JP2012217841A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012217841A JP2012217841A JP2011195862A JP2011195862A JP2012217841A JP 2012217841 A JP2012217841 A JP 2012217841A JP 2011195862 A JP2011195862 A JP 2011195862A JP 2011195862 A JP2011195862 A JP 2011195862A JP 2012217841 A JP2012217841 A JP 2012217841A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- symbol
- control
- displayed
- control circuit
- final stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【課題】大当りか外れかを遊技者が認識し易く、遊技の興趣を高めることができる遊技機とする。
【解決手段】遊技機において、動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り又は外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときに、変動表示後にリーチ状態を表示するAの制御と、最終停止図柄113を半透明にさせるBの制御と、絵柄組合せゲームを行うキャラクタ121が絵柄122を取得する動作を行う第1の背景120を表示するCの制御と、その背景を表示中に大当たりを報知する組合せとなる最終停止図柄をリーチライン114上で半透明の状態のまま表示させるDの制御と、最終停止図柄と第1の背景を消去するEの制御と、消去後キャラクタが取得した絵柄として大当たりを報知する組合せとなる最終停止図柄と略同一又はそれとは異なる絵柄131,141をリーチライン上に表示するF又はHの制御を行う。
【選択図】図25
【解決手段】遊技機において、動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り又は外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときに、変動表示後にリーチ状態を表示するAの制御と、最終停止図柄113を半透明にさせるBの制御と、絵柄組合せゲームを行うキャラクタ121が絵柄122を取得する動作を行う第1の背景120を表示するCの制御と、その背景を表示中に大当たりを報知する組合せとなる最終停止図柄をリーチライン114上で半透明の状態のまま表示させるDの制御と、最終停止図柄と第1の背景を消去するEの制御と、消去後キャラクタが取得した絵柄として大当たりを報知する組合せとなる最終停止図柄と略同一又はそれとは異なる絵柄131,141をリーチライン上に表示するF又はHの制御を行う。
【選択図】図25
Description
本発明は遊技機に関し、特に、遊技球が始動口に入賞することに基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定する構成の遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機等の遊技機には、図柄表示器に複数の数字図柄を可変状態で表示した後に、大当りおよび外れの判定結果に応じた組合せで停止表示する構成のものがある。このような遊技機の所謂リーチ状態では、停止順序が最終の数字図柄だけが可変表示され、最終の数字図柄が停止することにより予め定められた大当りの組合せや外れの組合せを報知し、大当りか外れかを遊技者に知らせるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記したような遊技機では、所謂リーチ状態における表示演出は数字図柄が変動するだけであり、遊技における表示演出が単調となる虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、大当りか外れかを遊技者が認識し易く、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技機は、1)乱数更新手段,2)始動口センサ,3)乱数取得手段,4)当落判定手段,5)可変情報選択手段,6)動画データ選択手段,7)動画データ再生手段を備え、7)動画データ再生手段が7−1)のAの制御〜7−9)のIの制御を行うところに特徴を有している。
1)乱数更新手段は、一定周期で乱数値を更新するものである。図4のステップS5は乱数更新手段の一例であり、ステップS5の乱数更新手段が更新するランダムカウンタR3は乱数値に相当する。
2)始動口センサは、遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力するものである。図3の特別図柄始動センサ25は始動口センサの一例であり、図2の特別図柄始動口24は始動口の一例であり、特別図柄始動センサ25が出力する特別図柄始動信号は始動信号に相当する。
3)乱数取得手段は、始動口センサから始動信号が出力されることに基いて乱数値の更新結果を取得するものであり、図4のステップS6は乱数取得手段の一例である。
4)当落判定手段は、乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものである。図8のステップS42は当落判定手段の一例であり、図2の大入賞口27は可変入賞口の一例である。
5)可変情報選択手段は、当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択し、当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択するものであり、図4のステップS8は可変情報選択手段の一例である。図10の変動パターンP1〜P4はステップS8の可変情報選択手段が大当りの判定時に選択する大当り用の複数の可変情報に相当し、図11の変動パターンP5〜P8および変動パターンP9はステップS8の可変情報選択手段が外れの判定時に選択する外れ用の複数の可変情報に相当する。
6)動画データ選択手段は、複数の動画データのうちから可変情報選択手段の選択結果に応じたものを選択するものである。図3の図柄制御回路80は動画データ選択手段の一例であり、図23のビデオデータV1−1〜V9−2は動画データ選択手段が可変情報に基いて選択する動画データに相当するものである。
7)動画データ再生手段は、動画データの選択結果を再生することに基いて図柄表示器に動画データの選択結果に応じた映像を発生させるものである。図3の図柄制御回路80は動画データ再生手段の一例であり、図2の装飾図柄表示器34は図柄表示器の一例であり、図25〜図26は動画データの再生結果の一例を示している。この動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには7−1)のAの制御〜7−7)のGの制御を行い、動画データ選択手段が外れリーチ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには7−6)のFの制御〜7−7)のGの制御に換えて7−8)のHの制御〜7−9)のIの制御を行うものである。図10の変動パターンP1は大当り用の可変情報に相当するものであり、図23のビデオデータV1−1及びV1−2は大当り用の可変情報に基いて選択される動画データに相当する。図11の変動パターンP5は外れ用の可変情報に相当するものであり、図23のビデオデータV5−1及びV5−2は外れ用の可変情報に基いて選択される動画データに相当するものである。
7−1)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、図柄表示器に表示される複数列の図柄を変動表示させた後に、最終停止図柄以外の列の図柄が大当りを報知する所定の組合せの一部を構成する状態で停止表示されてリーチラインを形成すると共に前記最終停止図柄が変動表示されるリーチ状態を表示するAの制御を行う。図25の(a)〜(e)はAの制御で表示される映像の一例を示すものであり、左図柄111と右図柄112と中図柄113が複数列の図柄に相当し、このうち中図柄113が最終停止図柄に相当する。また、図24のステップS501はAの制御に相当するものである。
7−2)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Aの制御でリーチ状態が表示された後、前記リーチラインの位置を移動させずに、前記最終停止図柄を半透明にして変動表示させるBの制御を行う。図25の(e),(f)はBの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図24のステップS502はBの制御に相当するものである。
7−3)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Bの制御で前記最終停止図柄を半透明にした状態の図柄表示器の背景に、前記図柄と略同一の絵柄を含む複数の絵柄を組み合わせる絵柄組合せゲームを行うキャラクタが当該絵柄を手元に取得する動作を行う第1の背景を表示するCの制御を行う。図25の(f),(g),図26の(h)はCの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図25の(f),(g),図26の(h)の麻雀牌122は絵柄の一例である。また、実施の形態における麻雀ゲームは絵柄組合せゲームの一例である。また、図24のステップS503はCの制御に相当するものである。
7−4)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Cの制御で前記第1の背景を表示している間に、前記Bの制御で半透明にして変動表示されている前記最終停止図柄のうち、前記リーチライン上に停止表示されている図柄と大当たりを報知する組合せとなる図柄を前記リーチライン上で半透明の状態のまま表示させるDの制御を行う。図25の(f),(g),図26の(h)はDの制御で表示される映像の一例であり、図24のステップS504,S505はDの制御に相当するものである。
7−5)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Dの制御で表示させた前記最終停止図柄と、前記Cの制御により表示している前記第1の背景の双方を消去するEの制御を行う。図24のステップS506はEの制御に相当するものである。
7−6)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Eの制御で前記最終停止図柄と前記第1の背景を消去した後、前記キャラクタが取得した前記絵柄として、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄と略同一の前記絵柄を、前記リーチライン上に表示する第2の背景の表示を行うFの制御を行う。図26の(i)はFの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図24のステップS507はFの制御に相当するものである。
7−7)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Fの制御で表示した前記第2の背景を消去し、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄を停止表示させるGの制御を行う。図26の(j)はGの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図24のステップS508はGの制御に相当するものである。
7−8)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Aの制御から前記Eの制御を行い、前記Eの制御で前記最終停止図柄と前記第1の背景を消去した後、前記キャラクタが取得した前記絵柄として、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄と略同一の前記絵柄とは異なる前記絵柄を、前記リーチライン上に表示する第3の背景の表示を行うHの制御を行う。図26の(k)はHの制御で表示される映像の一例を示すものである。
7−9)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Hの制御で表示した前記第3の背景を消去し、外れを報知する組合せとなる前記最終停止図柄を停止表示させるIの制御を行う。図26の(l)は第10の制御で表示される映像の一例を示すものである。
1)乱数更新手段は、一定周期で乱数値を更新するものである。図4のステップS5は乱数更新手段の一例であり、ステップS5の乱数更新手段が更新するランダムカウンタR3は乱数値に相当する。
2)始動口センサは、遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力するものである。図3の特別図柄始動センサ25は始動口センサの一例であり、図2の特別図柄始動口24は始動口の一例であり、特別図柄始動センサ25が出力する特別図柄始動信号は始動信号に相当する。
3)乱数取得手段は、始動口センサから始動信号が出力されることに基いて乱数値の更新結果を取得するものであり、図4のステップS6は乱数取得手段の一例である。
4)当落判定手段は、乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものである。図8のステップS42は当落判定手段の一例であり、図2の大入賞口27は可変入賞口の一例である。
5)可変情報選択手段は、当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択し、当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択するものであり、図4のステップS8は可変情報選択手段の一例である。図10の変動パターンP1〜P4はステップS8の可変情報選択手段が大当りの判定時に選択する大当り用の複数の可変情報に相当し、図11の変動パターンP5〜P8および変動パターンP9はステップS8の可変情報選択手段が外れの判定時に選択する外れ用の複数の可変情報に相当する。
6)動画データ選択手段は、複数の動画データのうちから可変情報選択手段の選択結果に応じたものを選択するものである。図3の図柄制御回路80は動画データ選択手段の一例であり、図23のビデオデータV1−1〜V9−2は動画データ選択手段が可変情報に基いて選択する動画データに相当するものである。
7)動画データ再生手段は、動画データの選択結果を再生することに基いて図柄表示器に動画データの選択結果に応じた映像を発生させるものである。図3の図柄制御回路80は動画データ再生手段の一例であり、図2の装飾図柄表示器34は図柄表示器の一例であり、図25〜図26は動画データの再生結果の一例を示している。この動画データ再生手段は動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには7−1)のAの制御〜7−7)のGの制御を行い、動画データ選択手段が外れリーチ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには7−6)のFの制御〜7−7)のGの制御に換えて7−8)のHの制御〜7−9)のIの制御を行うものである。図10の変動パターンP1は大当り用の可変情報に相当するものであり、図23のビデオデータV1−1及びV1−2は大当り用の可変情報に基いて選択される動画データに相当する。図11の変動パターンP5は外れ用の可変情報に相当するものであり、図23のビデオデータV5−1及びV5−2は外れ用の可変情報に基いて選択される動画データに相当するものである。
7−1)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、図柄表示器に表示される複数列の図柄を変動表示させた後に、最終停止図柄以外の列の図柄が大当りを報知する所定の組合せの一部を構成する状態で停止表示されてリーチラインを形成すると共に前記最終停止図柄が変動表示されるリーチ状態を表示するAの制御を行う。図25の(a)〜(e)はAの制御で表示される映像の一例を示すものであり、左図柄111と右図柄112と中図柄113が複数列の図柄に相当し、このうち中図柄113が最終停止図柄に相当する。また、図24のステップS501はAの制御に相当するものである。
7−2)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Aの制御でリーチ状態が表示された後、前記リーチラインの位置を移動させずに、前記最終停止図柄を半透明にして変動表示させるBの制御を行う。図25の(e),(f)はBの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図24のステップS502はBの制御に相当するものである。
7−3)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Bの制御で前記最終停止図柄を半透明にした状態の図柄表示器の背景に、前記図柄と略同一の絵柄を含む複数の絵柄を組み合わせる絵柄組合せゲームを行うキャラクタが当該絵柄を手元に取得する動作を行う第1の背景を表示するCの制御を行う。図25の(f),(g),図26の(h)はCの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図25の(f),(g),図26の(h)の麻雀牌122は絵柄の一例である。また、実施の形態における麻雀ゲームは絵柄組合せゲームの一例である。また、図24のステップS503はCの制御に相当するものである。
7−4)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Cの制御で前記第1の背景を表示している間に、前記Bの制御で半透明にして変動表示されている前記最終停止図柄のうち、前記リーチライン上に停止表示されている図柄と大当たりを報知する組合せとなる図柄を前記リーチライン上で半透明の状態のまま表示させるDの制御を行う。図25の(f),(g),図26の(h)はDの制御で表示される映像の一例であり、図24のステップS504,S505はDの制御に相当するものである。
7−5)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Dの制御で表示させた前記最終停止図柄と、前記Cの制御により表示している前記第1の背景の双方を消去するEの制御を行う。図24のステップS506はEの制御に相当するものである。
7−6)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Eの制御で前記最終停止図柄と前記第1の背景を消去した後、前記キャラクタが取得した前記絵柄として、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄と略同一の前記絵柄を、前記リーチライン上に表示する第2の背景の表示を行うFの制御を行う。図26の(i)はFの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図24のステップS507はFの制御に相当するものである。
7−7)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Fの制御で表示した前記第2の背景を消去し、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄を停止表示させるGの制御を行う。図26の(j)はGの制御で表示される映像の一例を示すものであり、図24のステップS508はGの制御に相当するものである。
7−8)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Aの制御から前記Eの制御を行い、前記Eの制御で前記最終停止図柄と前記第1の背景を消去した後、前記キャラクタが取得した前記絵柄として、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄と略同一の前記絵柄とは異なる前記絵柄を、前記リーチライン上に表示する第3の背景の表示を行うHの制御を行う。図26の(k)はHの制御で表示される映像の一例を示すものである。
7−9)動画データ再生手段は、動画データ選択手段が外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、前記Hの制御で表示した前記第3の背景を消去し、外れを報知する組合せとなる前記最終停止図柄を停止表示させるIの制御を行う。図26の(l)は第10の制御で表示される映像の一例を示すものである。
以下、本発明の実施の形態における遊技機について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施の形態では、遊技機としてパチンコ遊技機を例に説明している。
1.機械的構成の説明
1.機械的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。
下皿板3の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が回動可能に装着されている。この発射ハンドル8の後方には発射モータ9が固定されており、発射モータ9の回転軸には打球槌10が連結されている。この発射モータ9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射モータ9に駆動電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿6内の遊技球を上皿6内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部に位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する遊技音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には両スピーカ14間に位置してランプカバー16が固定されており、ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、ランプカバー16は電飾LED17が発光することに基いて後方から照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13などの透明板により前方から覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20間には発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が打込まれており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた円形領域(発射通路21の残余領域)を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には上面が開口するポケット状の特別図柄始動口24が固定されている。この特別図柄始動口24内には近接スイッチからなる特別図柄始動センサ25(図3参照)が固定されており、特別図柄始動センサ25は特別図柄始動口24内に遊技球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。この特別図柄始動口24は始動口に相当し、特別図柄始動センサ25は始動口センサに相当するものであり、特別図柄始動センサ25から出力される特別図柄始動信号は始動信号に相当する。
遊技領域22内には、図2に示すように、入賞口台板26が固定されており、入賞口台板26には前面が開口する四角筒状の大入賞口27が固定されている。この大入賞口27内には近接スイッチからなるカウントセンサ28(図3参照)が固定されており、カウントセンサ28は遊技球が大入賞口27内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。この大入賞口27は可変入賞口に相当するものである。
入賞口台板26には、図2に示すように、扉29が下端部の水平な軸30を中心に回動可能に装着されている。この扉30は大入賞口ソレノイド31(図3参照)のプランジャに連結されており、大入賞口ソレノイド31は扉29を垂直状態に回動操作することに基づいて大入賞口27の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、扉29を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて大入賞口27の前面を遊技球が入賞可能に開放する。即ち、大入賞口27は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に切換わるものである。
遊技領域22内には、図2に示すように、表示台板32が固定されており、表示台板32には特別図柄表示器33が固定されている。この特別図柄表示器33はLED表示器から構成されたものであり、特別図柄表示器33には大当り図柄として「7」が表示され、外れ図柄として「−」が表示される。これら大当り図柄「7」および外れ図柄「−」は特別図柄に相当するものであり、遊技者には特別図柄表示器33に大当り図柄「7」が表示されることに基いて大当りが報知され、外れ図柄「−」が表示されることに基いて外れが報知される。
表示台板32には図柄表示器に相当する装飾図柄表示器34が固定されている。この装飾図柄表示器34は特別図柄表示器33に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、装飾図柄表示器34には装飾図柄が表示される。この装飾図柄は特別図柄の種類が決まる様子を映像的に演出する3列の数字図柄からなるものであり、各列の数字図柄は装飾図柄の図柄要素に相当する。
2.電気的構成の説明
2.電気的構成の説明
図3のメイン制御回路50はゲーム内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基いて制御動作を実行する。このメイン制御回路50は乱数更新手段と乱数取得手段と当落判定手段と可変情報選択手段に相当する。
入力回路54は特別図柄始動センサ25からの特別図柄始動信号およびカウントセンサ28からのカウント信号を波形成形してメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は入力回路54からの特別図柄始動信号およびカウント信号のいずれかを検出することに基いて賞球コマンドを設定する。タイマ回路55はメイン制御回路50に定期的(具体的には4msec毎)にパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路50はタイマ回路55からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
ソレノイド回路56は大入賞口ソレノイド31を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路56を駆動制御することに基いて大入賞口27の扉29を開閉操作する。LED回路57は特別図柄表示器33に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路57を駆動制御することに基いて特別図柄表示器33の表示内容を制御する。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この払出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよび制御データに基いて遊技球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出することに基いて駆動信号を設定する。
モータ回路64は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60からの駆動信号に基いてステッピングモータ65に駆動用のパルス信号を与える。このステッピングモータ65は遊技球を上皿6内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿6内にはステッピングモータ65が駆動することに基いて賞球コマンドに応じた個数の賞品球が払出される。
演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を総括的に制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データに基いて処理動作を実行する。この演出制御回路70はメイン制御回路50からコマンドが送信されるものであり、メイン制御回路50からのコマンドを検出することに基いてコマンドを設定する。タイマ回路74は演出制御回路70に定期的(具体的には4msec毎)にパルス信号を出力するものであり、演出制御回路70はタイマ回路74からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
図柄制御回路80はCPU81とROM82とRAM83とVDP84とVROM85とVRAM86を有している。この図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのコマンドに基いて制御データを設定し、制御データの設定結果に応じたビデオデータの選択をVDP84に指示するものであり、VDP84は指示内容に応じたビデオデータをVROM85から選択し、ビデオデータの選択結果に基いて表示信号を生成する。このVDP84は表示信号の設定結果をLCD回路87に送信するものであり、LCD回路87はVDP84からの表示信号に応じた映像を装飾図柄表示器34に表示する。これらCPU81およびVDP84の一連の動作はROM82に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM83およびVRAM85はCPU81およびVDP84のワークメモリとして機能する。この図柄制御回路80は動画データ選択手段と動画データ再生手段に相当する。
音制御回路90はCPU91とROM92とRAM93を有している。この音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのコマンドに応じた音データをROM92から選択し、音データの選択結果に基いて音信号を生成してスピーカ回路94に送信するものであり、スピーカ回路94は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU91の一連の動作はROM92に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM93はCPU91のワークメモリとして機能する。
電飾制御回路100はCPU101とROM102とRAM103を有している。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた電飾データをROM102から選択し、電飾データの選択結果に基いて電飾信号を生成してLED回路104に送信するものであり、LED回路104は電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。このCPU101の一連の動作はROM102に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM103はCPU101のワークメモリとして機能する。
3.遊技機能の説明
3−1.特別図柄遊技機能
3.遊技機能の説明
3−1.特別図柄遊技機能
遊技者が上皿6内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が特別図柄始動口24内に入賞すると、賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿6内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器33に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、特別図柄の変動停止状態での種類によって遊技者に大当りおよび外れを報知するものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
特別図柄表示器33には「7」および「―」のいずれかの特別図柄が静止状態で表示されており、遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞すると、特別図柄が変動開始する。この変動とは特別図柄の種類が変化することを称するものであり、特別図柄の変化順序は「7」→「−」→「7」→・・の交互に設定されている。この特別図柄は「7」で変動停止することに基いて遊技者に大当りを報知し、「―」で変動停止することに基いて遊技者に外れを報知するものであり、その変動開始から変動停止に至る所要時間を特別図柄の変動表示時間と称する。
3−2.大当り遊技機能
3−2.大当り遊技機能
特別図柄表示器33に大当り図柄が停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口27を開放し、大入賞口27内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、大入賞口27は上限個(10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この大入賞口27の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(15回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器34に大当りラウンド表示が行われ、大当りラウンド表示中には両スピーカ14から表示内容に連動して遊技音が出力され、複数の電飾LED17が表示内容に連動して発光する。
3−3.特別図柄遊技保留機能
3−3.特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
3−4.装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
3−4.装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が特別図柄始動口24内に有効に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技はビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34に動画面を表示し、両スピーカ14から動画面の表示内容に応じた遊技音を出力し、複数の電飾LED17を動画面の表示内容に応じて発光させることで組成されるものであり、装飾図柄遊技の概略は次の通りである。
装飾図柄表示器34には装飾図柄の左列の図柄要素・中列の図柄要素・右列の図柄要素として「一」〜「八」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、3列の図柄要素は特別図柄の変動開始に同期して変動開始する。この装飾図柄の変動(可変)とは各列の図柄要素が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄要素の移動方向は上から下に設定され、各列の図柄要素の変化順序は「一」→「二」→「三」…→「七」→「八」→「一」…のループ状に設定されている。
装飾図柄の3列の図柄要素は(1)左列・(2)右列・(3)中列の順序で変動停止(可変停止)するものであり、遊技者には3列の変動停止状態での組合せによって大当りおよび外れが報知される。この装飾図柄の左列の図柄要素および右列の図柄要素が同一数字で変動停止したリーチ状態では装飾図柄表示器34にリーチアクション画面が表示され、最終の中列の図柄要素が左列および右列と同一数字の目的図柄で変動停止するか否かがリーチアクション画面の進行内容に応じて暗示される。即ち、装飾図柄遊技は大当りおよび外れそのものを報知することに加え、特別図柄遊技を映像的に演出することに基いてドキドキ感およびハラハラ感等の気分的変化を遊技者に与えることを目的とするものである。
4.メイン制御回路50の内部処理
4−1.メイン処理
4.メイン制御回路50の内部処理
4−1.メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
CPU51はステップS3でタイマ割込フラグをオフすると、ステップS4の入力処理〜ステップS6のデータ取得処理を順に実行する。このステップS6のデータ取得処理を終えたときにはステップS7の大当り判定処理〜ステップS11の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基いて択一的に実行し、ステップS2でタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基いてステップS3へ移行する。尚、メイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものである。
4−2.入力処理
4−2.入力処理
CPU51は図4のステップS4の入力処理へ移行すると、図5のステップS21で入力回路54からの特別図柄始動信号の出力状態を判断する。ここで特別図柄始動信号がないことを検出したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、特別図柄始動信号があることを検出したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が特別図柄始動口24内に入賞したときには入力回路54から特別図柄始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
4−3.カウンタ更新処理
4−3.カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値に「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R3は共通の初期値「0」から異なる上限値に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算されるものであり、ランダムカウンタR1〜R3の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「248」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
4−4.データ取得処理
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「248」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
4−4.データ取得処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理を終えると、ステップS6のデータ取得処理へ移行し、図6のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグのオンを検出したときにはステップS32へ移行し、カウンタN1の計測値をROM52に記録された上限値MAX(4)と比較する。このカウンタN1は特別図柄遊技の保留回数を計測するものであり、CPU51はステップS32で「N1<MAX」を判断したときには特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達していないと判断する。そして、ステップS33へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値を取得する。
メイン制御回路50のRAM53には、図7に示すように、4個の保留データエリアE1〜E4が設定されている。これら4個の保留データエリアE1〜E4には使用順序「1」〜「4」が割付けられており、メイン制御回路50のCPU51は図6のステップS33でランダムカウンタR1〜R3の計測値を取得すると、ステップS34で未使用の保留データエリアのうち使用順序が最小のエリアにランダムカウンタR1〜R3の取得結果を格納する。例えば使用順序「1」の保留データエリアE1および使用順序「2」の保留データエリアE2の双方にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときには使用順序が最小の「3」である空欄の保留データエリアE3にランダムカウンタR1〜R3の取得結果が格納される。即ち、ランダムカウンタR1〜R3は取得された順序で保留データエリアE1〜E4に格納されるものであり、使用順序1〜4は取得順序を示す情報に相当する。
CPU51は図6のステップS34でランダムカウンタR1〜R3の取得結果を格納すると、ステップS35でカウンタN1に「1」を加算することに基いて特別図柄遊技の保留回数を更新する。
4−5.大当り判定処理
4−5.大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行し、図8のステップS41でRAM53の保留データエリアE1にランダムカウンタR1〜R3が格納されているか否かを判断する。ここで保留データエリアE1にランダムカウンタR1〜R3が格納されていることを検出すると、ステップS42で保留データエリアE1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を大当り値「7」と比較する。この大当り値「7」はメイン制御回路50のROM52に記録されたものであり、CPU51はランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と同一であることを検出したときには大当りと判定し、ステップS43で大当りフラグをオンする。また、ステップS42でランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と相違していることを検出したときには外れと判定し、ステップS44で大当りフラグをオフする。即ち、大当りは「1/249」の固定的な確率で判定されるものである。
CPU51はステップS45へ移行すると、大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオンを判断したときにはステップS46へ移行し、特別図柄「7」を設定する。また、ステップS45で大当りフラグのオフを判断したときにはステップS47へ移行し、特別図柄「−」を設定する。即ち、大当りの判定時には特別図柄「7」が設定され、外れの判定時には特別図柄「−」が設定される。
CPU51はステップS47で特別図柄「−」を設定すると、ステップS48で保留データエリアE1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、10個の外れリーチ値「0〜9」と比較する。これら外れリーチ値はメイン制御回路50のROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS48でランダムカウンタR2の検出結果が10個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを判断したときには外れリーチと判定し、ステップS49で外れリーチフラグをオンする。また、ステップS48でランダムカウンタR2の検出結果が10個の外れリーチ値のいずれとも相違していることを判断したときには完全外れと判定し、ステップS50で外れリーチフラグをオフする。
CPU51はステップS51へ移行すると、下記(1)〜(3)に示すように、当落コマンドを設定する。そして、ステップS52で当落コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS53でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。(1)大当りフラグがオンされているときには当落コマンド「大当り」を設定する。
(2)大当りフラグがオフされ、外れリーチフラグがオンされているときには当落コマンド「外れリーチ」を設定する。
(3)大当りフラグおよび外れリーチフラグの双方がオフされているときには当落コマンド「完全外れ」を設定する。
4−6.変動パターン設定処理
(2)大当りフラグがオフされ、外れリーチフラグがオンされているときには当落コマンド「外れリーチ」を設定する。
(3)大当りフラグおよび外れリーチフラグの双方がオフされているときには当落コマンド「完全外れ」を設定する。
4−6.変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行し、図9のステップS61で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオンを判断したときには直前の大当り判定処理で大当りが判定されたと判断し、ステップS62へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動パターンテーブルおよび外れリーチ用の変動パターンテーブルが記録されている。これら各変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間の相関関係を示すものであり、CPU51はステップS62へ移行したときにはROM52から大当り用の変動パターンテーブルを選択し、ステップS63へ移行する。ここで保留データエリアE1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた大当り用の変動パターンを選択する。図10は大当り用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、大当り用の変動パターンテーブルには変動パターンP1〜P4が設定されている。
CPU51は図9のステップS63で大当り用の変動パターンを選択すると、ステップS64で図10の大当り用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「10」であるときには変動パターン「P1」が選択され、変動パターンの選択結果が「P1」であるときには変動表示時間「30sec」が選択される。
CPU51は図9のステップS61で大当りフラグのオフを判断すると、直前の大当り判定処理で外れリーチまたは完全外れが判定されたと判断する。この場合にはステップS61からステップS65へ移行し、外れリーチフラグの設定状態を判断する。ここで外れリーチフラグのオンを判断したときには直前の大当り判定処理で外れリーチが判定されたと判断し、ステップS66でROM52から外れリーチ用の変動パターンテーブルを選択する。そして、ステップS67で保留データエリアE1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた外れリーチ用の変動パターンを選択する。
図11は外れリーチ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、外れリーチ用の変動パターンテーブルには変動パターンP5〜P8が設定されている。これら外れリーチ用の変動パターンP5〜P8は大当り用の変動パターンP1〜P4と演出の展開が同一な同一系統の映像を発生させるものであり、CPU51は図9のステップS67で外れリーチ用の変動パターンを選択したときにはステップS68で図11の外れリーチ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「5」であるときには変動パターン「P5」が選択され、変動パターンの選択結果が「P5」であるときには変動表示時間「28sec」が選択される。
CPU51は図9のステップS65で外れリーチフラグのオフを判断すると、直前の大当り判定処理で完全外れが判定されたと判断する。そして、ステップS69で変動パターンP9を選択し、ステップS70で変動パターンP9に応じた変動表示時間「3sec」を選択する。
CPU51は変動パターンおよび変動表示時間を選択すると、図9のステップS71で変動パターンの選択結果を変動パターンコマンドに設定する。そして、演出制御回路70に変動パターンコマンドの設定結果を送信し、ステップS72へ移行する。ここで変動表時間の選択結果をタイマT1にセットし、ステップS73でメイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。即ち、演出制御回路70には大当りと外れリーチと完全外れの判定結果に加え、変動パターンの選択結果が送信される。
4−7.特別図柄変動開始処理
4−7.特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行し、図12のステップS81でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに基いて特別図柄の変動表示を開始する。
CPU51はステップS81で特別図柄変動開始信号を出力すると、ステップS82で演出制御回路70に装飾図柄変動開始コマンドを送信する。そして、ステップS83へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動停止処理をセットする。この装飾図柄変動開始コマンドは装飾図柄遊技の開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄変動開始コマンドを受信することに基いて装飾図柄遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。4−8.特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行し、図13のステップS91でタイマT1の現在の計測値から設定値ΔT1を減算することに基いて特別図柄遊技の残り時間および装飾図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS92へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS92でタイマT1の減算結果が「0」であることを検出すると、特別図柄遊技および装飾図柄遊技の終了を判断し、ステップS93でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力する。この特別図柄変動停止信号は特別図柄の変動表示を大当り判定処理の選択結果で停止することを指示するものであり、LED回路57は特別図柄変動停止信号が与えられることに基いて特別図柄の変動表示を選択結果「7」および「−」のいずれかで停止する。
CPU51はステップS93でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力すると、ステップS94で演出制御回路70に装飾図柄変動停止コマンドを送信する。この装飾図柄変動停止コマンドは装飾図柄遊技の停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄変動停止コマンドを検出することに基いて装飾図柄遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。
CPU51はステップS94で装飾図柄変動停止コマンドを送信すると、ステップS95で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオフを検出したときにはステップS96でメイン制御フラグに大当り判定処理をセットし、大当りフラグのオンを検出したときにはステップS97でメイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
CPU51はステップS98へ移行すると、カウンタN1から「1」を減算することに基いて特別図柄遊技の保留回数を減算する。そして、ステップS99へ移行し、RAM53の保留データエリアを整理する。この処理は保留データエリアE1のランダムカウンタR1〜R3を消去し、保留データエリアE2を含んだ以後にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときにはランダムカウンタR1〜R3を使用順序が1個前の保留データエリアに移動するものであり、例えば保留データエリアE1と保留データエリアE2と保留データエリアE3にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときには保留データエリアE1のランダムカウンタR1〜R3が消去され、保留データエリアE2のランダムカウンタR1〜R3が1個前の保留データエリアE1に移され、保留データエリアE3のランダムカウンタR1〜R3が1個前の保留データエリアE2に移される。
4−9.大当り遊技処理
4−9.大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11の大当り遊技処理へ移行する。この大当り遊技処理は15回の大当りラウンドを実行するものであり、大当り遊技処理の開始時にはCPU51から演出制御回路70に大当りラウンド開始コマンドが送信され、大当り遊技処理の終了時には大当りラウンド停止コマンドが送信される。
5.演出制御回路70の内部処理
5−1.メイン処理
5.演出制御回路70の内部処理
5−1.メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図14のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理〜ステップS206のコマンド処理を順に実行する。
5−2.INT割込処理
5−2.INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を検出すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図15のステップS301でコマンドを受信し、ステップS302でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS303へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの種類に応じてセットする。このコマンド処理フラグはコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図16はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
5−3.カウンタ更新処理
5−3.カウンタ更新処理
CPU71は図14のステップS203へ移行すると、図17のステップS211でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の左列の図柄要素,中列の図柄要素,右列の図柄要素を「一〜八」の図柄要素群の中から選択するものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図18に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算される。
CPU71は図17のステップS211でランダムカウンタR11を更新すると、ステップS212でランダムカウンタR11の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS213へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図18に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データは次回のステップS213で更新される。
CPU71は図17のステップS212でランダムカウンタR11の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS214でランダムカウンタR11の1桁目と2桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS215へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図18に示すように、左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データは次回のステップS215で更新される。
CPU71は図14のステップS205のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR12〜R13の現在の計測値に「1」を加算する。これらランダムカウンタR12〜R13は共通の初期値「0」から異なる上限値に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算されるものであり、ランダムカウンタR12〜R13の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR12は大当り図柄を抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR12は初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR13は演出パターンコマンドを抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR13は初期値「0」から上限値「60」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
5−4.コマンド処理
(1)ランダムカウンタR12は大当り図柄を抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR12は初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR13は演出パターンコマンドを抽選する乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR13は初期値「0」から上限値「60」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
5−4.コマンド処理
CPU71は図14のステップS206のコマンド処理へ移行すると、図19のステップS401のコマンド待ち処理〜ステップS407の大当りラウンド停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に行う。
5−4−1.コマンド待ち処理
5−4−1.コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS401のコマンド待ち処理を経て図14のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
5−4−2.当落コマンド処理
5−4−2.当落コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされていることを検出すると、図20のステップS221でRAM73から当落コマンドを検出する。ここで当落コマンドの検出結果が大当りであることを判断したときにはステップS222へ移行し、ランダムカウンタR12の現在の計測値を取得する。そして、ステップS223へ移行し、ランダムカウンタR12の取得結果に「1」を加算し、装飾図柄の各列をランダムカウンタR12の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには「6」に「1」が加算され、装飾図柄が大当りの組合せである大当り図柄「七七七」に設定される。
CPU71はステップS221で当落コマンドの検出結果が外れリーチであることを判断すると、ステップS224でRAM73の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR11の更新結果を検出する。そして、ステップS225へ移行し、ランダムカウンタR11の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて装飾図柄を設定する。例えばランダムカウンタR11の格納結果が「010」であるときには各列の数字に「1」が加算され、装飾図柄が外れリーチの組合せである外れリーチ図柄「一二一」に設定される。
CPU71はステップS221で当落コマンドの検出結果が完全外れであることを判断すると、ステップS226でRAM73の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR11の更新結果を検出する。そして、ステップS227へ移行し、ランダムカウンタR11の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて装飾図柄を設定する。例えばランダムカウンタR11の格納結果が「001」であるときには各列の数字に「1」が加算され、装飾図柄が完全外れの組合せである完全外れ図柄「一一二」に設定される。
CPU71は装飾図柄を設定すると、ステップS228で図柄制御回路80に装飾図柄の設定結果を送信する。そして、ステップS229へ移行し、コマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの装飾図柄の設定結果を受信すると、VDP84に送信する。
5−4−3.変動パターンコマンド処理
5−4−3.変動パターンコマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされていることを検出すると、図21のステップS231でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS232でランダムカウンタR13の現在の計測値を取得し、ステップS233へ移行する。
演出制御回路70のROM72には演出テーブルが記録されている。この演出テーブルは、図22に示すように、変動パターンコマンドP1〜P9とランダムカウンタR13と演出パターンコマンドP1−1〜P9−2の相関関係を示すものであり、変動パターンコマンドP1〜P9には複数の演出パターンコマンドが選択肢として設定されている。
CPU71は図21のステップS233へ移行すると、図22の演出テーブルから変動パターンコマンドの検出結果およびランダムカウンタR13の取得結果に応じた演出パターンコマンドを選択する。例えば変動パターンコマンドとして「P1」が検出され、ランダムカウンタR13として「10」が取得されたときには演出テーブルから演出パターンコマンドP1−1が選択される。
CPU71は図21のステップS233で演出パターンコマンドを選択すると、ステップS234で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。そして、ステップS235へ移行し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のROM92には複数の音データが記録されており、音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた音データをROM92から選択し、RAM93に記録する。電飾制御回路100のROM102には複数の電飾データが記録されており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた電飾データをROM102から選択し、RAM103に記録する。
図柄制御回路80のVROM85には、図23に示すように、複数のビデオデータが記録されている。これら各ビデオデータには1種類の演出パターンコマンドが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときにはVDP84に送信する。すると、VDP84はVROM85から演出パターンコマンドに応じたビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果を解凍してVRAM86に記録する。これら各ビデオデータはメイン制御回路50から装飾図柄変動開始コマンドが送信されることを契機に再生開始され、メイン制御回路50から装飾図柄変動停止コマンドが送信されることを契機に再生停止されるものであり、各ビデオデータの再生時間は装飾図柄変動開始コマンドが送信されてから装飾図柄変動停止コマンドが送信されるまでの所要時間である変動表示時間と同一値に設定されている。
例えばビデオデータV1−1及びV1−2はメイン制御回路50が変動パターンP1を設定したときに選択されるものであり、ビデオデータV1−1及びV1−2の再生時間は変動パターンP1に応じた変動表示時間と同一の共通値(30sec)に設定されている。ビデオデータV5−1及びV5−2はメイン制御回路50が変動パターンP5を設定したときに選択されるものであり、ビデオデータV5−1及びV5−2の再生時間は変動パターンP5に応じた変動表示時間と同一の共通値(28sec)に設定されている。
5−4−4.装飾図柄変動開始コマンド処理
5−4−4.装飾図柄変動開始コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS404で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にスタートコマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、RAM93の音データを再生することに基いてスピーカ14から音データの選択結果に応じた遊技音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、RAM103の電飾データを再生することに基いて電飾LED17を電飾データの選択結果に応じたパターンで発光させる。
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのスタートコマンドを受信すると、VDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はVRAM86のビデオデータを再生することに基いて装飾図柄表示器34にビデオデータに応じた映像を表示し、ビデオデータの再生映像に数字のキャラクタデータを重ねることで装飾図柄の左列と中列と右列が変動(可変)する映像および変動停止(可変停止)する映像を生成する。この装飾図柄の各列の変動停止タイミングは図柄制御回路80のCPU81が演出パターンコマンドの受信結果に応じて設定するものであり、演出パターンコマンドに応じた演出時間の経過直前に最終の中列が停止するように設定される。
5−4−5.装飾図柄変動停止コマンド処理
5−4−5.装飾図柄変動停止コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが装飾図柄変動停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS405で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100にストップコマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときには音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときには電飾データの再生処理を停止する。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのストップコマンドを受信したときにはVDP84にビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基いてビデオデータの再生処理を停止する。
5−4−6.大当りラウンド開始コマンド処理
5−4−6.大当りラウンド開始コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが大当りラウンド開始コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS406で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に大当りラウンド開始コマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの大当りラウンド開始コマンドを受信すると、VDP84に送信する。すると、VDP84は大当りラウンド用のビデオデータをVROM85から選択し、ビデオデータの選択結果を再生することに基いて装飾図柄表示器34に大当りラウンド表示を行う。音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの大当りラウンド開始コマンドを受信することに基いてROM92から大当りラウンド用の音データを選択し、音データの選択結果を再生することに基いてスピーカ14から大当りラウンド用の遊技音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの大当りラウンド開始コマンドを受信することに基いてROM102から大当りラウンド用の電飾データを選択し、電飾データの選択結果を再生することに基いて電飾LED17を大当りラウンド用に発光させる。
5−4−7.大当りラウンド停止コマンド処理
5−4−7.大当りラウンド停止コマンド処理
CPU71はコマンド処理フラグが大当りラウンド停止コマンド処理にセットされていることを検出すると、図19のステップS407で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100に大当りラウンド停止コマンドを送信し、コマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの大当りラウンド停止コマンドを受信することに基いて大当りラウンド用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの大当りラウンド停止コマンドを受信することに基いて大当りラウンド用の電飾データの再生処理を停止する。図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの大当りラウンド停止コマンドを受信することに基いてVDP84に大当りラウンド用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基いて大当りラウンド用のビデオデータの再生処理を停止する。
6.図柄制御回路80の内部処理
6.図柄制御回路80の内部処理
図23のビデオデータV1−1及びV1−2はメイン制御回路50が大当り用の変動パターンP1を設定したときに選択されるものであり、ビデオデータV1−1には大当り予告が挿入されておらず、ビデオデータV1−2には大当り予告が挿入されている。この大当り予告は装飾図柄の3列が変動開始した直後に専用の予告絵柄をカットインすることで行われるものであり、ビデオデータV1−1及びV1−2は大当り予告の有無の点で相互に相違する。なお、予告絵柄の詳細については、説明を省略する。
ビデオデータV1−1及びV1−2は相互に演出の進行内容が同一である同一系統の映像を発生させるものであり、ビデオデータV1−1及びV1−2の再生時には装飾図柄の3列が同時に変動開始し、左列および右列が設定結果で順に変動停止することに基いてリーチ状態が発生する。このリーチ状態の発生後には、以下に記載する演出(以下、麻雀ツモ演出と称する)が発生する。この麻雀ツモ演出の終了後には、装飾図柄の3列が大当りの組合せで停止表示される。
図24は図柄制御回路80のVDP84がビデオデータV1−1およびV1−2を再生するときの処理内容を示すものであり、図25,図26はビデオデータV1−1およびV1−2の再生結果を示している。ビデオデータV1−1はVDP84がビデオデータV1−1の解凍結果に基いて表示信号を生成し、表示信号の生成結果をLCD回路87に出力することに基いて再生されるものであり、ビデオデータV1−2はVDP84がビデオデータV1−2の解凍結果に基いて表示信号を生成し、表示信号の生成結果をLCD回路87に出力することに基いて再生されるものであり、図24のビデオデータ再生処理はVDP84の表示信号生成処理を示している。以下、ビデオデータ再生処理について説明する。なお、本実施の形態のビデオデータV1−1およびV1−2には、キャラクタが絵柄組合せゲームとして麻雀ゲームを行う演出を有しており、表示される絵柄として麻雀牌が使用され、キャラクタが絵柄を手元に取得する動作として麻雀牌をツモする動作を行うようになっている。
ステップS501:演出制御回路70の設定結果に応じて、停止表示状態の表示画面35の装飾図柄111,112,113(図25の(a)参照)の変動表示を開始させ、装飾図柄の左列(左図柄111),右列(右図柄112)及び中列(中図柄113)を上方から下方へ同時に変動表示させる(図25の(b)参照)。それから所定時間経過後、表示画面35の装飾図柄の左列(左図柄111)を所定の図柄で停止表示させ(図25の(c)参照)、さらに所定時間経過後、表示画面35の右列(右図柄112)を左列(左図柄111)と同じ図柄で停止表示させる。これにより、表示画面35に装飾図柄の左列(左図柄111)及び右列(右図柄112)を停止表示した状態で同じ2個の数字が並び(ここでは、七の数字が並んでいる)、最終停止図柄としての中列(中図柄113)は変動表示を継続させるリーチ状態を発生させる(図25の(d)参照)。
また、ここでは、リーチ状態となった左図柄111と右図柄112を結ぶリーチライン114が表示画面35の中央の真横方向に形成され、リーチ状態が発生した際に、左図柄111と右図柄112の大きさが小さくなるように表示されると共にこのリーチライン114が光って、リーチ状態の発生を報知するようになっている(図25(e)参照)。さらに、表示画面35の下方中央には、「立直(リーチ)」という文字115が表示されることでもリーチ状態の発生を報知するようになっている。また、表示画面35の上方中央には、「残り1巡」という文字116が表示される。これは、以下の麻雀ツモ演出においてキャラクタ121が麻雀牌をツモすることか可能な回数を示している。なお、ここでは、装飾図柄111,112,113は絵柄としての麻雀牌を模した形状となっており、装飾図柄と絵柄としての麻雀牌は同じ数字のものなら同種と判断可能に表現されているが、装飾図柄には本来の麻雀牌(絵柄)にはない装飾がその縁に施されたものとなっている。そして、このステップS501の処理が第1の制御(本発明のAの制御に相当)となる。
ステップS502:次に、最終停止図柄である中図柄113を半透明にして変動表示させる表示を行う(図25の(e),(f)参照)。このステップS502の処理が第2の制御(本発明のBの制御に相当)となる。また、ここでは、中図柄113に続いて左図柄111及び右図柄112も半透明にして停止表示させるようになっている。そして、これにより、後述する第1の背景120の表示が遊技者から見易くなるものである。
ステップS503:中図柄113(ここでは、左図柄111と右図柄112も含む)を半透明にした状態の装飾図柄表示器34の表示画面35の背景にキャラクタ(ここでは女の子のキャラクタ)121を出現させた第1の背景120を表示し、このキャラクタ121が絵柄組合せゲームとしての麻雀ゲームにおける絵柄としての麻雀牌122を手元にツモする(取得する)過程の動作をスローモーションで表示する(図25の(f),(g),図26の(h)参照)。このステップS503の処理が第3の制御(本発明のCの制御に相当)となる。このとき、半透明にした中図柄113がキャラクタ121の前方で上方から下方に向かって変動表示されるようになっている。また、この第3の制御は、ステップS506の最後まで継続して表示されるようになっている。
ステップS504:前記したように、キャラクタ121が麻雀牌を手元にツモする動作を行う第1の背景120を表示している間に、半透明にして変動表示されている中図柄113の変動速度を遅くする表示を行う(図25の(f)参照)。ここでは、急に変動速度を落とさず、ゆっくりと徐々に速度が遅くなるように表示される。このステップS504の処理が第4の制御(本発明のDの制御の一部に相当)となる。
ステップS505:変動速度を所定速度まで遅くした後、変動している中図柄113のうち、リーチライン114上に先に停止表示されている図柄111,112と大当たりを報知する組合せとなる図柄、すなわち、リーチライン114を形成した左図柄111及び右図柄112と同じ中図柄113a(ここでは「七萬」と表示された図柄)を所定の大きさまで拡大表示させる(図25の(g),図26の(h)参照)。このときも、背景には、キャラクタ121が麻雀牌を手元にツモする動作を行う第1の背景120を表示している。このステップS505の処理が第5の制御(本発明のDの制御の一部に相当)となる。また、「七萬」と表示された中図柄113aを拡大表示していく途中、再度、リーチライン114が光り、当該ラインが揃って大当り状態が発生する可能性があることを報知するようになっている(図25の(g)参照)。
ステップS506:拡大表示された中図柄113aが表示画面35の上下いっぱいまで至ると、この中図柄113aと、キャラクタ121が麻雀牌122をツモする動作を表示している第1の背景120の双方を消去する。このステップS506の処理が第6の制御(本発明のEの制御に相当)となる。
ステップS507:中図柄113aと第1の背景120を消去した後すぐに、第2の背景130として、手牌表示132(ここでは、手牌の一部のみを表示)をリーチライン114外に表示すると共に、キャラクタ121がツモする過程を表示していた麻雀牌122として、リーチライン114を形成した左図柄111及び右図柄112と同じ「七萬」図柄と同種と判断可能に表現された麻雀牌131を、リーチライン114上に表示する背景の表示を行う(図26の(i)参照)。ここでは、ツモってきた麻雀牌131と手牌132との違いをより明確にするため、ツモってきた麻雀牌131を横倒しにして表示している。また、この第2の背景に表示された左右の図柄111,112と同種と判断可能に表現された麻雀牌131は、左右の図柄111,112と異なり、本来の麻雀牌のように装飾のないものとなっている。そして、この第2の背景130の表示により、遊技者にリーチ状態から大当り状態が発生したことを報知するようになっている。また、このとき、第2の背景130の他の部分133は、大当りを祝うように、明るい色づかいで勢いのある表現が成されるようになっている。そして、このステップS507の処理が第7の制御(本発明のFの制御に相当)となる。
ステップS508:その後、第2の背景130を消去して表示画面35を切り替え、第2の背景130で表示した麻雀牌131と同種と判断可能に表現された、すなわち、「七萬」と表示された装飾図柄の中列(中図柄113a)を演出制御回路70の設定結果で停止表示する(図26の(j)参照)。このとき、装飾図柄111,112,113aは最終の中列が停止表示されることに基いて同一の3個の数字が並ぶ大当りを報知する組合せになる。そして、このステップS508の処理が第8の制御(本発明のGの制御に相当)となる。
図23のビデオデータV5−1及びV5−2はメイン制御回路50が外れ用の変動パターンP5を設定したときに選択されるものである。これらビデオデータV5−1及びV5−2はリーチ状態の発生後に麻雀ツモ演出を発生させるものであり、大当り予告の有無の点で相互に相違する。これらビデオデータV5−1及びV5−2では、まず、ビデオデータV1−1及びV1−2における図24のステップS501〜S506及び図25の(a)〜(g),図26の(h)と同じ処理(第1〜第6の制御)を行う。
そして、中図柄113aと第1の背景120を消去した後すぐに、第3の背景140として、手牌表示142(ここでは、手牌の一部のみを表示)をリーチライン114外に表示すると共に、キャラクタ121がツモする過程を表示していた麻雀牌122として、リーチライン114を形成した左図柄111及び右図柄112と異なる「五萬」図柄と同種と判断可能に表現された(すなわち、「七萬」図柄と異種と判断可能に表現された)麻雀牌141を、リーチライン114上に表示する(図26の(k)参照)。ここでは、ツモってきた麻雀牌141と手牌142との違いをより明確にするため、ツモってきた麻雀牌141を横倒しにして表示している。また、この第3の背景140に表示された左右の図柄111,112と異種と判断可能に表現された麻雀牌141は、左右の図柄111,112と異なり、本来の麻雀牌のように装飾のないものとなっている。そして、この第3の背景140の表示により、遊技者にリーチ状態から外れとなったことを報知するようになっている。また、このとき、第3の背景140の他の部分143は、外れの空しさや悲しさを示すように、暗い色づかいでどんよりとした表現が成されるようになっている。そして、これらの処理が第9の制御(本発明のHの制御に相当)となる。
その後、第3の背景140を消去して表示画面35を切り替え、第3の背景140で表示した麻雀牌141と同種と判断可能に表現された、すなわち、「五萬」と表示された装飾図柄の中列(中図柄113b)を演出制御回路70の設定結果で停止表示する(図26の(l)参照)。このとき、装飾図柄111,112,113bは最終の中列が停止表示されることに基いてリーチ外れを報知する組合せになる。そして、これらの処理が第10の制御(本発明のIの制御に相当)となる。
なお、図23のビデオデータV2−1〜V4−2,V6−1〜V8−2が選択された場合には、前記した麻雀ツモ演出とは異なるリーチ演出を含む演出表示が行われるようになっている。また、図23のビデオデータV9−1及びV9−2が選択された場合には、リーチ演出を含まない完全外れ用の演出表示が行われるようになっている。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機(遊技機)によれば、大当りが判定されたときには下記1)〜8)の映像が発生し、外れが判定されたときには下記1)〜6)の映像が発生した後に7)〜8)の映像に換えて9)〜10)の映像が発生する。
1)装飾図柄表示器(図柄表示器)34に表示される左図柄111,右図柄112,中図柄113(複数列の図柄)を変動表示させた後に、中図柄113以外の左図柄111と右図柄112(最終停止図柄以外の列の図柄)が同じ図柄(大当りを報知する所定の組合せの一部を構成する状態)で停止表示されてリーチライン114を形成すると共に残り1列の中図柄(最終停止図柄)113が変動表示されるリーチ状態を表示する。
2)第1の制御でリーチ状態が表示された後、リーチライン114の位置を移動させずに、中図柄(最終停止図柄)113を半透明にして変動表示させる。
3)第2の制御で中図柄(最終停止図柄)113を半透明にした状態の装飾図柄表示器(図柄表示器)34の背景に、図柄111,112,113と略同一の麻雀牌(絵柄)を含む複数の麻雀牌(絵柄)を組み合わせる麻雀ゲーム(絵柄組合せゲーム)を行うキャラクタ121が当該麻雀牌(絵柄)122をツモする(手元に取得する)動作を行う第1の背景120を表示する。
4)第3の制御でキャラクタ121が麻雀牌(絵柄)122をツモする(手元に取得する)動作を行う第1の背景120を表示している間に、第2の制御で半透明にして変動表示されている中図柄(最終停止図柄)113の変動速度を遅くする表示を行う。
5)第4の制御で変動速度が遅くなった中図柄(最終停止図柄)113のうち、リーチライン114上に停止表示されている左図柄111及び右図柄112(図柄)と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aをリーチライン114上で半透明の状態のまま所定の大きさまで拡大表示させる。
6)第5の制御で所定の大きさまで拡大表示させた中図柄(最終停止図柄)113aと、第3の制御により表示しているキャラクタ121が麻雀牌(絵柄)122をツモする(手元に取得する)動作を行う第1の背景120の双方を消去する。
7)第6の制御で中図柄(最終停止図柄)113aと第1の背景120を消去した後、キャラクタ121がツモした(取得した)麻雀牌(絵柄)122として、左図柄111及び右図柄112と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aと同種と判断可能に表現された(略同一の)麻雀牌(絵柄)131を、リーチライン114上に表示する第2の背景130の表示を行う。
8)第7の制御で表示した第2の背景130を消去し、左図柄111及び右図柄112と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aを停止表示させる。
9)第1の制御から第6の制御を行い、第6の制御で中図柄(最終停止図柄)113aと第1の背景120を消去した後、キャラクタ121がツモした(取得した)麻雀牌(絵柄)122として、左図柄111及び右図柄112と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aと異種と判断可能に表現された(略同一の絵柄とは異なる)麻雀牌(絵柄)141を、リーチライン114上に表示する第3の背景140の表示を行う。
10)第9の制御で表示した第3の背景140を消去し、左図柄111及び右図柄112と異なる(外れを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113bを停止表示させる。
1)装飾図柄表示器(図柄表示器)34に表示される左図柄111,右図柄112,中図柄113(複数列の図柄)を変動表示させた後に、中図柄113以外の左図柄111と右図柄112(最終停止図柄以外の列の図柄)が同じ図柄(大当りを報知する所定の組合せの一部を構成する状態)で停止表示されてリーチライン114を形成すると共に残り1列の中図柄(最終停止図柄)113が変動表示されるリーチ状態を表示する。
2)第1の制御でリーチ状態が表示された後、リーチライン114の位置を移動させずに、中図柄(最終停止図柄)113を半透明にして変動表示させる。
3)第2の制御で中図柄(最終停止図柄)113を半透明にした状態の装飾図柄表示器(図柄表示器)34の背景に、図柄111,112,113と略同一の麻雀牌(絵柄)を含む複数の麻雀牌(絵柄)を組み合わせる麻雀ゲーム(絵柄組合せゲーム)を行うキャラクタ121が当該麻雀牌(絵柄)122をツモする(手元に取得する)動作を行う第1の背景120を表示する。
4)第3の制御でキャラクタ121が麻雀牌(絵柄)122をツモする(手元に取得する)動作を行う第1の背景120を表示している間に、第2の制御で半透明にして変動表示されている中図柄(最終停止図柄)113の変動速度を遅くする表示を行う。
5)第4の制御で変動速度が遅くなった中図柄(最終停止図柄)113のうち、リーチライン114上に停止表示されている左図柄111及び右図柄112(図柄)と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aをリーチライン114上で半透明の状態のまま所定の大きさまで拡大表示させる。
6)第5の制御で所定の大きさまで拡大表示させた中図柄(最終停止図柄)113aと、第3の制御により表示しているキャラクタ121が麻雀牌(絵柄)122をツモする(手元に取得する)動作を行う第1の背景120の双方を消去する。
7)第6の制御で中図柄(最終停止図柄)113aと第1の背景120を消去した後、キャラクタ121がツモした(取得した)麻雀牌(絵柄)122として、左図柄111及び右図柄112と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aと同種と判断可能に表現された(略同一の)麻雀牌(絵柄)131を、リーチライン114上に表示する第2の背景130の表示を行う。
8)第7の制御で表示した第2の背景130を消去し、左図柄111及び右図柄112と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aを停止表示させる。
9)第1の制御から第6の制御を行い、第6の制御で中図柄(最終停止図柄)113aと第1の背景120を消去した後、キャラクタ121がツモした(取得した)麻雀牌(絵柄)122として、左図柄111及び右図柄112と同じ(大当たりを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113aと異種と判断可能に表現された(略同一の絵柄とは異なる)麻雀牌(絵柄)141を、リーチライン114上に表示する第3の背景140の表示を行う。
10)第9の制御で表示した第3の背景140を消去し、左図柄111及び右図柄112と異なる(外れを報知する組合せとなる)中図柄(最終停止図柄)113bを停止表示させる。
これにより、判定結果が大当りの場合でも外れの場合でも、最終結果をそれまでの表示と異なる背景画像で報知するようになっているため、大当りとなったか外れとなったかを遊技者が認識し易く、遊技の興趣を高めることができる。特に、判定結果が外れの場合、拡大表示された図柄が消えて次の図柄が停止表示される演出が一般的に行われているが、どこで外れが確定したかを遊技者が認識し難いという問題があり、本発明のように異なる画像を表示することで、外れが確定したことを明確に表現することができるものである。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、遊技機としてパチンコ遊技機を挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、パチスロ、アレンジボール等の他の遊技機にも適用可能である。
また、前記した実施の形態では、キャラクタが絵柄合せゲームとして麻雀ゲームを行っており、絵柄として麻雀牌が使用され、絵柄を手元に取得する動作として麻雀牌を引く(ツモする)動作を行う演出を表示するようになっていたが、これに限るものではなく、キャラクタが行う絵柄合せゲームとして、例えば、花札ゲームやトランプのポーカー・ブラックジャック等のカードゲームが選択されても良い。このとき、例えば、花札ゲームを行う場合は、絵柄として花札が使用され、絵柄を手元に取得する動作として花札を取る動作を行う演出を表示することとなる。また、トランプ等のカードゲームを行う場合は、絵柄としてトランプカード等のカードが使用され、絵柄を手元に取得する動作としてカードを引く動作を行う演出を表示することとなる。
また、前記した実施の形態では、リーチラインが1つのみ(シングルリーチ)の場合について説明したが、これに限るものではなく、リーチラインが2つ(ダブルリーチ)のもの、リーチラインが3つ(トリプルリーチ)のもの等、複数のリーチラインを有する場合でも対応可能である。その場合、各リーチラインに対してそれぞれ1ラインずつ順番に前記した第1〜第10の制御を行って大当りか外れかの判定結果の表示を行うようになっていても良いし、1回の第1〜第10の制御でまとめて複数ライン分の大当りか外れかの判定結果の表示を行うようになっていても良い。また、複数のリーチラインを有する場合、その有効ラインが1点で交差するようになっており、その交点上に最終停止図柄やキャラクタが取得した絵柄を表示するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、第6の制御から第7の制御に移る際、第1の背景の消去後すぐに第2の背景を表示するようになっており、また、第6の制御から第9の制御に移る際、第1の背景の消去後すぐに第3の背景を表示するようになっていたが、これに限るものではなく、第1の背景の消去から、所定時間、画面に何も表示のない状態を生じさせた(所謂「ため」をつくった)後に、第2又は第3の背景を表示させるようになっていても良い。また、他の画面切替時にも同様の「ため」状態を生じさせても良い。
また、前記した実施の形態において、キャラクタが手元に持っている絵柄の組合せ(麻雀の手牌,手札等)が表示されていて、キャラクタが取得した絵柄(麻雀牌,花札,カード等)を加えると、キャラクタが有利な状態となる絵柄の組合せ(役,上がり役等)となる(又はならない)ことが分かるような表示演出が行われても良い。この場合、キャラクタが取得した絵柄(麻雀牌,花札,カード等)が、キャラクタが有利な状態となる絵柄の組合せ(役,上がり役等)を完成させる最後の1つである(又は最後の1つでない)と共に、大当りを報知する組合せとなる最終停止図柄と同種と判断可能に表現された(又は最終停止図柄と異種と判断可能に表現された)ものであることが好ましい。
24…特別図柄始動口(始動口)、25…特別図柄始動センサ(始動口センサ)、27…大入賞口(可変入賞口)、34…装飾図柄表示器(図柄表示器)、50…メイン制御回路(乱数更新手段,乱数取得手段,当落判定手段,可変情報選択手段)、80…図柄制御回路(動画データ選択手段,動画データ再生手段)、111…左図柄(図柄)、112…右図柄(図柄)、113,113a,113b…中図柄(最終停止図柄)、114…リーチライン、120…第1の背景、121…キャラクタ、122…麻雀牌(絵柄)、130…第2の背景、131,141…取得した麻雀牌(絵柄)、140…第3の背景
Claims (1)
- 一定周期で乱数値を更新する乱数更新手段と、
遊技球が始動口に入賞したことを検出して始動信号を出力する始動口センサと、
前記始動口センサから始動信号が出力されることに基いて前記乱数値の更新結果を取得する乱数取得手段と、
前記乱数取得手段の取得結果に基いて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定する当落判定手段と、
前記当落判定手段が前記大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択し、前記当落判定手段が前記外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択する可変情報選択手段と、
複数の動画データのうちから前記可変情報の選択結果に応じたものを選択する動画データ選択手段と、
前記動画データの選択結果を再生することに基いて図柄表示器に前記動画データの選択結果に応じた映像を表示する動画データ再生手段とを備え、
前記動画データ再生手段は、
前記動画データ選択手段が大当り用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、
図柄表示器に表示される複数列の図柄を変動表示させた後に、最終停止図柄以外の列の図柄が大当りを報知する所定の組合せの一部を構成する状態で停止表示されてリーチラインを形成すると共に前記最終停止図柄が変動表示されるリーチ状態を表示するAの制御と、
前記Aの制御でリーチ状態が表示された後、前記リーチラインの位置を移動させずに、前記最終停止図柄を半透明にして変動表示させるBの制御と、
前記Bの制御で前記最終停止図柄を半透明にした状態の図柄表示器の背景に、前記図柄と略同一の絵柄を含む複数の絵柄を組み合わせる絵柄組合せゲームを行うキャラクタが当該絵柄を手元に取得する動作を行う第1の背景を表示するCの制御と、
前記第Cの制御で前記第1の背景を表示している間に、前記Bの制御で半透明にして変動表示されている前記最終停止図柄のうち、前記リーチライン上に停止表示されている図柄と大当たりを報知する組合せとなる図柄を前記リーチライン上で半透明の状態のまま表示させるDの制御と、
前記Dの制御で表示させた前記最終停止図柄と、前記Cの制御により表示している前記第1の背景の双方を消去するEの制御と、
前記Eの制御で前記最終停止図柄と前記第1の背景を消去した後、前記キャラクタが取得した前記絵柄として、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄と略同一の前記絵柄を、前記リーチライン上に表示する第2の背景の表示を行うFの制御と、
前記Fの制御で表示した前記第2の背景を消去し、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄を停止表示させるGの制御とを行い、
前記動画データ選択手段が外れ用の可変情報に基いて動画データを選択したときには、
前記Aの制御から前記Eの制御を行い、
前記Eの制御で前記最終停止図柄と前記第1の背景を消去した後、前記キャラクタが取得した前記絵柄として、前記大当たりを報知する組合せとなる前記最終停止図柄と略同一の前記絵柄とは異なる前記絵柄を、前記リーチライン上に表示する第3の背景の表示を行うHの制御と、
前記Hの制御で表示した前記第3の背景を消去し、外れを報知する組合せとなる前記最終停止図柄を停止表示させるIの制御とを行うことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011195862A JP2012217841A (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011195862A JP2012217841A (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011083573A Division JP4831260B1 (ja) | 2011-04-05 | 2011-04-05 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012217841A true JP2012217841A (ja) | 2012-11-12 |
Family
ID=47269995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011195862A Pending JP2012217841A (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012217841A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018117840A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018117839A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018117838A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003047728A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-18 | Maruhon Ind Co Ltd | 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体 |
JP2006087460A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2008036084A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Sankyo Kk | 遊技機 |
-
2011
- 2011-09-08 JP JP2011195862A patent/JP2012217841A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003047728A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-18 | Maruhon Ind Co Ltd | 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体 |
JP2006087460A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2008036084A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Sankyo Kk | 遊技機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018117840A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018117839A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018117838A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4972428B2 (ja) | 遊技台 | |
JP4883236B1 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP4935943B1 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP6519873B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4752335B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5226822B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4765403B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2012217841A (ja) | 遊技機 | |
JP2007117180A (ja) | 遊技機 | |
JP2007301223A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP4631307B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4792999B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4729981B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007068781A (ja) | 遊技機 | |
JP4831260B1 (ja) | 遊技機 | |
JP2007097898A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5741539B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2013111329A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP2006116187A (ja) | 遊技機 | |
JP2006326058A (ja) | 遊技機 | |
JP4670478B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4269284B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005334465A (ja) | 遊技機 | |
JP2007117179A (ja) | 遊技機 | |
JP2016083473A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121211 |