JP2001141150A - 多流路形ロータリジョイント - Google Patents

多流路形ロータリジョイント

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JP2001141150A
JP2001141150A JP32836999A JP32836999A JP2001141150A JP 2001141150 A JP2001141150 A JP 2001141150A JP 32836999 A JP32836999 A JP 32836999A JP 32836999 A JP32836999 A JP 32836999A JP 2001141150 A JP2001141150 A JP 2001141150A
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    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の流体を良好に流動させ且つその流動
状態を各別に制御することができる多流路形ロータリジ
ョイントを提供する。 【解決手段】 ジョイント本体1の内周面部3と回転体
2の外周面部との間に形成された環状空間10を、当該
内周面部3に設けた3個の保持壁12…と当該外周面部
に設けた4個の固定密封環11…と各保持壁12に保持
させた一対の可動密封環13,13とにより、3個の連
絡空間14…と5個の冷却空間15…とに区画する。回
転体2に各連絡空間14に開口する3個の第1流体路3
0を形成する。ジョイント本体1に3個の第2流体路3
5を形成する。各保持壁12に、第2流体路35と連絡
空間14とを連通する連絡路37を形成する。各保持壁
12に冷却空間15…を連通する連通孔25を形成す
る。ジョイント本体1に冷却空間15…に冷却流体39
を給排する給排路40,41を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の異種流体又
は同種流体を混在させることなく各別のルートで相対回
転部材間において流動させるための多流路形ロータリジ
ョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、CMP(Chemical M
echanical Polishing)法による半
導体ウエハの表面研摩処理は、ターンテーブルとトップ
リングとを、その間に半導体ウエハを挟圧させた状態
で、別個独立して回転させることにより行われるが、か
かる場合に、ターンテーブル又はトップリングから半導
体ウエハや定盤の真空吸着のための真空とウエハ加圧の
ための圧縮空気,洗浄のための純水,エアーブロー用圧
縮空気を供給することがある。このため、CMP法によ
る表面研摩装置(以下「CMP装置」という)にあって
は、CMP装置本体とこれに回転自在に支持されたター
ンテーブル又はトップリングとの間に、当該流体をその
漏れが生じることなく流動させるロータリジョイントを
設けておく必要がある。
【0003】而して、CMP装置本体のような固定側部
材に形成した固定側流体通路とターンテーブル又はトッ
プリングのような回転側部材に形成した回転側流体通路
とを連結するロータリジョイントとして、固定側部材に
取付けられるジョイント本体と回転側部材に取付けられ
る回転体とを相対回転自在に連結し、回転体に回転側流
体通路に連結される第1通路を形成し、ジョイント本体
に固定側流体通路に連結される第2通路を形成し、回転
体の第1通路開口部に設けた固定密封環とジョイント本
体の第2通路開口部に設けた可動密封環とを、回転側部
材による回転体の回転に伴って、相対回転摺接するよう
になして、第1通路と第2通路とが両密封環によりシー
ル状態で相対回転自在に接続されるように構成されたも
のが提案されている。すなわち、かかるロータリジョイ
ントでは、第1及び第2通路と両密封環の中心孔とで、
回転側流体通路と固定側流体通路とを接続する一連の流
路が構成されているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CMP装置
にあっては、固定側部材と回転側部材との間で、複数の
異種流体又は同種流体を流動させ、或いはこれらを各別
に制御する必要が生じる場合がある。
【0005】しかし、上記した構成のロータリジョイン
トにあっては、回転体の軸線上において第1通路と第2
通路とを両密封環により連結するようにしているため、
複数の流路を設けることができない。
【0006】したがって、かかるロータリジョイント
は、上記したように複数の異種流体又は同種流体を流
動,制御させる場合には使用できず、その用途が大幅に
制限されている。なお、かかる場合、一般に、一つの流
路を有するロータリジョイントを複数組み合わせている
が、かかる場合、流動経路や制御弁等の制御系が徒に複
雑化し、CMP装置の複雑化,大型化を招いていた。本
発明は、このような点に鑑みてなされたもので、複数の
異種流体又は同種流体を良好に流動させ且つその流動状
態を各別に制御することができ、広範な用途に供しうる
実用的なる多流路形ロータリジョイントを提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成すべく、次のように構成された第1及び第2多流路
形ロータリジョイントを提案する。
【0008】すなわち、第1多流路形ロータリジョイン
トにあっては、ジョイント本体に回転体を相対回転自在
に連結して、その回転軸線と同心をなす両体の対向周面
部間に、回転軸線方向に所定間隔を隔てて設けた一対の
シール部材により閉塞された環状空間を形成し、この環
状空間において、前記対向周面部の一方に設けたN個
(Nは2以上の自然数)の環状の保持壁と前記対向周面
部の他方に設けたN+1個の固定密封環とを回転軸線と
同心をなして回転軸線方向に交互に配置し、各保持壁
に、その両側に位置する固定密封環の対向端面間に配し
て、固定密封環と同心をなす一対の可動密封環を回転軸
線方向に移動可能に且つ相対回転不能に保持し、各保持
壁とこれに保持された可動密封環との間に、当該可動密
封環をこれに対向する固定密封環に押圧接触させるべく
附勢する附勢部材を配設し、前記環状空間を、隣接する
一対の固定密封環とその対向端面に相対回転摺接する一
対の可動密封環と前記対向周面部の一方とで囲繞形成さ
れるN個の連絡空間と、固定密封環と可動密封環との相
対回転摺接部分において連絡空間と遮蔽シールされ且つ
保持壁で仕切られるN+1個の冷却空間と、に区画し、
固定密封環が設けられる前記両体の一方に、相互に交差
することなく各連絡空間に開口するN個の第1流体路を
形成し、保持壁が設けられる前記両体の他方に、相互に
交差しないN個の第2流体路を形成すると共に、各保持
壁に、一つの第2流体路と連絡空間とを連通する連絡路
を形成し、各保持壁に、これに形成された連絡路と交差
しない位置に配して、当該保持壁の両側に位置する冷却
空間を連通する連通孔を形成し、ジョイント本体又は回
転体に、一方のシール部材とこれに隣接する保持壁との
間に形成された冷却空間に冷却流体を供給する供給路を
形成すると共に、他方のシール部材とこれに隣接する保
持壁との間に形成された冷却空間から冷却流体を排出す
る排出路を形成してある。
【0009】また、第2多流路形ロータリジョイントに
あっては、ジョイント本体に回転体を相対回転自在に連
結して、その回転軸線と同心をなす両体の対向周面部間
に、回転軸線方向に所定間隔を隔てて設けた一対のシー
ル部材により閉塞された環状空間を形成し、この環状空
間において、前記対向周面部の一方に設けたN個(Nは
2以上の自然数)の固定密封環と前記対向周面部の他方
に設けたN+1個の環状の保持壁とを回転軸線と同心を
なして回転軸線方向に交互に配置し、シール部材に隣接
する各保持壁に、これに隣接する固定密封環に同心状に
対向する1個の可動密封環を回転軸線方向に移動可能に
且つ相対回転不能に保持すると共に、当該各保持壁を除
く各保持壁に、その両側に位置する固定密封環の対向端
面間に配して、固定密封環と同心をなす一対の可動密封
環を回転軸線方向に移動可能に且つ相対回転不能に保持
し、各保持壁とこれに保持された可動密封環との間に、
当該可動密封環をこれに対向する固定密封環に押圧接触
させるべく附勢する附勢部材を配設し、前記環状空間
を、隣接する一対の保持壁とその間に位置する固定密封
環の両端面に相対回転摺接する一対の可動密封環と前記
対向周面部の他方とで囲繞形成されるN個の連絡空間
と、固定密封環と可動密封環との相対回転摺接部分にお
いて連絡空間と遮蔽シールされ且つ固定密封環で仕切ら
れるN+1個の冷却空間と、に区画し、保持壁が設けら
れる前記両体の一方に、相互に交差することなく各連絡
空間に開口するN個の第1流体路を形成し、固定密封環
が設けられる前記両体の他方に、相互に交差しないN個
の第2流体路を形成すると共に、各固定密封環に、これ
を回転軸線に直交する方向に貫通して、一つの第2流体
路及び連絡空間に連通する連絡路を形成し、各固定密封
環に、これに形成された連絡路と交差しない位置に配し
て、当該固定密封環の両側に位置する冷却空間を連通す
る連通孔を形成し、ジョイント本体又は回転体に、一方
のシール部材とこれに隣接する固定密封環との間に形成
された冷却空間に冷却流体を供給する供給路を形成する
と共に、他方のシール部材とこれに隣接する固定密封環
との間に形成された冷却空間から冷却流体を排出する排
出路を形成してある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜5図、図6、図7又は図8を参照して具体的に説明す
る。本発明に係る多流路形ロータリジョイントは、N本
の独立した流路を有するものであるが、各実施の形態は
N=3とする、つまり3本の流路8…を有する例に係る
ものである。なお、以下の説明において左右とは図1、
図5、図6又は図7における左右を意味するものとす
る。
【0011】図1〜図4は第1多流路形ロータリジョイ
ントの実施の形態を示したもので、このロータリジョイ
ントは、固定側部材(例えば、CMP装置本体)に取付
けられるジョイント本体1と、回転側部材(例えば、C
MP装置のトップリング又はターンテーブル)に取付け
られる回転体2とを具備する。
【0012】ジョイント本体1は、図1に示す如く、内
周部3が断面円形をなす筒形状に構成されている。
【0013】回転体2は、図1に示す如く、円柱状の本
体部4と、これに左右方向に所定間隔を隔てて並列状に
嵌合固定されたN+1個の円筒状の保持部5…とで構成
されており、一対のベアリング6,6によりジョイント
本体1の内周部3に同心状をなして回転自在に支持され
ている。なお、左端に位置する保持部5は、本体部4の
左端部に固着された有底円筒状のベアリング受体7の周
壁を構成する。また、ベアリング6,6は、ベアリング
受体7の外周部とジョイント本体1の左端内周部との間
及び本体部4の右端外周部とジョイント本体1の右端内
周部との間に介装されている。
【0014】同心をなす対向周面部間であるジョイント
本体1の内周部3と回転体2の外周部との間には、図1
に示す如く、回転体2の左右方向(回転軸線方向)に所
定間隔を隔てて設けた一対のシール部材9,9により閉
塞された環状空間10が形成されている。なお、各シー
ル部材9はオイルシール等の公知の環状シールであり、
各ベアリング6の内側近傍に配置されている。
【0015】この環状空間10は、図1に示す如く、回
転体2に設けられたN+1個の固定密封環11…とジョ
イント本体1に設けられたN個の保持壁12…と各保持
壁12に設けられた一対の可動密封環13…とを具備す
る端面接触形メカニカルシールによって、N個の連通空
間14…とN+1個の冷却空間15…とに区画シールさ
れている。
【0016】すなわち、固定密封環11…は、図1に示
す如く、回転体2の本体部に嵌合させると共に、本体部
4の右端段部16と最右端の保持部5との間及び保持部
5…相互間に夫々Oリング17…を介在させて挟圧させ
ることにより、左右方向に等間隔を隔てて回転体2の外
周部に固定されている。各固定密封環11は回転軸線と
同心をなす円環状板であり、隣接する固定密封環11,
11の対向端面を回転軸線に直交する平滑な環状平面で
ある密封端面(以下「第1密封端面」という)18,1
8に構成してある。
【0017】各保持壁12は、図1に示す如く、隣接す
る固定密封環11,11の左右方向中間位置に位置し
て、ジョイント本体1の内周部3に設けられている。す
なわち、固定密封環11…と保持壁12…とは、環状空
間10において、左右方向に交互に配置された状態で並
列されている。各保持壁12は、ジョイント本体1の一
部を構成する流体路形成部17の内周部に突設された円
環状板部19と、円環状板部19の内周部から左右に突
出する一対の円筒状部20,20とからなる。両円筒状
部20,20は回転軸線と同心をなす。なお、各保持壁
12は、ジョイント本体1の一部をなす流体路形成部2
8の内周部に一体形成されている。
【0018】各保持壁12には、その両側に位置する固
定密封環11,11の対向端面たる第1密封端面18,
18に直対向して、左右一対の可動密封環13,13が
回転軸線方向に移動可能に且つ相対回転不能に保持され
ている。すなわち、各可動密封環13は、図1〜図4に
示す如く、保持壁12の各保持部20にOリング21を
介して左右移動可能に外嵌保持されると共に、可動密封
環13の外周部に形成した複数の凹部22…に保持壁1
2の円環状板部19に植設した取付けた各ドライブピン
23を係合させることにより保持壁12に相対回転不能
に保持されている。なお、各ドライブピン23は、保持
壁12にその円環状板部19を左右方向に貫通した状態
で取付けられており、当該保持壁12に保持された一対
の可動密封環13,13に共通の回転阻止手段として機
能するように工夫されている。
【0019】各保持壁12とこれに保持された可動密封
環13,13との間には、各可動密封環13を第1密封
端面18へと押圧附勢する附勢部材が配設されている。
この附勢部材は、図1〜図4に示す如く、保持壁12の
円筒状部20の外周側環状領域に周方向に等間隔を隔て
て配置した複数の圧縮コイルスプリング24…により構
成されている。各圧縮コイルスプリング24は、保持壁
12の円環状板部19に形成した保持孔25に貫通保持
された状態で、保持壁12に保持された一対の可動密封
環13,13の対向端面間に介挿されていて、当該両可
動密封環13,13に共通の附勢手段として機能するよ
うに工夫されている。
【0020】各可動密封環13の端面は、圧縮コイルス
プリング24…により第1密封端面18に回転軸線と同
心をなして押圧接触される円環状の第2密封端面26に
構成されている。
【0021】したがって、各第1及び第2密封端面1
8,26は回転体2の回転に伴って相対回転摺接して、
周知の端面接触形メカニカルシールと同様機能により、
当該相対回転摺接部分の内周側領域と外周側領域をシー
ルすることから、環状空間10が、図1に示す如く、隣
接する一対の固定密封環11,11とこれらに押圧接触
する一対の可動密封環13,13と回転体2の外周部で
ある保持部5とで囲繞形成されるN個の上記内周側領域
である連絡空間14…と、第1及び第2密封端面18,
26の相対回転摺接部分において各連絡空間14と遮蔽
シールされ且つ保持壁12…で仕切られるN+1個の上
記外周側領域である冷却空間15…と、に区画される。
【0022】回転体2には、図1に示す如く、相互に交
差することなく各連絡空間14に開口するN個の第1流
体路30…が形成されている。すなわち、各第1流体路
30の一端部は、図1〜図4に示す如く、回転体2の本
体部4と保持部5との間に形成された環状溝31及び保
持部5に形成された貫通孔32で構成されていて、連絡
空間14に開口されており、その他端部は本体部4の右
端部に開口されている。各第1流体路30の他端開口部
には、Oリング33が設けられていて、回転側部材に形
成された各回転側流体通路34が連結される。
【0023】ジョイント本体1には、図1に示す如く、
相互に交差しないN個の第2流体路35…が形成されて
いる。各第2流体路35は、図1〜図4に示す如く、流
体路形成部28に形成されており、固定側部材の各固定
側流体通路36に連結される。
【0024】各保持壁12には、図1及び図4に示す如
く、その円環状板部19を回転軸線に直交する方向に貫
通して連絡空間14と第2流体路35とを連通する連絡
路37が形成されている。各連絡路37は、円環状板1
9を貫通する連絡路37と交叉しないように配置されて
いる。
【0025】したがって、両体1,2には、各々、第1
流体路30と第2流体路35とを連絡空間14及び連絡
路37で一連に連結してなる、N本の独立した流路8…
が形成され、N種の流体29…を混在させることなく各
回転側流体通路34と固定側流体通路36との間で流動
させ且つ各別に制御することができる。
【0026】ところで、当該ロータリジョイントの各部
材の構成材は、当該部材に要求される機能,機械的強度
に応じて選択される他、流路8を流動する流体29の性
状,使用目的に応じて選択しておくことが必要であり、
一般に、当該流体29に対して不活性なものを選択して
おくことが好ましい。流体29に対して不活性な構成材
は、当該流体29の性状や使用条件(金属汚染の回避
等)との関係において決定されるものであり、例えば、
当該流体が半導体ウエハの処理に使用する研磨液,洗浄
液等のように金属汚染を回避すべきものである場合に
は、流体との接触により金属成分を溶出したり金属粉を
発生したりすることがないセラミックスやプラスチック
が該当する。また、当該流体29が砥粒等の固形成分を
含有するスラリ流体である場合には、含有固形成分との
接触により発塵しないセラミックス,プラスチックであ
り、高温流体である場合には耐熱性を有するセラミック
ス,プラスチックであり、腐食性流体である場合には、
耐食性ないし耐薬品性を有するセラミックス,プラスチ
ックが該当する。
【0027】したがって、密封環11,13について
は、一般に、接触による摩耗粉等を発生し難い炭化珪
素,酸化アルミニウム等のセラミックスで構成しておく
ことが好ましい。勿論、使用条件によっては、後述のエ
ンジニアリングプラスチックで構成しておくことも可能
である。また、密封環11,13以外の流体29と接触
部分(流体29が侵入して接触する虞れのある部分を含
む)については、流体29の性状,使用目的に応じて、
砥粒等の固形成分との接触によりパーティクルを発生さ
せることがなく且つ加工による寸法安定性,耐熱性等に
優れたPEEK,PES,PC等のエンジニアリングプ
ラスチックや耐食性,耐薬品性に優れたPTFE,PF
A,FEP,PVDF等の弗素樹脂で構成しておくこと
が好ましい。なお、流路8における流体29との接触部
分を選定された材料(以下「選定材料」という)で構成し
ておく態様としては、流路8が形成される部材(例え
ば、ジョイント本体1等の全体)又は部分(例えば、ジ
ョイント本体1の流体路形成部28等)を選定材料で構
成しておく場合と、流体29との接触部分のみ(例え
ば、流路30,35の内壁面等)をコーティング,パイ
プ圧入等の手段による選定材料層で構成しておく場合と
に大別される。特に、後者は、機械的強度等の面からス
テンレス鋼等の金属材で構成せざるを得ない部材,部分
に流路8を形成しておく場合に有効である。
【0028】また、流体29が固形成分や凝固成分を含
有するスラリ流体である場合、第1密封端面18と第2
密封端面26との間にはスラリ流体が侵入して、これに
含まれている固形成分や凝固成分が付着,堆積する虞れ
がある。そこで、この例では、図5に示す如く、可動密
封環13の端部を尖端形状として、第2密封端面26の
径方向幅Wを微小としておくことによって、固形成分等
の付着,堆積を効果的に防止するように図っている。す
なわち、密封端面18,26に侵入,付着した固形成分
等をナイフエッジ状の第2密封端面26によって削り取
る如くして排除する(この機能を、以下「付着物排除機
能」という)のである。また、第2密封端面26の径方
向幅Wを小さくして、密封端面18,26の接触面積を
小さくしておくことにより、密封端面18,26の接触
による摩耗を効果的に抑制する(この機能を、以下「摩
耗抑制機能」という)こともできる。したがって、流体
29が固形成分や凝固成分を含有するスラリ流体である
場合にも、密封端面18,26間における固形成分等の
付着,堆積や摩耗粉の発生を効果的に防止しつつ、良好
なシール機能を発揮することができる。このような付着
物排除機能及び摩耗抑制機能を効果的に発揮させるため
には、第2密封端面26の径方向幅Wを0.1〜4.0
mmに設定しておくことが必要である。すなわち、W>
4.0mmであると、第2密封端面26による固形分排
除機能が充分に発揮されないし、密封端面18,26の
接触による摩耗を効果的に防止できない。また、W<
0.1mmであると、第2密封端面26強度上の問題の
他、第2密封端面26による削り取り力が過大となっ
て、密封端面18,26間に形成される潤滑膜までも破
壊され、密封端面18,26が焼き付く虞れがあると共
に、密封端面18,26の接触圧が必要以上に高くなる
ため密封端面18,26の接触による摩耗が効果的に抑
制されず、摩耗粉の発生が多くなる。このような密封端
面幅Wの上下限値は、シール条件(密封すべきスラリ流
体の性状,圧力等)によって多少異なるが、かかるシー
ル条件に拘わらず、潤滑膜の破壊を確実に防止しつつ付
着物排除機能及び摩耗防止効果を充分に発揮させるため
には、0.4mm≦W≦2.0mmとしておくことがよ
り好ましい。
【0029】全冷却空間15…は、図1〜図4に示す如
く、各保持壁12に形成した連通孔25…により相互に
連通されている。この例では、各連通孔を、圧縮コイル
スプリング24を貫通保持する保持孔25に兼用してあ
る。
【0030】ジョイント1には、図1及び図3に示す如
く、一方のシール部材9とこれに隣接する固定密封環1
1との間に形成された冷却空間(左端の冷却空間)15
に冷却流体39を供給する供給路40が形成されると共
に、他方のシール部材9とこれに隣接する固定密封環1
1との間に形成された冷却空間(右端の冷却空間)15
から冷却流体39を排出する排出路41が形成されてい
て、冷却流体39が全冷却空間15…を左右方向に順次
通過し、全ての密封環11…,13…を冷却するように
工夫されている。冷却流体39としては、一般に、常温
の清浄水や純水等が使用される。
【0031】以上のように構成された第1他流路形ロー
タリジョイントによれば、N本の流路8…が各々独立し
て形成されていることから、N種の流体29…を回転側
流体通路34と固定側流体通路36との間で混在させる
ことなく良好に流動させることができ、それらの流動状
態制御も各別に行うことができる。
【0032】このとき、各密封環11,13の接触部分
が発熱して焼き付く等の虞れがあり、特に、流体29が
気体である場合や液体であっても吸引排出等によりドラ
イ条件となる場合には、かかる虞れが強くなるが、各密
封環11,13及びその接触部分は冷却空間15を流動
する冷却流体39により冷却されて、上記した虞れは生
じない。したがって、流体29が気体である場合やドラ
イ条件で使用される場合においても、各密封環11,1
3の相対回転摺接作用が円滑に行われて、良好なシール
機能が発揮される。
【0033】ところで、本発明は上記した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しな
い範囲において、適宜に改良,変更することができ、例
えば、図6〜図8に示す如き構成となすことができる。
【0034】すなわち、図6は第1多流路形ロータリジ
ョイントの変形例を示したもので、このロータリジョイ
ントは、固定密封環11…及び第1流路30…をジョイ
ント本体1に設けた点、保持壁12…及び第2流路35
を回転体2に設けた点、連絡空間14…がジョイント本
体1の内周部側に形成されている点、及び各保持壁12
に、冷却空間15,15間を連通する連通孔25…とは
別に、各圧縮コイルスプリング24の保持孔25´を設
けた点を除いて、図1〜図5に示す第1多流路形ロータ
リジョイントと同一構成をなすものである。なお、各可
動密封環13は、保持壁12の円環状板部19の径方向
中間部に形成した円筒状部20の外周部に嵌合保持され
ている。また、各第1流路30には固定側流体通路が接
続され、各第2流路35には回転側流体通路が接続され
る。
【0035】また、図7は第2多流路形ロータリジョイ
ントの一例を示したもので、このロータリジョイントに
あっては、ジョイント本体1に回転体2を相対回転自在
に連結して、その回転軸線と同心をなす両体1,2の対
向周面部間に、左右方向(回転軸線方向)に所定間隔を
隔てて設けた一対のシール部材9,9により閉塞された
環状空間10が形成されている。環状空間10において
は、回転体2の外周部に設けたN個の固定密封環11…
とジョイント本体1の内周部に設けたN+1個の環状の
保持壁12…とが回転軸線と同心をなして左右方向に交
互に配置されている。シール部材9,9に隣接する各保
持壁(左端の保持壁及び右端の保持壁)12には、これ
に隣接する固定密封環11に同心状に対向する1個の可
動密封環13が左右移動可能に且つ相対回転不能に保持
されており、これ以外の各保持壁12には、その両側に
位置する固定密封環11,11間に配して、固定密封環
11と同心をなす一対の可動密封環13,13が左右移
動可能に且つ相対回転不能に保持されている。各可動密
封環13は、保持壁12の円環状板部19の内周部に設
けられた円筒状部20の外周部に嵌合保持されている。
各可動密封環13は、各々、これと対向する保持壁12
の円環状板部19との間に介装された圧縮コイルスプリ
ング24…により、固定密封環11に押圧接触されてい
る。固定密封環11…は、全て、両側端面を可動密封環
13と相対回転摺接する第1密封端面に構成されてい
る。環状空間10は、隣接する一対の保持壁12,12
とその間に位置する固定密封環11の両端面に相対回転
摺接する一対の可動密封環13,13とジョイント本体
1の内周部とで囲繞形成されるN個の連絡空間14…
と、各密封環11,13の相対回転摺接部分において連
絡空間14と遮蔽シールされ且つ固定密封環11…で仕
切られるN+1個の冷却空間15…と、に区画シールさ
れている。ジョイント本体1には、相互に交差すること
なく各連絡空間14に開口するN個の第1流体路30…
が形成されている。各第1流路30には固定側流体通路
が接続される。回転体2には、相互に交差しないN個の
第2流体路35…を形成すると共に、各固定密封環11
には、これを回転軸線に直交する方向に貫通して、第2
流体路35と連絡空間14とをに連通する連絡路37が
形成されている。各固定密封環11には、これに形成さ
れた連絡路37と交差しない位置に配して、当該固定密
封環11の両側に位置する冷却空間15,15間を連通
する連通孔25が形成されている。ジョイント本体1に
は、一方のシール部材9とこれに隣接する固定密封環1
1との間に形成された冷却空間(左端の冷却空間)15
に冷却流体39を供給する供給路40が形成されると共
に、他方のシール部材9とこれに隣接する固定密封環1
1との間に形成された冷却空間(右端の冷却空間)15
から冷却流体39を排出する排出路41が形成されてい
る。なお、図6に示された第2多流路ロータリジョイン
トにおける上記した構成の機能並びにかかる構成以外の
構成及び機能は、図1〜図5に示す第1多流路ロータリ
ジョイントにおける構成及び機能と同一である。
【0036】また、図8は第2多流路形ロータリジョイ
ントの変形例を示したもので、このロータリジョイント
は、固定密封環11…及び第2流路35…をジョイント
本体1に設けた点、保持壁12…及び第1流路30を回
転体2に設けた点、連絡空間14…が回転体2の外周部
側に形成されている点を除いて、図7に示す第2多流路
形ロータリジョイントと同一構成をなすものである。な
お、各第1流路30には回転側流体通路が接続され、各
第2流路35には固定側流体通路が接続される。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の多流路形ロータリジョイントにあっては、複数の異
種流体又は同種流体を混在させることなく各別の流路に
より相対回転部材間において良好に流動,制御させるこ
とができる。また、流路数は、密封環及び保持壁の回転
軸線方向における並列数を変更することにより、ジョイ
ント本体及び回転体の回転軸線方向長さの制限範囲内
で、自由に増減することができるから、必要とされる流
路数のロータリジョイントを容易に製造することができ
る。
【0038】また、流路が増加するに従って密封環の発
熱個所(固定密封環と可動密封環との接触による発熱個
所)も増加するが、これらが臨む冷却空間相互が連通さ
れていて、全ての冷却空間が一つの冷却流体の流動ルー
トを構成するように工夫されているから、流路数に関係
なく、冷却流体の給排設備(配管等)は常に一つで足
り、各冷却空間への冷却流体の給排設備を各別に設ける
場合に比して、ロータリジョイントの構成が流路の増加
に伴って大型化,複雑化するようなことがない。
【0039】したがって、本発明によれば、複数の異種
流体又は同種流体を相対回転部材間において各別に流
動,制御する必要のある各種回転機器に好適に使用する
ことができ、広範な用途に供しうる極めて実用的価値の
高い多流路形ロータリジョイントを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1多流路形ロータリジョイントの一例を示す
縦断側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断正面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う縦断正面図である。
【図4】図1の要部の拡大図である。
【図5】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図6】第1多流路形ロータリジョイントの変形例を示
す図1相当の概略図である。
【図7】第2多流路形ロータリジョイントの一例を示す
図1相当の概略図である。
【図8】第2多流路形ロータリジョイントの変形例を示
す図1相当の概略図である。
【符号の説明】
1…ジョイント本体、2…回転体、3…内周部(ジョイ
ント本体の内周部)、5…保持部(回転体の外周部)、
6…ベアリング、8…流路、9…シール部材、10…環
状空間、11…固定密封環、12…保持壁、13…可動
密封環、14…連絡空間、15…冷却空間、18…第1
密封端面(固定密封環の密封端面)、19…保持壁の円
環状板部、20…保持壁の円筒状部、21…Oリング、
23…ドラブピン、24…圧縮コイルスプリング(附勢
部材)、25…連通孔、26…第2密封端面(可動密封
環の密封端面)、30…第1流体路、34…回転側流体
通路、35…第2流体路、36…固定側流体通路、37
…連通路、39…冷却流体、40…冷却流体の供給路、
41…冷却流体の排出路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイント本体に回転体を相対回転自
    在に連結して、その回転軸線と同心をなす両体の対向周
    面部間に、回転軸線方向に所定間隔を隔てて設けた一対
    のシール部材により閉塞された環状空間を形成し、 この環状空間において、前記対向周面部の一方に設けた
    N個(Nは2以上の自然数)の環状の保持壁と前記対向
    周面部の他方に設けたN+1個の固定密封環とを回転軸
    線と同心をなして回転軸線方向に交互に配置し、 各保持壁に、その両側に位置する固定密封環の対向端面
    間に配して、固定密封環と同心をなす一対の可動密封環
    を回転軸線方向に移動可能に且つ相対回転不能に保持
    し、 各保持壁とこれに保持された可動密封環との間に、当該
    可動密封環をこれに対向する固定密封環に押圧接触させ
    るべく附勢する附勢部材を配設し、 前記環状空間を、隣接する一対の固定密封環とその対向
    端面に相対回転摺接する一対の可動密封環と前記対向周
    面部の一方とで囲繞形成されるN個の連絡空間と、固定
    密封環と可動密封環との相対回転摺接部分において連絡
    空間と遮蔽シールされ且つ保持壁で仕切られるN+1個
    の冷却空間と、に区画し、 固定密封環が設けられる前記両体の一方に、相互に交差
    することなく各連絡空間に開口するN個の第1流体路を
    形成し、 保持壁が設けられる前記両体の他方に、相互に交差しな
    いN個の第2流体路を形成すると共に、各保持壁に、一
    つの第2流体路と連絡空間とを連通する連絡路を形成
    し、 各保持壁に、これに形成された連絡路と交差しない位置
    に配して、当該保持壁の両側に位置する冷却空間を連通
    する連通孔を形成し、 ジョイント本体又は回転体に、一方のシール部材とこれ
    に隣接する保持壁との間に形成された冷却空間に冷却流
    体を供給する供給路を形成すると共に、他方のシール部
    材とこれに隣接する保持壁との間に形成された冷却空間
    から冷却流体を排出する排出路を形成してあることを特
    徴とする、多流路形ロータリジョイント。
  2. 【請求項2】 ジョイント本体に回転体を相対回転自在
    に連結して、その回転軸線と同心をなす両体の対向周面
    部間に、回転軸線方向に所定間隔を隔てて設けた一対の
    シール部材により閉塞された環状空間を形成し、 この環状空間において、前記対向周面部の一方に設けた
    N個(Nは2以上の自然数)の固定密封環と前記対向周
    面部の他方に設けたN+1個の環状の保持壁とを回転軸
    線と同心をなして回転軸線方向に交互に配置し、 シール部材に隣接する各保持壁に、これに隣接する固定
    密封環に同心状に対向する1個の可動密封環を回転軸線
    方向に移動可能に且つ相対回転不能に保持すると共に、
    当該各保持壁を除く各保持壁に、その両側に位置する固
    定密封環の対向端面間に配して、固定密封環と同心をな
    す一対の可動密封環を回転軸線方向に移動可能に且つ相
    対回転不能に保持し、 各保持壁とこれに保持された可動密封環との間に、当該
    可動密封環をこれに対向する固定密封環に押圧接触させ
    るべく附勢する附勢部材を配設し、 前記環状空間を、隣接する一対の保持壁とその間に位置
    する固定密封環の両端面に相対回転摺接する一対の可動
    密封環と前記対向周面部の他方とで囲繞形成されるN個
    の連絡空間と、固定密封環と可動密封環との相対回転摺
    接部分において連絡空間と遮蔽シールされ且つ固定密封
    環で仕切られるN+1個の冷却空間と、に区画し、 保持壁が設けられる前記両体の一方に、相互に交差する
    ことなく各連絡空間に開口するN個の第1流体路を形成
    し、 固定密封環が設けられる前記両体の他方に、相互に交差
    しないN個の第2流体路を形成すると共に、各固定密封
    環に、これを回転軸線に直交する方向に貫通して、一つ
    の第2流体路及び連絡空間に連通する連絡路を形成し、 各固定密封環に、これに形成された連絡路と交差しない
    位置に配して、当該固定密封環の両側に位置する冷却空
    間を連通する連通孔を形成し、 ジョイント本体又は回転体に、一方のシール部材とこれ
    に隣接する固定密封環との間に形成された冷却空間に冷
    却流体を供給する供給路を形成すると共に、他方のシー
    ル部材とこれに隣接する固定密封環との間に形成された
    冷却空間から冷却流体を排出する排出路を形成してある
    ことを特徴とする、多流路形ロータリジョイント。
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