JP4725897B2 - 配線用スリーブの密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具 - Google Patents

配線用スリーブの密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具 Download PDF

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本発明は、壁や床を貫通しケーブル類が配線された配線用スリーブの密封穴仕舞に関する。
ビルや工場等には、大量の電線・ケーブルが配線されている。これらは、壁や床の配線用スリーブを通じて隣接する部屋あるいは階に配線されるので、一旦、火災が生じたときには、これらが壁や床の配線用スリーブを通じて隣接する部屋や階に延焼し、被害を拡大させる恐れがある。そこで、火災による延焼を最小限に食い止めるために、電線・ケーブルの高難燃化が図られる一方で、壁・床の配線用スリーブに対してもケーブル挿通後に耐火充填材を用いて密封穴仕舞する工法が用いられている。従来工法に係る密封穴仕舞治具は図15に示すように吊り金具50および充填材受金具52により構成される。吊り金具50は充填材受金具52を保持するコの字型の金具であり、吊り金具50の上端部を矩形の配線用スリーブ54の開口部内壁に溶接する、または開口部に穴があけられている場合はそれを利用してボルト止めすることにより、配線用スリーブ54内側の面とそれに相対する面に固定されている。充填材受金具52は吊り金具50に保持され、ケーブルを貫通孔の一の内壁に固定するとともに、充填材を受ける一定の幅を有する金具であり、2つの吊り金具50の間を渡るようにその両端を吊り金具50に引掛けて配設されている。また充填材受金具52は貫通孔を塞ぐため複数配設されている。上記構成のもと密封穴仕舞は図16に示されるように、複数のケーブル56に充填材受金具52を押し付け、貫通孔の一の内壁側面に一列に並ばせ固定され、一列では足りない場合には最初の充填材受金具52と次の充填材受金具52との間に一列に並ばせ、さらに他の充填材受金具52を配設して貫通孔を塞いだのち、充填材を充填することにより行われ、これにより気密・防火の要求を確保してきた。
特開2002−180054号公報
しかし、上記方法ではケーブルを布設する部分は貫通孔の一部に過ぎないにもかかわらず、貫通孔の開口部から充填材受金具52までの領域を全て充填材で充填しなければならない。また、ケーブルの直径はケーブルごとにばらつきがあるため、直径の小さいケーブルと充填材受金具52との間に隙間ができる。そして、ケーブルの物量及びケーブル布設状況はケースごとに異なるため、一列に固定された複数のケーブルが貫通孔の一の内壁側面をちょうど覆う状態あれば問題ないが、そうでない場合には貫通孔と充填材受金具52との間に、また2つの充填材受金具52との間にケーブルがある場合にはその2つの充填材受金具52との間にも隙間が形成されるため、この隙間を埋めるための新たな受け金具を必要とするだけでなく、上記隙間を放置したまま充填材を充填すれば、充填材が落下して気密性・防火性を損なう危険性がある。さらに追加工事において充填材の再充填施工を行うと、充填材を撤去しづらい等の作業の困難性から気密性の劣化が生じやすいだけでなく、充填材を取り除く時にケーブル等を損傷するおそれもある。
上記問題を解決するため特許文献1においてはケーブルの外径よりも大きい穴が開けられたケイ酸カルシウムの板により貫通孔を遮蔽し、ケーブルを前記穴に挿通したのち、延焼防止用耐火封止材でケーブルと前記穴との隙間を充填封止する方法が開示されている。しかし、特許文献1の発明においては貫通孔を全て充填材で充填する問題が解決されているのみであって、充填材が落下を充分に防止する構成ではなく、また追加工事の際に発生する上記問題については何ら言及していない。
本発明は上記問題を鑑みてなされたもので、配線用スリーブ内にケーブル等の布設物を布設し充填材を取り付けて密封穴仕舞を行ったのち、配線用スリーブの気密性、防火性を確保しつつケーブル等の追加作業を簡便に行うことが可能な密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具を提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明に係る配線用スリーブの密封穴仕舞方法は、躯体を貫通する配線用スリーブの貫通路を区画して複数の区画孔を形成し、各区画孔をケーブルを挿通させる切り込みが穿たれたゴム板により塞ぎ、一部の区画孔にケーブルを挿通させたのち、前記ケーブルを貫通させた区画孔を充填剤及び耐火材により密封し、残余の区画孔には内部に発泡性の充填剤を封入して膨張する容器からなるブロックを着脱可能に挿入して密封し、追加工事に際して前記ブロックを取り出して前記ゴム板を露出させ、ケーブルを前記切り込みに挿通した後に充填剤及び耐火材により密封することにより穴仕舞可能とすることを特徴としている
また本発明は、躯体を貫通する配線用スリーブの貫通路に仕切り板を挿入して複数の区画孔を形成し、ケーブル挿通用の切り込みが形成され前記区画孔を塞いで充填材を保持するゴム板を固定する金具を前記仕切り板に保持させ、前記ゴム板を前記金具に固定したのち、前記切り込みにケーブルを挿通させ、前記ケーブルを挿通させた区画孔を充填材で密封し、残余の区画孔に着脱可能とされ、内部に発泡性の充填材を封入して膨張するブロックを挿入して密封し、追加工事に際して前記ブロックを取り出して前記ゴム板を露出させ、ケーブルを前記切り込みに挿通した後に充填剤及び耐火材により密封することにより穴仕舞可能とすることを特徴としているそして、本発明において、前記配線用スリーブの上端の開口部は床面より高い位置に配設されることを特徴としている。
一方、本発明に係る配線用スリーブの密封穴仕舞治具は、躯体を貫通する配線用スリーブの貫通路を分割して複数の区画孔を形成する仕切り板と、前記区画孔を塞いで充填材を保持し、ケーブルを挿通する切り込みが穿たれたゴム板と、前記仕切り板に保持され、前記ゴム板を固定する金具と、前記区画孔に挿入され、内部に発泡性の充填材を封入して膨張し、前記区画孔を密封するとともに、追加工事に際して前記区画穴から着脱可能なブロックと、を備えることを特徴としている。
そして、本発明において、前記配線用スリーブの上端の開口部は床面より高い位置に配設されることを特徴としている。さらに、前記区画孔を塞ぐ充填材は、発泡性の充填材であることを特徴としている。
上述のように構成された配線用スリーブの密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具によれば、仕切り板、ゴム板、ブロック等の密封穴仕舞治具のパーツをケーブルの物量、および布設状況にあわせて区画孔の数を決め、モジュール的に組み込むことができる。そして、各区画孔にケーブルを挿通する切り込みが形成されたゴム板で塞ぐことにより、ケーブルを挿通しつつ、充填材の落下を防止するとともに、気密性の向上を図ることができる。
また、ケーブルを挿通した区画孔を充填材で密封し、残余の区画孔を着脱可能なブロックで密封することにより、全ての区画孔を充填材で密封する手間を省くことができる。そして、追加工事の際には充填材を撤去して再充填する作業を行う必要がないので、ケーブルが挿通され充填材が充填された区画孔の気密性を確保することができるのみならず、撤去作業でのケーブル(シース)損傷を防止できる。また、再充填作業はブロックを外し、ブロックが外された区画孔にケーブルを通したのち、ケーブルが挿通された区画孔を充填材で密封するので、充填材撤去作業の手間を低減でき、大きなコストダウンを図ることができる。
さらに、ブロックは可撓性があり内部に充填材を封入できる容器であるため、ブロックは充填材により膨張し区画孔と当接することで、区画孔の気密性を向上させることができる。
また配線用スリーブの上端の開口部の高さを床面より高くすることにより、床面に水が漏洩した場合でも、前記開口部から水が侵入することを防ぐことができる。さらにケーブルが挿通された区画孔を発泡性の充填材で充填することにより、区画孔の防水性が確保され、万が一、前記開口部から水が侵入しても下の階にある機器等を水で濡らすことがないようにすることができる。
本発明に係る床や壁を貫通するスリーブ内の布設物の密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具の最良の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態にかかる密封穴仕舞治具は、図1乃至4に示すように、配線用スリーブ10、仕切り板12、仕切り板サポート用鋼管14、格子状充填材受金具16、副仕切り板18、ゴム板20、固形充填材24、計量カップ28、耐火材30から構成される。
図1に示されるように、配線用スリーブ10は建築物等の躯体の床を貫通し、ケーブル等の布設物を挿通させるダクトであり、矩形の断面を持つ貫通孔10aを有し、上端が開口した開口部10bを有しており、開口部10bの高さが床面11と同じ高さになるように配設されている。
仕切り板12は貫通孔10aの開口部10bから挿入して、貫通孔10aを貫通孔10aの短片と平行に分割する矩形の板である。本実施形態では仕切り板12は5枚用いられる。仕切り板12の両側面には仕切り板12と挿通方向において同じ長さを有する円筒形のポール12aが接続されており、その直径は仕切り板12の厚みよりも若干大きくなるように設計されている。また仕切り板12の上端からは切り込みスリット12bが切り込まれている。本実施形態においては、切り込みスリット12bは、後述の副仕切り板18を切り込みスリット12bに挿入して、副仕切り板18が配線用スリーブ10の短辺を3等分するように一つの仕切り板12に対して2つ形成されている。切り込みスリット12bにより仕切り板12は、切り込みスリット12bの終端部12cより上の部分において、仕切り板中央部12dと2つの仕切り板袖部12eに分割される。切り込みスリット12bの終端部12cの深さは、後述の固形充填材24、計量カップ28、及び耐火材30を挿入する深さ以上の寸法を有していれば、任意に設定できるが、全ての仕切り板12において終端部12cの深さを統一させておく必要がある。また切り込みスリット12bの幅は後述の格子状充填材受金具16の金枠接続部16e及び後述の副仕切り板18が挿入できる幅を有している。
仕切り板サポート用鋼管14は仕切り板12を保持するものであり、仕切り板サポート用鋼管14は中空の円筒形状を有し、その長さは仕切り板12の挿通方向の長さと同じであり、下端は端部閉止プレート14aによって閉止されている。そして、仕切り板サポート用鋼管14の配線用スリーブ10の内側に向けて矩形の鋼管開口部14bが上端から下端まで開口されており、その幅は仕切り板12の厚みより若干広く、かつポール12aの直径より狭い幅に設計されている。本実施形態においては、仕切り板サポート用鋼管14は貫通孔10aの矩形断面の長辺を6等分するように、5つの仕切り板サポート用鋼管14を配線用スリーブ10の開口部10bから深さ方向に配設し、前記長辺の内壁の真向かいにも同様に配設し、総計10本の仕切り板サポート用鋼管14がその上端を開口部10bと高さを合わせて、貫通孔10aの長辺の内壁に溶接等により固定されている。上記構成により仕切り板12が鋼管開口部14bと干渉することなくポール12aは仕切り板サポート用鋼管14の上端から挿入し、ポール12aの下端が端部閉止プレート14aの上面と当接できる。
上述のことから、仕切り板12の貫通孔10aの深さ方向の辺は、切り込みスリット12bより長ければ、任意の寸法をとることができるが、これに垂直な他辺は貫通孔10aの内壁の短辺とほぼ同一であって、前記他辺を貫通孔10aの内壁の短辺と平行にして貫通孔10aに仕切り板サポート用鋼管14を介して挿入できる寸法を有する必要がある。
図1に示すように、格子状充填材受金具16は、仕切り板12に保持される一方、後述のゴム板20を保持する金具である。格子状充填材受金具16は、貫通孔10aの矩形断面形状とほぼ同一であって、水平に保ちつつ貫通孔10aに挿入できる寸法を有する矩形の板である。そして格子状充填材受金具16には一定の幅の枠を残して等分に分割するように矩形口16aが形成されている。本実施形態では長辺方向6つ、短辺方向に3つ並び、トータルで18個の矩形口16aが形成されている。格子状充填材受金具16を仕切り板12の切り込みスリット12bの終端部まで挿入させるために、格子状充填材受金具16において仕切り板12と干渉する部分においてさらに、切り込み16b、通し穴16c、面取り16dが形成されている。切り込み16bは仕切り板袖部12dとの干渉を、通し穴16cは仕切り板中央部12cとの干渉を、面取り16dは仕切り板サポート用鋼管12aとの干渉をそれぞれ回避するためのものであり、本実施形態において、切り込み16bは10箇所、通し穴16cは5箇所、面取り16dは10箇所形成されている。
この構成により切り込み16bと通し穴16cとの間には金具接続部16eが形成され(図2参照)、本実施形態は10個形成されている。さらに格子状充填材受金具16と貫通孔10aを垂直方向からみて互いの形状を整合させたときに、全ての金具接続部16eは切り込みスリット12bの真上に来ることになる。そして、実装時に金具接続部16eは切り込みスリット12bに挿入され、切り込みスリット12bの終端部12cと当接する。
図1に示すように、副仕切り板18は、貫通孔10aの開口部10bから挿入して、矩形の貫通孔10aを貫通孔10aの長辺と平行に分割する矩形の板であり、本実施形態においては2枚用いられる。副仕切り板18の長辺は、貫通孔10aの内壁の長辺とほぼ同一であって、副仕切り板18を貫通孔10aの内壁の長辺と平行にして挿入できる寸法を有する。一方、副仕切り板18の短辺は、切り込みスリット12bの終端部の深さと同一の寸法を有する。また副仕切り板18の厚みは。切り込みスリット12bの幅とほぼ同一であって、副仕切り板18が切り込みスリット12bに挿入できる寸法を有している。
図2に示すように、ゴム板20はケーブル等の布設物を保持するとともに固形充填材24、計量カップ28、及び耐火材30を下から支えて落下を防止するものである。ゴム板20は格子状充填材受金具16の上にビス止め等により固定されるものであり、よって矩形口16aよりも大きな寸法を持つ矩形形状であるが、実装後に仕切り板12、副仕切り板18、及び貫通孔10aと干渉しない寸法を有している。本実施形態において、ゴム板20は全ての矩形口16aを塞ぐために18枚用いられる。そして、ゴム板20の布設用ケーブルを通す十字型のケーブル貫通用切り込み20aが複数穿たれている。ケーブル貫通用切り込み20aは実際に挿通するケーブルの断面寸法に応じてその切り込みの長さを変えることができ、またケーブル挿通により切り込みが広がるのを防止するため、ケーブル貫通用切り込み20aの切り込み線の延長線上には、切り込み止め20bが切り込まれている。またケーブル貫通用切り込み20aの形状も十字型のような4回対称のものに限らず、6回対称、8回対称のもの等も用いることができる。
固形充填材24は図4に示すように、防火・防音対策のため後述の区画孔22の底部に充填して密封するものである。
図3及び図4に示すように、計量カップ28は発泡性充填材26を充填するものであり後述の区画孔22に着脱可能で配設されるブロックであり、矩形升28a、上蓋28b、流し込み充填材注入口28c、吊りピース28dにより構成される。矩形升28aは外側表面に凹凸のない矩形の容器で、通常は後述の区画孔22の断面とほぼ同じ大きさであり、区画孔22に挿入できる寸法を有している。なお、矩形升28aの材料はゴムのように可撓性を有することが望ましく、この場合、矩形升28aは膨張性を有し、内部に発泡性充填材26を入れ膨張させることにより区画孔22と当接して、膨張性がないものと比べて区画孔22を密封する効果が増大する。上蓋28bは発泡性充填材26が膨張して外部に漏れないように矩形升28aに蓋をする金属製の蓋であり、流し込み充填材注入口28cが形成されている。充填材注入口28cは発泡性充填材26を注入するとともに、注入後は閉じることができるようになっている。吊りピース28dは計量カップ28に取り付けられたひもであり、後述の追加工事の際に計量カップ28を取り出しやすくするためのものである。
耐火材30は配線用スリーブ10を通じて火災が延焼するのを防ぐものであり、後述の区画孔22の最上層に充填する。
以上の構成のもと本実施形態にかかる密封穴仕舞治具を実装すると以下のようになる。まず、図1に示すように、切り込みスリット12bを上にして、仕切り板12の両端に配設されたポール12aの一端を一の溶接固定された仕切り板サポート用鋼管14に、他端を前記仕切り板サポート用鋼管14の貫通孔10aを介して真向かいにある他の仕切り板サポート用鋼管14に其々挿入して、ポール12aの下端を端部閉止プレート14bの上面と当接させることにより、仕切り板12を仕切り板サポート用鋼管14に配設し、残りの仕切り板12についても同様に行う。次に上述のように全ての金具接続部16eが切り込みスリット12bの真上に来るように整合させて、格子状充填材受金具16を仕切り板12に介装する。このとき、金具接続部16eは切り込みスリット12bの終端部12cにより保持される。よって、格子状充填材受金具16は貫通孔10aの開口部10bより終端部12cの深さ分だけ低い位置で保持され、さらに終端部12cの深さは全ての仕切り板12において統一されているため、格子状充填材受金具16は水平を保ったまま仕切り板12に保持されることになる。次に副仕切り板18の長辺を貫通孔10aの長辺と平行にあわせて真上から見て副仕切り板18の長辺の両端部が貫通孔10aの短辺と重なるように配置し、副仕切り板18の短辺を垂直にし、5つの仕切り板12により貫通孔10aの長辺と平行に並ぶ5つの切り込みスリット12bに対して真上からみて副仕切り板18が真上に来るようにし、そのまま副仕切り板18を真下におろしつつ副仕切り板18を切り込みスリット12bに挿入し、他の副仕切り板18についても同様に行う。すると副仕切り板18は格子状充填材受金具16の上に載った形となる。
図4に示されるように、上記実装により貫通孔10aには仕切り板12および副仕切り板18により区画された区画孔22が形成される。図5に示されるように、本実施形態において区画孔22は矩形断面を有し、貫通孔10aの長辺方向を6等分し、短辺方向を3等分して貫通孔10aを18等分したもののうちの一つであり、総計18個ある。また区画孔22の深さ方向の長さは副仕切り板18の短辺方向の長さと同程度である。なお、仕切り板12、格子状充填材受金具16、副仕切り板18は配線用スリーブ10に上述のようにはめこんだだけであるから配線用スリーブ10に対して着脱可能であり、本実施形態に係る密封穴仕舞治具を配線用スリーブ10に配設した後においても、ケーブルの物量に応じてこれらの部品の設計を変えて区画孔22の構成を変えることもできる。
さらに区画孔22の底部は格子状充填材受金具16であるが、これにゴム板20をビス止めして区画孔22の底部を封じる(図2参照)。これにより区画孔22から固形充填材24が落下することを防止する。なお、ゴム板20にあるケーブル貫通用切り込み20aにより充填材等を充填する前であればケーブルの挿通を行うことができる。
以上の構成のもと、図4及び図5に示されるように、本実施形態にかかる密封穴仕舞を行う。
まず、ケーブル31を通す区画孔22を任意に選択する、もしくは図5に示すように区画孔22に番号をつけ、番号順に区画孔22を選択する。一の区画孔22に対してケーブルが定量となったら次の区画孔22を選択する。選択された区画孔22の底部にあるケーブル貫通用切り込み20aにケーブルを挿通してケーブルを貫通孔10aの開口部10bから外に引き出す。ケーブルが区画孔22に存在する状態で固形充填材24を充填する。ケーブルを挿通していない区画孔22には計量カップ28を挿入する。このとき計量カップの吊りピース28dは計量カップ28の上に置くようにしておく。計量カップ28の流し込み充填材注入口28cから発泡性充填材26を充填し、流し込み充填材注入口28cを封止した上で発泡性充填材26を発泡させる。すると矩形升28aは区画孔22の内壁と当接し、矩形升28aの全周において区画孔22の内壁と当接することにより、区画孔22の計量カップ28より上の部分から前記区画孔22下部への空気の流れは遮断される。これを残り全ての区画孔22に対して行うことにより、配線用スリーブ10の貫通孔10a内部は配線用スリーブ10の外部に対して気密が保たれることになる。
さらに固形充填材24および計量カップ28の上に耐火材30を充填して、全ての区画孔22が密封されることにより貫通孔10aが密封され密封穴仕舞は完了する。
次にケーブル配線の追加工事が発生した場合の密封穴仕舞について説明する。
すでにケーブル31が通っているものを除いて、上述同様、追加工事においてケーブルを通す区画孔22を選択する。選択した区画孔22に充填されている耐火材30を取り除く。そして吊りピース28dを引張り計量カップ28を区画孔22から引き出す。すると区画孔22の底面にはケーブル貫通用切り込み20aがあるゴム板20が現れる。あとは上述同様、ケーブル貫通用切り込み20aにケーブルを挿通し、固形充填材24を充填し、耐火材30を充填ことにより追加工事は完了する。
本実施形態においては配線用スリーブ10の断面が矩形の場合について述べたが、第2実施形態として配線用スリーブの断面が円形の場合についても述べる。
第2実施形態に係る密封穴仕舞治具は図6に示されるように円筒スリーブ32、仕切り板ユニット34、仕切り板サポート用鋼管36、ゴム受けリングプレート38、円形ゴム板40により構成されている。
円筒スリーブ32は、その貫通路32aの水平断面が円形になったのものである。仕切り板ユニット34は図7に示されるように、2枚の仕切り板34aに切り込みをいれ、切り込みどうしをかみ合わされた構成をしている。仕切り板34aは円筒スリーブ32の開口部32bから垂直に挿入する矩形の板であり、垂直に挿入する側の辺は一定の長さを有し、これと同じ長さで上端・下端を整合させたポール34bが配設されている。一方、水平方向の辺は貫通路32aの円形水平断面の直径とほぼ同一であって、仕切り板34aを貫通路32a方向に挿入できる長さを有している。また仕切り板34aは2枚用いられ、仕切り板34aの上端中央から仕切り板34aの厚みと同じ寸法の幅を有する図示しない切り込み34bが形成され、一方を上下反転させて切り込み34b同士をかみ合わせることにより、図7のように水平断面が十字となる仕切り板ユニット34を形成することができる。このとき2つの仕切り板34aの上端は整合されている。そして、仕切り板34aのかみ合わせを固定するため仕切り板固定金具34cが用いられる。仕切り板固定金具34cは全体として十字型をしており、その十字に沿う形で十字切り込みがなされている。前記十字切り込みは2つの仕切り板ユニット34の交差上端部に仕切り板固定金具34cをはめ込むことで、仕切り板34aのかみ合わせを固定できるように仕切り板34aの厚みと同じ幅をもっている。また、仕切り板ユニット34にある4つのポール34bの上端部にはポール34bの外径より大きな寸法をもつ吊りピース34dが、ポール34bの水平断面円と同心円となるように固定されている。
仕切り板サポート用鋼管36は本実施形態では4つ用いられ、4つとも同じ長さを有している。仕切り板サポート用鋼管36は上端が開放した中空の円筒形を有し、貫通路32aの水平断面の円周を4等分するように、仕切り板サポート用鋼管36の上端面の高さを整合して、溶接等により貫通路32aの内壁に垂直に固定されている。仕切り板サポート用鋼管36の長さは仕切り板ユニット34の垂直方向の長さに、後述のゴム受けリングプレート38、および円形ゴム板40の厚さと同じ長さを加えた寸法である。またそれぞれの仕切り板サポート用鋼管36の下端部には仕切り板サポート用鋼管36の水平断面円より直径の大きな端部閉止プレート36aが前記水平断面円と同心円を形成するように接続され、実装時に貫通路32aと干渉する部分は切除してある。よって、それぞれの端部閉止プレート36aの深さ方向の位置は同じとなる。また仕切り板サポート用鋼管36には貫通路32aの水平断面の中心方向側面には矩形の鋼管開口部36bが形成されており、上端から下端まで開口されている。また、鋼管開口部36bの幅は仕切り板ユニット34の厚みより若干広く、かつポール34bの直径より狭い幅に設計されている。
図8に示すように、ゴム受けリングプレート38は、貫通路32aの水平断面形状とほぼ同じで、水平に保ったまま円筒スリーブ32に挿入できる寸法を有し、後述の円形ゴム板40を受けるリング状の板であり、実装時に仕切り板サポート用鋼管36と干渉しないように、アーク38aを形成させている。アーク38aの内径は仕切り板サポート用鋼管36の直径よりも大きく、外径は端部閉止プレート36aと同程度である。
図9に示すように、円形ゴム板40は貫通路32aの水平断面形状とほぼ同じで、水平に保ったまま円筒スリーブに挿入できる大きさを有する円形の板であり、実装時に仕切り板サポート用鋼管36と干渉する部分は切除してある。また、円形ゴム板40にはケーブルを貫通させるためのケーブル貫通用切り込み40aが、実装時にケーブル41が仕切り板ユニット34およびゴム受けリングプレート38と干渉しないように複数穿たれている。第1実施形態の場合と同様に、ケーブル貫通用切り込み40aは実際に挿通するケーブルの断面寸法に応じてその切り込みの長さを変えることができ、またケーブル挿通により切り込みが広がるのを防止するため、ケーブル貫通用切り込み40aの切り込み線の延長線上には、切り込み止め40bが切り込まれている。
以上の構成により円筒スリーブ32に第2実施形形態に係る密封穴仕舞治具を実装すると以下のようになる(図6、図10参照)。まずゴム受けリングプレート38を円筒スリーブ32に挿入する。このときゴム受けリングプレート38と仕切り板サポート用鋼管36とが干渉しないように仕切り板サポート用鋼管36の真上にアーク38aの内径部分が来るようにする。するとアーク38aは仕切り板サポート用鋼管36と干渉せずに下端まで挿入でき、端部閉止プレート36aの上面と当接する。端部閉止プレート36aそれぞれの深さ方向の位置は同じであるため、ゴム受けリングプレート38は円筒スリーブ32内で水平に保ったまま保持される。同様に円形ゴム板40も円筒スリーブ32に挿入すると円形ゴム板40はゴム受けリングプレート38により保持され、円形ゴム板40はゴム受けリングプレート38とビス止めすることができる。そしてポール34bと仕切り板サポート用鋼管36を真上から見て整合させ、仕切り板固定金具34cを円筒スリーブ32に挿入する。このとき、ポール34bは仕切り板サポート用鋼管36内部に挿入されるとともに、仕切り板ユニット34は鋼管開口部36bに挿入されるために仕切り板ユニット34と仕切り板サポート用鋼管36とが干渉することはない。そして吊りピース34eの下面と仕切り板サポート用鋼管36の上端面とが当接するとともに、仕切り板ユニット34の下端が円形ゴム板40と当接することにより、仕切り板ユニット34は水平を保ったまま円筒スリーブ32内で保持される。このように実装された密封穴仕舞治具を用いて第一実施形態と同様に密封穴仕舞を実施することができる。このとき、図示しない計量カップは底面が扇型である。第2実施形態において円筒スリーブの貫通路の内径が大きい場合は円形ゴム板40の中央部がたわむ可能性があるため、次の第3実施形態を用いることができる。
第3実施形態は第2実施形態とほぼ同様であるが、図11に示すようにゴム受けリングプレート38に仕切り板ユニット34の厚みより大きい寸法の幅をもつ十字型のプレートを接合した十字付ゴム受けリングプレート44を用いる。これにより、円形ゴム板40にあるケーブル貫通用切り込み40aと干渉することなく、円形ゴム板40の中央部分のたわみを抑えることができる。また、図12に示すように、十字付ゴム受けリングプレート44を実装すると、真上から見た場合に仕切り板ユニット34によって形成される4つの扇の内壁を縁取るように十字付ゴム受けリングプレート44が見えることになる。よって図13に示すように、円形ゴム板40に代わって扇型ゴム板46を用いることができる。扇形ゴム板46は仕切り板ユニット34下端部とは当接しないので仕切り板サポート用鋼管36の設計において扇形ゴム板46の厚みを考慮する必要はなくなる。本実施形態において扇形ゴム板46は4つ用い、ビス止め等により十字付ゴム受けリングプレート44に固定する。
本発明は一般建築物にある配線用スリーブに適用することを想定しているが、本発明は配線用スリーブの使用場所により何ら制限を受けないため、これに限らず原子力発電所等にも適用できる。
いずれの実施形態においても、床面11への水の漏洩により配線用スリーブに水が侵入することを防止する場合には、配線用スリーブ10の開口部10b(第2実施形態においては、円筒スリーブの上端の開口部)を床面11より一定の高さをもつように配線用スリーブ10(円筒スリーブ32)を床に設置する必要がある(図14参照)。
いずれの実施形態においても床を貫通し上に開口した配線用スリーブ(円筒スリーブ)について述べているが、壁を貫通し、壁に平行に開口している配線用スリーブにも適用できる。この場合においても、床面11への水の漏洩により配線用スリーブに水が侵入することを防止する場合には、配線用スリーブの開口下部(第2実施形態においては、円筒スリーブの開口下部)が床面より一定の高さをもつように配線用スリーブ(円筒スリーブ)を壁に設置する必要がある。
いずれの実施形態においても、計量カップ28に充填する発泡性充填材26はペネシール(登録商標)等の2液混合型RTVシリコーンフォーム等の対放射性に優れ難燃性の室温硬化型発泡性弾性体を用いることが望ましい。発泡前の混合体は流動性に富むので、ケーブル間の隙間や複雑な形状部分に容易に侵入するとともに、発泡圧で細部まで完全に充填することができ、気密性、水密性を保つことができる。
一方、配線用スリーブ10に直接充填する固形充填材24はハイシール(登録商標)等の非硬化性のパテ状耐熱シール材を用いることが望ましい。これは高い難燃性を有し、ケーブルの延焼を防止するとともに、柔らかい材質のため隙間に充填することができ、取り扱い、施工が容易であり、また硬化しないのでケーブルの増設・撤去にあわせて一部を除去する、および再充填が可能となる。なお、本発明において、気密を保って充填することが目的であるためセメントを用いても良い。また、ケーブルを挿通した区画孔22に対して前記固形充填材24に代わって、直接発泡性充填材26を充填することができる。このとき前記発泡性充填材26はゴム板20により保持され、下に漏れ出ることはない。これにより区画孔22の防水性が確保され、万が一、水が配線用スリーブ10の開放口10bから侵入しても侵入した水をブロックし、下の階にある機器等を濡らすことを防ぐことができる。さらに、本発明を原子力発電所等、放射線遮蔽を要する建築物に適用する場合は固形充填材24として鉛毛等を用いることができる。このとき、鉛毛の充填の厚さが必要遮蔽要求厚を満たすように、穴仕舞治具の深さ方向の設計を行う必要がある。もちろん前記鉛毛を充填した上に前記発泡性充填材26を充填して防水性と遮蔽性を同時に確保する形態にしてもよい。
いずれの実施形態においても、配線用スリーブ10(円筒スリーブ32)にケーブル等の配線を挿通させたのち穴仕舞することを前提としているが、これに限らず水道管や、エア配管等のガス管に対しても適用することができる。その際、ゴム板20のケーブル貫通用切り込み20a(40a)の切り込みの長さを配管の外形にあわせて調整する必要がある。もちろん、ケーブル貫通用切り込み20a(40a)の切り込みの形状は任意に設計できるので、配管の外径が円形でない場合にも適用できる。
いずれの実施形態も耐火材30の充填については国土交通大臣認定工法によるものであり、耐火材30の材料は同法に係るものであれば特に限定されないが、現行の大臣認定番号PS060WL−231、PS060WL0233、PS060FL−0232、PS060FL0221等の施工方法に係る耐火材が望ましい。これは柔らかい枕状の耐火ブロックで、充填材を充填したのちに耐火ブロックを積み上げて充填する。耐火ブロックは熱により体積が膨張する性質があり、火災時の熱を受けて膨らみ開口部をさらに密にすることができる。
円形ゴム板40、及び扇形ゴム板46の材料は、合成ゴムを発泡させたネオプレーンゴムが望ましいが、難燃性であれば他の材料も利用でき、クロロプレーンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、天然ゴム等も温度等の使用環境にあわせて利用できる。
配線用スリーブの気密性、防火性を確保しつつケーブル等の追加作業を簡便に行うことが可能な密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具として利用できる。
第1実施形態に係る密封穴仕舞治具の鳥瞰図である。 第1実施形態を構成するゴム板の概略図である。 第1実施形態を構成する計量カップの概略図である。 第1実施形態に係るケーブルの密封穴仕舞の概略図である。 第1実施形態を構成する区画孔の真上から見た概略図である。 第2実施形態に係るケーブルの密封穴仕舞の概略図である。 第2実施形態に係る密封穴仕舞治具の鳥瞰図である。 第2実施形態を構成するゴム受けリングプレートの概略図である。 第2実施形態を構成する円形ゴム板の概略図である。 第2実施形態に係るケーブルの密封穴仕舞治具の真上から見た概略図である。 第3実施形態に構成する十字付きゴム受けリングプレートの概略図である。 第3実施形態に係るケーブルの密封穴仕舞治具の真上から見た概略図である。 第3実施形態に構成する扇型ゴム板の概略図である。 配線用スリーブの開口部が床面より高くなるようして配設された配線スリーブの概略図である。 従来技術に係る密封穴仕舞治具の概略図である。 従来技術に係るケーブルの密封穴仕舞の概略図である。
符号の説明
10………配線用スリーブ、11………床面、12………仕切り板、14………仕切り板サポート用鋼管、16………格子状充填材受金具、18………副仕切り板、20………ゴム板、22………区画孔、24………固形充填材、26………発泡性充填材、28………計量カップ、30………耐火材、32………円筒スリーブ、34………仕切り板ユニット、36………仕切り板サポート用鋼管、38………ゴム受けリングプレート、40………円形ゴム板、44………十字つきゴム受けリングプレート、46………扇形ゴム板、50………吊り金具、52………充填材受金具。

Claims (6)

  1. 躯体を貫通する配線用スリーブの貫通路を区画して複数の区画孔を形成し、各区画孔をケーブルを挿通させる切り込みが穿たれたゴム板により塞ぎ、一部の区画孔にケーブルを挿通させたのち、前記ケーブルを貫通させた区画孔を充填剤及び耐火材により密封し、残余の区画孔には内部に発泡性の充填剤を封入して膨張する容器からなるブロックを着脱可能に挿入して密封し、
    追加工事に際して前記ブロックを取り出して前記ゴム板を露出させ、ケーブルを前記切り込みに挿通した後に充填剤及び耐火材により密封することにより穴仕舞可能とすることを特徴とする密封穴仕舞方法。
  2. 躯体を貫通する配線用スリーブの貫通路に仕切り板を挿入して複数の区画孔を形成し、ケーブル挿通用の切り込みが形成され前記区画孔を塞いで充填材を保持するゴム板を固定する金具を前記仕切り板に保持させ、前記ゴム板を前記金具に固定したのち、
    前記切り込みにケーブルを挿通させ、前記ケーブルを挿通させた区画孔を充填材で密封し、残余の区画孔に着脱可能とされ、内部に発泡性の充填材を封入して膨張するブロックを挿入して密封し、
    追加工事に際して前記ブロックを取り出して前記ゴム板を露出させ、ケーブルを前記切り込みに挿通した後に充填剤及び耐火材により密封することにより穴仕舞可能とすることを特徴とする密封穴仕舞方法。
  3. 前記配線用スリーブの上端の開口部は床面より高い位置に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の密封穴仕舞方法。
  4. 躯体を貫通する配線用スリーブの貫通路を分割して複数の区画孔を形成する仕切り板と、
    前記区画孔を塞いで充填材を保持し、ケーブルを挿通する切り込みが穿たれたゴム板と、
    前記仕切り板に保持され、前記ゴム板を固定する金具と、
    前記区画孔に挿入され、内部に発泡性の充填材を封入して膨張し、前記区画孔を密封するとともに、追加工事に際して前記区画穴から着脱可能なブロックと、
    を備えることを特徴とする密封穴仕舞治具。
  5. 前記配線用スリーブの上端の開口部は床面より高い位置に配設されることを特徴とする請求項記載の密封穴仕舞治具。
  6. 前記区画孔を塞ぐ充填材は、発泡性の充填材であることを特徴とする請求項4または5に記載の密封穴仕舞治具。
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