JP4727516B2 - 光配線モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、特に携帯型情報端末やパソコン等に用いられる、光の送信または受信を行う光配線モジュールに関するものである。
従来の光配線モジュールとして、基板上に、半導体集積回路(半導体素子)とキャリアを各々隣接するように設け、その半導体集積回路の裏面に光ファイバを固定し、キャリアの側面に受光素子(光素子)を固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この光配線モジュールによれば、光ファイバの端部と受光素子とを向かい合わせるように配置することによって、光ファイバ内を伝搬してきた光を受光素子に送り込んでいる。
特開2000−196112号公報 特開2004−117902号公報
ここで、上記光配線モジュールにあっては、受光素子が固定されたキャリアを基板モジュールの所定の位置に配置する必要があるため、受光素子の位置決めが困難であった。また、光ファイバの端部と受光素子とが向かい合うように調整しながら光ファイバを導入し固定する必要があるため、光ファイバの導入作業及び位置決め作業の確実性に問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、光素子の容易な位置決めが可能であるとともに、確実な光ファイバの導入及び位置決めが可能な光配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る光配線モジュールは、光ファイバを導波路として、光の送信または受信を行う光配線モジュールにおいて、一方側にヘッド部、他方側にベース部を有し、その間の折り目部で折り曲げ可能とされたフレームと、少なくともヘッド部とベース部でフレームに重なるように配置されたフレキシブル基板と、ヘッド部側のフレキシブル基板に実装され、光ファイバとの間で光の送信または受信を行う光素子と、ベース部側のフレキシブル基板に実装され、フレキシブル基板に形成された配線を介して光素子と電気的に接続された半導体素子と、光素子を内包するとともに側面が基部に向かって拡がるようにフレキシブル基板に形成され、かつ、光ファイバの端部を導入するとともに光素子に向かって細くされた受け穴を有する第1のモールド樹脂部と、半導体素子を内包するとともに側面が基部に向かって拡がるようにフレキシブル基板に形成された第2のモールド樹脂部と、を備え、フレームが折り曲げられたときに、光ファイバが第2のモールド樹脂部の上面で導かれながらその端部が光素子へ導入される位置関係となるようにされていることを特徴とする。
この光配線モジュールでは、折り目部でフレームを折り曲げるという簡単な作業を行うのみで、光素子が位置決めされ、光ファイバの端部が光素子へ良好に導入されるような位置関係となる。また、光ファイバは第2のモールド樹脂部の上面で導かれながら光素子へ導入されるとともに、光素子に向かって細くされた受け穴によって、光ファイバの端部が光素子へ導かれることとなる。そして、光ファイバが完全に挿入されると、その端部は、細くなった受け穴によって光素子と向かい合うように保持され、位置決めされる。また、第1及び第2のモールド樹脂部はそれぞれの側面が基部に向かって拡がるように形成されているため、コンパクトな部品配置とした場合であっても、折り曲げ時に、互いに干渉しあうことが防止される。以上により、コンパクトな構造にて、光素子の容易な位置決めが可能とされるとともに、確実な光ファイバの導入及び位置決めが可能とされる。
ここで、折り目部は、フレームに対して穴が形成されることにより設けられ、フレキシブル基板は、少なくともヘッド部及びベース部で固定されるとともに、穴をまたぐことが好ましく、また、配線も穴をまたぐことが好ましい。このような構成を採用した場合、フレームを折り目部にて折り曲げたとき、穴へ向かってフレキシブル基板のたわみが逃げることとなり、折り目部付近のフレキシブル基板及び配線にかかる応力が緩和される。
また、フレキシブル基板は、少なくともベース部で固定されるとともにヘッド部に対して移動可能とされていてもよい。このような構成を採用した場合、フレームを折り目部で折り曲げたとき、フレキシブル基板はヘッド部側で移動し、無理な屈曲を生じることなく逃げることとなるので、折り目部付近のフレキシブル基板及び配線にかかる応力が緩和される。また、光ファイバを導入する際に、光素子と光ファイバの端部との位置にずれが生じている場合であっても、光ファイバが導入されるに従って、受け穴が押され、光素子の位置がフレキシブル基板ごと移動するため、確実な光ファイバの導入及び位置決めが可能とされる。
また、フレキシブル基板は、少なくともヘッド部で固定されるとともにベース部に対して移動可能とされていてもよい。このような構成であっても、折り目部付近のフレキシブル基板及び配線にかかる応力が緩和される。
ここで、フレームは、ベース部を介してヘッド部と反対側の位置にガイド部を有し、ガイド部には、光ファイバが導入される貫通穴が形成されていることが好ましい。このような構成を採用した場合、貫通穴で光ファイバが支持されるため、確実な光ファイバの導入及び位置決めが可能とされる。
また、第2のモールド樹脂部の上面には、光ファイバを光素子へ導くガイド溝が形成されていることが好ましい。このような構成を採用した場合、ガイド溝によって光ファイバが確実に光素子に導かれる。
また、ガイド溝は、光素子へ向かって細くされていることが好ましい。このような構成を採用した場合、更に光ファイバが光素子へ導き易くされる。
本発明に係る光配線モジュールによれば、光素子の容易な位置決めが可能となるとともに、確実な光ファイバの導入及び位置決めが可能となる。
以下、本発明に係る光配線モジュールの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光配線モジュール1のシールドケース2を切断し、その内部の構造を示した斜視図である。図1に示すように、光配線モジュール1は、一枚のフレームを成型及び折り曲げ加工することにより箱状の六面体としたシールドケース2内部に各種の電子部品、光学部品を収納することにより構成される。すなわち、シールドケース2の内面に張り付くように設けられたフレキシブル基板3と、これに実装された光素子4及び半導体素子5と、この光素子4及び半導体素子5をそれぞれ内包するモールド樹脂部14,16とを主要な構成要素として収納している。そして、シールドケース2の外部から挿入された光ファイバ6の端部6dは、光素子4と光結合され、その端部6dに隣接する光ファイバ6の端部隣接部6cは被覆6bが除去されて細径化され、モールド樹脂部16に担持されている。
次に、図2を参照して光配線モジュール1の詳細な構成を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る光配線モジュール1のシールドケース2を展開した様子を示す斜視図である。図2に示すように、シールドケース2を形成する板状のフレーム7は、長方形状のベース部7aを有し、そのベース部7aを長手方向の両側へ向かって延長することにより、一端側には長方形のヘッド部7bが、他端側にはヘッド部7bと同形状のガイド部7cが設けられる。なお、ヘッド部7b及びガイド部7cにおいて、ベース部7aの長手方向と平行な辺は、ベース部7aの長手方向と垂直な方向の幅よりも短くされる。
また、フレーム7を、フレキシブル基板3などが設けられる側の面から見て、ヘッド部7bを上方、ガイド部7cを下方とした場合において、ベース部7aを右端部から外側へ向かって延長することにより、長方形状の側面部7d、長方形状の固定部7f、長方形状の側面部7eが連設される。この側面部7d、固定部7f及び側面部7eにおいて、ベース部7aの長手方向と垂直な辺は、側面部7d及び側面部7eに関してはベース部7aの長手方向に沿ったガイド部7cの短手方向の幅と同一とされ、固定部7fに関してはベース部7aの長手方向と垂直な方向の幅と同一とされる。
フレーム7における、ベース部7aと、ヘッド部7b及びガイド部7cとが接続される部分には、略長円状の長穴(穴)8a,8bがそれぞれ2つずつ直線状に形成されることにより折り目部9a,9bが設けられる。また、ベース部7aと側面部7d、側面部7dと固定部7f、並びに固定部7fと側面部7eとが接続される部分には、略長円状の長穴(穴)8c,8d,8eがそれぞれ4つずつ直線状に形成されることにより折り目部9c,9d,9eが設けられる。これらの折り目部9a〜9eによって、フレーム7が正確かつ容易に折り曲げ可能とされている。なお、長穴8a〜8eは貫通穴であってもよく、また凹形状であってもよい。
上記のフレーム7を折り目部9a〜9eにて折り曲げることにより、シールドケース2が形成される。このとき、ベース部7aはシールドケース2の底面となり、ヘッド部7b及びガイド部7cは長手方向の側面となる。また、固定部7fはシールドケース2の上面となり、側面部7e及び側面部7dは短手方向の側面となる。なお、シールドケース2の長手方向の寸法Aは、15mm程度となる。
ここで、ガイド部7cの中央部には、光ファイバ6が導入される入口となる円形の貫通穴11が形成される。この貫通穴11は、光ファイバ6の外径と略同一の内径を有する。光ファイバ6は、この貫通穴11に支持されることによって確実に導入及び位置決めされることとなる。
また、固定部7fには、シールドケース2の長手方向に対する中心線Cよりもガイド部7c側の領域に、貫通穴である長穴12が形成されることにより固定爪13が設けられる。
長穴12は、側面部7d側の折り目部9dに沿って延在する長方形状のスリット部12aと、側面部7e側の折り目部9eに沿って延在する長方形状のスリット部12bと、それらを連通する連通部12cとから形成される。
スリット部12a及びスリット部12bは、固定部7fにおけるガイド部7c側の端部7gの手前から中心線Cの手前まで及んでいる。また、連通部12cは二等辺三角形状からなり、その底辺は固定部7fの短手方向と平行であり、更に、その頂角は鈍角であるとともに端部7g側を向くように形成されている。連通部12cは、その2つの底角がそれぞれスリット部12a及びスリット部12bにおける中心線C側の端部と一致するように形成され、これによってスリット部12aとスリット部12bとを連通することとなる。
上述の長穴12が形成されることにより、スリット部12a、スリット部12b、及び連通部12cにて取り囲まれる領域に固定爪13が設けられる。固定爪13における中心線C側には、連通部12cの頂角によってV字状の保持部13aが形成され、この保持部13aで光ファイバ6を挟み込み、固定することとなる。
また、スリット部12aとスリット部12bにおける連通部12cと反対側の端部同士を直線で結ぶことにより、折り目部13bが形成される。この折り目部13bにて固定爪13が折り曲げ可能とされており、シールドケース2の内部方向へ押し込むことにより、固定爪13は、折り目部13b側においてシールドケース2で片持ち固定されるとともに、保持部13aがシールドケース2内部へ入り込むこととなる。この折り目部13bには、折り目部9a〜9eと同様に、貫通穴、または凹形状の略長円状の長穴(穴)を設けてもよい。このような長穴が設けられることによって、固定爪13が折り目部13bで、より確実に折り曲げ可能となる。
このように設けられた固定爪13によって、導入された光ファイバ6は、シールドケース2の内部へ折り曲げられた固定爪13の保持部13aとベース部7a側のフレキシブル基板3との間で挟み込まれ、把持されることによって固定される。以上によって、光ファイバ6の固定を、シールドケース2に直接設けられた固定爪13によって行なうため、精度よく光ファイバ6の固定位置を定めることができ、更に、固定爪13をシールドケース2内部へ折り曲げるという容易な作業のみで光ファイバ6を固定することが可能とされている。また、フレキシブル基板3は弾性を有しているため、光ファイバ6を固定爪13で押さえて固定したときにクッションとして作用することとなる。
フレーム7上には、ヘッド部7b、ベース部7a及びガイド部7cと重なるように、弾性を有する材料からなるフレキシブル基板3が配置されており、フレキシブル基板3とフレーム7とは、ベース部7a及びガイド部7cで固定され、ヘッド部7bに対しては移動可能とされている。
フレキシブル基板3は、光素子4や半導体素子5などが実装されることとなる略長方形状の実装部3aと、シールドケース2から導出され、外部装置に接続されることとなる長方形状の導出部3bとを有する。
実装部3aは、フレーム7のヘッド部7bにおける折り目部9aと反対側の端部からガイド部7cにおける折り目部9bと反対側の端部にまで及んでおり、その幅が、フレーム7に形成された2つの長穴8aにおけるそれぞれの外側の端部を超えないように設けられている。なお、実装部3aにおけるガイド部7cと重なる部分の一部は、貫通穴11を避けるように、略長方形状に切り取られている。
また、導出部3bは、実装部3aの折り目部9cと逆側の端部に設けられており、中心線C付近から折り目部9aの手前にまで及んでいる。
光素子4は実装部3aのヘッド部7b側に実装され、半導体素子5は実装部3aのベース部7a側に実装される。半導体素子5は配線3dと電気的に接続されており、この配線3dは、導出部3bにまで及ぶ。これによって、半導体素子5と外部装置とが導出部3bを介して電気的に接続されることとなる。
また、光素子4と半導体素子5とはフレキシブル基板3に形成された2本の配線3cを介して電気的に接続されており、この2本の配線3cは、2つの長穴8aをそれぞれまたいでいる。更に、フレーム7における2つの長穴8aの間には、ベース部7aとヘッド部7bとを連結する連結部7hが形成されており、フレキシブル基板3において、連結部7hと重なる部分は長方形状に切り取られている。
フレキシブル基板3の実装部3aにおけるヘッド部7b側には、光素子4を内包するようにして角錐台形状のモールド樹脂部(第1のモールド樹脂部)14が形成されており、そのモールド樹脂部14の側面は、基部に向かって拡がるようにされている。また、モールド樹脂部14の上面14aの中央部には、光ファイバ6の端部6dを導入する円形の受け穴14bが形成されている。
この受け穴14bは、上面14aから光素子4へ向かっての凹部が形成されることにより設けられている。また、上面14aにおける円の径は、光ファイバ本体6aの径よりも大きくされており、光素子4に向かうに従って細くされている。これによって、導入された光ファイバ6の端部6dは、光ファイバ本体6aの径よりも大きくされた入口を有する受け穴14bに確実に挿入されることとなり、導入されるに従って光素子4へと導かれてゆくこととなる。そして、光ファイバ6が受け穴14bに完全に挿入されると、その端部6dは、細くなった受け穴14bによって光素子4と向かい合うような位置に保持される。以上により、確実な光ファイバ6の導入及び位置決めが可能とされている。
実装部3aのベース部7a側には、半導体素子5を内包するようにして角錐台形状のモールド樹脂部(第2のモールド樹脂部)16が形成されており、このモールド樹脂部16の長さは、折り目部9aの手前から中心線C付近にまで及んでいる。
また、モールド樹脂部16の側面は、基部に向かって拡がるようにされている。上述したように、モールド樹脂部14の側面も拡がるようにされているため、フレーム7を折り曲げたときに、モールド樹脂部14の側面とモールド樹脂部16の側面とが互いに干渉しあうことは防止される。これによって、シールドケース2内部の部品の配置をコンパクトにすることが可能とされている。
また、モールド樹脂部16の上面である支持面(第2のモールド樹脂部の上面)16aには、光ファイバ6を光素子4へ導くための略U字状のガイド溝16bがモールド樹脂部16の長手方向の中心線に沿って形成されており、このガイド溝16bは、光素子4へ向かって細くされているため、端部6dは導入されるに従って光素子4へと導かれ、受け穴14bに挿入され易くされている。これによって、確実な光ファイバ6の導入及び位置決めが可能とされている。
ここで、モールド樹脂部16の支持面16aに形成されたガイド溝16bは、光ファイバ6を導入するとき、光ファイバ6を直接支持しながら光素子4に導き、固定時もその端部隣接部6cを支持するような構成としてもよく、あるいは、導入時において光ファイバ6に折れ曲がりやたわみなどが発生した場合にのみ、ガイドとして作用し、通常は、光ファイバ6はガイド溝16bと接触することなく光素子4へ導かれ固定されるような構成であってもよい。
なお、光配線モジュール1に導入される光ファイバ6としてはマルチモードファイバが採用され、その被覆を除いた光ファイバ本体6aはPMMA等のアクリルからなるコアと、フッ素を含んだポリマからなるクラッドで構成され、その径は1mm程度である。また、被覆6bは塩ビ等からなり、その径は2.2mm程度である。この光ファイバ6は、端部隣接部6c(5mm程度)の被覆6bが除去され、光ファイバ本体6aが露出されている。そして、その端部6dは、受け穴14bへ挿入され、光素子4と向かい合わせられることとなる。
図3は、以上のように構成された光配線モジュール1において、シールドケース2に光ファイバ6を導入している様子を示す縦断面図である。フレーム7に設けられた折り目部9a〜9e、及びそのフレーム7に設けられた各部品は、図3に示すように、折り曲げ時に、光ファイバ6がガイド溝16bに導かれながら、その端部6dが受け穴14bに挿入され、光素子4へ導入されるような位置関係となっている。これによって、光素子4と半導体素子5が配線3cによって電気的に接続された状態のままであっても、フレーム7を折り曲げるという簡単な作業を行うのみで、容易に光素子4の位置決めを行うことが可能とされており、また、確実な光ファイバ6の導入が可能とされている。
また、フレキシブル基板3がヘッド部7bに対して移動可能とされており、フレーム7を折り曲げたとき、フレキシブル基板3はヘッド部7b側で移動し、無理な屈曲を生じることなく逃げることとなるので、フレキシブル基板3及び配線3cにかかる応力が緩和されている。
更に、フレキシブル基板3がヘッド部7bに対して移動可能とされていると、光素子4と光ファイバ6の端部6dとの位置にずれが生じていた場合であっても、受け穴14bに光ファイバ6が接触して押されることにより、この光ファイバ6の導入に従って光素子4の位置がフレキシブル基板3ごと移動するため、確実な光ファイバ6の導入及び位置決めが可能とされている。なお、ヘッド部7bの上方には、移動したフレキシブル基板3を受け止めるためのストッパ15が設けられている。このストッパ15が、フレーム7の折り曲げ時にフレキシブル基板3の動きを制限しているため、光ファイバ6の導入時に、その端部6dが受け穴14bに確実に導入される。
次に、上述した光配線モジュール1の製造方法について説明する。
フレーム7、長穴8a〜8e、貫通穴11、及び長穴12をスタンピングにより形成した後、フレーム7に、配線パターンが形成されたフレキシブル基板3を貼り付け固定する。なお、長穴12は、平板であるフレーム7に対して形成されるので、固定爪13は、位置精度よく設けられることとなる。
フレキシブル基板3における実装部3aのヘッド部7b側に光素子4を配置し、実装部3aのベース部7a側に半導体素子5を配置する。そして、光素子4及び半導体素子5と配線3c,3dとをワイヤボンディングまたはフリップチップボンディングにより電気的に接続する。なお、フレキシブル基板3がフレーム7により支持されているため、ワイヤボンディングを容易に行うことが可能とされている。
光素子4及び半導体素子5をトランスファモールドまたはインジェクションモールドすることにより、モールド樹脂部14,16を形成する。このとき、光素子4と半導体素子5が同一平面上に配置されているため、モールド樹脂部14,16の成型作業を同時に行うことができる。なお、インジェクションモールドは、ワイヤを用いないフリップチップ実装する場合にのみ行うことができる。
その後、フレーム7を折り目部9a〜9eにて折り曲げ、シールドケース2を形成する。
シールドケース2を形成したら、ガイド部7cの貫通穴11から光ファイバ6を導入し、端部6dを光素子4と向かい合わせるように、受け穴14bにて保持させる。
このようにして光ファイバ6を完全に導入した後、固定爪13をシールドケース2の内部へ折り曲げることにより、光ファイバ6を保持する。
図4は、光素子として受光素子を搭載した光配線モジュール100と、光素子として発光素子を搭載した光配線モジュール200とを、光ファイバ6によって接続した様子を示す図であり、本発明はこのような形で、携帯情報端末やパソコン等の情報機器や電子機器の内部で情報のやり取りをするのに使用される。特に、周波数の高い信号を扱っている電子機器内部においては、本発明に係る光配線モジュールを使用することで、高周波数の雑音の影響を受けない良好な通信が可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る光配線モジュール1においては、フレキシブル基板3が、ベース部7aで固定されるとともにヘッド部7bに対して移動可能とされているが、ヘッド部7bで固定されるとともにベース部7aに対して移動可能とされていてもよい。このような構成を採用した場合も、フレーム7を折り曲げたとき、フレキシブル基板3はベース部7a側で移動し、無理な屈曲を生じることなく逃げることとなるので、フレキシブル基板3及び配線3cにかかる応力が緩和されている。
また、フレキシブル基板3は、ヘッド部7b及びベース部7aで固定されていてもよい。このような構成を採用した場合、これによって、フレーム7を折り目部9aにて折り曲げたとき、長穴8aへ向かってフレキシブル基板3のたわみが逃げることとなる。これによって、フレキシブル基板3にかかる応力が緩和される。そして、フレキシブル基板3の配線3cは、長穴8aをまたいでいるため、配線3cにかかる応力は緩和されることとなる。
また、配線3cは、長穴8aをまたがない位置に形成されていてもよい。
また、受け穴14bの底部、すなわち光素子4の手前にレンズを設けてもよい。このとき、レンズはモールド樹脂部14と一体形成される。
また、光素子4は、単なる受光素子や発光素子に限らず、信号処理回路を一体としたフォトICや、駆動回路を一体とした発光ICであってもよい。また、受光素子または発光素子と別体で信号処理ICまたは駆動ICを備えるものであってもよい。
また、光ファイバ6はマルチコアファイバを用いてもよい。この場合、光ファイバの曲げに対する耐性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る光配線モジュールのシールドケースを切断し、その内部構造を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る光配線モジュールのシールドケースを展開した様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光配線モジュールにおいて、シールドケースに光ファイバを導入している様子を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る光配線モジュールの使用例を示す図である。
符号の説明
1…光配線モジュール、2…シールドケース、3…フレキシブル基板、3c…配線、4…光素子、5…半導体素子、6…光ファイバ、6d…端部、7…フレーム、7a…ベース部、7b…ヘッド部、7c…ガイド部、8a,8b,8c,8d,8e…長穴(穴)、9a,9b,9c,9d,9e…折り目部、11…貫通穴、14…モールド樹脂部(第1のモールド樹脂部)、14b…受け穴、16…モールド樹脂部(第2のモールド樹脂部)、16a…支持面(第2のモールド樹脂部の上面)、16b…ガイド溝。

Claims (8)

  1. 光ファイバを導波路として、光の送信または受信を行う光配線モジュールにおいて、
    一方側にヘッド部、他方側にベース部を有し、その間の折り目部で折り曲げ可能とされたフレームと、
    少なくとも前記ヘッド部と前記ベース部で前記フレームに重なるように配置されたフレキシブル基板と、
    前記ヘッド部側の前記フレキシブル基板に実装され、前記光ファイバとの間で光の送信または受信を行う光素子と、
    前記ベース部側の前記フレキシブル基板に実装され、前記フレキシブル基板に形成された配線を介して前記光素子と電気的に接続された半導体素子と、
    前記光素子を内包するとともに側面が基部に向かって拡がるように前記フレキシブル基板に形成され、かつ、前記光ファイバの端部を導入するとともに前記光素子に向かって細くされた受け穴を有する第1のモールド樹脂部と、
    前記半導体素子を内包するとともに側面が基部に向かって拡がるように前記フレキシブル基板に形成された第2のモールド樹脂部と、
    を備え、
    前記フレームが折り曲げられたときに、前記光ファイバが前記第2のモールド樹脂部の上面で導かれながらその端部が前記光素子へ導入される位置関係となるようにされていることを特徴とする光配線モジュール。
  2. 前記折り目部は、前記フレームに対して穴が形成されることにより設けられ、
    前記フレキシブル基板は、少なくとも前記ヘッド部及び前記ベース部で固定されるとともに、前記穴をまたぐことを特徴とする請求項1記載の光配線モジュール。
  3. 前記折り目部は、前記フレームに対して穴が形成されることにより設けられ、
    前記フレキシブル基板は、少なくとも前記ヘッド部及び前記ベース部で固定され
    前記配線は、前記穴をまたぐことを特徴とする請求項1記載の光配線モジュール。
  4. 前記フレキシブル基板は、少なくとも前記ベース部で固定されるとともに前記ヘッド部に対して移動可能とされることを特徴とする請求項1記載の光配線モジュール。
  5. 前記フレキシブル基板は、少なくとも前記ヘッド部で固定されるとともに前記ベース部に対して移動可能とされることを特徴とする請求項1記載の光配線モジュール。
  6. 前記フレームは、前記ベース部を介して前記ヘッド部と反対側の位置にガイド部を有し、前記ガイド部には、前記光ファイバが導入される貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光配線モジュール。
  7. 前記第2のモールド樹脂部の前記上面には、前記光ファイバを前記光素子へ導くガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光配線モジュール。
  8. 前記ガイド溝は、前記光素子へ向かって細くされていることを特徴とする請求項7記載の光配線モジュール。
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