JP4729981B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、複数の識別図柄を図柄表示器に可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技を映像として発生させる構成の遊技機に関する。
上記遊技機には、遊技球が始動口に入賞することに基いて乱数値の更新結果を取得し、乱数値の取得結果を大当り値と比較することに基いて大当りおよび外れを抽選する構成のものがある。この構成の場合、大当りの抽選時には複数の識別図柄を可変状態で表示した後に予め決められた大当りの組合せで停止表示することに基いて大当りを報知し、可変入賞口を開放する大当り遊技を開始している。この従来の遊技機では複数の識別図柄を大当りの組合せで停止表示する前にランプを点滅させ、複数の識別図柄が大当りの組合せで可変停止することを遊技者に予告している。
特開2004−337436号公報
上記従来構成の場合、ランプの点滅の有無に応じて大当りの発生の有無を予告しているだけなので、遊技者にとってはランプの点滅を待つだけの興趣しか得られない。このため、本件出願人は複数の識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像に先立って複数の予告図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像を表示する予告演出を行うことで大当りの抽選が2回行われているように演出し、興趣の向上を図るアイデアを創作した。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、予告演出を行うことで大当りの抽選が2回行われているように演出を発生させることができる遊技機を提供することにある。
<請求項1記載の遊技機について>
請求項1記載の遊技機は1)乱数更新手段〜8)予告図柄設定手段を備え、7)動画データ再生手段が7−1)の第1の制御〜7−9)の第9の制御を行い、8)予告図柄設定手段が8−1)の制御および8−2)の制御を行うところに特徴を有している。
1)乱数更新手段は一定周期で乱数値を更新するものである。図4のステップS5は乱数更新手段の一例であり、ステップS5の乱数更新手段が更新するランダムカウンタR3は乱数値に相当する。
2)始動口センサは遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力するものである。図3の特別図柄始動センサ25は始動口センサの一例であり、特別図柄始動センサ25が出力する特別図柄始動信号は始動信号に相当する。
3)乱数取得手段は始動口センサから始動信号が出力されることに基いて乱数値の更新結果を取得するものであり、図4のステップS6は乱数取得手段の一例である。
4)当落判定手段は乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものである。図8のステップS42は当落判定手段の一例であり、図2の大入賞口27は可変入賞口の一例である。
5)可変情報選択手段は当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択し、当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択するものであり、図4のステップS8は可変情報選択手段の一例である。図10の変動パターンP1〜P7はステップS8の可変情報選択手段が大当りの判定時に選択可能な大当り用の複数の可変情報に相当し、図11の変動パターンP8〜P14および変動パターンP15はステップS8の可変情報選択手段が外れの判定時に選択可能な外れ用の複数の可変情報に相当する。
6)動画データ選択手段は複数の動画データのうちから可変情報選択手段の選択結果に応じたものを選択するものである。図3の図柄制御回路80は動画データ選択手段の一例であり、図23のビデオデータV1−1〜V7−1および図24のビデオデータV8−1〜V15−1は動画データ選択手段が可変情報に基いて選択する動画データに相当するものである。
7)動画データ再生手段は動画データ選択手段の選択結果に応じた動画データを再生することに基いて図柄表示器に動画データ選択手段の選択結果に応じた映像を発生させ、動画データ選択手段の選択結果に応じた映像の前方に複数の識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像を発生させるものである。図3の図柄制御回路80は動画データ再生手段の一例であり、図28〜図30と図32と図34は動画データの再生結果の一例を示している。この動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択したときには7−1)の第1の制御〜7−8)の第8の制御を行い、動画データ選択手段が外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択したときには7−8)の第8の制御に換えて7−9)の第9の制御を行うものである。図10の変動パターンP1〜P2は大当り用の所定の可変情報に相当するものであり、図23のビデオデータV1−1〜V2−2は大当り用の所定の動画データに相当する。図11の変動パターンP8〜P9は外れ用の所定の変動パターンに相当するものであり、図24のビデオデータV8−1〜V9−1は外れ用の所定の動画データに相当する。
8)予告図柄設定手段は大当りおよび外れを予告する複数の予告図柄を設定するものであり、図25は予告図柄設定手段の一例を示している。この図25の予告図柄設定手段は複数の予告図柄として数字情報が添付されたものを設定しているが、これに限定されるものではなく、例えばアルファベット図柄や平仮名図柄やカタカナ図柄等の文字情報が添付された予告図柄を設定しても良い。
8−1)予告図柄設定手段は可変情報選択手段が大当り用の所定の可変情報を選択したときには複数の予告図柄を大当りの組合せに設定する制御および外れリーチの組合せに設定する制御を選択的に行うものである。この制御は図25に記載されており、図10の変動パターンP1〜P2は大当り用の所定の可変情報に相当する。大当りの組合せとは予め決められた所定の組合せであり、図25の予告図柄設定手段は複数の予告図柄を全てが相互に同種である大当りの組合せに設定する。外れリーチの組合せとは停止順序が最終の予告図柄を除く残りの予告図柄の可変停止状態で大当りの組合せになる可能性を有し最終の予告図柄の可変停止状態で大当りの組合せにならない組合せであり、図25の予告図柄設定手段は残りの予告図柄が相互に同種であって最終の識別図柄が残りの予告図柄に対して異種である外れリーチの組合せを設定する。
8−2)予告図柄設定手段は可変情報選択手段が外れ用の所定の可変情報を選択したときには複数の予告図柄を外れリーチの組合せに設定する制御を行うものであり、図11の変動パターンP8〜P9は外れ用の所定の変動パターンに相当する。この制御は図25に記載されている。
7−1)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で複数の識別図柄の可変表示を図柄表示器の表示領域内に開始する第1の制御を行う。この第1の制御の一例は図27および図32に記載されており、図28の(b)は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合の第1の制御の表示結果の一例を示し、図30の(b)は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合の第1の制御の表示結果の一例を示している。
7−2)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で複数の識別図柄の可変表示を開始した場合に複数の識別図柄を識別図柄を通して動画データ選択手段の選択結果に応じた後方の映像が認識可能となる半透明化し、複数の識別図柄の可変表示を半透明化した状態で行う第2の制御を行う。
7−3)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で複数の識別図柄を半透明化した場合に複数の識別図柄の前方に図柄表示器の表示領域に対して区画されたウィンドを表示する第の制御を行う。この第の制御の一例は図27および図32に記載されており、図28の(e)は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示し、図30の(e)は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示している。
7−4)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で第1のリーチ演出をウィンド内に発生させる第の制御を行う。この第1のリーチ演出は複数の予告図柄のうち残りの予告図柄を予告図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示した状態で最終の予告図柄を可変表示するものであり、図28の(f)は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示し、図30の(f)は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示している。この第の制御の一例は図27および図32に記載されている。
7−5)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で最終の予告図柄を予告図柄設定手段の設定結果に応じたもので停止表示する第の制御を第1のリーチ演出で行う。この第の制御の一例は図27および図32に記載されており、図28の(g)は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示し、図30の(g)は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示している。
7−6)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で第1のリーチ演出で最終の予告図柄を停止表示した後に複数の予告図柄およびウィンドを消去し、図柄表示器の表示内容を複数の識別図柄が可変表示された状態にする第6の制御を行う。この第の制御の一例は図27および図32に記載されており、図28の(h)は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示し、図30の(h)は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示している。
7−7)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合および外れリーチ用の所定の可変情報に基いて外れリーチ用の所定の動画データを選択した場合の双方で図柄表示器の表示内容を複数の識別図柄が可変表示された状態にした場合に複数の識別図柄のうち停止順序が最終の識別図柄を除く残りの識別図柄を停止表示することで複数の識別図柄をリーチの組合せとする第2のリーチ演出を発生させる第の制御を行うものであり、リーチの組合せとは残りの識別図柄が停止表示され且つ最終の識別図柄が可変表示された状態であって最終の識別図柄が停止表示された場合に予め決められた大当りの組合せとなる可能性を有する組合せを称する。この第の制御の一例は図27および図32に記載されており、図28の(i)は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示し、図30の(i)は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合の第の制御の表示結果の一例を示している。
7−8)動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択した場合には第2のリーチ演出で複数の識別図柄をリーチの組合せとした場合に最終の識別図柄を複数の識別図柄が大当りの組合せとなるように停止表示する第の制御を行う。この第の制御の一例は図27および図32に記載されており、図29の(e)および図33の(d)は第の制御の表示結果の一例を示している。これら図27の第の制御および図32の第の制御は複数の識別図柄を全てが相互に同種である大当りの組合せで停止表示するものであり、図27の第の制御および図32の第の制御は残りの識別図柄を相互に同種であるリーチの組合せで停止表示するものである。
7−9)動画データ再生手段は動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択した場合には第2のリーチ演出で複数の識別図柄をリーチの組合せとした場合に最終の識別図柄を複数の識別図柄が大当りの組合せとならないように停止表示する第の制御を行う。この第の制御の一例は図27および図32に記載されており、図31の(e)および図34の(d)は第の制御の表示結果を示している。これら図27の第の制御および図32の第の制御は複数の識別図柄を残りの識別図柄が相互に同種であって最終の識別図柄が残りの識別図柄に対して相違する外れリーチの組合せで停止表示するものである。
<外れ用の所定の動画データが選択されたとき>
第1の制御で複数の識別図柄が図柄表示器の表示領域内に可変表示され、第2の制御で複数の識別図柄が半透明化され、の制御で図柄表示器の表示領域内にウィンドが表示される。そして、第の制御でウンド内に第1のリーチ演出が発生し、第の制御でウィンド内の第1のリーチ演出が終了する。この第1のリーチ演出とは複数の予告図柄をリーチの組合せで表示し、最終の予告図柄をリーチ状態で停止表示するものであり、外れ用の所定の動画データが選択されたときには最終の予告図柄が停止表示されることに基いて複数の予告図柄が必ず外れリーチの組合せになる。
の制御で複数の予告図柄およびウィンドが消去され、複数の識別図柄が可変表示された状態に戻る。そして、第の制御で表示領域内に第2のリーチ演出が発生し、第の制御で第2のリーチ演出が終了する。この第2のリーチ演出とは最終の識別図柄を除く残りの識別図柄をリーチの組合せで表示し、最終の識別図柄をリーチ状態で停止表示するものであり、外れ用の所定の動画データが選択されたときには最終の識別図柄が停止表示されることに基いて複数の識別図柄が必ず外れリーチの組合せになる。
<大当り用の所定の動画データが選択されたとき>
第1の制御で複数の識別図柄が図柄表示器の表示領域内に可変表示され、第2の制御で複数の識別図柄が半透明化され、の制御で図柄表示器の表示領域内にウィンドが表示される。そして、第の制御でウンド内に第1のリーチ演出が発生し、第の制御でウィンド内の第1のリーチ演出が終了する。この大当り用の所定の動画データが選択されたときには第1のリーチ演出で最終の予告図柄が停止表示されることに基いて複数の予告図柄が大当りの組合せになったり、複数の予告図柄が外れリーチの組合せになる。
の制御で複数の予告図柄およびウィンドが消去され、複数の識別図柄が可変表示された状態に戻る。そして、第の制御で表示領域内に第2のリーチ演出が発生し、第の制御で第2のリーチ演出が終了する。この大当り用の所定の動画データが選択されたときには最終の識別図柄が停止表示されることに基いて複数の識別図柄が必ず大当りの組合せになる。
外れ用の所定の動画データが選択された場合および大当り用の所定の動画データが選択された場合のいずれでも複数の予告図柄が可変状態および可変停止状態に順に表示されることに基いて大当りの第1回目の抽選が行われたような予告演出が映像的に演出され、複数の識別図柄が可変状態および可変停止状態に順に表示されることに基いて大当りの第2回目の抽選が行われたように映像的に演出される。従って、複数の識別図柄がどのような組合せで停止するかを見る楽しみに加えて複数の予告図柄がどのような組合せで停止するかを見る楽しみが加わるので、遊技の興趣が高まる。しかも、複数の予告図柄が大当りの組合せで停止したときには複数の識別図柄が必ず大当りの組合せで停止するので、複数の識別図柄が大当りの組合せとなることを期待する遊技者の期待感を裏切ることがない利点がある。さらに、複数の予告図柄が外れリーチの組合せで停止しても複数の識別図柄が大当りの組合せで停止する可能性が残るので、最終の識別図柄が停止するまで遊技者の興趣が継続する利点もある。
1.機械的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。
下皿板3の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が回動可能に装着されている。この発射ハンドル8の後方には発射モータ9が固定されており、発射モータ9の回転軸には打球槌10が連結されている。この発射モータ9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射モータ9に駆動電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿6内の遊技球を上皿6内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部に位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する遊技音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には両スピーカ14間に位置してランプカバー16が固定されており、ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、ランプカバー16は電飾LED17が発光することに基いて後方から照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20間には発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が打込まれており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた円形領域(発射通路21の残余領域)を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には上面が開口するポケット状の特別図柄始動口24が固定されている。この特別図柄始動口24内には近接スイッチからなる特別図柄始動センサ25(図3参照)が固定されており、特別図柄始動センサ25は特別図柄始動口24内に遊技球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。この特別図柄始動口24は始動口に相当し、特別図柄始動センサ25は始動口センサに相当するものであり、特別図柄始動センサ25から出力される特別図柄始動信号は始動信号に相当する。
遊技領域22内には、図2に示すように、入賞口台板26が固定されており、入賞口台板26には前面が開口する四角筒状の大入賞口27が固定されている。この大入賞口27内には近接スイッチからなるカウントセンサ28(図3参照)が固定されており、カウントセンサ28は遊技球が大入賞口27内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。この大入賞口27は可変入賞口に相当するものである。
入賞口台板26には、図2に示すように、扉29が下端部の水平な軸30を中心に回動可能に装着されている。この扉30は大入賞口ソレノイド31(図3参照)のプランジャに連結されており、大入賞口ソレノイド31は扉29を垂直状態に回動操作することに基づいて大入賞口27の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、扉29を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて大入賞口27の前面を遊技球が入賞可能に開放する。即ち、大入賞口27は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に切換わるものである。
遊技領域22内には、図2に示すように、表示台板32が固定されており、表示台板32には特別図柄表示器33が固定されている。この特別図柄表示器33はLED表示器から構成されたものであり、特別図柄表示器33には大当り図柄として「7」が表示され、外れ図柄として「−」が表示される。これら大当り図柄「7」および外れ図柄「−」は特別図柄に相当するものであり、遊技者には特別図柄表示器33に大当り図柄「7」が表示されることに基いて大当りが報知され、外れ図柄「−」が表示されることに基いて外れが報知される。
表示台板32には図柄表示器に相当する装飾図柄表示器34が固定されている。この装飾図柄表示器34は特別図柄表示器33に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、装飾図柄表示器34には装飾図柄が表示される。この装飾図柄は特別図柄の種類が決まる様子を映像的に演出する3列の数字図柄からなるものであり、各列の数字図柄は装飾図柄の図柄要素に相当する。この装飾図柄の図柄要素は識別図柄として機能するものであり、中列の図柄要素は停止順序が最終の識別図柄に相当し、左列の図柄要素および右列の図柄要素は残りの識別図柄に相当する。
2.電気的構成の説明
図3のメイン制御回路50はゲーム内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基いて制御動作を実行する。このメイン制御回路50は乱数更新手段と乱数取得手段と当落判定手段と可変情報選択手段に相当するものである。
入力回路54は特別図柄始動センサ25からの特別図柄始動信号およびカウントセンサ28からのカウント信号を波形成形してメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は入力回路54からの特別図柄始動信号およびカウント信号のいずれかを検出することに基いて賞球コマンドを設定する。タイマ回路55はメイン制御回路50に定期的(具体的には4msec毎)にパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路50はタイマ回路55からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
ソレノイド回路56は大入賞口ソレノイド31を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路56を駆動制御することに基いて大入賞口27の扉29を開閉操作する。LED回路57は特別図柄表示器33に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路57を駆動制御することに基いて特別図柄表示器33の表示内容を制御する。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この払出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよび制御データに基いて遊技球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出することに基いて駆動信号を設定する。
モータ回路64は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60からの駆動信号に基いてステッピングモータ65に駆動用のパルス信号を与える。このステッピングモータ65は遊技球を上皿6内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿6内にはステッピングモータ65が駆動することに基いて賞球コマンドに応じた個数の賞品球が払出される。
演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を総括的に制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データに基いて処理動作を実行する。この演出制御回路70はメイン制御回路50からコマンドが送信されるものであり、メイン制御回路50からのコマンドを検出することに基いてコマンドを設定する。タイマ回路74は演出制御回路70に定期的(具体的には4msec毎)にパルス信号を出力するものであり、演出制御回路70はタイマ回路74からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
図柄制御回路80はCPU81とROM82とRAM83とVDP84とVROM85とVRAM86を有している。この図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのコマンドに基いて制御データを設定し、制御データの設定結果に応じたビデオデータの選択をVDP84に指示するものであり、VDP84は指示内容に応じたビデオデータをVROM85から選択し、ビデオデータの選択結果に基いて表示信号を生成する。このVDP84は表示信号の設定結果をLCD回路87に送信するものであり、LCD回路87はVDP84からの表示信号に応じた映像を装飾図柄表示器34に表示する。これらCPU81およびVDP84の一連の動作はROM82に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM83およびVRAM85はCPU81およびVDP84のワークメモリとして機能する。この図柄制御回路80は動画データ選択手段と動画データ再生手段と予告図柄設定手段に相当するものである。
音制御回路90はCPU91とROM92とRAM93を有している。この音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのコマンドに応じた音データをROM92から選択し、音データの選択結果に基いて音信号を生成してスピーカ回路94に送信するものであり、スピーカ回路94は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU91の一連の動作はROM92に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM93はCPU91のワークメモリとして機能する。
電飾制御回路100はCPU101とROM102とRAM103を有している。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた電飾データをROM102から選択し、電飾データの選択結果に基いて電飾信号を生成してLED回路104に送信するものであり、LED回路104は電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。このCPU101の一連の動作はROM102に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM103はCPU101のワークメモリとして機能する。
3.遊技機能の説明
3−1.特別図柄遊技機能
遊技者が上皿6内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が特別図柄始動口24内に入賞すると、賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿6内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器33に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、特別図柄の変動停止状態での種類によって遊技者に大当りおよび外れを報知するものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
特別図柄表示器33には「7」および「―」のいずれかの特別図柄が静止状態で表示されており、遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞すると、特別図柄が変動開始する。この変動とは特別図柄の種類が変化することを称するものであり、特別図柄の変化順序は「7」→「−」→「7」→・・の交互に設定されている。この特別図柄は「7」で変動停止することに基いて遊技者に大当りを報知し、「―」で変動停止することに基いて遊技者に外れを報知するものであり、その変動開始から変動停止に至る所要時間を特別図柄の変動表示時間と称する。
3−2.大当り遊技機能
特別図柄表示器33に大当り図柄が停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口27を開放し、大入賞口27内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、大入賞口27は上限個(10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この大入賞口27の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(15回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器34に大当りラウンド表示が行われ、大当りラウンド表示中には両スピーカ14から表示内容に連動して遊技音が出力され、複数の電飾LED17が表示内容に連動して発光する。
3−3.特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
3−4.装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技はビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34に動画面を表示し、両スピーカ14から動画面の表示内容に応じた遊技音を出力し、複数の電飾LED17を動画面の表示内容に応じて発光させることで組成されるものであり、装飾図柄遊技の概略は次の通りである。
装飾図柄表示器34には装飾図柄の左列の図柄要素・中列の図柄要素・右列の図柄要素として「一」〜「八」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、3列の図柄要素は特別図柄の変動開始に同期して変動開始する。この装飾図柄の変動(可変)とは各列の図柄要素が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄要素の移動方向は上から下に設定され、各列の図柄要素の変化順序は「一」→「二」→「三」…→「七」→「八」→「一」…のループ状に設定されている。
装飾図柄の3列の図柄要素は(1)左列・(2)右列・(3)中列の順序で変動停止(可変停止)するものであり、遊技者には3列の変動停止状態での組合せによって大当りおよび外れが報知される。この装飾図柄の左列の図柄要素および右列の図柄要素が同一数字で変動停止したリーチ状態では装飾図柄表示器34にリーチアクション画面が表示され、最終の中列の図柄要素が左列および右列と同一数字の目的図柄で変動停止するか否かがリーチアクション画面の進行内容に応じて暗示される。即ち、装飾図柄遊技は大当りおよび外れそのものを報知することに加え、特別図柄遊技を映像的に演出することに基いてドキドキ感およびハラハラ感等の気分的変化を遊技者に与えることを目的とするものである。
4.メイン制御回路50の内部処理
4−1.メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
CPU51はステップS3でタイマ割込フラグをオフすると、ステップS4の入力処理〜ステップS6のデータ取得処理を順に実行する。このステップS6のデータ取得処理を終えたときにはステップS7の大当り判定処理〜ステップS11の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基いて択一的に実行し、ステップS2でタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基いてステップS3へ移行する。尚、メイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものである。
4−2.入力処理
CPU51は図4のステップS4の入力処理へ移行すると、図5のステップS21で入力回路54からの特別図柄始動信号の出力状態を判断する。ここで特別図柄始動信号がないことを検出したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、特別図柄始動信号があることを検出したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには入力回路54から特別図柄始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
4−3.カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値に「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R3は共通の初期値「0」から異なる上限値に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算されるものであり、ランダムカウンタR1〜R3の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「248」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
4−4.データ取得処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理を終えると、ステップS6のデータ取得処理へ移行し、図6のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグのオンを検出したときにはステップS32へ移行し、カウンタN1の計測値をROM52に記録された上限値MAX(4)と比較する。このカウンタN1は特別図柄遊技の保留回数を計測するものであり、CPU51はステップS32で「N1<MAX」を判断したときには特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達していないと判断する。そして、ステップS33へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値を取得する。
メイン制御回路50のRAM53には、図7に示すように、4個の保留データエリアE1〜E4が設定されている。これら4個の保留データエリアE1〜E4には使用順序「1」〜「4」が割付けられており、メイン制御回路50のCPU51は図6のステップS33でランダムカウンタR1〜R3の計測値を取得すると、ステップS34で未使用の保留データエリアのうち使用順序が最小のエリアにランダムカウンタR1〜R3の取得結果を格納する。例えば使用順序「1」の保留データエリアE1および使用順序「2」の保留データエリアE2の双方にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときには使用順序が最小の「3」である空欄の保留データエリアE3にランダムカウンタR1〜R3の取得結果が格納される。即ち、ランダムカウンタR1〜R3は取得された順序で保留データエリアE1〜E4に格納されるものであり、使用順序1〜3は取得順序を示す情報に相当する。
CPU51は図6のステップS34でランダムカウンタR1〜R3の取得結果を格納すると、ステップS35でカウンタN1に「1」を加算することに基いて特別図柄遊技の保留回数を更新する。
4−5.大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行し、図8のステップS41でRAM53の保留データエリアE1にランダムカウンタR1〜R3が格納されているか否かを判断する。ここで保留データエリアE1にランダムカウンタR1〜R3が格納されていることを検出すると、ステップS42で保留データエリアE1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を大当り値「7」と比較する。この大当り値「7」はメイン制御回路50のROM52に記録されたものであり、CPU51はランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と同一であることを検出したときには大当りと判定し、ステップS43で大当りフラグをオンする。また、ステップS42でランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と相違していることを検出したときには外れと判定し、ステップS44で大当りフラグをオフする。即ち、大当りは「1/249」の固定的な確率で判定されるものである。
CPU51はステップS45へ移行すると、大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオンを判断したときにはステップS46へ移行し、特別図柄「7」を設定する。また、ステップS45で大当りフラグのオフを判断したときにはステップS47へ移行し、特別図柄「−」を設定する。即ち、大当りの判定時には特別図柄「7」が設定され、外れの判定時には特別図柄「−」が設定される。
CPU51はステップS47で特別図柄「−」を設定すると、ステップS48で保留データエリアE1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、10個の外れリーチ値「0〜9」と比較する。これら外れリーチ値はメイン制御回路50のROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS48でランダムカウンタR2の検出結果が10個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを判断したときには外れリーチと判定し、ステップS49で外れリーチフラグをオンする。また、ステップS48でランダムカウンタR2の検出結果が10個の外れリーチ値のいずれとも相違していることを判断したときには完全外れと判定し、ステップS50で外れリーチフラグをオフする。
CPU51はステップS51へ移行すると、下記(1)〜(3)に示すように、当落コマンドを設定する。そして、ステップS52で当落コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS53でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
(1)大当りフラグがオンされているときには当落コマンド「大当り」を設定する。
(2)大当りフラグがオフされ、外れリーチフラグがオンされているときには当落コマンド「外れリーチ」を設定する。
(3)大当りフラグおよび外れリーチフラグの双方がオフされているときには当落コマンド「完全外れ」を設定する。
4−6.変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行し、図9のステップS61で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオンを判断したときには直前の大当り判定処理で大当りが判定されたと判断し、ステップS62へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動パターンテーブルおよび外れリーチ用の変動パターンテーブルが記録されている。これら各変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間の相関関係を示すものであり、CPU51はステップS62へ移行したときにはROM52から大当り用の変動パターンテーブルを選択し、ステップS63へ移行する。ここで保留データエリアE1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた大当り用の変動パターンを選択する。図10は大当り用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、大当り用の変動パターンテーブルには変動パターンP1〜P7が設定されている。これら変動パターンP1〜P7は大当り用の可変情報に相当するものである。
CPU51は図9のステップS63で大当り用の変動パターンを選択すると、ステップS64で図10の大当り用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「50」であるときには変動パターン「P2」が選択され、変動パターンの選択結果が「P2」であるときには変動表示時間「32sec」が選択される。
CPU51は図9のステップS61で大当りフラグのオフを判断すると、直前の大当り判定処理で外れリーチまたは完全外れが判定されたと判断する。この場合にはステップS61からステップS65へ移行し、外れリーチフラグの設定状態を判断する。ここで外れリーチフラグのオンを判断したときには直前の大当り判定処理で外れリーチが判定されたと判断し、ステップS66でROM52から外れリーチ用の変動パターンテーブルを選択する。そして、ステップS67で保留データエリアE1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた外れリーチ用の変動パターンを選択する。
図11は外れリーチ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、外れリーチ用の変動パターンテーブルには変動パターンP8〜P14が設定されている。これら外れリーチ用の変動パターンP8〜P14は大当り用の変動パターンP1〜P7と演出の展開が同一な同一系統の映像を発生させるものであり、CPU51は図9のステップS67で外れリーチ用の変動パターンを選択したときにはステップS68で図11の外れリーチ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「10」であるときには変動パターン「P9」が選択され、変動パターンの選択結果が「P9」であるときには変動表示時間「30sec」が選択される。これら変動パターンP8〜P14は外れ用の可変情報に相当するものである。
CPU51は図9のステップS65で外れリーチフラグのオフを判断すると、直前の大当り判定処理で完全外れが判定されたと判断する。そして、ステップS69で変動パターンP15を選択し、ステップS70で変動パターンP15に応じた変動表示時間「3sec」を選択する。この変動パターンP15は外れ用の可変情報に相当するものである。
CPU51は変動パターンおよび変動表示時間を選択すると、図9のステップS71で変動パターンの選択結果を変動パターンコマンドに設定する。そして、演出制御回路70に変動パターンコマンドの設定結果を送信し、ステップS72へ移行する。ここで変動表時間の選択結果をタイマT1にセットし、ステップS73でメイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。即ち、演出制御回路70には大当りと外れリーチと完全外れの判定結果に加え、変動パターンの選択結果が送信される。
4−7.特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行し、図12のステップS81でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに基いて特別図柄の変動表示を開始する。
CPU51はステップS81で特別図柄変動開始信号を出力すると、ステップS82で演出制御回路70に装飾図柄変動開始コマンドを送信する。そして、ステップS83へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動停止処理をセットする。この装飾図柄変動開始コマンドは装飾図柄遊技の開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄変動開始コマンドを受信することに基いて装飾図柄遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
4−8.特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行し、図13のステップS91でタイマT1の現在の計測値から設定値ΔT1を減算することに基いて特別図柄遊技の残り時間および装飾図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS92へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS92でタイマT1の減算結果が「0」であることを検出すると、特別図柄遊技および装飾図柄遊技の終了を判断し、ステップS93でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力する。この特別図柄変動停止信号は特別図柄の変動表示を大当り判定処理の選択結果で停止することを指示するものであり、LED回路57は特別図柄変動停止信号が与えられることに基いて特別図柄の変動表示を選択結果「7」および「−」のいずれかで停止する。
CPU51はステップS93でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力すると、ステップS94で演出制御回路70に装飾図柄変動停止コマンドを送信する。この装飾図柄変動停止コマンドは装飾図柄遊技の停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄変動停止コマンドを検出することに基いて装飾図柄遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。
CPU51はステップS94で装飾図柄変動停止コマンドを送信すると、ステップS95で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオフを検出したときにはステップS96でメイン制御フラグに大当り判定処理をセットし、大当りフラグのオンを検出したときにはステップS97でメイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
CPU51はステップS98へ移行すると、カウンタN1から「1」を減算することに基いて特別図柄遊技の保留回数を減算する。そして、ステップS99へ移行し、RAM53の保留データエリアを整理する。この処理は保留データエリアE1のランダムカウンタR1〜R3を消去し、保留データエリアE2を含んだ以後にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときにはランダムカウンタR1〜R3を使用順序が1個前の保留データエリアに移動するものであり、例えば保留データエリアE1と保留データエリアE2と保留データエリアE3にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときには保留データエリアE1のランダムカウンタR1〜R3が消去され、保留データエリアE2のランダムカウンタR1〜R3が1個前の保留データエリアE1に移され、保留データエリアE3のランダムカウンタR1〜R3が1個前の保留データエリアE2に移される。
4−9.大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11の大当り遊技処理へ移行する。この大当り遊技処理は15回の大当りラウンドを実行するものであり、大当り遊技処理の開始時にはCPU51から演出制御回路70に大当りラウンド開始コマンドが送信され、大当り遊技処理の終了時には大当りラウンド停止コマンドが送信される。
5.演出制御回路70の内部処理
5−1.メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図14のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理〜ステップS206のコマンド処理を順に実行する。
5−2.INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を検出すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図15のステップS301でコマンドを受信し、ステップS302でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS303へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの種類に応じてセットする。このコマンド処理フラグはコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図16はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
5−3.カウンタ更新処理
CPU71は図14のステップS203へ移行すると、図17のステップS211でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の左列の図柄要素,中列の図柄要素,右列の図柄要素を「一〜八」の図柄要素群の中から選択するものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図18に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算される。
CPU71は図17のステップS211でランダムカウンタR11を更新すると、ステップS212でランダムカウンタR11の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS213へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図18に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データは次回のステップS213で更新される。
CPU71は図17のステップS212でランダムカウンタR11の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS214でランダムカウンタR11の1桁目と2桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS215へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図18に示すように、左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データは次回のステップS215で更新される。
5−3.カウンタ更新処理
CPU71は図14のステップS205のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR12〜R13の現在の計測値に「1」を加算する。これらランダムカウンタR12〜R13は共通の初期値「0」から異なる上限値に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算されるものであり、ランダムカウンタR12〜R13の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR12は大当り図柄を抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR12は初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR13は演出パターンコマンドを抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR13は初期値「0」から上限値「60」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
5−4.コマンド処理
CPU71は図14のステップS206のコマンド処理へ移行すると、図19のステップS401のコマンド待ち処理〜ステップS407の大当りラウンド停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に行う。
5−4−1.コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS401のコマンド待ち処理を経て図14のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
5−4−2.当落コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされていることを検出すると、図20のステップS221でRAM73から当落コマンドを検出する。ここで当落コマンドの検出結果が大当りであることを判断したときにはステップS222へ移行し、ランダムカウンタR12の現在の計測値を取得する。そして、ステップS223へ移行し、ランダムカウンタR12の取得結果に「1」を加算し、装飾図柄の各列をランダムカウンタR12の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには「6」に「1」が加算され、装飾図柄が大当りの組合せである大当り図柄「七七七」に設定される。
CPU71はステップS221で当落コマンドの検出結果が外れリーチであることを判断すると、ステップS224でRAM73の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR11の更新結果を検出する。そして、ステップS225へ移行し、ランダムカウンタR11の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて装飾図柄を設定する。例えばランダムカウンタR11の格納結果が「010」であるときには各列の数字に「1」が加算され、装飾図柄が外れリーチの組合せである外れリーチ図柄「一二一」に設定される。
CPU71はステップS221で当落コマンドの検出結果が完全外れであることを判断すると、ステップS226でRAM73の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR11の更新結果を検出する。そして、ステップS227へ移行し、ランダムカウンタR11の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて装飾図柄を設定する。例えばランダムカウンタR11の格納結果が「001」であるときには各列の数字に「1」が加算され、装飾図柄が完全外れの組合せである完全外れ図柄「一一二」に設定される。
CPU71は装飾図柄を設定すると、ステップS228で図柄制御回路80に装飾図柄の設定結果を送信する。そして、ステップS229へ移行し、コマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの装飾図柄の設定結果を受信すると、VDP84に送信する。
5−4−3.変動パターンコマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされていることを検出すると、図21のステップS231でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS232でランダムカウンタR13の現在の計測値を取得し、ステップS233へ移行する。
演出制御回路70のROM72には演出テーブルが記録されている。この演出テーブルは、図22に示すように、変動パターンコマンドP1〜P15とランダムカウンタR13と演出パターンコマンドP1−1〜P15−1の相関関係を示すものであり、大当り用の変動パターンコマンドP1〜P3には複数の演出パターンコマンドが選択肢として設定され、残りの大当り用の変動パターンコマンドP4〜P7および全ての外れ用の変動パターンコマンドP8〜P15には単一の演出パターンコマンドが選択肢として設定されている。
CPU71は図21のステップS233へ移行すると、図22の演出テーブルから変動パターンコマンドの検出結果およびランダムカウンタR13の取得結果に応じた演出パターンコマンドを選択する。例えば変動パターンコマンドとして「P2」が検出され、ランダムカウンタR13として「10」が取得されたときには演出テーブルから演出パターンコマンドP2−1が選択される。
CPU71は図21のステップS233で演出パターンコマンドを選択すると、ステップS234で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。そして、ステップS235へ移行し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のROM92には複数の音データが記録されており、音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた音データをROM92から選択し、RAM93に記録する。電飾制御回路100のROM102には複数の電飾データが記録されており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた電飾データをROM102から選択し、RAM103に記録する。
図柄制御回路80のROM82には複数のビデオコマンドが記録されている。これら各ビデオコマンドには、図23および図24に示すように、演出パターンコマンドが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じたビデオコマンドを選択し、VDP84にビデオコマンドの選択結果を送信する。
図柄制御回路80のVROM85には複数のビデオデータが記録されている。これら各ビデオデータには、図23および図24に示すように、ビデオコマンドが割付けられており、VDP84はCPU81からのビデオコマンドを受信したときにはVROM85からビデオコマンドに応じたビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果を解凍してVRAM86に記録する。これら各ビデオデータはメイン制御回路50から装飾図柄変動開始コマンドが送信されることを契機に再生開始され、メイン制御回路50から装飾図柄変動停止コマンドが送信されることを契機に再生停止されるものであり、各ビデオデータの再生時間は装飾図柄変動開始コマンドが送信されてから装飾図柄変動停止コマンドが送信されるまでの所要時間である変動表示時間と同一値に設定されている。例えば図23のビデオデータV1−1はメイン制御回路50が変動パターンP1を設定したときに選択されるものであり、ビデオデータV1−1の再生時間は変動パターンP1に応じた変動表示時間と同一値(28sec)に設定されている。図24のビデオデータV8−1はメイン制御回路50が変動パターンP8を設定したときに選択されるものであり、ビデオデータV8−1の再生時間は変動パターンP8に応じた変動表示時間と同一値(26sec)に設定されている。
5−4−4.装飾図柄変動開始コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS404で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にスタートコマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、RAM93の音データを再生することに基いてスピーカ14から音データの選択結果に応じた遊技音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、RAM103の電飾データを再生することに基いて電飾LED17を電飾データの選択結果に応じたパターンで発光させる。
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、VDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はVRAM86のビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34にビデオデータに応じた映像を表示し、ビデオデータの再生映像に数字のキャラクタデータを重ねることで装飾図柄の左列と中列と右列が変動(可変)する映像および変動停止(可変停止)する映像を生成する。この装飾図柄の各列の変動停止タイミングは図柄制御回路80のCPU81が演出パターンコマンドの受信結果に応じて設定するものであり、演出パターンコマンドに応じた演出時間の経過前に最終の中列が停止するように設定される。
5−4−5.装飾図柄変動停止コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS405で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にストップコマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときには音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときには電飾データの再生処理を停止する。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときにはVDP84にビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基いてビデオデータの再生処理を停止する。
5−4−6.大当りラウンド開始コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが大当りラウンド開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS406で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に大当りラウンド開始コマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの大当りラウンド開始コマンドを受信すると、VDP84に送信する。すると、VDP84は大当りラウンド用のビデオデータをVROM85から選択し、ビデオデータの選択結果を再生することに基いて装飾図柄表示器34に大当りラウンド表示を行う。音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの大当りラウンド開始コマンドを受信することに基いてROM92から大当りラウンド用の音データを選択し、音データの選択結果を再生することに基いてスピーカ14から大当りラウンド用の遊技音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの大当りラウンド開始コマンドを受信することに基いてROM102から大当りラウンド用の電飾データを選択し、電飾データの選択結果を再生することに基いて電飾LED17を大当りラウンド用に発光させる。
5−4−7.大当りラウンド停止コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが大当りラウンド停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS407で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に大当りラウンド停止コマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの大当りラウンド停止コマンドを受信することに基いて大当りラウンド用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの大当りラウンド停止コマンドを受信することに基いて大当りラウンド用の電飾データの再生処理を停止する。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの大当りラウンド停止コマンドを受信することに基いてVDP84に大当りラウンド用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基いて大当りラウンド用のビデオデータの再生処理を停止する。
6.図柄制御回路80の内部処理
6−1.仮装飾図柄設定処理
図柄制御回路80のCPU81は装飾図柄の設定結果および演出パターンコマンドの選択結果を受信すると、図25のステップS501で演出パターンコマンドの受信結果に基いてウィンド演出の有無を判断する。ここで演出パターンコマンドの受信結果が大当り用のP1−1・P1−2・P2−1・P2−2・P3−1・P3−2・P4−1および外れ用のP8−1・P9−1・P10−1・P11−1のいずれかであることを検出したときにはウインド演出有りと判断し、ステップS502へ移行する。
ウィンド演出は装飾図柄の3列の全てが変動している状態で装飾図柄表示器34の表示領域内にウインドの映像を表示し、ウインドの映像内で仮装飾図柄の3列を変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。このウィンド演出は装飾図柄が大当りの組合せで変動停止するか否かを事前に予告するものであり、ウィンド演出で仮装飾図柄の3列が大当りの組合せで変動停止したときには装飾図柄の3列が大当りの組合せで変動停止し、ウィンド演出で仮装飾図柄の3列が外れリーチの組合せで変動停止したときには装飾図柄の3列が大当りの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止する。この仮装飾図柄は予告図柄に相当するものである。
CPU81はステップS502へ移行すると、演出パターンコマンドの受信結果をP4−1およびP11−1と比較する。ここで演出パターンコマンドの受信結果がP4−1およびP11−1のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS503へ移行し、仮装飾図柄の3列を装飾図柄の設定結果と同一数字に設定する。例えば装飾図柄の設定結果が「七七七」であるときには仮装飾図柄が「七七七」に設定され、装飾図柄の設定結果が「七五七」であるときには仮装飾図柄が「七五七」に設定される。
CPU81はステップS502で演出パターンコマンドの受信結果がP4−1およびP11−1のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS504へ移行する。ここで演出パターンコマンドの受信結果に応じたウィンド演出情報を選択し、ウィンド演出情報の選択結果を大当りと比較する。このウィンド演出情報は図柄制御回路80のROM82に記録されたものであり、図26に示すように、ウィンド演出を含む演出パターンコマンド毎に設定されている。
CPU81は図25のステップS504でウインド演出情報の選択結果が大当りであることを判断すると、ステップS505で仮装飾図柄の3列を大当りの組合せに設定する。このウインド演出情報は、図26に示すように、装飾図柄の設定結果が大当りの組合せとなる大当り用の所定の演出パターンコマンドP1−1・P2−1・P3−1・P4−1について大当りに設定されたものであり、CPU81は図25のステップS505で装飾図柄の設定結果の各列から設定値「2」を減算することで仮装飾図柄を大当りの組合せに設定する。例えば装飾図柄の設定結果が「七七七」であるときには仮装飾図柄が「五五五」に設定され、装飾図柄の設定結果が「一一一」であるときには仮装飾図柄が「七七七」に設定される。
CPU81は図25のステップS504でウインド演出情報の選択結果が外れリーチであることを判断すると、ステップS506で仮装飾図柄の3列を外れリーチの組合せに設定する。このウインド演出情報は、図26に示すように、装飾図柄の設定結果が大当りの組合せとなる大当り用の残りの演出パターンコマンドP1−2・P2−2・P3−2および装飾図柄の設定結果が外れリーチの組合せとなる全ての演出パターンコマンドP8−1・P9−1・P10−1・P11−1について外れリーチに設定されたものであり、CPU81は装飾図柄の設定結果が外れリーチの組合せであるときには装飾図柄の設定結果の各列から設定値「3」を減算することで仮装飾図柄を外れリーチの組合せに設定し、装飾図柄の設定結果が大当りの組合せであるときには装飾図柄の左列の設定結果および右列の設定結果から設定値「3」を減算することで仮装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する。例えば装飾図柄の設定結果が「七五七」であるときには仮装飾図柄が「四二四」に設定され、装飾図柄の設定結果が「二一二」であるときには仮装飾図柄が「七六七」に設定される。また、装飾図柄の設定結果が「二二二」であるときには仮装飾図柄が「七二七」に設定され、装飾図柄の設定結果が「七七七」であるときには仮装飾図柄が「四七四」に設定される。
即ち、メイン制御回路50が大当り用の所定の変動パターンP1を選択したときには仮装飾図柄の3列が大当りの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかに設定され、メイン制御回路50が大当り用の所定の変動パターンP2を選択したときにも仮装飾図柄の3列が大当りの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかに設定される。また、メイン制御回路50が外れ用の所定の変動パターンP8〜P9のいずれかを選択したときには仮装飾図柄の3列が外れリーチの組合せに設定される。
6−2.ビデオデータ再生処理
図27は図柄制御回路80のVDP84がビデオデータV1−1を再生するときの処理内容を示している。このビデオデータV1−1はメイン制御回路50が所定の大当り用の可変情報を選択したときに再生される大当り用の所定の動画データに相当するものである。このビデオデータV1−1はVDP84がビデオデータV1−1の解凍結果に基いて表示信号を生成し、表示信号の生成結果をLCD回路87に出力することに基いて再生されるものであり、図27のビデオデータ再生処理はVDP84の表示信号生成処理を示している。以下、図27のビデオデータ再生処理について説明する。
ステップS511:装飾図柄表示器34の表示領域内の全体に水彩画の背景を表示する(図28のa参照)。
ステップS512:装飾図柄の左列と中列と右列を同時に変動開始する(図28のb参照)。この変動(可変)とは図柄要素が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄要素の移動方向は上から下に設定され、各列の図柄要素の変化順序は「一」→「二」→「三」…→「七」→「八」→「一」…のループ状に設定されている。このステップS512は第1の制御に相当するものである。
ステップS513:装飾図柄を変動状態で半透明化する。この半透明化とは後方の水彩画の背景が装飾図柄を通して認識できる状態を称するものであり、装飾図柄は半透明化されることで認識性が低下する。
ステップS514:2枚の「障子」の絵柄111を表示する(図28のc参照)。これら2枚の「障子」の絵柄111は相手側に接触した閉じた状態で表示されるものであり、水彩画の背景および装飾図柄の3列は2枚の「障子」の絵柄111によって部分的に隠される。
ステップS515:2枚の「障子」の絵柄111が相手側から遠ざかるように開く映像を発生させ(図28のd参照)、2枚の「障子」の絵柄111を消去する。
ステップS516:2枚の「障子」の絵柄111に換えて「ウィンド」の絵柄112を表示する(図28のe参照)。この「ウィンド」の絵柄112は装飾図柄表示器34の表示領域内に区画表示されるものであり、2枚の「障子」の絵柄111が開くことで生成された空間部として表示される。このステップS516は第の制御に相当するものである。
ステップS517:「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄の左列および右列を停止表示し、中列をその種類が識別できる程度の低速度で変動表示する(図28のf参照)。この仮装飾図柄の左列および右列は図柄制御回路80のCPU81が仮装飾図柄設定処理で設定したものであり、「ウィンド」の絵柄112内には仮装飾図柄が左列および右列が同一の数字で並んだリーチ状態で当初から表示される。このリーチ状態は第1のリーチ演出に相当するものである。このステップS517は第の制御に相当するものである。
ステップS518:「ウィンド」の絵柄112内の仮装飾図柄の中列を停止表示する(図28のg参照)。この仮装飾図柄の中列は図柄制御回路80のCPU81が仮装飾図柄設定処理で設定したものである。このビデオデータV1−1は演出パターンコマンドP1−1に基いて選択されたものであり、演出パターンコマンドP1−1には、図26に示すように、ウィンド演出情報として大当りが添付されている。このビデオデータV1−1の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する大当りの組合せに設定されており、「ウィンド」の絵柄112内には左列と中列と右列が同一の数字で並んだ大当りの組合せで仮装飾図柄が停止表示され、第1のリーチ演出が終了する。このステップS518は第の制御に相当するものである。
ステップS519:「ウインド」の絵柄112を仮装飾図柄と共に消去し(図28のh参照)、装飾図柄の3列が水彩画の背景の前方で変動するステップS512の表示状態(図28のbの表示状態)に戻す。このステップS519は第の制御に相当する。
ステップS520:装飾図柄の左列を設定結果で停止表示する。
ステップS521:装飾図柄の右列を設定結果で停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列が停止表示された状態では両列に同一の数字が並ぶリーチ状態が生成され(図28のi参照)、第2のリーチ演出が始まる。このステップS521は第の制御に相当するものである。
ステップS522:装飾図柄の左列と中列と右列を消去する。
ステップS523:水彩画の背景を消去し、水彩画の背景に換えて夜の庭の背景を表示する(図29のa参照)。
ステップS524:夜の庭の背景の左上隅部に装飾図柄の左列を設定結果で停止表示し、夜の庭の背景の右上隅部に装飾図柄の右列を設定結果で停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列はステップS521のリーチの発生状態に比べて小さなサイズで縮小される(図29のa参照)。
ステップS525:夜の庭の背景の前方に「風呂釜」の絵柄113を表示する。この「風呂釜」の絵柄113内に「殿様」の絵柄114を表示し、「殿様」の絵柄114が風呂釜に浸かる映像を発生させる(図29のb参照)。
ステップS526:「家来」の絵柄115を表示し、「家来」の絵柄115が火をたく映像を発生させる(図29のc参照)。
ステップS527:「殿様」の絵柄114の顔色を赤く変化させ、「殿様」の絵柄114が熱さに耐える映像を発生させる(図29のd参照)。
ステップS528:「殿様」の絵柄114の頭部に装飾図柄の中列を停止表示する(図29のe参照)。この中列は演出制御回路70が設定したものであり、左上隅部の左列および右上隅部の右列と同一の数字である。このステップS528は第の制御に相当するものである。
ステップS529:「殿様」の絵柄114の顔色を元に戻し、「殿様」の絵柄114が風呂の熱さに耐え抜いた映像を発生させる(図29のf参照)。
ステップS530:「風呂釜」の絵柄113と「殿様」の絵柄114と「家来」の絵柄115を装飾図柄の3列と共に消去する。
ステップS531:夜の庭の背景を消去し、夜の庭の背景に換えて水彩画の背景を表示する(図29のg参照)。
ステップS532:水彩画の背景の前方に装飾図柄の左列と中列と右列を同時に停止表示する(図29のg参照)。この装飾図柄の3列の停止表示は演出制御回路70の設定結果で行われるものであり、装飾図柄は3列が同一な大当りの組合せで停止表示される。
図30はビデオデータV1−2の再生結果を示している。このビデオデータV1−2はメイン制御回路50が大当り用の所定の変動パターンP1を選択したときに再生される大当り用の所定の動画データに相当するものであり、ビデオデータV1−1と同一の図27の処理手順で再生される。このビデオデータV1−2は演出パターンコマンドP1−2に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP1−2には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV1−2の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する外れリーチの組合せに設定されており、図30に示すように、ウィンド演出では「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示され、図29に示すように、ウィンド演出後の風呂演出では装飾図柄が大当りの組合せで停止表示される。
ビデオデータV8−1はメイン制御回路50が外れ用の所定の変動パターンP8を選択したときに再生される外れ用の所定の動画データに相当するものであり、ビデオデータV1−1と同一の図27の処理手順で再生される。このビデオデータV8−1は演出パターンコマンドP8−1に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP8−1には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV8−1の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する外れリーチの組合せに設定されており、ウィンド演出では、図30の(g)に示すように、「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示され、ウィンド演出後の風呂演出では装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示される。このビデオデータV8−1の再生時には、図31の(f)に示すように、風呂演出で「殿様」の絵柄114が風呂の熱さに耐え切れずに「風呂釜」の絵柄113から飛出す映像が発生し、「殿様」の絵柄114の頭部に装飾図柄の中列が設定結果で停止表示される。そして、図31の(g)に示すように、夜の庭の背景が水彩画の背景に切換わり、装飾図柄の3列が同時に停止表示される。
図32は図柄制御回路80のVDP84がビデオデータV2−1を再生するときの処理内容を示している。このビデオデータV2−1はメイン制御回路50が大当り用の所定の変動パターンP2を選択したときに再生される大当り用の所定の動画データに相当するものである。このビデオデータV2−1は、図28の(b)に示すように、水彩画の背景の前方で装飾図柄の3列を同時に変動開始し、図28の(f)および(g)に示すように、ウィンド演出で「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄を大当りの組合せで変動停止させるものであり、ウィンド演出で仮装飾図柄を大当りの組合せで変動停止させた後には「ウィンド」の絵柄112および仮装飾図柄が消去され、図28の(i)に示すように、装飾図柄の左列および右列が設定結果で順に変動停止することに基いてリーチ状態が発生する。すると、装飾図柄の3列が消去され、求婚演出が発生する。図32はビデオデータV2−1の再生処理を示すものである。このビデオデータV2−1の再生処理はステップS511〜ステップS522がビデオデータV1−1と同一であり、ステップS522以後がビデオデータV1−1と相違する。以下、ステップS522以後の処理内容について説明する。
ステップS541:水彩画の背景を消去し、水彩画の背景に換えて城の背景を表示する(図33のa参照)。
ステップS542:城の背景の左上隅部に装飾図柄の左列を停止表示し、城の背景の右上隅部に装飾図柄の右列を停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列は設定結果で停止表示されるものであり、ステップS521のリーチの発生状態に比べて小さなサイズで縮小表示される(図33のa参照)。
ステップS543:城の背景の前方に「家来」の絵柄115および「姫」の絵柄116を表示し、「家来」の絵柄115が「姫」の絵柄116に近付く映像を発生させる(図33のb参照)。
ステップS544:「家来」の絵柄115が「姫」の絵柄116に花束を差出し、求婚する映像を発生させる(図33のc参照)。
ステップS545:「家来」の絵柄115と「姫」の絵柄116との間に装飾図柄の中列を停止表示する(図33のd参照)。この中列は演出制御回路70が設定したものであり、左上隅部の左列および右上隅部の右列と同一の数字である。このステップS545は第の制御に相当するものである。
ステップS546:「家来」の絵柄115が差出した花束を「姫」の絵柄116が受取る映像を発生させる(図33のe参照)。
ステップS547:「家来」の絵柄115および「姫」の絵柄116を装飾図柄の左列・中列・右列と共に消去する。
ステップS548:城の背景を消去し、城の背景に換えて水彩画の背景を表示する(図33のf参照)。
ステップS549:水彩画の背景の前方に装飾図柄の左列と中列と右列を同時に停止表示する(図33のf参照)。この装飾図柄の3列の停止表示は演出制御回路70の設定結果で行われるものであり、装飾図柄は3列が同一な大当りの組合せで停止表示される。
ビデオデータV2−2はメイン制御回路50が大当り用の所定の変動パターンP2を選択したときに再生される大当り用の所定の動画データに相当するものであり、ビデオデータV2−1と同一の図32の処理手順で再生される。このビデオデータV2−2は演出パターンコマンドP2−2に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP2−2には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV2−2の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する外れリーチの組合せに設定されており、図30の(f)および(g)に示すように、ウィンド演出では「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示され、図33の(d)に示すように、ウィンド演出後の求婚演出では装飾図柄の中列が大当りの組合せで停止表示される。
ビデオデータV9−1はメイン制御回路50が外れ用の所定の変動パターンP9を選択したときに再生される外れ用の所定の動画データに相当するものであり、ビデオデータV2−1と同一の図32の処理手順で再生される。このビデオデータV9−1は演出パターンコマンドP9−1に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP9−1には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV9−1の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する外れリーチの組合せに設定されており、ウィンド演出では、図30の(f)および(g)に示すように、「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示され、ウィンド演出後の求婚演出では装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示される。図34はビデオデータV9−1の再生時の求婚演出を示すものであり、ビデオデータV9−1では、図34の(d)および(e)に示すように、「家来」の絵柄115が花束を差出しても「姫」の絵柄116が花束を受取らない映像が発生し、「家来」の絵柄115と「姫」の絵柄116との間に装飾図柄の中列が設定結果で停止表示される。そして、図34の(f)に示すように、城の背景が水彩画の背景に切換わり、装飾図柄の3列が外れリーチの組合せで同時に停止表示される。
図35は図柄制御回路80のVDP84がビデオデータV3−1を再生するときの処理内容を示している。このビデオデータV3−1は、図28の(b)に示すように、水彩画の背景の前方で装飾図柄の3列を変動開始し、図28の(f)および(g)に示すように、ウィンド演出で「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄を大当りの組合せで変動停止させるものであり、ウィンド演出で仮装飾図柄を大当りの組合せで変動停止させた後には「ウィンド」の絵柄112および仮装飾図柄が消去され、図28の(i)に示すように、装飾図柄の左列および右列が設定結果で順に変動停止することに基いてリーチ状態が発生する。図35はビデオデータV3−1の再生処理を示すものである。このビデオデータV3−1の再生処理はステップS511〜ステップS521がビデオデータV1−1と同一であり、ステップS521以後がビデオデータV1−1と相違する。以下、ステップS521以後の処理内容について説明する。
ステップS551:装飾図柄の中列を通常変動状態から低速変動状態に切換える。この低速変動状態とは装飾図柄をその種類が識別できる程度の低速で変動させるものであり、リーチ状態が発生する前の通常変動速度に比べて遅い速度を称する。
ステップS552:水彩画の背景の左上隅部に装飾図柄の左列を停止表示し、水彩画の背景の右上隅部に装飾図柄の右列を停止表示する。これら装飾図柄の左列および右列は設定結果で停止表示されるものであり、ステップS521のリーチの発生状態に比べて小さなサイズで縮小表示される(図36のa参照)。
ステップS553:装飾図柄の中列を低速変動状態から変動停止させる(図36のb参照)。この中列の変動停止は演出制御回路70の設定結果で行われるものであり、装飾図柄は3列が同一な大当りの組合せで停止表示される。
ステップS554:水彩画の背景の前方に装飾図柄の左列と中列と右列を同一サイズで同時に停止表示する(図36のc参照)。
ビデオデータV3−2はビデオデータV3−1と同一の図35の処理手順で再生されるものである。このビデオデータV3−2は演出パターンコマンドP3−2に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP3−2には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV3−2の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する外れリーチの組合せに設定されており、図30の(f)および(g)に示すように、ウィンド演出では「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示され、図36に示すように、ウィンド演出後には装飾図柄が大当りの組合せで停止表示される。
ビデオデータV10−1はビデオデータV3−1と同一の図35の処理手順で再生されるものである。このビデオデータV10−1は演出パターンコマンドP10−1に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP10−1には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV10−1の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果とは相違する外れリーチの組合せに設定されており、図30の(f)および(g)に示すように、ウィンド演出では「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示され、ウィンド演出後には、図37に示すように、装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示される。
図38は図柄制御回路80のVDP84がビデオデータV4−1を再生するときの処理内容を示している。このビデオデータV4−1は、図28の(b)に示すように、水彩画の背景の前方で装飾図柄の3列を同時に変動開始し、図28の(f)および(g)に示すように、ウィンド演出で「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄を大当りの組合せで変動停止させるものである。このビデオデータV4−1の再生処理はステップS511〜ステップS518がビデオデータV1−1と同一であり、ステップS518以後がビデオデータV1−1と相違する。以下、ステップS518以後の処理内容について説明する。
ステップS561:「ウインド」の絵柄112を消去し、「ウィンド」の絵柄112内で停止表示されている仮装飾図柄の左列と中列と右列を水彩画の背景の前方に停止表示する(図39のa参照)。このビデオデータV4−1の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果と同種の数字で大当りの組合せに設定されており、ステップS518では「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果と同種の数字で大当りの組合せで停止表示され、ステップS561では仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果と同種の大当りの組合せで水彩画の背景の前方に表示される。
ステップS562:仮装飾図柄の左列と中列と右列を拡大表示する(図39のb参照)。この状態では装飾図柄が大当りの組合せで停止表示される。即ち、「ウィンド」の絵柄112が消去された後には装飾図柄の3列が変動表示されることなく、仮装飾図柄がそのままの組合せで拡大されて停止表示とされる。
ビデオデータV11−1はビデオデータV4−1と同一の図38の処理手順で再生されるものである。このビデオデータV11−1は演出パターンコマンドP11−1に基いて選択されるものであり、演出パターンコマンドP11−1には、図26に示すように、ウィンド演出情報として外れリーチが添付されている。このビデオデータV11−1の再生時には仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果と同一の外れリーチの組合せに設定されており、ウィンド演出では、図30の(f)および(g)に示すように、「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄が装飾図柄の設定結果と同一数字の外れリーチの組合せで停止表示され、図40に示すように、ウィンド演出後に仮装飾図柄が拡大されることに基いて装飾図柄の設定結果と同一の外れリーチの組合せで停止表示される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
外れ用の所定のビデオデータV8−1およびV9−1が選択されたときには装飾図柄表示器34の表示領域内に装飾図柄が変動表示され、装飾図柄の3列の変動状態で「ウィンド」の絵柄112が表示される。そして、「ウインド」の絵柄112内に仮装飾図柄がリーチ状態で表示され、外れリーチの組合せで変動停止する。次に仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112が消去され、装飾図柄がリーチ状態になった後に外れリーチの組合せで変動停止する。
大当り用の所定のビデオデータV1−1およびV2−1が選択されたときには装飾図柄表示器34の表示領域内に装飾図柄が変動表示され、装飾図柄の3列の変動状態で「ウィンド」の絵柄112が表示される。そして、「ウインド」の絵柄112内に仮装飾図柄がリーチ状態で表示され、大当りの組合せで変動停止する。次に仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112が消去され、装飾図柄がリーチ状態になった後に大当りの組合せで変動停止する。
大当り用の所定のビデオデータV1−2およびV2−2が選択されたときには装飾図柄表示器34の表示領域内に装飾図柄が変動表示され、装飾図柄の3列の変動状態で「ウィンド」の絵柄112が表示される。そして、「ウインド」の絵柄112内に仮装飾図柄がリーチ状態で表示され、外れリーチの組合せで変動停止する。次に仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112が消去され、装飾図柄がリーチ状態になった後に大当りの組合せで変動停止する。
外れ用の所定のビデオデータV8−1およびV9−1・大当り用の所定のビデオデータV1−1およびV2−1・大当り用の所定のビデオデータV1−2およびV2−2のいずれが選択されたときでも仮装飾図柄が変動状態および変動停止状態で順に表示されることに基いて大当りの第1回目の抽選が行われたような予告演出が映像的に演出され、装飾図柄が変動状態および変動停止状態で順に表示されることに基いて大当りの第2回目の抽選が行われたように映像的に演出される。従って、装飾図柄がどのような組合せで変動停止するかを見る楽しみに加えて仮装飾図柄がどのような組合せで変動停止するかを見る楽しみが加わるので、遊技の興趣が高まる。しかも、仮装飾図柄が大当りの組合せで変動停止したときには装飾図柄が必ず大当りの組合せで変動停止するので、装飾図柄が大当りの組合せとなることを期待する遊技者の期待感を裏切ることがない利点がある。さらに、仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止しても装飾図柄が大当りの組合せで変動停止する可能性が残るので、装飾図柄の最終の中列が変動停止するまで遊技者の興趣が継続する利点もある。
大当り用の別の所定の変動パターンP4に基いて大当り用の別の所定のビデオデータV4―1が選択された場合および外れ用の別の所定の変動パターンP11に基いて外れ用の別の所定のビデオデータV11−1が選択された場合には「ウインド」の絵柄112内に仮装飾図柄を装飾図柄の設定結果と同種のもので停止表示し、装飾図柄の設定結果と同種のものでリーチを発生させた。そして、仮装飾図柄の中列を装飾図柄の設定結果と同種のもので変動停止させ、「ウィンド」の絵柄112を消去し、仮装飾図柄を装飾図柄として拡大表示した。このため、ウィンド演出後に装飾図柄をリーチ状態で表示して変動停止させる必要がなくなるので、変動表示時間を短縮することができる。
上記実施例1においては、ウィンド演出で「ウィンド」の絵柄112内に仮装飾図柄を当初からリーチ状態で表示したが、これに限定されるものではなく、例えば3列の変動状態で表示しても良い。この場合、仮装飾図柄の左列および右列を順に設定結果で変動停止させることに基いてリーチ状態にし、中列を最後にリーチ状態で変動停止させると良い。
上記実施例1においては、ウィンド演出を装飾図柄の3列の変動状態で発生させたが、これに限定されるものではなく、例えば装飾図柄の左列を設定結果で変動停止させた直後に発生させても良い。要は装飾図柄の左列および右列の双方が変動停止するリーチ前に発生させれば良い。
上記実施例1においては、仮装飾図柄の中列を変動停止させた後に仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112を消去し、仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112を消去した後に装飾図柄の左列を変動停止させたが、これに限定されるものではなく、例えば仮装飾図柄の中列を変動停止させた後に装飾図柄の左列を変動停止させ、装飾図柄の左列を変動停止させた後に仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112を消去しても良い。要は装飾図柄をリーチ状態にする前に仮装飾図柄および「ウィンド」の絵柄112を消去すれば良い。
上記実施例1においては、変動パターンコマンドP3に対して演出パターンコマンドP3−1およびP3−2を設定したが、これに限定されるものではなく、例えば演出パターンコマンドP3−1だけを設定しても良い。この構成の場合、メイン制御回路50が変動パターンP3を設定したときには演出制御回路70がランダムカウンタR13の取得結果に拘らず演出パターンコマンドP3−1を選択するので、図柄制御回路80がビデオデータV3−1を再生するようになる。このため、ウィンド演出で仮装飾図柄の3列が大当りの組合せで停止表示されたときにはノーマル演出で装飾図柄の3列が必ず大当りの組合せで停止表示される。従って、ウィンド演出後に装飾図柄をリーチ状態で表示したときに風呂演出や求婚演出等のリーチアクションを発生させる必要がなくなるので、変動表示時間を短縮することができる。
上記実施例1においては、変動パターンコマンドP1に対して演出パターンコマンドP1−1およびP1−2を設定し、変動パターンコマンドP2に対して演出パターンコマンドP2−1およびP2−2を設定し、変動パターンコマンドP3に対して演出パターンコマンドP3−1およびP3−2を設定したが、これに限定されるものではなく、例えば変動パターンコマンドP1に対して演出パターンコマンドP1−2だけを設定し、変動パターンコマンドP2に対して演出パターンコマンドP2−2だけを設定し、変動パターンコマンドP3に対して演出パターンコマンドP3−1だけを設定しても良い。この構成の場合、メイン制御回路50が変動パターンP1を設定したときには演出制御回路70がランダムカウンタR13の取得結果に拘らず演出パターンコマンドP1−2を選択するので、図柄制御回路80がビデオデータV1−2を再生する。このため、ウィンド演出で仮装飾図柄の3列が外れリーチの組合せで停止表示され、風呂演出で装飾図柄の3列が大当りの組合せで停止表示される。また、メイン制御回路50が変動パターンP2を設定したときには演出制御回路70がランダムカウンタR13の取得結果に拘らず演出パターンコマンドP2−2を選択するので、図柄制御回路80がビデオデータV2−2を再生する。このため、ウィンド演出で仮装飾図柄の3列が外れリーチの組合せで停止表示され、求婚演出で装飾図柄の3列が大当りの組合せで停止表示される。また、メイン制御回路50が変動パターンP3を設定したときには演出制御回路70がランダムカウンタR13の取得結果に拘らず演出パターンコマンドP3−1を選択するので、図柄制御回路80がビデオデータV3−1を再生する。このため、ウィンド演出で仮装飾図柄の3列が大当りの組合せで停止表示され、ノーマル演出で装飾図柄の3列が大当りの組合せで停止表示される。従って、ウィンド演出で仮装飾図柄が大当りの組合せで停止表示されたときには装飾図柄がリーチ状態で表示された後に必ずノーマル演出が発生し、装飾図柄が必ず大当りの組合せで停止表示されるので、短い変動表示時間で遊技者の期待を裏切ることなく大当りを発生させることができる。しかも、ウィンド演出で仮装飾図柄が外れリーチの組合せで停止表示されたときでも装飾図柄が大当りの組合せで停止表示される可能性が残るので、大当りの発生を最後まで期待して待つことができる。
上記実施例1には特許請求の範囲に記載された発明に加えて次の[発明]が記載されている。
[発明]
7)動画データ再生手段が次の7−11)の第11の制御〜7−16)の第16の制御を行うことを特徴とする遊技機。これら7−11)の第11の制御〜7−16)の第16の制御は動画データ選択手段が大当り用の別の所定の可変情報に基いて大当り用の別の所定の動画データを選択した場合および外れ用の別の所定の可変情報に基いて外れ用の別の所定の動画データを選択した場合に行われるものである。
7−11)複数の識別図柄を図柄表示器の表示領域内に可変表示する第11の制御を行う。
7−12)複数の識別図柄を図柄表示器の表示領域内に可変表示した後に図柄表示器の表示領域内に当該表示領域に対して区画されたウィンドを表示する第12の制御を行う。
7−13)複数の予告図柄のうち残りの予告図柄を識別図柄の設定結果と同種のもので停止表示した状態で最終の予告図柄を可変表示する第1のリーチ演出をウィンド内に発生させる第13の制御を行う。
7−14)第1のリーチ演出で最終の予告図柄を識別図柄の設定結果と同種のもので停止表示する第14の制御を行う。
7−15)第1のリーチ演出で最終の予告図柄を停止表示した後にウィンドを消去する第15の制御を行う。
7−16)ウィンドを消去した後に複数の予告図柄を識別図柄として拡大表示する第16の制御を行う。
実施例1を示す図(aは遊技機の全体構成を示す前面図、bは側面図) 遊技盤を示す前面図 電気的構成を示すブロック図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路の入力処理を示すフローチャート メイン制御回路のデータ取得処理を示すフローチャート メイン制御回路の保留データエリアを示す図 メイン制御回路の大当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動パターン設定処理を示すフローチャート 大当り用の変動パターンを選択するための制御データを示す図(メイン制御回路の記録内容を示す図) 外れリーチ用の変動パターンを選択するための制御データを示す図(メイン制御回路の記録内容を示す図) メイン制御回路の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動停止処理を示すフローチャート 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路のINT割込処理を示すフローチャート コマンドとコマンド処理フラグとの関係を示す図 演出制御回路のカウンタ更新処理を示すフローチャート ランダムカウンタの加算内容を説明するための図 演出制御回路のコマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の当落コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の変動パターンコマンド処理を示すフローチャート 演出パターンコマンドを選択するための制御データを示す図(演出制御回路の記録内容を示す図) 大当り用のビデオデータを選択するための制御データを示す図(図柄制御回路の記録内容を示す図) 外れ用のビデオデータを選択するための制御データを示す図(図柄制御回路の記録内容を示す図) 図柄制御回路の仮装飾図柄設定処理を示すフローチャート ウィンド演出情報を選択するための制御データを示す図(図柄制御回路の記録内容を示す図) 図柄制御回路のビデオデータ再生処理を示すフローチャート ビデオデータの再生結果を示す図(ウィンド演出を示す図) ビデオデータの再生結果を示す図(大当り用の風呂演出を示す図) ビデオデータの再生結果を示す図(ウィンド演出を示す図) ビデオデータの再生結果を示す図(外れ用の風呂演出を示す図) 図柄制御回路のビデオデータ再生処理を示すフローチャート ビデオデータの再生結果を示す図(大当り用の求婚演出を示す図) ビデオデータの再生結果を示す図(外れ用の求婚演出を示す図) 図柄制御回路のビデオデータ再生処理を示すフローチャート ビデオデータの再生結果を示す図(大当り用のノーマル演出を示す図) ビデオデータの再生結果を示す図(外れ用のノーマル演出を示す図) 図柄制御回路のビデオデータ再生処理を示すフローチャート ビデオデータの再生結果を示す図(大当り用の時短演出を示す図) ビデオデータの再生結果を示す図(外れ用の時短演出を示す図)
符号の説明
24は特別図柄始動口、27は大入賞口、33は特別図柄表示器、34は装飾図柄表示器、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、80は図柄制御回路を示している。

Claims (1)

  1. 一定周期で乱数値を更新する乱数更新手段と、
    遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力する始動口センサと、
    前記始動口センサから始動信号が出力されることに基いて前記乱数値の更新結果を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定する当落判定手段と、
    前記当落判定手段が前記大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択し、前記当落判定手段が前記外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択する可変情報選択手段と、
    複数の動画データのうちから前記可変情報選択手段の選択結果に応じたものを選択する動画データ選択手段と、
    前記動画データ選択手段の選択結果に応じた動画データを再生することに基いて図柄表示器に前記動画データ選択手段の選択結果に応じた映像を発生させ、前記動画データ選択手段の選択結果に応じた映像の前方に複数の識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像を発生させる動画データ再生手段と、
    前記大当りおよび前記外れを予告する複数の予告図柄を設定する予告図柄設定手段とを備え、
    前記予告図柄設定手段は、
    前記可変情報選択手段が大当り用の所定の可変情報を選択したときには、前記複数の予告図柄を予め決められた大当りの組合せに設定する制御および停止順序が最終の予告図柄を除く残りの予告図柄の可変停止状態で大当りの組合せになる可能性を有し最終の予告図柄の可変停止状態で大当りの組合せにならない外れリーチの組合せに設定する制御を選択的に行い、
    前記可変情報選択手段が外れ用の所定の可変情報を選択したときには、前記複数の予告図柄を前記外れリーチの組合せに設定する制御を行うものであり、
    前記動画データ再生手段は、
    前記動画データ選択手段が大当り用の所定の可変情報に基いて大当り用の所定の動画データを選択したときには、
    前記複数の識別図柄の可変表示を前記図柄表示器の表示領域内に開始する第1の制御と、
    前記複数の識別図柄の可変表示を開始した場合に前記複数の識別図柄を前記識別図柄を通して前記動画データ選択手段の選択結果に応じた後方の映像が認識可能となる半透明化し、前記複数の識別図柄の可変表示を当該半透明化した状態で行う第2の制御と、
    前記複数の識別図柄を半透明化した場合に前記複数の識別図柄の前方に前記図柄表示器の表示領域に対して区画されたウィンドを表示する第の制御と、
    前記複数の予告図柄のうち前記残りの予告図柄を前記予告図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示した状態で前記最終の予告図柄を可変表示する第1のリーチ演出を前記ウィンド内に発生させる第の制御と、
    前記第1のリーチ演出で前記最終の予告図柄を前記予告図柄設定手段の設定結果に応じたもので停止表示する第の制御と、
    前記第1のリーチ演出で前記最終の予告図柄を停止表示した後に前記複数の予告図柄および前記ウィンドを消去し、前記図柄表示器の表示内容を前記複数の識別図柄が可変表示された状態にするの制御と、
    前記図柄表示器の表示内容を前記複数の識別図柄が可変表示された状態にした場合に前記複数の識別図柄のうち停止順序が最終の識別図柄を除く残りの識別図柄を停止表示することで前記複数の識別図柄を次の1)リーチの組合せとする第2のリーチ演出を発生させる第の制御と、
    1)前記残りの識別図柄が停止表示され且つ前記最終の識別図柄が可変表示された状態であって、前記最終の識別図柄が停止表示された場合に予め決められた大当りの組合せとなる可能性を有するリーチの組合せ
    前記第2のリーチ演出で前記複数の識別図柄を前記リーチの組合せとした場合に前記最終の識別図柄を前記複数の識別図柄が前記大当りの組合せとなるように停止表示する第の制御を行い、
    前記動画データ選択手段が外れ用の所定の可変情報に基いて外れ用の所定の動画データを選択したときには、
    前記第1の制御から前記第の制御を行った後に前記第の制御に換えて、前記第2のリーチ演出で前記複数の識別図柄を前記リーチの組合せとした場合に前記最終の識別図柄を前記複数の識別図柄が前記大当りの組合せとならないように停止表示する第の制御を行うことを特徴とする遊技機。
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