JP4723245B2 - 第一級アミン類の調製法 - Google Patents

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Description

本発明は、第一級アミン類、光学活性第一級アミン類、およびこの目的に有用な新規中間体の調製法に関する。
第一級アミン類、とりわけ光学活性第一級アミン類は、薬剤の調製、植物保護生成物およびこれらの中間体の調製、または光学活性アミン類のみの分割剤として使用できる化合物である。
第一級アミン類の合成に関して多数の方法が存在するが、光学活性第一級アミン類を得ることのできる方法は少ない。
これらの光学活性アミン類が、酵素的に調製できることは知られている。しかしながら、この方法は、酵素の大量使用、極めて長い反応時間、希釈反応媒体および複雑な精製段階など、種々の不利な点を示す。
他の方法は、例えば、光学活性酸を用いたラセミ混合物の光学分割である。この方法の主たる不利な点は、生成物の50%が損失することである。
他の方法としては、キラルリガンドの存在下でのイミン類の不斉水素化または光学活性水素化アルカリ金属によるイミン類の還元などが用いられている。最後に、例えば、キラル補助剤のSAMP、(S)−1−アミノ−2−(メトキシメチル)ピロリジン、およびRAMP、(R)−1−アミノ−2−(メトキシメチル)ピロリジンを用いてEndersにより開発された方法論(Morrison J.D.により編集された不斉合成、Academic、Orlando(1984);3B巻、275頁)などの不斉誘導にキラル誘導物質を用いる方法が、これら光学活性アミン類を得るために開発されている。
それでも、これら種々の方法では、高価で調製が困難な反応体が利用されている。
したがって、商品として入手でき、かつ高価ではない物質から出発して、上記の課題を解決することを可能にする光学活性第一級アミン類の調製のために利用できる方法を有することが望ましいものと思われる。
Katritzky,A.R.ら(Tetrahedron:Asymmetry、(1996)、7巻、第6号、1621〜1630頁)は、ヒドラゾンのCN結合に対するジアステレオ選択的アルキル化反応において(S)−乳酸とヒドラジン水和物とから調製されたキラルシントンの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−ヒドロキシエチル)−1,2,4−トリアゾールの利用を記載しているが、キラルアミン類の遊離を記載していない。
本特許出願人は、4−アミノ−1,2,4−トリアゾールシントンから誘導されたトリアゾリウム塩と水素化物との反応により、立体発生中心のエピマー化なしで第一級アミン類または光学活性第一級アミン類が生じることを発見した。
このことは、本出願の主題が、式(I)
Figure 0004723245
(式中、
R3は、
− 1つ以上のヒドロキシル基によって、1つ以上のアミノ基によって、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基によって、または6個から10個の炭素原子を含む1つ以上のアリール基によって場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基であって、前記アリール基は1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基によって、または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基によって、または1つ以上のフェニル基によって場合によっては置換されているアリール基であるアルキル基
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基によって、または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基によって場合によっては置換されている5個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基によって、または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基によって、または1つ以上のフェニル基によって場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基を表す)
の第一級アミン類の調製法である理由であって、
式(II):
Figure 0004723245
(式中、
同一であるか、または異なるR1およびR2は、
− 水素、
i)1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基により、ii)nが1から4の範囲の整数を表しおよびR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である1つ以上の−(OCHCHO)R’’’基によりiii)1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含む1つ以上の−O−アリール基により、iv)または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含む1つ以上の−O−アラルキル基により、場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基
を表し、
R3は既に示した意味を有し、
R4は、
− −COOH基またはR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基を表す−COOR’’’基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基または−COOH基またはR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基を表す−COOR’’’基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− アルキル化基により官能化されている有機ポリマー残基
を表し、
Aは、
− ハロゲン、
− 1つ以上のハロゲン基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含むアルキルスルホネート基、
− 1つ以上のハロゲン基または1個から4個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリールスルホネート基、
− 1個から6個の炭素原子を含むアルキルスルフェート基、
− 硫酸水素塩基、
− ヘミ硫酸塩基、
− 過塩素酸塩基、
− ヒドロキシド基
を表す)のトリアゾリウム塩と、
水素化物との反応により、式(I)のアミンを得、所望ならば単離する。
前記R3基は、窒素に対しα不斉炭素を含むことことが好ましい。
本発明において、引き続きR’’、R’1、R’2、R1、R2、R4、R5、R6またはR7が、1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基を表す場合、それは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基またはブチル基であり、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基またはイソプロピル基である。
R3が、1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基を表す場合、それは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基またはイソヘキシル基であり、好ましくはエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基またはs−ブチル基である。
R3が、5個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基を表す場合、それは、例えば、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基である。
R5、R6またはR7が、3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基を表す場合、それは、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基であり、好ましくはシクロペンチル基またはシクロヘキシル基である。
R’’、R’1、R’2、R1、R2、R4、R5、R6またはR7が、6個から10個の炭素原子を含むアリール基を表す場合、それは、例えば、フェニル基またはナフチル基であり、好ましくはフェニル基である。
R’’、R’1、R’2、R1、R2、R3、R4、R5、R6またはR7が、7個から16個の炭素原子を含むアリール基を表す場合、それは、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、フェニルブチル基、1−または2−ナフチルメチル基、1−または2−ナフチルエチル基、1−または2−ナフチルプロピル基、あるいは1−または2−ナフチルブチル基であり、好ましくはベンジル基またはフェニルエチル基である。
R’’’またはR’’’’が、1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基を表す場合、それは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基またはブチル基であり、好ましくはメチル基またはエチル基である。
R4が、アルキル化基によって官能化された有機ポリマー残基を表す場合、それは、例えば、ポリスチレン残基またはポリ(スチレン−コ−ジビニルベンゼン)残基であり、好ましくはポリスチレン残基である。
Aが、1個から6個の炭素原子を含むアルキルスルホネート基を表す場合、それは、例えば、メチルスルホン酸塩基、エチルスルホン酸塩基またはプロピルスルホン酸塩基であり、好ましくはメチルスルホン酸塩基またはエチルスルホン酸塩基である。
Aが、6個から10個の炭素原子を含むアリールスルホネート基を表す場合、それは、例えば、フェニルスルホン酸塩基またはナフチルスルホン酸塩基であり、好ましくはフェニルスルホン酸塩基である。
Aが、1個から6個の炭素原子を含むアルキルスルフェート基を表す場合、それは、例えば、メチル硫酸塩基、エチル硫酸塩基、プロピル硫酸塩基またはブチル硫酸塩基であり、好ましくはメチル硫酸塩基またはエチル硫酸塩基である。
Aがハロゲンを表す場合、それは、例えば、Cl基、Br基、F基またはI基であり、好ましくはCl基またはBr基である。
本発明においてまた引き続いて、置換基に関して用語の「1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基」とは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基またはペンチル基、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基またはt−ブチル基を意味し;用語の「1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基」とは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基またはt−ブチル基、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基またはイソプロピル基を意味し;用語の「1個から6個の炭素原子を含むアルコキシ基」とは、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基またはブトキシ基、好ましくはメトキシ基またはエトキシ基を意味し;用語の「6個から10個の炭素原子を含む−O−アリール」とは、例えば、フェノキシ基またはナフトキシ基、好ましくはフェノキシ基を意味し;用語の「7個から16個の炭素原子を含む−O−アラルキル」とは、例えば、ベンジルオキシ基またはナフチルメチルオキシ基、好ましくはベンジルオキシ基を意味する。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、式(II)のトリアゾリウム塩と水素化物との反応は、THFなどの不活性溶媒中、0℃と200℃との間の温度で、好ましくは周囲温度と反応媒体の沸点との間で、特に1時間から24時間までの間の時間で一般に実施される。
水素化物の例として、水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−H)、水素化アルミニウムリチウム(LiAlH)、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH)、ポリ(メチルヒドロシロキサン)(PMHS)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(NaBH(OAc))、水素化トリメトキシホウ素ナトリウム(NaBH(OCH)または水素化ホウ素リチウム(LiBH)、好ましくは水素化ホウ素リチウム(LiBH)を挙げることができる。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、式(II)のトリアゾリウム塩は、式(IIa):
Figure 0004723245
(式中、
R1、R2、R4およびAは、既に示した意味を有し、
R5は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基を表し、
R6は、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− R1、R2、R4およびAが既に示した意味を有する式
Figure 0004723245
のアミノトリアゾリウム基
を表し、
R7は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
を表し、あるいは
R5およびR6は、それらが結合している炭素原子と一緒に、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている5個から7個の炭素原子を含む環を形成でき、
R5基、R6基およびR7基を有する炭素は不斉でなければならないことが理解される)に相当する。
上記の方法を実施する他の好ましい条件下で、前記式(II)の化合物が、上記に定義された式(IIa)に相当し、さらに前記式(IIa)の化合物は、式(III):
Figure 0004723245
(式中、
R1、R2、R5、R6およびR7は、既に示した意味を有する)の化合物と、窒素の四級化剤との反応により調製し、所望ならば単離し、または以後の工程に直接使用する式(IIa)の化合物を製造する。
上記の方法を実施するさらに他の好ましい条件下で、前記式(II)の化合物が、上記に定義された式(IIa)に相当し、さらに前記式(IIa)の化合物は、式(IIIa):
Figure 0004723245
(式中、
R5、R6およびR7は、既に示した意味を有し、R’1およびR’2は、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、または
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
を表し、
R’’は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− nが1から4の範囲の整数を表し、R’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である−(CHCHO)R’’’基
を表す)の化合物と、
窒素の四級化剤との反応により調製し、所望ならば単離し、または以後の工程に直接使用する式(IIa)の化合物を製造する。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、式(III)または式(IIIa)の化合物と窒素の四級化用試剤との反応は、Pinner,A.、Chem.Ber.、(1894)、27巻、1006頁;Glover,E.E.ら、J.Chem.Soc.Perkin Trans.1巻(1974)、1792〜1794頁;Becker,H.G.O.ら、J.Prakt.Chem.、(1988)、330巻、325〜337頁;Matsuda,Yら、Heterocycles、(1995)、41巻、2777〜2784頁;Alcade,E.ら、J.Chem.Soc.、Chem.Commun.、(1995)、1239〜1240頁などの文献に記載された方法の適用または採用によって実施される。この反応は、乾燥雰囲気下、場合によっては不活性溶媒、好ましくはTHFを使用して、等モル量または小過剰の窒素四級化剤を、式(III)または式(IIIa)の化合物に周囲温度または加熱、攪拌しながら加えて1時間から48時間の間の時間で一般に実施される。
式(III)または式(IIIa)の化合物は、例えば、ヨウ化メチル、塩化エチル、臭化エチル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、臭化ベンジルまたは臭化α−フェニルエチルなど、当業者に知られた窒素四級化剤により四級化できる。
式(II)または式(IIa)の化合物においてAと表示されたイオンは、窒素四級化剤の作用により得られるか、またはアニオン交換の従来の方法により得ることができる。
上記の方法を実施するさらに他の好ましい条件下で、前記式(IIIa)の化合物は、式R7−M(式中、R7は既に上記に示した意味を有し、Mは、Xがハロゲン原子を表し、MがLi、Cuまたは(1/2)Znなどの金属を表すMgX基またはCeX基を表す)の有機金属化合物と、
式(IV)
Figure 0004723245
(式中、R’1、R’2、R’’、R5 およびR6は、既に示した意味を有し、R’’が水素の場合、R5およびR6の少なくとも1つは、場合によっては置換されているアリール基であることが理解される)の化合物との反応によりさらに調製し、所望ならば単離し、または以後の工程に直接使用する式(IIIa)の化合物を製造する。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、式R7−Mの有機金属化合物と式(IV)の化合物との反応は、Advanced Organic Chemistry,Reactions,Mechanisms、and Structure,John Wiley & Sons、第4版、6〜35、934〜935頁に記載されて引用文献が挙げられている、方法の適用または採用によって実施される。この反応は、不活性雰囲気下、不活性溶媒(例えばTHF、エーテル、トルエンまたはジクロロメタン)中、式(IV)の化合物に対して2当量から10当量の間の化合物R7−Mを用いて、−100℃と周囲温度との間の温度で1時間から24時間の間の時間で一般に実施される。
上記の方法を実施するさらに他の好ましい条件下で、前記式(IV)の化合物は、エーテル化および式(V):
Figure 0004723245
(式中、R’1およびR’2は、既に示した意味を有する)の化合物と式
O=CR5R6
(式中、R5およびR6は、既に示した意味を有する)の化合物との反応により調製され、所望ならば単離し、または以後の工程に直接使用する式(IV)の化合物を製造する。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、式(V)の化合物と式O=CR5R6との反応は、必要ならば溶媒(例えば、トルエン、シクロヘキサンまたは1,2−ジクロロエタン)中、等モル量または小過剰の2つの反応体のうち1つを用い、場合によってはパラ−トルエンスルホン酸またはメタンスルホン酸などの酸触媒を用い、周囲温度と反応媒体の沸点との間の温度で、1時間から24時間の間の時間で、場合によっては水を共沸留去させて実施される。
エーテル化は、Katritzky,A.R.ら、Tetrahedron:Asymmetry、(1996)、7巻、1621〜1630頁により記載された方法の適用または採用によって実施される。
このエーテル化は、式(V)の化合物と式O=CR5R6の化合物との反応前に行うことができる。これはまた、式(V)の化合物と
式O=CR5R6
の化合物との反応後に行うことができ、R5およびR6の少なくとも1つは、場合によっては置換されているアリール基を表すことが理解される。
式(V)の化合物は文献に知られており、Martinez−Diaz,M.V.ら、Tetrahedron:Asymmetry、(1994)、5巻、1291〜1296頁;Alonso,J.M.ら、J.Heterocycles、(1987)、26巻、989〜1000頁により記載された方法の適用または採用によって調製できる。
上記の方法を実施するさらに他の好ましい条件下で、前記式(IIIa)の化合物が、上記に定義された式(IV)の化合物に対して水素化ホウ素リチウムまたは水素化ホウ素ナトリウムなどの水素化アルカリ金属の作用により、または前記式(IV)の化合物の水素化によりさらに調製され、この場合、R5は水素を表し得ないことが理解される。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、水素化アルカリ金属の作用による式(IV)の化合物の還元は、Advanced Organic Chemistry,Reactions,Mechanisms、and Structure,John Wiley & Sons、第4版、6〜26、918頁、および9〜51、1219頁に記載されて引用文献が挙げられている、方法の適用または採用によって実施される。この還元は、溶媒(例えば、THFまたはMeOH)中、等モル量または小過剰の水素化アルカリ金属を用いて、周囲温度と反応媒体の沸点との間の温度で、1時間から24時間の間の時間で一般に実施される。
上記の方法を実施する好ましい条件下で、水素化による式(IV)の化合物の還元は、10Pa(1バール)から50×10Pa(50バール)の水素圧下でメタノールまたはエタノールなどの溶媒中、触媒(例えば、ラネーニッケル)を用い、周囲温度または加熱しながら、1時間から2日の間の時間で実施される。
水素化物による式(II)の化合物の反応により、式(II)の化合物が光学的に純粋である場合、立体発生中心のエピマー化なしで光学活性第一級アミン類の合成が可能になる。
これらの性質は、上記の方法を実施する上で式(II)の化合物の前駆体である上記式(IIIa)の化合物を使用する根拠となる。
したがって、本出願の他の主題は、式HN−CR5R6R7のアミンを調製するための新規な中間体、すなわち以下の式(IIIa):
Figure 0004723245
(式中、
R’1およびR’2はメチル基を表し、
R’’は、
− 1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− nが1から4の範囲の整数を表し、R’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である−(CHCHO)R’’’基
を表し、
R5は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
を表し、
R6は、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− R’’’’が、水素、1個から4個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはベンジル基を表す−CHOR’’’’基
を表し、
R7は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
を表し、あるいは
R5およびR6は、それらが結合される炭素原子と一緒に、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている5個から7個の炭素原子を含む環を形成でき、
R5基、R6基およびR7基を有する炭素は不斉でなければならないことが理解される)であり、以下の式(IIIa)の化合物:
Figure 0004723245
を除いた化合物、好ましくは任意の公知の先行技術の他の化合物を除いた化合物である。
本出願のさらなる他の主題は、式HN−CR5R6R7のアミンを調製するための新規な中間体、すなわち以下の式(IIIb):
Figure 0004723245
(式中、
R’1およびR’2はメチル基を表し、R’’は、
− 1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− n=1、2、3または4であり、R’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基を表す−(CHCHO)R’’’タイプの基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
を表し、
R7は、既に示した意味を有する)の化合物である。
本出願の他の主題は、式HN−CHR6R7のアミンを調製するための新規な中間体、すなわち以下の式(IIIa)の化合物:
Figure 0004723245
− 4−[(S)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−[(R)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−[(S)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−[(R)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−(1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−(1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエチル)エチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−(1−エチルブチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−(1−エチルイソブチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−(1−フェニルプロピルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− 4−(1−フェニルエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
− (ヘキシル−3,4−ジアミノ)−4,4’−ビス[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール]である。
本出願の他の主題は、式HN−CR5R6R7のアミンを調製するための新規な中間体、すなわち以下の式(IV):
Figure 0004723245
(式中、
R’1およびR’2はメチル基を表し、
R’’は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− nが1から4の範囲の整数を表し、R’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である−(CHCHO)R’’’基
を表し、
R5は、
− 水素、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
を表し、
R6は、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、ヒドロキシル基またはアミノ基により場合によっては置換されている1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− R’’’’が、1個から4個の炭素原子を含むアルキル基またはベンジル基を表す−CHOR’’’’基
を表し、あるいは
R5およびR6は、それらが結合している炭素原子と一緒に、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基により場合によっては置換されている5個から7個の炭素原子を含む環を形成でき、
R5基およびR6基は、R’’が水素を表す場合、場合によっては置換されているアリール基であることが理解される)の化合物であって、以下の化合物:
Figure 0004723245
を除いた化合物、好ましくは任意の公知の先行技術の他の化合物を除いた化合物である。
本出願の他の主題は、式HN−CR5R6R7のアミンを調製するための新規な中間体、すなわち以下の式(IVa):
Figure 0004723245
(式中、
R’1およびR’2はメチル基を表し、
R’’は、
− 1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
− 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基またはフェニル基により場合によっては置換されている7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
− nが1から4の範囲の整数を表し、R’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である−(CHCHO)R’’’基を表す)の化合物である。
本出願の他の主題は、式HN−CR5R6R7のアミンを調製するための新規な中間体、すなわち以下の式(IV)および(IVa)の化合物:
Figure 0004723245
Figure 0004723245
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ブチルイミン
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]イソブチルイミン
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−(エトキシカルボニル)メチルイミン
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−フェニルエチルイミン
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−メチル−2,2−ジメトキシエチルイミン
− ビス[N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]メチルイミン]
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン
− N−[(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミンである。
上記の方法を実施する他の好ましい条件下で、式(III)または(IIIa)の立体異性体が、場合によってはキラル高性能液体クロマトグラフィーにより分離される。
この理由のため、本出願の他の主題は、上記の方法に従って得られた式(III)または(IIIa)の化合物の鏡像異性的に純粋なジアステレオ異性体である。
上記の方法を実施するさらに他の好ましい条件下で、式(IIIa)のジアステレオ異性体が、四級化後、結晶化により分離される。
この理由のため、本出願の他の主題は、上記方法に従って得られた式(IIa)の化合物の鏡像異性的に純粋なジアステレオ異性体である。
本出願のさらなる主題は、鏡像異性的に純粋な臭化1−ベンジル−4−[(R)−1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾリウムである。
本出願の最後の主題は、式(I)の第一級アミンの製造における上記の中間体の使用である。
上記の方法を実施するための好ましい条件は、上記を標的とする本発明の他の主題、特に中間体に対しても適用される。
以下の実施例は、本出願を説明する。
1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミン
6mlのテトラヒドロフラン(THF)および3.5mmolの臭化1−ベンジル−4−(1−フェニル−2,2−ジメトキシ−エチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾリウムを、還流冷却器およびマグネチックスターラを具備した100ml丸底フラスコ内に導入し、次いで水素化ホウ素リチウムの2mol/lTHF溶液の1.75mlを周囲温度で約1時間から2時間かけて加える。引き続き反応媒体の攪拌を周囲温度で3時間続けてから、3時間還流した。周囲温度に戻した後、20mlの20%水酸化ナトリウム水溶液を加え、次いで水相をジクロロメタンで抽出する。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。このアミンを蒸留により精製する。0.19gの予想化合物を得る。
H NMR(CDCl):δ3.27(s,3H,CH)、3.46(s,3H,CH)、4.04(d,J=6.2Hz,1H,CH)、4.33(d,J=6.2Hz,1H,CH)、7.33〜7.45(m,5H,H芳香族)ppm。
13C NMR(CDCl):δ55.26(CH)、55.62(CH)、57.99(CH)、108.79(CH)、125.39〜128.74(CH芳香族)、141.28(C芳香族)ppm。
400Pa(3mmHg)でTbp=108℃
1−エチル2,2−ジメトキシエチルアミン
この化合物は、臭化1−ベンジル−4−(1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾリウムを用いる以外は実施例1のとおりに調製する。このアミンを蒸留により精製する。0.45gの予想化合物を得る。
H NMR(CDCl):δ0.99(t,J=7.5Hz,3H,CH)、1.65(m,2H,CH)、2.99(m,1H,CH)、3.40(s,3H,CH)、3.43(s,3H,CH)、4.28(d,J=5.4Hz,1H,CH)、6.2(s,2H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ10.35(CH)、21.14(CH)、54.08(CH)、54.68(CH)、54.84(CH)、108.25(CH)ppm。
2666.4Pa(20mmHg)でTbp=62〜63℃
臭化1−ベンジル−4−[(R)−1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾリウム(式(IIIa)の化合物の四級化)
1.5gの4−[(R)−1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールおよび0.6gの臭化ベンジルをマグネチックスターラおよび塩化カルシウム乾燥管を具備した丸底フラスコ内に導入する。反応媒体を周囲温度で約48時間攪拌を続ける。その後3mlのTHFを加え、混合物をろ過する。得られた固体をTHFから再結晶する。
[α]25 =−143.70°(c=1.137,CHCl
融点=170〜172℃
H NMR(CDCl):δ0.44(d,J=6.8Hz,3H,CH)、1.84(d,J=6.6Hz,3H,CH)、3.23(s,3H,CH)、3.43(s,3H,CH)、3.59(s,3H,CH)、3.75(s,3H,CH)、4.71(d,J=7.6Hz,1H,CH)、4.90(m,2H,CH)、5.50(m,3H,CH+CH)、7.13〜7.41(m,10H,H芳香族)、8.33(s,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ14.85(CH)、18.57(CH)、54.16(CH)、55.03(CH)、55.67(CH)、57.52(CH)、59.98(CH)、67.25(CH)、68.39(CH)、69.18(CH)、104.98(CH)、127.52〜129.19(CH芳香族)、132.27(C芳香族)、136.65(C芳香族)、156.03(N−C=N)、158.08(N−C=N)ppm。
4−[1−メチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
0.86gの塩化セリウムをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の30mlテトラヒドロフラン中に窒素下で導入する。この混合物を周囲温度で30分間攪拌してから、超音波下でさらに30分間攪拌する。超音波処理停止後、反応媒体を−78℃の温度にする(エタノール/液体窒素浴)。この温度で6.5mlの1.6Mメチルリチウム溶液を約15分かけて加える。次に媒体を−78℃の温度で1時間維持する。その後、反応媒体の温度を約10分かけて0℃の温度にする。次に反応媒体を再度−78℃にする。この温度で、10mlのテトラヒドロフラン中1gのN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミンを1時間かけて加える。この添加の終了時に温度を−78℃で2時間維持してから、反応媒体を一晩周囲温度に戻す。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相を酢酸エチルで数回抽出して有機相を合わせ;生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。0.8gの予想化合物を得る。
H NMR(CDCl):2種のジアステレオマーが存在、分割または重複シグナル:δ0.85(d,J,3H,CH)、1.5(d,J,6H,CH)、3.1〜3.3(m,12+1H,CH+CH)、4.1(d,J,1H,CH)、4.5〜4.8(q,J,2H,CH)、5.3(d,J,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ13.27〜13.62(CH)、17.14〜20.06(CH)、54.17〜57.3(CH)、69.21〜69.77(CH)、106.027〜106.297(CH)、154.78〜155.10(N−C=N)ppm。
4−[(RおよびS)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
1gのN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミンおよび1.3gの臭化マグネシウムをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の60mlジクロロメタン中に窒素下で導入する。この反応媒体を周囲温度で20分間攪拌してから、0℃に冷却する。引き続いてジエチルエーテル(15ml)中で予め調製した0.018molの臭化エチルマグネシウムを、約1時間かけて滴下により加える。この添加の終了時に、反応媒体を0℃で3時間攪拌を続ける。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相を30mlのCHClで5回抽出する。有機相を合わせ、生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。1.09gのジアステレオ異性体混合物を得る。
このジアステレオ異性体混合物を、固定相がChiralpak AD(登録商標)(アミローストリス(3,5−ジメチルフェニルカルバメート))である10mm×250mmカラム上、以下の条件下でクロマトグラフ(m=0.63g)にかける:
− 周囲温度
− 4ml/分の流速
− 移動相ヘキサン/イソプロパノール(60/40)
− 210nmにおける吸収測定による分離
4−[(S)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
[α]25 =+25.42°(c=0.676,CHCl
融点=74℃
H NMR(CDCl):δ0.89(t,J=7.4Hz,3H,CH)、1.43(m,2H,CH)、1.59(d,J=6.6Hz,6H,CH)、3.28(s,6H,CH)、3.293(s,6H,CH)、3.37(m,1H,CH)、4.19(d,J=4.8Hz,1H,CH)、4.75(q,J=6.6Hz,2H,CH)、5.55(d,J=4.8Hz,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ10.55(CH)、16.83(CH)、21.78(CH)、54.76(CH)、54.95(CH)、56.02(CH)、62.27(CH)、69.41(CH)、105.43(CH)、154.77(N−C=N)ppm。
4−[(R)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
[α]25 =−13.57°(c=1.024,CHCl
融点=67〜68℃
H NMR(CDCl):δ0.82(t,J=7.5Hz,3H,CH)、1.4(m,2H,CH)、1.61(d,J=6.8Hz,6H,CH)、3.26(s,6H,CH)、3.35および3.37(s,6H,CH)、3.39(m,1H,CH)、4.3(d,J=5.2Hz,1H,CH)、4.75(q,J=6.8Hz,2H,CH)、5.33(d,J=4.2Hz,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ10.12(CH)、17.27(CH)、21.50(CH)、54.87(CH)、54.96(CH)、55.54(CH)、62.44(CH)、69.19(CH)、104.84(CH)、154.97(N−C=N)ppm。
4−[1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
4.3gの塩化セリウムをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の50mlTHF中に窒素下で導入する。この混合物を周囲温度で2時間攪拌してから、超音波下でさらに1時間攪拌する。超音波処理停止後、反応媒体を−78℃の温度(エタノール/液体窒素浴)にしてから、臭化フェニルマグネシウム溶液(0.0175mol)を約15分かけて加える。次に−78℃の温度で2時間媒体の攪拌を維持する。その後、反応媒体の温度を−100℃の温度にする。この温度で、10mlのTHF中1g(0.0035mol)のN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミンを1時間かけて加える。次にこの反応媒体の攪拌を−100℃で2時間続けてから、一晩周囲温度に戻す。反応媒体を飽和NaHCO水溶液(50ml)に注ぐ。水相を酢酸エチルで数回抽出してから有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。1.60gの予想化合物を得る。
H NMR(CDCl):ジアステレオマーの混合物δ1.33または1.5(d,J=6.6Hz,6H,CH)、3.21(s,6H,CH)、3.26(s,3H,CH)、3.46(s,3H,CH)、4.28または4.5(q,J=6.6Hz,2H,CH)、4.52(m,1H,CH)、4.71(d,J=6.2Hz,1H,CH)、5.78(d,J=4.6Hz,1H,NH)、7.13〜7.28(m,5H,H芳香族)ppm。
13C NMR(CDCl):ジアステレオマーの混合物δ16.47および18.00(CH)、54.43および55.88(CH)、67.102および67.35(CH)、68.21および70.47(CH)、105.30および105.50(CH)、128.78〜129.26(CH芳香族)、136.07(C芳香族)、154.28および155.10(N−C=N)ppm。
4−[(RおよびS)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
1gのN−[(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミンをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の60mlジクロロメタン中に窒素下で導入する。引き続いてこの温度を0℃にし、ジエチルエーテル(15ml)中で予め調製した0.018molの臭化エチルマグネシウムを、約1時間かけて滴下により加える。この添加の終了時に、反応媒体の攪拌を0℃で3時間続ける。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相を30mlのCHClで5回抽出して有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。1.00gのジアステレオ異性体混合物を得る。
このジアステレオ異性体混合物を、固定相がChiralpak AD(登録商標)(アミローストリス(3,5−ジメチルフェニルカルバメート))である10mm×250mmカラム上、以下の条件下でクロマトグラフ(m=0.45g)にかける:
− 周囲温度
− 4ml/分の流速
− 移動相ヘキサン/イソプロパノール(80/20)
− 210nmにおける吸収測定による分離
4−[(R)−1−エチル−2.2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
[α]25 =+7.85°(c=0.764,CHCl
融点=94℃
H NMR(CDCl):δ0.91(t,J=7.5Hz,3H,CH)、1.22(t,J=7Hz,6H,CH)、1.5(m,2H,CH)、1.72(d,J=6.8Hz,6H,CH)、3.48(s,3H,CH)、3.49(s,3H,CH)、3.5(m,5H,CHおよびCH)、4.42(d,J=5Hz,1H,CH)、4.91(q,J=6.8Hz,2H,CH)、5.58(d,J=5Hz,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ15.36(CH)、17.91(CH)、21.47(CH)、55.05(CH)、55.81(CH)、62.65(CH)、62.97(CH)、68.06(CH)、105.01(CH)、155.10(N−C=N)ppm。
4−[(S)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
[α]25 =+45.42°(c=1.114,CHCl
融点=88℃
H NMR(CDCl):δ0.85(t,J=7.5Hz,3H,CH)、1.14(t,J=7Hz,6H,CH)、1.45(m,2H,CH)、1.60(d,J=6.8Hz,6H,CH)、3.31(s,3H,CH)、3.37(s,3H,CH)、3.45(m,5H,CHおよびCH)、4.20(d,J=5Hz,1H,CH)、4.81(q,J=6.8Hz,2H,CH)、5.59(d,J=5Hz,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ15.41(CH)、17.53(CH)、21.15(CH)、54.73(CH)、56.07(CH)、62.60(CH)、63.06(CH)、68.36(CH)、105.44(CH)、155.05(N−C=N)ppm。
4−[1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
0.7gのN−[(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミンをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の40mlジクロロメタン中に窒素下で導入する。引き続いてこの温度を0℃にし、ジエチルエーテル(7ml)中で予め調製した0.093molの臭化エチルマグネシウムを、約1時間かけて滴下により加える。引き続き反応媒体の攪拌を0℃で3時間続ける。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相を15mlのCHClで5回抽出して有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。0.8gの予想化合物を得る。
以下の条件でガスクロマトグラフィーの保持時間:
=18.42分:
− 検出:水素炎イオン化検出器
− キャピラリーカラム:CP−SIL 5(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.25mm)、Chrompackにより製造
− インジェクター温度:300℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:180℃から280℃(8℃/分)、次に280℃で20分、および
以下の条件でt=27.13分:
− 検出:水素炎イオン化検出器
− キャピラリーカラム:CP−SIL 5CB−MF(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.32mm)、Chrompack(登録商標)により製造
− インジェクター温度:250℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:170℃で5分、次に170℃から280℃(3℃/分)、次いで280℃で30分。
EI MSm/z(相対強度、%):329(M−75,39)、253(34)、212(10)、177(24)、122(27)、75(100)、59(36)、45(57):以下の条件下でガスクロマトグラフィーと連結した質量分析計(Unicam 150質量分析計検出器に連結したVarian 3500 GC装置)により分析:
− キャピラリーカラム:BPX35(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.25mm)、SGEにより製造
− インジェクター温度:300℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:120℃から220℃(10℃/分)、次いで220℃で5分、次いで220℃から280℃(10℃/分)。
4−[1−エチルブチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
25mlのTHFをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100mlの三頚フラスコ内に窒素下で導入する。ジエチルエーテル中で予め調製した臭化エチルマグネシウム溶液を加える。反応媒体の温度を0℃にする。N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ブチルイミン溶液(0.7g、5mlTHF)を約1時間かけて加える。この添加終了時に、反応媒体温度を0℃に3時間維持する。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相をジクロロメタンで数回抽出して有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。0.85gの予想化合物を得る。
H NMR(CDCl):δ0.85(m,6H,CH)、1.3(m,6H,CH)、1.58(d,J=6.6Hz,6H,CH)、3.2(m,1H,CH)、3.28(s,6H,CH)、4.7(q,J=6.6Hz,2H,CH)、5.07(d,J=3.8Hz,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ9.63(CH)、14.25(CH)、17.52(CH)、18.64(CH)、21.14(CH)、33.87(CH)、55.28(CH)、61.41(CH)、70.03(CH)、155.06(N−C=N)ppm。
4−[1−エチルイソブチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
25mlのTHFをマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100mlの三頚フラスコ内に窒素下で導入する。ジエチルエーテル中で予め調製した臭化エチルマグネシウム溶液を加える。反応媒体の温度を0℃にしてからN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]イソブチルイミン溶液(0.5g、5mlTHF)を約1時間かけて加える。この添加終了時に、反応媒体温度を0℃に3時間維持する。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相をジクロロメタンで数回抽出して有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。
粗収率=100%;m=0.60g。
H NMR(CDCl):δ0.75(t,J=7.4Hz,3H,CH)、0.84(d,J=6.88Hz,3H,CH)、0.93(d,J=6.9Hz,3H,CH)、1.4(m,2H,CH)、1.55(d,J=6.6Hz,6H,CH)、1.8(m,1H,CH)、3.05(m,1H,CH)、3.25(s,6H,CH)、4.68(q,J=6.6Hz,2H,CH)、5.06(d,J=3.4Hz,1H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ10.75(CH)、16.81(CH)、17.26(CH)、18.04(CH)、20.80(CH)、28.18(CH)、55.13(CH)、65.71(CH)、69.74(CH)、155.19(N−C=N)ppm。
4−[1−フェニルプロピルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(有機金属化合物による式(IV)の化合物処理)
4.05mlの臭化エチルマグネシウムの3Mジエチルエーテル溶液をマグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の35mlTHF中に窒素下で導入する。反応媒体の温度を0℃にしてからN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ベンジルイミン溶液(0.7g、5mlTHF)を約1時間かけて加える。この添加終了時に、媒体温度を0℃で3時間維持する。反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相をジクロロメタンで数回抽出して有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。0.90gの予想化合物を得る。
ガスクロマトグラフィーの保持時間:
=27.27分(S,S,S)
以下の条件でt=27.69分(S,S,R):
− 検出:水素炎イオン化検出器
− キャピラリーカラム:CP−SIL 5(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.25mm)、Chrompackにより製造
− インジェクター温度:300℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:120℃から230℃(7℃/分)、次いで230℃から280℃(3℃/分)、次に280℃で10分
EI MSm/z(相対強度、%):318(M、1)、289(M−29,19)、257(46)、225(14)、170(43)、134(45)、122(41)、91(100)、59(57):以下の条件下でガスクロマトグラフィーと連結した質量分析計(Unicam 150質量分析計検出器に連結したVarian 3500 GC装置)により分析:
− キャピラリーカラム:BPX35(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.25mm)、SGEにより製造
− インジェクター温度:300℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:120℃から220℃(10℃/分)、次いで220℃で5分、次いで220℃から280℃(10℃/分)。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−(2,2−ジメトキシエチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
60mlの1,2−ジクロロエタン、7.8gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールおよび8.1gの60%ジメトキシエタナール水溶液を、マグネチックスターラおよび還流冷却器および滴下ロートを載せた重相ディーンスターク装置を具備した100ml三頚フラスコ内に導入する。反応媒体を還流して共沸蒸留により水を除く。次に0.15gのパラ−トルエンスルホン酸(PTSA)を導入し、反応媒体を3時間還流する。周囲温度に戻した後、トリエチルアミンの添加により媒体を中和してから濃縮する。残渣を高温条件下のヘプタン中に入れ、ろ過および乾燥する。10.3gの予想生成物を得る。
融点=96〜100℃
[α]25 =−72.29°(c=1.256,CHCl
H NMR(CDCl):δ1.62(d,J=6.7Hz,6H,CH)、3.32(s,6H,CH)、3.52(2 adhering s,6H,CH)、4.7(q,J=6.8Hz,2H,CH)、4.97(d,J=5.4Hz,1H,CH)、8.17(d,J=5.4Hz,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.21(CH)、54.33(CH)、54.56(CH)、55.85(CH)、70.31(CH)、101.75(CH)、151.90(N−C=N)、165.69(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
この化合物は、(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを用いること以外、実施例12のとおり調製される。5.2gの粗製物(オイル)を得る。
[α]25 =−65.75°(c=1.142,CHCl
H NMR(CDCl):δ1.02(t,J=7Hz,6H,CH)、1.45(d,J=6.7Hz,6H,CH)、3.25(m,4H,CH)、3.36(s,6H,CH)、4.63(q,J=6.8Hz,2H,CH)、4.81(d,J=5.4Hz,1H,CH)、8.08(d,J=5.4Hz,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ14.921(CH)、17.476(CH)、54.067(CH)、54.335(CH)、63.749(CH)、68.641(CH)、101.561(CH)、152.066(N−C=N)、165.574(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
この化合物は、(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾールを用いること以外、実施例12のとおり調製される。1.8gの粗製物(オイル)を得る。
H NMR(CDCl):δ1.56(d,J=6.8Hz,6H,CH)、3.21(s,6H,CH)、3.45(s,6H,CH)、3.50(m,8H,CH)、4.77(q,J=6.8Hz,2H,CH)、4.94(d,J=4.8Hz,1H,CH)、8.33(d,J=5Hz,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.367(CH)、53.816(CH)、54.038(CH)、58.562(CH)、67.102(CH)、69.016(CH)、71.415(CH)、101.272(CH)、151.769(N−C=N)、167.890(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ブチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
0.54gのブチルアルデヒドおよび1.5gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せたディーンスターク装置を具備した100ml丸底フラスコ内の触媒量(0.02モル当量)のパラ−トルエンスルホン酸存在下のトルエン(20ml)中に導入する。反応媒体を3時間加熱還流する。周囲温度に戻し、トリエチルアミンの添加による中和後、媒体を濃縮する。1.80gの予想化合物(オイル生成物)を得る。
H NMR(CDCl):δ1.01(t,J=7.4Hz,3H,CH)、1.53(d,J=6.8Hz,6H,CH)、1.7(m,2H,CH)、2.49(m,2H,CH)、3.23(s,6H,CH)、4.6(q,J=6.8Hz,2H,CH)、8.07(t,J=5.4Hz,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ13.56(CH)、17.14(CH)、18.74(CH)、35.00(CH)、55.66(CH)、70.22(CH)、151.35(N−C=N)、175.08(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]イソブチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
0.36gのイソブチルアルデヒドおよび1gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せたディーンスターク装置を具備した100ml丸底フラスコ内の触媒量(0.02モル当量)のパラ−トルエンスルホン酸存在下のトルエン(10ml)中に導入する。反応媒体を3時間加熱還流する。周囲温度に戻し、トリエチルアミンの添加による中和後、媒体を濃縮する。1.20gの予想生成物(オイル生成物)を得る。
H NMR(CDCl):δ1.12(d,J=6.85Hz,6H,CH)、1.46(d,J=6.75Hz,6H,CH)、2.72(m,1H,CH)、3.16(s,6H,CH)、4.53(q,J=6.75Hz,2H,CH)、7.90(d,J=5.3Hz,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.17(CH)、18.67(CH)、32.48(CH)、55.85(CH)、70.34(CH)、151.44(N−C=N)、179.57(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−(エトキシカルボニル)メチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
0.64gのグリオキシル酸エチルの50%トルエン溶液および0.6gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せたディーンスターク装置を具備した100ml丸底フラスコ内の触媒量(0.02モル当量)のパラ−トルエンスルホン酸存在下のトルエン(10ml)中に導入する。反応媒体を3時間加熱還流する。周囲温度に戻した後、媒体を濃縮する。0.80gの予想化合物(オイル生成物)を得る。
H NMR(CDCl):δ1.23(t,J=7.12Hz,3H,CH)、1.45(d,J=6.75Hz,6H,CH)、3.18(s,6H,CH)、4.25(q,J=7.12Hz,2H,CH)、4.63(q,J=6.75Hz,2H,CH)、8.32(s,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ13.915(CH)、16.979(CH)、55.983(CH)、62.485(CH)、70.058(CH)、152.305(N−C=N)、152.761(COOR)、161.425(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ベンジルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
1.8gのベンズアルデヒドおよび3.4gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せたディーンスターク装置を具備した100ml丸底フラスコ内の触媒量(0.02モル当量)のパラ−トルエンスルホン酸存在下のトルエン(60ml)中に導入する。反応媒体を3時間加熱還流する。周囲温度に戻し、トリエチルアミンの添加による中和後、媒体を濃縮する。微量のベンズアルデヒドを除くために残渣をヘキサン中で攪拌する。4.20gの予想化合物(オイル生成物)を得る。
H NMR(CDCl):δ1.65(d,J=6.75Hz,6H,CH)、3.36(s,6H,CH)、4.77(q,J=6.8Hz,2H,CH)、7.50〜7.62(m,3H,H芳香族)、7.87〜7.92(m,2H,H芳香族)、8.82(s,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.35(CH)、56.09(CH)、70.47(CH)、129.10〜133.09(C芳香族)、151.98(N−C=N)、167.31(CH)ppm。
N,N’−ビス[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]メチルイミン(アルデヒドによる式(V)の化合物処理)
1gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールおよび0.36gの40%グリオキサール水溶液を、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せた重相ディーンスターク装置を具備した100ml三頚フラスコ内に導入する。2時間攪拌後、15mlの1,2−ジクロロエタンを加える。混合物は、1時間攪拌を続け、次いで触媒量のパラ−トルエンスルホン酸(0.02モル当量)を導入し、反応媒体を3時間還流する。周囲温度に戻し、媒体を濃縮する。着色オイルを得る。
H NMR(CDCl):δ1.59(d,J=6.6Hz,12H,CH)、3.29(s,12H,CH)、4.75(q,J=6.7Hz,4H,CH)、8.85(s,2H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.10(CH)、55.91(CH)、70.29(CH)、152.46(N−C=N)、159.22(CH)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−メチルベンジルイミン(ケトンによる式(V)の化合物処理)
0.6gのアセトフェノンおよび1gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せたディーンスターク装置を具備した100ml丸底フラスコ内の触媒量(0.02モル当量)のパラ−トルエンスルホン酸存在下のオルト−キシレン(10ml)中に導入する。反応媒体を40時間加熱還流する(変化をガスクロマトグラフィー(GC)によりモニターする)。周囲温度に戻した後、媒体をトリエチルアミンで中和し、濃縮する。残渣を高温条件下のヘキサン中に数回溶かし、上澄液相を分離する。固体が分離相に形成される。1.00gの予想化合物を得る。
融点=102℃
H NMR(CDCl):(非分解ピークにトリアゾール環のシグナル)δ1.60(m,6H,CH)、2.25(s,3H,CH)、4.6(m,2H,CH)、7.52〜7.61(m,3H,H芳香族)、7.96〜8.02(m,2H,H芳香族)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.05(CH)、17.468(CH)、55〜56(CH)、70〜71(CH)、127.61〜135.61(C芳香族)、151(N−C=N)、179.99(C第四級)ppm。
N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシ−1−メチルエチルイミン(ケトンによる式(V)の化合物処理)
0.79gのピルブアルデヒドジメチルアセタールおよび1gの(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を載せたディーンスターク装置を具備した100ml丸底フラスコ内の触媒量(0.02モル当量)のパラ−トルエンスルホン酸存在下のトルエン(15ml)中に導入する。反応媒体を6時間加熱還流する。周囲温度に戻した後、媒体を濃縮する。1.20gの予想化合物(オイル状生成物)を得る。
H NMR(CDCl):δ1.38(d,J=6.65Hz,6H,CH)、1.64(s,3H,CH)、3.08(s,6H,CH)、3.33(s,3H,CH)、3.36(s,3H,CH)、4.31(m,2H,CH)、4.63(s,1H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ13.598(CH)、16.6〜17.4(CH)、55.211(CH)、55.617(CH)、56.180(CH)、70.345(CH)、104.994(CH)、150.648(N−C=N)、182.991(C第四級)ppm。
4−[1−フェニルエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(式(IV)の化合物の接触水添) 0.3gのN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ベンジルイミンおよび1.5gの50%ラネーニッケル水溶液をオートクレーブ内の100mlエタノール中に導入する。媒体を10バールの水素下に置き、100℃で約24時間加熱する。セライトを通して反応媒体をろ過し、濃縮する。0.27gの予想化合物を得る。
4−[1−フェニルエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール(式(IV)の化合物の還元)
0.3gのN−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−メチルベンジルイミンを、100ml丸底フラスコ内の5mlのTHF中に導入する。テトラヒドロフラン(0.98ml)中の2M溶液として1モル当量の水素化ホウ素リチウムを、周囲温度で約1.5時間かけて攪拌しながらこの溶液に加える。2時間還流後、この媒体を周囲温度で16時間攪拌し続ける。20%水酸化ナトリウム溶液(20ml)を、30mlのジクロロメタンと共に加える。沈降によって相を分離後、水相をジクロロメタンで数回抽出する。有機相を合わせ、生じた有機相を乾燥し濃縮する。0.30gの予想化合物を得る。
GC保持時間:
=25.98分(S,S,S)
以下の条件でt=26.54分(S,S,R):
− 検出:水素炎イオン化検出器
− キャピラリーカラム:CP−SIL 5(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.25mm)、Chrompackにより製造
− インジェクター温度:300℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:120℃から230℃(7℃/分)、次いで230℃から280℃(3℃/分)、次に280℃で10分
EI MSm/z(相対強度、%):318(M、1)、289(M−29,19)、257(46)、225(14)、170(43)、134(45)、122(41)、91(100)、59(57):以下の条件下でガスクロマトグラフィーと連結した質量分析計(Unicam 150質量分析計検出器に連結したVarian 3500 GC装置)により分析:
− キャピラリーカラム:BPX35(長さ30m;厚さ0.25μm;直径0.25mm)、SGEにより製造
− インジェクター温度:300℃
− 検出器温度:300℃
− カラム温度:120℃から220℃(10℃/分)、次いで220℃で5分、次いで220℃から280℃(10℃/分)。
実施例12の出発(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールの調製
鉱油で被覆された2.3gの60%水素化ナトリウムを、250ml三頚フラスコに導入する。この水素化ナトリウムを10mlの無水ヘキサンに懸濁し、10mlの無水ヘキサンで3回洗浄する。最後の洗浄後、水素化ナトリウムを60mlの無水ジメチルホルムアミド(DMF)に懸濁する。次に丸底フラスコに、噴水装置で供給される還流冷却器、およびマグネチックスターラを装備する。反応媒体の温度を0℃にしてから、文献J.Heterocycles、1987年、26巻、989〜1000頁に従って調製された(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−ヒドロキシエチル)−1,2,4−トリアゾールの35mlDMF溶液を、約15分かけて滴下により加える。ガスの発生が停止したら(添加終了後、約30分)、トシル酸メチル(0.058mol)の25mlDMF溶液を滴下により加える。添加終了後、さらに30分間温度を0℃に維持する。攪拌しながら、媒体を周囲温度に徐々に戻し、濃縮し、残渣を50/50(v/v)AcOEt/CHCl混液で5回抽出する。抽出相を濃縮する。得られたオイルを、10%水溶液としての0.029mol塩酸の添加により精製し、次いで10mlCHClで6回抽出を行う。次に10%水溶液としての0.029molの水酸化ナトリウムを、得られた水相に加えてから、CHClを用いて連続液−液抽出を実施する。得られた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮する。5.15gの予想化合物を得る(固化するオイル状生成物)。
H NMR(CDCl):δ1.33(d,J=6.7Hz,6H,CH)、3.05(s,6H,OCH)、4.53(q,J=6.7Hz,2H,CH)、5.35(s,2H,NH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ17.15(CH)、55.85(CH)、69.72(CH)、154.23(N−C=N)ppm。
実施例13の出発(S,S)−4−アミノ−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾールの調製
この化合物は、トシル酸エチルを用いる以外は実施例24のとおりに調製する。着色オイルが得られる。
H NMR(CDCl):δ1.06(t,J=7Hz,3H,CH)、1.50(d,J=6.7Hz,6H,CH)、3.4(m,4H,CH)、4.70(q,J=6.7Hz,2H,CH)、5.23(s,2H,NH2)ppm。
13C NMR(CDCl):δ15.30(CH)、18.20(CH)、64.30(CH)、69.30(CH)、153.90(N−C=N)ppm。
[ヘキシル−3,4−ジアミノ]−4,4’− ビス[S,S]−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール]
0.6gのN,N’− ビス[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]メチルイミンを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の25mlのCHCl中に窒素下で導入する。反応媒体を−10℃と0℃との間の温度にしてから、予め調製した臭化エチルマグネシウム(0.015mol)のジエチルエーテル溶液を、約1時間かけて加える。この添加の終了時に、反応媒体の攪拌を−10℃と0℃との間で約3時間続けてから、反応媒体を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相をCHClで数回抽出して有機相を合わせる。生じた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮する。
H NMR(CDCl):δ0.7〜1.1(m,6H,CH)、1.1〜1.7(m,17H,CH+CH)、3.1〜3.5(m,14H,CH+CH)、4.45〜4.85(数個のq,4H,CH)ppm。
13C NMR(CDCl):δ9.65〜11.94(CH)、16.67〜20.06(CH)、20.5〜20.9(CH)、55.06〜56.7(CH)、60.02〜63.05(CH)、69.05〜70.24(CH)、154.37〜155.27(N−C=N)ppm。
(S)および(R)−4−(1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−1,2,4−トリアゾール
1gのN−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−2,2−ジメトキシエチルイミンを、マグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した100ml三頚フラスコ内の25mlのジクロロメタン中に窒素下で導入する。塩化エチルマグネシウム(0.017mol)のジエチルエーテル溶液を、この溶液に周囲温度で攪拌しながら約1時間から2時間かけて少量づつ加える。この添加の終了時に、反応媒体の攪拌を周囲温度で2時間から3時間続けてから、飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぐ。水相を沈降によって分離し、水相をジクロロメタンで抽出する。有機相を合わせてMgSOで乾燥してから濃縮する。残渣を、中性アルミナ(AcOEt/5% MeOH)上フラッシュクロマトグラフィーにより精製する。0.50gの予想生成物を得る。
H NMR(200MHz,CDCl):0.92(t,J=7.4Hz,3H)、1.36(m,2H)、3.01(m,1H)、3.36(s,3H)、3.40(s,3H)、4.19(d,J=5.6Hz,1H)、5.43(d,NH)、8.17(s,2H)ppm。
13C NMR(200MHz,CDCl):9.67(CH)、21.36(CH)、55.12(CH)、55.75(CH)、64.21(CH)、104.65(CH)、143.72(N−C=N)ppm。
立体異性体混合物を、Chiralcel OD−H(登録商標)カラム上、以下の条件下でクロマトグラフにかける:
− 周囲温度
− 1ml/分の流速
− 移動相ヘキサン/イソプロパノール(60/40)
− 220nmにおける吸収測定による分離
第1に溶出した(S)−(−)−鏡像異性体で明瞭な2本のピークへの良好な分離が見られる。
(S)−(−)−鏡像異性体:
保持時間t=8.99分
保持因子k=2.09
(R)−(+)−鏡像異性体:
保持時間t=10.68分
保持因子k=2.67
立体異性体混合物を、Chiralcel OD−R(登録商標)カラムでも以下の条件下でクロマトグラフにかける:
− 周囲温度
− 0.5ml/分の流速
− 移動相アセトニトリル
− 220nmにおいて吸収測定による分離
第1に溶出した(S)−(+)−鏡像異性体で明瞭な2本のピークへの良好な分離が見られる。
(S)−(+)−鏡像異性体:
保持時間t=9.36分
保持因子k=0.48
(R)−(−)−鏡像異性体:
保持時間t=12.21分
保持因子k=0.93
(S)および(R)−4−(1−イソブチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−1,2,4−トリアゾール
本化合物は、塩化イソブチルマグネシウムを用いること以外、実施例27のとおりに調製される。0.57gの予想化合物を得る。
H NMR(200MHz,CDCl):0.83(2d,J=6.6Hz,6H)、1.20(m,2H)、1.70(m,1H)、3.07(m,1H)、3.36(s,3H)、3.42(s,3H)、4.10(d,J=4.6Hz,1H)、5.24(d,NH)、8.16(s,2H)ppm。
13C NMR(200MHz,CDCl):22.06(CH)、23.27(CH)、24.58(CH)、37.98(CH)、55.57(CH)、56.20(CH)、61.24(CH)、105.69(CH)、143.98(N−C=N)ppm。
立体異性体混合物を、Chiralcel OD−H(登録商標)カラム上、以下の条件下でクロマトグラフにかける:
− 周囲温度
− 1ml/分の流速
− 移動相ヘキサン/イソプロパノール(90/10)
− 220nmにおける吸収測定による分離
明瞭な2本のピークへの良好な分離が見られる:
保持時間tR1=19.25分;tR2=23.02分
保持因子k=4.96;k=6.13
(S)および(R)−4−(1−ベンジル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−1,2,4−トリアゾール
本化合物は、塩化ベンジルマグネシウムを用いること以外、実施例27のとおりに調製される。1gの予想化合物を得る。
H NMR(200MHz,CDCl):2.8(m,2H)、3.35(m,1H)、3.44(s,3H)、3.48(s,3H)、4.25(d,J=4.6Hz,1H)、5.32(d,NH)、7.18〜7.39(m,5H芳香族)、8.00(s,2H)ppm。
13C NMR(200MHz,CDCl):35.54(CH)、55.60(CH)、56.04(CH)、65.23(CH)、105.19(CH)、127.07、128.88および129.18(CH芳香族)、137.10(C芳香族)、143.57(N−C=N)ppm。
立体異性体混合物を、Chiralpak AS(登録商標)カラム上、以下の条件下でクロマトグラフにかける:
− 周囲温度
− 1ml/分の流速
− 移動相ヘキサン/エタノール(50/50)
− 220nmにおける吸収測定による分離
明瞭な2本のピークへの良好な分離が見られる:
保持時間tR1=8.29分;tR2=11.49分
保持因子k=1.74;k=2.79
実施例27、28および29の出発N−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−2,2−ジメトキシエチルイミンの調製
2gの4−アミノ−1,2,4−トリアゾール(Aldrich)および4.1gの60%ジメトキシエタナール水溶液を、マグネチックスターラおよび還流冷却器を具備した50ml丸底フラスコ内に導入する。この混合物を、約100℃の温度で攪拌しながら約2時間加熱する。反応媒体を減圧下(P=666.7 Pa)(5 mmHg)に置き、温度を100℃まで上昇させる。残渣を30mlのジクロロメタンに溶かすと、灰白色懸濁液が形成される。無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過および濃縮後、3.70gの予想生成物を得る。
H NMR(200MHz,CDCl):3.49(s,6H)、4.94(d,J=4.8Hz,1H)、8(d,J=4.8Hz,1H)、8.6(s,2H)ppm。
13C NMR(200MHz,CDCl):54.33(CH)、101.20(CH)、138.15(N−C=N)、155.60(C=N)ppm。

Claims (6)

  1. 式(Ia):
    Figure 0004723245
    (式中、
    R5、R6およびR7は下記式(IIa)に対し下記に示すとおりである)の第一級アミン類の調製法であって、
    式(IIa):
    Figure 0004723245
    (式中、
    R1およびR2は、同一であるか、または異なり、
    − 水素、
    − i)1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基により、ii)nが1から4の範囲の整数を表しおよびR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である1つ以上の−(OCHCHO)R’’’基により、iii)1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含む1つ以上の−O−アリール基により、またはiv)1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含む1つ以上の−O−アラルキル基により、置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリール基
    を表し、
    R4は、
    − −COOH基またはR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基を表す−COOR’’’基 により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または−COOH基またはR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状もしくは分枝状アルキル基を表す−COOR’’’基 により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
    − ポリスチレンおよびポリ(スチレン−コ−ジビニルベンゼン)残基から選択される、アルキル化基により官能化されている有機ポリマー残基
    を表し、
    Aは、
    − ハロゲン、
    − 1つ以上のハロゲン基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含むアルキルスルホネート基、
    − 1つ以上のハロゲン基または1個から4個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリールスルホネート基、
    − 1個から6個の炭素原子を含むアルキルスルフェート基、
    − 硫酸水素塩基、
    − ヘミ硫酸塩基、
    − 過塩素酸塩基、
    − ヒドロキシド基(OH)
    を表し、
    R5は、
    − 水素、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のヒドロキシル基または1つ以上のアミノ基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基により置換されているまたは未置換の3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
    を表し、
    R6は、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のヒドロキシル基または1つ以上のアミノ基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基により置換されているまたは未置換の3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基、
    − R1、R2、R4およびAが既に示した意味を有する式
    Figure 0004723245
    を持つ基
    を表し、
    R7は、
    − 水素、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のヒドロキシル基または1つ以上のアミノ基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基により置換されているまたは未置換のされている3個から7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
    を表し、または
    R5およびR6は、それらが結合している炭素原子と一緒に、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基により置換されているまたは未置換の5個から7個の炭素原子を含む環を形成でき、
    但し、R5基、R6基およびR7基は互いに異なる)のトリアゾリウム塩と、
    水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、ポリ(メチルヒドロシロキサン)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム、水素化トリメトキシホウ素ナトリウムおよび水素化ホウ素リチウムから選択される水素化物との反応により、式(I)のアミンを得る方法。
  2. R4はメチル、エチル、ベンジル、またはα−フェニルエチルであり、さらに前記式(IIa)の化合物は、式(III):
    Figure 0004723245
    (式中、
    R1、R2、R5、R6およびR7は、請求項に既に示した意味を有する)の化合物と、
    窒素の四級化剤との反応により調製され、前記窒素の四級化剤はヨウ化メチル、塩化エチル、臭化エチル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、臭化ベンジルまたは臭化α−フェニルエチルであることを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 下の化合物:
    − 4−[(R)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−[(S)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−[(R)−1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−(1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−(1−エチル−2,2−ジメトキシエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−(1−エチルブチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−(1−エチルイソブチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−(1−フェニルプロピルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − 4−(1−フェニルエチルアミノ)−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール
    − (ヘキシル−3,4−ジアミノ)−4,4’−ビス[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール]。
  4. 下の化合物:
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]ブチルイミン
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]イソブチルイミン
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−(エトキシカルボニル)メチルイミン
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−フェニルエチルイミン
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1−メチル−2,2−ジメトキシエチルイミン
    − ビス[N−[(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]メチルイミン]
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−エトキシエチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン
    − N−[(S,S)−3,5−ビス(1−(2−メトキシエトキシ)エチル)−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,2−ジメトキシエチルイミン。
  5. 化1−ベンジル−4−[(R)−1−フェニル−2,2−ジメトキシエチルアミノ]−(S,S)−3,5−ビス(1−メトキシエチル)−1,2,4−トリアゾリウム。
  6. 前記式(IIa)のトリアゾリウム塩において:
    Aはハロゲンを表し、
    R1およびR2は、同一であるか、または異なり、
    − 水素、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基によりまたはnが1から4の範囲の整数を表しおよびR’’’が1個から4個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基である1つ以上の−(OCHCHO)R’’’基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    を表し、
    R4は7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基を表し、
    R5は水素を表し、
    R6は、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のヒドロキシル基または1つ以上のアミノ基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状または分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
    表し、
    R7は、
    − 水素、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のヒドロキシル基または1つ以上のアミノ基により置換されているまたは未置換の1個から6個の炭素原子を含む線状または分枝状アルキル基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の6個から10個の炭素原子を含むアリール基、
    − 1個から6個の炭素原子を含む1つ以上のアルコキシ基または1個から6個の炭素原子を含む1つ以上の線状もしくは分枝状アルキル基または1つ以上のフェニル基により置換されているまたは未置換の7個から16個の炭素原子を含むアラルキル基
    を表し、
    式(IIa)のトリアゾリウム塩は水素化ホウ素リチウムと反応して以下の式の第一級アミンを得ることを特徴とする請求項に記載の方法。
    Figure 0004723245
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