JP4727859B2 - ロータリージョイント - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
    • F16L39/04Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies allowing adjustment or movement

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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、半導体製造装置等の流体供給機器において、流体供給機器から回転体に供給される多通路の接続部分に用いられるロータリージョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係わるロータリージョイントの用途に関し、例えば、集積回路の基板に使用される半導体ウエハは、シリコン等の円柱状の超純度結晶体を、一定の厚さの円盤状にスライスしてから研削加工し、更に表面の平坦仕上加工及び鏡面加工を行っている。そして、半導体デバイスの高集積化の進歩につれて、更に一層の高精度の平坦度や鏡面加工精度が要求されている。
【0003】
このような半導体ウエハの超平坦化及び鏡面化のための研磨加工は、例えば、ポリッシング装置(CMP装置)により行われている。この種のポリッシング装置の構成は、上面に半導体ウエハを保持するターンテーブルと、その上部に対向して設けられた研磨面を有するトップリングと、トップリングの研磨面をターンテーブル上に配置された半導体ウエハに対し接触させて水平移動させながらトップリングを回転させる駆動装置と、トップリングの研磨面と半導体ウエハの被研磨面との間に研磨液(純水+スラリー)、空気、純水+スラリー、空気等を断続に供給する装置とを備えている。
【0004】
この様に構成されたCMP装置による半導体ウエハの研磨加工は、研磨液等を供給しながら、トップリングを半導体ウエハの被研磨面に接触させて回転させることによって行われる。このため、回転するトップリングと、非回転側の研磨液供給装置との間の接続通路は、多流路用ロータリージョイントを介して接続されている。
【0005】
図6は、この様な流体供給装置からの流体を回転する処理装置へ供給する接続通路を接続可能とする従来のロータリージョイントの断面図である。
図6に於いて、ロータリージョイント100は、内周面を設けたボディ101が配置されており、そのボディ101の内周面内に回転可能に挿通されたロータ102が設けられている。又、ボディ101には、多数の流体供給用通路103が設けられている。更に、ロータ102にも対応する多数の流体用通路104が設けられている。そして、ボディ101とロータ102の間に軸方向へ多数のメカニカルシール105が配置されている。
【0006】
このメカニカルシール105は固定用密封環105Aと回転用密封環105Bとが対向して配置されている。そして、各メカニカルシール105の間に流体用通路103、104が形成される。この流体用通路103、104が往復通路に構成されているために、固定用密封環105Aはボディブロック110により狭持されている。この固定用密封環105Aはカーボン又はセラミックなどにより形成されている。
このメカニカルシール105間に形成される各シール室106を介して流体供給用通路103と流体用通路104とが連通されている。これらの各シール室106内は、作動する処理装置のプログラムに従って、液体+スラリー、気体、真空状態が交互に供給されることになる。このため、流体供給用通路103が流体を供給したり排出したりする往復の給排通路となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにロータリージョイント100には、本体101とロータ102とに多数の通路104が形成される。一般にメカニカルシール105は、一方からのみ流れる流体をシールするように構成されているために、往復通路を必要とするときには、メカニカルシール105のシールする方向に合わせて往・復通路ごとに各メカニカルシール105を設けなければならない。この様にすると2倍の通路とメカニカルシール105とを設けなければならないから、この増加につれてロータリージョイント100の構造が更に大型になる。そこで、メカニカルシール105の固定密封環105Aの両側面をボディ101を構成するボディブロック110により狭持して固定している。
【0008】
しかし、固定用密封環105Aは、カーボン等で形成されているから、両側から狭持されると密封摺動面が微少に変形してその平坦度が損なわれる。この平坦度が損なわれると偏摩耗が促進し、シール能力が低下する。
又、固定用密封環105Aは、摺動面の発熱と固定された位置での温度との熱変化が生じるから、温度変化による熱的影響により密封摺動面が変形する問題が存在する。
特に、被密封流体がスラリーを含む流体、或いは水、空気、真空等が交互に流れるような場合には、この悪影響がさらに増加してシール能力を低下させることになる。
【0009】
更に、固定用密封環の摩耗の促進は、回転用密封環105Bの偏摩耗を惹起してメカニカルシール105耐久性を低下させることになる。
又、固定用密封環のボディブロック110による固定はボディの加工精度を必要以上に精密にしなければ成らず、コスト高になる。更に、ボディ101の大きさも大きくなる。又、ボディ101が大形になれば、装置としての取付場所が問題となる。
【0010】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、メカニカルシールの固定用密封環を固定することなく、各メカニカルシールにより、メカニカルシール間の1つの通路を確実にシールすると共に、そのメカニカルシール間の通路を往復可能な流体通路に構成することにある。
又、密封摺動面が被密封流体の圧力による変形するのを防止すると共に、摺動等による発熱により密封摺動面が熱変形するのを防止し、且つメカニカルシールの密封摺動面に偏摩耗が惹起するのを防止することにある。
更に又、ロータリージョイントにおけるメカニカルシールの組立精度を低減してもシール能力を向上させることにある。更に、メカニカルシールの摺動抵抗を低減して、摺動抵抗に伴う動力エネルギーの消費を低減することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した技術的課題を解決するために成されたものであって、その技術的解決手段は以下のように構成されている。
【0012】
請求項1に係わる本発明のロータリージョイントは、内周面内へ貫通する第1通路を有する本体と、外周面が前記本体の前記内周面と嵌合して回転自在に配置されていると共に前記外周面に貫通して前記第1通路と連通可能な第2通路を有するロータと、前記ロータに嵌着し前記第2通路と連通する接続通路が設けられている通路用リングと、前記本体の前記内周面と前記ロータの前記外周面との間の空間部内で前記第2通路の両側に配置されて前記第1通路と前記第2通路との連通路を形成する複数のメカニカルシールとを具備し、
前記メカニカルシールは前記本体に形成された前記第1保持部に軸方向移動自在に保持されて一端に第1シール面を有すると共に他端に被密封流体が作用可能な第1背面を有する非回転用密封環と、前記通路用リングを介して対称に配置され、前記通路用リングの両側面に形成された第2保持部に軸方向移動自在に保持されて、一端に対向する前記第1シール面と密接する第2シール面を有すると共に他端に被密封流体が作用可能な第2背面を有する回転用密封環とを備え、前記非回転用密封環は、内径側から被密封流体の圧力により前記第1シール面側へ押圧される第1受圧背面を有し、前記回転用密封環は、内径側から被密封流体の圧力により前記第1シール面側へ押圧される第2受圧背面を有し、前記非回転用密封環又は前記回転用密封環の内の一方が弾発手段により前記シール面側へ押圧されているものである。
【0013】
請求項1に係わる本発明のロータリージョイントでは、一般には、摺動面を貫通する通路を介して本体側通路からロータ側通路へ流体を供給するように構成されている。同時に、この2つの通路の接続路をシールするメカニカルシールも本体側からロータ側へ流通する流体のみをシールする様に構成されている。このために摺動面を貫通する通路を往復して流れる場合、例えば、本体側から供給した流体を逆にロータ側から本体側へ吸い込む場合、又はロータ側の通路を介して本体側通路へ逆に流体を供給する場合には、メカニカルシールはそのように構成されていないから、流体をシールすることが不完全になり、漏洩することになる。しかし、非回転用密封環と回転用密封環との密封摺動面に対して内周側から被密封流体が作用しても両密封環に作用する流体圧力が互いに押圧するように構成されているので、固定用密封環の第1シール面が傾斜することもなく、両メカニカルシール間に形成される連通路に対して被密封流体が流入する場合及び流出する場合でも確実にシールすることが可能になる
【0014】
非回転用密封環は、従来のように本体が分割された互いのボディブロックにより圧着されて固定されるのではなく、軸方向に摺動自在に保持されているので、第1シール面の接合面が常に密接するように対応して偏摩耗を防止してシール能力を発揮することが可能になる。
又、非回転用密封環は、固定ではなく、軸方向に移動自在に保持させる構成であるから、非回転用密封環の取付加工精度を精密に加工しなくとも、第1シール面の密接が発揮されて密封能力を奏することが可能になる。
【0015】
請求項2に係わる本発明のロータリージョイントは、前記本体の前記第1保持部前記回転用密封環方向へ突出してリング状に形成された第1嵌合案内部を有し、該第1嵌合案内部は外周に第1嵌合面を有すると共に自由端に第1支持端面を有し、前記非回転用密封環の前記第1受圧背面は、前記第1支持端面対向すると共に径方向に接面可能に形成され、前記通路用リングの前記第2保持部は、前記非回転用密封環側へ突出してリング状に形成された第2嵌合案内部を有し、該第2嵌合案内部は自由端に第2支持端面を有し、前記回転用密封環前記第2受圧背面と前記第2支持端面との間はOリング取付溝に形成され、前記非回転用密封環の前記第1受圧背面の面積と前記回転用密封環の前記第2受圧背面の面積とがほぼ等しく構成されているものである。
【0016】
請求項2に係わる本発明のロータリージョイントでは、本体にリング状を成して軸方向へ突出する第1嵌合案内部の第1嵌合面にシールリングを介して移動自在に嵌合しているから、非回転用密封環の保持部の取付精度を精密に加工しなくともシール能力を向上させることが可能になる。
更に、メカニカルシールの内周側から被密封流体の圧力が作用する場合でも、非回転用密封環の第1受圧背面に受ける圧力と、回転用密封環の第2受圧背面に受ける圧力とのほぼ同一な力の釣り合いにより互いの密封摺動面が密接し、同時に、ばね手段により最適に押圧されるので、シール能力を発揮する。このために、2つの通路に於ける連結された連通路に対して被密封流体が往復して流れても確実にシールすることが可能になる。
【0017】
請求項3に係わる本発明のロータリージョイは、前記ロータリージョイントが半導体製造装置用多流路ロータリージョイントとして用いられるものである。
【0018】
請求項3に係わる本発明のロータリージョイでは、半導体製造装置用の多流路ロータリージョイントは、多流路の構成であると共に、流体がロータリージョイントの多流通路を連続して流入及び流出が繰り返されるものであるが、この様な用途のロータリージョイントに、1つの作動流通路で流体を往復できるように構成されているので優れた効果を発揮する。つまり、本発明のように1つの流通路で作動流体を流入及び流出させる構成は、作動流体の応答性を向上させると共に、メカニカルシールによる連通路の構成を多流路において少なくすることが可能になる。
更に、流体が往復する通路が少なくできるから、ロータリージョイントを小型に構成することが可能になると共に、製作費を低減することが可能になる。しかも、作動流体の流れを制御する制御装置が容易になると共に、間違った作動流体を流すような誤動作をなくすことが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るロータリージョイントの好ましい実施の形態を、図1、図2及び図3を参照しながら説明する。図1は、本発明に係わる第1実施の形態の半導体製造装置のポリッシング装置用多流路ロータリージョイントとして用いられるロータリージョイントの断面図である。又、図2はその正面図である。更に、図3はメカニカルシールにより第1通路と第2通路との連通路を形成したロータリージョイントの要部断面図である。更に、図4は、第2実施の形態のロータリージョイントに於けるメカニカルシールを示す半断面図である。尚、図1、図3に於ける符号で不明な点は、図1拡大したものとみなして図4を参照のこと。
【0020】
図1は、半導体製造装置のポリッシング装置用多流路のロータリージョイントの断面図である。図1に於いて、1Aはロータリージョイントである。ロータリージョイント1Aの本体2は、ほぼ円筒状を成して内周面6が設けられていると共に、内周面6には軸方向に等配に環状溝を成した空間部3が形成されている。この本体2には、外周から内周面6に貫通する多数の第1通路4が形成されている。この第1通路4には開口に管用ねじが形成されており、この管用ねじに図示省略の配管が螺合される。又、この本体2は、メカニカルシール10を取り付けやすいように各ブロック2AをOリング37(6カ所)を介してボルト32により結合して一体に形成している。
【0021】
本体2の内周面6内には、外周面28を設けたロータ20が軸受33を介して相対回転可能に配置されている。ロータ20には、第1通路4に対応する第2通路24が外周面28を貫通して対向した位置に設けられている。この第2通路24は、ロータ20の内部で直交して軸方向の一端面に貫通している。その配置状況は、図2に示す通りである。この図2から明らかなようにロータ20に設けられる第2通路24の数が多くなれば、ロータ24の径も大きくなる。又、ロータ20の第2通路24の軸方向開口側には取付治具21が取り付けられている。そして、この取付治具21によりロータリージョイント1Aが作動装置と連結できるように構成されている。
【0022】
この様に構成された本体2とロータ20との嵌合間の第1通路4と第2通路24との連結間はメカニカルシール10を介して連通路30に形成される。この2つの1対のメカニカルシール10は、本体2の空間部3の第2通路24の両側に配置されて連通路30を形成している。この2つの通路4、24の連結間はメカニカルシール10のシールにより被密封流体が外部に流出しないように密封される。
【0023】
図3は、図1の下側の1対のメカニカルシール10の配置を拡大したものである。図3に於いて、メカニカルシール10は、非回転用密封環11と回転用密封環12とが対向して互いの第1及び第2シール面11A、12Aを密接するように配置されている。非回転用密封環11は本体2の保持部5に設けられた軸方向に延在するリング状に形成された第1嵌合案内部5Rの外周の第1嵌合面5Bに軸方向移動自在に嵌合する。この第1嵌合案内部5Rの自由端は第1支持端面5Aに形成されていると共に、第1嵌合面5BにはOリング取付溝5Cが形成されている。又、本体2の第1保持部5には第1止めピン9が設けられている。
【0024】
メカニカルシール10を構成する一方の非回転用密封環11は、第1保持部5に軸方向移動自在に保持される形に構成されている。この非回転用密封環11の軸方向の端面には、第1シール面11Aが形成されており、この第1シール面11Aと反対面には径方向幅寸法Bの第1背面11Hが形成されている。この第1背面11Hには第1止めピン9と係合する第1係止溝11Bが設けられている。又、非回転用密封環11には、第1嵌合面5Bと移動自在に嵌合して摺動する第1案内面11Cが設けられていると共に、第1支持端面5Aと径方向に接面可能な第1受圧背面11Dが設けられており、この面は直交を成す段面に形成されている。そして、第1嵌合面5BのOリング取付溝5Cに装着された第1Oリング35により嵌合面間に侵入する被密封流体がシールされる。
この非回転用密封環11は炭化珪素により構成されているが、その他の材質、例えば、カーボン材などにより構成することもできる。
【0025】
非回転用密封環11と対称の位置には第1シール面11Aと密接する第2シール面12Aを設けた回転用密封環12が配置されている。この第2シール面12Aは凸部のシール部に設けられているが、凸部にしない場合の実施例がある。そして、この回転用密封環12も非回転用密封環11と類似した形に形成されている。つまり、第2シール面12Aと反対面には径方向幅寸法Bの第2背面12Hが形成されている。この第1背面11Hと第2背面12Hの面積はほぼ同一に形成することが好ましい寸法Bである。そして、この第2背面12Hにも第2止めピン29と係合する係止溝12Bが形成されている。
又、回転用密封環12には、第2嵌合面25Bと移動自在に嵌合して摺動する第2案内面12Cが設けられていると共に、第2支持端面25Aと第2受圧背面12Dとの間はOリング取付溝13を形成する間隔に形成されている。そして、ロータ20と回転用密封環12との間は、この第2Oリング36により侵入する被密封流体をシールする。この回転用密封環12はカーボンにより構成されているが、その他の材質、例えば、炭化珪素材などにより構成される。
【0026】
対称を成す2つの回転用密封環12の間には、図3に示すように通路用リング26がロータ20に嵌着すると共に、止めねじ39により固定されている。この通路用リング26には、ロータ20の第2通路24と連通する接続通路24Aが設けられている。又、接続通路24Aは、第1通路4に対応する位置に配設されている。
そして、通路用リング26の両側面には、第2保持部25が各々形成されている。この第2保持部25には、第2止めピン29が各々設けられている。更に、両側面から突出する第2リング部25Rが両側に各々設けられている。この第2嵌合案内部25Rには、外周面に第2嵌合面25Bが設けられていると共に、自由端に第2支持端面25Aが形成されている。この第2支持端面25Aの径方向幅寸法Aは、好ましくは、第1支持端面5Aの幅寸法Aとほぼ同一にすると良い。
【0027】
更に、この通路用リング部26には等配に軸方向へ貫通溝が設けられている。そして、貫通溝を介してコイルスプリング(弾発手段)38が各々受けられている。このコイルスプリング38により回転用密封環12が非回転用密封環11方向へ弾発に押圧されている。
この様に構成された1対のメカニカルシール10は各通路4、24ごとに空間部3内の接続通路24Aの両側に図1に示すように配置されて連通路30を構成する。
【0028】
この様に構成された第1実施の形態のロータリージョイント1Aは、作動流体である被密封流体が配管を通じて第1通路4から第2通路24に流入するときに空間部3内で通路の両側に配置されたメカニカルシール10に作用する。そして、メカニカルシール10を構成する非回転用密封環11の第1背面11Hに被密封流体が作用する。又、回転用密封環12の背面12Hにも被密封流体が作用する。同時に、これらの各正面にも反対方向の力として被密封流体が作用する。
そして、この両背面11H、12Hと対応する両正面の受圧面積はほぼ同一に構成すると良いから(ばね手段38の設計によっては受圧面積は同一にしない場合もある)、これらの互いの作用力は消し合うように釣り合うことになる。その結果、回転用密封環12は、第2Oリングに作用する圧力と、ばね手段38により作用する力とにより非回転用密封環11側へ押圧されているから、摺動シール面11Aとシール面12Aとが平行に密接し、第1通路4と第2通路24とを密封した連通路30を形成する。
【0029】
又、ロータ20の第2通路24から第1通路4に作動流体である被密封流体が流れる場合には、被密封流体の圧力が非回転用密封環11の第1受圧背面11Dに作用する。同時に、回転用密封環12の第2受圧背面12Dも第1受圧背面11Dとほぼ同一面積にすると良いから、被密封流体の圧力が均一にシール面11A、12Aに対して作用する。
そして、非回転用密封環11の第1シール面11Aと回転用密封環12の第2シール面12Aとが密接する。その状態で、ばね手段38が回転用密封環12を第1シール面11A方向へ押圧するから、各シール面11A、12Aは密封接触を強め、第1通路4と第2通路24との連結間をシールして連通路30を形成する。
【0030】
図4は、本発明に係わる第2実施の形態のロータリージョイント1Bの要部を示す半断面図である。
【0031】
図4に於いて、メカニカルシール10を構成する一方の非回転用密封環11は、保持部5に軸方向移動自在に保持されている。この非回転用密封環11の軸方向の端面には、摺動シール面11Aが形成されており、この摺動シール面11Aと反対面には、径方向幅寸法Bの第1背面11Hが形成されている。この第1背面11Hには第1ピン9と係合する第1係止溝11Bが設けられている。
又、非回転用密封環11には、第1嵌合面5Bと移動自在に嵌合して摺動する第1案内面11Cが設けられていると共に、径方向幅寸法Aの第1支持端面5Aと接面可能な径方向寸法Aの第1受圧面11Dが設けられている。そして、嵌合面5BのOリング取付溝5Cに装着された第1Oリング35により嵌合面間に侵入する被密封流体がシールされる。このため、第1支持端面5Aと第1受圧背面11Dとの間に被密封流体が作用すると非回転用密封環11は回転用密封環12方向にPの力で移動する。
この非回転用密封環11は炭化珪素により構成されているが、その他の材質、例えば、カーボン材などにより構成することもできる。
【0032】
非回転用密封環11と対称の一方の位置には、内径Dがロータ20の外径dより大径で、内周側が段部を成して突出するシール部12Sに第1シール面11Aと密接する第2シール面12Aを設けた回転用密封環12が配置されている。そして、この回転用密封環12も非回転用密封環11と類似した形に形成されている。この回転用密封環11は、シール面12Aと反対面に径方向幅寸法Bの第2背面12Hが形成されているので、非回転用密封環11の第1背面11Hとほぼ同一面積に形成されている。又、第2シール面12A側の正面も径方向幅がほぼ同一寸法に形成されている。そして、この第2背面12Hにも第2止めピン29と係合する係止溝12Bが形成されている。
又、回転用密封環12には、第2嵌合面25Bと移動自在に嵌合して摺動する第2案内面12Cが設けられていると共に、第2支持端面25Aとの間に第2Oリング36を配置する間隔の第2受圧背面12Dが設けられている。この間隙の第2受圧背面12Dと第2支持面25Aとの間はOリング取付溝13に形成される。この第2受圧背面12Dの径方向幅寸法Aは、第1受圧背面11Dの径方向幅寸法Aとほぼ同一である。更に、第1嵌合面5BのOリング取付溝5Cに装着された第1Oリング35により嵌合面間に侵入する被密封流体はシールされる。この回転用密封環12はカーボンにより構成されているが、その他の材質、例えば、炭化珪素材などにより構成される。
【0033】
対称を成す2つの回転用密封環12、12の間には、通路用リング26がロータ20に嵌着すると共に、止めねじ39により固定されている。この通路用リング26には、ロータ20の第2通路24と連通する接続通路24Aが設けられている。又、接続通路24Aは、第1通路4に対応する位置に配設されている。
そして、通路用リング26の両側面には、第2保持部25が各々形成されている。この第2保持部25には、第2止めピン29が設けられている。更に、両側面から軸方向へ突出する第2嵌合案内部25Rが両側に各々設けられている。この第2嵌合案内部25Rには、外周面に第2嵌合面25Bが設けられていると共に、自由端にだい2支持端面25Aが形成されている。この第2支持端面25Aと回転用密封環12の第2受圧背面12Dとの間により形成されるOリング取付溝13には第2Oリング36が装着されている。このOリング36により、回転用密封環12とロータ20との間をシールする。このOリング36にはロータ20とメカニカルシール10との間の間隙22から被密封流体が作用する。又、反対に、第2支持端面25A側からも被密封流体が作用する。
【0034】
更に、この通路用リング26には等配に軸方向へ貫通溝が設けられている。そして、貫通溝を介してコイルスプリング(弾発手段)38が各々受けられている。このコイルスプリング38により回転用密封環12が非回転用密封環11方向へ弾発に押圧されている。この様に構成されたメカニカルシール10は各通路ごとに空間部3内の通路の両側に図1に示すように配置されて連通路30を構成する。
【0035】
この様に構成された第2実施の形態の第2ロータリージョイント1Bは、作動流体である被密封流体が配管を通じて第1通路4から第2通路24に流入するときにに、空間部3内で各通路4、24の両側に配置されたメカニカルシール10に圧力が作用する。そして、メカニカルシール10を構成する非回転用密封環11の第1背面11Hに作用する。同時に、非回転用密封環11の正面にもほぼ同一の全圧力が作用する。又、回転用密封環12の第2背面12Hにも圧力が作用する。同時に、回転用密封環12の正面にもほぼ同一の全圧力が作用する。そして、この両背面11H、12Hと、両正面とは受圧面積がほぼ同一に構成されているから、これらの全圧力は各密封環11、12に於いて互いに対向するから力がバランスする。そして、回転用密封環12は第2Oリングに作用する力の内バランスしない作用力と、ばね手段38による力により非回転用密封環11側へ押圧されるから、第1シール面11Aと第2シール面12Aとが平行に密接し、第1通路4と第2通路24とを接続した連通路30を形成する。
【0036】
又、ロータ20の第2通路24から第1通路4に被密封流体が流れる場合には、被密封流体の圧力が非回転用密封環11の第1受圧背面11Dに作用する。同時に、回転用密封環12の第2受圧背面12Dにも被密封流体の圧力が作用する。これらの作用力は、シール部12Sの存在に関係なく、非回転用密封環11と回転用密封環12に於いて、互いにバランスして釣り合う。
そして、非回転用密封環11の第1シール面11Aと回転用密封環12の第2シール面12Aとが同一平面に密接する。その状態で、ばね手段38が回転用密封環12を第1シール面12A方向へ押圧するから、密封接触し、第1通路4と第2通路24との連結間をシールして連通路30を形成する。
【0037】
図5は、本発明に係わる実施の形態の第1ロータリージョイント1A及び第2ロータリージョイント1Bを半導体製造装置に取り付けた構成図である。図5に於いて、図1に示す第1のロータリージョイント1Aをウェハポリッシングを行うCMP装置に於けるテーブル40へ冷却水を供給するために回転部に取り付けた状態を示す構成の側面図である。このCMP装置に取り付けた第1ロータリージョイント1Aを以下に説明する。
【0038】
回転テーブル40の下部には、図示省略のモータにより駆動される第1回転軸41が設けられている。この第1回転軸41には、冷却水用の供給通路42と冷却水用の回収通路43が設けられている。更に、第1回転軸41の下部には図1に示す構造の第1ロータリージョイント1Aが設けられている。
又、第1回転軸41の供給通路42と第1ロータリジョイント1Aの第1通路4(図1参照)が連通すると共に、回収通路43と第1通路4、4、4(図1参照)が連通する。そして、第1ロータリージョイント1Aの本体2の第1通路4、4、4、4と回転するロータ20の第2通路24、24、24、とは、各メカニカルシール10間に形成される連通路30、30、30、を介して回転状態でも連通する。
【0039】
更に、この供給通路42に接続された流体供給用ポンプ60から回転テーブル40に設けられた冷却回路44に、回転又は非回転状態に係わらず、冷却水を供給することが可能になる。そして、回転テーブル40に冷却水が送られてシリコンウェハSや回転テーブル40が冷却される。
【0040】
これらの冷却水は回転テーブル40の冷却回路44に対して十分に供給しなければならないが、本発明のように取付上小型にしなければならないロータリージョイント1Aでは、従来のように冷却水の供給通路を大きくするとロータ20が軸方向にも径方向にも大形になる。更に、回収通路43も供給通路42の流量断面積と同等以上にしなければならないから、更に大径になる。しかし、本発明のように往復可能な通路にすると少ない通路で、冷却通路と排出通路を兼用できるのでロータ20の径を大きくすることなく、多機能の通路を構成することが可能になる。更に、密封環を偏摩耗を惹起させることなく、優れたシール能力を発揮する。
【0041】
次に、図4に示すCMP装置の上部に取り付けられた第2ロータリージョイント1Bについて説明する。図4に於いて、40はシリコンウェハSを載置して加工する回転テーブルである。この回転テーブル40は、第1回転軸41に連結されてP1方向に回転する。同時に、第2ロータリージョイント1Bを装備したパッド支持体53は、図示するX方向に進退移動する。更に、パッド支持体53に支持されている図示省略の駆動モータにより回転する研磨パッド54が、パッド支持体53の下部に取り付けられている。この研磨パッド54は、パッド支持体53と研磨パッド54に連結している第2回転軸55によりP2方向へ回動する。そして、研磨パッド54は、回動しながらシリコンウェハ上をX方向に移動して研磨加工を行う。
【0042】
パッド支持体53に設けられている第1給排通路58は、配管により研磨液を圧送する給排装置70と連通されている。更に、この第1給排通路58は、第2ロータリージョイント1Bの第1通路4に連通すると共に、隣り合わせのメカニカルシール10の間に形成される連通路30を介して第2通路24に回動状態で連通可能になる。
又、第2ロータリージョイント1Bの第1通路4は、第2回転軸55に設けられている第2給排通路56に連通すると共に、研磨パッド54の噴射通路51に連通する。
【0043】
そして、給排装置70から圧送される研磨液を第1給排通路58を通して第2ロータリージョイント1Bの第1通路4へ送り、第2ロータリージョイント1Bでメカニカルシール10間に形成される連通路30を介して回転するロータ20の第2通路24へ供給され、第2回転軸55の第2給排通路56を介して研磨パッド54の噴射通路51に圧送する。そして、噴射通路51からシリコンウェハSの上面に研磨液を噴射してシリコンウェハSの表面研磨加工を行う。
【0044】
同時に、パッド支持体53に設けられている第1流体通路59は、配管により空圧の流体供給装置75に連通されている。更に、第1流体通路59は第2ロータリージョイント1Bの第1通路4、4、4に連通している。この第1通路4、4、4は、ロータ20の第2通路24、24、24にメカニカルシール10間の連通路30、30,30を介して回転状態でも連通する。そして、第2通路24、24、24から回転する第2回転軸55の第2流体通路57に連通すると共に、第2流体通路57から研磨パッド54の第2噴射通路52に連通して空気圧を噴射し、第1噴射通路51から噴射される研磨液を均一に分散させる作用をする。同時に、研磨した研磨液をシリコンウェハSと回転テーブル40の上面等から素早く排除させる。
【0045】
これらの空気圧の噴射は、研磨液を素早く均一に分散させる必要から、多数の第1及び第2噴射通路51、52を介して行うか否かにその加工精度及び品質がかかっている。
又、供排装置70により、研磨液等が第1給排通路58を介して第1通路4、・・、連通路30、・・、第2通路24、・・へ圧送され、第2ロータリージョイント1Bにより回転状態でも研磨パット54の第1噴射通路51及び第2噴射通路52に研磨液と空気圧とを供給するが、これらの作動は、供排装置70の正圧作動により研磨パット部54とシリコンウェハSとの間に流体供給装置75からの圧搾空気と共に、研磨液を噴射させて、研磨パット部54を回転させながらパット支持体53によりシリコンウェハSの上面を往復移動してシリコンウェハSを研磨するものである。尚、研磨パッド部54は、加工前後の作業のために、Y方向に上下移動する。
【0046】
更に、研磨終了後は、給排装置70の研磨ポンプを吸引作動に切り替えて第1噴射通路51に残留する研磨液を同一通路を介して吸引と排出とを可能にし、シリコンウェハSの表面に滴下しないように素早く処理する。これらは多数の通路を必要とするが、1つの通路を往復可能にすることによりこの通路の数を少なくして作動流体の処理制御を容易にすると共に、ロータ20を小径にして研磨パット部54やターンテーブルの作動制御を良好にする。本発明の第1及び第2ロータリージョイント1A、1Bは、作動流体に応じて往復可能な通路に構成でき且つメカニカルシール10の摺動シール面の偏摩耗等を防止して耐久能力を向上させる効果を奏する。そして、本発明のロータリージョイント1A、1Bは、この様な用途に優れた効果を発揮する。
【0047】
更に、研磨終了後は、給排装置70の研磨ポンプを吸引作動に切り替えて各通路に残留する研磨液を往復通路を介して吸引排出し、シリコンウェハSの表面に滴下しないように素早く処理することが可能になる。これらの作動は往復通路することにより可能になる。本発明のロータリージョイント1は、往復通路を可能にできるから、この様な用途に優れた効果を発揮する。尚、図1及び図2に示すロータ20を軸方向へ貫通する通孔Sは、センサや制御用機器等に用いられるものである。
【0048】
【発明の効果】
本発明に係わるロータリージョイントによれば、以下のような効果を奏する。
【0049】
請求項1に係わる本発明のロータリージョイントによれば、非回転用密封環と回転用密封環との密封摺動面に対して内周側から被密封流体が作用しても両密封環の各受圧背面に作用する流体圧力が互いにバランスして押圧するように構成されているので、固定用密封環の第1シール面が傾斜することもなく、両メカニカルシール間に形成される連通路に対して連通路を形成して被密封流体が流入する場合及び流出する場合でも確実にシールすることが可能になる
【0050】
非回転用密封環は、軸方向のみに移動自在に保持されているので、この第1シール面が第2シール面へ常に密接するように作動して偏摩耗を防止し、シール能力を発揮することが可能になる。
又、非回転用密封環は、固定ではなく、軸方向に移動自在に保持させる構成であるから、非回転用密封環の取付加工精度を精密に加工しなくとも、第1シール面の第2シール面に対する密封接触が維持されて密封効果を奏することが期待できる。
【0051】
請求項2に係わる本発明のロータリージョイントによれば、本体にリング状を成して軸方向へ突出する第1嵌合案内部の第1嵌合面にシールリングを介して移動自在に嵌合しているから、軸方向に確実に対応し、同時に、従来のように非回転用密封環の保持部の取付精度を精密に加工しなくとも、シール能力を向上させる効果が期待できる。
【0052】
更に、メカニカルシールの内周側から被密封流体が流れて圧力が作用する場合でも、非回転用密封環の第1受圧背面に受ける圧力と、回転用密封環の第2受圧背面に受ける圧力とのほぼ同一な力の釣り合いにより互いの密封摺動面が密接し、同時に、ばね手段により密封接触に押圧されるので、シール効果を発揮する。このために、摺動面を横切る連結された連通路に対して被密封流体が往復して流通しても確実にシールする効果が奏する。
【0053】
請求項3に係わる本発明のロータリージョイントによれば、半導体製造装置用の多流路ロータリージョイントは、多流路の構成であると共に、流体がロータリージョイントの多流通路を連続して流入及び流出が繰り返されるものであるが、この様な用途のロータリージョイントに、1つの作動流通路で流体を往復できるように構成されているので優れた効果を発揮する。つまり、本発明のように1つの流通路で作動流体を流入及び流出させるようにすると、作動流体の応答性を向上させることが可能になる。
更に、流体が往復する通路が少なくできるから、ロータリージョイントを小型に構成することが可能になると共に、製作費を低減する効果を奏する。しかも、作動流体の流れを制御する制御装置が容易になると共に、間違った作動流体を流すような誤動作をなくす効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施の形態を示すロータリージョイントの断面図である。
【図2】図1に示すロータリージョイントの正面図である。
【図3】図1に示すロータリージョイントの1部の拡大した断面図である。
【図4】本発明に係わる第2の実施の形態を示すロータリージョイントの断面図である。
【図5】本発明のロータリージョイントを装着したCMP装置の側面図である。
【図6】従来技術のロータリージョイントの断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリージョイント
1A 第1ローターリジョイント
1B 第2ロータリージョイント
2 本体(ボディ)
2A ブロック
3 空間部
4 第1通路
5 第1保持部
5A 第1支持端面
5B 第1嵌合面
5C Oリング取付溝
5R 第1嵌合案内部
6 内周面
9第1止めピン
10 メカニカルシール
11 非回転用密封環
11A 第1シール面
11B 第1係止溝
11C 第1案内面
11D 第1受圧背面
11H 第1背面
12 回転用密封環
12A 第2シール面
12B 第2係止溝
12C 第2案内面
12D 第2受圧背面
12H 第2背面
13 Oリング取付溝
20 ロータ
21 取付治具
22 間隙
24 第2通路
24A 接続通路
25 第2保持部
25A 第2支持端面
25B 第2嵌合面
25R 第2嵌合案内部
26 通路用リング
28 外周面
29 第2止めピン
30 連通路
32 ボルト
33 軸受
34 配管
35 第1Oリング
36 第2Oリング
37 Oリング
38 ばね手段
39 止めねじ
60 流体供給ポンプ
65 流体回収ポンプ
70 給排装置
75 流体供給装置

Claims (3)

  1. 内周面内へ貫通する第1通路を有する本体と、
    外周面が前記本体の前記内周面と嵌合して回転自在に配置されていると共に前記外周面に貫通して前記第1通路と連通可能な第2通路を有するロータと、
    前記ロータに嵌着し前記第2通路と連通する接続通路が設けられている通路用リングと、
    前記本体の前記内周面と前記ロータの前記外周面との間の空間部内で前記第2通路の両側に配置されて前記第1通路と前記第2通路との連通路を形成する複数のメカニカルシールと
    を具備し、
    前記メカニカルシールは
    前記本体に形成された前記第1保持部に軸方向移動自在に保持されて一端に第1シール面を有すると共に他端に被密封流体が作用可能な第1背面を有する非回転用密封環と、
    前記通路用リングを介して対称に配置され、前記通路用リングの両側面に形成された第2保持部に軸方向移動自在に保持されて、一端に対向する前記第1シール面と密接する第2シール面を有すると共に他端に被密封流体が作用可能な第2背面を有する回転用密封環と
    を備え、
    前記非回転用密封環は、内径側から被密封流体の圧力により前記第1シール面側へ押圧される第1受圧背面を有し、
    前記回転用密封環は、内径側から被密封流体の圧力により前記第1シール面側へ押圧される第2受圧背面を有し、
    前記非回転用密封環又は前記回転用密封環の内の一方が弾発手段により前記シール面側へ押圧されることを特徴とするロータリージョイント。
  2. 前記本体の前記第1保持部前記回転用密封環方向へ突出してリング状に形成された第1嵌合案内部を有し、該第1嵌合案内部は外周に第1嵌合面を有すると共に自由端に第1支持端面を有し、
    前記非回転用密封環の前記第1受圧背面は、前記第1支持端面対向すると共に径方向に接面可能に形成され、
    前記通路用リングの前記第2保持部は、前記非回転用密封環側へ突出してリング状に形成された第2嵌合案内部を有し、該第2嵌合案内部は自由端に第2支持端面を有し、
    前記回転用密封環前記第2受圧背面と前記第2支持端面との間はOリング取付溝に形成され、
    前記非回転用密封環の前記第1受圧背面の面積と前記回転用密封環の前記第2受圧背面の面積とがほぼ等しく構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリージョイント。
  3. 前記ロータリージョイントが半導体製造装置用多流路ロータリージョイントとして用いられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロータリージョイント。
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