JP4729932B2 - 易開封性容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、開口周縁部にヒートシールされた蓋体の容器外方からの剥離開封を容易にしつつ、容器内方からの引き剥がしに対しては、蓋体が容易に剥離しないようにした易開封性容器製造方法に関する。
従来、カップ状又はトレイ状などの所定の容器形状に成形された容器本体の開口周縁部に、ヒートシール層を備えた蓋体をヒートシールすることで、食品類などの内容物を密封収容する密封容器が広く用いられている。
この種の密封容器にあっては、容器を開封して内容物を取り出す際に、蓋体が容易に剥離開封できる易開封性が求められるとともに、内容物を密封収容した後の加熱殺菌処理や、落下衝撃などによる内圧上昇によっても蓋体が剥がれてしまわないように、高い剥離強度が要求される。
このため、容器内方から蓋体を引き剥がそうとする力に対しては高い剥離強度を示す一方、容器外方から蓋体を剥離開封する際には、容易に蓋体を剥離できるようにした易開封性の容器が各種提案されている。
例えば、特許文献1には、フランジのヒートシール部位に、容器内方に向かって伸びるヒンジ状開口立上がり片を配置し、この開口立上がり片を含めてフランジの上面に蓋体をヒートシールすることで、容器内方から蓋体を引き剥がそうとする力が作用したときに、開口立上がり片を蓋体とともに立ち上がらせ、これによって、蓋体とフランジのシール破断を防ぐようにした密封容器が提案されている。
また、特許文献2には、易剥離強度で積層された積層体を、蓋体と容器本体のフランジとに強固に接着させた容器が提案されており、特許文献3には、最内層を剥離可能に積層した多層容器において、蓋体とフランジ部の最内層とを強固に接着するとともに、フランジ部の最内層を剥離したときに、フランジ部の内周側で最内層を切断できる切断線を設けた多層容器が提案されている。
特開平4−253656号公報 特開平1−294466号公報 特開昭63−96061号公報
しかしながら、特許文献1では、開口立ち上がり片を形成する具体的手段として、フランジの中央部に突起を設け、この突起を熱盤で押し潰す旨が開示されているが(段落番号[0058]参照)、このような手段によって、開口立ち上がり片を希望通りの寸法に形成するのは困難である。
すなわち、突起を熱盤で押し潰す際に、熱盤を押し当てる方向や、温度、押圧力などの諸条件にばらつきがあると、成りゆきにまかせて突起が変形してしまうため、所望の厚みや長さを確保して開口立上がり片を形成するのは難しく、開口立上がり片を形状再現性よく形成して、安定した剥離強度を確保するには、その形成条件を厳密に管理する必要があった。
また、開口立上がり片が形成されたフランジに蓋体をヒートシールする際に、開口立上がり片とフランジとの接触面が融着してしまう不具合も考えられる。これによって開口立上がり片の立ち上がりが妨げられると、開口立上がり片が用をなさなくなり、容器内方から蓋体を引き剥がそうとする力が作用したときの蓋体とフランジのシール破断を防げなくなってしまう。
一方、特許文献2,3で提案された容器は、それ自身の層間剥離又は凝集剥離が可能となるように構成された積層体を用意したり、容器を多層に構成したりしなければならず、構造の複雑化に伴って多くの製造工程が必要となるだけでなく、製品管理の手間も増えてしまうとともに、コスト的な不利も避けられない。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、より確実に、かつ、より簡易な構成によって、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対しては、安定した高い剥離強度を確保するとともに、容器外方から蓋体を剥離開封する際には、容易に蓋体を剥離できるようにした易開封性容器を得ることを目的とする。
本発明における易開封性容器は、ヒートシール層を内面に備えた蓋体を、前記ヒートシール層を容器本体の開口周縁部に対向させてヒートシールしてなる易開封性容器であって、所定の容器形状に成形した後に前記開口周縁部の上面側を容器内方側から切り込んで、容器内方側の一端が自由端とされ、容器外方側の他端は前記開口周縁部と一体になっている切り込み片が設けられ、容器内方側において、少なくとも前記蓋体のヒートシール層と前記切り込み片とが接着するように、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールしてなり、容器内方から外方へ向けて前記蓋体を剥がそうとする力が働くと、前記切り込み片が蓋体とともに立ち上がる構成とすることができる。
このような構成とすることにより、より確実に、かつ、より簡易な構成によって、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対しては、蓋体が容易に剥離しないように安定した高い剥離強度を示すとともに、容器外方からの蓋体の剥離開封を容易にして、易開封性を確保することができる。
このとき、易開封性を確保するためには、前記蓋体のヒートシール層と前記開口周縁部との接着強度が5〜30N/15mmであるのが好ましい。
また、本発明における易開封性容器は、前記切り込み片と前記開口周縁部の残部との対向面のうち少なくとも一方に融着阻害処理が施され、前記切り込み片と前記開口周縁部の残部との少なくとも容器内方側における対向面が、前記蓋体のヒートシール層と前記切り込み片との接着強度よりも低い接着状態にある構成とすることができる。
このような構成とすることにより、切り込み片の立ち上がりが妨げられるのを有効に回避して、より確実に、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対する高い剥離強度を得ることができ、また、蓋体を開口周縁部にヒートシールする際のヒートシール条件が制限されず、蓋体と開口周縁部との接着強度の管理が容易になる。
このとき、前記融着阻害処理は、凹凸加工による粗面処理、又は非貼着性材料の塗工処理とすることができる。
また、本発明における易開封性容器は、前記開口周縁部が、前記容器本体の開口部の周縁に沿って水平に張り出すフランジからなり、前記フランジの外周縁には、周方向に沿って垂下するスカート部が一体に形成されている構成とすることができる。
このような構成とすることにより、ヒートシール用のフランジを容器本体の開口部の周縁に沿って設ける場合に、フランジの厚みが薄く、十分な剛性がない場合であっても、蓋体を剥離開封する際に、蓋体に接着した状態のままフランジが持ち上がってしまうのを防止し、蓋体の剥離開封がより良好に行われるようにすることができる。
なお、フランジの厚みが厚く(例えば、1mm以上)、十分な剛性がある場合は、蓋体と開口周縁部との接着強度にもよるが、フランジが持ち上がることなく開封できる。
また、上記したような易開封性容器を得るための容器は、胴部、前記胴部の下端に連なる底部、及び前記胴部の上端に沿う開口周縁部を備え、ヒートシール層を内面に備えた蓋体が、前記ヒートシール層を前記開口周縁部に対向させてヒートシールされる容器であって、所定の容器形状に成形した後に前記開口周縁部の上面側を容器内方側から切り込んで、前記開口周縁部にヒートシールされた前記蓋体を容器内方から外方へ向けて剥がそうとする力が働いたときに、前記蓋体とともに立ち上がるように、容器内方側の一端が自由端とされ、容器外方側の他端は前記開口周縁部と一体になっている切り込み片が設けられているとともに、前記切り込み片と前記開口周縁部の残部との対向面のうち少なくとも一方に融着阻害処理が施されている構成とすることができる。
このような構成とすることにより、蓋体を開口周縁部にヒートシールするだけで、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対しては、蓋体が容易に剥離しないように安定した高い剥離強度を示すとともに、容器外方からの蓋体の剥離開封を容易にして易開封性が確保された易開封性容器を容易に得ることができる。
また、本発明に係る易開封性容器の製造方法は、ヒートシール層を内面に備えた蓋体を、前記ヒートシール層を容器本体の開口周縁部に対向させて載置し、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールしてなる易開封性容器の製造方法であって、前記容器本体を所定の容器形状に成形した後に、前記開口周縁部の上面側を容器内方側から切り込んで、前記開口周縁部にヒートシールされた前記蓋体を容器内方から外方へ向けて剥がそうとする力が働いたときに、前記蓋体とともに立ち上がるように、容器内方側の一端が自由端とされ、容器外方側の他端は前記開口周縁部と一体になっている切り込み片を設け、容器内方側において、前記蓋体のヒートシール層と前記切り込み片とが接着するように、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールする方法としてある。
このような方法とすることにより、より確実に、かつ、より簡易な構成によって、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対しては、蓋体が容易に剥離しないように安定した高い剥離強度を示すとともに、容器外方からの蓋体の剥離開封を容易にした易開封性容器を製造することができる。
また、本発明に係る易開封性容器の製造方法は、前記切り込み片をレーザー加工又は機械加工により設ける方法とすることができる。
このような直接的な加工によって切り込み片を形成することにより、切り込み片の厚みや長さなどの寸法管理が容易であるため、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対して、所望の剥離強度を任意に設定することができ、安定した剥離強度を確実に確保することができる。これらの直接的な加工のうち、レーザー加工が特に好ましく、機械加工に比べて、切り屑が発生せず、工具のメンテナンスも容易という利点がある。
また、本発明に係る易開封性容器の製造方法は、前記切り込み片と前記開口周縁部の残部との対向面のうち少なくとも一方に融着阻害処理を施した後に、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールする方法とすることができる。
このような方法とすることにより、切り込み片の立ち上がりが妨げられるのを有効に回避して、より確実に、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対する高い剥離強度を得ることができ、また、蓋体を開口周縁部にヒートシールする際のヒートシール条件が制限されず、蓋体と開口周縁部との接着強度の管理が容易になる。
本発明によれば、より確実に、かつ、より簡易な構成によって、容器本体にヒートシールされた蓋体の剥離開封を容易にして易開封性を確保しつつ、容器内方からの蓋体の引き剥がしに対しては、蓋体が容易に剥離しないようにした易開封性容器を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1(a)は、本発明における易開封性容器の一実施形態を概略的に示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。また、図2は、図1(b)において破線で囲む部分の要部拡大図である。
図1に示す例において、容器1は、容器本体2と、容器本体2に内容物を収容した後に、容器本体2の開口周縁部にヒートシールされる蓋体3とからなっている。容器本体2は、胴部21、胴部21の下端に連なる底部22、及び胴部21の上端に連なるヒートシール用のフランジ23を有している。
フランジ23は、容器本体2の開口部の周縁に沿って水平に張り出すように形成されており、容器本体2の開口周縁部をなしている。また、フランジ23の上面231の容器内方側には、容器内方側の一端が自由端とされ、容器外方側の他端は根本部Pにおいてフランジ23と一体になっている切り込み片4が、フランジ23の全周にわたって形成されている。
切り込み片4は、容器本体2を上記したような所定の容器形状に成形した後に、刃物などの切削工具による機械加工、又は炭酸ガスレーザーなどを用いたレーザー加工などの適宜手段により、容器内方側からフランジ23の上面231側の部分を切り込むことによって形成することができる。フランジ23には、ヒートシール層31を内面に備えた蓋体3がヒートシールされ、これによって容器本体2の開口部が密封されるが、この際、容器内方側においては、切り込み片4が、蓋体3のヒートシール層31に接着されることになる。
ヒートシールは、フランジ23の上面231に、蓋体3のヒートシール層31を当接させた状態で、フランジ23を受け台に載置し、抵抗加熱法、高周波誘導加熱法、誘電加熱法、超音波加熱法などにより、シール部を加熱加圧することにより行われる。
蓋体3をヒートシールするにあたり、そのヒートシール条件は、蓋体3のヒートシール層31を構成するヒートシール性樹脂や、フランジ23を形成する材料などによっても異なるが、蓋体2の剥離開封性を考慮して、蓋体3のヒートシール層31とフランジ23(切り込み片4を含む)とが、好ましくは5〜30N/15mm、より好ましくは10〜20N/15mmの接着強度で接着されるように適宜設定され、通常は、160〜220℃程度のヒートシール温度で行う。また、シールヘッドの押圧力は、通常、1.0〜2.5MPa(10〜25kg/cm)程度であり、ヒートシール時間は、通常、0.5〜2.0秒程度である。
このように、本実施形態では、フランジ23の上面231の容器内方側に切り込み片4を形成し、蓋体3をフランジ23にヒートシールしたときに、容器内方側においては、切り込み片4が蓋体3のヒートシール層31に接着されるようにしているため、例えば、容器内の圧力が高くなるなどして、図3に示すように、容器内方から外方へ向けて(図中矢印Zで示す方向に)蓋体3を剥がそうとする力が働くと、切り込み片4が蓋体3とともに立ち上がるようになる。そして、切り込み片4の立ち上がりによって、蓋体3のヒートシール層31と、切り込み片4との界面では、図中矢印X,Yで示す方向に剪断力が発生し、蓋体3に働く引き剥がし力は、このような剪断力に変換されるため、両者を剥離しようとする力は大幅に減少する。
したがって、蓋体3のヒートシール層31とフランジ23との間の接着強度を、蓋体3の剥離開封性を考慮して易剥離性の接着強度に設定しても、切り込み片4がフランジ23から引き裂かれるなどして、切り込み片4が破断しない限り蓋体3は容器本体2から剥離されず、容器内方から蓋体3を引き剥がそうとする力に対して、高い剥離強度を示すようになる。
一方、容器外方から内方に向かって蓋体3を剥がそうとする力が働くと、蓋体3のヒートシール層31とフランジ23との間の接着強度は、前述したように、蓋体3の剥離開封性を考慮して、易剥離性の接着強度に設定されているので、ヒートシール層31とフランジ23との間の界面剥離又はヒートシール層31の凝集剥離により、蓋体3を容易に剥離開封することができるため、易開封性が確保される。
このとき、蓋体3の剥離開封をより容易なものとするために、蓋体3のヒートシール層31とフランジ23とを、容器外方の周縁側において、容器径方向に好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上の幅で未接着部δ1が形成されるように接着させることもできる。このとき、未接着部δ1は、容器1の全周にわたって形成してもよいが、任意に設定された蓋体3の開封開始部にのみ未接着部δ1を形成してもよい。
また、切り込み片4の寸法は、切り込み片4の形成しやすさを考慮するとともに、切り込み片4が立ち上がり可能となり、かつ、蓋体3とともに立ち上がった際に容易に破断してしまわないように、その構成材料なども考慮して適宜設定されるが、フランジ23の上面231からの厚みが0.05〜0.3mmであるのが好ましく、より好ましくは0.1〜0.2mmとなるようする。また、切り込み片4の長さ(フランジ23と一体になっている根本部Pから、自由端とされた容器内方側の端縁までの長さ)は、1〜3mmであるのが好ましく、より好ましくは1.5〜3.0mmである。
また、切り込み片4は、全ての部位において蓋体3のヒートシール層31と接着させることにより、容器内圧による切り込み片4と蓋体3との剥離を回避して、より確実に切り込み片4は蓋体3とともに立ち上がるようにすることができるが、蓋体3のヒートシール層31と接着されていない部分が存在していてもよい。例えば、蓋体3を所定のシール幅δ3でフランジ23にヒートシールする際に、切り込み片4の容器内方側の端縁が、蓋体3とフランジ23とのシール幅δ3よりも容器内方側にはみ出すなどして、切り込み片4の容器内方側の端縁近傍が、蓋体3のヒートシール層31と未接着となっていてもよい。
このような場合には、容器内圧によって切り込み片4が蓋体3から容易に剥離してしまわないように、切り込み片4の根本部Pから容器内方に向かって、容器径方向に好ましくは1〜3mm、より好ましくは1.5〜2.5mmの範囲で、切り込み片4と蓋体3のヒートシール層31とのシール幅δ2を確保するものとする。
また、蓋体3をフランジ23にヒートシールする際の熱印加によって、切り込み片4が、切り込み片4が形成されたあとのフランジ23の残部に融着してしまうと、切り込み片4の立ち上がりが妨げられてしまう。このような事態が生じると、容器内圧によって切り込み片4と蓋体3との間で剥離が生じ、所望の剥離強度が得られなくなってしまう。このため、切り込み片4とフランジ23の残部との対向面(切り込み片4を形成するために切り込まれた面)には、当該対向面における両者の融着を阻害する処理を施しておくのが好ましい。
このような融着阻害処理としては、例えば、当該対向面に凹凸加工を施して粗面にしたり、フッ素系樹脂やシリコン系樹脂などのような非貼着性の材料を塗工したりすることができる。融着阻害処理は、切り込み片4側、又はフランジ23の残部側のいずれか一方に施してもよく、また、切り込み片4側とフランジ23の残部側の両方に施してもよい。
また、切り込み片4とフランジ23の残部との対向面に融着が生じてしまったとしても、融着による切り込み片4とフランジ23の残部との接着強度が、蓋体3のヒートシール層31と切り込み片4との接着強度よりも低くなっていればよい。
すなわち、容器内方から外方へ向けて蓋体3を剥がそうとする力が働いたときに、融着された切り込み片4とフランジ23の残部との剥離が優先してなされ、切り込み片4と蓋体3との間で剥離が生じることがないように、少なくとも容器内方側において、切り込み片4と蓋体3とのシール幅δ2として確保すべき範囲(容器径方向に好ましくは1〜3mm、より好ましくは1.5〜2.5mm)で、切り込み片4とフランジ23の残部とが、蓋体3のヒートシール層31と切り込み片4との接着強度よりも相対的に低い接着状態にあればよい。
したがって、切り込み片4とフランジ23の残部とが融着し、蓋体3のヒートシール層31と切り込み片4との接着強度よりも相対的に高い接着状態にある部分は、切り込み片4と蓋体3のヒートシール層31とのシール幅δ2から除外して、前述の範囲で当該シール幅δ2が確保されるようにするものとする。
例えば、ヒートシールの際の熱印加により蓄熱しやすいフランジ23の容器径方向中央寄りの根本部Pの近傍では、切り込み片4とフランジ23の残部とが融着しやすい傾向にあるが、当該根本部Pの近傍において、蓋体3のヒートシール層31と切り込み片4との接着強度よりも相対的に高い接着状態の融着部が生じた場合には、その部分を切り込み片4と蓋体3のヒートシール層31とのシール幅δ2から除外するものとする。
また、図示するような水平方向に張り出しただけのフランジ23は、ある程度の厚みがないと、蓋体3を剥離開封する際に、蓋体3に接着した状態のまま持ち上がってしまうことがあり、このような事態が生じると、蓋体3の剥離開封が妨げられてしまう。蓋体3の剥離開封がより良好に行われるようにするためには、蓋体3を剥離しようとする力が作用しても、フランジ23が容易に変形してしまわないようにするのが好ましく、このためには、例えば、図4に示すように、フランジ23の外周縁に沿って、フランジ23の外周縁を下方に折り曲げることにより、フランジ23の外周縁には、その周方向に沿って垂下するような形状のスカート部232をフランジ23と一体に設けておくのが好ましい。
以上のような本実施形態によれば、前述した特許文献1に提案されている従来の技術とは異なり、切り込み片4は、刃物などの切削工具による機械加工、又は炭酸ガスレーザーなどを用いたレーザー加工などの直接的な加工によって形成することができ、その厚みや長さなどの寸法管理が容易であるため、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対して、所望の剥離強度を任意に設定することができ、安定した剥離強度を確実に確保することができる。
また、前述した特許文献2,3にて提案されている従来の技術のように、それ自身の層間剥離又は凝集剥離が可能となるように構成された積層体を用意したり、容器本体2を多層に構成したりする必要がなく、きわめて簡易な構成により、容器内方から蓋体に作用する引き剥がし力に対しては、安定した高い剥離強度を確保するとともに、容器外方から蓋体を剥離開封する際には、容易に蓋体を剥離するこができる易開封性の容器を得ることができる。
さらに、本実施形態にあっては、切り込み片4を形成するにあたり、切り込み片4とフランジ23の残部との対向面に融着阻害処理を施して、蓋体3をフランジ23にヒートシールする際における、切り込み片4とフランジ23の残部との融着を防止することにより、切り込み片4の立ち上がりが妨げられることもなく、また、そのヒートシール条件が制限されることもないので、蓋体3とフランジ23との接着強度の管理も容易になる。
このような本実施形態において、容器本体2を形成する材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46等のポリアミド系樹脂、又はポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレート、環状オレフィン系共重合体などを用いることができる。
上記熱可塑性樹脂には、公知のプラスチック用配合剤、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、充填剤、着色剤等を配合することができる。容器本体2を不透明化する目的には、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、アルミナ、シリカ、各種クレイ、焼せっこう、タルク、マグネシヤ等の充填剤やチタン白、黄色酸化鉄、ベンガラ、群青、酸化クロム等の無機顔料や有機顔料を配合することができる。
また、容器本体2は、これらの熱可塑性樹脂からなる層に、ガスバリアー層、酸素吸収性樹脂層などの他の層を適宜積層した多層構造とすることにより、各種機能を付与することもできる。他の層は、二層構成で内層又は外層として用いることもできるし、三層構成で中間層として用いることもできる。
ガスバリアー層は、公知の任意のもの、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ナイロン樹脂(Ny)、ガスバリアー性ポリエステル樹脂(BPR)、環状オレフィン系共重合体などにより形成することもできるが、アルミ箔、スズ箔、鋼箔、ブリキ箔等の金属箔からなる層としてもよい。
酸素吸収性樹脂層としては、金属系の酸化触媒と酸化性有機成分とを含有するものが使用される。酸化性有機成分としては、遷移金属系触媒の触媒作用により、空気中の酸素により酸化を受ける樹脂であり、(i)炭素側鎖(a)を含み、且つ主鎖又は側鎖にカルボン酸基、カルボン酸無水物基、カルボン酸エステル基、カルボン酸アミド基及びカルボニル基から成る群より選択された少なくとも1個の官能基(b)を含む樹脂、(ii)ポリアミド樹脂、(iii)エチレン系不飽和基含有重合体などが使用される。
金属系の酸化触媒としては、鉄、コバルト、ニッケル等の周期律表第VIII族金属成分が好ましいが、他に銅、銀等の第I族金属:錫、チタン、ジルコニウム等の第IV族金属、バナジウムの第V族、クロム等VI族、マンガン等のVII族の金属成分を挙げることができる。これらの金属成分の内でもコバルト成分は、酸素吸収速度が大きく、特に好適なものである。遷移金属系触媒は、上記遷移金属の低価数の無機酸塩あるいは有機酸塩あるいは錯塩の形で一般に使用される。これらの触媒は、樹脂当たり100〜1000ppmの量で用いるのがよい。
さらに、容器本体2は、上記熱可塑性樹脂からなる層及びガスバリアー層等に加えて、任意の他の樹脂層を有していてもよい。例えば、上記熱可塑性樹脂からなる層とガスバリアー層との間に熱接着性がない場合には、両樹脂層間に接着剤樹脂層を介在させることができる。接着剤樹脂としては、特に限定されないが、酸変性オレフィン系樹脂、例えば、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフトポリプロピレンなどを用いることができる。
また、本実施形態において、容器本体2にヒートシールされる蓋体3は、可撓性と密封性とを有し、内面にヒートシール層31を備えたものであれば、その具体的な構成は特に限定されない。例えば、アルミ箔、スズ箔、鋼箔、ブリキ箔等の金属箔、エチレン−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニリデン樹脂、ナイロン樹脂等の高酸素バリアー性樹脂フィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、ポリカーボネートフィルム等の熱可塑性樹脂フィルム、各種紙、又はこれらの積層体などを基材とし、このような基材の内面に、シール材4とのヒートシール性を考慮して、例えば、ポリオレフィン系樹脂、又はポリエステル系樹脂などから適宜選択されたヒートシール性樹脂からなるヒートシール層31を備えたものとすることができる。ヒートシール層31は、エチレン・プロピレン系の複合材料とするなど、上記ヒートシール性樹脂に各種改質剤を配合することにより、易剥離性の接着強度に調整することができる。
次に、具体的な実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。
[実施例1]
(1)容器本体
通常の共押出しシート成形により、外層:ポリプロピレン(PP,MI=0.5)+チタン白顔料(630μm)/接着剤層:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(30μm)/バリアー層:エチレン−ビニルアルコール共重合体(180μm)/接着剤層:同上(30μm)/内層:PP(630μm)からなる3種5層の多層シート(ラミコンシート)を、総厚さ1.5mmで作製した。
このようにして得られた多層シートを用いて、通常の真空・圧空成形機により、容器外径76mm×高さ90mm(内容積約215ml)、容器径方向のフランジ幅約6mmのフランジ付き丸形容器を成形した。
次いで、出力30Wの炭酸ガスレーザー装置を用いて、得られた容器のフランジ上面側を容器内方側から切り込んで、容器径方向の長さ3mm、厚さ0.1mmの切り込み片を形成し、切り込み片とフランジの残部との対向面に凹凸加工を施した。
[蓋体]
通常のドライラミネート法により、外層:2軸延伸ポリエステルフィルム(12μm)/中間層:2軸延伸ナイロンフィルム(15μm)/内層:エチレン・プロピレン系複合材料(50μm)構成の蓋体を作製した。
前記容器本体に、コーンスープ180gを充填した後、前記蓋体をシール温度180℃、シール圧力15MPa、時間1.5秒のヒートシール条件で、フランジにヒートシールして充填容器を得た。この際、フランジの外周に沿って幅1.0mmの未接着部δ1が形成されるようにシールヘッドの当接位置を調整し、4mmのシール幅δ3でヒートシールした。蓋体と切り込み片とのシール幅δ2は、2.0mmであった。その後、120℃、30分の条件で等差圧レトルト殺菌を行った。
[実施例2]
蓋体をフランジにヒートシールする際のシール幅δ3を3mmとし、蓋体と切り込み片とのシール幅δ2を1.0mmとした以外は、実施例1と同様にして充填容器を得、同様の条件でレトルト殺菌を行った。
[実施例3]
蓋体をフランジにヒートシールする際のシール幅δ3を3.5mmとし、フランジの外周に沿った未接着部δ1を1.5mm、蓋体と切り込み片とのシール幅δ2を1.5mmとした以外は、実施例1と同様にして充填容器を得、同様の条件でレトルト殺菌を行った。
[比較例1]
切り込み片を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして充填容器を得、同様の条件でレトルト殺菌を行った。
[比較例2]
切り込み片とフランジの残部との対向面に凹凸加工を施さなかった以外は、実施例1と同様にして充填容器を得、同様の条件でレトルト殺菌を行った。
実施例1〜3、及び比較例1,2のそれぞれにおいて、レトルト殺菌を行った後の充填容器につて、以下の評価試験を行った。その結果を表1に示す
[評価試験1]
任意に選んだ20個の充填容器を用いて、蓋体の開封感についての官能試験を行った。
[評価試験2]
任意に選んだ20個の充填容器の温度を5℃に調温して、80cmの高さから側面を下方にした状態で10回落下させる落下試験を行い、破損の有無を調べた。表1に示す値は、破損した容器の個数である。
なお、実施例1〜3、及び比較例1,2での蓋体とフランジとの未接着部の径方向の長さδ1[単位:mm]、及び切り込み片の径方向の長さδ2[単位:mm]を表1に併せて示す。
また、実施例1〜3、比較例1,2において、レトルト殺菌を行った後の蓋体とフランジとの接着強度は15N/15mmであった。接着強度の測定は、ヒートシール部を15mmの長さに切り取って、剥離に要する力を引張り試験装置で測定した。
Figure 0004729932
表1に示すように、実施例1〜3では、開封感が良好であった。また、落下試験でもシール破損するものはなく、強度的に問題なかった。
一方、切り込み片を設けなかった比較例1では、開封性は良好なものの、落下試験で半数以上のものがシール破損してしまい、強度的に不十分なものであった。切り込み片とフランジの残部との対向面に凹凸加工を施さなかった比較例2では、切り込み片とフランジの残部との対向面が部分的に接着してしまい、δ2が十分に確保されず、落下試験で破損するものが多く見られた。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、前述した実施形態では、カップ状の丸形容器を例に挙げたが、容器形状は特に限定されるものではなく、この種の容器に用いられる種々の形状を採用することができる。
また、前述した実施形態では、開口部の周縁に沿ってヒートシール用のフランジが形成されたものを例に挙げたが、フランジが形成されていない容器にも、本発明は適用可能である。
以上説明したように、本発明は、容器本体の開口周縁部にヒートシールされた蓋体の容器外方からの剥離開封を容易にしつつ、容器内方からの引き剥がしに対しては、蓋体が容易に剥離しないようにした易開封性容器製造方法を提供する。
本発明における易開封性容器の一実施形態の概略を示す図である。 本発明における易開封性容器の一実施形態における要部拡大断面図である。 容器内方から蓋体を剥がそうとする力が作用した状態を概念的に示す説明図である。 フランジの他の例を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 容器
2 容器本体
23 フランジ(開口周縁部)
231 上面
232 スカート部
3 蓋体
31 ヒートシール層
4 切り込み片
P 根本部
δ1 蓋体とフランジ(開口周縁部)との間の未接着部
δ2 蓋体と切り込み片とのシール幅
δ3 蓋体とフランジ(開口周縁部)とのシール幅

Claims (4)

  1. ヒートシール層を内面に備えた蓋体を、前記ヒートシール層を容器本体の開口周縁部に対向させて載置し、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールしてなる易開封性容器の製造方法であって、
    前記容器本体を所定の容器形状に成形した後に、前記開口周縁部の上面側を容器内方側から切り込んで、前記開口周縁部にヒートシールされた前記蓋体を容器内方から外方へ向けて剥がそうとする力が働いたときに、前記蓋体とともに立ち上がるように、容器内方側の一端が自由端とされ、容器外方側の他端は前記開口周縁部と一体になっている切り込み片を設け、
    容器内方側において、前記蓋体のヒートシール層と前記切り込み片とが接着するように、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールすることを特徴とする易開封性容器の製造方法。
  2. 前記切り込み片をレーザー加工により設ける請求項に記載の易開封性容器の製造方法。
  3. 前記切り込み片を機械加工により設ける請求項に記載の易開封性容器の製造方法。
  4. 前記切り込み片と前記開口周縁部の残部との対向面のうち少なくとも一方に融着阻害処理を施した後に、前記蓋体を前記開口周縁部にヒートシールする請求項のいずれか1項に記載の易開封性容器の製造方法。
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