになる(ステップST42がNO)まで、流量調節弁8の開度は増加し続ける(ステップST41がYES、ステップST42がYES、ステップST43のループ)。
次に、図4のステップST38における小流量充填の制御について、図6を参照して説明する。
図6の小流量の充填制御では、図5のステップST45、図7のステップST61の何れかにおいて、充填圧力が19.4MPa以上となっている場合に実行される。
そして、流量調整弁の開度は100%であるか、或いは、それに近い数値となっている。すなわち、図5の大流量制御を行った場合には、図4のステップST37で示すように、流量調整弁の開度は100%となる。図7で後述する中流量制御を行った場合でも、図7のステップST62、ステップST63により、流量調整弁の開度は100%か、或いは、それに近い数値となる。
図6において、先ずステップST52において、流量調節弁8の弁開度が40%であるか否かを判断する。
流量調節弁8の弁開度が40%まで減少していなければ(ステップST52がNO)、圧力センサ14で計測される充填圧力が、例えば19.4MPa以上であるか否かを判定し(ステップST53)、充填圧力が19.4MPa以上であれば(ステップST53がYES)、流量調節弁8の弁開度を、例えば0.4%減少する(流量調節弁8を絞る:ステップST54)。そして、ステップST52に戻る。
充填圧力が19.4MPa未満であれば(ステップST53がNO)、ステップST52に戻る。
流量調節弁8の弁開度が40%まで減少していれば(ステップST52がYES)、ステップST55において、圧力センサ14で計測される充填圧力が、例えば19.6MPa以上であるか否かを判定する。
充填圧力が19.6MPaよりも小さければ(ステップST55がNO)、ステップST52に戻る。
ステップST55において、充填圧力が19.6MPa以上であれば(ステップST55がYES)、流量調節弁8を閉鎖する(流量調節弁8の開度を0%にする:ステップST56)。
図6で示す小流量の充填制御においては、流量調節弁8の開度を減少するループ(ステップST52がNO、ステップST53がYES、ステップST54のループ)は、流量調節弁8の弁開度が40%に減少する(ステップST51がYES)まで実行される。
そして、充填圧力が19.6MPa以上になるまで流量調整弁8の開度は40%で維持され(ステップST52がYES、ステップST55がNOのループ)、充填圧力が19.6MPa以上になれば、流量調節弁8が閉鎖する。
図6で示す小流量充填の制御では、車両に対するガス充填の終了間際に、流量調節弁8を徐々に絞っている(流量調節弁8の開度を徐々に減少している)ので、充填作業の安全が確保でき、計量精度も向上する。また、所定圧力以上になると充填終了となるので、過充填が防止でき、充填作業の安全が確保できる。
次に、図4におけるステップST39の中流量充填に係る制御について、図7を参照して説明する。
図7の中流量充填に係る制御では、先ず、圧力センサ14で計測される充填圧力が19.4MPa以上であるか否かを判断する(ステップST61)。充填圧力が19.4MPaよりも低圧であれば(ステップST61がNO)、ステップST62に進み、流量調節弁8の弁開度は100%に到達しているか否かを判断する。
流量調節弁8の弁開度は100%に到達していなければ(ステップST62がYES)、流量調節弁8の弁開度を、例えば0.4%だけ増加する(ステップST63)。そして、ステップST61に戻る。流量調節弁8の弁開度が100%に到達していれば(ステップST62がNO)、流量調節弁8の弁開度を増加することなく、ステップST61に戻る。
図7で示す制御によれば、流量調節弁8の弁開度が徐々に増加する(流量調節弁8を徐々に開く)ループ(ステップST61がNO、ステップST62がYES、ステップST63のループ)は、充填圧力が19.4MPaになるか、弁開度が100%になるまで実行される。
ステップST61において、充填圧力が19.4MPaよりも高圧であれば(ステップST61がYES)、中流量充填に係る制御を終了する。
図7で示す中流量充填の制御は、流量調節弁8の弁開度を徐々に増やしているので、安全な充填作業を確保しつつ、充填時間を短縮することができる。
次に乗用車のように充填量が少ない自動車へのガス充填(標準充填)の態様を、図2及び図8のフローチャートに基づいて説明する。
図2のフローチャートについては、ステップST1において充填切換スイッチ22を標準側を押す点と、ステップST7において充填制御が制御装置20の標準充填制御手段20cにより実行される点とを除き、高速充填(大流量充填)の場合と同様である。
次に、ステップST7の充填(標準充填)に係る制御について、図8を参照して説明する。
充填開始スイッチ23が押されて充填が開始されると(ステップST71)、制御装置20の標準充填制御手段20cは遮断弁5を開き(ステップST72)、流量調節弁8を小流量に相当する開度(例えば40%)に開く(ステップST73)。
次に、圧力センサ14で計測される充填圧力が19.4MPa以上であるか否かを判断し(ステップST74)、充填圧力が19.4MPaより低圧であれば(ステップST74がNO)ステップST75に進み、充填を開始してから充填圧力が19.4MPaに到達したことがあるか否かを判断する。
充填開始直後等のように充填圧力が19.4MPaを越えたことが無ければ(ステップST75がNO)ステップST76に進み、流量調節弁8の弁開度が100%に到達しているか否かを判断する。
流量調節弁8の弁開度が100%未満であれば(ステップST76がYES)、圧力センサ14で計測される充填圧力が、例えば18.0MPa以上であるか否かを判定する(ステップST77)。
充填圧力が18.0MPa以上であれば(ステップST77がYES)、充填するべきガスの量が比較的少ないと判断して、流量調節弁8の弁開度を、比較的小さな開度(例えば0.2%)だけ増加する(ステップST78)。そしてステップST74に戻る。
充填圧力が18.0MPaよりも小さければ(ステップST77がNO)、充填するべきガスの量が比較的多いと判断して、流量調節弁8の弁開度を、比較的大きな開度(例えば0.4%)だけ増加する(ステップST79)。そしてステップST74に戻る。
このように充填圧力が低い場合には流量調節弁8を急速に開き、高い場合には流量調節弁8を緩慢に開くことにより、理想的な充填速度となり、安全で充填時間の短縮を計ることができる。
ステップST74において、19.4MPa以上であれば(ステップST76がYES)、充填が殆ど完了しているので、それ以上弁開度は大きくせずに、ステップS80以下の制御を実行する。
ステップST76において、弁開度が100%に到達していれば(ステップST76がNO)、それ以上、弁開度を大きくすることは出来ないので、ステップST74に戻る。
換言すれば、流量調節弁8の開度を徐々に増加するループ(ステップST74がNO、ステップST75がNO、ステップST76がYES、ステップST77、ステップST78或いはステップST79のループ)は、充填圧力が19.4MPa以上になるか(ステップST74がYES)、流量調節弁8の弁開度が100%になる(ステップST76がNO)まで実行される。
充填圧力が19.4MPaより低圧であるが(ステップST74がNO)、充填を開始してから充填圧力が19.4MPaに到達したことがある場合(ステップST75がYES)には、ステップST81に進む。
ステップST74において、充填圧力が19.4MPa以上であれば(ステップST74がYES)、ステップST80に進み、充填圧力が最高圧力(例えば、19.6MPa)以上であるか否かを判定する。
充填圧力が19.6MPa未満であれば(ステップST80がNO)には、ステップST81〜ST83の手順、すなわち流量調節弁8の弁開度を絞る制御手順が実行される。
充填圧力が19.6MPa未満の場合(ステップST80がNO)には、先ず、流量調節弁8の弁開度が40%まで絞られているか否かを判断する(ステップST81)。
流量調節弁8の弁開度が40%より大きければ(ステップST81がNO)、ステップST82に進み、充填圧力が19.4MPa以上であるか否かを判断する。
充填圧力が19.4MPa未満であれば(ステップST82がNO)、ステップST74に戻る。
充填圧力が19.4MPa以上であると(ステップST82がYES)、流量調節弁8の弁開度を、例えば0.4%減少する(流量調整弁8を絞る:ステップST83)。
流量調節弁8の弁開度を0.4%ずつ減少するループ(ステップST81がNO、ステップST82がYES、ステップST83のループ)は、流量調節弁8の弁開度が40%まで絞られるか、充填圧力が19.4MPa未満になるか、或いは、充填圧力が19.6MPa以上になるまで、続行される。
流量調節弁8の弁開度が40%まで絞られたならば(ステップST81がYES)、ステップST80に戻り、充填圧力が19.6MPa以上であるか否かが判断される。
充填圧力が19.6MPa以上になれば(ステップST80がYES)、流量調節弁8を閉じ(流量調整弁8の開度を0%にする:ステップST86)、遮断弁5を閉じ(ステップST87)、充填終了となる(ステップST88)。
そして、自動車Vの充填口から外した充填カプラ16をカプラ掛け17に掛ける。
図8で示す標準の充填においては、充填に際して徐々に流量調節弁8の開度を増加しているので、配管系における急激な圧力上昇を防止して、安全性を向上することが出来る。
また、充填量が多い場合には流量調節弁8の開度増加を速くして、充填量が少ない場合には流量調節弁8の開度増加を遅くするので、要求されるガスの充填量に対応して、安全性を確保しつつ、充填時間を節約することが可能である。
さらに、充填終了間際に流量調節弁8を徐々に絞っているので、充填作業の安全が確保でき、計量精度も向上する。また、所定圧力以上になると充填終了となるので、過充填が防止でき、充填作業の安全が確保できる。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示の実施形態では、主として加圧された天然ガス(CNG)の充填について記載されているが、近年、燃料として注目されている水素の充填についても、図示の実施形態は適用可能である。
大容量及び小容量の燃料タンクへの高圧ガス充填が共用でき、安全で安価な高圧ガス充填装置となるので、高圧ガス充填所の開設が促進され、実用化されつつある水素ガス又は天然ガスを燃料とする自動車の普及促進に寄与することができるようになる。
本発明の高圧ガス充填装置の全体を示す模式図。 制御装置の基本操作制御手段の動作を説明するフローチャート。 制御装置の高速充填制御手段の概略の動作を説明するフローチャート。 高速充填制御手段の動作を説明するフローチャート。 高速充填制御手段の大流量充填制御の動作を説明するフローチャート。 高速充填制御手段の小流量充填制御の動作を説明するフローチャート。 高速充填制御手段の中流量充填制御の動作を説明するフローチャート。 制御装置の標準充填制御手段の動作を説明するフローチャート。
符号の説明
1・・・高圧ガス充填装置
2・・・供給管
3・・・高圧ガス源
4・・・流量計
5・・・遮断弁
6、15・・・圧力計
7、9・・・分岐管
10・・・バイパス弁
11・・・オリフィス
12・・・充填管
13・・・充填ホース
14・・・圧力センサ
17・・・カプラ掛け
18・・・カプラスイッチ
20・・・制御装置
20a・・・基本操作制御手段
20b・・・高速充填制御手段
20c・・・標準充填制御手段
21・・・操作盤
22・・・充填切換スイッチ
23・・・充填開始スイッチ
24・・・カードリーダ
25・・・プリンタ
26・・・表示器
27・・・充填量表示器
28・・・カプラLED
29・・・充填可LED

Claims (1)

  1. 高圧ガス源に接続した供給管を設け、該供給管を2本に分岐し、一方の分岐管に流量調節弁を介装し、他方の分岐管にバイパス弁を介装し、両分岐管は合流して充填管に接続しており、充填管に接続した充填ホースの先端に取り付けられた充填カプラと、大容量の燃料タンクにガスを充填する制御と小容量の燃料タンクにガスを充填する制御とを選択可能に構成されている充填切換スイッチと、制御装置とを具備している高圧ガス充填装置において、前記制御装置は、大容量の燃料タンクにガスを充填する制御を行う場合に、充填圧力が所定値以下で、且つ、充填流量が所定値以上の場合にバイパス弁を開き、充填圧力が一定以上になるまで流量調節弁の弁開度を制御の1サイクル毎に所定量ずつ増加し、充填圧力が一定値以上になるとバイパス弁を閉じて流量調節弁を全開にし、流量調節弁を全開にした後、流量調節弁の弁開度を制御の1サイクル毎に所定量ずつ減少する制御を行う様に構成されている高圧ガス充填装置。
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