JP5063945B2 - ガス供給装置 - Google Patents

ガス供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5063945B2
JP5063945B2 JP2006192699A JP2006192699A JP5063945B2 JP 5063945 B2 JP5063945 B2 JP 5063945B2 JP 2006192699 A JP2006192699 A JP 2006192699A JP 2006192699 A JP2006192699 A JP 2006192699A JP 5063945 B2 JP5063945 B2 JP 5063945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas supply
gas
filling
flow rate
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006192699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008019996A (ja
Inventor
太 ▲高▼橋
茂 櫻井
Original Assignee
トキコテクノ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコテクノ株式会社 filed Critical トキコテクノ株式会社
Priority to JP2006192699A priority Critical patent/JP5063945B2/ja
Publication of JP2008019996A publication Critical patent/JP2008019996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5063945B2 publication Critical patent/JP5063945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

本発明はガス供給装置に係り、特に大容量の被充填タンクにガスを高速で充填できるように構成されたガス供給装置に関する。
自動車の排気ガス対策としてガソリンや軽油等の燃料を燃焼させて走行するエンジンが搭載された自動車に代わってCNG等の圧縮ガスを燃料とする自動車の開発が進められている。これに伴って自動車の燃料タンクに圧縮ガスを充填するガス供給装置の開発も進められている。
この種のガス供給装置は、圧縮機により圧縮されたガスを供給するガス供給経路に連通されたガス供給ノズルを燃料タンクの充填口に結合し、ガス供給経路の制御弁の弁開度を制御して燃料タンクに供給されるガスの供給量を計測し、目標充填量に達するとガス供給を停止するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ガス供給装置では、ガス供給経路に設けられた制御弁や流量計を含めた配管抵抗やガス供給ノズルの流路径等によって充填速度が決まり、自動車に搭載された燃料タンクに残留された残量によって目標圧力に達する満充填になるまでの充填時間が異なる。
特開2004-257526号公報
しかしながら、バス等の大型車のように燃料タンクが大容量である場合には、満充填になるまでに多くの時間を要することになり、充填時間の短縮化が要望されている。
一方、ガス充填速度を高速化する方法として、ガス供給経路や制御弁、流量計、ガス供給ノズルなどの流路を大径化することが考えられる。この方法では、各機器が特殊仕様となるため、コストが高価になるばかりか、普通自動車の燃料タンクにガス充填する場合に圧力が急激に上昇することになるため、普通自動車には適さないので、普通自動車が充填所で順番待ちしている状態のときに大型車が来ない場合には、ガス供給装置を十分に活用することができない。
また、ガス充填速度を高速化する方法として、複数のガス供給経路を並列に設け、複数のガス供給経路から同一のガス供給ノズル(燃料タンク)にガスを供給する構成のガス供給装置も考えられる。この方法では、大型車へのガス充填を行なう際は、複数のガス供給経路から同時にガスが供給されて高速充填が可能になるが、普通自動車の燃料タンクにガス充填する場合には、一つのガス供給経路から燃料タンクヘガスを供給することになり、他のガス供給経路が使用されず、複数のガス供給経路を有するのにも拘わらず、複数の自動車が到着した場合にも一台の自動車に対してしかガス供給を行うことができない。
また、この方法は、供給バンク(供給源)にガスが十分に貯蔵されでいるとき有効であり、車への連続充填時などで供給バンクの貯蔵量が十分でないときは、複数のガス供給経路(複数系統)でも一のガス供給経路(単独系統)でも充填時間の差は生じない。しかしながら、供給流量が少ないにもかかわらず、複数のガス供給経路が使用される。そして、上述したように供給流量が少なくてこの状態で充填速度の向上の観点からは実際には作動不要とされるガス供給経路(前記一以外のガス供給経路)も作動されてしまっていることになる。このため、上述したように作動不要とされるガス供給経路に配置された弁部材などの機器について、不要な作動が行なわれてしまっており、この分、前記機器の寿命低下を招くことになる。
また、ガス供給装置では、ガス供給源と被充填タンクの圧力差により被充填タンクヘの圧縮ガスの充填が進められ、その供給制御に際し、被充填タンクの残容量を求める、いわゆる残量演算を行なう充填方式が採用されることがある。そして、この場合、ガス供給源と被充填タンクとを繋ぐガス供給経路内の圧縮ガスの初期圧力を検出するようにしている。このため、充填開始後、初期圧力を検出するまではできるだけ低流量で充填することが肝要となっている。しかし、上記充填方法においては、このよう対策がなされておらず、改善が望まれている。
また、充填終了時は、極力、圧縮ガスを燃料タンク(被充填タンク)に車両最高充填圧力まで充填することが望まれるため、終了前流量をできるだけ低流量にする必要がある。しかし、複数のガス供給経路(複数系統)を通して圧縮ガスを車両最高充填圧力まで継続して充填すると、一のガス供給経路(単独系統)のみで充填を行なう場合に比べて供給流量が複数倍となる。そして、この場合には、何らの措置も施さなければ、圧縮ガスを燃料タンク(被充填タンク)に車両最高充填圧力まで充填することは、容易には行なえない。なお、圧縮ガスを燃料タンク(被充填タンク)に車両最高充填圧力まで充填するために、例えば、配管の圧力損失を考慮し、車両最高充填圧力に達する前に充填終了することが考えられるが不便であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数のガス供給路を用いて行なう高速充填において機器の寿命低下を抑制できるガス供給装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、残量演算の充填方式をスムーズに実行できるガス供給装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、充填終了時における被充填タンクに対する所望充填圧力の圧縮ガス充填を良好に行なうことができるガス供給装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、一端が圧縮ガスの供給源に接続され、前記圧縮ガスを被充填タンクに供給するための複数のガス供給経路と、該複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流量を計測する流量計と、前記複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流通を制御する制御弁と、前記複数のガス供給経路の他端に接続された複数のガス供給ホースと、該複数のガス供給ホースの夫々に設けられたガス供給ノズルと、前記複数のガス供給経路についてその他端側で相互に連通させる合流経路と、該合流経路に設けられた合流開閉弁と、前記ガス供給ノズルの夫々に対応して設けられ、当該ガス供給ノズルを用いてガスの供給の際に操作されるガス供給開始スイッチと、前記合流開閉弁の開弁指示を行なうため開弁指示手段と、を有し、前記合流開閉弁を開弁することにより主となるガス供給経路に接続された一のガス供給ノズルに対して、前記複数のガス供給経路及び前記合流経路を通して圧縮ガスを供給可能とする高速充填を行なうガス供給装置において、前記複数のガス供給経路を通したガス充填制御を、前記複数のガス供給経路毎に独立して行なう制御装置を有し、前記高速充填を開始後、始めに前記主となるガス供給経路を通してガス充填を行ない、該ガス充填から所定時間経過後に、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき、前記主以外である副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始し、更に、前記副となるガス供給経路における前記制御弁の配置部分に、前記制御弁をバイパスするバイパス管路を設け、該バイパス管路にバイパス開閉弁を設け、前記副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始した後、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき前記バイパス開閉弁を開弁することを特徴とする。
請求項記載の発明は、一端が圧縮ガスの供給源に接続され、他端側が共通に連通されて一のガス供給ホースに接続されて前記圧縮ガスを被充填タンクに供給するための複数のガス供給経路と、前記ガス供給ホースに設けられたガス供給ノズルと、該複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流量を計測する流量計と、前記複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流通を制御する制御弁と、前記複数のガス供給経路と前記ガス供給ノズルとの選択的な連通を行なうように前記複数のガス供給経路の夫々に設けられたガス供給経路開閉弁と、を有し、前記複数のガス供給経路を通して前記ガス供給ノズルに圧縮ガスを供給可能とする高速充填を行なうガス供給装置において、前記複数のガス供給経路を通したガス充填制御を、前記複数のガス供給経路毎に独立して行なう制御装置を有し、前記高速充填を開始後、始めに前記主となるガス供給経路を通してガス充填を行ない、該ガス充填から所定時間経過後に、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき、前記主以外である副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始し、更に、前記副となるガス供給経路における前記制御弁の配置部分に、前記制御弁をバイパスするバイパス管路を設け、該バイパス管路にバイパス開閉弁を設け、前記副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始した後、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき前記バイパス開閉弁を開弁することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、大容量の被充填タンクにガスを供給する場合には、複数のガス供給経路よりの圧縮ガスを一つのガス供給ノズルに供給して高速充填により充填時間を短縮することができ、比較的容量の小さい被充填タンクにガスを供給する場合には、複数のガス供給経路からのガスを夫々のガス供給ノズルに供給して複数の被充填タンクに対して同時にガス供給することができる。従って、被充填タンクの容積に応じて複数のガス供給経路を切り換えることが可能であるので、複数のガス供給経路を効率良く使用できると共に、大容量の被充填タンクヘの高速充填を可能して充填時間の短縮化を促進することもできる。
また、請求項記載の発明によれば、充填開始から一定時間経過後に主となるガス供給経路の流量が所定流量以上であるか否かの判定を行ない、主となるガス供給経路の流量が所定流量以上である場合に、主となるガス供給経路に加えて副となるガス供給経路も用いて圧縮ガスを充填する合算充填動作を行ない、前記判定で、主となるガス供給経路の流量が所定流量未満である場合には、副となるガス供給経路の使用を回避できる。このため、供給源の供給能力に応じて、主となるガス供給経路及び副となるガス供給経路を共に用いて圧縮ガスを供給する合算制御を行なうかどうかを判断することができ、不必要な弁の開閉動作などの種々の機器の作動を避けることができるので、弁のメンテナンス期間を延命する効果もある。
また、請求項記載の発明によれば、大容量の被充填タンクにガスを供給する場合には、複数のガス供給経路よりの圧縮ガスをガス供給ノズルに供給して高速充填により充填時間を短縮することができ、比較的容量の小さい被充填タンクにガスを供給する場合には、一のガス供給経路を選択して当該一のガス供給経路からのガスをガス供給ノズルに供給して被充填タンクに対してガス供給することができる。従って、被充填タンクの容積に応じて、ガス供給経路を効率良く使用できると共に、大容量の被充填タンクヘの高速充填を可能して充填時間の短縮化を促進することもできる。
また、請求項記載の発明によれば、充填開始から一定時間経過後に主となるガス供給経路の流量が所定流量以上であるか否かの判定を行ない、主となるガス供給経路の流量が所定流量以上である場合に、主となるガス供給経路に加えて副となるガス供給経路も用いて圧縮ガスを充填する合算充填動作を行ない、前記判定で、主となるガス供給経路の流量が所定流量未満である場合には、副となるガス供給経路の使用を回避できる。このため、供給源の供給能力に応じて、主となるガス供給経路及び副となるガス供給経路を共に用いて圧縮ガスを供給する合算制御を行なうかどうかを判断することができ、不必要な弁の開閉動作などの種々の機器の作動を避けることができるので、弁のメンテナンス期間を延命する効果もある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明によるガス供給装置の一実施例を示すシステム系統図である。図1に示されるように、ガス供給装置10は、例えば自動車の燃料タンク(被充填タンク)12に圧縮したガス(例えば、CNG)を供給するガス供給ステーション(ガス充填所)などに設置されている。
ガス供給装置10は、大略、圧縮されたガスを貯蔵するガス貯蔵部20と、ガス貯蔵部20からのガスを自動車の燃料タンク12に供給するためのディスペンサユニット30と、ディスペンサユニット30の各機器を制御する制御部40(制御装置)とよりなる。
ガス貯蔵部20は、圧縮機22により圧縮されたガスを貯蔵する可変圧ガス蓄圧器24と高圧蓄圧器26とを有する。また、圧縮機22は、入口側の元弁21または元弁23の何れか一方を開弁することで、可変圧蓄圧器24または高圧蓄圧器26に燃料タンク12に充填される目標充填圧力よりも高い圧力のガスを蓄圧するまで圧縮ガスを補給する。
充填開始当初は、可変圧蓄圧器24の元弁25A,25Bが開弁されて燃料タンク12へのガス充填が行われる。そして、燃料タンク12の充填圧力が目標圧力に達する直前に高圧蓄圧器26の元弁27A,27Bを開弁して燃料タンク12の充填圧力を目標圧力まで充填する。尚、元弁25A,25Bは、可変圧蓄圧器24に圧縮ガスを補給する際は、閉弁されており、燃料タンク12のガス供給開始時に開弁される。また、元弁27A,27Bも高圧蓄圧器26に圧縮ガスを補給する際は、閉弁されており、充填中、可変圧蓄圧器24のガス量が低下したときに開弁される。
ディスペンサユニット30には、ガス貯蔵部20に連通された第1のガス供給経路50A(主となるガス供給経路)と第2のガス供給経路50B(副となるガス供給経路)とが並列に設けられている。ガス供給経路50A,50Bには、流量計52A,52B、開閉弁54A,54B(ガス供給経路開閉弁)、制御弁56A,56B、圧力センサ58A,58Bが配設されている。さらに、ガス供給経路50A,50Bの下流側端部には、充填ホース59A,59B、三方弁60A,60B、ガス供給ノズル62A,62Bが連通されている。本実施形態では、ガス供給ノズル62Aが一のガス供給ノズルを構成している。
ガス供給ノズル62A,62Bに対応して、各ノズル62A,62Bを掛止するためのノズル掛け(図示せず)及び図示しないスイッチ(以下、ノズル掛け第1、第2スイッチという。)が夫々設けられている。ノズル掛け第1、第2スイッチは、ガス供給ノズル62A,62Bがノズル掛けから外れている場合にはオフとなっており、ノズル掛けに掛止されている場合、これを検出してオンとなる。
また、制御部40は、第1のガス供給経路50Aの各機器を制御する第1の制御装置42Aと、第2のガス供給経路50Bの各機器を制御する第2の制御装置42Bと、ガス供給経路50A,50Bの2系統から供給されたガスを充填する場合に2系統のガス供給量を合算すると共に、ガス供給経路50A,50Bとの間を連通する合流経路70に設けられた合流開閉弁72を開閉制御する第3の制御装置42Cとを有する。
制御装置42A,42Bは、夫々、流量計52A,52B、開閉弁54A,54B、制御弁56A,56B、圧力センサ58A,58B及び流量表示器64A,64B、ガス供給開始スイッチ66A,66B、高速充填スイッチ(充填速度切り換えスイッチ)68と接続されている。第3の制御装置42Cは、他の制御装置42A,42Bと相互に通信可能に接続されており、高速充填スイッチ68が操作されて2系統のガス供給量を合算する場合には、合算したガス供給量を流量表示器64Cに表示させる。
制御装置42A,42Bは、係員の入力操作に応じてガス供給経路50A,50Bを個別に用いて、これらに夫々対応する各ガス供給ノズル62A,62Bからガス供給を行なわせる個別制御モード(図5)を実行する。また、制御装置42Cはガス供給経路50A,50Bの両者を通してガス供給ノズル62A,62Bの何れか一方へのガス供給を可能とする合算制御モード(図2〜図4)を実行する。
制御装置42A,42Bは、流量計52A,52Bから出力された流量パルスを積算してガス供給量を演算すると共に、流量表示器64A,64Bにガス供給量を表示する。さらに、制御装置42Cは、POS装置80と通信可能に接続されており、各制御モードによって供給されたガス供給量をPOS装置80へ送信する。POS装置80は、ガス供給ステーション(ガス充填所)に設置された各機器を管理しており、各ガス供給装置の制御装置42Cから送信されたガス供給量を集計すると共に、各ガス供給量を時系列的に集計したガス供給リストを作成する。
POS装置80は、ガス供給開始スイッチ66A、ガス供給開始スイッチ66B、高速充填スイッチ68がオン操作された際、所定の条件が満たされている場合、以下の内容のノズル充填第1、第2、第3許可信号を、第1、第2、第3の制御装置42A,42B,42Cに出力する。
(i)ノズル充填第1許可信号: 第1の制御装置42Aは、ノズル充填第1許可信号の入力を受けることを一つの条件として、A系の充填処理を進行することができる。
(ii)ノズル充填第2許可信号: 第2の制御装置42Bは、ノズル充填第2許可信号の入力を受けることを一つの条件として、B系の充填処理を進行することができる。
(iii)ノズル充填第3許可信号: 第3の制御装置42Cは、ノズル充填第3許可信号の入力を受けることを一つの条件として、A系、B系の充填処理(本実施形態では、図3及び図4に示すA系の充填処理)を進行することができる。
なお、制御弁56Bの配管部分には、高速充填時のみに使用するバイパス管路73Bおよび開閉弁(以下、バイパス開閉弁という。)74Bが設けられている。
制御装置42A〜42Cは、図示しないメモリに格納された制御プログラムを読み込んで、各制御モードに応じた制御処理を実行する。図2〜図4に、制御装置42Cが実行する制御内容を示している。図5に制御装置42Aが実行する制御内容の一部を示している。
ガス供給ステーション(ガス充填所)の係員は、ガス充填を受ける顧客の自動車が到着すると、空いているディスペンサユニット30に誘導し、ガス供給ノズル62A,62Bの何れか一方を自動車の燃料タンク12の充填口に結合させ、三方弁60A,60Bをガス充填状態に切り換える。その後、当該自動車が普通乗用車等のような小型の容量(容積)を有する燃料タンク12を搭載されている場合は、当該燃料タンク12に結合されたガス供給ノズル62A,62Bに対応するガス供給開始スイッチ66A,66Bの何れか一方をオンに操作する。
これで、オン操作されたガス供給開始スイッチ66A(又は66B)に対応する制御装置42A(又は42B)は、開閉弁54A(又は54B)を開弁し、制御弁56A(又は56B)の弁開度を制御しながら燃料タンク12ヘガス供給量を制御する。そして、燃料タンク12の圧力が目標充填圧力(目標圧力ともいう。)に達して充填終了すると、開閉弁54A(又は54B)、制御弁56A(又は56B)を閉弁させて当該燃料タンク12に対するガス充填を終了する。尚、燃料タンク12へのガス供給量または充填圧力を設定する場合には、ガス供給開始スイッチ66A,66Bを操作する前に各設定値の入力操作を行なう。
また、高速充填スイッチ68がオン操作された場合、制御装置42Cからの指示により制御装置42A,42Bは、開閉弁54A,54Bを夫々開弁し、制御弁56A,56Bの弁開度を含めガス供給経路50Aの各機器及びガス供給経路50Bの各機器を並行して制御しながら燃料タンク12ヘガス供給量を制御する。そして、燃料タンク12の圧力が目標充填圧力に達して充填終了すると、開閉弁54A,54B、制御弁56A,56Bを閉弁させて当該燃料タンク12に対するガス充填を終了する。
従って、ガス充填を受ける顧客の自動車が燃料タンク12の容量が大きい大型車の場合には、ガス供給ノズル62A,62Bの何れか一方を自動車の燃料タンク12の充填口に結合させた後に、高速充填スイッチ68をオンに操作してから当該燃料タンク12に結合されたガス供給ノズル62A,62Bに対応するガス供給開始スイッチ66A,66Bの何れか一方をオンに操作する。尚、この場合、2つのガス供給経路50A,50Bから供給されたガスを燃料タンク12に供給することで高速充填を行なうため、ガス供給ノズル62A,62Bのうち燃料タンク12に結合されなかった他方は、ガス供給を行なわない不使用状態となる。
ここで、制御装置42A〜42Cが実行する各制御処理について説明する。まず、本願発明の特徴である2つのガス供給経路50A,50Bを合流させて高速充填制御する(前記合算制御モードを実行する)場合の制御処理について図2〜4のフローチャートを参照して説明する。その後、制御装置42A,42Bが各ガス供給経路50A,50Bを個別に制御する(前記個別制御モードを実行する)場合の制御処理についてガス供給経路50Aを対象にして示した図5のフローチャートを参照して説明する。また、以下のフローチャートにおいて、ガス供給経路50AをA系、ガス供給経路50BをB系として図示している。なお、高速充填制御する場合(図2〜4)については、ガス供給ノズル62A,62Bのうちガス供給ノズル62Aを自動車の燃料タンク12の充填口に結合させた場合を例にして説明する。
まず、高速充填における動作を説明する。この高速充填では、上述したように、A系(ガス供給経路50A)を対象にした処理(以下、高速充填A系処理という。)及びB系(ガス供給経路50B)を対象にした処理(以下、高速充填B系処理という。)が略並行して実行される。
高速充填A系処理は、ガス供給ノズル62が自動車の燃料タンク12の充填口に結合された後に、高速充填スイッチ68がオン操作されることにより開始され、まず、POS装置80からノズル充填第3許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でYESと判定すると、ステップS2に進む。ステップS2では、ガス供給ノズル62Aがノズル掛けから外れており、かつガス供給ノズル62Bがノズル掛けに掛止されている(ガス供給ノズル62A用のノズル掛け第1スイッチがオフ、かつガス供給ノズル62B用のノズル掛け第2スイッチがオン)か否かを判定する。
ステップS2で、YESと判定すると、高速充填A系処理を進行できる体制が整えられたことを示すための確認信号をPOS装置80に送信する(ステップS3)。
次に、ガス供給開始スイッチ66Aがオン(ON)されたか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4でYESと判定すると、合流開閉弁72の開弁(ステップS5)、並びに開閉弁54Aの開弁及び可変圧蓄圧器24の元弁25Aの開弁(ステップS6)を順次行なう。
ステップS6に続いて、図3に示されるように、A系充填開始信号を出力する(ステップS7)。高速充填A系処理のステップS7の処理に対応して、図4に示すように、高速充填A系処理と並行して実行される高速充填B系処理(後述する)が開始される。まず、高速充填A系処理では、制御弁56Aの弁開度を制御して定流量制御を行なう(ステップS8)。ステップS8に続いて、ステップS9、S10、S11を順次実行する。ステップS9では、初期積算流量を流量計52Aから取り込むと共に、圧カセンサ58Aから充填開始圧力値を取り込む。ステップS10では、初期積算流量及び充填開始圧力値と現時点における積算流量値と圧力値とを用いての燃料タンク12の残容量(燃料タンク12にこれから供給可能なガスの量)の演算を開始する。なお、この残容量の演算は、燃料タンク12へのガスの充填が完了するまで繰り返し行われる。ステップS11では、予め設定された所定の圧力上昇率による定圧上昇制御則に基づいて制御弁56Aの弁開度を制御してガス充填を行なう。
次に、ステップS12において、制御弁開度が所定値以上かつ流量が所定値以下になったか否か(バンク切替条件が成立したか否か)が判断され、バンク切替条件が成立した場合には、変圧蓄圧器24のガスの残量が不足したものと判断し、変圧蓄圧器24の元弁25Aを閉弁し、かつ高圧蓄圧器26の元弁27Aを開弁してガス供給をそれまでの可変圧蓄圧器24に代えて高圧蓄圧器26で行なうようにし(ステップS14)、前述のステップS11の処理に移行する。
また、ステップS12においてバンク切替条件が成立していないと判断された場合にはステップS13の処理に移行し、燃料タンク12にこれから供給可能なガスの量である残容量(この残容量は前述のステップS9で検出した初期積算流量及び充填開始圧力値と、流量計52A,52Bにより計測された流量より求められる現時点における積算流量値と現時点において圧力センサ58Aにより検出された圧力値とを用いて求められる。)が予め定められた所定量以下となった場合には、目標圧力に近づいたものと判断し、ステップS15の処理に移行し、予め設定された所定の流量特性が得られるように制御弁56Aの弁開度を制御する定流量制御を行い、次に、圧力センサ58Aの検出圧力が目標圧力(前記目標直前圧力35MPaに対して例えば35MPaとされる。)以上があるか否かを判定する(ステップS16)。なお、ステップS13において残容量が予め定められた所定量を超えていると判断された場合には前述のステップS11の処理に移行する。
次に、ステップS16でNOと判定すると前述のステップS12の処理に移行する。また、ステップS16でYESと判定すると、開閉弁54Aの閉弁、高圧蓄圧器26の元弁27Aの閉弁、合流開閉弁72の閉弁を行なう(ステップS17)。
ステップS17に続いて、ガス供給ノズル62A,62Bが共にノズル掛けに掛止されているか否かを、ノズル掛け第1、第2スイッチが共にオンになっているか否かにより判定する(ステップS18)。
ステップS18でYESと判定すると、POS装置80に燃料タンク12へのガス充填が完了したことを示す充填完了信号を送信して(ステップS19)、当該高速充填処理を終了する(ステップS20)。
ステップS2、S4、S18で夫々、NOと判定すると、当該ステップS2、S4、S18に戻って判定処理を行う。
上述した高速充填B系処理が開始されると、図4に示されるように、まず、高速充填A系処理のステップS7で出力されたA系充填開始信号の入力を受けたか否かの判定を行なう(ステップS31)。ステップS31でNOと判定すると再度、当該ステップS31を実行する。
ステップS31でYESと判定すると、ステップS6で開始された計時開始時点から所定時間経過したか否かを判定し(ステップS32)、ステップS32でNOと判定すると、当該ステップS32を再度実行する。なお、この所定時間は、前述のステップS6の処理が行われてからステップS10において残容量の演算が開始されるまでに要する時間以上の時間に設定されている。これにより、ステップS10に移行して演算が開始された際の残容量をある程度正確に演算することができる。
また、ステップS32でYESと判定すると、流量計52Aが計測した流量(以下、A系流量という。)が所定流量以上であるか否かを判定する(ステップS33)。
なお、ガス供給装置では、蓄圧器などのガス供給源の圧力が、燃料タンク12などの被充填タンクの内圧の差によりガス充填が行なわれて、圧力差に応じて流量が変化する。流量が小さいことは、圧力差が小さいことに相当する。そして、その流量がある値以下になると、ガス供給経路50A,50Bを共に用いても、あるいは一方(例えばガス供給経路50A)のみを用いても、ガス充填速度に差が生じなくなる。本実施の形態では、この場合の「ある値」を、ステップS33の「所定流量」として採用している。
ステップS33でNOと判定する、すなわちA系の流量が所定流量未満であると、ステップ40に進んで、当該高速充填B系処理を終了する。
ステップS33でYESと判定すると、開閉弁54Bを開弁し、かつ可変圧蓄圧器24の元弁25Bを開弁する(ステップS34)。ステップS34に続いて、制御弁56Bの開度制御による定圧上昇制御を行なう(ステップS35)。
ステップS35に続いてA系流量が所定流量以上であるか否かを判定する(ステップS36)。
ステップS36でNOと判定すると、バイパス開閉弁74Bを閉じ(ステップS37)、A系流量がゼロ(A系流量=0)であるかを判定する(ステップS38)。ステップS38でNOと判定するとステップS36に戻る。ステップS38でYESと判定すると、開閉弁54Bを閉弁し、かつ可変圧蓄圧器24の元弁25Bを閉弁し(ステップS39)、ステップS40に進む。
ステップS36でYESと判定すると、バイパス開閉弁74Bを開弁し(ステップS41)、ステップS36に戻る。バイパス開閉弁74Bを開弁することにより、制御弁56Bを通過せずに、すなわち制御弁56Bの圧力損失を受けることなく、ガスを燃料タンク12側に送ることができ、その分、ガス充填の迅速化を図ることができる。
ステップS36の流量判定は、A系及びB系の充填動作が継続している際に行なわれるが、ステップS36の流量判定で、NOと判定する、すなわち流量が少なくなった場合、充填終了に近付いているものと判断できる。このため、充填終了前には低流量にすることができ、車両最高充填圧力まで適切に充填することができる。すなわち、複数系統を共に用いた状態での充填を充填圧力まで継続して行なうと、単独系統での充填に比べて流量が複数倍となるため、配管の圧力損失によって車両の最高充填圧力に達する前に充填終了しなければならないが、本実施形態によれば、このような問題を発生せずに、上述したように車両最高充填圧力まで適切に充填することができる。
次に、制御装置42A,42Bが各ガス供給経路50A,50Bを個別に制御する場合の制御処理についてA系(ガス供給経路50A)を例にして単独A系制御処理を示す図5のフローチャートを参照して説明する。
第1の制御装置42Aは、単独A系制御処理において、まずガス供給開始スイッチ66Aがオンに操作されたか否かをチェックする(ステップS51)。ステップS51でYESと判定すると、POS装置80からのノズル充填第1許可信号の入力を受けたか否かの判定を行う(ステップS52)。
ステップS52でYESと判定すると、ノズル掛け第1スイッチがオフであるか否かを判定する(ステップS53)。ステップS51でNOと判定した場合、S52でNOと判定した場合、S53でNOと判定した場合には、ステップS51に戻る。
ステップS53でYESと判定すると、開閉弁54Aを開弁し(ステップS54)、及び可変圧蓄圧器24の元弁25Aを開弁する(ステップS55)。
ステップS55に続いて、上述したステップS12〜S16(図3)と同等の処理を実行し、その後、上述したステップS17、S18に代わる次の内容の図示しないステップS17A、S18Aを実行し、その後、上述したステップS19と同等の処理を実行し、単独A系制御処理を終了する(ステップS20)。
ステップS17Aでは、開閉弁54Aの閉弁、高圧蓄圧器26の元弁27Aの閉弁を行なう。
ステップS18Aでは、ガス供給ノズル62Aがノズル掛けに掛止されているか否かを、ノズル掛け第1スイッチがオンになっているか否かにより判定する。
第2の制御装置42Bは、第1の制御装置42Aが実行する単独A系制御処理と略同等の単独B系制御処理を実行して、B系(ガス供給経路50B)のみを用いたガス充填制御を行なう。
上述したように本実施形態によれば、高速充填を行なえる体制(図2及び図3のA系高速充填処理が進行し、かつ図4のB系高速充填処理が並行して進んでいる状態)になっており、初期段階で、A系の流量が所定流量未満であるか否かの判定(ステップS33)を行い、ステップS33で、A系の流量が所定流量未満であると判定されると、高速充填B系処理を終了し(ステップS40)、ガス供給経路50B(B系)に配置された開閉弁54B、制御弁56B等の機器の作動を行なわない状態で、ガス供給経路50A(A系)のみを用いてガス充填を行なう。
そして、上述したようにA系の流量が所定流量未満であり、この状態では、ガス供給経路50A,50Bを共に用いても、一方の経路のみを用いても、充填時間の差は生じない。このため、上記状態においては、ガス供給経路50A,50Bを共に用いた場合における充填時間を維持して、ガス供給経路50B(B系)の使用を停止できる。そして、ガス供給経路50B(B系)の使用停止に伴い、その分、ガス供給経路50B(B系)に配置された各機器の寿命低下を抑制でき、ひいてはメンテナンス期間を延命できる。
本実施形態によれば、大容量の燃料タンク12(被充填タンク)にガスを供給する場合には、ガス供給経路50A,50B(複数のガス供給経路)よりの圧縮ガスを一つのガス供給ノズルに供給して高速充填により充填時間を短縮することができ、比較的容量の小さい被充填タンクにガスを供給する場合には、ガス供給経路50A,50Bの夫々からのガスを夫々のガス供給ノズルに供給して2つの燃料タンク12に対して同時にガス供給することができる。従って、燃料タンク12の容積に応じてガス供給経路50A,50Bを切り換えることが可能であるので、ガス供給経路50A,50Bを効率良く使用できると共に、大容量の燃料タンク12ヘの高速充填を可能にして充填時間の短縮化を促進することもできる。
また、本実施形態によれば、ガス供給経路50A(主となるガス供給経路)の流量低下を検出して(ステップS36)ガス供給経路50B(副となるガス供給経路)での充填をバイパス開閉弁74Bを閉じて減少させる(ステップS37)ことで、充填圧力を正確に検出することができ、燃料タンク12に対して最高充填圧力までの圧縮ガスの充填を適切に果たすことができる。
また、上記実施形態では、2つのガス供給経路50A,50Bからのガスを合流させて1つのガス供給ノズル、すなわちガス供給ノズル62Aから燃料タンク12に圧縮ガスを供給する構成を例に挙げたが、これに限らず、3つ以上のガス供給経路を合流させて高速充填する方式としても良い。
また、本実施形態では、蓄圧器として、可変圧蓄圧器24及び高圧蓄圧器26の2つを設けた場合を例にしたが、これに代えて3バンク以上設けてもよい。
また、本案施形態では、2つのガス供給経路50A,50B(2系統)が各々独立したガス供給ノズル62A,62Bを有し、高速充填時のみ一方のノズル、すなわちガス供給ノズル62Aへ合算充填する構成としたが、専ら複数系統から1つのガス供給ノズルへ充填する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、自動車の燃料タンクにガスを充填する場合を一例として挙げたが、自動車以外の車両や装置や設備等に搭載された被充填タンクに圧縮ガスを充填する場合にも本発明を適用できるのは勿論である。
また、上記実施形態では、圧縮ガスとしてCNGを例示したが、これに限らず、CNG以外のガス(例えば、LPGや水素ガスなど)を被充填タンクに充填する場合にも本発明を適用できるのは勿論である。
本発明の一実施形態の係るガス供給装置を示すシステム系統図である。 図1の制御部が実行するA系高速充填処理を示すフローチャートである。 図2のフローチャートに続くフローチャートである。 図1の制御部が、図2及び図3のA系高速充填処理と並行して実行するB系高速充填処理を示すフローチャートである。 図1の第1の制御部が実行するA系単独充填処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…ガス供給装置、12…燃料タンク、30…ディスペンサユニット、40…制御部(制御装置)、24…可変圧蓄圧器、26…高圧蓄圧器、25A,25B,27A,27B…元弁、40…制御部、42A…第1の制御装置、42B…第2の制御装置、42C…第3の制御装置、50A…ガス供給経路(主となるガス供給経路)、50B…ガス供給経路(副となるガス供給経路)、52A,52B…流量計、54A,54B…開閉弁(ガス供給経路開閉弁)、56A,56B…制御弁、58A,58B…圧力センサ、62A…ガス供給ノズル(一のガス供給ノズル)、62B…ガス供給ノズル、66A,66B…ガス供給開始スイッチ、68…高速充填スイッチ、72…合流開閉弁、73B…バイパス管路、74B…バイパス開閉弁。

Claims (2)

  1. 一端が圧縮ガスの供給源に接続され、前記圧縮ガスを被充填タンクに供給するための複数のガス供給経路と、
    該複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流量を計測する流量計と、
    前記複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流通を制御する制御弁と、
    前記複数のガス供給経路の他端に接続された複数のガス供給ホースと、
    該複数のガス供給ホースの夫々に設けられたガス供給ノズルと、
    前記複数のガス供給経路についてその他端側で相互に連通させる合流経路と、
    該合流経路に設けられた合流開閉弁と、
    前記ガス供給ノズルの夫々に対応して設けられ、当該ガス供給ノズルを用いてガスの供給の際に操作されるガス供給開始スイッチと、
    前記合流開閉弁の開弁指示を行なうため開弁指示手段と、を有し、
    前記合流開閉弁を開弁することにより主となるガス供給経路に接続された一のガス供給ノズルに対して、前記複数のガス供給経路及び前記合流経路を通して圧縮ガスを供給可能とする高速充填を行なうガス供給装置において、
    前記複数のガス供給経路を通したガス充填制御を、前記複数のガス供給経路毎に独立して行なう制御装置を有し、
    前記高速充填を開始後、始めに前記主となるガス供給経路を通してガス充填を行ない、該ガス充填から所定時間経過後に、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき、前記主以外である副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始し、
    更に、前記副となるガス供給経路における前記制御弁の配置部分に、前記制御弁をバイパスするバイパス管路を設け、該バイパス管路にバイパス開閉弁を設け、前記副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始した後、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき前記バイパス開閉弁を開弁することを特徴とするガス供給装置。
  2. 一端が圧縮ガスの供給源に接続され、他端側が共通に連通されて一のガス供給ホースに接続されて前記圧縮ガスを被充填タンクに供給するための複数のガス供給経路と、
    前記ガス供給ホースに設けられたガス供給ノズルと、
    該複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流量を計測する流量計と、
    前記複数のガス供給経路の夫々に設けられて圧縮ガスの流通を制御する制御弁と、
    前記複数のガス供給経路と前記ガス供給ノズルとの選択的な連通を行なうように前記複数のガス供給経路の夫々に設けられたガス供給経路開閉弁と、を有し、
    前記複数のガス供給経路を通して前記ガス供給ノズルに圧縮ガスを供給可能とする高速充填を行なうガス供給装置において、
    前記複数のガス供給経路を通したガス充填制御を、前記複数のガス供給経路毎に独立して行なう制御装置を有し、
    前記高速充填を開始後、始めに前記主となるガス供給経路を通してガス充填を行ない、該ガス充填から所定時間経過後に、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき、前記主以外である副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始し、
    更に、前記副となるガス供給経路における前記制御弁の配置部分に、前記制御弁をバイパスするバイパス管路を設け、該バイパス管路にバイパス開閉弁を設け、前記副となるガス供給経路を通してのガス充填を開始した後、主となるガス供給経路のガス流量が所定流量以上のとき前記バイパス開閉弁を開弁することを特徴とするガス供給装置。
JP2006192699A 2006-07-13 2006-07-13 ガス供給装置 Active JP5063945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006192699A JP5063945B2 (ja) 2006-07-13 2006-07-13 ガス供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006192699A JP5063945B2 (ja) 2006-07-13 2006-07-13 ガス供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008019996A JP2008019996A (ja) 2008-01-31
JP5063945B2 true JP5063945B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=39076097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006192699A Active JP5063945B2 (ja) 2006-07-13 2006-07-13 ガス供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5063945B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4403817A1 (en) * 2023-01-18 2024-07-24 Tatsuno Corporation Fuel supply apparatus and fuel supply method

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6136021B2 (ja) * 2014-11-12 2017-05-31 大陽日酸株式会社 燃料ガス充填システム及び燃料ガス充填方法
JP6196659B2 (ja) * 2015-12-22 2017-09-13 大陽日酸株式会社 水素ガス充填システム及び水素ガス充填方法
EP3211288B1 (en) 2016-02-26 2023-10-25 Nel Hydrogen A/S A control system for a hydrogen refuelling station
EP3211289B1 (en) 2016-02-26 2021-12-15 Nel Hydrogen A/S Communication/control system for a hydrogen refuelling system
EP4303480A1 (en) * 2021-03-03 2024-01-10 ENEOS Corporation Gas filling device

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524253B2 (ja) * 1990-09-12 1996-08-14 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油装置
JP4223835B2 (ja) * 2003-02-27 2009-02-12 トキコテクノ株式会社 ガス供給装置及びその制御方法
JP3988050B2 (ja) * 2003-10-08 2007-10-10 株式会社タツノ・メカトロニクス ガス充填装置
JP2005121173A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Toyota Motor Corp 複数のタンクからなるタンク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4403817A1 (en) * 2023-01-18 2024-07-24 Tatsuno Corporation Fuel supply apparatus and fuel supply method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008019996A (ja) 2008-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5063945B2 (ja) ガス供給装置
JP6945550B2 (ja) 車両の複数の圧力容器における燃料、特に水素の温度および/または圧力を、圧力容器の充填工程前に、そのときの温度目標値および/またはそのときの圧力目標値に調節する方法
JP5387846B2 (ja) ガスステーション及びガス充填システム
JP4950754B2 (ja) 液化ガス充填装置及び液化ガス充填方法
JP2007024152A (ja) ガス供給装置
CN102472432A (zh) 气体充填系统和气体充填装置
JP2007092927A (ja) ガス供給装置
JP6077565B2 (ja) 水素ステーション及び水素ステーションにおける蓄圧器への水素充填方法
JP4801964B2 (ja) ガス供給装置
JP5852948B2 (ja) オフサイト型水素ステーション及びオフサイト型水素ステーションに対する水素の供給方法
US20240240756A1 (en) An apparatus and method for fuelling
JP5461791B2 (ja) ガス充填方法及びガス充填装置
JP2016161071A (ja) 水素充填システム
JP5108081B2 (ja) ガス供給装置
US20230204159A1 (en) Hydrogen refueling system and method of hydrogen refueling
JP5466118B2 (ja) 液化ガス充填装置
JP4878809B2 (ja) ガス供給装置
JP3688824B2 (ja) ガス供給装置
JP3589753B2 (ja) ガス供給装置
JP2005127430A (ja) ガス充填装置
JP4688539B2 (ja) ガス供給装置
JP5247304B2 (ja) ガス供給装置
JP5147164B2 (ja) ガス供給装置
JP2010174951A (ja) ガス充填装置
JP4782435B2 (ja) ガス供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120801

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5063945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250