JP4728861B2 - 磁気粘性流体ダンパ - Google Patents

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本発明は、磁気粘性流体ダンパに関する。さらに詳述すると、本発明は、例えば構造物の免震ダンパとして用いて好適な磁気粘性流体ダンパに関する。
従来の磁気粘性流体ダンパとしては、図8に示すように、概略円筒状をなし且つ両端が閉じられたシリンダボディ101と、シリンダボディ101のシリンダ室に嵌装されてシリンダボディ101の軸心に沿って直線的に往復移動するピストンヘッド102と、ピストンヘッド102によりシリンダボディ101内に区画された第一流体室103及び第二の流体室104と、第一の流体室103及び第二の流体室104に充填された磁性粒子を含有する磁気粘性流体105と、ピストンヘッド102の外周に凹設された溝部102aに電線を巻き付けたコイルからなる電磁石108と、配線109を経由して電磁石108に電力を供給する外部の給電制御装置110とを有し、給電制御装置110により電磁石108に給電して流体通路107に磁場を形成し、この磁場の作用によって流体通路107を通過する磁気粘性流体105の見かけの粘性抵抗を増大させてダンパ減衰力を調整するものが知られている(特許文献1)。
特開2004−316797号
しかしながら、特許文献1の磁気粘性流体ダンパ100では、ダンパの減衰力を制御・調整するために、給電制御装置110のようなピストンの変位を感知するセンサとセンサの信号を基にピストンの変位に合わせてリアルタイムで電磁石108に供給する電力を制御する制御装置とが必要である。このため、ダンパの構造が複雑になると共に制御が煩雑となる。また、製造に手間が掛かると共に、ダンパに加えて外部装置が必要であり、コストアップにつながる。
また、特許文献1の磁気粘性流体ダンパ100では、外部からの制御命令の伝達並びに電力の供給が必要とされ、ダンパ単独で減衰力を調整しながら自立して作動することができない。したがって、作動有無にかかわらず制御装置を常時稼働状態(電源オン状態)にしておかなければならず、待機状態が長期間継続したり長時間連続して作動したりする場合には不経済となる。また、故障等により外部からの制御命令が遮断されたり、又は外部からの電力供給が遮断された場合には、減衰力を調整することができないので所定の性能を発揮することができず、信頼性が高いとは言えない。このため、例えば、構造物の免震ダンパのように待機状態が長期間継続する一方で突発的に発生した地震に対して確実に作動して所定の性能を発揮することが必要とされる減衰装置や、自動車のサスペンションのように所定の性能を発揮しながら連続して作動し続けることが必要とされる減衰装置への適用に適しているとは言い難い。
そこで、本発明は、ピストンの変位を感知するセンサや電力の供給を制御する制御装置を必要とせず、ピストンの変位に応じて自働的に減衰力を変化させて自立して作動することができる磁気粘性流体ダンパを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の磁気粘性流体ダンパは、磁気粘性流体と、強磁性体製ピストンと、磁気粘性流体を密封すると共にピストンを収容するシリンダ部と、シリンダ部を貫通してピストンを支持するピストンロッドと、シリンダ部の外に設けられた磁場発生装置と、シリンダ部の周囲に配置された第一のヨーク材と、シリンダ部の外でピストンロッドの周囲に配置された第二のヨーク材とを有し、ピストンロッドは、ピストンが中立領域を超えて軸方向の一方に変位したときにピストンと第一のヨーク材と磁場発生装置と第二のヨーク材と共に第一の磁気回路を形成する強磁性部及びピストンが中立領域を超えて軸方向の他方に変位したときにピストンと第一のヨーク材と磁場発生装置と第二のヨーク材と共に第二の磁気回路を形成する強磁性部、並びに、ピストンが中立領域内にあるときに第一の磁気回路を遮断すると共に第二の磁気回路を遮断する非磁性部を有し、ピストンとシリンダとの間の間隙を通る磁気回路の磁束密度がピストンの軸方向の変位に応じて変化するようにしている。
したがって、この磁気粘性流体ダンパによると、磁場発生装置によって磁場を発生させると共にピストンロッドに加振力がかかってピストンが軸方向に変位した場合、第二のヨーク材とピストンロッドの強磁性部との間の磁束の通り易さが変化してピストンとシリンダとの間を通る磁気回路の磁束密度が変化し、このピストンとシリンダとの間の間隙部分の磁気粘性流体に印加される磁場の大きさが変化して磁気粘性流体の見かけの粘性が変化する。
具体的には、ピストンの変位量が中立領域内にあるときには、ピストンロッドの非磁性部が第二のヨーク材と対向し、ピストンと第一のヨーク材との間を経由する磁気回路は形成されないか若しくは磁束密度が低く、ピストン周面近傍、具体的にはピストン外周面とシリンダ室内周面との間の間隙部分の磁気粘性流体に磁場は殆ど印加されず磁気粘性流体の見かけの粘性は殆ど変化しない。したがって、通常の流体ダンパと同様に磁気粘性流体の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力を有する流体ダンパとして制振効果を発揮する。一方、ピストンの変位量が大きく、中立領域を超えると、第二のヨーク材とピストンロッドの強磁性部とが接近しあるいは対向するので、ピストンと第一のヨーク材との間を経由する磁気回路の磁束密度が高くなってピストン周面近傍の磁気粘性流体に印加される磁場が大きくなる。これにより、ピストン周面近傍の磁気粘性流体の見かけの粘性が増加して磁気粘性流体ダンパの減衰力が増加し、磁気粘性流体ダンパは強い制振効果を発揮する。
ここで、中立領域とは、中立位置(ピストンが初期設定状態のまま変位しておらず待機状態にあるときの通常位置)を含み、本発明の磁気粘性流体ダンパが、ピストンが変位したときに通常の流体ダンパと同様に磁気粘性流体の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力を発揮する範囲のことをいう。そして、この範囲は、第二のヨーク材とピストンロッドの強磁性部との配置関係によって任意に決定される。
また、磁気粘性流体とは、一般的には、1〜10μm程度の粒子径をもつ強磁性金属粒子から構成される高濃度の懸濁液を意味する。しかしながら、本明細書においては、磁気粘性流体とは、粒子径に拘わらず強磁性体が溶液中に分散し印加される磁場の大きさによって見かけの粘性が変化する流体を意味するものとして用いる。したがって、1μm未満の粒子径をもつ強磁性体が分散している流体でも良いし、又は10μmより大きい粒子径を持つ強磁性体が分散している流体でも良い。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の磁気粘性流体ダンパにおいて、磁場発生装置として永久磁石を用いるようにしている。この場合には、永久磁石を用いることにより、外部からの電力の供給を受けることなく磁場を発生させることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の磁気粘性流体ダンパにおいて、磁場発生装置としてソレノイドを用いるようにしている。この場合には、ソレノイドを用いることにより、小さな装置で強い磁場を発生させることができる。
請求項1記載の磁気粘性流体ダンパによれば、ピストンの変位量に応じて流体ダンパ内に形成される磁気回路の磁束密度が変化し、ピストン外周面とシリンダ室内周面との間の間隙部分の磁気粘性流体に印加される磁場の大きさが変化して磁気粘性流体の見かけの粘性を自働的に変化させることが可能であるので、ピストンの変位を感知するセンサや磁場発生装置に供給する電力を制御する制御装置を用いることなくピストンの変位に応じて自働的に減衰力を変化させて自立して作動することができ、流体ダンパの構造、制御並びに製造を簡単にすることができると共にコストダウンを図ることができる。
そして、この磁気粘性流体ダンパによれば、ピストンの変位量が中立領域内にあるときには通常の流体ダンパと同様に磁気粘性流体の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力が発揮され、ピストンの変位量が中立領域を超えるときにはピストン周面近傍の磁気粘性流体の見かけの粘性が増加して大きな減衰力が発揮される。これにより、この磁気粘性流体ダンパは、ピストンの変位量が中立領域内にあるときには単なる流体ダンパとしての減衰力を有するダンパとして制振効果を発揮し、ピストンの変位量が中立領域を超えるときには大きな減衰力を有するダンパとして強い制振効果を発揮する。すなわち、異なる二種類の減衰力を組み合わせて有し、二つの制振効果を発揮するダンパとして機能する。
また、減衰力制御式ダンパでありながら磁場発生装置に供給する電力を制御する制御装置を必要とせず、したがってダンパ減衰力の制御に電力を必要としないので経済性の向上を図ることができる。
さらに、減衰力制御式ダンパでありながら外部からの制御命令を受けることなくピストンの変位に応じて自働的に減衰力を変化させて自立して作動することが可能であるので、流体ダンパの信頼性の向上を図ることができる。
また、請求項2記載の磁気粘性流体ダンパによれば、磁場発生装置として永久磁石を用いることにより、外部からの電力の供給を受けることなく磁場を発生させることが可能であるので、自立して作動することでき、信頼性の向上を図ることができる。また、減衰力の制御並びに磁場の発生に電力を必要としないので経済性の向上を図ることができる。
また、請求項3記載の磁気粘性流体ダンパによれば、磁場発生装置としてソレノイドを用いることにより、小さな装置で強い磁場を発生させることが可能であり、磁気粘性流体ダンパを小型化したり、強い磁場を発生させて強い減衰力を発揮させることができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1から図4に、本発明の磁気粘性流体ダンパの第一の実施形態の一例を示す。この磁気粘性流体ダンパ1は、磁気粘性流体8と、強磁性体製ピストン2と、磁気粘性流体8を密封すると共にピストン2を収容するシリンダ部3と、シリンダ部3を貫通してピストン2を支持するピストンロッド4と、シリンダ部3の外に設けられた磁場発生装置6と、シリンダ部3の周囲に配置された第一のヨーク材5と、シリンダ部3の外でピストンロッド4の周囲に配置された第二のヨーク材7とを有している。
シリンダ部3は、中空部(即ちシリンダ室)を有すると共に軸方向の両端面を有する中空円筒状に形成される。シリンダ部3の軸方向の両端面の中央部にはピストンロッド4を貫通させるための貫通孔が設けられる。この貫通孔周縁には、ピストンロッド4を摺動可能に支持すると共にシリンダ部3のシリンダ室に充填される磁気粘性流体8の漏洩を防ぐためのシーリング部材13が設けられる。
なお、シリンダ部3の形状は中空円筒状に限られるものではなく、例えば、シリンダ部3のシリンダ室の軸断面の形状は楕円形や多角形でも良い。また、シリンダ部3の外形はどのような形状であっても良い。
また、シリンダ部3は、流体ダンパのシリンダとして通常必要とされる強度や耐久性を有すると共にヨーク材等の高透磁率材料と比べて透磁率が十分に小さい材料(以下、低透磁率材料と呼ぶ)で形成されていれば良く、具体的には例えば鉛、銅、アルミニウムなどを用いて形成される。
ピストン2は、流体ダンパのピストンとして通常必要とされる強度や耐久性を有する高透磁率材料で形成されていれば良く、具体的には例えば鉄や磁性セラミックなどを用いて形成される。
また、ピストン2の形状は、シリンダ部3のシリンダ室の軸断面に合わせた形状であって、通常の流体ダンパと同様にピストン2の外周面とシリンダ部3のシリンダ室の周面との間に間隙を形成する形状であればどのような形状であっても良い。本実施形態では、ピストン2は、シリンダ部3のシリンダ室の軸断面形状に合わせて軸断面が円形に形成される。
シリンダ部3のシリンダ室は、ピストン2により、ピストン2の軸方向両側のシリンダ室3aとシリンダ室3bとに区分される。そして、シリンダ室3aとシリンダ室3bとは、ピストン2の外周面とシリンダ部3のシリンダ室の周面との間の間隙である流体流路3cによって繋がれる。なお、流体流路3cの断面はシリンダ室3aやシリンダ室3bの断面よりも小さい。
ピストンロッド4は、ピストン2が中立領域を超えてシリンダ室3a側に変位したときにピストン2と第一のヨーク材5と磁場発生装置6と第二のヨーク材7と共に第一の磁気回路9aを形成する強磁性部4a、及びピストン2が中立領域を超えてシリンダ室3b側に変位したときにピストン2と第一のヨーク材5と磁場発生装置6と第二のヨーク材7と共に第二の磁気回路9bを形成する強磁性部4a、並びに、ピストン2が中立領域内にあるときに第一の磁気回路9aを遮断すると共に第二の磁気回路9bを遮断する非磁性部4bをピストンロッド強磁性部4a及び4aの軸方向外側に有する。
ピストンロッド強磁性部4a、4aは、透磁率の高い領域を有していれば足り、例えば、表面が高透磁率材料で覆われているようにしても良いし(図4(A))、又は全体が高透磁率材料で形成されているようにしても良い(図4(C))。また、ピストンロッド非磁性部4bは、ピストンロッド強磁性部4a、4aよりも透磁率が低い領域を有していれば足り、好ましくは非磁性体の使用である。例えば、表面が低透磁率材料で覆われているようにしても良いし(図4(B))、又は全体が低透磁率材料で形成されているようにしても良い(図4(C))。なお、本実施形態では、ピストン2とピストンロッド強磁性部4a及び4aとが一体として形成されるようにしている。
ピストンロッド強磁性部4a、4aの構成が、表面が高透磁率材料で覆われている構成の場合には(図4(A))、例えば、ピストンロッド強磁性部4a、4aの内側に雌ねじが形成されると共にピストンロッド非磁性部4bに端面から延び出る雄ねじが形成される。そして、ピストン2と一体形成されたピストン2の両側のピストンロッド強磁性部4a及び4aにピストンロッド非磁性部4bが嵌め合わされて一体のピストンロッド4が形成されることが考えられる。
また、ピストンロッド強磁性部4a、4a全体が高透磁率材料で形成されていると共にピストンロッド非磁性部4b全体が低透磁率材料で形成されている構成の場合には(図4(C))、例えば、ピストンロッド強磁性部4a、4aに端面から突出する雄ねじが形成されると共にピストンロッド非磁性部4bの端部に雌ねじが形成される。そして、ピストン2と一体形成されたピストン2の両側のピストンロッド強磁性部4a及び4aにピストンロッド非磁性部4bが嵌め合わされて一体のピストンロッド4が形成されることが考えられる。
さらにまた、ピストンロッド非磁性部4bの構成が、表面が低透磁率材料で覆われた構成の場合には(図4(B))、例えば、ピストンロッド強磁性部4a、4aに端面から延び出る雄ねじが形成されると共にピストンロッド非磁性部4bの内側に雌ねじが形成される。そして、ピストン2と一体形成されたピストン2の両側のピストンロッド強磁性部4a及び4aにピストンロッド非磁性部4bが嵌め合わされて一体のピストンロッド4が形成されることが考えられる。
ピストンロッド強磁性部4a、4aを形成する高透磁率材料は、ダンパのピストンロッドとして通常必要とされる強度や耐久性を有する高透磁率材料であれば良く、具体的には例えば鉄や磁性セラミックなどが用いられる。さらに、ピストンロッド非磁性部4bを形成する低透磁率材料は、ダンパのピストンロッドとして通常必要とされる強度や耐久性を有する低透磁率材料であれば良く、具体的には例えば鉛、銅、アルミニウムなどが用いられる。
第一のヨーク材5は、本実施形態では、中空部5aを有すると共に軸方向の両端面を有する中空円筒状に形成される。第一のヨーク材5の軸方向の両端面の中央部にはピストンロッド4を摺動可能に支持して貫通させるための貫通孔が設けられる。なお、第一のヨーク材5は、例えばシリンダ部3の外周を覆う円筒部とその両側のキャップ部とが組み合わされて全体として中空円筒状に形成されるようにしても良い。これにより、流体ダンパの組立を簡便なものとすることができる。
第一のヨーク材中空部5aは、シリンダ部3の外周面と第一のヨーク材中空部5aの周面とが接するように形成される。さらに、シリンダ部3の軸方向両側に磁場発生装置6及び第二のヨーク材7を収容する空間を有するように形成される。
第二のヨーク材7は、ピストンロッド4を摺動可能に貫通させる貫通孔を中央部に有する環状に形成される。そして、第二のヨーク材7は、シリンダ部3の軸方向両側に配置される。
磁場発生装置6は、磁場発生装置6とピストンロッド4とが接することがないようにピストンロッド4を貫通させる貫通孔を中央部に有する環状に形成される。そして、磁場発生装置6は、シリンダ部3の軸方向両側に配置され、第二のヨーク材7、及び、本実施形態では、第一のヨーク材中空部5aの軸方向の端面に接して設けられる。
磁場発生装置6及び第二のヨーク材7の軸断面の半径は、第一のヨーク材中空部5aの軸断面の半径よりも小さく設定される。これにより、第一のヨーク材中空部5aの周面と磁場発生装置6及び第二のヨーク材7の外周面との間に、ピストン2と第一のヨーク材5と磁場発生装置6と第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4a、4aとが連なる磁気回路9a、9bを形成するための間隙10が形成される。
なお、磁場発生装置6は、磁場を発生する材質により形成されているか、又は磁場を発生させる装置であれば良い。本実施形態では、磁場発生装置6として永久磁石が用いられている。また、第二のヨーク材7は、高透磁率材料であれば良く、具体的には例えば鉄や磁性セラミックなどが用いられる。
ピストン2並びにピストンロッド強磁性部4a及び4aの軸方向の全長は、ピストン2が中立領域内にあるときにはピストンロッド強磁性部4a、4aが第二のヨーク材7と接することがなく、且つ、ピストン2の変位量が中立領域を超えたときにはピストンロッド強磁性部4a、4aが第二のヨーク材7と接する長さに設定される。なお、シリンダ部3の軸方向両側に配置される第二のヨーク材7の間隔に対するピストン2並びにピストンロッド強磁性部4a及び4aの軸方向の全長を調整することにより、磁気粘性流体ダンパ1が磁気粘性流体の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力を発揮する範囲即ち中立領域の幅を調整することができる。具体的には、全長を長くした場合にはピストン2の変位量が小さくても強い減衰力を発揮するようになり、逆に全長を短くした場合にはピストン2の変位量が大きいときのみ強い減衰力を発揮するようになる。
ピストン2及びピストンロッド4を収容したときにシリンダ部3内に形成されるシリンダ室3a及び3b並びに流体流路3cには磁気粘性流体8が充填される。磁気粘性流体8は、マイクロスケールの強磁性体粒子を含み、磁場の強さに応答して粘性が変化する。すなわち、磁場が印加されると見かけの粘性が増加し、磁場が除かれると見かけの粘性が元に戻る。なお、一般的には、流体中に分散させる強磁性体の粒子径が大きいほどせん断応力の変化が小さいために磁場の印加による減衰力の変化が比較的小さく、流体ダンパの設置場所や用途等によって磁気粘性流体8に分散させる強磁性体の粒子径を変化させることで、期待される減衰力に合わせて適切な流体ダンパを提供することが可能である。
上述した第一の実施形態の磁気粘性流体ダンパ1の動作を以下に説明する。
図2(A)に示すように、ピストン2が中立位置にあるときは第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4a、4aとが離れ、ピストンロッド非磁性部4bが第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4a、4aとの間の磁束の通り路のギャップとなる。このため、磁場発生装置6と第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4a、4aとピストン2と第一のヨーク材5とが連なる磁気回路9a、9bは形成されないか若しくは磁束密度が低い。したがって、図3(A)に示すように、流体流路3c部分の磁気粘性流体8に磁場は殆ど印加されないので磁気粘性流体8の見かけの粘性も殆ど変化しない。また、このとき、ピストンロッド4やピストン2を経由しない磁気回路即ち磁場発生装置6と第一のヨーク材5と第二のヨーク材7とが連なる磁気回路が形成されている。この状態では、磁気粘性流体ダンパ1は磁気粘性流体8の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力を有する流体ダンパとして働く。なお、図3において、図中の矢印11の向きは矢印の始点位置における磁場の向きを表し、矢印11の長さは磁場の強さを表す。
この状態で、ピストンロッド4に矢印20の向きの加振力が与えられるとピストンロッド4並びにピストン2が矢印20の向きに変位する。このとき、ピストン2の変位に合わせて、磁気粘性流体8がシリンダ室3aから流体流路3cを通ってシリンダ室3bに流動する。この際、ピストン2が中立位置にあるときは流体流路3c部分の磁気粘性流体8に磁場は殆ど印加されず見かけの粘性も殆ど変化しないので、ピストン2の変位初期の段階では、磁気粘性流体ダンパ1は磁気粘性流体8の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力を有する流体ダンパとして制振効果を発揮する。
そして、ピストンロッド4並びにピストン2が矢印20の向き即ちシリンダ室3a側に更に変位すると、図2(B)に示すように、ピストンロッド強磁性部4aがシリンダ部3から突出し第二のヨーク材7の中央部の貫通孔に進入して第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4aとの間で磁束が通り易くなる。このため、磁気回路9aの磁束密度が高くなる。これにより、流体流路3c部分の磁気粘性流体8に強い磁場が印加され(図3(B))、磁気粘性流体8の見かけの粘性が増加して磁気粘性流体ダンパ1の減衰力が増加し、磁気粘性流体ダンパ1は強い制振効果を発揮する。
また、ピストンロッド4並びにピストン2が矢印20’の向き即ちシリンダ室3b側に大きく変位すると、図2(C)に示すように、ピストンロッド強磁性部4aがシリンダ部3から突出し第二のヨーク材7の中央部の貫通孔に進入して第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4aとの間で磁束が通り易くなる。このため、磁気回路9bの磁束密度が高くなる。これにより、流体流路3c部分の磁気粘性流体8に強い磁場が印加され、磁気粘性流体8の見かけの粘性が増加して磁気粘性流体ダンパ1の減衰力が増加し、磁気粘性流体ダンパ1は強い制振効果を発揮する。
このように、本発明の磁気粘性流体ダンパ1は、振幅が僅かな振動時でピストンの変位量が小さい場合には、磁気粘性流体8の元々の粘性抵抗による減衰力に近い減衰力を発揮して加速度応答を効率良く低減する流体ダンパとして働く。そして、振動の振幅が大きくなるに従ってピストン2の変位量が次第に大きくなってピストンロッド強磁性部4a、4aが第二のヨーク材7に近付くようになり、それに伴って流体流路3c部分の磁気粘性流体8に印加される磁場が次第に強くなり、磁気粘性流体8の見かけの粘性の増加に伴って減衰力が次第に増加する流体ダンパとして働く。そしてさらに、振幅が大きい振動時でピストンの変位量が大きい場合には、ピストンロッド強磁性部4a、4aが第二のヨーク材7に多く進入して流体流路3c部分の磁気粘性流体8に強い磁場が印加され、磁気粘性流体8の見かけの粘性が大きくなって強い減衰力を発揮して大変形を抑止する流体ダンパとして働く。これにより、本発明の磁気粘性流体ダンパ1は、ピストンロッド4に大きな加振力がかかった場合でも急激に強力な減衰力を発揮して衝撃の大きい制御をするのではなく減衰力を徐々に増加させてスムーズな制振効果を発揮すると共に、ピストンロッド4にかかる加振力が大きくピストン2の変位量が大きい場合には強い減衰力を発揮して強力な制振効果を発揮する。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、磁気粘性流体8はシリンダ部3によって密封されるため、第一のヨーク材5は磁気粘性流体8を密封する必要はない。したがって、第一のヨーク材5は、ピストン2と磁場発生装置6との間で磁気回路9a、9bの一部を形成するものであればどのような形状であっても良い。具体的には例えば、シリンダ部3の周りに筋状のヨーク材を軸方向に貼り付けるようにしても良い。この場合には、ヨーク材の配置間隔や本数、並びに断面の大きさ等を変化させることにより磁気回路の形成の程度を加減して流体ダンパの減衰力を調整することができる。
また、本実施形態では、ピストンロッド4は、透磁率が高い強磁性部4a、4a及び透磁率が低い非磁性部4bのみから構成されるようにしているが、強磁性部4a、4aと非磁性部4bとの間に強磁性部4a、4aの透磁率と非磁性部4bの透磁率との間の透磁率を有する部分を設ける構成としても良い。また、ピストン2に近い方から遠い方に向けてピストンロッド4の透磁率が徐々に低くなるようにしても良い。ピストンロッド4の透磁率の変化を調整することによって磁気粘性流体ダンパ1の減衰力を調整することが可能である。
また、本実施形態では、磁場発生装置6として永久磁石を用いているが、永久磁石の代わりにソレノイド(直流コイル又は交流コイル)を用いることも可能である。この場合には、永久磁石を用いる場合と比べて磁気粘性流体ダンパ1を小型化したり、強い磁場を発生させてより強い減衰力を発揮させることができるという利点がある。
続いて、図5に、本発明の磁気粘性流体ダンパの第二の実施形態の一例を示す。第一の実施形態では、シリンダ部3の構成部材とシリンダ部3の周囲に配置される第一のヨーク材5とが別部材で構成されるようにしている。これに対し、第二の実施形態では、シリンダ部3の構成部材と第一のヨーク材5とが同一部材で構成されるようにしている。具体的には、中空部5aを有すると共に軸方向の両端面を有する中空円筒状に形成された第一のヨーク材5と中空部5a内の二つの隔壁12とによってシリンダ部3が形成される。
本実施形態のように、シリンダ部3の構成部材と第一のヨーク材5とが同一部材で構成される場合には、シリンダ部3自体が第一のヨーク材5として磁気回路の一部になる役割を担うと共に、第一のヨーク材5がシリンダ部3の一部として磁気粘性流体8を密封する役割を担う。
隔壁12は、流体ダンパの構成部品として通常必要とされる強度や耐久性を有する低透磁率材料で形成されていれば良く、具体的には例えば鉛、銅、アルミニウムなどを用いて形成される。隔壁12の中央部にはピストンロッド4を貫通させるための貫通孔が設けられる。そして、この貫通孔の周縁には、ピストンロッド4を摺動可能に支持すると共にシリンダ部3のシリンダ室(本実施形態では、具体的には、第一のヨーク材中空部5aの両隔壁12によって挟まれる空間)の磁気粘性流体8の漏洩を防ぐためのシーリング部材13が設けられる。
また、図6に、本発明の磁気粘性流体ダンパの第三の実施形態の一例を示す。この実施形態も、シリンダ部3の構成部材と第一のヨーク材5とが同一部材で構成される。この実施形態では、シリンダ部3の軸方向両端面中央部のピストンロッド4を貫通させるための貫通孔周縁に設けられたシーリング部材13は、ピストン2を経由しない磁気回路の形成を防ぐために低透磁率材料で形成される。
この実施形態では、磁場発生装置6はシリンダ部3の軸方向両側に配置されシリンダ部3の軸方向の端面に接して設けられる。
また、磁場発生装置6の中央部貫通孔の内周面とピストンロッド4の外周面との間の間隙10’が、シーリング部材13とシリンダ室3a、3bと共に磁気回路を形成するための空間となる。
また、図7に、本発明の磁気粘性流体ダンパの第四の実施形態の一例を示す。この実施形態も、シリンダ部3の構成部材と第一のヨーク材5とが同一部材で構成される。また、この実施形態では、シリンダ部3の軸方向片側の端面を貫通してピストン2を片側から支持する片ロッド4’が用いられている。なお、片ロッド4’が貫通する端面と軸方向反対側のシリンダ部3の端面は閉じられている。また、片ロッド4’を用いるこの磁気粘性流体ダンパ1は、通常の片持ちシリンダと同様に、シリンダ部3内に進入する片ロッド4’の体積の変化に対応するため、シリンダ部3のシリンダ室内にフリーピストン14aによって仕切られたアキュムレータ14が設けられている。
そして、この実施形態では、片ロッド4’は、図7(B)に示すように、ピストン2が中立領域を超えて矢印20の向き即ちシリンダ室3a側に変位したときにピストン2と第一のヨーク材5と磁場発生装置6と第二のヨーク材7と共に第一の磁気回路9aを形成するピストンロッド強磁性部4a、4a及び4aと、図7(C)に示すように、ピストン2が中立領域を超えて矢印20’の向き即ちシリンダ室3b側に変位したときにピストン2と第一のヨーク材5と磁場発生装置6と第二のヨーク材7と共に第二の磁気回路9bを形成するピストンロッド強磁性部4aとを有する。
また、片ロッド4’は、ピストン2が中立領域内にあるときに第二のヨーク材7とピストンロッド強磁性部4a、4a及び4aとの間で磁束の通り路のギャップになるように、ピストンロッド強磁性部4aとピストンロッド強磁性部4aとの間にピストンロッド非磁性部4bを有する。
さらに、ピストンロッド強磁性部4a及び4a、並びにピストンロッド非磁性部4bの配置は、ピストン2が中立領域内にあるときにはピストンロッド強磁性部4a、4aが第二のヨーク材7と接することがなく、且つ、ピストン2の変位量が中立領域を超えたときにはピストンロッド強磁性部4a、4aが第二のヨーク材7と接するように設定される。
片ロッド4’を上述の構成とすることにより、片ロッドダンパでありながら、ピストン2が中立位置からどちらの方向に変位する場合であっても、中立領域を除いて流体ダンパ内に磁気回路9a,9bを形成させると共にこの磁気回路9a,9bの磁束密度を変化させることができるので、ピストン2の変位の大きさに応じて流体流路3c部分の磁気粘性流体8に印加される磁場の強さを変化させ、磁気粘性流体8の見かけの粘性を変化させて磁気粘性流体ダンパ1の減衰力を変化させることができる。
本発明の磁気粘性流体ダンパの第一の実施形態の一例を示す断面図である。 第一の実施形態の磁気粘性流体ダンパの動作を説明する断面図である。(A)はピストンが変位していない状態を示す断面図である。(B)はピストンが中立領域を超えて一方に変位した状態を示す断面図である。(C)はピストンが中立領域を超えて他方に変位した状態を示す断面図である。 第一の実施形態の磁気粘性流体ダンパの磁場分布を示す断面図である。(A)はピストンが変位していないときの磁場分布を示す断面図である。(B)はピストンが中立領域を超えて変位したときの磁場分布を示す断面図である。 ピストンロッドの構造を説明する断面図である。(A)はピストンロッド強磁性部の表面が高透磁率材料で覆われている構造の場合の断面図である。(B)はピストンロッド非磁性部の表面が低透磁率材料で覆われている構造の場合の断面図である。(C)はピストンロッド強磁性部全体が高透磁率材料で形成されると共にピストンロッド非磁性部全体が低透磁率材料で形成されている構造の場合の断面図である。 本発明の磁気粘性流体ダンパの第二の実施形態の一例を示す断面図である。 本発明の磁気粘性流体ダンパの第三の実施形態の一例を示す断面図である。 本発明の磁気粘性流体ダンパの第四の実施形態の一例を示す断面図である。(A)はピストンが変位していない状態を示す断面図である。(B)はピストンが中立領域を超えて一方に変位した状態を示す断面図である。(C)はピストンが中立領域を超えて他方に変位した状態を示す断面図である。 従来の磁気粘性流体ダンパを示す断面図である。
符号の説明
1 磁気粘性流体ダンパ
2、2a、2b ピストン
3 シリンダ部
4 ピストンロッド
4’ 片ロッド
4a、4a、4a ピストンロッド強磁性部
4b ピストンロッド非磁性部
5 第一のヨーク材
6 磁場発生装置
7 第二のヨーク材
8 磁気粘性流体
9a 第一の磁気回路
9b 第二の磁気回路

Claims (3)

  1. 磁気粘性流体と、強磁性体製ピストンと、前記磁気粘性流体を密封すると共に前記ピストンを収容するシリンダ部と、前記シリンダ部を貫通して前記ピストンを支持するピストンロッドと、前記シリンダ部の外に設けられた磁場発生装置と、前記シリンダ部の周囲に配置された第一のヨーク材と、前記シリンダ部の外で前記ピストンロッドの周囲に配置された第二のヨーク材とを有し、前記ピストンロッドは、前記ピストンが中立領域を超えて軸方向の一方に変位したときに前記ピストンと前記第一のヨーク材と前記磁場発生装置と前記第二のヨーク材と共に第一の磁気回路を形成する強磁性部及び前記ピストンが前記中立領域を超えて軸方向の他方に変位したときに前記ピストンと前記第一のヨーク材と前記磁場発生装置と前記第二のヨーク材と共に第二の磁気回路を形成する強磁性部、並びに、前記ピストンが前記中立領域内にあるときに前記第一の磁気回路を遮断すると共に前記第二の磁気回路を遮断する非磁性部を有し、前記ピストンと前記シリンダとの間の間隙を通る磁気回路の磁束密度が前記ピストンの軸方向の変位に応じて変化することを特徴とする磁気粘性流体ダンパ。
  2. 前記磁場発生装置として永久磁石を用いることを特徴とする請求項1記載の磁気粘性流体ダンパ。
  3. 前記磁場発生装置としてソレノイドを用いることを特徴とする請求項1記載の磁気粘性流体ダンパ。

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