JP4726054B2 - バルブ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブ構造の改良に関する。
従来、この種バルブ構造にあっては、たとえば、車両用等の緩衝器のピストン部等に具現化されており、このピストン部は、同一円上に設けられた複数のポートと、各ポートの出口端に連通する凹部でなる開口窓と、該開口窓の外周を取り囲むシート部と、該シート部に積層されポートを開閉する環状のリーフバルブとを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このバルブ構造にあっては、上記ポートPo1は上記リーフバルブの存在によって一方向の作動油の流れのみを許容していることから、図4に示すように、逆方向の作動油の流れを許容するために上記ポートPo1の形成位置とは円周方向にずらして複数の別ポートPo2が形成されるのが一般的であり、そのため、シート部Sは、図5に示すように、リーフバルブLで別ポートPo2を塞ぐことがないように、別ポートPo2の出口端よりリーフバルブL側に突出するように設けられるとともに、また、正面から見たバルブシート部Sの形状は、図4に示すように、別ポートPo2を避けることができるように略花形とされ、一つの花弁部で一つの開口窓Wを囲んでおり、このシート部SにリーフバルブLを積層させることによって、各ポートPo1のみをリーフバルブLで閉塞することができるようになっている。
特開2002−227903号公報(段落番号0036,図2(C))
しかしながら、上述のようなバルブ構造にあっては、以下の不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記したように弁座としての役割を担うシート部は、上記した形状であり各開口窓Wを囲むようになっていることから、ポートPo1を通過しようとする作動油は、環状のリーフバルブLの一部のみを押圧することになる。
したがって、リーフバルブLは、ポートPo1を通過しようとする作動油による圧力を受けて内周側の間座Kを支点として撓むが、リーフバルブLに作用する圧力は、その全周にわたり均等に作用しないので、環状のリーフバルブLは、間座K支点の撓み以外にも、円周方向にもうねるように撓むことになり、結果、リーフバルブLに無理な負荷がかかり、大きな応力が作用することになり、リーフバルブLの各開口窓Wに対抗する部位の疲労が激しくなってリーフバルブLの耐久性が低下する恐れがあった。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、リーフバルブの耐久性を向上することが可能なバルブ構造を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、同一円上に設けられる複数のポートと各ポートの出口端に連通する複数の開口窓と該各開口窓の開口端外周を囲むシート部とを備えたバルブボディと、シート部に当接してバルブボディに積層されるリーフバルブとを備えたバルブ構造において、リーフバルブは、環状の本体部と、本体部の外周から放射状に延設され各開口窓を囲むシート部に離着座する弁部とを備えてなることを特徴とする。
本発明のバルブ構造によれば、リーフバルブにおける弁部はそれぞれ他の弁部と独立して撓むので、リーフバルブが円周方向にうねるように撓むことがなくなる。
すなわち、このバルブ構造にあっては、リーフバルブに大きな応力が作用することがなく、無理な負荷がかからないので、リーフバルブの耐久性が向上することになる。
また、リーフバルブの耐久性が向上するので、リーフバルブが長寿命となってバルブ構造が具現化されるバルブの信頼性が向上する。
以下、本発明のバルブ構造を図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるバルブ構造が具現化された緩衝器のピストン部の一部における縦断面図である。図2は、一実施の形態におけるバルブ構造が具現化されたピストン部の正面図である。図3は、一実施の形態におけるバルブ構造が具現化されたリーフバルブの正面図である。
一実施の形態におけるバルブ構造は、図1に示すように、緩衝器のピストン部の伸側減衰バルブとして具現化されており、同一円上に設けられる複数のポート2と各ポート2の出口端に連通する複数の開口窓3と該各開口窓3の開口端外周を囲むシート部4とを備えたバルブボディたるピストン1と、シート部4に当接してバルブボディたるピストン1に積層されるリーフバルブ10と備えて構成されている。
他方、このバルブ構造が具現化される緩衝器は、周知であるので詳細には図示して説明しないが、具体的にたとえば、シリンダ40と、シリンダ40の上端を封止するヘッド部材(図示せず)と、ヘッド部材(図示せず)を摺動自在に貫通するロッド5と、ロッド5の端部に設けられる上記ピストン1と、シリンダ40内にピストン1で区画した上室41と下室42と、シリンダ40の下端を封止する封止部材(図示せず)とを備えて構成され、シリンダ40内には作動油が充填されている。
そして、上記バルブ構造は、シリンダ40に対してピストン1が図1中下方向に移動するときに、下室42内の圧力が上昇して下室42から上室41へポート2を介して作動油が移動するときに、その作動油の移動にリーフバルブ10で抵抗を与えて所定の圧力損失を生じせしめて、緩衝器に所定の減衰力を発生させる減衰力発生要素として機能する。
以下、バルブ構造について詳しく説明すると、バルブボディたるピストン1は、軸心部に緩衝器のロッド5が挿通される挿通孔1aを備えた円板状に形成され、同一円上に設けられる複数のポート2と、各ポート2の出口端に連通する複数の開口窓3と、各開口窓3の外周側に形成され各開口窓3を囲むシート部4と、を備えて構成されている。
また、このピストン1には、図2に示すように、上記ポート2とは別に、緩衝器の上室41から下室42への作動油の移動を許容するポート50が、上記ポート2が形成される位置を避ける位置に複数設けられており、シート部4の形状は、従来バルブ構造と同様に、略花形とされて、図示するところでは、該シート部4は、四つの開口窓3に対応して四つの花弁部4aを備え、一つの花弁部4aで一つの開口窓3を囲んでおり、また、シート部4は、ポート50の入口端よりリーフバルブ10側に突出させてある。
戻って、ピストン1の挿通孔1a内にはロッド5が挿通されて、ロッド5の先端部はピストン1の図1中上方側に突出させてある。なお、図示はしないが、ロッド5の先端部の外径は、図示しない下方側の外径より小径に設定され、下方側と先端部との外径が異なる部分に図示しない段部が形成されている。
そして、上記ロッド5の先端部にリーフバルブ10、間座25に挿入するとともに、間座25の図1中上方からピストンナット30をロッド5の先端に螺着することによって、ピストン1はロッド5の段部とで挟持されてロッド5に固定されている。
さらに、ピストン1に積層されるリーフバルブ10は、軸心部へのロッド5の挿入を許容するために環状に形成される本体部11と、本体部11の外周から放射状に延設され各開口窓3を囲むシート部4に離着座する四つの弁部12とを備えている。図示するところでは、弁部12の形状は、具体的には、シート部4の花弁部4aと略同様の形状をしており、これによって、リーフバルブ10がシート部4に当接されてバルブボディたるピストン1に積層された際に、各開口窓3を閉塞して各ポート2を閉じることができるようになっている。なお、弁部12、花弁部4a、開口窓3の数は、ポート2の数に対応する数とされればよい。
また、リーフバルブ10の本体部11の外径は、図3に示すように、間座25の外径以下に設定されてなり、さらに、各弁部12の基端部の円周方向巾hは徐々に拡幅されて本体部11に連なるようになっており、さらに具体的には、弁部12の基端部と本体部11の外周との接合部位13が円弧状となるようになっている。
したがって、リーフバルブ10は、上記のような形状とされているので、ポート50の入口端を閉塞することがないので、シート部4をポート50の入口端と同じレベルとしてリーフバルブ側に突出させておかなくともよい。
以上のように、リーフバルブ10の弁部12で開口窓3を閉塞することによって、ポート2をも閉塞することができるようになっており、また、ポート2を介して下室42から上室41へ移動しようとする作動油からの圧力を受けて撓むことによって、シート部4から離座してポート2を開放することができるようになっている。
つづいて、バルブ構造の作用について説明すると、上述したように、ピストン1がシリンダ40に対して図1中下方側に移動すると、下室42内の圧力が高まり、下室42内の作動油はポート2を通過して上室41内に移動しようとする。
そして、作動油は、リーフバルブ10の弁部12を図1中上方に押し上げてシート部4から離座させ、シート部4とリーフバルブ10との間にできる隙間を介して上室41内へ流入するが、各弁部12は、隣接する弁部12と互いに干渉することなく間座25を支点として撓むのみとなる。
したがって、リーフバルブ10における弁部12はそれぞれ他の弁部12と独立して撓むので、従来のリーフバルブのように円周方向にうねるように撓むことがなくなる。
すなわち、このバルブ構造にあっては、リーフバルブ10に大きな応力が作用することがなく、無理な負荷がかからないので、リーフバルブ10の耐久性が向上することになる。
また、リーフバルブ10の耐久性が向上するので、リーフバルブ10が長寿命となってバルブ構造が具現化されるバルブの信頼性が向上する。
さらに、本体部11の外径は、間座25の外径以下に設定されてなるので、弁部12が間座25を支点として撓むのみで、本体部11が弁部12の撓みに影響されて撓むことや、本体部11に無理な負荷がかかることも無く、リーフバルブ10の耐久性および信頼性がより向上する。
また、さらに、弁部12の基端部における円周方向巾hが本体部11に向けて徐々に拡幅されているので、急激に形状が変化する部位がなく、これによっても、応力が集中して弁部12に無理な負荷がかかることも防止され、リーフバルブ10の耐久性および信頼性がより向上する。
そして、さらに、弁部12の基端部と本体部11の外周との接合部位13が円弧状となるようになっているので、接合部位13には形状が急激に変化する部位がないので、これによっても、該接合部位13に応力が集中することも回避され、該接合部位13に無理な負荷がかかることも防止され、リーフバルブ10の耐久性および信頼性がより向上する。
以上でバルブ構造の一実施の形態についての説明を終えるが、本発明のバルブ構造が緩衝器のピストン部の圧側減衰バルブに具現化することも、また、ベースバルブ部に具現化することも可能であり、およそ減衰力を発生する減衰力発生要素として機能する減衰バルブに適用することが可能なことは勿論である。
なお、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
一実施の形態におけるバルブ構造が具現化された緩衝器のピストン部の一部における縦断面図である。 一実施の形態におけるバルブ構造が具現化されたピストン部の正面図である。 一実施の形態におけるバルブ構造が具現化されたリーフバルブの正面図である。 従来のバルブ構造のピストン部の正面図である。 従来のバルブ構造のピストン部の縦断面図である。
符号の説明
1 バルブボディたるピストン
1a 挿通孔
2 ポート
3 開口窓
4 シート部
4a 花弁部
5 ロッド
10 リーフバルブ
11 本体部
12 弁部
13 接合部位
25 間座
30 ピストンナット
40 シリンダ
41 上室
42 下室
50 ポート

Claims (4)

  1. 同一円上に設けられる複数のポートと各ポートの出口端に連通する複数の開口窓と該各開口窓の開口端外周を囲むシート部とを備えたバルブボディと、シート部に当接してバルブボディに積層されるリーフバルブとを備えたバルブ構造において、リーフバルブは、環状の本体部と、本体部の外周から放射状に延設され各開口窓を囲むシート部に離着座する弁部とを備えてなることを特徴とするバルブ構造。
  2. リーフバルブの内周側の移動を規制する環状の間座を備え、リーフバルブの本体部の外径は、間座の外径以下に設定されてなることを特徴とする請求項1に記載のバルブ構造。
  3. 弁部の基端部の円周方向巾は徐々に拡幅されて本体部に連なることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブ構造。
  4. 弁部の基端部と本体部の外周との接合部位が円弧状とされてなる請求項3に記載のバルブ構造。
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